3600 フジックス 2019-11-13 16:00:00
2020年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月13日
上 場 会 社 名 株式会社フジックス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3600 URL https://www.fjx.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)藤井 一郎
問合せ先責任者 (役職名)専務取締役 (氏名)山本 和良 (TEL) 075(744)0071
四半期報告書提出予定日 2019年11月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第2四半期 3,160 △0.9 71 ― 109 408.8 62 ―
2019年3月期第2四半期 3,189 0.3 △12 ― 21 △51.4 △197 ―
(注) 包括利益 2020年3月期第2四半期 △11 百万円 ( ―%) 2019年3月期第2四半期 △272 百万円 ( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第2四半期 45.55 ―
2019年3月期第2四半期 △143.39 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第2四半期 10,966 9,265 78.2
2019年3月期 11,118 9,372 78.0
(参考) 自己資本 2020年3月期第2四半期 8,571 百万円 2019年3月期 8,669 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 ― 0.00 ― 62.50 62.50
2020年3月期 ― 0.00
2020年3月期(予想) ― 62.50 62.50
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 6,261 △2.2 99 ― 169 452.2 92 ― 67.09
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名)― 、除外 ―社 (社名)―
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期2Q 1,468,093株 2019年3月期 1,468,093株
② 期末自己株式数 2020年3月期2Q 91,385株 2019年3月期 91,325株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期2Q 1,376,725株 2019年3月期2Q 1,376,822株
四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来
予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………P.2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………P.2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………P.3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………P.3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P.4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………P.4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………P.6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………P.8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………P.8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………P.8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………P.8
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、引き続き雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で
推移した一方で、米中の貿易摩擦や中国経済の減速、日韓関係の悪化など日本経済に大きな影響を及ぼすアジア地
域における国際情勢はますます不透明感が増しております。
これを受けて国内消費は、家電製品を始め、高額商品には消費税率改定前の駆け込み需要が見られましたが、当
社グループが関連するアパレル・ファッション業界や、手芸関連業界におきましては、総じて慎重な購買行動や節
約志向が続き、服飾材料である縫い糸の受注は低調に推移しました。
当社グループでは今春以降の販売価格の改正により、販売単価は上昇しましたが、受注の低調やアジアセグメン
トにおける為替換算レート変動の影響もあって、第2四半期連結累計期間の売上高は3,160百万円(前年同期比0.9
%減)とほぼ前年同期並みにとどまりました。
一方、利益面につきましては、売上高の回復は遅れているものの、販売価格改正による利益率の改善や販管費の
減少などにより、営業利益は71百万円(前年同期は12百万円の損失)、経常利益は109百万円(前年同期比408.8%
増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は62百万円(前年同期は197百万円の損失)となりました。
なお、前年同期の親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、旧本社の建替えの意思決定に伴う減損損
失および事業所改築関連費用等を含め、合わせて186百万円の特別損失を計上したことが主な要因となっておりま
す。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
日本
当四半期の国内消費は、引き続きまだら模様で、家電製品を始め、高額商品には消費税率改定前の駆け込み需要
が見られ、衣料品におきましても高額商品の一部には同様の需要が見られましたが、アパレル・ファッション業界
や手芸関連業界におきましては、全体としてはむしろ慎重な購買行動や節約志向が強まる傾向にあり、服飾材料で
ある縫い糸の受注は低調に推移しました。
当社グループにおきましては、当第2四半期連結累計期間には、当社は2019年4月から9月まで、国内子会社は
2019年2月から7月までの業績が連結されているため、2か月のずれがあることや、それぞれの事業分野や販売地
域も異なるため、状況は各社ごとに相違が見られるものの、当社におきましては今春実施した販売価格改正に伴う
駆け込み需要の反動も予想以上に長引いて、販売数量の回復が遅れております。
これらの結果、当セグメントの売上高は2,524百万円(前年同期比1.7%増)にとどまりました。
また利益面は、販売価格改正による利益率の改善がみられるものの、当社における販売数量の減少や製造コスト
の上昇傾向など、売上総利益の増加を阻害する要因もあり、セグメント利益は8百万円(前年同期は73百万円の損
失)となりました。
アジア
当セグメントに属する全ての海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当第2四半期連結累計期
間には、2019年1月から6月までの業績が連結されております。
当期間におけるアジア地域での縫製につきましては、日本国内の衣料品消費の低調に伴い、日本向け衣料品の生
産は全体としては慎重で抑制傾向が続いたため、当セグメントの主力である日本向け衣料品用の縫い糸の受注は伸
び悩みました。特に中国におきましては、米国との貿易摩擦や国内経済の減速により、縫製業の事業環境は厳しさ
が増しつつあります。
このような中、中国子会社におきましても、日本同様、様々なコストアップを吸収するために販売価格の改正を
実施いたしましたが、販売競争が一段と激化する中、受注量は低調に推移しました。これらの状況に加えて、為替
換算レート変動の影響も加わって、当セグメントの売上高は635百万円(前年同期比10.0%減)にとどまりました。
一方、利益面におきましては、販売数量の減少に伴う減益要因も見られましたが、販売価格改正による利益率の
改善や販管費の減少効果等により、セグメント利益は64百万円(前年同期比25.4%増)となりました。
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて152百万円減少し、10,966百万円となりま
した。主な増減は、たな卸資産の増加150百万円があったものの、現金及び預金の減少150百万円、受取手形及び売掛金
の減少33百万円、建物及び構築物(純額)の減少73百万円、投資有価証券の減少34百万円などがありました。
負債は、前連結会計年度末に比べて45百万円減少し、1,700百万円となりました。主な増減は、買掛金の増加80百万円
があったものの、事業所改築関連費用引当金の減少69百万円、その他(流動負債)の減少42百万円などがありました。
純資産は、前連結会計年度末に比べて106百万円減少し、9,265百万円となりました。主な増減は、利益剰余金の減少
25百万円、その他有価証券評価差額金の減少24百万円、為替換算調整勘定の減少61百万円などがありました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の業績予想につきましては、当第2四半期連結累計期間における業績の進捗状況を勘案し、2019年5月
15日に公表しました2020年3月期の連結業績予想を修正しております。詳しくは本日別途公表しました、「通期業績予
想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,939,405 2,788,818
受取手形及び売掛金 1,518,322 1,485,132
電子記録債権 143,489 146,476
たな卸資産 2,646,168 2,797,061
その他 115,414 92,452
貸倒引当金 △11,843 △13,353
流動資産合計 7,350,957 7,296,588
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 1,545,821 1,472,525
その他(純額) 829,817 840,804
有形固定資産合計 2,375,639 2,313,329
無形固定資産
その他 248,003 225,377
無形固定資産合計 248,003 225,377
投資その他の資産
投資有価証券 866,781 831,890
その他 288,846 311,308
貸倒引当金 △11,931 △12,385
投資その他の資産合計 1,143,697 1,130,814
固定資産合計 3,767,339 3,669,521
資産合計 11,118,296 10,966,110
負債の部
流動負債
買掛金 460,677 541,215
未払法人税等 14,504 22,255
賞与引当金 58,621 59,304
事業所改築関連費用引当金 105,730 36,315
資産除去債務 13,000 5,169
その他 241,937 199,647
流動負債合計 894,470 863,907
固定負債
役員退職慰労引当金 203,502 210,093
退職給付に係る負債 105,521 96,782
資産除去債務 39,492 34,322
その他 503,122 495,173
固定負債合計 851,638 836,372
負債合計 1,746,109 1,700,279
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 923,325 923,325
資本剰余金 758,014 758,014
利益剰余金 6,640,052 6,614,905
自己株式 △109,136 △109,249
株主資本合計 8,212,254 8,186,995
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 254,774 230,589
為替換算調整勘定 300,829 239,564
退職給付に係る調整累計額 △98,136 △85,933
その他の包括利益累計額合計 457,466 384,219
非支配株主持分 702,465 694,615
純資産合計 9,372,187 9,265,830
負債純資産合計 11,118,296 10,966,110
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 3,189,355 3,160,072
売上原価 2,335,259 2,247,032
売上総利益 854,096 913,040
販売費及び一般管理費 866,559 841,795
営業利益又は営業損失(△) △12,463 71,244
営業外収益
受取利息 4,214 5,708
受取配当金 13,355 14,897
賃貸料収入 7,095 11,691
売電収入 6,616 6,001
その他 18,387 12,744
営業外収益合計 49,670 51,044
営業外費用
支払利息 1,308 192
租税公課 ― 3,012
賃貸料収入原価 10,865 4,788
売電費用 3,370 3,083
その他 134 1,672
営業外費用合計 15,678 12,748
経常利益 21,528 109,540
特別利益
固定資産売却益 338 85
特別利益合計 338 85
特別損失
固定資産売却損 3,867 362
固定資産除却損 3,545 1,713
減損損失 67,083 ―
事業所改築関連費用 111,503 854
特別損失合計 186,000 2,931
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△164,133 106,694
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 22,381 19,743
法人税等調整額 4,801 7,256
法人税等合計 27,182 26,999
四半期純利益又は四半期純損失(△) △191,316 79,694
非支配株主に帰属する四半期純利益 6,113 16,980
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△197,429 62,714
に帰属する四半期純損失(△)
6
株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △191,316 79,694
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 11,975 △24,185
為替換算調整勘定 △104,269 △79,019
退職給付に係る調整額 11,180 12,202
その他の包括利益合計 △81,113 △91,001
四半期包括利益 △272,429 △11,306
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △255,745 △10,532
非支配株主に係る四半期包括利益 △16,684 △774
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株式会社フジックス(3600) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
計算書計上額
(注)1
日本 アジア 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 2,483,418 705,936 3,189,355 ― 3,189,355
セグメント間の内部売上高
150,771 358,765 509,537 △509,537 ―
又は振替高
計 2,634,190 1,064,702 3,698,892 △509,537 3,189,355
セグメント利益又は損失(△) △73,310 51,266 △22,043 9,580 △12,463
(注) 1.セグメント利益又は損失の調整額9,580千円は、セグメント間取引消去によるものです。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「日本」セグメントにおいて、当社の本社社屋建替えの意思決定により、仮事務所へ移転したことに伴い、取
壊し予定の資産の帳簿価額の全額および仮事務所の資産の帳簿価額と回収可能額との差額を減損損失として特別
損失に計上しております。当該事象による減損損失の計上額は、当第2四半期連結累計期間においては66,782千
円であります。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
計算書計上額
(注)1
日本 アジア 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 2,524,436 635,635 3,160,072 ― 3,160,072
セグメント間の内部売上高
144,425 357,676 502,102 △502,102 ―
又は振替高
計 2,668,862 993,312 3,662,174 △502,102 3,160,072
セグメント利益 8,453 64,275 72,728 △1,484 71,244
(注) 1.セグメント利益の調整額△1,484千円は、セグメント間取引消去によるものです。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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