3612 ワールド 2021-08-04 15:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]

 



                    2022年3月期  第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                                                                                      2021年8月4日
上場会社名          株式会社ワールド                                                                      上場取引所  東
コード番号          3612 URL  http://corp.world.co.jp/
代表者            (役職名) 代表取締役 社長執行役員                           (氏名)鈴木                信輝
問合せ先責任者        (役職名) 副社長執行役員                                (氏名)中林                恵一         TEL  OFFICE 070-1256-0671
四半期報告書提出予定日               2021年8月16日                        配当支払開始予定日                    -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
 
                                                                                                          (百万円未満四捨五入)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
  (1)連結経営成績(累計)                                                                          (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                                                                        親会社の
                       売上収益               コア営業利益            営業利益                 税引前利益             四半期利益              所有者に帰属する
                                                                                                                        四半期利益
                     百万円         %        百万円        %     百万円         %        百万円          %   百万円              %   百万円         %
    2022年3月期第1四半期    40,532    22.8       1,446      -     1,941       -         1,733       -    1,303           -    1,435      -
    2021年3月期第1四半期    32,994   △45.0   △2,984         -   △3,189        -        △3,415       -   △2,431           -   △2,411      -
(参考)四半期包括利益合計額
    2022年3月期第1四半期 1,340百万円(-%) 2021年3月期第1四半期 △2,407百万円(-%)
(注)コア営業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除しております。
 
                       基本的1株当たり                     希薄化後1株当たり
                         四半期利益                        四半期利益

                                          円 銭                       円 銭
    2022年3月期第1四半期                         38.86                     38.73
    2021年3月期第1四半期                     △72.36                       △72.36
(注)2021年3月期第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2021年3
    月期第1四半期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映しております。
(注)希薄化後1株当たり四半期利益について、2021年3月期第1四半期においては、新株予約権の行使が1株当たり四
    半期損失を減少させるため、潜在株式は希薄化効果を有しておりません。
(注)基本的1株当たり四半期利益は、親会社の普通株主に帰属しない金額(その他の資本性金融商品の所有者に帰属す
    る金額)を考慮しております。
 
  (2)連結財政状態
                                                                                   親会社の所有者に                       親会社所有者
                              資産合計                       資本合計
                                                                                    帰属する持分                        帰属持分比率

                                       百万円                         百万円                           百万円                              %
    2022年3月期第1四半期                     237,730                      81,208                        79,753                         33.5
    2021年3月期                          245,386                      80,029                        78,435                         32.0
 
2.配当の状況
                                                                     年間配当金
 
                       第1四半期末                     第2四半期末            第3四半期末                       期末                      合計
                                 円 銭                     円 銭                      円 銭                     円 銭                  円 銭
    2021年3月期                          -                  0.00                        -                     0.00                 0.00
    2022年3月期                          -                                                                                    
  2022年3月期(予想)            0.00                                                       -                    31.00                31.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                                             (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                            親会社の所有者に 基本的1株当たり
                   売上収益          コア営業利益       営業利益         税引前利益
                                                                            帰属する当期利益   当期利益

                 百万円        %    百万円     %   百万円      %   百万円           %   百万円      %         円 銭
    第2四半期(累計)    93,441   18.2   1,124   -     94     -    △381         -    △93     -       △10.19
       通期       196,400    8.9   8,000   -   6,350    -    5,400        -    3,500   -         89.08
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
(注)コア営業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除しております。
(注)基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属しない金額(その他の資本性金融商品の所有者に帰属する
    金額)を考慮しております。
 
※  注記事項
  (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
       新規  -社  (社名)-、除外  -社  (社名)-
 
    (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
      ①  IFRSにより要求される会計方針の変更:無
      ②  ①以外の会計方針の変更                :有
      ③  会計上の見積りの変更                  :無
      (注)詳細は、添付資料P.13「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に関する
          注記事項」をご覧ください。
 
    (3)発行済株式数(普通株式)
      ①  期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q                     34,390,965株   2021年3月期         34,390,965株

      ②  期末自己株式数                         2022年3月期1Q         691,730株    2021年3月期           706,894株

    ③  期中平均株式数(四半期累計)    2022年3月期1Q 33,694,257株 2021年3月期1Q 33,325,365株
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
   (将来に関する記述等についてのご注意)
   本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
   する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
   様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注
   意事項等については、添付資料P.5「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報
   に関する説明」をご覧ください。
 
                               株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………      2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………      2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………      4
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………      5
    2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………      6
     (1)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………………………      6
     (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………      8
     (3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………………………     10
     (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………     12
     (5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………     13
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………     13
       (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………     13
       (セグメント情報) …………………………………………………………………………………………………     14
       (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………     16
 




                            - 1 -
                               株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年6月30日)の経営成績は、売上収益が405億32百万円(前
  年同期比22.8%増)、コア営業利益が14億46百万円(前年同期はコア営業損失29億84百万円)、営業利益が19億41
  百万円(前年同期は営業損失31億89百万円)、税引前四半期利益が17億33百万円(前年同期は税引前四半期損失34
  億15百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は14億35百万円(前年同期は親会社の所有者に帰属する四半
  期損失24億11百万円)と増収増益でした。
   売上収益は、気温の上昇に伴う春物衣料の立ち上がりを受けて、4月初めより順調なスタートをきりましたが、
  新型コロナウイルス感染症の再拡大が深刻さを増すなか、売上の回復基調は徐々に鈍化しました。特に、4月後半
  の大型連休より一部地域での緊急事態宣言発出に伴う商業施設の休業や営業時間の短縮等が回復に水を差し、その
  後の売上は5月を通じて低調な推移に終始しました。6月以降については、前年は緊急事態宣言の解除に伴う営業
  再開と在庫消化のためのセール強化の効果で自粛の反動増が見られましたが、本年は6月中も週末の店舗休業が続
  くなど、消費マインドの低迷や来店客数の減少は継続しました。
   店舗販路においては、前年8月に公表した構造改革の一環で約300店舗減少しておりますが、前年4月及び5月
  の緊急事態宣言の下で約9割の直営店舗が臨時休業となった状況よりも売上機会を確保できました。EC販路にお
  いては、前年は在庫消化を目的としたセール施策を強化しましたが、本年はプロパー販売主体で採算を重視した戦
  い方を推進しました。
   利益面においては、前第1四半期に販売機会を失った春物商品の在庫消化を促進する値引き販売の増加で利益率
  の大幅な低下を招いたという反省を活かし、当第1四半期は予め仕入れのタイミングや量をコントロールして、大
  半のブランドでプロパー中心の販売に拘ることで採算の改善に努めました。結果として、売上総利益率は前年同期
  比4.0ポイントの上昇となりました。販売費及び一般管理費では、一時帰休などに伴う雇用調整助成金収入の減少
  や、店舗の臨時休業等で抑制されていた家賃・賃借料の増加はありましたが、構造改革の効果も寄与する形で、販
  管費率は57.3%と前年同期比8.7ポイントの改善となりました。加えて、店舗休業協力金によって、営業利益以下
  の各利益段階での改善幅は一段と大きくなりました。
   
      セグメント別の状況は次のとおりです。
   
  ①    ブランド事業
   ブランド事業においては、ブランドポートフォリオ戦略を機動的に修正し、ブランド事業セグメント全体最適の
  視点で成長性と収益性のバランスを図っています。当第1四半期連結累計期間においては、全国小売店に向けた服
  飾・雑貨の卸販売事業を展開する㈱ワールドアンバー、家具の企画開発・生産、輸入・販売を手掛けてライフスタ
  イル分野で幅広く提案するB2B事業を営む㈱アスプルンドの二社について、ブランド事業セグメントからプラッ
  トフォーム事業セグメントに変更しています。
   百貨店を中心に展開するミドルアッパーブランドは、差別化された付加価値の高い商品開発を行う一方で、生活
  様態の変化に伴う通勤着需要の減少などに対し、ブランドらしさを残しながらカジュアル化を行うなどの変化が求
  められています。また、接客機会が減少する中、今まで以上に顧客様とのより強いつながりを構築するため、リモ
  ートによる受注イベントの開催といった新たな関係性の構築に積極的に取り組んでおります。
   ショッピングセンターを中心に展開するミドルロワーブランドにおいては、近年プロパー販売月とセール月の境
  目がなくなりつつある中で、春夏や秋冬といった従来の大きなシーズン括りに捉われず、仕入から販売期間が終わ
  るまでの商品ライフサイクルを今まで以上に短く捉え毎月の店頭鮮度を高めることで、頻度高くご来店いただける
  お客様にもつねに新たな発見がある店頭を実現してまいります。また、ライフスタイルブランドにおいては、季節
  ごとのモチベーションを生活雑貨で提案し、引き続きお客様の支持拡大に努めています。
   一方、投資グループにおいては、プラットフォームやシステムの導入によるシナジー効果の追求や収益構造の向
  上・確立をテーマに掲げております。開発・改革ブランドでは引き続き構造改革とそれに続く成長戦略の推進に取
  り組んでいます。また、M&Aブランドでは「靴」のバリューチェーンの大半を自社でカバーする神戸レザークロ
  ス㈱や、質の高い革小物を提供する㈱ヒロフを展開しています。
   そうしたなか、当連結会計年度の第1四半期におきましては、4月前半戦こそ順調にスタートを切りましたが、
  4月下旬からは再び緊急事態宣言が発出されて入居する商業施設の相次ぐ休館や営業時間の短縮もあり、消費意欲
  の減退を背景に営業店舗においても客数の減少傾向が顕著になりました。6月1日より平日を中心に営業再開とな
  りましたが、週末休業や時短営業の店舗が残る格好となり、消費の戻りは引き続き緩慢な状況です。
   




                            - 2 -
                             株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

 そのような環境下において、アパレルブランドにおいては、当第1四半期連結累計期間はリアル店舗とEコマー
スの両販路でプロパー販売に拘った採算重視の戦い方を推進して収益力の向上に努めました。とりわけ、かつて集
客力の高い立地であった都心百貨店や駅・ターミナル周辺を中心として客数の回復に苦戦する一方で、近隣型ショ
ッピングセンターを中心に展開している「シューラルー」の売上が堅調に推移するといった“回復の芽”が散見さ
れるようになってきました。
 一方でコロナ禍での家の過ごし方を充実させる生活雑貨業態では、バラエティに富んだ生活雑貨を取り扱う「ワ
ンズテラス」や、内食需要をうまく取り込んだ「212キッチンストア」は引き続き健闘しました。ブランド事業で
は、この生活雑貨業態を成長分野と位置付けて、Eコマース強化や出店・改装等の投資を継続強化しております。
 この結果、ブランド事業の経営成績は、前第1四半期の4月と5月にて緊急事態宣言による店舗休業の影響が本
年の同影響を大きく上回っていたことなどから、売上収益が343億98百万円(前年同期比24.5%増)(うち外部収
益は337億42百万円(前年同期比24.7%増))、コア営業利益(セグメント利益)が12億53百万円(前年同期比57
億49百万円増)と増収増益になりました。
 
② デジタル事業
 デジタル事業については、「B2Bソリューション」と「B2Cネオエコノミー」から成り立っており、デジタ
ル技術を梃子にしたトランスフォーメーションの牽引役として、当社グループにおける重点投資の領域と位置付け
ております。
 B2Bソリューションでは、Eコマースの運営受託とデジタルソリューションを行っております。
 Eコマースの運営受託では、自社ブランドを中心に販売する直営ファッション通販サイト「ワールドオンライン
ストア」の運営を受託しており、ブランド事業の直営店舗との相互送客(O2O)強化に取り組んでいます。ま
た、デジタルソリューションでは、自社の物流コスト抑制の取組みや基幹システムの刷新に限らず、他社に向けた
基幹システムやCRM(顧客管理)システム等の新たなソリューションの提供などの業容拡大にも注力しておりま
す。
 B2Cネオエコノミーにおいては、「シェアリング」や「カスタマイズ」といったキーワードを中心に事業を展
開しております。ラクサス・テクノロジーズ㈱ではブランドバッグに特化したサブスクリプション型レンタルサー
ビスを営み、TVCMでの認知度拡大を図りながらシェアリングエコノミーの浸透を牽引する一方、米国・
Original Inc.は、オンラインカスタムシャツブランド「オリジナルスティッチ」を運営し、キャラクターを活用
したIP(知的財産)ビジネス強化や原料ロスゼロへの挑戦といった価値創造の活動を本格化しています。
 デジタル事業の経営成績については、B2Bソリューションにおいて、Eコマース販路で商材や販促の集中投下
による集客面での店舗販路の下支えを進めたほか、デジタルソリューションの外販活動を一段と強力に推進しまし
た。一方で、B2Cネオエコノミーでは、第1四半期におけるラクサスでのTVCM費用の負担増に代表されると
おり、将来成長に向けた投資負担が先行している段階でもあります。これらのネオエコノミー事業領域において、
早期に収益基盤を確立してまいります。
 これらの結果として、売上収益は61億34百万円(前年同期比0.5%減)(うち外部収益は22億74百万円(前年同
期比12.2%増))、コア営業利益(セグメント利益)が5億41百万円の赤字(前年同期比3億17百万円減)と減収
減益になりました。
 
③ プラットフォーム事業
 プラットフォーム事業においては、ワールドグループが培ってきた様々なノウハウと仕組みを活用したプラット
フォームの外部企業へのオープン化を推進し、業界の枠組みを超えた新たな事業領域の拡大に取り組んでいます。
ブランド事業に記載したとおり、当第1四半期より㈱ワールドアンバーをブランド事業の卸からプラットフォーム
事業のライフスタイルプラットフォーム、㈱アスプルンドをブランド事業の国内ライフスタイルブランドからプラ
ットフォーム事業のライフスタイルプラットフォームに変更しております。また当該変更に伴い、事業区分の名称
を「ライフスタイルプラットフォーム(空間創造)」から「ライフスタイルプラットフォーム」に変更しておりま
す。
 生産プラットフォームの㈱ワールドプロダクションパートナーズは、自ら商社機能を発揮して直接貿易に取り組
み、製造子会社群の生産性改善を指導・支援するほか、他社アパレルの商品開発及び製造(OEM・ODM事業)
も強化しております。
 また、販売プラットフォームの㈱ワールドストアパートナーズは、全国を網羅する支店及び営業所できめ細やか
な販売支援体制を整えており、最近では他業種小売業の運営受託案件も拡大しております。
 ライフスタイルプラットフォームの㈱ワールドスペースソリューションズは、引き続きアパレル以外の業界にも
営業活動を広げて、什器・家具の製造販売、空間・店舗デザインの提供を着実に拡大しております。
 




                          - 3 -
                                株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

  プラットフォーム事業の経営成績においては、生産プラットフォームでは前第1四半期のコロナ禍を受けて国内
 自社工場の生産背景を活用したアイソレーションガウンの受注・生産拡大があり、商社と工場の両方で収益性が大
 きく改善した特需効果が当第1四半期に剥落したことで一時的に収益が減少しました。
  また、販売プラットフォームでは、コロナ感染拡大を背景にしたアウトレット店舗の運営やアトリエセール等の
 催事での集客の大幅減少といった厳しい収益環境のなか、雇用調整助成金収入による人件費負担の軽減などが収益
 を下支えしました。
  ライフスタイルプラットフォームでは、㈱アスプルンドが家具等の卸で堅調な推移を示した一方で、㈱ワールド
 スペースソリューションズにおいて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うホテルや飲食、アパレルなどの開業・
 改装案件の中止や延期の影響が大きく、当第1四半期に収益計上できる案件の大幅な減少で収益面においては厳し
 い結果となりました。
  結果として、売上収益は190億18百万円(前年同期比11.2%減)(うち外部収益は44億34百万円(前年同期比
 14.5%増))、コア営業利益(セグメント利益)が51百万円(前年同期比97.0%減)と減収減益になりました。
  
 ④ 共通部門
  事業セグメントに属さない共通部門においては、子会社からの配当や経営指導料等を収入として計上する一方、
 それでホールディングスのコーポレートスタッフ等の費用を賄うことを基本的な収益構造としておりますが、子会
 社からの配当は予めセグメント利益から除いております。
  共通部門は、「グループ企画本部」、「グループ支援本部」に加えて、グループの商品鮮度向上とソフト開発を
 推進する「クリエイティブ・マネジメント・センター」、グループブランディングを推進する「グループコミュニ
 ケーション推進室」や各事業のノウハウ・仕組みを横断的に外部企業へのオープン化に向けて推進する「プラット
 フォーム事業推進室」などで成り立っています。ホールディングスは重点分野への集中投資という自らの役割を果
 たすため、子会社からホールディングスのスタッフ等の実費を上回る経営指導料等で回収することを原則としてお
 ります。
  共通部門においても、コロナ禍でブランド事業を中心に前第1四半期連結累計期間の4月から5月にかけた緊急
 事態宣言による店舗の一時休業の影響が本年の同影響を大きく上回っていた事を受け、前年と比較すると子会社の
 売上収益が増加し、それに伴う料率方式の経営指導料収入が増加したことから、売上収益は17億36百万円(前年同
 期比18.9%増)(うち外部収益83百万円(前年同期比202.3%増))、コア営業利益(セグメント利益)が6億79
 百万円(前年同期比159.5%増)と増収増益になりました。
  
 <サステナビリティ(持続可能性)への取り組みについて>
   当社グループは、『価値創造企業グループ』として長期的・持続的に価値を創造し提供し続けるためには、
  「持続可能な社会の実現」への貢献が不可欠であり、環境及び社会活動に関する取り組みを企業経営における重
  要課題のひとつと位置づけております。ファッション産業全体における余剰在庫や商品廃棄の課題解消に向けて
  「ムダなモノを作らない」新たなビジネスモデルをB2Cネオエコノミー事業領域にて推進しています。
   具体的には、米国・Original Inc.のオンラインカスタムシャツブランド「Original Stitch」ならびにセット
  アップジャケットやパンツなどのカスタムオーダーブランド「アンビルト タケオキクチ」の受注生産による製
  品在庫レスモデルの開発、㈱ティンパンアレイのユーズドセレクトショップ「ラグタグ」では、高感度なリユー
  ス品を買い取り販売する循環モデルを確立しています。
   また、オフプライスストア業態「アンドブリッジ」を開発して産業全体の余剰在庫に新たな価値を付けて循環
  サイクルを廻す取り組みや、会員の保有するバッグの循環も含めたブランドバッグのシェアリングを可能とする
  サブスクリプション型レンタルサービスを展開するラクサス・テクノロジーズ㈱など、産業全体の構造的課題の
  解消に積極的に取り組んでいます。加えて、在庫廃棄削減を目的として、店舗にて販売中の非稼働在庫や価値あ
  るものの一部に不良が生じた製品について、日常的に同地域内の一店舗に集約して低価格や二級品として販売す
  るトライアルを試みており、シーズン中に一定の地域内で「完全売切り」を実現するモデル開発にも取り組んで
  おります。
    
(2)財政状態に関する説明
 ①資産、負債及び資本の状況
 (資産)
     資産合計は2,377億30百万円と前連結会計年度末に比べて76億56百万円減少しました。
     この主な要因は、Eコマースでの売上が下支えとなったものの、3度目の政府による緊急事態宣言に伴う店舗
  の休業要請等で売上獲得の機会が減ったことにより、売上債権及びその他の債権(流動)が約35億円、借入金の
  返済により現金及び現金同等物が約25億円、店舗の退店に伴う賃貸借契約数の減少から使用権資産が約18億円、
  それぞれ減少したことによるものです。



                             - 4 -
                                       株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

     (負債)
          負債は1,565億22百万円と前連結会計年度末に比べて88億35百万円減少しました。
          この主な要因は、緊急事態宣言を受けて、より一層の商品仕入や経費のコントロールを徹底したことで、仕入
         債務及びその他の債務が約65億円減少したことによるものです。このほか、店舗の退店に伴う賃貸借契約数の減
         少からリース負債が約19億円、前連結会計年度に公表した構造改革が進捗したことで、引当金が約8億円それぞ
         れ減少しています。
      
     (資本)
       資本合計は812億8百万円と前連結会計年度末に比べて11億79百万円増加しました。
          この主な要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益を14億35百万円計上したことで、利益剰余金が増加し
         たことによるものです。なお、当第1四半期連結累計期間において、欠損填補として約127億円を資本剰余金か
         ら利益剰余金へ振り替えております。
          
     (D/Eレシオ)
          当社グループは、資本合計に対する有利子負債※の割合であるデット・エクイティ・レシオ(D/Eレシオ)
         を財務体質の健全化の指標としており、中長期的にD/Eレシオ0.5倍を目指しております。
          当第1四半期連結累計期間末の有利子負債は、長期借入金の返済により、796億85百万円と前連結会計年度末
         より2億80百万円減少しました。対して、資本合計については11億79百万円増加しています。その結果、当第1
         四半期連結累計期間末のD/Eレシオは0.98倍と、前連結会計年度末の1.00倍から0.02ポイント改善しました。
          ※   有利子負債は、要約四半期連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っている借入金を対象としておりま
              す。
      
     ②キャッシュ・フローの状況
      当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
     (営業活動によるキャッシュ・フロー)
       26億8百万円の収入(前年同期比96億45百万円 収入増)となりました。
          この主な要因は、当第1四半期連結累計期間において、税引前四半期利益を17億33百万円計上したことで、前
         第1四半期連結累計期間に計上した税引前四半期損失から収入が約51億円増加したことに加え、売上債権及びそ
         の他の債権の増減額が約53億円、法人所得税の支払額又は還付額が約2億円それぞれ増加しました。一方で、構
         造改革の進捗に伴い、事業構造改革引当金の増減額として約4億円支出したほか、減価償却費及び償却費が約10
         億円、キャッシュ・フロー上における収入の減少要因となりました。
          
     (投資活動によるキャッシュ・フロー)
       12億79百万円の支出(前年同期比4億65百万円 支出減)となりました。
          この主な要因は、有形固定資産の取得による支出が約2億円、無形資産の取得による支出が約2億円それぞれ
         減少したことによるものです。
      
     (財務活動によるキャッシュ・フロー)
          38億45百万円の支出(前年同期比137億35百万円 支出増)となりました。
          この主な要因は、前第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の長期的な影響から、手
         元流動性を厚く保持して経営の安定化を図るため、短期借入金が一時的に増加したことに伴い166億34百万円の
         収入があったのに対して、当第1四半期連結累計期間では約10億円だったことから、短期借入金の純増減額が約
         156億円減少したこと、また、リース負債の支払額が約10億円、前連結会計年度にかかる配当が無配になったこ
         とから配当金の支払額が約8億円それぞれ減少したことによります。
      
     これらの結果、現金及び現金同等物の当第1四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末より24億92百万円減
     少して、181億95百万円となりました。
 
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
       本資料に記載されている業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、
     リスクや不確実性を含んでおります。従いまして、これらの業績予想のみに全面的に依拠して投資判断を行うこと
     はお控えくださるようお願い致します。なお、上記予想には、2021年4月以降の緊急事態宣言の発令等による、長
     期且つ広範な営業休止は織込んでおりません。そうした事態が発生する場合、迅速に影響を見極め、速やかに必要
     な対応をする所存です。


                                    - 5 -
                               株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)要約四半期連結財政状態計算書
                                                               (単位:百万円)

                                    前連結会計年度               当第1四半期連結会計期間
                      
                                   (2021年3月31日)             (2021年6月30日)
    資産                                                                      
     流動資産                                                                   
         現金及び現金同等物                           20,687                  18,195
         売上債権及びその他の債権                        21,712                  18,261
         棚卸資産                                21,778                  22,533
         その他の金融資産                               251                     226
         その他の流動資産                             1,096                   1,094
     流動資産合計                                  65,523                  60,309
                                                                          
     非流動資産                                                                 
      有形固定資産                                 39,666                  39,643
         使用権資産                               36,518                  34,767
         無形資産                                74,292                  74,264
         持分法で会計処理されている投資                      5,627                   5,650
         繰延税金資産                               9,993                   9,629
         その他の金融資産                            13,156                  12,858
         その他の非流動資産                              610                     610
     非流動資産合計                                179,863                 177,421
    資産合計                                    245,386                 237,730
 




                           - 6 -
                                株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信
 
                                                                  (単位:百万円)

                                     前連結会計年度                 当第1四半期連結会計期間
                         
                                    (2021年3月31日)               (2021年6月30日)
    負債及び資本                                                                     
    負債                                                                         
     流動負債                                                                      
            仕入債務及びその他の債務                      32,955                    26,502
            未払法人所得税                              723                       799
            借入金                               78,268                    79,221
            リース負債                             11,698                    11,028
            引当金                                2,197                     1,302
            その他の金融負債                               1                         1
            その他の流動負債                           3,048                     3,520
        流動負債合計                               128,890                   122,373
                                                                             
        非流動負債                                                                 
         借入金                                   1,697                       465
            リース負債                             26,862                    25,631
            退職給付に係る負債                          1,627                     1,625
            引当金                                5,970                     6,083
            その他の金融負債                             175                       178
            その他の非流動負債                              137                     168
        非流動負債合計                               36,467                    34,149
    負債合計                                     165,357                   156,522
                                                                             
    資本                                                                         
    親会社の所有者に帰属する持分                                                             
        資本金                                      511                       511
        資本剰余金                                 37,752                    25,084
        その他資本性金融商品                            14,556                    14,556
        利益剰余金                                 24,653                    38,593
        自己株式                                    △84                       △82
        その他の資本の構成要素                            1,046                     1,091
        親会社の所有者に帰属する持分合計                      78,435                    79,753
        非支配持分                                  1,594                     1,455
    資本合計                                      80,029                    81,208
    負債及び資本合計                                 245,386                   237,730
 




                            - 7 -
                                  株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
        (要約四半期連結損益計算書)
                                                                (単位:百万円)

                                  前第1四半期連結累計期間            当第1四半期連結累計期間
                                   (自 2020年4月1日            (自 2021年4月1日
                                    至 2020年6月30日)           至 2021年6月30日)
    売上収益                                     32,994                  40,532
    売上原価                                     14,217                  15,862
        売上総利益                                18,778                  24,670
    販売費及び一般管理費                               21,761                  23,224
    その他の収益                                      272                     663
    その他の費用                                      335                     270
    持分法による投資損益(△は損失)                          △142                      103
        営業利益(△は損失)                           △3,189                   1,941
    金融収益                                         24                         3
    金融費用                                        250                     210
        税引前四半期利益(△は損失)                       △3,415                   1,733
    法人所得税                                     △984                      430
        四半期利益(△は損失)                          △2,431                   1,303
                                                                           
    四半期利益(△は損失)の帰属:                                                        
    -親会社の所有者                                 △2,411                   1,435
    -非支配持分                                     △20                    △131
    四半期利益(△は損失)                              △2,431                   1,303
                                                                           
    親会社の所有者に帰属する                                                           
    1株当たり四半期利益(△は損失)(円)                      △72.36                   38.86
    希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失)(円)                  △72.36                   38.73
 




                              - 8 -
                                    株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

        (要約四半期連結包括利益計算書)
                                                                (単位:百万円)

                                    前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                                     (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                                      至 2020年6月30日)          至 2021年6月30日)
    四半期利益(△は損失)                               △2,431                   1,303
    その他の包括利益:                                                               
    純損益に振替えられることのない項目                                                       
     その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資
                                                  20                     △7
        産
                  合計                              20                     △7
    純損益に振替えられる可能性のある項目                                                      
        在外営業活動体の換算差額                               4                      44
                  合計                               4                      44
    税引後その他の包括利益                                   24                      37
    四半期包括利益                                   △2,407                   1,340
                                                                            
    四半期包括利益の帰属:                                                             
    -親会社の所有者                                  △2,388                   1,479
    -非支配持分                                      △20                    △139
    四半期包括利益                                   △2,407                   1,340
 




                                - 9 -
                                             株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (3)要約四半期連結持分変動計算書
          前第1四半期連結累計期間(自           2020年4月1日 至         2020年6月30日)
                                                                         (単位:百万円)
                                                                             その他の資本
                                                                              の構成要素
                                                                             その他の包括
                         資本金         資本剰余金        利益剰余金          自己株式        利益を通じて
                                                                             公正価値で測
                                                                             定する金融資
                                                                             産
2020年4月1日残高                    511     37,686          42,632         △126       105
四半期包括利益                                                                             
    四半期利益(△は損失)                 -          -           △2,411           -         -
    その他の包括利益                    -          -               -            -         20
四半期包括利益合計                       -          -           △2,411           -         20
所有者との取引額等                                                                           
    配当金                         -          -            △833            -         -
    自己株式の処分                     -          10              -            -         -
    株式報酬取引                      -         △0               -            -         -
    その他の非支配持分の増減                -          -               -            -         -
所有者との取引額等合計                     -          10           △833            -         -
2020年6月30日残高                   511     37,696          39,388         △126       125
 
                                                                                         
                           その他の資本の構成要素

                                                            親会社の所有
                                                            者に帰属する    非支配持分      資本合計
                       確定給付制度 在外営業活動
                       の再測定   体の換算差額
                                                 合計         持分合計



2020年4月1日残高                406         300            811    81,515      1,813    83,328
四半期包括利益                                                                                 
    四半期利益(△は損失)             -           -              -     △2,411       △20    △2,431
    その他の包括利益                -            4             24        24          0        24
四半期包括利益合計                   -            4             24    △2,388       △20    △2,407
所有者との取引額等                                                                               
    配当金                     -           -              -      △833          -      △833
    自己株式の処分                 -           -              -         10         -         10
    株式報酬取引                  -           -              -        △0          -        △0
    その他の非支配持分の増減            -           -              -         -          -         -
所有者との取引額等合計                 -           -              -      △824          -      △824
2020年6月30日残高               406         304            835    78,304      1,794    80,098
 




                                        - 10 -
                                                  株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

            当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日                   至   2021年6月30日)
                                                                                               (単位:百万円)
                                                                                                   その他の資本
                                                                                                    の構成要素
                                                                                                   その他の包括
                                                  その他資本性金融
                          資本金         資本剰余金                           利益剰余金             自己株式       利益を通じて
                                                     商品
                                                                                                   公正価値で測
                                                                                                   定する金融資
                                                                                                   産
2021年4月1日残高                     511     37,752             14,556          24,653          △84         107
四半期包括利益                                                                                                   
    四半期利益(△は損失)                  -          -                  -            1,435           -           -
    その他の包括利益                     -          -                  -               -            -          △7
四半期包括利益合計                        -          -                  -            1,435           -          △7
所有者との取引額等                                                                                                 
    利益剰余金への振替                    -     △12,686                 -           12,686           -           -
    自己株式の処分                      -         △0                  -               -             2          -
    株式報酬取引                       -          18                 -               -            -           -
    その他資本性金融商品の所有者に
                                -             -                 -           △181               -       -
    対する分配
所有者との取引額等合計                      -     △12,668                 -           12,505            2          -
2021年6月30日残高                    511     25,084             14,556          38,593          △82         100
 
                                                                                                    
                            その他の資本の構成要素

                                                               親会社の所有
                                                               者に帰属する      非支配持分         資本合計
                        確定給付制度 在外営業活動
                        の再測定   体の換算差額
                                                  合計           持分合計



2021年4月1日残高                 458         481        1,046         78,435        1,594       80,029
四半期包括利益                                                                                          
    四半期利益(△は損失)              -           -            -           1,435        △131         1,303
    その他の包括利益                 -           52           44             44          △8            37
四半期包括利益合計                    -           52           44          1,479        △139         1,340
所有者との取引額等                                                                                        
    利益剰余金への振替                -           -            -              -            -            -
    自己株式の処分                  -           -            -               2           -             2
    株式報酬取引                   -           -            -              18           -            18
    その他資本性金融商品の所有者に
                            -           -              -            △181            -      △181
    対する分配
所有者との取引額等合計                  -           -            -           △161            -         △161
2021年6月30日残高                458         533        1,091         79,753        1,455       81,208
 




                                              - 11 -
                                    株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                                  (単位:百万円)

                                    前第1四半期連結累計期間            当第1四半期連結累計期間
                                     (自 2020年4月1日            (自 2021年4月1日
                                      至 2020年6月30日)           至 2021年6月30日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー                                                         
     税引前四半期利益(△は損失)                            △3,415                   1,733
     減価償却費及び償却費                                 4,809                   3,837
     金融費用                                         250                     210
     固定資産売却益                                      △3                      △2
     固定資産除売却損                                      54                      12
     減損損失(又は戻入れ)                                  188                      -
     売上債権及びその他の債権の増減額(△は増加)                    △1,987                   3,327
     棚卸資産の増減額(△は増加)                            △3,291                   △745
     レンタル用資産の取得による支出                            △159                    △195
     仕入債務及びその他の債務の増減額(△は減少)                    △4,039                  △5,727
     事業構造改革引当金の増減額(△は減少)                           -                    △436
     未払消費税の増減額(△は減少)                              530                    615
     その他                                           34                   △216
                  小計                           △7,029                   2,413
     法人所得税の支払額又は還付額(△は支払)                         △8                      195
     営業活動によるキャッシュ・フロー                          △7,037                   2,608
    投資活動によるキャッシュ・フロー                                                         
     有形固定資産の取得による支出                            △1,028                   △826
     有形固定資産の売却による収入                                 3                      9
     投資有価証券の売却による収入                               13                      -
     無形資産の取得による支出                               △810                    △565
     差入保証金の差入による支出                              △206                    △152
     差入保証金の回収による収入                               263                     383
     利息及び配当金の受取額                                 105                      81
     その他                                         △84                    △208
     投資活動によるキャッシュ・フロー                          △1,744                  △1,279
    財務活動によるキャッシュ・フロー                                                         
     短期借入金の純増減額(△は減少)                          16,634                   1,000
     長期借入れによる収入                                    17                      -
     長期借入返済による支出                               △1,625                  △1,320
     利息の支払額                                     △217                    △181
     金融手数料の支払額                                   △1                      △1
     自己株式の売却による収入                                  -                        2
     リース負債の返済による支出                             △4,120                  △3,164
     配当金の支払額                                    △798                     △0
     その他資本性金融商品の所有者に対する分配の支払額                     -                     △181
     財務活動によるキャッシュ・フロー                           9,890                  △3,845
    現金及び現金同等物に係る換算差額                                2                      25
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                         1,110                  △2,492
    現金及び現金同等物の期首残高                             20,242                  20,687
    売却目的で保有する資産への振替に伴う現金及び現金同
                                                △238                       -
    等物の増減
    現金及び現金同等物の四半期末残高                           21,114                  18,195
 




                              - 12 -
                                            株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。
 
    (会計方針の変更)
      要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下に記載する会計方針の変更を除き、前連結会
     計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
      なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しております。
      当社グループは、当第1四半期連結会計期間より、以下の基準を適用しております。
                  IFRS                           新設・改訂の概要

       IFRS第16号          リース   2021年6月30日より後のCOVID-19に関連した賃料減免に関する会計処理を改訂
      本改訂は、新型コロナウイルス感染症(以下「COVID-19」という。)の感染拡大の直接的な結果として賃料減
     免を受けたリースの借手に対して、簡便的な会計処理を選択することを認めるものであります。
      本改訂によれば、COVID-19に関連する賃料減免のうち所定の要件を満たすものについて、これがIFRS第16号に
     おいて規定される「リースの条件変更」に該当するか否かに係る評価を行わなくてもよいとする実務上の便法を
     借手が選択することができるとされております。
      当社グループは、上記の要件を満たす賃料減免について本便法を適用しております。
      また、本便法の適用により当第1四半期連結累計期間における税引前四半期利益が246百万円増加しておりま
     す。
 




                                        - 13 -
                                              株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

     (セグメント情報)
       (1)報告セグメントの概要
          事業セグメントは、最高経営意思決定者に提出される内部報告と整合した方法で報告されています。最高経
           営意思決定者は、事業セグメントの資源配分及び業績評価について責任を負います。当社グループでは戦略的
           意思決定を行う取締役会が最高経営意思決定者と位置付けられております。
            当社グループは、「ブランド事業」、「デジタル事業」、「プラットフォーム事業」および「共通部門」の
           4区分を報告セグメントとしております。
            なお、当第1四半期連結累計期間に実施した当社グループ内の組織再編により、一部の子会社の主幹がブラ
           ンド事業からプラットフォーム事業にそれぞれ移動したため、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報
           は、当該組織再編後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
            
       (2)セグメント収益及び業績
         当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は以下のとおりであります。
           なお、セグメント間の売上収益の取引条件は連結会計年度毎に決定しております。
        
            前第1四半期連結累計期間(自       2020年4月1日         至 2020年6月30日)
                                                                                  (単位:百万円)
                                         報告セグメント
                                                                               調整額
                                          プラット                                          合計
                      ブランド      デジタル                    共通部門                  (注2)
                                          フォーム                   計
                       事業        事業                     (注1)
                                           事業

    売上収益                                                                                      

     外部収益              27,069    2,026       3,872          28   32,994            -    32,994

     セグメント間収益             550    4,141      17,552       1,433   23,676       △23,676        -

           計           27,619    6,168      21,424       1,460   56,671       △23,676   32,994
    セグメント利益(△損
                       △4,496    △224        1,690         262   △2,768         △215    △2,984
    失)(注3)
    減損損失                △188        -              -        -     △188             -     △188
    その他の収益・費用
                         △92      △34              31       81     △14            △2      △17
    (純額)(注4)
    営業利益(△損失)          △4,777    △258        1,721         343   △2,971         △218    △3,189

    金融収益                   -        -              -        -        -             -         24

    金融費用                   -        -              -        -        -             -     △250
    税引前四半期利益(△損
                           -        -              -        -        -             -    △3,415
    失)
    その他の項目                                                                                    

     減価償却費及び償却費         3,377      775         243         415    4,809            -     4,809
     (注1)       共通部門においては、当社グループの子会社に対して経営管理・指導を行うことによって得られる経営指
                導料等を収入としてホールディングスのスタッフ等の費用をまかなうコーポレート関連業務を含んでおり
                ます。
     (注2)       セグメント利益(△損失)の調整額は、主にセグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していな
                い費用が含まれております。
     (注3)       セグメント利益(△損失)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除しております。
     (注4)       その他の収益・費用(純額)の中には、持分法による投資損失が142百万円含められています。
     (注5)       前第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第1四半
                期連結累計期間の数値については、暫定的な会計処理の確定による取得対価の配分額の見直しが反映され
                た後の金額によって記載しております。
 



                                          - 14 -
                                                       株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

            当第1四半期連結累計期間(自             2021年4月1日            至        2021年6月30日)
                                                                                                     (単位:百万円)
                                               報告セグメント
                                                                                                  調整額
                                                   プラット                                                    合計
                        ブランド          デジタル                           共通部門                        (注2)
                                                   フォーム                            計
                         事業            事業                            (注1)
                                                    事業

    売上収益                                                                                                         

     外部収益                33,742        2,274          4,434               83       40,532             -    40,532

     セグメント間収益              657         3,861         14,584            1,653       20,755        △20,755        -

           計             34,398        6,134         19,018            1,736       61,287        △20,755   40,532
    セグメント利益(△損
                         1,253         △541                 51           679       1,442               4   1,446
    失)(注3)
    減損損失                    -             -                 -             -             -             -         -
    その他の収益・費用
                           421            41                14            19           495            -      495
    (純額)(注4)
    営業利益(△損失)            1,674         △500                 65           699       1,937               4   1,941

    金融収益                    -             -                 -             -             -             -         3

    金融費用                    -             -                 -             -             -             -    △210
    税引前四半期利益(△損
                            -             -                 -             -             -             -    1,733
    失)
    その他の項目                                                                                                       

     減価償却費及び償却費          2,444           809            224              360       3,837              -    3,837
     (注1)       共通部門においては、当社グループの子会社に対して経営管理・指導を行うことによって得られる経営指
                導料等を収入としてホールディングスのスタッフ等の費用をまかなうコーポレート関連業務を含んでおり
                ます。
     (注2)       セグメント利益(△損失)の調整額は、主にセグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していな
                い費用が含まれております。
     (注3)       セグメント利益(△損失)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除しております。
     (注4)       その他の収益・費用(純額)の中には、持分法による投資利益が103百万円含められています。
 




                                                   - 15 -
                   株式会社ワールド (3612) 2022年3月期 第1四半期決算短信

(後発事象)
 該当事項はありません。
  




               - 16 -