3491 M-GA TECH 2020-06-24 12:00:00
サイモンフレーザー大学とConTech領域における共同研究開始のお知らせ [pdf]

                                                              2020 年6月 24 日
各     位


                                   会社名       株式会社GA technologies
                                   代表者名      代表取締役社長ⅭEO           樋口      龍
                                                (コード番号:3491 東証マザーズ)
                                   問合せ先      執行役員 CAO             橋本 健郎
                                                          (TEL 03-6230-9180)




    サイモンフレーザー大学と ConTech 領域における共同研究開始のお知らせ

    当社は、不動産・建築分野の画像解析や 3D モデリング研究を牽引するサイモンフレーザー大学(カ
ナダ)GrUVi ラボおよび VML ラボの古川泰隆准教授研究グループ(以下「古川研究室」 1と、ConTech
                                             )
領域における共同研究を開始いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
    なお、本件は適時開示基準には該当しませんが、有用な情報と判断して任意開示を行うものであり、
適時開示に必要とされる事項・内容を一部省略して開示しております。


                                     記


1、共同研究の目的
      日本の建設業は自動車産業に次いで 50 兆円 2という巨大な市場規模を誇る一方で、テクノロジー化
     による業務効率化が進まず、全産業平均と比較し年間の総実労働時間が 300 時間以上も多いなどの課
     題を抱えております 3。
      当社はこれまで、建設に関わる業務のテクノジー化の重要性を感じ、研究開発を進めてまいりまし
     た。2018 年より「BLUEPRINT by RENOSY」 4の基礎開発を進め、2019 年 7 月に β 版を発表しまし
     た。
      この度、同システムの更なる精度向上のため、古川研究室と同システムの応用開発をはじめとす
     る、ConTech 分野での共同研究を開始することとなりました。


1
    古川泰隆 研究室は、画像処理や人工知能分野のトップレベル国際会議 ICCV や CVPR などに数多くの研究が採択されるなど、不動産、
    建設分野での画像解析や 3D モデリング研究で国際的に高く評価される多くの研究成果を出しております。
2
    出所:国土交通省、「平成 30 年度建設投資見通し」より
3
    出所:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム(平成 30 年)」より
4   リノベーション設計時に必要な中古物件の間取図を、ディープラーニング(AI)により読み取り、自動でデジタルデータ化(CAD デ
    ータ化)するシステムです。URL:https://blueprint.renosy.com/




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2、共同研究の概要
      「BLUEPRINT by RENOSY」は、マンションのリノベーション時に、間取り図画像から CAD ファ
    イルを書き起こす作業を自動化するツールです。この作業においては、壁や窓を検出する画像認識技
    術と、それらの位置の整合を取るような最適化のプロセスが欠かせません。古川研究室が保有する高
    度な画像認識及び最適化の知見を加えることで、各プロセスを高精度化し、人の手の介在を最小に抑
    えるようなツール開発を目指します。
      その先駆けとして「BLUEPRINT by RENOSY」により CAD 図面を書き起こすのに必要な作業時間
    の 90%削減を目標に掲げ、将来的には、読み取った図面の 3D モデリング化、BIM 5への応用も視野に
    入れた取り組みを行ってまいります。

3、業績への影響
    本件が 2020 年 10 月期の当社連結業績に与える影響につきましては、現段階においては軽微であると
見込んでおります。今後、開示すべき事項が生じた際には速やかに開示いたします。


より詳細な情報につきましては、別紙のプレスリリースをご参照下さい。
                                                                      以上




5
    BIM - Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)のこと。




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