3536 J-アクサスHD 2019-06-26 17:20:00
訴訟(控訴審)の判決に関するお知らせ [pdf]

                                                     2019 年6月 26 日
各 位
                                 会 社 名   アクサスホールディングス株式会社
                                 代表者名    代 表 取 締 役 社 長 久岡 卓司
                                         (JASDAQ・コード3536)
                                 問合せ先    取締役経営管理部長 新藤 達也
                                         (TEL.078-335-8844)


                  訴訟(控訴審)の判決に関するお知らせ

 当社の連結子会社であるACリアルエステイト株式会社(以下「ACリアルエステイト」という)は、2018
年8月 30 日付におきまして、控訴人である旧株式会社雑貨屋ブルドッグ(現ACリアルエステイト、以下「旧
雑貨屋ブルドッグ」という)前代表取締役社長小楠昭彦氏より、控訴の提起を受けておりましたが、本日付に
て判決を言い渡されましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                            記


1.判決のあった裁判所及び年月日
  東京高等裁判所
  2019 年6月 26 日


2.控訴人
  氏名:小楠 昭彦(旧雑貨屋ブルドッグ前代表取締役社長)
  住所:静岡県浜松市東区


3.訴訟の経緯
  旧雑貨屋ブルドッグにおいて、平成 22 年(2010 年)8月期第2四半期から平成 25 年(2013 年)8月期
 第2四半期までの、各第2四半期決算及び各通期決算に、棚卸資産の過大計上並びに過小計上等の不適正な
 会計処理が行われていたことが判明しております。
  これにより、ACリアルエステイトは、かかる不適正な会計処理の実態解明のための調査並びに有価証券
 報告書及び四半期報告書に係る訂正報告書の提出等を行うことを余儀なくされ、これらに要した費用の損害
 を被ったことから、2015 年2月 26 日付にて、控訴人及び他1名を被告とし、訴訟を提起いたしました(以
 下「甲事件」という)。
  その後、当社の連結子会社であるアクサス株式会社(以下「アクサス」という)が提起した関連訴訟(以
 下「乙事件」という)を併合のうえ審理を経て、2018 年8月 16 日付にて、静岡地方裁判所浜松支部にて以
 下のとおり、第1審判決(以下「原判決」という)が言い渡されました。
  (1)被告小楠昭彦は、原告ACリアルエステイトに対し、331,528,265 円及びこれに対する 2015 年3月
     14 日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
  (2)原告ACリアルエステイトの被告小楠昭彦に対するその余の請求を棄却する。
  (3)原告ACリアルエステイトの被告内山恭昭に対する請求を棄却する。
  (4)原告アクサスの請求をいずれも棄却する。
  (5)甲事件の訴訟費用は、原告ACリアルエステイトと被告小楠昭彦との間においては同被告の負担と
     し、同原告と被告内山恭昭との間においては同原告の負担とし、乙事件の訴訟費用は、原告アクサ
     スの負担とする。
  (6)本判決は、「3.訴訟の経緯(1)」に限り、仮に執行することができる。


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  本控訴は、2018 年8月 30 日付にて控訴人小楠昭彦より、上記原判決を不服として、東京高等裁判所に対
 し、提起されたものであります。


4.控訴の概要
  2018 年8月 16 日付にて言い渡された原判決のうち、甲事件にかかる判決を不服とし、次の趣旨のとおり
 控訴を提起されたものであります。
  (1)原判決中甲事件に係る控訴人(小楠昭彦)敗訴部分を取り消す。
  (2)被控訴人(ACリアルエステイト)の請求を棄却する。
  (3)訴訟費用は第1、2審とも被控訴人(ACリアルエステイト)の負担とする。


5.判決の概要
  (1)本件控訴を棄却する。
  (2)控訴費用は控訴人の負担とする。


6.今後の見通し
  本判決では、公正な判断が示されたものと考えております。また、本判決が当社グループの業績に与える
 影響等につきましては、現時点ではありませんが、本件に関して今後開示すべき事項が生じた場合には、速
 やかにお知らせいたします。
  当社グループは、今後も継続的にコンプライアンスの向上に取り組んでまいります。


                                                  以 上




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