3447 信和 2020-04-23 15:00:00
当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について [pdf]

                                                  2020 年 4 月 23 日
各 位
                            会 社 名   信   和    株    式   会     社
                            代 表 者 名 代表取締役社長        山 田       博
                            (コード番号:3447 東証・名証市場第一部)
                            問 合 せ 先 執行役員管理本部長      平 澤 光 良
                                            (TEL. 0584-66-4436)

             当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について

 当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指すコーポレートガバナンス強化の一環として、各
事業年度毎に取締役会全体の実効性等の分析・評価を行い、その改善に向けた継続的な施策推進に取り組んでお
ります。
 この度、2020 年3 月期における当社取締役会の実効性評価を行いましたので、その結果の概要をお知らせいた
します。

(1) 評価のプロセス

    取締役会事務局が主体となって取締役会の実効性に関する調査を実施しました。その集計結果をもと
   に、取締役会において取締役会の実効性等の分析及び評価を行い、改善に向けた施策を決定いたしまし
   た。

(2) 評価の方法

   ①アンケート調査の実施

    取締役会メンバーである取締役(監査等委員である取締役を含む)を対象として、以下の評価カテゴ
   リー毎に複数の項目からなるアンケート用紙を配布し、回答を得ました。
      対象者           取締役
      回答方式          無記名方式
      評価のカテゴリー      ・取締役会の構成に関して
                    ・取締役会の運営に関して
                    ・取締役会の審議充実に向けて
                    ・株主との対話に関して
                    ・昨年度評価における課題への取り組み
      結果の集計         アンケートの結果は、取締役会事務局が集計し、取締役インタ
                    ビューに利用した他、取締役会において実効性等の分析及び評
                    価に活用しました。

   ②取締役会での議論と改善に向けた取り組みの決定

    アンケートの集計結果、取締役インタビューの結果を取締役会事務局でとりまとめ、取締役会の運営
   について実効性が高いと評価される点、改善・充実に向けた取り組みが期待される点を整理し、取締役
   会に答申しました。

    この答申を受け、取締役会の一層の機能強化と実効性向上に向けた課題を抽出し、改善・充実のため
   の取り組みを決定いたしました。
(3) 2020 年 3 月期の実効性評価結果の概要

    アンケート調査及び取締役インタビューの結果、取締役会は全体として「概ね適切」に運営され、
                                               「実
   効性は確保されている」と評価しております。

    その一方で、下記(4)①及び③に記載した事項のほか、『経営課題事項に係る報告及び討議の更なる
   充実』などについて、更なる改善を期待する建設的な意見がありました。


(4) 2020 年 3 月期の課題と取り組み

    今年度は昨年度評価において認識した以下の課題に向けて取り組んでまいりました。

    ①   取締役会に提出される資料の配布時期や資料内容についての改善
         取締役会付議事項の事前検討の充実、資料の見直し・簡素化、及びペーパーレス化を推進した
        ことにより、取締役会の審議が充実かつ効率化されつつあることが確認されました。また、資料
        提示の時期については、更なる早期化の要望もあったことから継続して改善に取り組むものとし
        ます。

    ②   後継者育成計画、役員報酬及び役員選任に関する議論の深耕
         指名報酬委員会にて、「取締役候補者 指名基準」として、取締役候補者の指名の手続き、選任
        基準及び社外取締役の独立性判断基準などの明文化、 「取締役 報酬基準」として、報酬決定の手
        続き、基本的な考え方、報酬水準、及び報酬構成などの明文化、後継者育成計画に対する基本的
        な考え方の確認などの建設的な議論がなされ改善が進んでいることが確認されました。

    ③   中期経営計画や適切なリスクテイク、リスク管理体制に関する議論の深耕
         週次単位での損益実績と通期着地見込の把握、対応策の検討により短期的な施策の議論・共有
        は進んだものの、中期的な経営目標や経営戦略、リスク管理体制に関する議論はなお深耕を図る
        必要があるとの共通認識が確認されましたので、継続して改善に取り組むものとします。

(5) 今後の取り組み

    当社取締役会は、取締役会評価において認識された以下の課題について、さらなる実効性向上のため
   に必要な取り組みを実施し、改善に努めてまいります。

    ①   取締役会に提出される資料の配布時期の早期化

    ②   中期経営計画や適切なリスクテイク、リスク管理体制に関する議論の深耕

    ③   経営課題事項に係る報告及び討議の更なる充実

     なお、取締役会の実効性評価につきましては、今後も継続的に実施し、評価の枠組みや評価
    手法の更なる改善に向けても検討を進めてまいります。




                                                  以上




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