3490 J-アズ企画設計 2021-03-16 17:00:00
株式会社ラックランドとの業務提携に関するお知らせ [pdf]
2021 年 3 月 16 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ア ズ 企 画 設 計
代表者名 代表取締役社長 松本 俊人
(コード番号:3490 東証JASDAQ)
問合せ先 専務取締役管理部長 小尾 誠
(TEL 048-298-1720)
株式会社ラックランドとの業務提携に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会決議に基づき、株式会社ラックランド(本社:東京都新宿区、代表取
締役社長:望月 圭一郎、以下「ラックランド社」)との間で、東日本大震災の復興支援という社会貢
献事業を進めるため、業務提携契約を締結しましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1. 業務提携の目的及び内容
ラックランド社の持つ店舗、病院、ホテル、商業ビル、物流センター、食品工場などの企画・
デザイン・設計・施工・メンテナンスといった様々な商空間の総合サービスと、当社の強みであ
る、不動産売買・賃貸・管理等を含めた不動産業務と収益不動産に対するバリューアップの提案力
とを重ね合わせて協業し、企画・実行することで、幅広くあらゆる市場ニーズに対応してまいり
ます。
特に被災地域においては、東日本大震災から10年という節目は迎えましたが、復興に関しては
道半ばであり、震災直後に比べて復興に関するニーズは変化してきております。今後は、復興事
業を行う作業員向けに加え、この東北の地に観光客を含め、多くの人々が集まるような支援等を
両社で共に行っていくために、復興支援第2ステージの第1弾として、SDGsの精神にのっとり、
当社が保有している宿泊施設について建築資材の再利用や、施設のリノベーションによる活用を
検討してまいります。
共に被災地域において復興支援を行ってきた両社のノウハウを活かし、復興を目指す皆様の
「元気」と「笑顔」があふれる街創りに貢献してまいります。
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS(SDGs)11、12
2. 業務提携の相手先の概要
(1) 名 称 株式会社ラックランド
(2) 所 在 地 東京都新宿区西新宿三丁目 18 番 20 号
(3) 代 表 者 の 役 職 ・氏 名 代表取締役社長 望月 圭一郎
1. 店舗施設の制作事業(企画・設計・施工)
2. 商業施設の制作事業(企画・設計・施工)
3. 食品工場、物流倉庫の制作事業(企画・設計・施工)
(4) 事 業 内 容 4. 店舗メンテナンス事業
5. 省エネ・CO2 削減事業
6. 建築事業/建築設備事業/
6. 冷凍冷蔵設備事業(エンジニアリング事業)
(5) 資 本 金 33 億 4,108 万円
(6) 設 立 年 月 日 1970 年 5 月 15 日
株式会社エイ・クリエイツ 15.83%
フクシマガリレイ株式会社 6.99%
望月 圭一郎 4.11%
ラックランド社員持株会 3.95%
大 株 主 及 び 持 株 比 率 三菱電機株式会社 2.29%
(7)
(2020 年 12 月 31 日時点) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1.69%
菱電商事株式会社 1.61%
株式会社三菱 UFJ 銀行 1.59%
株式会社ヤマザキ 1.10%
三井住友信託銀行株式会社 1.04%
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
当社は、株式会社ラックランドへ、2021 年 2 月
(8) 当 社 と の 関 係 等 取 引 関 係 期に原状回復工事を発注しておりますが、金額
は少額で軽微であります。
関連当事者への
該当事項はありません。
該 当 状 況
(9) 当該会社の最近 3 年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2018 年 12 月 2019 年 12 月 2020 年 12 月
連 結 純 資 産 6,889 百万円 10,493 百万円 9,710 百万円
連 結 総 資 産 27,943 百万円 34,334 百万円 25,959 百万円
1 株 当 た り 連 結 純 資 産 852.31 円 1,086.90 円 1,009.02 円
連 結 売 上 高 42,842 百万円 40,366 百万円 37,164 百万円
連 結 営 業 利 益 380 百万円 1,106 百万円 △498 百万円
連 結 経 常 利 益 400 百万円 1,045 百万円 △387 百万円
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
89 百万円 915 百万円 △514 百万円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 11.40 円 111.79 円 △53.63 円
1 株 当 た り 配 当 金 25.00 円 25.00 円 25.00 円
3. 日程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2021 年 3 月 16 日
(2) 契 約 締 結 日 2021 年 3 月 16 日
(3) 提 携 業 務 開 始 日 2021 年 3 月 16 日(予定)
4. 今後の見通し
本件が、当社の当面の業績に与える影響は軽微であると考えておりますが、今後、業績に重要
な影響を及ぼすことが明らかとなった場合には、速やかに公表いたします。
5. 東日本大震災の復興支援に対する想いとこれまでの取組み
ラックランド社は、1970 年の創業以来、
「食」を中心とする商空間の総合サービスを提供し、飲
食業界や小売業界での多くの実績を積み重ね、「商空間創りを通じ、皆の笑顔を創りだすこと」を
ミッションとし、2020 年 5 月 15 日に設立 50 周年を迎えました。現在では従来の枠組みを超え、
食に関わる店舗以外にも、物販店、サービス店、アミューズメント施設、病院等のメディカル関
係、リゾートホテル、さらには店舗のみならず、商業ビル、物流センター、食品工場などの企画・
デザイン・設計・施工・メンテナンスといった様々な商空間の総合サービスを提供している商空間テ
ック企業として、日本国内のほか、タイ、台湾、シンガポール等のアジアにおいても「世界でも期
待される企業」を目指し、成長し続けています。
東日本大震災の復興支援としては、被災した水産加工場の復旧や被災地域の商業地域の店舗の設
計施工を行い、当社の復興作業員向け宿泊施設建設にも携わり、本業としての役割を果たしてきま
した。さらに、株主と共に東北復興支援の輪を更に広げていきたいとの考えのもと、被災地域の商
品を届けることで東北地方の魅力を共有できるよう 2013 年より株主優待を開始、拡大しておりま
す。また、2020 年には、宮城県石巻市において水産加工事業を行っていた企業の従業員を引き継
ぐ形でグループ会社ハイブリッドラボ社を設立、水産加工業を行いつつ、製造現場の現状を把握し
ながら、水産加工業における設備の研究やサービス提供を開始しています。
一方、当社は、主要事業である不動産販売事業で経営基盤を盤石に固めつつも、
『空室のない元
気な街を創る』という経営理念に沿った、収益改善可能な不動産のバリューアップ、空室の再生、
地域の再生、さらには事業・企業の再生を強化しています。東日本大震災で被災した地域の復興の
ため、復興事業を行う作業員の宿泊施設が広範囲にわたって不足している中、宿泊施設の建設が復
興作業を加速させると判断し、2014 年度より岩手県に 3 施設、宮城県に 1 施設の合計 4 施設の宿
泊施設を建設、ホテル事業を展開してきました。本宿泊施設は、在来工法と比べて大幅に工期を短
縮することが可能なモジュール工法を採用し短い工期で建設した一方で、ゆがみにも強い重量鉄骨
を採用しており、耐震性・耐久性・遮音性・断熱性に優れ、東日本大震災の復興事業を行う作業員向
けの宿泊施設として多くの作業員の方々に宿泊していただいており、復興の一助を担うための宿泊
施設として、十分な役割を果たしております。
(ラックランド社)東北支援株主優待品の 1 例 (当社)復興作業員向け宿泊施設
以上