3612 ワールド 2021-02-03 15:00:00
業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                       2021 年2月3日
  各   位
                                会 社 名     株       式   会    社       ワ   ー    ル       ド
                                代表 者名     代表取締役           社長執行役員 鈴木             信輝
                                                  (コード番号:3612          東証第一部)
                                問合 せ先     副社長執行役員                       中林      恵一
                                                           (TEL: 03-6887-1300)



                  業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ
                  業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ
                        期末配当予想の



最近の業績の動向等を踏まえ、2020年8月5日に公表した連結業績予想及び2020年5月7日に公表した配当
予想につきまして、下記のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。

1.2021 年3月期連結業績予想の修正
  (1)2021 年3月期 通期業績予想数値の修正(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                                    当 期 利 益
                                         税  引    前
             売 上 収 益 コア営業利益 営 業 利 益                 (親会社の所有
                                         当 期 利 益
                                                    者 に 帰 属 )
                  百万円    百万円       百万円       百万円         百万円
 前回発表予想(A)
                 199,200  600     △6,780     △7,780     △6,045

今回修正予想(B)        178,000   △9,000       △22,200       △23,200          △17,500

増 減 額(B-A)      △21,200    △9,600       △15,420       △15,420          △11,455

増 減 率(%)         △10.64         -             -                -                -

(ご参考)
前   期   実  績    236,265 13,065 12,351 11,437                               8,080
(2020 年3月期)
  ※2020 年3月期の数値は、暫定的な会計処理の確定の内容を反映しております。

 (2) 業績予想修正の理由
 第3四半期においては、経費コントロールを継続しつつ、粗利率を正常に回復させていく方針の下、収益
性は一定の改善が進みましたが、売上につきましては、都心部の駅ビルや百貨店を中心に回復が緩慢な状況
であり、前年の売上を大きく下回る結果となりました。加えて、2020年12月以降の新型コロナウィルスの感
染再拡大、2021年1月の一部地域での緊急事態宣言の再発令を受けて、足許の売上が一層厳しい進捗となっ
ていることから、第4四半期は当初想定より一層保守的に収益を見込まざるをえないと考えております。

 また、本日公表させていただいた『構造改革の追加実施について』に記載のとおり、その他費用として、
第4四半期中心に約76億円の構造改革費用を計上する見込みです。

  以上のことから、通期連結累計期間の業績予想につきましては、上記のとおり業績予想を修正いたしま
す。この結果、当社が本業の稼ぐ力として重視するコア営業利益については、前回発表予想の6億円から
90億円の赤字となる見通しです。




                                    1
2.配当予想の修正
  (1)配当予想の修正内容



                                   年間配当金
                    第2四半期末             期末              合計
                        円     銭             円     銭         円     銭
  前 回 配 当 予 想                               59.00           59.00

  今 回 配 当 予 想                                   0.00            0.00

  当   期   実    績            0.00
  (ご参考)
  前 期 実 績                28.00              25.00           53.00
  (2020 年 3 月 期 )


  (2)配当予想の修正理由
   2021 年3月期の期末配当につきましては、これまでは下期の連結コア営業利益を 90 億円の黒字と見込
  み、収益が下期から本格回復することを前提に 59 円としておりました。しかしながら、上記のとおり通
  期業績予想の修正によってコア営業利益が 90 億円の赤字となる見通しであり、下期からの収益回復シナ
  リオの後ろ倒しも不可避なことから、期末配当については0円(無配)とさせていただきます。
   今後は「構造改革の追加実施について」で記載した施策を迅速かつ着実に遂行することで、早期に収益
  やキャッシュフローの回復を図ってまいります。その結果として、成長投資の実行と財務基盤の拡充、そ
  して復配などの株主還元が三位一体でバランスとれるよう目指してまいります。

  (注)本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、現在入手している情報及び合理的であると判断
  する一定の前提に基づいて記載したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により大きく異なる結果とな
  る可能性があります。




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                                   2
(補足説明)

  当社では、新型コロナウィルスの感染拡大や収束の状況に応じ、業績予想も適時適切に見直して速や
かに開示することをディスクロージャーの基本方針としております。今般の感染拡大と、それに伴う
2021 年 1 月に一部地域での緊急事態宣言の再発令を受けて、第3四半期時点で連結業績予想を修正す
ると同時に、その理由についても次の補足説明をすることが妥当であると判断しました。




 昨年8月5日に、新型コロナウィルス感染の影響に鑑みつつ、当初想定以上の売上回復や経費削減の
進展を背景として、通期の連結業績予想の上方修正及び構造改革の実行を発表しました。粗利益率の復
元という課題を残していましたが、コア営業利益については6億円の黒字を公表しておりました。
 そして、第2四半期決算を発表した昨年 11 月4日においては、通期の連結業績予想に関して、上半
期の収益が上振れた反面、8月5日の公表数値を据え置きました。下期もコロナウィルスの感染影響の
継続は続くものの、正常な収益力への回復という見立ては変えずに臨んできました。

 第3四半期には、経費と仕入の絞り込み、粗利益率の正常化、本質的な商品・サービス改善に取り組
んで参りました。その結果、売上総利益率の回復においては一定の成果を上げ、全ての利益段階での黒
字確保に貢献しました。本業の稼ぐ力である連結コア営業利益は 44 億円の黒字を確保しました。
 ただし、もともと集客力の高かった都心部の駅ビルや百貨店を中心に、依然として緩慢な客足が継続
しました。コロナ禍で家の過ごし方を充実させる生活雑貨業態の健闘が光ったものの、主力のアパレル
事業はライフスタイルの変化に伴う新たなニーズに十分に対応しきれず、  第3四半期会計期間の既存店
売上は前年同期比 76.7%と依然厳しい進捗にとどまり、8月5日の公表計画に対してビハインドに転
じる結果となりました。

 加えて、昨年末以来の新型コロナウィルスの感染者数の急増により、初売りといった大型イベントで
売上の「山」が崩れるといった影響や、年始早々の緊急事態宣言の再発令にも至るなか、1月度の既存
店売上は前年比 59.3%%見込みと一段と厳しい状況を迎えております。そして、この後もこうした厳し
い状況が継続する可能性が高いと考えざるをえないため、        第4四半期は当初想定よりはるかに保守的に
収益を見込む必要があると判断しました。
 結果として、下表(※1)のとおり、第4四半期の売上予想等の前提条件を既存店ベースで前年比2
月 62.6%、3月 96.3%と保守的に見直しております。  (尚、新型コロナウィルスの影響がなかった前々
年比と比べると1月 55.6%、2月 56.1%、3月 56.1%となります。)

 ※1:(表1)既存店売上伸び率」 及び「
    「               (表2)EC売上伸び率」

 また、来期も 2021 年1月の厳しい事業環境が続く見通しを持たざるを得ない一方、そうした環境下
でも早期の収益力の回復を目指す必要があると考えております。そして、来期以降の早期かつ確実な収
益回復に向けては、アパレル事業のコスト構造を一段と強靭なものにする必要があると判断し、追加の
構造改革を実施することを決議いたしました。
 追加の構造改革費用の詳細は本日公表したリリース(※2)をご確認ください。これらの費用・損失
は、来期の収益回復を確実にするため、必要不可欠な措置を講じることに伴う一時的なものです。

 ※2:
   「構造改革の追加実施について」
                 (http://corp.world.co.jp/ir/news/)




                                3
(表1)既存店売上伸び率


(昨対・   4月     5月     6月       7月     8月     9月     10 月   11 月     12 月     1月     2月     3月
                                                                                                 通期
 %)                   上半期                                           下半期
前回発表   15.5   28.2   85.9     68.3   72.3   66.1   96.0     91.1   88.8     93.5 100.6 143.6
                                                                                                 74.9
予想                     50.8                                          99.6
今回修正   15.5   28.2   85.9     73.9   73.1   69.1   85.6     72.2   73.8     59.3   62.6   96.3
                                                                                                 65.3
予想                     56.8                                          74.1
注 1:「今回修正予想」欄の数値については、4月~12 月は実績値を記しており、1 月以降は主要な屋
号の予測値をもとに記載しております。下線部をご確認ください。




(表2)EC売上伸び率
(昨対・%)               上半期                            下半期                              通期
前回発表予想                138.2                         167.9                           155.0
今回修正予想                139.3                         115.2                           125.3


                                                                                            以    上




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