3591 ワコールHD 2021-01-29 15:00:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
2021年1月29日
上場会社名 株式会社ワコールホールディングス 上場取引所 東
コード番号 3591 URL https://www.wacoalholdings.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名) 安原 弘展
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 経営企画部長 (氏名) 三宅 弘晃 TEL 075-682-1010
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1. 2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
当社株主に帰属する四半
売上高 営業利益 税引前四半期純利益
期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 114,901 △20.2 3,956 △59.6 10,873 △30.6 4,972 △54.9
2020年3月期第3四半期 144,031 △2.2 9,801 △12.3 15,669 175.8 11,014 153.7
(注)四半期包括利益 2021年3月期第3四半期 3,943百万円 (△61.4%) 2020年3月期第3四半期 10,212百万円 (186.5%)
1株当たり当社株主に帰属する四半 希薄化後1株当たり当社株主に帰
期純利益 属する四半期純利益
円銭 円銭
2021年3月期第3四半期 79.67 79.34
2020年3月期第3四半期 171.16 170.49
(2) 連結財政状態
総資産 資本合計(純資産) 株主資本 株主資本比率 1株当たり株主資本
百万円 百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期第3四半期 314,471 209,672 206,481 65.7 3,308.60
2020年3月期 277,688 209,448 205,371 74.0 3,291.06
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 40.00 ― 20.00 60.00
2021年3月期 ― 20.00 ―
2021年3月期(予想) 20.00 40.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり当社
当社株主に帰属する当
売上高 営業利益 税引前当期純利益 株主に帰属する
期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 156,000 △16.5 △1,000 ― 300 △93.1 △500 ― △8.01
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 簡便な会計処理及び特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 65,589,042 株 2020年3月期 68,589,042 株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 3,181,704 株 2020年3月期 6,186,410 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 62,403,898 株 2020年3月期3Q 64,348,678 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において、当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前
提に基づき作成したものであり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、様々なリスクや不確実性、その他の要因により、
本資料の予想と大きく異なる結果となる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料
P.7「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.2
(1)連結経営成績に関する説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.2
(2)連結財政状態に関する説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.7
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.7
2.四半期連結財務諸表及び主な注記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.8
(1)四半期連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.8
(2)四半期連結損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.10
(3)四半期連結包括損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.10
(4)四半期連結キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.11
(5)四半期連結財務諸表に関する注記事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.12
(継続企業の前提に関する注記)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.12
(セグメント情報等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.12
(6)販売の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.14
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する説明
①当第3四半期の業績
(単位:百万円)
2020 年3月期 2021 年3月期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
売上高 144,031 114,901 △29,130 △20.2%
売上原価 63,915 50,279 △13,636 △21.3%
売上利益 80,116 64,622 △15,494 △19.3%
販売費及び一般管理費 70,315 60,666 △9,649 △13.7%
営業利益 9,801 3,956 △5,845 △59.6%
その他の収益・費用 1,382 1,192 △190 △13.7%
A:有価証券・投資評価損益(純額) 4,486 5,725 +1,239 +27.6%
税引前四半期純利益 15,669 10,873 △4,796 △30.6%
当社株主に帰属する四半期純利益 11,014 4,972 △6,042 △54.9%
参考情報:Aを考慮しない税引前四半期純利益 11,183 5,148 △6,035 △54.0%
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~12月31日)における当社グループの経営は、新型コロナウイルス感
染症(以下、感染症)の世界的な拡大の影響を大きく受ける結果となりました。多くの国や地域で外出規制や店舗の
臨時休業が実施された4月、5月の水準からは回復基調にあるものの、依然として感染症の拡大影響は残っており、
先行きは極めて不透明な状況です。このような環境の中、当社グループでは再成長に向け策定した下記の方針に基づ
き、お客さま・従業員・お取引先の安全と健康を最優先としながらも、引き続き、高収益の経営体質の構築に向けた
取り組みを進めています。
【基本方針】 お客さま・従業員・お取引先の、
「健康・安全」を最優先として対応
【短期的な方針】 経営悪化を踏まえたコスト削減の実行と、財務基盤の安定性確保
・事業領域全般にわたり、これまでの施策や支出計画の見直しの実行
・感染症の長期化に備えた、手元流動性の強化
・売上減少に伴う過剰在庫の回避に向けた生産調整
【中長期的な方針】 バリューチェーンの徹底的な点検と改革の実行 ~「高収益の経営体質」に向けた転機に~
・現状のコストストラクチャーの見直し(固定費削減に向けた取り組みの推進)
・デジタル・トランスフォーメーションの取り組み加速
・お客さまとのタッチポイントの見直し・再整備(変化する主要チャネルへの対応)
・
「新しい生活様式」で顧客が待ち望む商品・サービスの開発、新たな接客や販売スタイル
への対応力強化
当第3四半期連結累計期間の売上高は、感染症の拡大に端を発した外出自粛や店舗休業、その後の来店客数の減少
が影響し、1,149.0億円(前年同期比20.2%減)となりました。他方、当第3四半期連結会計期間(10月~12月)の
売上高は、417.5億円(前年同期比2.0%減)となりました。引き続き感染症の拡大影響が残ったものの、国内におけ
る前年の消費税増税後の需要減少の裏返しや、ピーチ・ジョン事業及び前期に買収したIntimates Online, Inc.(以
下「IO社」
)の成長などにより、大きく持ち直しました(第1四半期連結会計期間:前年同期比39.7%減、第2四半
期連結会計期間:前年同期比17.6%減)
。
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
営業利益は、大幅な減収となったものの、経費削減や雇用調整助成金など各国政府の支援策の活用が寄与し、39.6
億円の黒字(前年同期比59.6%減)となりました。当第3四半期連結会計期間の営業利益は、売上利益率の改善(1.0
ポイント増)に加え、継続して経費削減に努めたことから26.8億円(前年同期比775.8%増)と、大幅な増益となり
ました。
税引前四半期純利益は、営業利益の減益が響いたものの、有価証券・投資評価損益(純額)について評価益57.3億
円を計上したことから、108.7億円(前年同期比30.6%減)となりました。
(当社は米国会計基準を採用しており、同会計基準に基づき、雇用調整助成金につきましては「売上原価」 「販
及び
売費及び一般管理費」から控除しております。また、当社及び連結子会社が保有する持分証券につきましては、公正
価値で評価し、期初からの変動を「その他の収益・費用」で計上しています。
)
当該期間の為替換算レートは、1米ドル=106.11円(前年同期108.67円)
、1英ポンド=136.24円(同137.79円)
、
1中国元=15.37円(同15.90円)です。
②オペレーティング・セグメントの営業概況
※第1四半期連結累計期間より、当社グループ内の業績管理区分の一部見直しに伴い、 「ワコール事業
従来 (国内)」
セグメントに含めていたAi及び「ピーチ・ジョン事業」セグメントを「その他」セグメントへ含める変更を行い
ましたが、第2四半期連結累計期間以降において、「その他」セグメントに含めた「ピーチ・ジョン事業」が量的
基準を満たしたため、報告セグメントとして記載する方法に変更しています。なお、前第3四半期連結累計期間の
セグメント情報は、当第3四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しています。
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
構成比 構成比 増減額 増減率
累計実績 累計実績
売上高合計 144,031 100.0% 114,901 100.0% △29,130 △20.2%
ワコール事業(国内) 82,872 57.5% 66,935 58.3% △15,937 △19.2%
ワコール事業(海外) 38,110 26.5% 29,848 26.0% △8,262 △21.7%
ピーチ・ジョン事業 7,865 5.5% 8,665 7.5% +800 +10.2%
その他 15,184 10.5% 9,453 8.2% △5,731 △37.7%
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
売上比 売上比 増減額 増減率
累計実績 累計実績
営業利益(△損失) 9,801 6.8% 3,956 3.4% △5,845 △59.6%
ワコール事業(国内) 7,113 8.6% 3,008 4.5% △4,105 △57.7%
ワコール事業(海外) 2,627 6.9% △83 - △2,710 -
ピーチ・ジョン事業 168 2.1% 1,614 18.6% +1,446 +860.7%
その他 △107 - △583 - △476 -
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
(参考)主要子会社の売上高・営業利益(△損失)
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期 前年同期比
売上高 第3四半期 第3四半期
構成比 構成比 増減額 増減率
累計実績 累計実績
ワコール 78,749 54.7% 62,546 54.4% △16,203 △20.6%
ワコールインターナショナル(米国) 14,241 9.9% 12,790 11.1% △1,451 △10.2%
ワコールヨーロッパ 9,875 6.9% 7,027 6.1% △2,848 △28.8%
中国ワコール 8,288 5.8% 6,502 5.7% △1,786 △21.5%
ピーチ・ジョン 7,865 5.5% 8,665 7.5% +800 +10.2%
ルシアン 4,363 3.0% 3,430 3.0% △933 △21.4%
七彩 6,480 4.5% 3,949 3.4% △2,531 △39.1%
Ai 3,083 2.1% 1,377 1.2% △1,706 △55.3%
※外部売上高のみを記載しています。
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期 前年同期比
営業利益(△損失) 第3四半期 第3四半期
売上比 売上比 増減額 増減率
累計実績 累計実績
ワコール 4,927 6.3% 581 0.9% △4,346 △88.2%
ワコールインターナショナル(米国) 479 3.4% △1,051 - △1,530 -
ワコールヨーロッパ 750 7.6% 212 3.0% △538 △71.7%
中国ワコール 733 8.8% 483 7.4% △250 △34.1%
ピーチ・ジョン 168 2.1% 1,614 18.6% +1,446 +860.7%
ルシアン △162 - 149 4.3% +311 -
七彩 177 2.7% △299 - △476 -
Ai △118 - △441 - △323 -
※主要子会社の売上高・営業利益(△損失)は各国会計基準に基づく数値
a.ワコール事業(国内)
当該セグメントの売上高は、感染症の拡大影響による上期の減収が響き、669.4億円(前年同期比19.2%減)とな
りました。当第3四半期連結会計期間の売上高は、259.0億円(前年同期比3.2%増)と一定の回復をみせましたが、
11月後半以降は感染者の増加に伴って来店客数が再び減少するなど、依然として厳しい状況が続いています。
営業利益は、減収影響から減益となりましたが、経費削減や雇用調整助成金などの政府の支援策の活用により、
30.1
億円の黒字(前年同期比57.7%減)となりました。当第3四半期連結会計期間の営業利益は、増収効果に加え、経費
の抑制に継続して取り組んだ結果、21.0億円(前年同期比149.7%増)となりました。
【ワコール】
ワコールの売上高は、ECについては高成長を維持したものの、消費者の行動範囲の縮小などから店頭売上が低
迷し、前年同期に比べ20.6%の減収となりました。なお、当第3四半期連結会計期間の売上高は、引き続き感染
症の拡大影響が残ったものの、自社ECの成長や前年の消費税増税後の需要減少の裏返しなどから、前年同期に比
べ3.0%の増収となりました。
戦略的に強化している自社ECについては、巣ごもり需要の高まりを受け、睡眠時専用ブラジャー「ナイトアッ
プブラ」などの商品が好調に推移したほか、新規顧客の獲得や直営店会員のEC送客などの施策が売上拡大に寄与
し、前年同期に比べ62.7%の増収となりました。
(当第3四半期連結会計期間:56.0%増)
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
他方、店頭売上は回復基調にあるものの、テレワークの浸透や人混みを回避する消費者の意識や行動の変化に
伴って、都心部に展開する店舗は苦戦が続きました。当第3四半期連結会計期間における店頭売上は、百貨店、
直営店ともに前年を下回りましたが、郊外立地の量販店については、ブラックフライデーなどの販促施策が奏功
したこともあり、ワコールブランド、ウイングブランドともに前年同期を上回りました。
なお、3DボディスキャナーやAI(人口知能)を活用した接客システムについては、12月末時点で15店舗に導入
を完了しています。また、10月末にはインナーウェア選びにおける新たな顧客体験の提供と、ビューティーアド
バイザー(販売員)の新たな働き方の創造に向けて、アバターを活用した新しいカウンセリングサービスを開始
しています。
営業利益は、5.8億円(前年同期比88.2%減)となりました。減収の影響から大幅な減益となりましたが、売上
利益率の改善や人件費、諸経費の削減により、黒字を確保しました。なお、雇用調整助成金(15.6億円)につき
ましては、営業外収益として計上されているため上記の営業利益の金額には含まれていません(連結経営成績上
は米国会計基準に基づき営業利益に組み替え表示しています)
。
b.ワコール事業(海外)
邦貨換算後の当該セグメントの売上高は、感染症の拡大に伴う各国店舗の臨時休業に加え、円高による影響(△6.7
億円)もあり、298.5 億円(前年同期比 21.7%減)となりました。当第3四半期連結会計期間の売上高は、感染症の
拡大影響によるワコールヨーロッパの売上低迷が影響し、101.4 億円(前年同期比6.6%減)となりました。
営業損益は、0.8 億円の営業損失(前年同期:26.3 億円の営業利益)となりました。経費削減や各国政府の支援策
を活用したものの、減収影響に加え、前期に買収した「IO 社」の早期成長に向けて、戦略的なマーケティング投資
を継続したことから、営業損失となりました。なお、当第3四半期連結会計期間の営業損益は、ワコールインターナ
ショナル(米国)の赤字幅の縮小などが寄与し、2.0 億円の営業利益(前年同期:4.0 億円の営業損失)となり黒字
を確保しました。
【ワコールインターナショナル(米国)
】
ワコールインターナショナル(米国)の現地通貨ベースの売上高は、前年同期に比べ 8.0%の減収(邦貨換算
ベース 10.2%減)となりました。当第3四半期連結会計期間の売上高は、昨年買収した「IO 社」が 61.8%の増収
となったほか、
「Wacoal」や「b.tempt’d」などのブランドを展開する米国ワコールも EC が伸長したことで4.5%
の増収となり、前年同期に比べ 10.9%の増収(邦貨換算ベース 6.6%増)となりました。
米国ワコールの自社 EC は、前年同期に比べ 57.1%の増収(当第3四半期連結会計期間 45.6%増)と高成長を
維持したほか、他社 EC も堅調に推移しました。店舗(百貨店)はロックダウン措置に伴う休業や解除以降の回復
の遅れに加え、得意先の仕入枠の抑制などが影響し、低迷しました。 社」 積極的な広告投下の寄与により、
「IO は、
高成長を維持しています。
現地通貨ベースの営業損益は、経費削減や、政府の支援策の活用があったものの、減収影響に加え、 社」が
「IO
展開する「LIVELY」ブランドに対して戦略的な成長投資を継続した結果、9.9 百万ドル(邦貨換算ベース 10.5 億
円)の営業損失(前年同期:4.4 百万ドルの営業利益(邦貨換算ベース 4.8 億円)
)となりました。なお、当第3
四半期連結会計期間は、1.4 百万ドル(邦貨換算ベース1.4 億円)の営業損失(前年同期:6.1 百万ドルの営業損
失(邦貨換算ベース 6.7 億円)
)となり、前年同期から大きく改善しました。
【ワコールヨーロッパ】
ワコールヨーロッパの現地通貨ベースの売上高は、前年同期に比べ 28.0%の減収(邦貨換算ベース 28.8%減)
となりました。当第3四半期連結会計期間の売上高は、クリスマス商戦に向けた一時的な納品の増加により、国
や地域単位では前年の月次売上高を上回る月がありましたが、英国や欧州主要国における再度のロックダウン措
置の影響が大きく、前年同期に比べ 14.2%の減収(邦貨換算ベース 15.7%減)となりました。また、当第3四半
期連結会計期間における各地域の売上高は、英国は 9.1%、欧州 24.9%、北米は 17.8%とそれぞれ減収となりま
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
した。なお、前期より開始した自社 EC については計画を超えて推移しています。
現地通貨ベースの営業利益は、減収影響により 71.3%と大幅な減益(邦貨換算ベース 71.7%減)となったもの
の、経費の削減や政府の支援策の活用により、黒字を確保しました。
【中国ワコール】
中国ワコールの現地通貨ベースの売上高は、前年同期に比べ18.8%の減収(邦貨換算ベース 21.5%減)となり
ました。当第3四半期連結会計期間(7月~9月)の売上高は、店舗・EC において、主力の「Wacoal」ブランド
が堅調に推移しましたが、中国における「PEACH JOHN」ブランドの売上が低調に推移した結果、前年同期に比べ
1.0%の減収(邦貨換算ベース0.5%増)となりました。
現地通貨ベースの営業利益は、減収影響により、31.9 %の減益(邦貨換算ベース 34.1%減)となったものの、
経費の削減や政府の支援策の活用により、黒字を確保しました。
c.ピーチ・ジョン事業
当該セグメントの売上高は、消費者のニーズを捉えた商品企画や話題性のあるプロモーション施策をSNSやWEB広
告を用いて拡散するマーケティング戦略が奏功し、自社ECを中心に高成長を維持したことから、86.7億円(前年同
期比10.2%増)となりました。国内における当第3四半期連結会計期間の自社EC売上高は新規顧客が大幅に増加し
たことから前年同期に比べ42.6%の増収となったほか、店舗事業についても来店客の購買率の向上が寄与し、前年
同期に比べ6.0%の増収となりました。
営業利益は、16.1億円と大幅な増益(前年同期の営業利益1.7億円)となりました。増収効果に加え、自社EC売上
の構成比の高まりやセールの抑制などによる売上利益率の改善、店舗の臨時休業に伴う賃借料の減免などが増益に
寄与しました。
d.その他
当該セグメントの売上高は、94.5 億円(前年同期比 37.7%減)
、営業損益は 5.8 億円の営業損失(前年同期は1.1
億円の営業損失)となりました。
【ルシアン】
ルシアンの売上高は、得意先の仕入枠の抑制の影響などにより、量販店や専門店向けのプライベートブランド
商品の販売が低調に推移した結果、前年同期に比べ 21.4%の減収となりました。営業損益は、前期の第4四半期
に実施した不採算事業の撤退効果に加え、経費削減を進めた結果、 億円の営業利益
1.5 (前年同期は 1.6 億円の営
業損失)となりました。
【七彩】
七彩の売上高は、感染症の拡大に伴う新規出店や各種イベントの中止・延期による工事事業の低迷が影響し、
前年同期に比べ 39.1%の減収となりました。営業損益は、経費削減に努めたものの、減収の影響が大きく、3.0
億円の営業損失(前年同期は 1.8 億円の営業利益)となりました。
【Ai】
Ai の売上高は、感染症の拡大による旅行自粛や海水浴場の閉鎖により、リゾートウェア(水着)の販売が低迷
したことから、前年同期に比べ 55.3%の減収となりました。営業損益は、経費削減に努めたものの、大幅な減収
が響き、4.4 億円の営業損失(前年同期は 1.2 億円の営業損失)となりました。
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021 年 3 月期 第 3 四半期決算短信
(2)連結財政状態に関する説明
① 資産、負債、株主資本等の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、手元流動性の確保を目的として現金及び現金同等物を積み増した
ことなどにより、前連結会計年度末に比して 367 億 83 百万円増加し、3,144 億71 百万円となりました。
負債の部も、同様の理由で短期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比して 365 億 59 百万円増
加し、1,047 億 99 百万円となりました。
株主資本は、四半期純利益の計上や為替換算調整勘定などの変動により、前連結会計年度末に比して11 億 10 百万
円増加し、2,064 億81 百万円となりました。
以上の結果により、当第3四半期連結会計期間末における株主資本比率は、前連結会計年度末に比して8.3 ポイン
ト減少し、65.7%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比して 345 億 20 百万円増加
し、624 億 25 百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期純利益 48 億 16 百万円に減価償却費や繰延税金などによる調整
を加えた金額に対して、資産及び負債の増減などによる調整を行った結果、 億 34 百万円の収入(前年同期に比
27
し 102 億 85 百万円の収入減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得などにより、27 億 18 百万円の支出(前年
同期に比し 18 億 88 百万円の支出増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金支払や非支配持分からの子会社持分取得による支出、条件付取
得対価の支払などがあったものの、短期借入金及び長期債務の調達により、347 億 54 百万円の収入(前年同期は
140 億67 百万円の支出)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の連結業績予想については、2020 年 10 月 30 日に公表した連結業績予想から変更ありません。しかしながら、
感染症の拡大の影響は長期化しており、先行きは極めて不透明な状況が続いています。今後、業績予想の見直しが必
要と判断した場合は、速やかに新たな見通しを開示します。
(なお、持分証券の評価損益による変動影響は、連結業
績予想には織り込んでおりません)
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 四半期連結貸借対照表
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
科 目 増減金額
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
(資産の部) 百万円 百万円 百万円
Ⅰ.流動資産
現金及び現金同等物 27,905 62,425 34,520
定期預金 797 1,336 539
有価証券 656 520 △ 136
売掛債権 20,062 19,311 △ 751
貸倒引当金 △ 489 △ 449 40
たな卸資産 43,427 42,178 △ 1,249
返品資産 868 792 △ 76
その他の流動資産 4,964 7,383 2,419
流動資産合計 98,190 133,496 35,306
Ⅱ.有形固定資産
土地 21,460 20,793 △ 667
建物及び構築物 74,039 73,707 △ 332
機械装置及び工具器具備品等 18,782 18,923 141
建設仮勘定 1,090 1,224 134
115,371 114,647 △ 724
減価償却累計額 △ 63,288 △ 64,065 △ 777
有形固定資産合計 52,083 50,582 △ 1,501
Ⅲ.その他の資産
オペレーティングリース
13,540 11,998 △ 1,542
使用権資産
関連会社投資 21,595 20,744 △ 851
投資 43,904 48,361 4,457
のれん 22,371 22,330 △ 41
その他の無形固定資産 14,547 14,586 39
前払年金費用 4,974 5,368 394
繰延税金資産 1,118 1,436 318
その他 5,366 5,570 204
その他の資産合計 127,415 130,393 2,978
資産合計 277,688 314,471 36,783
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021年3月期 第3四半期決算短信
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
科 目 増減金額
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
(負債の部) 百万円 百万円 百万円
Ⅰ.流動負債
短期借入金 3,364 41,575 38,211
買掛債務
支払手形 1,112 905 △ 207
買掛金 9,588 7,791 △ 1,797
未払金 7,107 5,487 △ 1,620
17,807 14,183 △ 3,624
未払給料及び賞与 6,734 5,471 △ 1,263
未払税金 4,878 3,888 △ 990
返金負債 2,645 2,912 267
短期オペレーティング
4,600 4,182 △ 418
リース負債
条件付取得対価に係る負債
- 1,035 1,035
(短期)
その他の流動負債 4,079 6,636 2,557
流動負債合計 44,107 79,882 35,775
Ⅱ.固定負債
長期債務 35 1,419 1,384
退職給付に係る負債 2,069 2,052 △ 17
繰延税金負債 7,911 9,600 1,689
長期オペレーティング
9,101 7,999 △ 1,102
リース負債
条件付取得対価に係る負債
2,786 1,615 △ 1,171
(長期)
その他の固定負債 2,231 2,232 1
固定負債合計 24,133 24,917 784
負債合計 68,240 104,799 36,559
(資本の部)
Ⅰ.資本金 13,260 13,260 -
Ⅱ.資本剰余金 29,836 29,136 △ 700
Ⅲ.利益剰余金 185,233 179,302 △ 5,931
Ⅳ.その他の包括損益累計額
為替換算調整勘定 △ 1,033 △ 2,180 △ 1,147
年金債務調整勘定 △ 4,594 △ 4,124 470
Ⅴ.自己株式 △ 17,331 △ 8,913 8,418
株主資本合計 205,371 206,481 1,110
Ⅵ.非支配持分 4,077 3,191 △ 886
資本合計 209,448 209,672 224
負債及び資本合計 277,688 314,471 36,783
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2) 四半期連結損益計算書
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
科 目 (自 2019年 4月 1日 (自 2020年 4月 1日 増減金額
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
百万円 % 百万円 % 百万円
Ⅰ.売上高 144,031 100.0 114,901 100.0 △ 29,130
Ⅱ.営業費用
売上原価 63,915 44.4 50,279 43.8 △ 13,636
販売費及び一般管理費 70,315 48.8 60,666 52.8 △ 9,649
営業費用合計 134,230 93.2 110,945 96.6 △ 23,285
営業利益 9,801 6.8 3,956 3.4 △ 5,845
Ⅲ.その他の収益・費用(△)
受取利息 167 52 △ 115
支払利息 △ 17 △ 56 △ 39
受取配当金 1,452 1,078 △ 374
有価証券・投資評価損益(純額) 4,486 5,725 1,239
その他の損益(純額) △ 220 118 338
その他の収益・費用合計 5,868 4.1 6,917 6.1 1,049
税引前四半期純利益 15,669 10.9 10,873 9.5 △ 4,796
法人税等 4,887 3.4 6,506 5.7 1,619
持分法による投資損益調整前
10,782 7.5 4,367 3.8 △ 6,415
四半期純利益
持分法による投資損益 342 0.2 449 0.4 107
四半期純利益 11,124 7.7 4,816 4.2 △ 6,308
非支配持分帰属損益 △ 110 △ 0.1 156 0.1 266
当社株主に帰属する四半期純利益
四半期純利益 11,014 7.6 4,972 4.3 △ 6,042
(3) 四半期連結包括損益計算書
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
科 目 (自 2019年 4月 1日 (自 2020年 4月 1日 増減金額
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
百万円 百万円 百万円
Ⅰ.四半期純利益 11,124 4,816 △ 6,308
Ⅱ.その他の包括損益
-税効果調整後
為替換算調整勘定 △ 1,529 △ 1,343 186
年金債務調整勘定 617 470 △ 147
その他の包括損益 合計 △ 912 △ 873 39
四半期包括損益 10,212 3,943 △ 6,269
非支配持分帰属四半期包括損益 △ 142 352 494
当社株主に帰属する四半期包括損益 10,070 4,295 △ 5,775
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(4) 四半期連結キャッシュ・フロー計算書
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
科 目 (自 2019年 4月 1日 (自 2020年 4月 1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
百万円 百万円
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー
1.四半期純利益 11,124 4,816
2.営業活動によるキャッシュ・フローへの調整
(1)減価償却費 4,409 4,558
(2)貸倒引当金(純額) 26 △ 12
(3)繰延税金 △ 1,505 1,211
(4)固定資産除売却損益(純額) 49 △ 361
(5)有形固定資産減損損失 - 625
(6)有価証券・投資評価損益(純額) △ 4,486 △ 5,725
(7)持分法による投資損益(受取配当金控除後) 199 96
(8)資産及び負債の増減
売掛債権の減少 4,358 647
たな卸資産の減少(△増加) △ 1,790 1,115
返品資産の減少(△増加) △ 202 76
その他の流動資産等の減少(△増加) 163 △ 2,444
買掛債務の減少 △ 2,445 △ 2,700
返金負債の増加 268 267
退職給付に係る負債の増加 727 276
その他の負債等の増加 1,771 299
(9)その他 353 △ 10
営業活動によるキャッシュ・フロー 13,019 2,734
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー
1.定期預金の増加額 △ 473 △ 857
2.定期預金の減少額 3,534 291
3.持分証券の売却及び償還収入 10,291 940
4.持分証券の取得 △ 262 △6
5.負債証券の償還収入 326 424
6.有形固定資産の売却収入 94 646
7.有形固定資産の取得 △ 2,582 △ 1,699
8.無形固定資産の取得 △ 2,591 △ 2,169
9.貸付による支出 - △ 315
1 0.新規子会社の取得(取得した現金との純額) △ 9,181 -
1 1.その他 14 27
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 830 △ 2,718
Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー
1.短期借入金の純増減額 △ 4,053 17,747
2.短期借入金(3ヶ月超)の調達 - 20,424
3.長期債務の調達 - 1,447
4.長期債務の返済 △ 38 △ 35
5.自己株式の取得 △ 5,001 △1
6.当社株主への配当金支払額 △ 4,907 △ 2,496
7.非支配持分への配当金支払額 △ 184 △ 81
8.非支配持分からの払込みによる収入 116 -
9.非支配持分からの子会社持分取得による支出 - △ 1,190
1 0.条件付取得対価の支払 - △ 1,061
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 14,067 34,754
Ⅳ.為替変動による現金及び現金同等物への影響額 △ 370 △ 250
Ⅴ.現金及び現金同等物の増減額 △ 2,248 34,520
Ⅵ.現金及び現金同等物の期首残高 30,133 27,905
Ⅶ.現金及び現金同等物の四半期末残高 27,885 62,425
補足情報
現金支払額
利息 18 46
法人税等 4,633 8,417
現金支出を伴わない投資活動
新規子会社の取得価額(条件付取得対価) 4,173 -
固定資産の取得価額 521 1,088
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(5) 四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
① オペレーティング・セグメント情報
前第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日) (単位:百万円)
ワコール事業 ワコール事業 ピーチ・ジョン 消去又は
その他 計 連結
(国内) (海外) 事業 全社
売上高
(1)外部顧客に対する売上高 82,872 38,110 7,865 15,184 144,031 - 144,031
(2)セグメント間の内部売上高
901 8,444 541 3,877 13,763 △ 13,763 -
又は振替高
計 83,773 46,554 8,406 19,061 157,794 △ 13,763 144,031
営業利益(△損失) 7,113 2,627 168 △ 107 9,801 - 9,801
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日) (単位:百万円)
ワコール事業 ワコール事業 ピーチ・ジョン 消去又は
その他 計 連結
(国内) (海外) 事業 全社
売上高
(1)外部顧客に対する売上高 66,935 29,848 8,665 9,453 114,901 - 114,901
(2)セグメント間の内部売上高
590 6,990 456 2,886 10,922 △ 10,922 -
又は振替高
計 67,525 36,838 9,121 12,339 125,823 △ 10,922 114,901
営業利益(△損失) 3,008 △ 83 1,614 △ 583 3,956 - 3,956
(注) 1.各事業の主な製品
ワコール事業(国内) ・・・ インナーウェア(ファンデーション・ランジェリー・ナイトウェア・リトルインナー)、アウターウェア、スポーツウェア、
レッグニット他
ワコール事業(海外) ・・・ インナーウェア(ファンデーション・ランジェリー・ナイトウェア・リトルインナー)、アウターウェア、スポーツウェア、
その他繊維関連商品他
ピーチ・ジョン事業 ・・・ インナーウェア(ファンデーション・ランジェリー・ナイトウェア)、アウターウェア、
その他繊維関連商品他
その他 ・・・ インナーウェア(ファンデーション・ランジェリー・ナイトウェア・リトルインナー)、アウターウェア、スポーツウェア、
その他繊維関連商品、マネキン人形、店舗設計・施工他
2.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、当社グループ内の業績管理区分の一部見直しに伴い、従来「ワコール事業
(国内)」セグメントに含めていたAi及び「ピーチ・ジョン事業」セグメントを「その他」セグメントへ
含めて開示しておりましたが、量的基準の判定を行った結果、「その他」セグメントに含めた「ピーチ・
ジョン事業」が基準を満たしたため、第2四半期連結会計期間より報告セグメントとして記載する方法に変
更しております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントに基づき作成したものを開
示しております。
3.オペレーティング・セグメント別資産関連情報
当第3四半期連結累計期間において、資金の借入を実行したことなどにより、「ワコール事業(国内)」セ
グメントの資産が前連結会計年度末に比して42,458百万円増加しております。その結果、「ワコール事業
(国内)」セグメントの資産は当第3四半期連結会計期間末において、279,852百万円となっております。
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021年3月期 第3四半期決算短信
② 地域別情報
前第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日) (単位:百万円)
アジア
日本 欧米 連結
オセアニア
外部顧客に対する売上高 105,188 15,740 23,103 144,031
構成比 73.0% 10.9% 16.1% 100.0%
営業利益 7,252 1,460 1,089 9,801
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日) (単位:百万円)
アジア
日本 欧米 連結
オセアニア
外部顧客に対する売上高 84,380 11,412 19,109 114,901
構成比 73.5% 9.9% 16.6% 100.0%
営業利益(△損失) 4,076 515 △ 635 3,956
(注) 1.国又は地域の区分の方法は地理的近接度によっております。
2.本邦以外の区分に属する主な国又は地域
アジア・オセアニア:アジア諸国、オーストラリア
欧 米:北米及びヨーロッパ諸国
3.売上高は連結会社を所在地別に分類したものであります。
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(株)ワコールホールディングス (3591) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(6) 販売の状況
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
自 2019年 4月 1日 自 2020年 4月 1日 増 減
製品の種類
至 2019年12月31日 至 2020年12月31日
金額 構成比 金額 構成比 金額 増減率
百万円 % 百万円 % 百万円 %
ファンデーション
イ ・ランジェリー 111,667 77.5 92,499 80.5 △ 19,168 △ 17.2
ン
ナ
ー ナイトウェア 5,915 4.1 5,155 4.5 △ 760 △ 12.8
ウ
ェ リトルインナー 834 0.6 574 0.5 △ 260 △ 31.2
ア
計 118,416 82.2 98,228 85.5 △ 20,188 △ 17.0
アウターウェア
9,970 6.9 6,694 5.8 △ 3,276 △ 32.9
・スポーツウェア等
レッグニット 1,290 0.9 774 0.7 △ 516 △ 40.0
その他繊維製品
5,903 4.1 4,104 3.6 △ 1,799 △ 30.5
及び関連製品
その他 8,452 5.9 5,101 4.4 △ 3,351 △ 39.6
合 計 144,031 100.0 114,901 100.0 △ 29,130 △ 20.2
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