3561 力の源HD 2019-05-10 11:30:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 
                                                                                           
 
                      2019年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                   2019年5月10日
上場会社名      株式会社力の源ホールディングス                                          上場取引所  東
コード番号      3561      URL  http://www.chikaranomoto.com/
代表者        (役職名) 代表取締役会長兼社長                  (氏名)河原 成美
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員CSO                        (氏名)山根 智之              TEL  03(6264)3899
定時株主総会開催予定日          2019年6月24日              配当支払開始予定日 2019年6月5日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月25日                                          
決算補足説明資料作成の有無:有  
決算説明会開催の有無      :有 (機関投資家・アナリスト向け)
 
                                                                              (百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
  (1)連結経営成績                                                                 (%表示は対前期増減率)
 
                                                                             親会社株主に帰属する
                    売上高                営業利益                  経常利益
                                                                                 当期純利益
                  百万円         %        百万円          %       百万円          %        百万円       %
  2019年3月期        27,466    12.3         957       5.8        922       5.8         615  △3.0
  2018年3月期        24,451     9.0         905      48.7        872      61.6         634  133.8
 
(注)包括利益      2019年3月期         216百万円 (△73.6%)        2018年3月期       821百万円 (189.5%)
 
                  1株当たり              潜在株式調整後              自己資本           総資産          売上高
 
                  当期純利益            1株当たり当期純利益            当期純利益率        経常利益率        営業利益率
                           円 銭                  円 銭              %             %            %
  2019年3月期                 26.26                25.45         14.4            5.8          3.5
  2018年3月期                 27.85                26.23         16.5            5.9          3.7
 
(参考)持分法投資損益          2019年3月期        △1百万円       2018年3月期        △6百万円
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1
   株当たり当期純利益につきましては、当該分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定して算定しております。
       
    (2)連結財政状態
                     総資産                    純資産              自己資本比率                    1株当たり純資産
                            百万円                   百万円                       %                 円 銭
    2019年3月期                16,392                4,724                   26.4               183.14
    2018年3月期                15,300                4,720                   27.8               182.31
 
(参考)自己資本         2019年3月期        4,322百万円       2018年3月期       4,249百万円
 
  (3)連結キャッシュ・フローの状況
            営業活動による                    投資活動による               財務活動による                   現金及び現金同等物
 
           キャッシュ・フロー                  キャッシュ・フロー             キャッシュ・フロー                    期末残高
                  百万円                        百万円                   百万円                        百万円
  2019年3月期         2,207                    △1,180                  △260                      4,323
  2018年3月期         1,411                    △1,583                    98                      3,555
 
2.配当の状況
                                      年間配当金                           配当金総額             配当性向         純資産配当
                                                                       (合計)             (連結)         率(連結)
               第1四半期末     第2四半期末      第3四半期末      期末         合計
                  円 銭        円 銭         円 銭       円 銭        円 銭           百万円                 %        %
2018年3月期            -         5.00         -        4.00        -             150             23.3      3.9
2019年3月期              -        4.00         -        4.00      8.00              188          30.5      4.4
2020年3月期
(予想)
                     -     4.00     -   4.00   8.00            26.9   
(注)1.2018年3月期期末配当金の内訳:普通配当3円00銭 記念配当1円00銭
     2.当社は2017年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2018年3月期第2四半期以前の配当金は、
       当該株式分割前の実際の配当金の額を記載し、2018年3月期の年間配当金合計は「-」として記載しております。詳細については、
       「業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項」をご覧ください。
     3.当社は、当連結会計年度より「株式給付型ESOP」制度を導入しており、配当金総額には、信託口が保有する当社株式に対する配
       当金(2019年3月期 358千円)が含まれております。
 
 
 
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
                                             (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
 
                                                                親会社株主に帰属     1株当たり
                  売上高              営業利益           経常利益
                                                                する当期純利益      当期純利益
               百万円         %     百万円          %  百万円        %    百万円      %         円 銭
  第2四半期(累計)    14,481    10.4       424      7.8   382   △6.8      297 △22.5        12.62
      通期       30,010     9.3     1,150     20.1 1,072    16.2     700  13.9        29.69
※  注記事項
  (1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
      新規 1社 (社名)台湾一風堂股份有限公司
  (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
    ②  ①以外の会計方針の変更              :無
    ③  会計上の見積りの変更                :無
    ④  修正再表示                          :無
  (3)発行済株式数(普通株式)
    ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)                2019年3月期     23,693,500株 2018年3月期    23,307,300株
    ②  期末自己株式数                          2019年3月期         89,600株 2018年3月期            -株
    ③  期中平均株式数                          2019年3月期     23,438,447株 2018年3月期    22,789,067株
      (注)1.当社は、2017年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該分割
           が行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均株式数」を算定しております。
         2.当社は、当連結会計年度より「株式給付型ESOP」制度を導入しており、信託口が保有する当社株式は、期末自己株式数に
           含めて記載しております。また、信託口が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めてお
           ります(2019年3月期 52,287株)。
       
(参考)個別業績の概要
1.2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
  (1)個別経営成績                                                         (%表示は対前期増減率)
 
               売上高            営業利益                      経常利益            当期純利益
              百万円       %     百万円      %                百万円      %      百万円      %
  2019年3月期    2,503   15.2      456 113.8                472  107.5      △69 △118.0
  2018年3月期    2,172    9.5      213 △26.3                227 △19.0        389  60.5
 
             1株当たり           潜在株式調整後
 
             当期純利益         1株当たり当期純利益
                     円 銭            円 銭
  2019年3月期          △2.98              -
  2018年3月期           17.08          16.09
(注)1.当社は、2017年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。1株当たり当期純利益及び潜在株式調整
     後1株当たり当期純利益につきましては、当該分割が前事業年度の期首に行われたと仮定して算定しております。
(注)2.当事業年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載し
     ておりません。
 
    (2)個別財政状態
                    総資産                純資産             自己資本比率           1株当たり純資産
                          百万円                百万円                   %           円 銭
    2019年3月期               8,035             3,611               44.9         153.00
    2018年3月期               7,318             3,825               52.3         164.14
 
(参考)自己資本    2019年3月期 3,611百万円   2018年3月期 3,825百万円
  
※  決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
  (将来に関する記述等についてのご注意)
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
   断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
   提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料5ページ「1.経営成績等の概況
   (5)今後の見通し」をご覧ください。
    
(株式分割後の配当及び連結業績予想について)
   当社は、2017年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。なお、株式分割考慮前
  に換算した2018年3月期の配当、2019年3月期の配当及び2020年3月期の配当予想は以下のとおりとなります。
  1.2018年3月期の配当
    1株当たり配当金 第2四半期末 5円00銭 (注1)        期末 8円00銭(注2)
  2.2019年3月期の配当
    1株当たり配当金 第2四半期末 8円00銭 (注2・3) 期末 8円00銭(注2)
  3.2020年3月期の配当予想
    1株当たり配当金 第2四半期末 8円00銭 (注2)        期末 8円00銭(注2)
  (注1)2018年3月期第2四半期末の配当は、株式分割実施前の株式数に対して行っております。
  (注2)株式分割考慮前に換算した配当額です。
  (注3)2018年12月4日を効力発生日として配当を実施しております。
  (注4)2018年3月期の年間配当金(株式分割考慮前)は13円00銭となります。
  (注5)2019年3月期の年間配当金(株式分割考慮前)は16円00銭となります。
  (注6)2020年3月期の年間配当金(株式分割考慮前)は16円00銭となります。
  
(決算補足説明資料の入手方法)
  決算補足説明資料はTDnetで同日開示しております。
                          株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

○添付資料の目次
 
    1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………        2
    (1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………         2
    (2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………         4
    (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………         4
    (4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………         4
    (5)今後の見通し ……………………………………………………………………………………         5
    2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………        6
    3.経営方針 ………………………………………………………………………………………………        11
    (1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………         11
    (2)目標とする経営指標 ……………………………………………………………………………         11
    (3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 ………………………………………………         11
    4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………        12
    5.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………        13
    (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………         13
    (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………         15
       連結損益計算書 …………………………………………………………………………………         15
       連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………         16
    (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………         17
    (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………         19
    (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………         21
      (継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………         21
      (追加情報) ………………………………………………………………………………………         21
      (表示方法の変更) ………………………………………………………………………………         21
      (セグメント情報) ………………………………………………………………………………         21
      (1株当たり情報) ………………………………………………………………………………         23
      (重要な後発事象) ………………………………………………………………………………         23
    6.その他 …………………………………………………………………………………………………        24
 




                         - 1 -
                                   株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
      当連結会計年度における世界経済は、国内においては、企業業績の伸長により、雇用環境及び所得情勢が改善
     し、設備投資も増加基調にあるなど、景気は緩やかな回復基調が継続しているものの、海外においては、アメリ
     カの保護主義政策に端を発する欧州及び中国等との貿易摩擦やイギリスのEU離脱問題などから景気の先行きには
     不安要素が残る状況となっております。
      当社グループの属する外食業界におきましては、国内では、コンビニエンスストアから中食業態までを巻き込
     んだ競争が激化する状況にあるほか、人財難に伴う労働者賃金の高騰、原材料の価格上昇及び物流費の高騰の影
     響に加え、オリンピックを前にしての建築コストの価格上昇も始まっており、これらは継続的な経営課題となっ
     ております。
      一方、海外では、新たな競合の参入が増加しているものの、ラーメンをはじめとする日本食に対する関心の高
     まりを背景にマーケットは拡大基調にあり、今後の更なる事業拡大が期待できる状況にあります。
      このような状況のもと、当社グループでは、「変わらないために、変わり続ける」という企業理念に基づき、
     ラーメンを中心とした日本の食文化を世界に伝えるべく、2025年までに全世界でのトータル店舗数600店舗の実
     現に向け、国内外ともに新規出店を進めております。当連結会計年度末の店舗数はライセンス形態での展開を含
     め、当社グループ合計で266店舗(国内151店舗、海外115店舗)となりました。
      以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高は27,466百万円(前期比12.3%増)、営業利益は957百
     万円(前期比5.8%増)、経常利益は922百万円(前期比5.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純
     利益は、連結子会社が保有する株式の一部を売却したことによる投資有価証券売却益の計上があった一方で国内
     店舗の閉店決定に伴う減損損失や税金費用の増加により、615百万円(前期比3.0%減)となりました。
     
    事業セグメント別の業績の概況
     <国内店舗運営事業>
      国内店舗運営事業につきましては、「一風堂」ブランド及び「RAMEN EXPRESS」ブランドを中心に新規出店を
     行うとともに、既存店の強化を図るべく収益性の高い店舗への改装等を含めた再投資並びに不採算店舗の撤退を
     戦略的に実施いたしました。これらにより、当連結会計年度末の当事業における店舗数は、「一風堂」ブランド
     において6店舗、「RAMEN EXPRESS」ブランドにおいて6店舗、その他の業態・ブランドにおいて5店舗を出店
     し、合わせて17店舗が増加した一方で、「一風堂」ブランドにおいて2店舗、ベーカリー業態店舗を4店舗、そ
     の他の業態店舗を2店舗閉店したことから、143店舗(9店舗増加)となりました。
      また、2018年10月16日の一風堂33周年創業祭における「振る舞いラーメン」の実施に合わせ、一風堂の歴代の
     プレミアムカードメンバーの皆様へ感謝の意を込めて「IPPUDO REPUBLIC PREMIUM MEMBERS CARD」を発行し、お
     客様との関係性の再構築に取り組みました。
      以上の結果、自然災害による休業等はあったものの、当連結会計年度の売上高は新店売上高が計画通りに推移
     し、各種施策の結果として既存店売上高の回復もみられたことにより15,795百万円(前期比4.9%増)となりま
     した。セグメント利益は、生産・製造工程の見直しなど生産性の向上と継続して取り組みを続けている商物流改
     革によるコスト削減に注力したものの、当該施策の効果は段階的に現れるものであることから、人件費及び原材
     料費の上昇と飲食業界全体にかかる物流費の上昇を吸収しきることができず、910百万円(前期比8.9%減)とな
     りました。
 
     <海外店舗運営事業>
      海外店舗運営事業につきましては、ベトナムへの初出店を行うなど、「IPPUDO」ブランドを中心に積極的に出
     店を進め、当連結会計年度末における出店地域は13の国と地域(除く日本)、店舗数は115店舗(33店舗増加)
     となりました。なお、国・地域別の出店数は、アメリカに2店舗、シンガポールに1店舗、中国に9店舗、台湾
     に3店舗、オーストラリアに1店舗、マレーシアに2店舗、タイに8店舗、フィリピンに4店舗、インドネシア
     に2店舗、ベトナムに1店舗となりました。また、当連結会計年度にライセンス形態による運営を行っていた台
     湾事業を直営化し、マネジメント強化及び生産性の向上に努めました。また、当社グループとしては初めてとな
     る全世界共通の販売促進施策として、一風堂33周年創業祭を海外店舗運営事業においても実施し、「IPPUDO」ブ
     ランドの浸透に向けた取り組みを行いました。
       以上の結果、当連結会計年度の売上高は新店によるプラス効果に加え、既存店が好調に推移したことにより
     8,578百万円(前期比37.4%増)となりました。セグメント利益は、アメリカ西海岸における事業立ち上げコス
     トの影響が継続してあったものの、直営既存店の増収に加え、ライセンス先からのロイヤリティ収入が増加した
     こと等により、609百万円(前期比24.2%増)と大幅な増収・増益となりました。




                                  - 2 -
                                          株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

        <国内商品販売事業>
         国内商品販売事業につきましては、一風堂ブランド関連商品「おうちでIPPUDOシリーズ」を中心とする商品の
        拡販並びに生産性向上への取り組み等に引き続き注力をしたものの、前期におけるカップ麺の製造販売事業の廃
        止や当期における「ホットもやしソース」(ペットボトル入り混合調味料)の自主回収による出荷停止等が売上
        高の減少要因となりました。
         以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,086百万円(前期比7.4%減)、セグメント利益は、生産性向上に伴
        い原価率が改善されたことから、50百万円(前期比35.0%増)となりました。
     
        <その他>
         その他の事業につきましては、コンサルティング事業は選択と集中の観点から積極的な新規開拓は行っていな
        いものの、着実な売上成長を継続いたしました。また、業態開発の取り組みとして展開する博多うどん「イチカ
        バチカ」や創業68年を誇る博多うどんの老舗「因幡うどん」においては、メディアにも多く取り上げられ、業態
        としての認知度の向上もみられました。なお、当事業の当連結会計年度末における店舗数は、「イチカバチカ」
        ブランドにおいて、1店舗出店した一方で1店舗閉店し、当連結会計年度末における店舗数は8店舗となりまし
        た。
         以上のことから、当連結会計年度の売上高は1,005百万円(前期比12.1%増)、セグメント損益は8百万円の
        損失(前期は20百万円の損失)となりました。
         
            なお、当連結会計年度末における当社グループのセグメント別、国別、及びブランド別の店舗数の分布は下図
        のとおりであります。
 

                                                   前期末
             セグメント          国名       ブランド                    増減    期末店舗数
                                                   店舗数

                                  一風堂               89(7)    +4       93(9)

            国内店舗運営事業              RAMEN EXPRESS     25(-)    +6       31(-)

                       日本         その他               20(-)    △1       19(-)

                                  イチカバチカ            2(1)      -       2(-)
            その他
                                  因幡うどん             6(-)      -       6(-)
            国内小計                                   142(8)    +9      151(9)
                                  IPPUDO            5(-)     +1       6(-)
                       アメリカ
                                  KURO-OBI          4(-)     +1       5(-)
                                  IPPUDO            7(-)      -       7(-)
                       シンガポール     IPPUDO EXPRESS    2(-)     +1       3(-)
                                  その他               1(-)      -       1(-)
                                  IPPUDO            22(22)   +9       31(31)
                       中国(含む香港)
                                  GOGYO             1(1)      -       1(1)

                       台湾         IPPUDO            8(8)     +3       11(-)

                                  IPPUDO            6(1)     +1       7(2)
            海外店舗運営事業   オーストラリア
                                  GOGYO             1(-)      -       1(-)

                       マレーシア      IPPUDO            3(3)     +2       5(5)

                       タイ         IPPUDO            8(8)     +8       16(16)

                       フィリピン      IPPUDO            5(5)     +4       9(9)

                       インドネシア     IPPUDO            2(-)     +2       4(-)

                       イギリス       IPPUDO            3(-)      -       3(-)

                       フランス       IPPUDO            3(-)      -       3(-)

                       ミャンマー      IPPUDO            1(1)      -       1(1)

                       ベトナム       IPPUDO               -     +1       1(1)
            海外小計                                    82(49)   +33     115(66)

            全社合計                                   224(57)   +42     266(75)

        ※1.ライセンス契約先パートナーの運営する店舗数は、( )内に記載いたしております。
        ※2.国内店舗運営事業の一風堂1店舗は、直営店形態からライセンス形態に移行しております。
        ※3.海外店舗運営事業の台湾のIPPUDO8店舗は、ライセンス形態から直営店形態に移行しております。

                                      - 3 -
                                株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

    (2)当期の財政状態の概況
      「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の
     期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との
     比較・分析を行っております。
      (資産)
       当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,092百万円増加し16,392百万円となりました。これは
      主に、現金及び預金が550百万円増加したこと、店舗食材の配送ルートの見直し等によりたな卸資産が89百万円増
      加したこと、出店及び子会社の取得等により有形固定資産が351百万円、のれんが167百万円、敷金及び保証金が
      114百万円増加したこと、投資有価証券が売却等により386百万円減少したこと等によるものであります。
        
     (負債)
       当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ1,087百万円増加し11,668百万円となりました。これは主
      に有利子負債が19百万円増加したこと、国内外における新店立ち上げ等により未払金が572百万円、資産除去債務
      が117百万円増加したこと、未払法人税等が184百万円増加したこと等によるものであります。
         
     (純資産)
        当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ4百万円増加し4,724百万円となり、自己資本比率は
      26.4%となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加が615百万円
      あったものの、自己株式を99百万円取得したこと、投資有価証券の売却等によりその他有価証券評価差額金の減少
      が174百万円、配当金の支払いによる利益剰余金の減少が187百万円、為替換算調整勘定の減少が136百万円あった
      こと等によるものであります。
       
    (3)当期のキャッシュ・フローの概況
       当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,323百万円となり、前連結会計年
      度末に比べ767百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
       
     (営業活動によるキャッシュ・フロー)
       当連結会計年度における営業活動の結果、得られた資金は2,207百万円となりました。これは主に、税金等調整
      前当期純利益837百万円の計上、未払金の増加582百万円、減価償却費916百万円及び減損損失250百万円等の非資金
      的費用があった一方で、投資有価証券売却益249百万円を計上したこと等によるものであります。
       
     (投資活動によるキャッシュ・フロー)
       当連結会計年度における投資活動の結果、支出した資金は1,180百万円となりました。これは主に、投資有価証
      券の売却による収入507百万円があったものの、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出1,487百万円、敷
      金及び保証金の差入による支出193百万円があったこと等によるものであります。
       
     (財務活動によるキャッシュ・フロー)
       当連結会計年度における財務活動の結果、支出した資金は260百万円となりました。これは主に、長期借入れに
      よる収入1,703百万円があったものの、長期借入金の返済による支出1,417百万円、短期借入金の純減額283百万
      円、自己株式の取得による支出99百万円、配当金の支払額188百万円があったこと等によるものであります。
 
    (4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
       当社グループの利益配分に関する基本方針につきましては、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留
      保に意を用いつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、株主の皆様に対し安定的かつ継続的な利益還元を実
      施することを基本方針としております。
       剰余金の配当につきましては、期末配当及び中間配当の年2回を基本方針としております。
       また、会社法459条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる旨、当
      社定款に定めております。当期末の配当につきましては、1株当たり普通配当4円00銭とする旨、2019年5月10日
      の取締役会で決議いたしました。なお、2018年11月8日開催の取締役会決議に基づき、当社普通株式1株につき4
      円00銭の中間配当を実施しておりますので、この結果、当連結会計年度に係る年間配当金は、1株当たり8円00銭
      となります。
       次期(2020年3月期)の配当予想につきましては、連結業績が増益基調である一方で、成長戦略における内部留
      保とのバランスに鑑み、1株当たり普通配当8円00銭(中間配当4円00銭、期末配当4円00銭)を予定しておりま
      す。



                               - 4 -
                                      株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

(5)今後の見通し
  世界経済におきましては、アメリカ政権の保護主義政策に端を発する貿易摩擦やイギリスEU離脱問題に係る先行
 きの不透明感、中国経済の成長率が鈍化傾向にあることから予断を許さない状況にありますが、日本においては正
 社員雇用の拡大やそれに伴う所得状況の改善もあり、景気の緩やかな回復傾向は継続することが見込まれることか
 ら、全体としては堅調に推移すると思われます。
  飲食業界におきましては、日本国内においてはコンビニエンスストアから中食業態までを巻き込んだ競争が激化
 する状況は続くものの、海外については、ラーメンをはじめとする日本食に対する関心の高まりが追い風となり、
 引続き事業拡大が期待できる状況にあります。
  こうした状況の中、国内におきましては、国内既存店の強化が重要であるとの認識のもと、中核ブランド「一風
 堂」のバリューの維持と向上のため、新規出店については収益性とブランディングの観点から厳選出店とするとと
 もに、客席稼働率の上昇や衛生面の更なる強化を目的とした戦略的な店舗改装を進めてまいります。それに加え
 て、「一風堂」ブランドの新しい価値の創造を目的として、「1/2PPUDO(ニブンノイップウドウ)」や「一風堂ス
 タンド」などの新コンセプトショップの展開を進め、「一風堂」ブランドの更なる進化と多様化するお客様のニー
 ズへの順応を目指してまいります。また、サービス面においては、飲食店の基本であるQSC(クオリティー・サービ
 ス・クレンリネス)の更なる向上に取り組み、お客様に愛されるお店づくりに努めます。
  海外におきましては、アジア地域の更なる出店に加え、アメリカ西海岸を中心とした、北米市場への積極的な展
 開と収益性の改善に取り組み、将来の成長事業としての地盤固めを行ってまいります。新規出店にあたっては、投
 資効率の高い「KURO-OBI」及び「IPPUDO EXPRESS」といった新規ブランドの積極出店を推進するほか、空港などの
 ターミナル物件への積極出店、新規エリアの開拓に向けた取り組み等にも着手し、ブランド認知度及び事業全体の
 収益力の向上と経営効率の更なる向上に取り組んでまいります。
  このような状況を踏まえ、次期の連結業績予想及びセグメント別連結売上高予想は、下記のとおりであります。
    
   <連結業績予想>
    
                           2019年3月期         2020年3月期
                                                            前期比増減率
                               実績               予想
       売       上       高      27,466百万円         30,010百万円            +9.3%
       営   業       利   益        957百万円          1,150百万円          +20.1%
       経   常       利   益        922百万円          1,072百万円          +16.2%
       親会社株主に帰属する               615百万円            700百万円          +13.9%
       当 期 純 利 益
    
   <セグメント別連結売上高予想>
    
                           2019年3月期         2020年3月期
                                                            前期比増減率
                               実績               予想
       国内店舗運営事業               15,795百万円         16,764百万円            +6.1%
       海外店舗運営事業                8,578百万円         10,033百万円         +17.0%
       国内商品販売事業                2,086百万円         2,143百万円             +2.7%
       そ       の       他       1,005百万円         1,070百万円             +6.4%
    
   <セグメント別連結セグメント利益予想>
    
                   2019年3月期                 2020年3月期
                                                            前期比増減率
                       実績                       予想
       国内店舗運営事業                 910百万円            943百万円             +3.6%
       海外店舗運営事業                 609百万円            747百万円          +22.6%
       国内商品販売事業                  50百万円            109百万円         +115.1%
       そ       の       他       △8百万円             △9百万円                   -
       全               社       △605百万円          △640百万円                  -
    
  また、為替レートは104.00円/米ドル、120.00円/ユーロ、135.00円/ポンド、76.70円/シンガポールドル、75.00
 円/豪ドルを前提としております。


                                  - 5 -
                                     株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

2.企業集団の状況
             当社グループは、当社を持株会社とする持株会社制を導入しており、当社、連結子会社18社及び持分法適用関連
       会社3社で構成されております。また、国内外において、食材の生産、教育、商品開発、製造、流通、販売までを
       一貫して手がける事業モデルを志向し、報告セグメントは事業種類別に、博多ラーメン専門店「一風堂」及び一風
       堂のフードコート業態「RAMEN EXPRESS」に加えて「五行」、「名島亭」、「PANDA EXPRESS」といったブランドを
       展開する国内店舗運営事業、海外において「IPPUDO」ブランドを中心に展開する海外店舗運営事業、そば・ラーメ
       ンの製麺及び卸販売を中心とする国内商品販売事業を主な事業として展開しております。
        企業理念である「変わらないために、変わり続ける」のもと、ラーメンをはじめとする「日本食」の普及と、企
       業ミッションである“Japanese Wonder to the World「世界中に“笑顔”と“ありがとう”を」”をグローバルに
       実現することを目指すとともに、より高いレベルでの顧客満足の獲得と更なる企業価値の向上にむけて尽力してお
       ります。
        当社グループの事業における関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以
       下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
 
       ① 国内店舗運営事業
         国内店舗運営事業におきましては、博多ラーメン専門店ブランド「一風堂」を中核に、複数ブランドの店舗運営
         を国内で展開しております。昨今では、これまでに培ったノウハウと知名度を活用し、「RAMEN EXPRESS」、「五
         行」などのサブブランドの立ち上げのほか、ちょい飲みとラーメンの立飲みスタイルをコンセプトとする「一風堂
         スタンド」や、サイズも糖質も2分の1をコンセプトとする「1/2PPUDO(ニブンノイップウドウ)」などの「一風
         堂」の新コンセプトショップの開発にも着手するなど、「一風堂」ブランドの更なる進化と価値向上に努める一
         方、同じくラーメン業態である「名島亭」やアメリカンチャイニーズレストランチェーン「PANDA EXPRESS」の国
         内展開も行っております。
          
         イ.主要なブランド及び運営会社は下表のとおりであります。
          
                    ブランド               主な事業内容                主な運営会社

                            オリジナルブレンド小麦を使用した自家製麺、独自
                            工法による自社生産スープ、居心地の良さと楽しさ
                            を追及した店舗デザイン、自社教育施設によるスタ
                            ッフ教育など「味」「雰囲気」「サービス」のすべ
                            てに拘ったラーメン専門店ブランドであります。
    一風堂
                            「白丸元味」、「赤丸新味」、「一風堂からか麺」
                            を看板商品に、都心路面店、都心ビルイン、ロード
                            サイドなど幅広い立地に対して、年齢・性別を問わ
                            ず、単身からファミリーまで幅広い顧客層をターゲ
                            ットに店舗を展開しております。
                                                          (株)力の源カンパニー
                            2011年より参入した当業態は、より手軽にスピーデ
                                                          (株)渡辺製麺(注)
                            ィーに本格的なラーメンを楽しんで頂くブランドで
    RAMEN EXPRESS
                            あります。現在は、商業施設内フードコートを中心
                            に出店を拡大しております。

                            「飲んで、つまんで、締めにラーメン」という新ス
                            タイルのラーメンダイニングブランドであります。
                            フランス料理のフランベ技法を取り入れた「焦が
    五行                      し」ラーメンを始め、各種創作ラーメンを提供して
                            おります。落ち着いた空間の中で、焦がしの燃え上
                            がる炎の調理パフォーマンスが雰囲気を盛り上げま
                            す。
 
 




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                                          株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

 
                    ブランド                    主な事業内容                   主な運営会社

                               久留米ラーメンと、福岡長浜の屋台ラーメンをルー
                               ツに持つ福岡の老舗ラーメン店ブランドでありま             (株)力の源カンパニー
    名島亭
                               す。九州ならではの細麺と独特の風味の豚骨スープ            (株)渡辺製麺(注)
                               のラーメンを提供しております。


                               看板商品「オレンジチキン」で知られ、米国におい
                               て約2,000店舗を展開する大手チャイニーズレストラ
    PANDA EXPRESS                                             ㈱I&P RUNWAY JAPAN
                               ンブランド「PANDA EXPRESS」を、日本においてはフ
                               ードコートを中心に展開しております。

                               沖縄料理居酒屋の行集談四朗商店など、多種多様な
    その他                    -   複数のジャンルの業態・ブランドに挑戦しておりま            (株)力の源カンパニー
                               す。
    (注)「一風堂」、「RAMEN EXPRESS」、「五行」、「名島亭」で使用する麺、スープの製造・販売を行っておりま
            す。
     
        ロ.社内独立支援制度(社内暖簾分け)について
          当社グループにおける国内店舗の運営形態には、直営形態と、社内独立支援制度(社内暖簾分け)による形態
          があります。社内独立支援制度(社内暖簾分け)とは、店舗運営技術と企業理念への理解度、事業計画などを審
          査項目とする社内審査を通過した従業員が、当社を退社したのちに会社を設立し代表取締役(店主)となったう
          えで、当社の展開するブランドの店舗の運営に関する業務を受託する制度であります。
           当社グループの財務諸表への影響としましては、店舗のオペレーション業務をアウトソーシングする形態をと
          ることから、売上高は直営店と同様となり、店主報酬を含めた人件費を中心とする販売費及び一般管理費相当額
          が、当社の業務委託料として計上されることとなります(店主の会社からすると売上高に相当するものとなりま
          す)。独立志向の高い人財が集まる当業界において、店舗運営業務に従事する人財のキャリアプランの一つとし
          て機能することで、人財確保に貢献しているほか、業務委託料は店舗業績に連動するため、店舗業績向上に寄与
          することや店舗運営への参画意識が高まることで店舗QSC(クオリティー・サービス・クレンリネス)レベルの改
          善効果を狙うものであります。2019年3月末現在では、国内の一風堂業態を中心に銀座店ほか24店舗(13店主)
          が社内暖簾分けによる運営となっております。
           また、上述の社内独立支援制度(社内暖簾分け)以外にも、当社が保有する商標を用いて「一風堂」をライセ
          ンス形態で運営する方式での店舗展開も合わせて推進しております。
 
        ② 海外店舗運営事業
          海外店舗運営事業におきましては、海外子会社の統括管理を行う「CHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGS PTE.
        LTD.」を中間持株会社とし、日本の代表食であるラーメンをはじめとする日本食を、日本の文化やおもてなしの精
        神とともに全世界へ普及することを目指し、「IPPUDO」ブランドを中核とした直営店舗の運営、並びに現地運営パ
        ートナー企業へのライセンス供与事業を行っております。事業展開エリアは、北米(アメリカ)、欧州(イギリ
        ス、フランス)、アジア・オセアニア(オーストラリア、シンガポール、中国・香港、台湾、マレーシア、タイ、
        フィリピン、インドネシア、ミャンマー、ベトナム)の世界13カ国・地域(日本を除く)に拡大し、今後も世界各
        国への事業展開を積極的に進めてまいります。
         また現地における麺、スープなどの製造・販売にも事業を拡大しており、食材の生産、教育、商品開発、製造、
        流通、販売までを一貫して手掛ける事業モデルのグローバル展開にを進める一方、昨今では、「IPPUDO
        EXPRESS」、「KURO-OBI」、「GOGYO」などの「IPPUDO」に次ぐサブブランド・新ブランドの開発と展開にも着手し
        ております。




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                                                  株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

        主要なブランド及び運営会社は以下のとおりであります。
         
                    ブランド                                 主な事業内容          主な運営会社
                                                                       ・IPPUDO NY, LLC
                                                                       ・I&P RUNWAY,LLC
                                                                       ・IPPUDO SINGAPORE
                                                                        PTE. LTD.
                                         主力商品は日本国内同様に「白丸元味」「赤丸新
                                                                       ・IPPUDO AUSTRALIA
                                         味」などとなっていますが、進出国の多様性に合わ
                                                                        PTY LTD
                                         せダイニングスタイルの店舗設計を施しているほ
                                                                       ・IPPUDO LONDON
                                         か、サイドメニューを充実した商品ラインナップを
                                                                        CO. LIMITED
                                         取り揃えております。
    IPPUDO                                                             ・IPPUDO PARIS
                                         「味」「雰囲気」だけでなく、サービスにおいても
                                                                       ・PT IPPUDO
                                         「メイドインジャパン」を打ち出した「おもてなし
                                                                         CATERING
                                         教育」を徹底したうえで、各地のカルチャーに合わ
                                                                         INDONESIA
                                         せたローカライズを実施し、高い集客と客単価の獲
                                                                       ・台湾一風堂股份有
                                         得に成功しております。
                                                                        限公司
                                                                       ・YOU&ME FOOD
                                                                        FACTORY PTE.
                                                                         LTD. (注)
                                         アジア・オセアニアの空港などの公共施設や商業施       ・IPPUDO SINGAPORE
                                         設内フードコートを中心に展開しております。          PTE. LTD.
    IPPUDO EXPRESS                       IPPUDOの兄弟ブランドとして、より手軽にスピーデ    ・YOU&ME FOOD
                                         ィーに本格的なとんこつラーメンを楽しんで頂くた         FACTORY PTE.
                                         めのフードコート専用ブランドであります。            LTD. (注)
                                         アメリカの商業施設内フードコートを中心に展開し
                                         ております。ニューヨークスタイルを取り込んだフ
                                         ードコート専用ブランドで、店内でのイートインだ
                                                                       ・IPPUDO NY, LLC
    KURO-OBI                             けでなく、テイクアウトも行える業態となっており
                                                                       ・I&P RUNWAY,LLC
                                         ます。提供されるスープもとんこつと鶏パイタンを
                                         ブレンドして使用したオリジナルブランドでありま
                                         す。
                                         日本の五行同様に「飲んで、つまんで、締めにラー
                                         メン」をコンセプトにしたラーメンダイニング業態
                                                                       ・IPPUDO AUSTRALIA
    GOGYO                                であります。落ち着いた雰囲気の中、看板商品の
                                                                       PTY LTD
                                         「焦がし醤油ラーメン」「焦がし味噌ラーメン」を
                                         中心に、様々な和食一品料理も提供しております。
 
    (注)シンガポールにおける「IPPUDO」「IPPUDO EXPRESS」で使用する麺、スープ等の製造・販売等を行っておりま
             す。
 
                  会社名                                      主な事業内容
    CHIKARANOMOTO GLOBAL
                                    海外子会社の統括管理、海外ライセンス先の運営指導等
    HOLDINGS PTE. LTD.
    IPPUDO USA HOLDINGS, INC.       米国子会社の統括管理
 
 




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       ③ 国内商品販売事業
            国内商品販売事業では、業務用「信州蕎麦」を中心とした製造及び販売を行っており、中華麺、その他麺類、ス
           ープの製造などにも事業範囲を拡大し、法人から一般消費者に至るまで幅広い顧客層に対して商品を提供しており
           ます。また、「一風堂」ブランドを冠した即席めんや、調味料(ホットもやしソース)などの商品群「おうちで
           IPPUDO」シリーズの展開を強化しております。
            
           主要な運営会社は以下のとおりであります。
            
               会社名                                 主な事業内容

                                 コンシューマー向け及び業務用向け麺(そば、ラーメン、うどん等)、スープ、つゆ、
    (株)渡辺製麺                      調味料等(ホットもやしソースなどの商品群「おうちでIPPUDO」シリーズ)の製造及
                                 び販売
 
       ④ その他
         その他の事業として、これまでに培ったノウハウを生かし、業態開発、商品開発、教育を中心とした飲食店のコ
           ンサルティング事業、フランチャイズ事業、海外における「中華麺」等の製造・販売及びコンサルティング事業、
           体験農園の運営事業などを行っております。
            
           主要なブランド及び運営会社は以下のとおりであります。
            
                 ブランド                          主な事業内容            主な運営会社

                                     やわらかな麺とあごダシが特徴の「博多うどん」
                                     と「博多焼きとり」などを中心に、博多のローカ
    イチカバチカ                                                     (株)力の源カンパニー
                                     ルフードを体験できるうどん居酒屋などを「イチ
                                     カバチカ」ブランドで展開しております。

                                     創業68年の老舗「博多うどん」店。福岡市内に6
                                     店舗を運営し「博多うどん」の代表格にもあげら
    因幡うどん                            れております。厳選された食材と昔ながらの製法    (株)因幡うどん
                                     を守った「出汁」、博多独特のやわらかい「麺」
                                     が特徴のうどん業態となっております。
 
 
               会社名                                 主な事業内容

                                 一風堂などの運営で培ったノウハウをもとに、大手外部顧客企業に対して、商品開
                                 発、飲食業態のプロデュース、飲食業界に特化した人財教育プログラム「7つの習
                                 慣」の提供、日系外食企業の海外進出コンサルティングならびに食材の製造卸事業、
    ㈱力の源カンパニー
                                 店舗立ち上げサポート、飲食店運営を行っております。またフランチャイズ事業の展
                                 開を見据え、うどんを中心とした飲食店業態「イチカバチカ」ブランドを展開してお
                                 ります。

                                 農業生産法人として、大分県竹田市において圃場を運営し、グループ内外に対する体
    (株)くしふるの大地
                                 験農園プログラムを組み込んだ研修事業などを手がけております。

    YOU & ME FOOD FACTORY PTE.   シンガポールにおいて、外部顧客に対して、ラーメン素材を中心とした日本食商品開
    LTD.                         発コンサルティング及び製造販売を展開しております。
 




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    事業の系統図は次の通りであります。




 




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3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
        当社グループは、国内外における博多ラーメン専門店「一風堂」「IPPUDO」を中心とした複数ブランドの飲食店の
    展開を中核に、食材の生産、教育、商品開発、製造、流通、販売までを一貫して手がける事業モデルの実現に向け、
    複数の事業をグローバルに展開しております。
     当社グループは企業理念である「変わらないために、変わり続ける」のもと、ラーメンをはじめとする「日本食」
    の普及と、企業ミッションである“Japanese Wonder to the World「世界中に“笑顔”と“ありがとう”を」”をグ
    ローバルに実現することを目指すとともに、より高いレベルでの顧客満足の獲得と更なる企業価値の向上に尽力し、
    顧客及び株主等のステークホルダーの利益最大化の実現に努めてまいります。
 
(2)目標とする経営指標
        当社グループが重要視している経営指標は、売上高・営業利益・営業利益率・ROEであります。
        各指標の進捗状況は、下記のとおりであります。
     
                       2017年3月期            2018年3月期            2019年3月期

        売上高              22,430百万円                24,451百万円      27,466百万円

        営業利益               609百万円                   905百万円         957百万円

        営業利益率                     2.7%                  3.7%              3.5%

        ROE                       9.0%                 16.5%          14.4%
     
 
(3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
  当社グループは、「変わらないために、変わり続ける」という企業理念に基づき、ラーメンを中心とした日本の食
    文化を世界に伝えるべく、2025年までに全世界でのトータル店舗数600店舗の実現を中長期的な目標として掲げており
    ます。
     しかしながら、昨今における国内の外食業界には、コンビニエンスストアから中食業態までを巻き込んだ競争が一
    層激化する状況にあるほか、人財難に伴う労働者賃金の高騰、原材料の価格上昇及び物流費高騰の影響に加え、オリ
    ンピックを前にしての建築資材の価格上昇も始まっており、先行きが見通しにくい状況にあります。また、海外にお
    いても、アメリカの保護主義政策に端を発する欧州及び中国等の貿易摩擦やイギリスのEU離脱問題など景気の先行き
    に不安要素が残っております。
     このような環境のもと、以下の課題に取り組み、事業の拡大に努めてまいります。
     
        ①国内事業基盤の強化
         国内既存店の強化が重要であるとの認識のもと、中核ブランド「一風堂」のバリューの維持と向上のため、新規出
        店については収益性とブランディングの観点から厳選出店とするとともに、客席稼働率の上昇や衛生面の更なる強化
        を目的とした戦略的な店舗の改装と不採算店舗の閉店を進めてまいります。それに加えて、「一風堂」ブランドの新
        しい価値の創造を目的として、「1/2PPUDO(ニブンノイップウドウ)」や「一風堂スタンド」などの新コンセプトシ
        ョップの展開を進め、「一風堂」ブランドの更なる進化と多様化するお客様のニーズへの順応を目指してまいりま
        す。
         また、サービス面においては、飲食店の基本であるQSC(クオリティー・サービス・クレンリネス)の更なる向上
        に取り組み、お客様に愛されるお店づくりに努めます。
         更には、持続的な成長と安定した事業基盤を構築し、昨今の物流費や原材料費の高騰に迅速に対応すべく、生産工
        程の最適化や物流網の再構築、商流の効率化に関する施策を優先して行ってまいります。
         
        ②海外の積極的な事業展開
         アジア地域の更なる出店に加え、アメリカ西海岸を中心とした北米市場への積極的な展開と収益性の改善に取り組
        み、将来の成長事業としての地盤固めを行ってまいります。
         新規出店にあたっては、投資効率の高い「KURO-OBI」をはじめとした新規ブランドの積極出店を推進するほか、空
        港などのターミナル物件への積極出店、新規エリアの開拓に向けた取り組み等にも着手し、ブランド認知度及び事業
        全体の収益率と経営効率の更なる向上に取り組んでまいります。
         



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    ③人財の採用と教育
     店舗運営力向上のためには、人財こそが他社との差別化にもつながると考えており、国内外問わず、人財採用の強
    化及び従業員満足度の向上を継続して行ってまいります。また、人財教育におきましては、企業理念の理解の深耕、
    商品知識・衛生知識の向上やサービス力の向上、店舗マネジメント手法の習得及びコンプライアンスに対する知識の
    習得などをグローバルに強化することを目的として、自社研修施設での研修、「7つの習慣 店舗の心得」プログラ
    ム、アルバイト教育・人事評価システム「イチトレ」などを用いて強化を推進してまいります。加えて、今後の積極
    的な海外展開も踏まえて、グローバル人財の採用もより一層進めてまいります。
     
    ④衛生面の強化
     食中毒事故の発生や偽装表示の問題などにより、食の安心や安全に対する社会的なニーズが高まっております。当
    社グループでは、専門対策部署を設置し、各店舗・工場において、衛生管理マニュアルに基づく、衛生・品質管理に
    一層注力してまいります。
     
     
     
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
     当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務
    諸表を作成する方針であります。なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の
    上、適切に対応していく方針であります。
     
 




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5.連結財務諸表及び主な注記
 (1)連結貸借対照表
                                                      (単位:千円)

                              前連結会計年度             当連結会計年度
                             (2018年3月31日)        (2019年3月31日)
    資産の部                                                           
     流動資産                                                          
       現金及び預金                        3,064,604            3,615,246
       受取手形及び売掛金                       500,495              516,708
       たな卸資産                           270,908              360,332
       その他                           1,146,730            1,301,182
       貸倒引当金                           △1,560                 △895
       流動資産合計                        4,981,179            5,792,574
     固定資産                                                          
       有形固定資産                                                      
         建物及び構築物                     8,809,373           10,370,469
          減価償却累計額                   △3,870,484          △4,565,380
          建物及び構築物(純額)                4,938,889            5,805,089
         機械装置及び運搬具                     906,693            1,030,013
          減価償却累計額                    △652,496             △720,442
          機械装置及び運搬具(純額)                254,196              309,571
         土地                            642,235              633,495
         リース資産                         149,425              154,280
          減価償却累計額                     △76,863              △96,204
          リース資産(純額)                     72,561               58,075
         建設仮勘定                         792,576               82,040
         その他                         1,125,078            1,410,770
          減価償却累計額                    △809,414             △931,592
          その他(純額)                      315,663              479,177
         有形固定資産合計                    7,016,123            7,367,450
       無形固定資産                                                      
         のれん                            86,278              253,526
         リース資産                          19,589                6,917
         その他                            49,496               75,790
         無形固定資産合計                      155,363              336,234
       投資その他の資産                                                    
         投資有価証券                        816,179              429,235
         長期貸付金                           4,914                4,449
         繰延税金資産                        451,487              443,432
         敷金及び保証金                     1,635,670            1,750,633
         その他                           241,506              271,460
         貸倒引当金                         △1,945               △2,718
         投資その他の資産合計                  3,147,813            2,896,493
       固定資産合計                       10,319,300           10,600,178
     資産合計                           15,300,479           16,392,753
 




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                           前連結会計年度              当連結会計年度
                          (2018年3月31日)         (2019年3月31日)
    負債の部                                                         
     流動負債                                                        
       支払手形及び買掛金                     697,483              701,619
       短期借入金                         330,000               50,000
       1年内償還予定の社債                     14,000               14,000
       1年内返済予定の長期借入金               1,336,777            1,743,088
       リース債務                          32,241               23,624
       未払金                           857,931            1,429,995
       未払法人税等                         64,460              248,894
       賞与引当金                           2,400                2,700
       資産除去債務                          6,660               18,369
       その他                           878,508              903,317
       流動負債合計                      4,220,463            5,135,610
     固定負債                                                        
       社債                            165,000              151,000
       長期借入金                       5,297,078            5,232,806
       リース債務                          57,765               38,262
       株式給付引当金                            -                14,624
       株式連動型金銭給付引当金                       -                 1,822
       退職給付に係る負債                     200,453              230,522
       資産除去債務                        567,801              673,867
       その他                            71,526              189,488
       固定負債合計                      6,359,624            6,532,394
     負債合計                         10,580,088           11,668,004
    純資産の部                                                        
     株主資本                                                        
       資本金                         1,239,003            1,266,774
       資本剰余金                       1,151,406            1,179,178
       利益剰余金                       1,252,051            1,680,407
       自己株式                               -              △99,278
       株主資本合計                      3,642,461            4,027,081
     その他の包括利益累計額                                                 
       その他有価証券評価差額金                  333,331              158,774
       為替換算調整勘定                      273,311              136,969
       その他の包括利益累計額合計                 606,642              295,743
     非支配株主持分                         471,286              401,923
     純資産合計                         4,720,391            4,724,748
    負債純資産合計                       15,300,479           16,392,753
 




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                            株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

    (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
     (連結損益計算書)
                                                        (単位:千円)

                              前連結会計年度                当連結会計年度
                            (自 2017年4月1日          (自 2018年4月1日
                             至 2018年3月31日)         至 2019年3月31日)
    売上高                              24,451,696            27,466,448
    売上原価                              7,089,180             7,801,932
    売上総利益                            17,362,516            19,664,515
    販売費及び一般管理費                       16,456,976            18,706,856
    営業利益                                905,539               957,659
    営業外収益                                                            
     受取利息                                 8,739                 1,941
     受取配当金                               13,636                21,592
     賃貸収入                                20,857                28,227
     助成金収入                                   -                 15,772
     体験施設収入                              14,410                    -
     その他                                 23,546                20,891
     営業外収益合計                             81,190                88,425
    営業外費用                                                            
     支払利息                                83,415                86,854
     持分法による投資損失                           6,363                 1,497
     為替差損                                 3,204                 3,238
     賃貸収入原価                               5,862                10,181
     財務支払手数料                             12,975                12,213
     その他                                  2,856                 9,318
     営業外費用合計                            114,678               123,303
    経常利益                                872,052               922,780
    特別利益                                                             
     固定資産売却益                                988                64,218
     関係会社株式売却益                          175,127                   109
     投資有価証券売却益                               -                249,291
     その他                                 19,744                 7,628
     特別利益合計                             195,860               321,246
    特別損失                                                             
     固定資産売却損                                653                    -
     固定資産除却損                              9,108                 4,061
     減損損失                               272,915               250,419
     和解金                                     -                 66,342
     その他                                 29,979                85,891
     特別損失合計                             312,656               406,713
    税金等調整前当期純利益                         755,255               837,313
    法人税、住民税及び事業税                        182,546               341,783
    法人税等調整額                            △42,096               △39,804
    法人税等合計                              140,449               301,979
    当期純利益                               614,805               535,333
    非支配株主に帰属する当期純損失(△)                 △19,788               △80,156
    親会社株主に帰属する当期純利益                     634,593               615,490
 




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                          株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

     (連結包括利益計算書)
                                                    (単位:千円)

                           前連結会計年度               当連結会計年度
                         (自 2017年4月1日         (自 2018年4月1日
                          至 2018年3月31日)        至 2019年3月31日)
    当期純利益                           614,805              535,333
    その他の包括利益                                                    
     その他有価証券評価差額金                   214,808             △174,556
     為替換算調整勘定                        60,181             △143,799
     持分法適用会社に対する持分相当額              △68,336                    -
     その他の包括利益合計                     206,654             △318,355
    包括利益                            821,459              216,978
    (内訳)                                                        
     親会社株主に係る包括利益                   843,456              304,591
     非支配株主に係る包括利益                  △21,996               △87,613
 




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                                                    株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

    (3)連結株主資本等変動計算書
     前連結会計年度(自    2017年4月1日       至    2018年3月31日)
                                                                                                                (単位:千円)

                                                                      株主資本

                          資本金                        資本剰余金                           利益剰余金                  株主資本合計

    当期首残高                         1,185,967                    1,098,371                    741,945               3,026,283

    当期変動額                                                                                                                 
    新株の発行                             53,035                       53,035                         -                106,071

    剰余金の配当                                    -                        -                  △124,487                △124,487

    親会社株主に帰属する当期純利益                           -                        -                    634,593                634,593

    株主資本以外の項目の当期変動額
                                              -                        -                          -                      -
    (純額)

    当期変動額合計                           53,035                       53,035                   510,106                616,178

    当期末残高                         1,239,003                    1,151,406                  1,252,051               3,642,461

 
                                                                                                             
                                      その他の包括利益累計額
                                                                                          非支配株主持分               純資産合計
                      その他有価証券                                      その他の包括利益
                       評価差額金
                                              為替換算調整勘定
                                                                     累計額合計

    当期首残高                     118,522               279,257                     397,779           152,634         3,576,697

    当期変動額                                                                                                                 
    新株の発行                             -                    -                        -                 -             106,071

    剰余金の配当                            -                    -                        -                 -           △124,487

    親会社株主に帰属する当期純利益                   -                    -                        -                 -             634,593

    株主資本以外の項目の当期変動額
                              214,808               △5,946                      208,862           318,652           527,515
    (純額)

    当期変動額合計                   214,808               △5,946                      208,862           318,652         1,143,693

    当期末残高                     333,331               273,311                     606,642           471,286         4,720,391

 




                                                  - 17 -
                                                 株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

     当連結会計年度(自    2018年4月1日     至   2019年3月31日)
                                                                                                    (単位:千円)

                                                                 株主資本

                        資本金                  資本剰余金               利益剰余金          自己株式                株主資本合計

    当期首残高                 1,239,003            1,151,406           1,252,051              -           3,642,461

    当期変動額                                                                                                     
    新株の発行                     27,771              27,771                  -               -             55,543

    剰余金の配当                          -                   -          △187,134               -           △187,134

    親会社株主に帰属する当期純利益                 -                   -            615,490              -            615,490

    自己株式の取得                         -                   -                 -       △99,278              △99,278

    株主資本以外の項目の当期変動額
                                    -                   -                 -               -                  -
    (純額)

    当期変動額合計                   27,771              27,771             428,355      △99,278              384,619

    当期末残高                 1,266,774            1,179,178           1,680,407      △99,278             4,027,081

 
                                                                                                 
                                    その他の包括利益累計額
                                                                               非支配株主持分              純資産合計
                      その他有価証券                                   その他の包括利益
                       評価差額金
                                            為替換算調整勘定
                                                                  累計額合計

    当期首残高                     333,331            273,311             606,642          471,286         4,720,391

    当期変動額                                                                                                     
    新株の発行                           -                   -                 -               -              55,543

    剰余金の配当                          -                   -                 -               -           △187,134

    親会社株主に帰属する当期純利益                 -                   -                 -               -             615,490

    自己株式の取得                         -                   -                 -               -            △99,278

    株主資本以外の項目の当期変動額
                          △174,556             △136,342            △310,899       △69,363             △380,262
    (純額)

    当期変動額合計               △174,556             △136,342            △310,899       △69,363                 4,357

    当期末残高                     158,774            136,969             295,743          401,923         4,724,748

 




                                               - 18 -
                                株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

    (4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                          (単位:千円)

                                 前連結会計年度               当連結会計年度
                               (自 2017年4月1日         (自 2018年4月1日
                                至 2018年3月31日)        至 2019年3月31日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー                                                  
     税金等調整前当期純利益                          755,255              837,313
     減価償却費                                762,066              916,985
     減損損失                                 272,915              250,419
     のれん償却額                                10,987               19,615
     長期前払費用償却額                             16,767               19,783
     貸倒引当金の増減額(△は減少)                          928                  107
     賞与引当金の増減額(△は減少)                     △58,656                   300
     株式給付引当金の増減額(△は減少)                         -                14,624
     株式連動型金銭給付引当金の増減額(△は減少)                    -                 1,822
     退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                   23,604               30,144
     受取利息及び受取配当金                         △22,375              △23,533
     支払利息                                  83,415               86,854
     為替差損益(△は益)                          △11,466                  △59
     持分法による投資損益(△は益)                        6,363                1,497
     関係会社株式売却損益(△は益)                    △175,127                 △109
     固定資産売却損益(△は益)                          △335              △64,218
     投資有価証券売却損益(△は益)                           -             △249,291
     固定資産除却損                                9,108                4,061
     売上債権の増減額(△は増加)                     △132,747                20,913
     たな卸資産の増減額(△は増加)                       15,194             △87,693
     仕入債務の増減額(△は減少)                        66,792             △53,026
     前払費用の増減額(△は増加)                       △3,401              △82,464
     未払金の増減額(△は減少)                         32,923              582,385
     未払又は未収消費税等の増減額                        10,997               16,317
     その他                                   69,675              161,220
     小計                                 1,732,888            2,403,973
     利息及び配当金の受取額                           54,183               23,536
     利息の支払額                              △82,220              △86,763
     法人税等の支払額                           △292,876             △133,278
     営業活動によるキャッシュ・フロー                   1,411,975            2,207,467
    投資活動によるキャッシュ・フロー                                                  
     有形固定資産の取得による支出                    △1,932,277           △1,487,314
     有形固定資産の売却による収入                         4,675              133,546
     無形固定資産の取得による支出                      △20,123              △50,668
     投資有価証券の取得による支出                      △51,962              △61,120
     投資有価証券の売却による収入                            -               507,745
     関係会社株式の取得による支出                      △20,000                    -
     関係会社株式の売却による収入                       500,172                  109
     連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
                                          △2,922              △52,513
     支出
     貸付けによる支出                               △200               △1,018
     貸付金の回収による収入                           91,254                2,973
     敷金及び保証金の差入による支出                    △182,886             △193,390
     敷金及び保証金の回収による収入                       61,849               53,358
     資産除去債務の履行による支出                      △16,855               △4,560
     その他                                 △13,838              △28,125
     投資活動によるキャッシュ・フロー                  △1,583,115           △1,180,978
 




                              - 19 -
                             株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

 
                                                       (単位:千円)

                              前連結会計年度               当連結会計年度
                            (自 2017年4月1日         (自 2018年4月1日
                             至 2018年3月31日)        至 2019年3月31日)
    財務活動によるキャッシュ・フロー                                               
     短期借入金の純増減額(△は減少)                △162,000             △283,306
     長期借入れによる収入                      1,314,804            1,703,896
     長期借入金の返済による支出                  △1,341,417           △1,417,130
     社債の償還による支出                       △14,000              △14,000
     リース債務の返済による支出                    △48,756              △34,530
     割賦債務の返済による支出                      △1,391                    -
     株式の発行による収入                         97,766               54,187
     非支配株主への株式の発行による収入                 378,064               18,250
     自己株式の取得による支出                           -              △99,278
     配当金の支払額                         △124,245             △188,305
     財務活動によるキャッシュ・フロー                   98,823            △260,218
    現金及び現金同等物に係る換算差額                    22,365                1,501
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少)               △49,950               767,773
    現金及び現金同等物の期首残高                   3,637,058            3,555,734
    連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額              △31,373                    -
    現金及び現金同等物の期末残高                   3,555,734            4,323,507
 




                           - 20 -
                                        株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

    (5)連結財務諸表に関する注記事項
     (継続企業の前提に関する注記)
         該当事項はありません。
 
        (追加情報)
         株式給付型ESOP
          当社は、2018年7月13日開催の取締役会において、当社及び当社グループ会社の従業員(以下、当社グループ
         従業員といいます。)を対象とした、インセンティブ・プラン「株式給付型ESOP」(以下、「本制度」とい
         います。)の導入を決議し、2018年8月13日より導入しております。
          当社は、当社グループ従業員の新しい福利厚生制度として当社の株式を給付し、株価上昇及び業績向上への意
         欲や士気を高めることを目的として、本制度を導入しております。
            
          (1)取引の概要
             本制度は、株式給付型ESOP(Employee Stock Ownership Plan)信託(以下「ESOP信託」といいま
           す。)と称される仕組みを採用しております。ESOP信託とは、米国のESOP制度を参考にした従業員イ
           ンセンティブ・プランであり、ESOP信託が取得した当社株式を、予め当社が定めた株式給付規程に基づ
           き、一定の要件を満たした当社グループ従業員に対し給付する仕組みです。
            当社は当社グループ従業員に対し、貢献度に応じたポイントを付与し、株式給付規程に定める一定の条件に
           より受給権の取得をしたときに当該付与ポイントに相当する当社株式を給付します。
 
          (2)信託が保有する当社株式
             信託が保有する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己
           株式として計上しております。当連結会計年度末の当該株式の帳簿価額及び株式数は、99,278千円、89,600株
           であります。
            
        (表示方法の変更)
         「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用
         「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当連結会計年度の
        期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示
        する方法に変更しております。
         この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」が136,690千円減少し、
        「投資その他の資産」の「繰延税金資産」が136,690千円増加しております。
         なお、同一納税主体の繰延税金資産と繰延税金負債を相殺して表示しており、変更前と比べて総資産が5,524千円
        減少しております。
 
        (セグメント情報等)
【セグメント情報】
    1    報告セグメントの概要
        報告セグメントの決定方法並びに報告セグメントに属する製品及びサービスの内容
     当社グループの報告セグメントは、当社グループの事業構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
    役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
     当社グループは、主に国内外においてラーメン店を中心とする飲食店の展開を行う事業と、業務用食材を中心とした
    食材・商品の製造・販売を行う事業を展開しております。したがって、当社グループは、「国内店舗運営事業」、「海
    外店舗運営事業」、「国内商品販売事業」の3つを報告セグメントとしております。各報告セグメントに属する製品及
    びサービスの種類は下記のとおりであります。
                       「一風堂」、「RAMEN EXPRESS」、「五行」、「名島亭」、「PANDA   EXPRESS」等の複
    国内店舗運営事業
                       数ブランドによる飲食店の運営を行っております。
                       「IPPUDO」業態を中核とした直営飲食店の運営並びに現地運営パートナー企業へのライ
    海外店舗運営事業
                       センス供与事業を行っております。
                       コンシューマー向け及び業務用向けの麺類(そば・ラーメン・うどん等)、スープ、つ
    国内商品販売事業           ゆ、調味料等(ホットもやしソースなどの商品群「おうちでIPPUDO」シリーズ)の製造
                       及び販売を行っております。
     
     


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                                                        株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

2     報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用される会計方針に準拠した方法
であります。
    報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
 
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
                                                                                                           (単位:千円)

                                 報告セグメント
                                                                                                             連結財務
                                                                      その他                      調整額
                                                                                    合計                      諸表計上額
                  国内店舗        海外店舗         国内商品                       (注)1                     (注)2
                  運営事業        運営事業         販売事業
                                                            計                                                (注)3

売上高                                                                                                                  
外部顧客への売上高        15,056,294   6,243,790     2,254,618    23,554,703     896,992   24,451,696         -      24,451,696

セグメント間の内部売
                         -          -             -              -           -           -           -             -
上高又は振替高

       計         15,056,294   6,243,790     2,254,618    23,554,703     896,992   24,451,696         -      24,451,696

セグメント利益又は損失
                  1,000,020    490,982        37,581     1,528,585    △20,867     1,507,717    △602,177       905,539
(△)

セグメント資産           6,778,305   4,796,889      906,271     12,481,466     537,739   13,019,205   2,286,799    15,306,004

その他の項目                                                                                                               
減価償却費               408,516    299,572        34,636        742,726      19,340      762,066         -        762,066

有形固定資産及び無形
                    583,664   1,083,469       55,332     1,722,466       52,241   1,774,707          -      1,774,707
固定資産の増加額

持分法適用会社への投
                     11,695         -             -          11,695      16,384      28,080          -         28,080
資額

(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、海外商品販売事業、コンサルティ
         ング事業及び農業生産事業を含んでおります。
       2.調整額は以下のとおりであります。
            (1)セグメント利益又は損失の調整額△602,177千円は、その全額が全社費用であります。全社費用は報告
               セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。
            (2)セグメント資産の調整額2,286,799千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
               全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない本社の現金及び預金とその他有価証券であります。
       3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
        
当連結会計年度(自        2018年4月1日 至              2019年3月31日)
                                                                                                           (単位:千円)

                                 報告セグメント
                                                                                                             連結財務
                                                                      その他                      調整額
                                                                                    合計                      諸表計上額
                  国内店舗        海外店舗         国内商品                       (注)1                     (注)2
                  運営事業        運営事業         販売事業
                                                            計                                                (注)3

売上高                                                                                                                  
外部顧客への売上高        15,795,714   8,578,245     2,086,677    26,460,637   1,005,810   27,466,448         -      27,466,448

セグメント間の内部売
                         -          -             -              -           -           -           -             -
上高又は振替高

       計         15,795,714   8,578,245     2,086,677    26,460,637   1,005,810   27,466,448         -      27,466,448

セグメント利益又は損失
                    910,799    609,892        50,751     1,571,443      △8,367    1,563,076    △605,417       957,659
(△)

セグメント資産           7,341,166   5,943,768      607,464     13,892,398     592,687   14,485,085   1,907,667    16,392,753

その他の項目                                                                                                               
減価償却費               414,504    452,775        30,993        898,274      18,711      916,985         -        916,985

有形固定資産及び無形
                    894,716    548,041        32,277     1,475,036       12,864   1,487,900          -      1,487,900
固定資産の増加額

持分法適用会社への投
                         -          -             -              -           -           -           -             -
資額

                                                   - 22 -
                                 株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

    (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、海外商品販売事業、コンサルティ
         ング事業及び農業研修事業を含んでおります。
       2.調整額は以下のとおりであります。
         (1)セグメント利益又は損失の調整額△605,417千円は、その全額が全社費用であります。全社費用は報告
            セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。
         (2)セグメント資産の調整額1,907,667千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
            全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない本社の現金及び預金とその他有価証券であります。
       3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
 
     (1株当たり情報)
                                        前連結会計年度              当連結会計年度
                                   (自    2017年4月1日         (自 2018年4月1日
                                    至    2018年3月31日)        至 2019年3月31日)

     1株当たり純資産額                                  182.31円              183.14円

     1株当たり当期純利益                                  27.85円              26.26円

     潜在株式調整後1株当たり当期純利益                           26.23円              25.45円
    (注)1.当社は、2017年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。1株当たり純資
         産、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、当該分割が前連結会
         計年度の期首に行われたと仮定して算定しております。
       2.当連結会計年度より導入した「株式給付型ESOP」制度において信託口が保有する当社株式を、1株当た
         り純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております(当連結会計年度89,600
         株)。
          また、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算
         において控除する自己株式に含めております(当連結会計年度52,287株)。
       3.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
         す。
                                        前連結会計年度              当連結会計年度
                  項目               (自    2017年4月1日         (自 2018年4月1日
                                    至    2018年3月31日)        至 2019年3月31日)

     1株当たり当期純利益                                                              

      親会社株主に帰属する当期純利益(千円)                        634,593             615,490

      普通株主に帰属しない金額(千円)                                -                    -
      普通株式に係る親会社株主に帰属する
                                                 634,593             615,490
      当期純利益(千円)
      普通株式の期中平均株式数(株)                         22,789,067           23,438,447

     潜在株式調整後1株当たり当期純利益                                                       

      親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円)                          -                    -

      普通株式増加数(株)                               1,403,291             746,158
     希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当た
                                                      -                    -
     り当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
 
     (重要な後発事象)
     (投資有価証券の売却について)
      当社は、コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の見直し、財務体質の強化及び資産効率の向上
     を図るため、当社が保有する投資有価証券(上場有価証券1銘柄)を売却したことにより、投資有価証券売却益が
     発生しております。これにより、2020年3月期第1四半期連結会計期間において投資有価証券売却益94,423千円を
     特別利益として計上いたします。
 




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                            株式会社力の源ホールディングス(3561) 2019年3月期 決算短信

6.その他
   役員の異動
    役員の異動につきましては、2019年3月14日付で公表しております「役員人事に関するお知らせ」のとおりで
   あります。
    




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