3446 JTECCORP 2021-02-25 15:00:00
2021年6月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

2021年6月期第2四半期決算 説明資料
           2021年2月25日
           証券コード 3446
      URL http://www.j-tec.co.jp


                   CELLFLOAT®




                                Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.
目次

 1.会社紹介                            P. 3
 2.業績の状況                           P. 7
 3.中期展望                            P.17
 4.参考資料                            P.33




                                                                   2
           Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.
目次

 1.会社紹介                            P. 3
 2.業績の状況                           P. 7
 3.中期展望                            P.17
 4.参考資料                            P.33




                                                                   3
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沿革
1993年   大阪コンピュータ株式会社と共同出資により、大阪府吹⽥市に株式会社ジェイテック設⽴
1994年   バイオ関連など各種自動培養装置の開発、製造及び販売を開始
        大阪中小企業投資育成株式会社より出資
2004年   本社を神⼾市中央区(ポートアイランド)に移転(現神⼾事業所)
2005年   放射光⽤超⾼精度形状ミラーの事業開始
        (大阪大学と理化学研究所の研究成果の実⽤化に成功)
2007年   ひょうご産業活性化ファンドより出資
        開発センターを開設(茨木市彩都あさぎ)
2013年   横浜市⽴大学の先端医科学研究センター内にラボ室を開設
        茨木市彩都やまぶきに新社屋を竣工
2014年   本社を茨木市彩都やまぶきに移転
                                                                      本社/開発センター
2015年   大阪大学ベンチャーキャピタルより出資                                            (大阪府茨木市)


        事業⽤地(本社隣接5,500㎡)取得                                            第2開発センター
                                                                      (大阪府茨木市)

2016年   大阪大学内に細胞培養センタ―を開設
        株式会社ジェイテックコーポレーションに商号変更
2018年   東京証券取引所マザーズに上場(3446)
                                                                                          先端医科学研究センター
2019年   新社屋完成(本社棟・加工棟・計測棟)                                                                (横浜市⽴大学内)

                                                                                  細胞培養センター
2020年   東京証券取引所市場第⼀部への上場市場変更                                                      (大阪府吹田市大阪大学産学共創本部B棟)



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ビジネスフロー
ミラーとバイオの独⽴した⼆本柱構造

        共同研究                                               共同研究
                      大学・公的研究機関                                               外注加工先


                                                                                製造委託

        オプティカル事業                                 ライフサイエンス・機器開発事業
        <現在の収益の柱>                                        <将来の成⻑ドライバー>

                                                                          自動細胞培養装置
              X線ナノ*集光ミラー                                                 バイオ関連研究支援
              X線⾼精度形状ミラー                                                 各種自動化装置

         2006年より事業開始                                            1993年より事業開始




     プラントメーカー                                               代理店



           顧客                                                            顧客
     (放射光設備、大学・研究機関等)                                (研究機関、製薬企業、再⽣医療企業等)

                *ナノ︓1×10-9を示す単位

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売上構成と研究パートナー
現在の主⼒はオプティカル事業
共同研究パートナーは大学法人、政府、公益法人など


            売上構成内訳                                            共同研究パートナー実績
                                                                   教育機関、公的研究機関のみ
ライフサイエンス・機器開発事業
                                                   国⽴大学法人大阪大学
 <将来の成⻑ドライバー>
 自動細胞培養装置                                         国⽴大学法人神⼾大学
 バイオ関連自動化装置
 各種自動化装置    18.4%                                 国⽴大学法人東京大学
                                                   公⽴大学法人横浜市⽴大学


              2021/6期2Q実績                          特定非営利活動法人近畿バイオインダストリー振興会議
                                                   公益財団法人⾼輝度光科学研究センター
                                                   国⽴研究開発法人国⽴循環器病センター
                     81.6%                         国⽴研究開発法人産業技術総合研究所
                                                   公益財団法人先端医療振興財団
                 オプティカル事業
                 <現在の収益の柱>                         国⽴研究開発法人理化学研究所
                  X線ナノ集光ミラー                       神奈川県⽴こども医療センター
                  X線⾼精度形状ミラー
                                                   他

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目次

 1.会社紹介                            P. 3
 2.業績の状況                           P. 7
 3.中期展望                            P.17
 4.参考資料                            P.33




                                                                   7
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    2021/6期2Q決算の実績
    新型コロナウイルスの感染拡大が響き前年同期比大幅減収、⾚字幅拡大
                                               (百万円)

                                                                                     売上⾼              売上総利益             営業利益
        2020/6期 2021/6期 2021/6期 前年                         売上⾼・利益
                                              計画比                                    経常利益             当期純利益
         2Q実績 2Q実績 2Q計画         同期比                        (百万円)

                                                               600
           282     129    480 45.7% 26.9%                                                                               480
売 上 ⾼                                                          500
        (100%) (100%) (100%)                                   400

売   上
           146      44          30.4%                          300
                                                                           282


総 利 益
        (51.7%) (34.5%)                                        200             146
                                                                                                129

                                                               100
営   業
         △211 △293 △127                 -             -                                               44


利   益                                                              0
           (-)     (-)    (-)
                                                            △ 100
経   常
         △213 △290 △127                 -             -                                                                        △ 127
                                                                                                                                     △ 87

                                                            △ 200                       △ 150                                     △ 127
利   益
           (-)     (-)    (-)                                                 △ 211                             △ 203
                                                            △ 300                  △ 213
                                                                                                  △ 293

当   期
      △150 △203           △87           -             - △ 400                                          △ 290


純 利 益                                                                         2020/6期2Q           2021/6期2Q                   2021/6期
           (-)     (-)    (-)                                                     実績                       実績                  計画



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  2021/6期2Q決算の実績のポイント

          オプティカル事業                                               (百万円)
                                                                               <各セグメントの売上⾼の推移>

                                                                                 2020/6期2Q   2021/6期2Q
☆ 第2四半期は、国内(Spring-8、SACLA等)向けは順調に出                                200         176
  荷し、売上に寄与。海外は中国(施設︓SSRF)、台湾(施
  設︓TPS、NSRRC)向けの売上が業績を牽引。                                         150
☆ 一方で、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大が、依然とし                                                       105          105
  て厳しい状態が続き、特に12月は欧米でのロックダウン措置                                     100
  や感染拡大によるロジスティクスの遅れ等の影響が重なり、製
                                                                     50                                   23
  造は完了していたものの出荷できない案件が大半で、当初の業
  績予想を大きく下回る結果となった。
                                                                       0
                                                                               オプティカル事業      ライフサイエンス・機器開発事業




  ライフサイエンス・機器開発事業                                                (百万円)
                                                                               <各セグメントの利益の推移>

                                                                                 2020/6期2Q   2021/6期2Q

☆ 第2四半期は、CellPetⅡやその後継機種であるMakCellといっ     0
  た、CELLFLOAT®システム以外の汎用型の自動培養装置の売      △ 20
                                                                               △0
  上が業績を牽引。
☆ 一方で、当第2四半期に売上計上予定であった水晶振動子ウエ △ 40
  ハ加⼯システムについては、当社での取引先⽴合い確認後、予 △ 60                                                               △ 40
  定通り納⼊し、装置の⽴上げを⾏い所定の精度が得られたもの                                                                           △ 54
  の、装置全体のシステムの最適化及び最終調整に時間を要し、 △ 80
  第2四半期中の検収には至らず、第3四半期にずれることと         △ 100                                          △ 88
  なった。                                                                         オプティカル事業      ライフサイエンス・機器開発事業




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 世界放射光施設への納入実績
                                                    Spring-8          Harima       Japan

                                                    SACLA             Harima       Japan

                                                    PF,PF-AR(KEK)     Tsukuba      Japan
ヨーロッパ︓                                                                                             BNL,NSLSII   Brookhaven    USA
新型コロナの感染第2波の影響で、研                                   AURORA            Kusatsu      Japan
                                                                                                   ANL, APS     Argonne       USA
究者から需要は⾼いものの、多くの施                                   UVSOR             Okazaki      Japan
                                                                                                   SLAC,LCLS    Stanford      USA
設のビームラインが依然停止状態。                                    SAGA LS           Tosu         Japan
                                                                                                   LBNL, ALS    Berkeley      USA



                                                                                                                             アメリカ︓
                                                         ジェイテックコーポレーション                                                      一部の施設のビー
                                                                                                                             ムラインは稼働し
                                                                                                                             ているものの、研
                                                                                                                             究者の⽴ち⼊りの
                                                                                                                             人数が制限されて
                                                                                                                             いる。
 ESRF          Grenoble      France

 SOLEIL        Saint-Aubin   France                   INDUS I, II       Indus           India

 BESSY         Berlin        Germany                  PLS               Pohang          Korea

 PETRAIII      Hamburg       Germany                  PAL-XFEL          Pohang          Korea

 EuroFEL       Hamburg       Germany                  SSRF、SHINE        Shanghai        China

 DLS           Oxford        UK                       BSRF、IHEP         Beijing         China          東アジア︓
 MAX-III, IV   Lund          Sweden                   Tongji Univ.      Shanghai        China          中国、台湾、韓国とも通常状態。
 Swiss-XFEL    Villigen      Switzerland              NSRRC,TPS         Hsinchu         Taiwan         特に中国では、上海、北京に次いで
                                                                                                       合肥、武漢、東莞、深圳などでアッ
 ※各表中の⾚字で記した施設はX線自由電子レーザー施設
                                                                                                       プグレード、新設の計画あり。
                                  ---受注・納入済
                                                            ■ 世界のほとんどの先端的放射光施設(20か所)に納入
                                  ---未受注                    (累計727枚)
                                                            ■ 要求精度が⾼いミラーほど当社のシェアは⾼い。 XFEL⽤
                                                            ミラーはほぼ100%受注
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    拡大する中国市場
    中国では次世代放射光施設やX線自由電子レーザー施設の建設計画が目白押し。
    SSRF,SXFEL,SHINE,BSRF,HEPSだけでなく、全施設から引き合いが活発化。
    新設のSHINE,HEPS,WSRS、深圳等は2020年代半ばに稼動予定。
1      SSRF      上海市(Shanghai)

2      SXFEL     上海市(Shanghai)
                 X線自由電子レーザー施設

3      SHINE     上海市(Shanghai)
                 X線自由電子レーザー施設
        新設
                 中国最大規模の投資

4      BSRF      北京市(Beijing)

5      HEPS      北京市(Beijing)
        新設       世界3大施設を凌ぐビームライン数
                                                                                                4,5
6      NSRL      合肥市(Hefei)                                                                             10

7      HALS      合肥市(Hefei)

8      WSRS      武漢市(Wuhan)武汉大学
        新設       世界最高レベルを目指す

9      CSNS      東莞市(Dongguan)                                                                    6,7   1,2,3
                                                                             11             8
10     DCLS      大連市(Dalian)
                 EUV自由電子レーザー施設

11     CAS       成都市(Chengdu)四川大学

12     Unknown   深圳市(Shenzhen)

                                                                                            9
        新設

                                                                                                12
     -納⼊実績有

    -引き合いあるが、
     現状納⼊実績なし
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顧客内訳
主要顧客は公的研究機関が多く、⻑期継続性が⾒込まれる
従来は顧客が全世界に分散していたが、ロックダウン等コロナ禍の影響で
 欧米向けが激減

             顧客属性内訳                                                   顧客所在地内訳

        大学     企業     公的研究機関                                日本         中国        台湾    米州    欧州

               1.0%   3.7%                                                     2.4%

                                                                                            24.3%

    ※                                                ※        15.4%
                                                                          5.0%




             2021/6期2Q実績                                               2021/6期2Q実績




                                                                               52.9%

              95.3%



  ※大学・公的研究機関が多くを占める                                          ※海外顧客がおよそ8割

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   四半期ごとの売上高の推移
   新型コロナウイルスの感染拡大が響き1Q、2Qともに前年同期比減収


(百万円)                                         1Q       2Q       3Q        4Q

1,000                      842
 800

 600                                                                         485

 400                                                               259
                                                         209
         141   158   142
 200                                            73                                            92
                                                                                         37
   0
               2019/6期                                    2020/6期                             2021/6期

                                                                                                        (千円)


               2019/6期                                   2020/6期                              2021/6期
 1Q            141,093                                      73,204                            37,114
 2Q            158,857                                    209,691                             92,064
 3Q            142,783                                    259,023
 4Q            842,827                                    485,562
 合計            1,285,560                                1,027,480
※各四半期会計期間ごとの売上(発生ベース)

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    2021/6期決算の計画
    下期も新型コロナウイルスの感染の影響が懸念
                                                  (百万円)

                                                                                         売上⾼              売上総利益         営業利益
            2019/6期   2020/6期   2021/6期                       売上⾼・利益
                                               前期比                                       経常利益             当期純利益
              実績        実績        計画                          (百万円)

                                                                1,600
              1,285     1,027     1,443         140.5%                                                                 1,443

売   上   ⾼                                                       1,400
                                                                             1,285
             (100%)    (100%)    (100%)
                                                                1,200
売       上
                941       637                                                                     1,027

総   利   益                                                       1,000              941
            (73.2%)   (62.0%)
                                                                  800
営       業
                436         5       215                  -
                                                                                                      637
利       益                                                         600
            (34.0%)    (0.6%)   (14.9%)                                                 496
                                                                                     436


経       常
                496        34       237         695.1%            400                       332

                                                                                                                               215 237
利       益
            (38.6%)    (3.3%)   (16.5%)                           200
                                                                                                                                      163

                                                                                                               34 16
                                                                                                           5
当       期
                332        16       163 1,002.5%                      0
純   利   益                                                                         2019/6期             2020/6期              2021/6期
            (25.8%)    (1.6%)   (11.4%)                                              実績                   実績                    計画



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 2021/6期決算の計画のポイント
                                                                        オプティカル事業
        <受注残⾼の状況>                            ☆ 現在、中国では他に類を⾒ないほど多くの地域に放射光施設及び自
         オプティカル事業
                                               由電子レーザー(XFEL)施設の建設が進んでおり、アフターコロ
         ライフサイエンス・機器開発事業                       ナにおいては営業戦略的に最重要地域になる。例えば上海では
(百万円)                                          2017年にX線自由電子レーザー施設のSHINEの建設が始まり、
                             1,332             2022年以降の稼働を目指している。特にX線自由電子レーザー施
1,400
                                               設は、より⾼い形状精度のミラーが求められるため、当社の技術で
                  1,204                        しか実現できない仕様のものが大半。また上海市や北京市のみなら
1,200                                          ず、合肥市、武漢市、東莞、深圳などでアップグレードや新設と
        1,047                  334
                                               いった建設計画が進んでおり、徐々に引き合いがきている。
                   307                       ☆ 形状可変ミラーやAKBミラーなど次世代向けの新製品を開発し、日
1,000    136                                   本、アメリカだけでなく、中国からも引き合いが増えている。
                               998
         911       897
 800
                                                    ライフサイエンス・機器開発事業
 600
                                             ☆ 新型コロナウイルスを対象とした研究のために当社の大型自動細胞
                                               培養装置(CellMeisterシリーズ)を受注。
 400                                         ☆ iPS/ES細胞向け自動培養装置CellPetⅡの後継機種であるMakCell
                                               (新製品)は、昨今のコロナ禍によるテレワークや勤務時間の短縮
                                               等の状況下において、品質安定と効率化を目指す目的での引き合い
 200                                           が多く、本格販売を開始し、第3四半期以降に売上拡大を図る。
                                             ☆ 水晶振動子ウエハ加⼯システムの引合いが国内外からあり、今後本
   0                                           格的に販売を開始する。
                                             ☆ 中⻑期的にはCELLFLOAT®システムを用いた汎用型機器の海外販
        2019/6期   2020/6期   2021/6期2Q
                                               売を推進。
        ※受注確定分と受注確度の⾼い案件の合計



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    2021/6期2Q決算の財務の状況
    利益剰余⾦の減少により純資産が減少
                                                    (百万円)

                                                                                              総資産       負債        純資産
               2020/6期            2021/6期2Q           増減 (百万円)
                                                                 3,000
    流動資産       1,211     46.0%       921     38.1%      △290
                                                                              2,636
資 (現預⾦)        (573)    (21.7%)    (494)    (20.4%)       △78                                2,419                         2,471
                                                                 2,500
産                                                                                                                                     2,268
    固定資産       1,424     54.0%     1,497     61.9%          73
の
部 (有形固定資産)    (1,397)   (53.0%)   (1,375)   (56.9%)       △22
                                                                 2,000
    資産合計       2,636      100%     2,419      100%      △217

負 流動負債           163      6.2%       149       6.2%       △13
債                                                                1,500
    固定負債           1      0.1%          1      0.1%          0
の
部 負債合計           165      6.3%       151       6.2%       △14

    株主資本       2,471     93.7%     2,268     93.8%      △203     1,000
純
資
    (資本⾦)      (821)    (31.1%)    (821)     33.9%           0

産 (資本剰余⾦)      (781)    (29.6%)    (781)     32.3%           0     500
の
    (利益剰余⾦)    (869)    (33.0%)    (665)     27.5%      △203                                          165        151
部
    純資産合計      2,471     93.7%     2,268     93.8%      △203
                                                                       0
負債純資産合計        2,636      100%     2,419      100%      △217                  2020/6期    2021/6期2Q   2020/6期   2021/6期2Q   2020/6期   2021/6期2Q




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目次

 1.会社紹介                            P. 3
 2.業績の状況                           P. 7
 3.中期展望                            P.17
 4.参考資料                            P.33




                                                                   17
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中期経営計画
売上⾼、経常利益、当期純利益は増加
売上⾼経常利益率は30%台へ
(百万円)                         売上⾼            経常利益               当期純利益                  売上⾼経常利益率

                                                                                                      中期経営計画
                                                    38.6%                                                             38.7%
6,000                                                                                                             5,500
                                                                                                                                  40%

                                                                                                        31.0%                     35%
5,000
                                 27.7%                                                                                            30%
                    24.8%
4,000
                                                                                                                                  25%
         20.8%

3,000                                                                                                 2,740                       20%
                                                                                       16.5%
                                                                                                                       2,128
                                                                                                                                  15%
2,000
                                                                                    1,443                                 1,468
                                                 1,285
                               1,009                              1,027                                                           10%
                   801                                                                                    849
1,000   596                                           496             3.3%                                  585
                                    279                  332                                                                      5%
          124 83     199                                                                  237
                        129            174                                                      163
   0                                                                     34 16                                                    0%
         2016/6期    2017/6期      2018/6期            2019/6期          2020/6期         2021/6期計画        2022/6期計画     2023/6期計画

                                                                   ☆ 次世代半導体製造及び周辺関連機器用X線光学素子
                                                                   ☆ 走査型X線顕微鏡、衛星搭載型X線望遠鏡用X線光学素子
                                                                   ☆ 高精度マスク基板における当社ナノ加工・計測技術の適用
                                                                   ☆ 水晶振動子ウェハ加工システムの製造・販売
                                                                   ☆ 再⽣医療に関する⽀援事業の創出、医療機器事業への展開
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中期経営計画の進捗状況

次世代半導体製造及び周辺関    欧米取引先との事業推進が新型コロナウイルス拡大の影響
連機器用X線光学素子       で開発が遅滞気味。

                 走査型X線顕微鏡は半導体製造メーカーからの引合いあり。
走査型X線顕微鏡、衛星搭載
                 衛星搭載型X線望遠鏡用X線光学素子は予定通り研究開発
型X線望遠鏡用X線光学素子
                 が進⾏中。

高精度マスク基板における当
                 実用化に向けた加⼯実験を継続中。
社ナノ加工・計測技術の適用



水晶振動子ウェハ加工システ    パイロットユーザーへの実績をもとに、本格販売を前倒し
ムの製造・販売          で進めており、すでに複数の引合いあり。


再⽣医療に関する⽀援事業の
                 具体的な医療機器の開発中で、製造・販売を前倒しで推進。
創出、医療機器事業への展開

                Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.   19
事業展開
オプティカル事業︓光学素子及び当社ナノ加⼯・計測技術を用いた事業展開
ライフサイエンス・機器開発事業︓再生医療、当社加⼯技術を用いた装置開発

                                                   ----                     ----分野
                                                                             ----分野  X線光学素子
                                                   CMM                        宇宙分野
                                                                                医療分野
  オプティカル事業                                                                       半導体分野
                 MSI                                 CARE
                                                       PCVM                 フォトマスク基板加工
                 RADSI

                                                                            水晶振動子ウェハ加工システム
                 EEM
       X線光学素子
  ライフサイエンス
   ・機器開発事業
                                                                再⽣医療コンサルティング事業
     ナノ加工・計測技術                                                        医薬品・医療機器

                 CelFloat




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オプティカル事業のカギとなるナノ表面創成技術
                                            PAT.3860352
                                                                   (大阪大学の独自技術を基に実用化)
表面形状ナノ加工技術EEM®*                             PAT.4770165他
                 *Elastic Emission Machining                                                             特⻑
粉末粒子
                                                                                • 原子単位の加⼯
           超純水の流れ                                                               • 化学的加⼯法
                                                                                • 局所的加⼯が可能


                                                                                原子配列を乱さず、□20nm
                                                                                の95%が3原子層で構成。
                                                                                世界で最も平坦な加工
                                                                                                                                  5 nm
                                                                                                                                    5 nm


                                                                                                                 By courtesy of Osaka Univ.

                                                                       PAT.4904844
 表面形状ナノ計測技術RADSI®*/MSI®*                                               PAT.5070370他

低周波成分で⾼精度計測                                                                                       高周波成分で⾼精度計測
                                                                                                        マイケルソン型
  フィゾー型 Laser                             2つの干渉計の計測データを                                                 位相シフト干渉計
  位相シフト干渉計                                  組み合わせて欠点補正                                            Microscopic
                                                                                                  interfero-
                                                                                                                Piezo-electric
                                                                                                                focus and         Image
                                                                                                  meter         tilt controller   processing

    CCD camera
                                                                                                    Mirror

  RADSI              Mirror
                                            世界のオーソライズされた                                                                          MSI
                                             計測機関と互換性を確⽴                                           X,Y,θxy stage for micro stitching
   X,Y,θxy stage for RAD stitching

*RADSI︓Relative Angle Determinable Stitching Interferometry                                      *MSI︓Micro Stitching Interferometry

                                         Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.                                                 21
当社ミラーの加工精度



                    *理論値と実際に加工した後の実測値の差
 X線ミラー⾯の理想形状 <μm>




                                                                                                                  理想⾯からの形状誤差 
                          表面形状の誤差*表示
                          を5,000倍に拡大                                         誤差範囲はシリコン
                                                                             原子**4個分程度




                                                                                            **シリコン原子の直径は約0.25nm
                                                                                                 (1nm=1×10-9m)




                                         X線ミラー⾯の⻑⼿⽅向距離 


                                    Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.                                           22
 オプティカル事業の次世代技術への取り組み
 放射光施設の増加で、新規需要+リプレイス需要に期待
 新設は、より⾼性能ミラーが求められる最先端施設が中心

       高シェアを背景に、最先端の                                                                    最先端世代で求められる
          技術ニーズを獲得                                                                       性能を逸早く供給

                                              次世代ミラー加工実績例

  Ellipsoidal mirror
                                                                                             Adaptive mirror
        Toroidal mirror
                                     Advanced KB mirror                       平成29年度兵庫県COEプログラム推進事業
             2D-Wolter mirror
                                                                                                                         PZT

                                                   Hyperbolic
                                              Elliptical
                                                                                                                    次世代高精度集光ミラーシステム
                                       By courtesy of Osaka Univ.                 By courtesy of Osaka Univ.



                                                                                         Multilane mirror
                                                                                                                       Montel mirror
                                1m Super-Precision mirror

                                                           1m
新しい産業分野への展開


                                                                                                                    By courtesy of NSRRC.
                                                                             By courtesy of Diamond Light Source.

                                           Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.                                            23
 オプティカル事業の半導体分野への応用                                                              新規事業
 第3の事業の創出を目指し、当社の原子レベルの表面創生技術を用いて、
  次世代半導体等成⻑分野にグローバル展開
                                                                                 当社光学素子適用
半導体製造の前⼯程                                            ②露光                         次世代半導体製造装置及び
                                                                                 周辺関連機器用光学素子
                当社ナノ加工技術適用
                 高精度マスク基板における                     パターン形成
                当社ナノ加工・計測技術の適用


                 ①成膜                                                              ③エッチング
                                                     フォトマスク
               ウエハ酸化
 • インゴット
               /レジスト塗布
   の引き揚げ
 • 切断
 • 研磨
 • 酸化

                                             ④平坦化                                 電極形成




           当社光学素子適用
                                            ウエハ検査
           X線検査装置用光学素子




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オプティカル事業の半導体分野への応用                                                      新規事業
Advanced KB mirrorを用いた走査型X線顕微鏡により内部構造を数十nm
 の精度で可視化可能。(ウェハ検査)

                                               AKB3型
                                               (ウォルター3型)
  ウェハへのビーム照射
                                                                                 ウェハ




               AKB1型
               (ウォルター1型)
                                                                         ビーム照射




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   機器開発事業から新規事業への展開                                                        新規事業
  ライフサイエンス・機器開発事業︓当社のPCVMナノ加⼯技術を用いた事業展開
  水晶振動子ウェハ加⼯システム(PCVM加⼯装置、膜厚ナノ測定装置及び搬送ユニット)
      プラズマCVM (PCVM︓Plasma Chemical Vaporization Machining)




            搬送部ユニット

           高周波電源
                   電極

圧⼒︓                 プラズマ
数kPa〜大気圧             被加工物


                                                   水晶振動子ウェハ加⼯システム外観
         気化(蒸発)
  ラジカル             半導体デバイス製造に用いられる真空あ
                   るいは低圧プラズマと⽐べ、高圧⼒のプ
                   ラズマを用いることにより、高能率加工
                   及び歪のない加工面を実現。
     被加⼯物
                                                                                       PCVMナノ加工   26
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自動細胞培養装置(新製品)MakCell
製薬メーカーによる新型コロナウイルス対応推進で従来の受注生産型大型
 自動細胞培養装置や汎用型自動細胞培養装置の引合いが活発化。
  従来の受注⽣産型                               CellPetⅡ                      顧客提案型(汎用型)
                                                                                    中規模向け
     抗体産生細胞用
   自動細胞培養装置MS2000                                                               自動細胞培養装置KB2000

             大規模向け

                                                    小規模向け
        陽性回収用
    自動細胞培養装置MS2000-C2




自動継代培養装置KB4000




                                                                                   培養液交換(本体内部)
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再⽣医療・創薬分野での製品展開
新型コロナウイルスに関する研究が世界中で進められ、肺オルガノイド、肝臓
 オルガノイド等による感染モデルなど研究ツールとして使われている。
 CELLFLOAT®システム
  (iPS細胞未分化維持培養)
                                                                                             大阪大学工学部、医学部共同開発
                                                                                      新製品


                                                                   大型化


      回転浮遊培養装置
     CellPet 3D-iPS ®       細胞小片化・分散装置
                              CellPet FT®                                               iPS大量培養システム
                        適                                                                CELL MEISTER ®
                        用
アプリケーション開発              拡
                        大


                                                                     製品化
                                 福島県⽴医科大学等
                                                                                                          新製品
                            肝臓オルガノイド
                              腎臓オルガノイド
                                腸オルガノイド等々                                              オルガノイド回転浮遊培養装置
                                                                                          CellPet® CUBE
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    ライフサイエンス事業のカギとなる独自の細胞培養技術
    自動化、大規模化等のノウハウは当社の設⽴当初の技術的蓄積を活かす
    独自の回転浮遊培養技術で弾性軟骨の大型化やiPS細胞の大量培養を実現


                  独自の3次元細胞培養技術(CELLFLOAT®)
        産業技術総合研究所のニーズに対応し、独自の浮遊培養制御技術を開発
                                                                  CELLFLOAT®の差別化ポイント
                                                                       (従来のディッシュ等による静置培養に対して)

操                                                                 a) 湿重量で従来法比5倍の組織形成が可
               ゲル包理                        撹拌培養
作   ディッシュ                                                            能(⾼品質)
性     培養*                                                         b) 培養時間の短縮(従来法比1/3)
    *2次元培養技術                        ®                             c) 閉鎖系システムによる汚染リスク排除
                                                                        (攪拌培養に対して)
               スフィロ                                               d) ⼒学的刺激が適度(死滅しない)
               イド包理         ⼒学刺激の負荷


        栄養・酸素補給、排泄物除去などの効率性




                  再⽣医療向けヒト弾性軟骨の大型化を実現
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再⽣医療・創薬分野での産業化への取組み
ー横浜市⽴大学医学部との共同研究ー

 再⽣医療⽀援の流れ


   横浜市⽴大学医学部の技術
                           細胞採取・分離                           大量培養              分化誘導

     ヒト弾性軟骨デバイス                                   3次元培養                    2次元培養(前処理)


                       AMED                                                  産業技術総合研究所
               2016年〜                       CELLFLOAT®                   ジェイテックコーポレーションの技術
              臨床前研究
               2020年〜
              医師主導治験を
             目指して臨床研究
                (適用疾患︓
              ⿐咽腔閉鎖不全症)

                               3次元培養ベッセル                 回転浮遊培養装置
   世界初めてのヒト弾性軟骨デバイス                                                            3次元細胞培養システム



                                ここに弾性軟骨デバイス
                                を移植する




                                                  軟⼝蓋が咽頭後壁に接触していない
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再⽣医療・創薬分野での産業化への取組み
ー大阪大学医学部との共同研究ー
                                                                       A                           A




                                                                           B
                                                       B




                                                               拍動が均一




     心筋細胞の培養


                                                       従来培養法より厚みがある        By courtesy of Osaka Univ.
                                                        心筋細胞組織を実現

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  ライフサイエンス事業への展開 新規事業
  装置、消耗品の販売だけでなく、再生医療事業に関わるサービス事業の創出
  医薬品・医療機器への展開

  再⽣医療コンサルティング事業                                                          医薬品・医療機器への展開
                                                      【体外診断薬の販売】
                                                          新型コロナウイルスの抗体(IgM/IgG)検出キット



                   再生医療等製品企業                           【開発中の医療機器】
                                                        薬剤徐放デバイス製造装置
                                                        東北大学大学院医学系研究科との共同開発
                                                        網膜⾊素変性症治療のための
          大学・病院                                         埋込型薬剤徐放デバイスの
                                                        作成装置

                                                           骨髄単核球分離装置
                                                        先端医療振興財団(神⼾)との共同開発
                  装置、消耗品
                                                           脳梗塞患者に対する静脈投与
「薬事対応/SOP作成」
「IQ/OQドキュメント準備」                                            による治療のための
「GCTP対応」                                                   自己骨髄単核球細胞の作成装置
等のコンサルティング業務


                           Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.         32
目次

 1.会社紹介                            P. 3
 2.業績の状況                           P. 7
 3.中期展望                            P.17
 4.参考資料                            P.33




                                                                   33
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会社概要
社               名   株式会社ジェイテックコーポレーション /                      JTEC CORPORATION

代       表       者   代表取締役社⻑ 津村 尚史(つむら                   たかし)

本   社       住   所   大阪府茨木市彩都やまぶき2-5-38

創   業       年   ⽉   1993年12月21日

資       本       ⾦   821,241千円(2020年12月末時点)

                    代表取締役社⻑                                                 津村 尚史

                    取締役 オプティカル製造部⻑                                          岡田 浩⺒

                    取締役 管理部⻑                                                平井 靖人

                    取締役 営業部⻑                                                ⾦岡 政彦

役   員       構   成   社外取締役                                                   川﨑 望

                    社外取締役                                                   松⾒ 芳男

                    常勤監査役                                                   政木 進久

                    社外監査役/税理⼠                                               ⻄田 隆郎

                    社外監査役/弁護⼠                                               野村 公平

                    オプティカル事業︓放射光用超⾼精度形状ミラーの設計・製作及び販売
事   業       内   容
                    ライフサイエンス・機器開発事業︓医療/バイオ向け各種自動化システムの開発設計・製作及び販売

売       上       高   1,027,480千円(2020年6月期)

従   業       員   数   44名(他、平均臨時雇用者数2名) (2020年12月末時点)

                    本社/開発センター(大阪府茨木市)、第2開発センター(大阪府茨木市)、
拠 点 ( 国 内 外 )
                    細胞培養センター(大阪府吹田市 大阪大学産学共創本部B棟)、先端医科学研究センター(横浜市⽴大学内)

総       資       産   2,268,069千円(2020年12月末時点)



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加工棟と計測棟のある本社
                                                               2014-9完成




                                       旧本社
                                       700㎡
   2019.7完成


                                       旧本社(現第2開発センター):約1360m2




                      倉庫
               本館(4階建)300㎡
              約1340㎡                                    2019.7完成




                  加工棟(4階建)
                  約1217㎡
                         計測棟
                         約270㎡

  新本社・加工・計測棟:約5500m2

                   Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.   35
ビジネスモデル
世界最先端となるニッチトップ製品の量産化、事業化で付加価値創出


                                                                        学術機関

                       産学連携システム
    研究開発⼒
    量産化技術                                                             世界最先端の研究
    事業化ノウハウ                    共同研究                                   特許
    特許


           ニッチトップ製品(経営資源を集中投入)



    世界最先端技術を欲する顧客、研究機関、企業




              Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.              36
産学連携
ビジネスアイデアと人材活性化に好影響
アイデアを実用化できるビジネス感覚を活かし、新たな柱への模索も
第三の柱への布石のひとつ
                  研究機関と対等に渡                                                大学などの研究機関
                  り合える豊富な人材
                                                                              多種多様な
  博⼠号取得者は
                                                                            最先端技術の宝庫
従業員・常勤役員42名
(管理部門除く)中15名
  ※2020年12月末時点
                                                     ベンチャースピリッツ
                                                      維持への刺激剤



       応用研究への                                            事業化
       親和性の高さ                                           ノウハウ



                 次なるビジネスのシーズに



  その結果、当社のビジネスは柔軟に変化
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  評価される技術⼒
  公的機関からの委託開発や技術補助⾦収⼊は累計で6億円以上評価主体は
   省庁、地方自治体、JST、AMED

                                         委託開発や助成⾦の累積収入推移*
(百万円)                                       オプティカル事業                     バイオ関連事業                       その他

 700


 600
                       主たる実施省庁・組織
                       経済産業省
 500                   新技術開発財団
                       科学技術振興機構(JST)(⽂部科学省)
 400                   日本医療研究開発機構(AMED)
                       近畿経済産業局
                       関東経済産業局
 300                   兵庫県・大阪府
                       中小企業庁
 200


 100


  0
        1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

                                                                                                                                    (年度)


                          *プロジェクト規模全体では10億円以上                                                                2020年12月末現在
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オプティカル事業の主要製品
                     X線ナノ集光ミラー

  放射光施設に用いられ、ナノメートルレベルまで集光するこ
  とで、より小さくより強い光を実現するためのX線光学素子
  (小さく強い光により、構造分析/解析の時間短縮、高精度化、高分解能化が可能となる)




                                                                      大型放射光施設
                                                                      “SPring-8”

                              X線自由電子レーザー施設
                                          “SACLA”




                        放射光施設:
                        指向性の⾼い強⼒な放射光を可能とする施設。微量元素の構造分析、結晶構造
                        解析、電子状態測定等に利用。最近は創薬や再生医療技術の基礎研究にも寄与
                                                                          所在地︓兵庫県播磨科学公園都市
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Spring-8の利用分野と成果例

    ⽣命科学          物質科学/産業                          環境科学/地球科学                  考古学科学/鑑定
<具体例>            <具体例>                            <具体例>                      <具体例>

• 細胞内を3Dイメージング   • ニッケル水素電池の高                     • 地球内部の環境を再現               • 犯罪捜査の分析・鑑定
  できるX線顕微鏡開発       容量化                            (外核が⼆層に別れて対流
                                                    している可能性を示唆)              • 蛍光X線分析による三角
                                                                               縁神獣鏡の原材料調査
                 • ヘアケア用品開発へ向
                   けた髪の毛の内部構造
                   解析



                 • ⾍⻭予防ガムのメカニ
                   ズムを解明

• 光合成の中核をなすタン                                     • はやぶさ持ち帰りの小惑
                 • 三次元計測の新手法が                       星イトカワの微粒子解析
パク質複合体の構造解析        低燃費タイヤの開発に                                                • ⽊製古面から剥離した破
                   貢献                                                          ⽚をもとに原材料を特定




                     Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.    資料提供︓Spring-8   40
  当社ミラーによる研究成果例

          理研ターゲットタンクビームライン(SPring8,BL32XU)
疾病(遺伝病、がん、感染症)や⽼化(アルツハイマー                                           ▼10ミクロン以下の結晶でも解析可能
等)に関連するヒト由来タンパク質の構造解析




                                                                                       50µm




                  50µm                      50µm

         標準的な結晶              今までの限界

   ▲50〜100ミクロン             ▲20〜30ミクロン
  世界で初めて                                                                              ジェイテック製ミラー
  膜タンパク質の
 微小結晶構造解析                                                                              BL32XU用集光装置

                         世界トップ水準の高フラックス・マイクロビームの集光に成功・現在も運用中

                  ・ターゲットタンパク研究プログラム、創薬等支援技術基盤プラットフォーム(平成19年度〜平成23年度)
                  →平成24年度から新たに創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業開始
2013.2            これまでに整備した技術基盤を活用し積極的に外部共用し、創薬・医療技術研究を推進
 東京大学 濡木研究室

                              Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.    By courtesy of SPring-8 RIKEN   41
     当社ミラーのSPring-8とSACLAへの納入実績
                                                                                                         Spring8 ︓201枚
                                                                                                         SACLA ︓ 82枚
       3 KB mirrors(OSAKA Univ.)nano focus
       AKB mirrors (OSAKA Univ.)nano focus
       2 Wolter mirrors(OSAKA Univ.)                                 KB mirrors(KYOTO Univ.)
       KB mirrors & Parabola mirrors (RIKEN)
       Flat & Parabola(3 stripe) mirrors (RIKEN)                                                6 Elliptical mirrors (RIKEN)
                                                                                                2 Spherical mirrors(JASRI)
                                                                                                2 Flat mirrors (JASRI)
            2 KB mirrors (RIKEN)
                                                                                                     Parabola mirrors(JAEA)
          2 Flat mirrors(TOYOTA)
                                                                                                       KB mirror(JAEA)
            KB mirror(TOYOTA)
                                                                                                        2 KB mirrors(JASRI)nano focus
          2 KB mirrors (UEC TOKYO)                                                                        2 Cylindrical mirrors (RIKEN)
                                                                                                           Elliptical mirror (RIKEN)
     2 KB mirrors(JASRI)nano focus

       3 KB mirrors(JASRI)nanofocus
                                                                                                       KB mirrors (SUNBEAM)
             KB mirror (RIKEN)                                                                         Spherical mirror(SUNBEAM)
          Elliptical mirror(RIKEN)                                                                     Flat mirror(SUNBEAM)
             Flat mirror (RIKEN)
           Elliptical mirror(RIKEN)                                                                      KB mirrors(RIKEN)

                                                                                                      2 KB mirrors (RIKEN)
28 Flat mirrors KB mirrors(RIKEN)
 8 Elliptical mirrors
                     Elliptical mirror(JASRI)                                                  4 Flat mirrors (Advanced Softmaterial)
46 KB mirrors
       シェア︓ほぼ100%                   KB mirrors(JASRI)

    2020年12月末現在                              Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.                                        42
主な放射光施設(1)
 日本 Spring-8, SACLA                                                   ドイツ BESSY




   米国 Argonne APS                                                      フランス ESRF




                      Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.        43
主な放射光施設(2)
米国 Brookhaven NSLS-II                 カナダ CLS                                     ブラジル SIRIUS




   北京 HEPS                            北京 BSRF                                       上海 SSRF




     韓国 PAL                            台湾 TPS                                   オーストラリア   Australian Synchrotron




                        Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.                                44
主な放射光施設(3)
   スイス SLS        フランス SOLEIL                                           イギリス DLS




スウェーデン MAX-IV               イタリア Elettra                                スペイン ALBA




                Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.               45
東北次世代放射光施設SLiT-J(2023年完成予定)




           Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.   46
 放射光施設(各ビームラインで使われる各種ミラー)




                放射光用各種ミラー
400L×50W×30t〜    (平面・非球面)
1000L×80W×80t


                                                                            ナノ集光ミラー




   放射光施設                                                                   100L×50W×15t〜
                                                                           500L×50W×50t


           1ビームライン当たり4〜10枚の各種ミラーが使用されている

                   Copyright© 2018 JTEC CORPORATION All Rights Reserved.               47
オプティカル事業の技術⼒
世界最⾼水準のナノ表面創成技術(加⼯技術・計測技術)
いずれも特許取得済

 世界最高性能のミラー(OsakaMirror®)
                    • 原子レベルで制御
                        (PV1nmレベルの形状精度)
    加工技術
(表面形状ナノ加⼯技術EEM)     • 原子レベルの自由曲面
                        (曲面を自由に設計加⼯)




    計測技術            • 全空間波⻑の形状精度
 (表面形状ナノ計測技術            (1ナノメートル単位で
    RADSI/MSI)          従来計測法精度の10倍超)                                     +

                    • ⽣産設備全て自社開発
   コスト優位性
                        (生産設備のコストダウン)


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競合状況
 当社の加⼯法/検査法は競合他社と異なるアプローチ
 現状、競合他社より⾼い精度を実現

                         OsakaMirror®の競合状況

                国               加工法/検査法
                                                                        形状
                                                                        平面︓
               日本            EEM/RADSI・MSI                                 全社が製造
                                                                        非球面︓
    A社        フランス          イオンビーム/干渉計
                                                                           当社、A社、D社が製造
                                                                           主⼒にしているのは当社のみ
    B社        フランス          イオンビーム/干渉計


    C社        イギリス             機械研磨/干渉計
                                                                        非球面レベルでの形状精度
                                                                                   (測定単位)
    D社         ドイツ          イオンビーム/干渉計
                                                                        当社は1nmレベル(PVレベル)
                                                                        他社は10nmレベル
    E社        アメリカ             機械研磨/干渉計

                                                                               ※他社比で精度は10倍⾼い
    F社        アメリカ          イオンビーム/干渉計



出所︓シード・プランニング「放射光用X線ミラー市場に関する調査」 2015年6月19日
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オプティカル事業の将来展望
 コンソーシアム方式による世界最⾼性能のX線光学素子開発プロジェクト
 宇宙・半導体・医療分野への用途拡大

 放射光施設以外の用途開発フロー
               技術的なブレークスルー︓現状のフリーフォーム技術(3次元自由局面)が
               目指している精度より、さらに10倍向上を目指す。(1nm単位の分解能実現)
               現在                                                                       将来展望

  製品                                                                製品
       X線ミラー    Osaka Mirror®                                               X線光学素子

  主たる用途                                                             主たる用途
    最先端放射光施設
                                                                             宇宙分野
       X線自由電子レーザー施設
                                                                             半導体分野             グローバル展開
 当社の事業化ノウハウ
                                                                             医療分野
 ・最先端放射光分野における実績
 ・システムコーディネイト⼒
  (加⼯・計測・機械・制御等)                                                 大阪大学
                                                                 ・未来戦略光科学連携センター
 理化学研究所(Spring-8)                                                ・蛋白質研究所
                                                                 ・核物理研究センター
 その他有⼒関連企業・アカデミア                                                 ・レーザーエネルギー学研究センター
                                                                 ・超精密化学研究センター

コンソーシアム実例︓
「回折限界下で集光径可変な次世代高精度集光ミラーの製造技術の開発」 平成29年度 兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム)採択
事業採択機関︓当社、大阪大学、理化学研究所、高輝度光科学研究センター
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