3446 JTECCORP 2020-05-14 15:00:00
2020年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年5月14日
上場会社名 株式会社ジェイテックコーポレーション 上場取引所 東
コード番号 3446 URL http://www.j-tec.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)津村 尚史
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理部長 (氏名)平井 靖人 TEL 072 (655) 2785
四半期報告書提出予定日 2020年5月15日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年6月期第3四半期の業績(2019年7月1日~2020年3月31日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年6月期第3四半期 541 22.4 △193 - △175 - △123 -
2019年6月期第3四半期 442 △34.6 △137 - △75 - △51 -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年6月期第3四半期 △21.13 -
2019年6月期第3四半期 △8.94 -
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年6月期第3四半期 2,583 2,331 90.3
2019年6月期 2,871 2,447 85.2
(参考)自己資本 2020年6月期第3四半期 2,331百万円 2019年6月期 2,447百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2020年6月期 - 0.00 -
2020年6月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年6月期の業績予想(2019年7月1日~2020年6月30日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,450 12.9 278 △36.2 302 △39.1 208 △37.2 35.73
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年6月期3Q 5,854,000株 2019年6月期 5,836,000株
② 期末自己株式数 2020年6月期3Q 66株 2019年6月期 20株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年6月期3Q 5,847,012株 2019年6月期3Q 5,810,314株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注
意事項等については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)業績予想などの将来予測情報
に関する説明」をご覧ください。
㈱ジェイテックコーポレーション(3446) 2020年6月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 5
第3四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 5
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 6
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 6
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 6
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 6
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㈱ジェイテックコーポレーション(3446) 2020年6月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、先行きの不透明感
が大幅に増大し厳しい状況となっております。世界に目を向けても同様の状況であり、世界各国の公的研究機関と
の取引がある当社にも影響が出てきております。
このような経済環境のなかで当社は、オプティカル事業及びライフサイエンス・機器開発事業という独自の技術
を利用した二つの事業により、営業基盤の強化と拡充に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間における経営成績は、売上高541,918千円(前年同四半期比22.4%増)、営業
損失193,626千円(前年同四半期は137,293千円の営業損失)、経常損失175,063千円(前年同四半期は75,388千円
の経常損失)、四半期純損失123,541千円(前年同四半期は51,953千円の四半期純損失)となりました。
セグメントの経営成績は、次の通りであります。
(オプティカル事業)
当第3四半期は、国内(施設:Spring-8、SACLA、NewSUBARU)向けの販売が順調に推移し売上の大半を占め、海
外売上についてはスイス(施設:SwissFEL)向け、台湾(施設:TPS)向けの売上が業績を牽引しました。
また、通期におけるセグメント別売上に関しては、オプティカル事業が減少し一方でライフサイエンス・機器開
発事業が増加すると見込んでおります。オプティカル事業においては、第4四半期に多く見込んでいた中国・アメ
リカ・ヨーロッパ向け売上について、当該施設の計画の遅れに伴い当社が見込んでいた受注時期が遅れることが要
因であります。
さらに、世界各国にて新型コロナウイルスの感染拡大による影響が表れてきており、第4四半期の売上に影響を
及ぼす可能性が出てきております。
また、当事業年度は前事業年度と同様に、第4四半期に売上が偏重すると見込んでおります。特に海外向けの製
品について、受注から出荷までのリードタイムが1年程度かかるものが多くあり、結果として第4四半期に出荷及
び売上が集中するためであります。
この結果、売上高は400,764千円(前年同四半期比9.7%増)、セグメント利益は93,946千円(前年同四半期比
12.9%減)となりました。
(ライフサイエンス・機器開発事業)
当第3四半期は、機器開発事業における売上が業績を牽引しました。水晶振動子ウエハ製造における関連装置
の委託開発及び各種ガス検知装置の販売による売上が業績を牽引しました。また、CELLFLOAT®システムを用いた
汎用型機器(CellPet 3D-iPS、CellPet FT)から機器開発案件へ、売上構成のシフトが順調に進んできておりま
す。
これらの要因により、当第3四半期累計期間における売上実績は売上見込みに対して上回っております。ま
た、通期のセグメント別売上に関しては、オプティカル事業が減少し一方でライフサイエンス・機器開発事業が
増加すると見込んでおります。ライフサイエンス・機器開発事業の増加要因については、第4四半期に水晶振動
子ウエハ加工の量産装置の売上を大きく見込んでいるためであります。この案件は、翌事業年度に予定していた
ライフサイエンス・機器開発事業における新規事業案件であり、試作開発が順調に推移したこと伴い量産装置の
事業化が前倒しとなったものであります。
この結果、売上高は141,154千円(前年同四半期比82.7%増)、セグメント損失は54,544千円(前年同四半期は
73,323千円の損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は1,077,494千円となり、前事業年度末に比べ529,933千円減少いた
しました。これは主に、仕掛品が50,103千円増加した一方で、現金及び預金が343,375千円及び受取手形及び売掛
金(主にオプティカル事業関連)が316,344千円減少したことによるものであります。固定資産は1,505,537千円
となり、前事業年度末に比べ241,418千円増加いたしました。これは主に、新社屋の稼働に伴い建設仮勘定が
606,115千円減少し建物が623,095千円増加したこと、及び賃借していた旧本社敷地を購入したことにより土地が
68,409千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は2,583,032千円となり、前事業年度末に比べ288,514千円減少いたしました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は249,389千円となり、前事業年度末に比べ97,123千円減少いたしま
した。これは主に、買掛金が43,969千円増加した一方で、未払法人税等が132,389千円減少したことによるもので
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㈱ジェイテックコーポレーション(3446) 2020年6月期 第3四半期決算短信
あります。固定負債は2,079千円となり、前事業年度末に比べ75,307千円減少いたしました。これは主に、長期借
入金が62,500千円及び資産除去債務が12,272千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は251,468千円となり、前事業年度に比べ172,430千円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は2,331,563千円となり、前事業年度末に比べ116,084千円減少い
たしました。これは主に、新株予約権(ストックオプション)の行使により、資本金が3,815千円及び資本準備金
が3,815千円増加した一方で、四半期純損失を123,541千円計上したことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年2月13日に公表しました2020年6月期の通期業績予想について、新型コロナウイルスの感染拡大による影
響を一部受けておりますが、現時点においては当該業績予想を修正するほどの影響は観測されておりません。しか
しながら、世界各国の放射光施設への出荷が集中する2020年6月頃の状況は不透明な点が多いため、影響があれば
速やかに開示を行います。当社の放射光施設向けの製品は全て受注生産品であり、2020年6月期に出荷を予定して
いる製品については全て受注済みであります。また、現時点において受注キャンセルは出ておりません。
現在、新型コロナウイルス感染拡大による当社生産体制への影響はありませんが、納品先である世界各国の放射
光施設においては影響が出てきており、納品先における検収作業が進まない場合は2020年6月期での売上計上がで
きず、2021年6月期以降の売上計上となる可能性があります。
各国の新型コロナウイルスの感染拡大状況の変化が激しいため、出荷が集中する2020年6月頃の状況は不透明で
ありますが、現時点における出荷予定先の地域ごとの状況は下記の通りであります。
【影響を大きく受けた地域】
<イタリア>
イタリアの装置メーカーに放射光施設で用いる集光装置の製造を依頼しており、2020年6月に中国上海のSSRF
へ納品後に検収作業を予定しているものの、イタリア及び中国の渡航制限が継続した場合、技術者が立ち合いの
もと行う検収作業が出来ない可能性があります。
<中国>
上海のSSRFについては、徐々にではあるが稼働し始めているとの連絡があるものの、通常時と比べてスローダ
ウンしている状況であります。また、一般的に研究者がフェイストゥフェイスでの議論を好むという傾向がある
ため、渡航制限により訪問ができないことによる翌期以降の受注活動に影響が出ている状況であります。
【その他の地域】
アメリカの主要施設(APS,LCLS,NSLS-Ⅱ)、フランスのESRF、ドイツのEu-XFELが現在シャットダウン中であ
りますが、シャットダウン解除に向けた動きもあるため、シャットダウンが解除され次第納品を行います。
現在このような状況にあり業績予想を行うことが困難であるため、2020年2月13日に公表しました2020年6月期
の通期業績予想を据え置き、今後の状況の変化により、通期の業績予想に修正が必要と判断した場合には速やかに
開示いたします。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年6月30日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 839,190 495,815
電子記録債権 5,609 3,096
受取手形及び売掛金 567,810 251,465
商品及び製品 19,003 22,816
仕掛品 64,188 114,292
原材料及び貯蔵品 14,347 9,562
その他 97,277 180,446
流動資産合計 1,607,427 1,077,494
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 186,327 809,423
機械及び装置(純額) 135,503 191,715
土地 250,570 318,979
建設仮勘定 657,073 50,958
その他(純額) 12,333 48,993
有形固定資産合計 1,241,808 1,420,069
無形固定資産 3,382 14,397
投資その他の資産 18,928 71,071
固定資産合計 1,264,119 1,505,537
資産合計 2,871,547 2,583,032
負債の部
流動負債
買掛金 20,182 64,152
1年内返済予定の長期借入金 15,000 -
未払法人税等 132,389 -
前受金 100,419 92,051
賞与引当金 10,616 24,107
受注損失引当金 5,784 -
その他 62,121 69,078
流動負債合計 346,513 249,389
固定負債
長期借入金 62,500 -
資産除去債務 12,272 -
その他 2,613 2,079
固定負債合計 77,386 2,079
負債合計 423,899 251,468
純資産の部
株主資本
資本金 817,374 821,189
資本剰余金 777,374 781,189
利益剰余金 852,991 729,449
自己株式 △92 △265
株主資本合計 2,447,647 2,331,563
純資産合計 2,447,647 2,331,563
負債純資産合計 2,871,547 2,583,032
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(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 442,733 541,918
売上原価 160,386 226,211
売上総利益 282,346 315,707
販売費及び一般管理費 419,640 509,333
営業損失(△) △137,293 △193,626
営業外収益
受取利息 67 2,701
補助金収入 56,711 24,178
その他 5,422 1,690
営業外収益合計 62,201 28,570
営業外費用
支払利息 284 389
固定資産除売却損 - 9,425
その他 12 193
営業外費用合計 296 10,008
経常損失(△) △75,388 △175,063
特別損失
減損損失 185 -
特別損失合計 185 -
税引前四半期純損失(△) △75,574 △175,063
法人税、住民税及び事業税 2,325 1,208
法人税等調整額 △25,945 △52,730
法人税等合計 △23,620 △51,522
四半期純損失(△) △51,953 △123,541
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期累計期間(自 2018年7月1日 至 2019年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
四半期
調整額 損益計算書
ライフ
オプティカル (注)1 計上額
サイエンス・ 計
事業 (注)2
機器開発事業
売上高
外部顧客への売上高 365,466 77,266 442,733 - 442,733
計 365,466 77,266 442,733 - 442,733
セグメント利益又は損失
107,834 △73,323 34,511 △171,804 △137,293
(△)
(注)1.「調整額」の区分は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しな
い一般管理費及び研究開発費等であります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「ライフサイエンス・機器開発事業」セグメントにおいて、収益性の低下に伴う減損損失を185千円計上
しております。
Ⅱ 当第3四半期累計期間(自 2019年7月1日 至 2020年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
四半期
調整額 損益計算書
ライフ
オプティカル (注)1 計上額
サイエンス・ 計
事業 (注)2
機器開発事業
売上高
外部顧客への売上高 400,764 141,154 541,918 - 541,918
計 400,764 141,154 541,918 - 541,918
セグメント利益又は損失
93,946 △54,544 39,402 △233,028 △193,626
(△)
(注)1.「調整額」の区分は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しな
い一般管理費及び研究開発費等であります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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