3600 フジックス 2020-02-13 16:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月13日
上 場 会 社 名 株式会社フジックス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3600 URL https://www.fjx.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)藤井 一郎
問合せ先責任者 (役職名)専務取締役 (氏名)山本 和良 (TEL)075(744)0071
四半期報告書提出予定日 2020年2月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 4,632 △2.9 58 ― 127 437.4 69 ―
2019年3月期第3四半期 4,771 △0.8 △35 ― 23 △74.9 △224 ―
(注) 包括利益 2020年3月期第3四半期 △21 百万円 ( ―%) 2019年3月期第3四半期 △432 百万円 ( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 50.34 ―
2019年3月期第3四半期 △162.95 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 10,847 9,253 79.1
2019年3月期 11,118 9,372 78.0
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 8,574 百万円 2019年3月期 8,669 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 ― 0.00 ― 62.50 62.50
2020年3月期 ― 0.00 ―
2020年3月期(予想) 62.50 62.50
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 6,261 △2.2 99 ― 169 452.2 92 ― 67.09
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名)― 、除外 ―社 (社名)―
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 1,468,093株 2019年3月期 1,468,093株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 91,385株 2019年3月期 91,325株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 1,376,719株 2019年3月期3Q 1,376,810株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来
予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.8
1
株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に引き続き回復基調で推移しまし
たが、米中の貿易摩擦、日韓関係の悪化、英国のEU離脱問題や中東情勢の緊迫等、わが国を取り巻く国際情勢の不透
明感は一層強まっております。
当社グループが関連するアパレル・ファッション業界や手芸関連業界におきましては、自然災害に加えて、消費税
率の改定や暖冬傾向の影響もあって消費マインドは低調で節約志向も一層強まる傾向にあり、国内消費は全般に低調
に推移しました。
当社グループでは2019年の春以降の販売価格の改正により販売単価は上昇したものの、上述の影響を受けての受注
の低調や為替レート変動の影響もあって、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,632百万円(前年同期比2.9%減)
となりました。
一方利益面につきましては、売上高減少による減益要因はあるものの、販売価格改正による利益率の改善や人件費
を含めた販管費の減少もあって、営業利益は58百万円(前年同期は35百万円の損失)、経常利益は127百万円(前年同
期比437.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は69百万円(前年同期は224百万円の損失)となりました。
なお、前年同期の親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、旧本社建替えの意思決定に伴う減損損失お
よび事業所改築関連費用を含め、合わせて205百万円の特別損失を計上したことが主な要因となっております。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
日本
当期間は、台風や豪雨などの自然災害に加えて、2019年10月の消費税率改定や暖冬傾向の影響もあって、特に当社
グループが関連するアパレル・ファッション業界や手芸関連業界におきましては、消費マインドは低調で節約志向が
一層強まり、国内消費も全般に低調に推移しました。
当社グループにおきましては、当第3四半期連結累計期間には、当社は2019年4月から12月まで、国内子会社は
2019年2月から10月までの業績が連結されていることや、それぞれの事業分野も異なるため、状況は各社ごとに相違
が見られますが、2019年の春以降に実施した価格改正による増収要因があるにもかかわらず、上述の影響を最も大き
く受けている当社の受注の低調が響いて当セグメントの売上高は3,663百万円(前年同期比1.4%減)となりました。
一方利益面につきましては、当社の売上高減少による減益要因はあるものの、販売価格改正による利益率の改善や
販管費の減少などにより、前年同期からは大幅に改善し、セグメント損失は11百万円(前年同期は107百万円の損失)
となりました。
アジア
当セグメントに属するすべての海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当第3四半期連結累計期
間には、2019年1月から9月までの業績が連結されております。
これにより、当社とは3ヶ月のずれがあることから、日本セグメントの状況とは異なりますが、当期間におきまし
ても日本国内の衣料品消費の低調に伴い、同地域における日本向け衣料品の生産は全体として慎重で抑制傾向が続き、
当社グループの主力である日本向け衣料品用縫い糸の受注も伸び悩みや回復遅れが続きました。なかでも中国におき
ましては、米国との貿易摩擦問題や国内経済の減速により、縫製業全般の事業環境はアジア地域の他国以上に厳しさ
が増しております。
また、当社グループの中国生産子会社におきましても、日本同様、様々なコストアップを吸収すべく、販売価格の
改正を実施いたしましたが、前述の事業環境下、販売競争の一層の激化に加えて、為替換算レート変動の影響も加わ
って、当セグメントの売上高は969百万円(前年同期比8.3%減)となりました。
一方利益面につきましては、売上高の減少に伴う減益要因もありましたが、利益率の改善や販管費の減少等により
セグメント利益は78百万円(前年同期比10.1%増)となりました。
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて271百万円減少し、10,847百万円となり
ました。主な増減は、電子記録債権の増加89百万円、たな卸資産の増加184百万円、有形固定資産の増加105百万円が
あったものの、現金及び預金の減少440百万円、受取手形及び売掛金の減少224百万円などがありました。
負債は、前連結会計年度末に比べて152百万円減少し、1,593百万円となりました。主な増減は、賞与引当金の減少
31百万円、事業所改築関連費用引当金の減少105百万円などがありました。
純資産は、前連結会計年度末に比べて118百万円減少し、9,253百万円となりました。主な増減は、為替換算調整勘
定の減少111百万円などがありました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期連結業績につきましては、2019年11月13日に公表いたしました「通期業績予想の修正に関するお知ら
せ」における通期の連結業績予想の数値に変更はありません。
なお、業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因に
よって予想数値と異なる可能性があります。また、新型コロナウイルスの感染拡大による業績への影響は現時点では見
通すことが困難なため、本業績予想には織り込んでおりません。今後、修正の必要性が生じた場合には、速やかに開示
してまいります。
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,939,405 2,499,271
受取手形及び売掛金 1,518,322 1,294,303
電子記録債権 143,489 232,586
たな卸資産 2,646,168 2,830,543
その他 115,414 82,448
貸倒引当金 △11,843 △12,032
流動資産合計 7,350,957 6,927,120
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 1,545,821 1,455,797
その他(純額) 829,817 1,025,419
有形固定資産合計 2,375,639 2,481,216
無形固定資産
その他 248,003 211,652
無形固定資産合計 248,003 211,652
投資その他の資産
投資有価証券 866,781 891,472
その他 288,846 347,211
貸倒引当金 △11,931 △11,586
投資その他の資産合計 1,143,697 1,227,097
固定資産合計 3,767,339 3,919,967
資産合計 11,118,296 10,847,088
負債の部
流動負債
買掛金 460,677 451,549
未払法人税等 14,504 23,764
賞与引当金 58,621 26,625
事業所改築関連費用引当金 105,730 ―
資産除去債務 13,000 5,169
その他 241,937 231,236
流動負債合計 894,470 738,345
固定負債
役員退職慰労引当金 203,502 215,877
退職給付に係る負債 105,521 98,059
資産除去債務 39,492 34,322
その他 503,122 506,766
固定負債合計 851,638 855,026
負債合計 1,746,109 1,593,371
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 923,325 923,325
資本剰余金 758,014 758,014
利益剰余金 6,640,052 6,621,496
自己株式 △109,136 △109,249
株主資本合計 8,212,254 8,193,586
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 254,774 271,992
為替換算調整勘定 300,829 189,035
退職給付に係る調整累計額 △98,136 △79,832
その他の包括利益累計額合計 457,466 381,195
非支配株主持分 702,465 678,934
純資産合計 9,372,187 9,253,716
負債純資産合計 11,118,296 10,847,088
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 4,771,289 4,632,947
売上原価 3,498,870 3,313,136
売上総利益 1,272,418 1,319,810
販売費及び一般管理費 1,307,652 1,261,605
営業利益又は営業損失(△) △35,233 58,205
営業外収益
受取利息 6,894 9,631
受取配当金 25,678 27,604
賃貸料収入 12,392 17,437
売電収入 8,403 7,796
その他 27,249 27,113
営業外収益合計 80,617 89,583
営業外費用
支払利息 1,843 423
租税公課 ― 4,165
賃貸料収入原価 13,381 7,178
売電費用 4,910 5,322
その他 1,438 2,733
営業外費用合計 21,573 19,822
経常利益 23,809 127,966
特別利益
固定資産売却益 334 852
投資有価証券売却益 9,936 ―
特別利益合計 10,271 852
特別損失
固定資産売却損 3,817 647
固定資産除却損 3,547 3,537
減損損失 74,843 ―
事業所改築関連費用 123,029 854
特別損失合計 205,238 5,039
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△171,156 123,779
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 36,490 32,857
法人税等調整額 4,626 1,892
法人税等合計 41,116 34,750
四半期純利益又は四半期純損失(△) △212,273 89,029
非支配株主に帰属する四半期純利益 12,080 19,723
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△224,354 69,305
に帰属する四半期純損失(△)
6
株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △212,273 89,029
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △110,450 17,218
為替換算調整勘定 △126,070 △146,045
退職給付に係る調整額 16,771 18,304
その他の包括利益合計 △219,749 △110,522
四半期包括利益 △432,022 △21,493
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △415,569 △6,964
非支配株主に係る四半期包括利益 △16,453 △14,528
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
計算書計上額
(注)1
日本 アジア 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 3,713,877 1,057,411 4,771,289 ― 4,771,289
セグメント間の内部
254,824 535,463 790,287 △790,287 ―
売上高又は振替高
計 3,968,701 1,592,874 5,561,576 △790,287 4,771,289
セグメント利益又は損失(△) △107,052 70,958 △36,093 860 △35,233
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額860千円は、セグメント間取引消去によるものです。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「日本」セグメントにおいて、当社の本社社屋建替えの意思決定により、仮事務所へ移転したことに伴い、取り
壊し予定の資産の帳簿価額の全額および仮事務所の資産の帳簿価額と回収可能額との差額を減損損失として特別損
失に計上しております。当該事象による減損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間においては74,542千円で
あります。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
計算書計上額
(注)1
日本 アジア 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 3,663,536 969,410 4,632,947 ― 4,632,947
セグメント間の内部
210,171 504,837 715,009 △715,009 ―
売上高又は振替高
計 3,873,707 1,474,248 5,347,956 △715,009 4,632,947
セグメント利益又は損失(△) △11,634 78,102 66,467 △8,262 58,205
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額△8,262千円は、セグメント間取引消去によるものです。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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