3446 JTECCORP 2021-08-27 15:00:00
2021年6月期 決算説明資料 [pdf]
2021年6月期決算 説明資料
2021年8月27日
証券コード 3446
URL http://www.j-tec.co.jp
CELLFLOAT®
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
2
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
3
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沿革
1993年 大阪コンピュータ株式会社と共同出資により、大阪府吹⽥市に株式会社ジェイテック設⽴
1994年 バイオ関連など各種自動培養装置の開発、製造及び販売を開始
大阪中小企業投資育成株式会社より出資
2004年 本社を神⼾市中央区(ポートアイランド)に移転(現神⼾事業所)
2005年 放射光⽤超⾼精度形状ミラーの事業開始
(大阪大学と理化学研究所の研究成果の実⽤化に成功)
2007年 ひょうご産業活性化ファンドより出資
開発センターを開設(茨木市彩都あさぎ)
2013年 横浜市⽴大学の先端医科学研究センター内にラボ室を開設
茨木市彩都やまぶきに新社屋を竣工
2014年 本社を茨木市彩都やまぶきに移転 電子科学株式会社
(東京都武蔵野市)
2015年 大阪大学ベンチャーキャピタルより出資 本社/開発センター
(大阪府茨木市)
事業⽤地(本社隣接5,500㎡)取得
2016年 大阪大学内に細胞培養センタ―を開設 栃木生産技術
開発センター
株式会社ジェイテックコーポレーションに商号変更 (栃木県那須塩原市
小貫光学工業社内)
2018年 東京証券取引所マザーズに上場(3446)
2019年 新社屋完成(本社棟・加工棟・計測棟)
先端医科学研究センター
(神奈川県横浜市 横浜⽴大学内)
2020年 東京証券取引所市場第⼀部への上場市場変更
細胞培養センター
2021年 電子科学株式会社の子会社化 (大阪府吹田市 大阪大学内)
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ビジネスフロー
ミラーとバイオの独⽴した⼆本柱構造
共同研究 共同研究
大学・公的研究機関 外注加工先
製造委託
オプティカル事業 ライフサイエンス・機器開発事業
<現在の収益の柱> <将来の成⻑ドライバー>
自動細胞培養装置
X線ナノ*集光ミラー バイオ関連研究支援
X線⾼精度形状ミラー 各種自動化装置
2006年より事業開始 1993年より事業開始
プラントメーカー 代理店
顧客 顧客
(放射光設備、大学・研究機関等) (研究機関、製薬企業、再⽣医療企業等)
*ナノ︓1×10-9を示す単位
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ビジネスモデル
世界最先端となるニッチトップ製品の量産化、事業化で付加価値創出
学術機関
産学連携システム
研究開発⼒
量産化技術 世界最先端の研究
事業化ノウハウ 共同研究 特許
特許
ニッチトップ製品(経営資源を集中投入)
世界最先端技術を欲する顧客、研究機関、企業
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産学連携
ビジネスアイデアと人材活性化に好影響
アイデアを実⽤化できるビジネス感覚を活かし、新たな柱への模索も
第三の柱への布石のひとつ
研究機関と対等に渡 大学などの研究機関
り合える豊富な人材
博士号取得者は 多種多様な
社員・常勤役員 最先端技術の宝庫
50名中16名
※2021年6月末時点 ベンチャースピリッツ
維持への刺激剤
応用研究への 事業化
親和性の高さ ノウハウ
次なるビジネスのシーズに
その結果、当社のビジネスは柔軟に変化
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各種受賞及び競争的資⾦、補助⾦等の獲得状況
2020年度〜現在
経済産業省の「2020 年版グローバルニッチトップ企業100 選」に選定(113社)
当社は、主⼒製品である「大型放射光施設及びX線自由電子レーザー施設などで用いられる放射光用X線ミラー」が評
価され、素材・化学部門にて選定(24社)
国⽴研究開発法人⽇本医療研究開発機構(AMED)が公募した令和2年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」におい
て、研究代表機関︓横浜市⽴大学、参加機関︓東京大学、神奈川県⽴こども医療センター、株式会社ジェイテックコー
ポレーションの研究提案が採択。(令和2年度〜令和3年度) 委託開発⾦総額7,000万円規模(継続)
「ヒト弾性軟骨デバイスを用いた頭頚部形態異常疾患に対する新規治療法の開発」 AMED1
経済産業省の令和2年度「戦略的基盤技術高度化⽀援事業(サポイン事業)」の採択(令和2年度〜令和4年度)
参加機関︓株式会社ジェイテックコーポレーション、大阪大学医学部、工学部 補助⾦総額9,750万円規模(継続)
「iPS 細胞等による分化製造プロセスにおける高効率な大量細胞凝集塊分散技術ならびに自動化装置の研究開発」
サポイン1
2021年度〜現在
経済産業省、近畿経済産業局の「関⻄ものづくり新撰2021」に選定。当社の3次元回転浮遊培養装置”CellPet 3D-
iPS“ 細胞小片化装置“CellPet FT”を用いた細胞の高品質・安定性を実現した当社独自の拡大培養技術“J-iSS”が受賞
国⽴研究開発法人⽇本医療研究開発機構(AMED)が公募した令和3年度「橋渡し研究戦略的推進プログラム」におい
て、研究代表機関︓公益財団法人神⼾医療産業都市推進機構、参加機関︓株式会社ジェイテックコーポレーション、⽇
本光電工業株式会社の研究提案が採択。(令和3年度〜令和5年度) 委託開発⾦総額 6,240万円
「治療機序に基づき最適化した効率的な脳梗塞治療用幹細胞分離機器の研究開発」 AMED2
経済産業省の令和2年度「戦略的基盤技術高度化⽀援事業(サポイン事業)」の採択(令和3年度〜令和5年度)
参加機関︓株式会社ジェイテックコーポレーション、大阪大学、名古屋大学、宇宙科学研究所(JAXA)、アドバイ
ザー︓理化学研究所、高輝度光科学研究センター 補助⾦総額7,286万円 サポイン2
「X線測定・分析の高効率化に資する高精度2次元集光X線ミラーの製造法の開発」
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評価される技術⼒
公的機関からの委託開発や技術補助⾦収⼊は累計で6億円以上評価主体は
省庁、地⽅自治体、JST、AMED
委託開発や助成⾦の累積収入推移*
(百万円) オプティカル事業 バイオ関連事業 その他
800
700
主たる実施省庁・組織
600 経済産業省
新技術開発財団
500 科学技術振興機構(JST)(⽂部科学省)
日本医療研究開発機構(AMED)
近畿経済産業局
400
関東経済産業局
兵庫県・大阪府
300 中小企業庁
200
100
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
(年度)
*プロジェクト規模全体では10億円以上 2021年6月末現在
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売上構成と研究パートナー
現在の主⼒はオプティカル事業
共同研究パートナーは大学法人、政府、公益法人など
売上構成内訳 共同研究パートナー実績
教育機関、公的研究機関のみ
ライフサイエンス・機器開発事業 国⽴大学法人大阪大学
<将来の成⻑ドライバー>
国⽴大学法人神⼾大学
自動細胞培養装置
バイオ関連自動化装置 国⽴大学法人東京大学
各種自動化装置 公⽴大学法人横浜市⽴大学
36.7% 国⽴大学法人東海国⽴大学機構名古屋大学
2021/6期実績
宇宙科学研究所(JAXA)
特定非営利活動法人近畿バイオインダストリー振興会議
63.3% 公益財団法人⾼輝度光科学研究センター
国⽴研究開発法人国⽴循環器病センター
国⽴研究開発法人産業技術総合研究所
オプティカル事業
公益財団法人神⼾医療産業都市推進機構
<現在の収益の柱>
国⽴研究開発法人理化学研究所
X線ナノ集光ミラー
X線⾼精度形状ミラー 神奈川県⽴こども医療センター
他
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顧客内訳
主要顧客は公的研究機関が多く、⻑期継続性が⾒込まれる
従来は顧客が全世界に分散していたが、ロックダウン等コロナ禍の影響で
欧米向けが激減
顧客属性内訳 顧客所在地内訳
大学 企業 公的研究機関 日本 中国 台湾 米国 欧州 韓国
8.2%
3.7% 57.7%
※ ※ 11.2%
44.0%
6.4%
52.3% 2021/6期実績 2021/6期実績
3.5%
13.0%
※水晶振動子ウエア加工システム等の
※コロナ禍により海外売上が停滞
売上により企業向けが増加
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
12
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2021/6期決算の実績
前期比で減収減益。期初計画比でも未達に。
(百万円)
2020/6期 2021/6期 2021/6期
実績 実績 計画 前期比 計画比 売上⾼ 売上総利益 営業利益
(単体) (単体) (単体) 売上⾼・利益
経常利益 純利益
(百万円)
1,027 820 1,443 79.8% 56.8% 1,600
1,443
売 上 ⾼
1,400
(100%) (100%) (100%)
1,200
売 上
637 359 56.4% 1,027
1,000
総 利 益 820
(62.0%) (43.8%) 800
637
営 業
5 △271 215 ― ― 600
利 益 400
359
(0.6%) (―) (14.9%) 215
237
200 163
経 常
34 △239 237 ― ― 5
34
16
0
利 益
(3.3%) (―) (16.5%)
△ 200
△ 170
△ 271
当 期
16 △170 163 ― ― △ 400 △ 239
2020/6期(単体) 2021/6期(単体) 2021/6期(単体)
純 利 益
(1.6%) (―) (11.4%) 実績 実績 計画
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2021/6期決算の実績のポイント
オプティカル事業 (百万円)
<各セグメントの売上⾼の推移>
2020/6期 2021/6期
☆ アメリカ(施設︓APS、LCLS、LBNL)、中国(施設︓SSRF、四
1,000
川大学)、韓国(施設︓PAL)向けの売上が第4四半期の業績を牽 833
引。3月末に納⼊した国内(施設︓Spring-8、SACLA等)向け売上 800
も堅調。 519
600
☆ ⼀⽅、昨年同様、依然として収束しないコロナ禍において、放射光
施設のシャットダウンや感染症拡大地域のロックダウンにより、商 400 301
談中案件の最終仕様の決定や計画に遅れが生じた。 194
☆ 各国のロジスティクスの乱れや受⼊機関の混乱によりフランス、台 200
湾、ブラジル向け等の案件が当期中に納品できず、売上が翌期以降 0
にずれ、通期の売上⾼は期初計画比で大きく未達に。 オプティカル事業 ライフサイエンス・機器開発事業
ライフサイエンス・機器開発事業 (百万円)
<各セグメントの利益の推移>
2020/6期 2021/6期
400 324
☆ 汎⽤型自動細胞培養装置「MakCell®」がコロナ禍の影響で需
要が⾼まり、売上に寄与。 200
☆ 水晶振動子ウエハ加工システムについて、装置全体のシステム 82
の最適化及び最終調整に時間を要していましたが、第4四半期
に売上を計上し、業績を牽引。 0
☆ 再生医療分野における受託研究開発に係る売上やVOC除去装 △ 24
置販売による売上も第4四半期に計上。 △ 81
△ 200
オプティカル事業 ライフサイエンス・機器開発事業
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四半期ごとの売上高の推移
アメリカ、中国、韓国向けの売上が第4四半期の業績を牽引するが、新型
コロナウイルスの感染拡大が響き各四半期ともに前年同期比減収
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q
1,000 842
800
600 485 456
400 259 234
209
141 158 142
200 73 92
37
0
2019/6期 2020/6期 2021/6期
(千円)
2019/6期 2020/6期 2021/6期
1Q 141,093 73,204 37,114
2Q 158,857 209,691 92,064
3Q 142,783 259,023 234,770
4Q 842,827 485,562 456,398
合計 1,285,560 1,027,480 820,347
※各四半期会計期間ごとの売上(発生ベース)
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2022/6期決算の計画
売上⾼倍増、利益⿊字化を目指す。
(百万円)
2020/6期 2021/6期 2022/6期
実績 実績 計画 前期比 売上⾼ 売上総利益 営業利益
売上⾼・利益
(単体) (単体) (連結) 経常利益 当期純利益
(百万円)
1,027 820 1,700 207.3% 2,000
売 上 ⾼ 1,700
(100%) (100%) (100%)
1,500
売 上
637 359
総 利 益 1,027
(62.0%) (43.8%) 1,000 820
営 業
5 △271 194 ―
利 益 500 415
(0.6%) (―) (11.4%) 359
232
194 150
経 常
34 △239 232 ― 5 34 16
0
利 益
(3.3%) (―) (13.7%)
△ 170
△ 271
△ 239
当 期
16 △170 150 ― △ 500
2020/6期(単体) 2021/6期(単体) 2022/6期(連結)
純 利 益
(1.6%) (―) (8.9%) 実績 実績 予想
※2022/6期は連結P/L計画(子会社の電子科学は9ヵ月分の業績を連結)。
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2022/6期決算の計画のポイント
<受注残⾼の状況> オプティカル事業
オプティカル事業
☆ 主要取引先である放射光施設を有する米国や欧州各地にて第4世代へのアッ
ライフサイエンス・機器開発事業 プグレードの計画が明らかになり、受注活動が活発化。
(百万円)
☆ 同様に中国では、北京での世界最大の第4世代大型放射光施設の建設や上海
での2施設目となるX線自由電子レーザー施設の建設など、10か所以上あ
1,400 る施設からの活発な受注及び引合い。
1,265 ☆ 世界の放射光施設及びⅩ線自由電子レーザー施設は、各国の多様な地域発研
1,204
究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)において現在もコアな機関と
1,200 110 して位置づけられ、コロナ禍以前と変わらずイノベーションを強⼒に推進。
1,047 ☆ 国内では東北大学内に建設中の第4世代大型放射光施設SLiT-Jにおいて当社
307 1,155
はコウリションメンバー(有志連合)として施設のミラー導⼊計画に深く関
1,000 136 り、今後も受注が⾒込める。
800 911 897
600
ライフサイエンス・機器開発事業
☆ コロナ禍の影響が続く中、コロナ治療薬の探索のために自動細胞培養装
置のカスタム製品「CellMeister®」の引合いが増え、受注を獲得。
400
☆ 多様化するユーザーニーズに応えるべく開発した「MakCell®」が、テレ
ワークが推進され就業時間の短縮化が求められる中、手軽な自動細胞培
200 養装置として引き合いが活発に。
☆ iPS細胞⽤の「CellPet 3D-iPS®」や小片化装置「CellPetFT®」、近年
急速に進歩しつつあるオルガノイド培養向けの「CellPet®CUBE」につ
0 いて国内だけでなく海外展開を推進。
2019/6期 2020/6期 2021/6期 ☆ 水晶振動子ウエハ加工システムの量産初号機が導⼊され、さらなる需要
の掘り起こしを推進。今後さらなる事業拡大を図る。
※受注確定分と受注確度の⾼い案件の合計
(子会社の電子科学株式会社分は含まず) ☆ 昨年度から進めている複数の委託開発事業は今年度分も加え推進加速。
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2021/6期決算の財務の状況
電子科学子会社化により資産が増加。M&Aファイナンスにより借⼊⾦が増加。
(百万円)
2020/6期末 2021/6期末 総資産 負債 純資産
増減 (百万円)
(単体) (連結) 4,000
流動資産 1,211 46.0% 1,472 43.5% 260
資
(現預⾦) (573) (21.7%) (847) (25.1%) (274) 3,500 3,382
産
固定資産 1,424 54.0% 1,910 56.5% 485
の
(有形固定資産) (1,397) (53.0%) (1,336) (39.5%) (△ 60) 3,000
部
資産合計 2,636 100% 3,382 100.0% 745 2,636
2,471
流動負債 163 6.2% 435 12.9% 272 2,500
2,257
負 (短期借⼊⾦) (-) (-) (200) (5.9%) (200)
債 (1年内返済予定の⻑期借⼊⾦) (-) (-) (75) (2.2%) (75) 2,000
の 固定負債 1 0.1% 688 20.3% 686
部 (⻑期借⼊⾦) (-) (-) (672) (19.9%) (672) 1,500
負債合計 165 6.3% 1,124 33.2% 958 1,124
2,471 2,257 1,000
純 株主資本 93.7% 66.8% 213
資 (資本⾦) (821) (31.1%) (821) (24.3%) (-)
500
産 (資本剰余⾦) (781) (29.6%) (781) (23.1%) (-)
165
の (利益剰余⾦) (869) (33.0%) (655) (19.4%) (△ 213)
0
部 純資産合計 2,471 93.7% 2,257 66.8% (△ 213) 2020/6期末 2021/6期末 2020/6期末 2021/6期末 2020/6期末 2021/6期末
負債純資産合計 2,636 100% 3,382 100.0% 745 単体 連結 単体 連結 単体 連結
※2021/6期はB/Sのみ連結決算のため前期の単体決算と比較。
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
19
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新中期経営計画
『科学技術イノベーションへの挑戦』
売上⾼ 経常利益 当期純利益 売上⾼経常利益率
(百万円)
38.6%
コロナ禍が
大いに影響
新中期経営計画
3,500 40%
3,200
27.7%
3,000 24.8% 27.4% 30%
20.8%
2,479
2,500 20%
13.7% 22.2%
2,000 3.3% 10%
1,700
1,500 1,285 0%
1,009 1,027
875
1,000 801 820 △ 10%
596 550
496 591
500 199 279 332 △ 29.1% 232 366 △ 20%
124
83 129 174 150
34 16
0 △ 30%
△ 170
△ 500 △ 239 △ 40%
2016/6期 2017/6期 2018/6期 2019/6期 2020/6期 2021/6期 2022/6期 2023/6期 2024/6期
実績 実績 実績 実績 実績 実績 計画 計画 計画
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中期経営計画の⾒直し
昨年策定の
中期3ヶ年計画
「オプティカル事業」、「ライフサイエンス・機器開発事業」+5つの新規事業を提案
☆次世代半導体製造装置関連用のX線光学素子
☆走査型X線顕微鏡、衛星搭載型X線望遠鏡用X線光学素子
☆高精度マスク基板における当社ナノ加工・計測技術の適用
☆水晶振動子ウェハ加工システム
☆再⽣医療に関する⽀援事業の創出、医療機器事業への展開
新中期3ヶ年計画 「オプティカル事業」、「ライフサイエンス事業」、「機器開発事業」の3事業に集約
☆従来事業(放射光施設・X線自由電子レーザー施設向けX線ミラー及び各種自動細胞培養装置)の拡販
☆半導体検査装置、衛星搭載型X線望遠鏡用X線光学素子の開発
☆再⽣医療に関する⽀援事業の創出、医療機器事業への展開
☆水晶振動子ウェハ加工システム等PCVM関連製品の拡販
☆昇温脱離分析装置(TDS)等の半導体、鉄鋼分野等への拡販、製品開発
次世代半導体関連の開 ☆次世代半導体製造装置関連用のX線光学素子
発は継続するが、あえ
て新中計には算入せず。 ☆高精度マスク基板における当社ナノ加工・計測技術の適用
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事業展開
オプティカル事業︓光学素子及び当社ナノ加工・計測技術を⽤いた事業展開
ライフサイエンス・機器開発事業︓再生医療、当社加工技術等を⽤いた装置開発
---- ----分野
----分野 X線光学素子
CMM 宇宙分野
医療分野
オプティカル事業 半導体分野
MSI CARE
PCVM フォトマスク基板加工
RADSI
水晶振動子ウェハ加工システム
EEM
X線光学素子
ライフサイエンス
・機器開発事業 昇温脱離分析装置
再⽣医療コンサルティング事業
ナノ加工・計測技術
医薬品・医療機器
CelFloat
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
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世界放射光施設への納入実績
世界レベルで第4世代放射光施設の新設及びバージョンアップが
計画され、高精度ミラーの需要が拡大
ヨーロッパ︓ Spring-8 Harima Japan 国内︓第4世代としてSLIT-j(東北)
ESRF(仏)、MAX4(スウェーデン)等 SACLA Harima Japan が2024年稼働予定
第4世代の施設からの需要拡大。その他 PF,PF-AR(KEK) Tsukuba Japan BNL,NSLSII Brookhaven USA
PETRAⅣ(独),DLSⅡ(英),SOLEL(仏), AURORA Kusatsu Japan ANL, APS Argonne USA
ELETTRA(伊)など第4世代に順次バー UVSOR Okazaki Japan SLAC,LCLS Stanford USA
ジョンアップ計画有
SAGA LS Tosu Japan LBNL, ALS Berkeley USA
アメリカ︓APS、ALS
ジェイテックコーポレーション が順次第4世代にバー
ジョンアップ
ESRF Grenoble France
SOLEIL Saint-Aubin France INDUS I, II Indus India
BESSY Berlin Germany PLS Pohang Korea
PETRAIII Hamburg Germany PAL-XFEL Pohang Korea
EuroFEL Hamburg Germany SSRF、SHINE Shanghai China
DLS Oxford UK BSRF、IHEP Beijing China
MAX-III, IV Lund Sweden Tongji Univ. Shanghai China 中国では、上海、北京に次いで合肥、
Swiss-XFEL Villigen Switzerland NSRRC,TPS Hsinchu Taiwan 武漢、東莞、深圳などで第4世代の
アップグレード及び新設の計画あり。
※各表中の赤字で記した施設はX線自由電子レーザー施設
---受注・納⼊済
世界のほとんどの先端的放射光施設(20か所)に納
---未受注 入(累計826枚)
要求精度が高いミラーほど当社のシェアは高い。
XFEL用ミラーはほぼ100%受注
2021年6月末現在
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拡大する中国市場
中国では次世代放射光施設やX線自由電子レーザー施設の建設計画が目白押し
SSRF,SXFEL,SHINE,BSRF,HEPSだけでなく、全施設から引き合いが活発化
新設のSHINE,HEPS,WSRS、深圳等は2020年代半ばに稼動予定
1 SSRF 上海市(Shanghai)
2 SXFEL 上海市(Shanghai)
X線自由電子レーザー施設
3 SHINE 上海市(Shanghai)
X線自由電子レーザー施設
新設
中国最大規模の投資
4 BSRF 北京市(Beijing)
5 HEPS 北京市(Beijing)
新設 世界3大施設を凌ぐビームライン数
4,5
6 NSRL 合肥市(Hefei) 10
7 HALS 合肥市(Hefei)
8 WSRS 武漢市(Wuhan)武汉大学
新設 世界最高レベルを目指す
9 CSNS 東莞市(Dongguan) 6,7 1,2,3
11 8
10 DCLS 大連市(Dalian)
EUV自由電子レーザー施設
11 CAS 成都市(Chengdu)四川大学
12 Unknown 深圳市(Shenzhen)
新設
9
12
-納⼊実績有
-引き合いあるが、
現状納⼊実績なし
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東北次世代放射光施設SLiT-J(Synchrotron Light in Tohoku,Japan)
2024年稼働予定、国内需要拡大
当社はコウリションメンバー(有志連合)としてミラー導⼊計画に深く関わる
一般財団法人 光科学イノベ―ションセンター ホームページより 次世代放射光施設計画
東北大学多元物質科学研究所 放射光施設連携準備室ホームページより
一般財団法人 光科学イノベ―ションセンター ホームページより
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オプティカル事業のカギとなるナノ表面創成技術
PAT.3860352
(大阪大学の独自技術を基に実用化)
表面形状ナノ加工技術EEM®* PAT.4770165他
*Elastic Emission Machining 特⻑
粉末粒子
• 原子単位の加工
超純水の流れ • 化学的加工法
• 局所的加工が可能
原子配列を乱さず、□20nm
の95%が3原子層で構成。
世界で最も平坦な加工
5 nm
5 nm
By courtesy of Osaka Univ.
PAT.4904844
表面形状ナノ計測技術RADSI®*/MSI®* PAT.5070370他
低周波成分で⾼精度計測 高周波成分で⾼精度計測
マイケルソン型
フィゾー型 Laser 2つの干渉計の計測データを 位相シフト干渉計
位相シフト干渉計 組み合わせて欠点補正 Microscopic
interfero-
Piezo-electric
focus and Image
meter tilt controller processing
CCD camera
Mirror
RADSI Mirror
世界のオーソライズされた MSI
計測機関と互換性を確⽴ X,Y,θxy stage for micro stitching
X,Y,θxy stage for RAD stitching
*RADSI︓Relative Angle Determinable Stitching Interferometry *MSI︓Micro Stitching Interferometry
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当社ミラーの加工精度
*理論値と実際に加工した後の実測値の差
X線ミラー⾯の理想形状 <μm>
理想⾯からの形状誤差
表面形状の誤差*表示
を5,000倍に拡大 誤差範囲はシリコン
原子**4個分程度
**シリコン原子の直径は約0.25nm
(1nm=1×10-9m)
X線ミラー⾯の⻑⼿⽅向距離
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オプティカル事業の次世代技術への取り組み
放射光施設の増加で、新規需要+リプレイス需要に期待
新設は第4世代の最先端施設が中⼼で多様な⾼精度ミラーの需要が⾼まる
高シェアを背景に、最先端の 最先端世代で求められる
技術ニーズを獲得 性能を逸早く供給
次世代ミラー加工実績例
Ellipsoidal mirror
Adaptive mirror
Toroidal mirror
平成29年度兵庫県COEプログラム推進事業
2D-Wolter mirror Advanced KB mirror
PZT
Hyperbolic
次世代高精度集光ミラーシステム
Elliptical
By courtesy of Osaka Univ.
サポイン2
By courtesy of Osaka Univ.
Multilane mirror
Montel mirror
1m Super-Precision mirror
1m
新しい産業分野への展開
By courtesy of NSRRC.
By courtesy of Diamond Light Source.
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オプティカル事業の半導体分野への応用
Advanced KB mirrorを⽤いたX線結像顕微鏡により内部構造を数10nmの
精度で可視化可能。(ウェハ検査)
AKB3型
(ウォルター3型)
ウェハへのビーム照射
ウェハ
AKB1型
(ウォルター1型)
ビーム照射
サポイン2
大阪大学提供
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
31
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自動細胞培養装置(新製品)MakCell
製薬メーカーによる新型コロナウイルス対応推進で従来の受注生産型大型
自動細胞培養装置や汎⽤型自動細胞培養装置の引合いが活発化。
従来の受注⽣産型 CellPetⅡ 顧客提案型(汎用型)
中規模向け
抗体産生細胞用
自動細胞培養装置MS2000 自動細胞培養装置KB2000
大規模向け
小規模向け
陽性回収用
自動細胞培養装置MS2000-C2
自動継代培養装置KB4000
培養液交換(本体内部)
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再⽣医療・創薬分野での製品展開
新型コロナウイルスに関する研究が世界中で進められ、肺オルガノイド、
肝臓オルガノイド等による感染モデルなど研究ツールとして使われている。
CELLFLOAT®システム
(iPS細胞未分化維持培養)
大阪大学工学部、医学部共同開発
サポイン1
大型化
回転浮遊培養装置
CellPet 3D-iPS ® 細胞小片化・分散装置
CellPet FT® iPS大量培養システム
適 CELL MEISTER ®
用
アプリケーション開発 拡
大
製品化
福島県⽴医科大学等
新製品
肝臓オルガノイド
腎臓オルガノイド
腸オルガノイド等々 オルガノイド回転浮遊培養装置
CellPet® CUBE
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再⽣医療・創薬分野での産業化への取組み
独自培養技術“CELL FLOAT®”をもとに横浜市⽴大学や大阪大学と再⽣医療実現を目指し共同研究を推進
CELLFLOAT®
3次元培養ベッセル 回転浮遊培養装置
3次元細胞培養システム
ー横浜市⽴大学医学部との共同研究ー ー大阪大学医学部との共同研究ー
ヒト弾性軟骨デバイス A A
拍動が均一
2016年〜
臨床前研究 B B
AMED1 2020年〜
医師主導治験を
目指して臨床研究
(適⽤疾患︓
⿐咽腔閉鎖不全症)
世界初めてのヒト弾性軟骨デバイス
ここに弾性軟骨デバイス 従来培養法より厚み
を移植する がある心筋細胞組織
を実現
By courtesy of Osaka Univ.
By courtesy of Yokohama City Univ.
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ライフサイエンス事業の展開
装置、消耗品の販売だけでなく、再生医療事業に関わるサービス事業の創出
医薬品・医療機器への展開
再⽣医療コンサルティング事業 医薬品・医療機器への展開
【開発中の医療機器】
薬剤徐放デバイス製造装置
再生医療等製品企業
東北大学大学院医学系研究科との共同開発
網膜⾊素変性症治療のための
埋込型薬剤徐放デバイスの
作成装置
大学・病院
骨髄単核球分離装置
先端医療振興財団(神⼾)との共同開発
装置、消耗品
脳梗塞患者に対する静脈投与
「薬事対応/SOP作成」
「IQ/OQドキュメント準備」 による治療のための
「GCTP対応」 自己骨髄単核球細胞の作成装置
等のコンサルティング業務
AMED2
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機器開発事業の展開
ライフサイエンス・機器開発事業︓当社のPCVMナノ加工技術を⽤いた事業展開
水晶振動子ウェハ加工システム(PCVM加工装置、膜厚ナノ測定装置及び搬送ユニット)
プラズマCVM (PCVM︓Plasma Chemical Vaporization Machining)
搬送部ユニット
高周波電源
電極
圧⼒︓ プラズマ
数kPa〜大気圧 被加工物
水晶振動子ウェハ加工システム外観
気化(蒸発)
ラジカル 半導体デバイス製造に用いられる真空あ
るいは低圧プラズマと⽐べ、高圧⼒のプ
ラズマを用いることにより、高能率加工
及び歪のない加工面を実現。
被加工物
PCVMナノ加工 36
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株式会社電子科学の子会社化
⾼い技術⼒による分析装置
超高真空環境に設置した試料を独自の加熱⽅式(⾚外線)により試料から微量に放出される成分(特に水素、水)
を四重極質量分析装置(QMS)で、独自の分析ソフトウェアにより高感度でリアルタイム検出が可能。
カーボン
ナノチューブ
コンクリート セラミック
鉄鋼 電気
昇温脱離分析装置(TDS1200Ⅱ) 自動車 水晶
半導体 振動子
液晶 有期EL
さまざまな産業分野での
材料の研究、製造工程の評価、品質管理において利用
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子会社化した電子科学株式会社とのシナジー効果
特に期待される営業活動
営業
国内トップ製品との評価 当社の海外販売チャンネル活⽤
営業⼒強化で拡販が可能 欧米への拡販推進
製造 開発
当社の量産化ノウハウ(工程 電子科学の分析 当社の自動
メーカーとして
管理含む)を活⽤ の⾼い技術 化技術
製造の効率化の実現による 特に半導体分野における
売上・利益の拡大 新しい製品の企画、創出
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目次
1.会社紹介 P. 3
2.業績の状況 P. 12
3.中期展望 P. 19
3-1.中期展望(オプティカル事業) P. 23
3-2.中期展望(ライフサイエンス・機器開発事業) P. 31
4.参考資料 P. 39
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会社概要
社 名 株式会社ジェイテックコーポレーション / JTEC CORPORATION
代 表 者 代表取締役社⻑ 津村 尚史(つむら たかし)
本 社 住 所 大阪府茨木市彩都やまぶき2-5-38
創 業 年 ⽉ 1993年12月21日
資 本 ⾦ 821,241千円(2021年6月末時点)
代表取締役社⻑ 津村 尚史
取締役 オプティカル製造部⻑ 岡田 浩⺒
取締役 管理部⻑ 平井 靖人
取締役 営業部⻑ ⾦岡 政彦
役 員 構 成 社外取締役 川﨑 望
社外取締役 松⾒ 芳男
常勤監査役 政木 進久
社外監査役/税理士 ⻄田 隆郎
社外監査役/弁護士 野村 公平
オプティカル事業︓放射光⽤超⾼精度形状ミラーの設計・製作及び販売
事 業 内 容
ライフサイエンス・機器開発事業︓医療/バイオ向け各種自動化システムの開発設計・製作及び販売
売 上 高 820,347千円(2021年6月期)
従 業 員 数 45名(他、平均臨時雇⽤者数2名) (2021年6月末時点)
本社/開発センター ︓ 大阪府茨木市
細胞培養センター ︓ 大阪府吹田市(大阪大学内)
当社
拠 点 先端医科学研究センター ︓ 神奈川県横浜市(横浜⽴大学内)
栃木生産技術開発センター ︓ 栃木県那須塩原市(小貫光学工業社内)
子会社 電子科学株式会社 ︓ 東京都武蔵野市
総 資 産 3,366,555千円(2021年6月末時点)
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加工棟と計測棟のある本社
2014-9完成
旧本社
700㎡
2019.7完成
旧本社(現第2開発センター):約1360m2
倉庫
本館(4階建)300㎡
約1340㎡ 2019.7完成
加工棟(4階建)
約1217㎡
計測棟
約270㎡
新本社・加工・計測棟:約5500m2
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オプティカル事業の主要製品
X線ナノ集光ミラー
放射光施設に用いられ、ナノメートルレベルまで集光するこ
とで、より小さくより強い光を実現するためのX線光学素子
(小さく強い光により、構造分析/解析の時間短縮、高精度化、高分解能化が可能となる)
大型放射光施設
“SPring-8”
X線自由電子レーザー施設
“SACLA”
放射光施設:
指向性の⾼い強⼒な放射光を可能とする施設。微量元素の構造分析、結晶構造
解析、電子状態測定等に利⽤。最近は創薬や再生医療技術の基礎研究にも寄与
所在地︓兵庫県播磨科学公園都市
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Spring-8の利用分野と成果例
⽣命科学 物質科学/産業 環境科学/地球科学 考古学科学/鑑定
<具体例> <具体例> <具体例> <具体例>
• 細胞内を3Dイメージング • ニッケル水素電池の高 • 地球内部の環境を再現 • 犯罪捜査の分析・鑑定
できるX線顕微鏡開発 容量化 (外核が⼆層に別れて対流
している可能性を示唆) • 蛍光X線分析による三角
縁神獣鏡の原材料調査
• ヘアケア用品開発へ向
けた髪の毛の内部構造
解析
• ⾍⻭予防ガムのメカニ
ズムを解明
• 光合成の中核をなすタン • はやぶさ持ち帰りの小惑
• 三次元計測の新手法が 星イトカワの微粒子解析
パク質複合体の構造解析 低燃費タイヤの開発に • ⽊製古面から剥離した破
貢献 片をもとに原材料を特定
Copyright© 2021 JTEC CORPORATION All Rights Reserved. 資料提供︓Spring-8 43
当社ミラーによる研究成果例
理研ターゲットタンクビームライン(SPring8,BL32XU)
疾病(遺伝病、がん、感染症)や⽼化(アルツハイマー ▼10ミクロン以下の結晶でも解析可能
等)に関連するヒト由来タンパク質の構造解析
50µm
50µm 50µm
標準的な結晶 今までの限界
▲50〜100ミクロン ▲20〜30ミクロン
世界で初めて ジェイテック製ミラー
膜タンパク質の
微小結晶構造解析 BL32XU用集光装置
世界トップ水準の高フラックス・マイクロビームの集光に成功・現在も運用中
・ターゲットタンパク研究プログラム、創薬等支援技術基盤プラットフォーム(平成19年度〜平成23年度)
→平成24年度から新たに創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業開始
2013.2 これまでに整備した技術基盤を活⽤し積極的に外部共⽤し、創薬・医療技術研究を推進
東京大学 濡木研究室
Copyright© 2021 JTEC CORPORATION All Rights Reserved. By courtesy of SPring-8 RIKEN 44
当社ミラーのSPring-8とSACLAへの納入実績
Spring8 ︓216枚
SACLA ︓ 82枚
3 KB mirrors(OSAKA Univ.)nano focus
AKB mirrors (OSAKA Univ.)nano focus
2 Wolter mirrors(OSAKA Univ.) KB mirrors(KYOTO Univ.)
KB mirrors & Parabola mirrors (RIKEN)
Flat & Parabola(3 stripe) mirrors (RIKEN) 6 Elliptical mirrors (RIKEN)
2 Spherical mirrors(JASRI)
2 Flat mirrors (JASRI)
2 KB mirrors (RIKEN)
Parabola mirrors(JAEA)
2 Flat mirrors(TOYOTA)
KB mirror(JAEA)
KB mirror(TOYOTA)
2 KB mirrors(JASRI)nano focus
2 KB mirrors (UEC TOKYO) 2 Cylindrical mirrors (RIKEN)
Elliptical mirror (RIKEN)
2 KB mirrors(JASRI)nano focus
3 KB mirrors(JASRI)nanofocus
KB mirrors (SUNBEAM)
KB mirror (RIKEN) Spherical mirror(SUNBEAM)
Elliptical mirror(RIKEN) Flat mirror(SUNBEAM)
Flat mirror (RIKEN)
Elliptical mirror(RIKEN) KB mirrors(RIKEN)
2 KB mirrors (RIKEN)
28 Flat mirrors KB mirrors(RIKEN)
8 Elliptical mirrors
Elliptical mirror(JASRI) 4 Flat mirrors (Advanced Softmaterial)
46 KB mirrors
シェア︓ほぼ100% KB mirrors(JASRI)
2021年6月末現在 Copyright© 2021 JTEC CORPORATION All Rights Reserved. 45
主な放射光施設(1)
日本 Spring-8, SACLA ドイツ BESSY
米国 Argonne APS フランス ESRF
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主な放射光施設(2)
米国 Brookhaven NSLS-II カナダ CLS ブラジル SIRIUS
北京 HEPS 北京 BSRF 上海 SSRF
韓国 PAL 台湾 TPS オーストラリア Australian Synchrotron
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主な放射光施設(3)
スイス SLS フランス SOLEIL イギリス DLS
スウェーデン MAX-IV イタリア Elettra スペイン ALBA
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放射光施設(各ビームラインで使われる各種ミラー)
放射光用各種ミラー
400L×50W×30t〜 (平面・非球面)
1000L×80W×80t
ナノ集光ミラー
放射光施設 100L×50W×15t〜
500L×50W×50t
1ビームライン当たり4〜10枚の各種ミラーが使用されている
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オプティカル事業の技術⼒
世界最⾼水準のナノ表面創成技術(加工技術・計測技術)
いずれも特許取得済
世界最高性能のミラー(OsakaMirror®)
• 原子レベルで制御
(PV1nmレベルの形状精度)
加工技術
(表面形状ナノ加工技術EEM) • 原子レベルの自由曲面
(曲面を自由に設計加工)
計測技術 • 全空間波⻑の形状精度
(表面形状ナノ計測技術 (1ナノメートル単位で
RADSI/MSI) 従来計測法精度の10倍超) +
• ⽣産設備全て自社開発
コスト優位性
(生産設備のコストダウン)
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競合状況
当社の加工法/検査法は競合他社と異なるアプローチ
現状、競合他社より⾼い精度を実現
OsakaMirror®の競合状況
国 加工法/検査法
形状
平面︓
日本 EEM/RADSI・MSI 全社が製造
非球面︓
A社 フランス イオンビーム/干渉計
当社、A社、D社が製造
主⼒にしているのは当社のみ
B社 フランス イオンビーム/干渉計
C社 イギリス 機械研磨/干渉計
非球面レベルでの形状精度
(測定単位)
D社 ドイツ イオンビーム/干渉計
当社は1nmレベル(PVレベル)
他社は10nmレベル
E社 アメリカ 機械研磨/干渉計
※他社比で精度は10倍⾼い
F社 アメリカ イオンビーム/干渉計
出所︓シード・プランニング「放射光⽤X線ミラー市場に関する調査」 2015年6月19日
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Disclaimer
本資料は、株式会社ジェイテックコーポレーションの業界動向及び事業内容について、株式会社ジェイ
テックコーポレーションによる現時点における予定、推定、⾒込み⼜は予想に基づいた将来展望につい
ても言及しております。
これらの将来展望に関する表明の中には、様々なリスクや不確実性が内在します。
既に知られたもしくは未だに知られていないリスク、不確実性その他の要因が、
将来の展望に関する表明に含まれる内容と異なる結果を引き起こす可能性がございます。
株式会社ジェイテックコーポレーションの実際の将来における事業内容や業績等は、
本資料に記載されている将来展望と異なる場合がございます。
本資料における将来展望に関する表明は、2021年8月27日現在において利⽤可能な情報に基づいて株
式会社ジェイテックコーポレーションによりなされたものであり、将来の出来事や状況を反映して、将
来展望に関するいかなる表明の記載も更新し、変更するものではございません。
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