3418 M-バルニバービ 2021-09-14 15:00:00
2021年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年9月14日
上場会社名 株式会社バルニバービ 上場取引所 東
コード番号 3418 URL https://www.balnibarbi.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)佐藤 裕久
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 経営管理部長 (氏名)岡本 弘嗣 TEL 06(4390)6544
定時株主総会開催予定日 2021年10月27日 配当支払開始予定日 2021年10月28日
有価証券報告書提出予定日 2021年10月28日
決算補足説明資料作成の有無:無
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年7月期の連結業績(2020年8月1日~2021年7月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年7月期 8,046 △14.7 △1,212 - △622 - 357 -
2020年7月期 9,433 △18.1 △893 - △841 - △920 -
(注)包括利益 2021年7月期 359百万円 (-%) 2020年7月期 △918百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年7月期 41.73 40.65 18.0 △7.1 △15.1
2020年7月期 △106.90 - △38.8 △9.4 △9.5
(参考)持分法投資損益 2021年7月期 -百万円 2020年7月期 -百万円
(注)2020年7月期における潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載してお
りません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年7月期 8,366 2,222 25.1 245.95
2020年7月期 9,136 1,992 20.5 217.76
(参考)自己資本 2021年7月期 2,103百万円 2020年7月期 1,875百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年7月期 △101 1,829 △1,203 2,301
2020年7月期 △449 △615 1,216 1,776
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年7月期 - 2.50 - 5.00 7.50 64 - 2.7
2021年7月期 - 2.50 - 5.00 7.50 64 18.0 3.2
2022年7月期
- 2.50 - 5.00 7.50 21.4
(予想)
3.2022年7月期の連結業績予想(2021年8月1日~2022年7月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 10,000 24.3 0 - 500 - 300 △16.2 35.07
(注)2022年7月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による事業活動への影響が見込まれ、現時点で第2四半期(累計)
の合理的な業績予想の算定が困難であるため、通期の業績予想のみを開示しております。詳細は、添付資料P.4「1.経営成績等の概況
(4)今後の見通し」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年7月期 8,720,680株 2020年7月期 8,703,480株
② 期末自己株式数 2021年7月期 166,783株 2020年7月期 90,538株
③ 期中平均株式数 2021年7月期 8,575,833株 2020年7月期 8,607,721株
(参考)個別業績の概要
1.2021年7月期の個別業績(2020年8月1日~2021年7月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年7月期 7,842 △12.5 △740 - △768 - △47 -
2020年7月期 8,966 △17.4 △383 - △395 - △575 -
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年7月期 △5.53 -
2020年7月期 △66.84 -
(注)2020年7月期及び2021年7月期における潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1
株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年7月期 7,680 2,050 26.7 239.70
2020年7月期 8,911 2,237 25.1 259.78
(参考)自己資本 2021年7月期 2,050百万円 2020年7月期 2,237百万円
2.2022年7月期の個別業績予想(2021年8月1日~2022年7月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 9,900 26.2 100 - 50 - 5.85
(注)2022年7月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による事業活動への影響が見込まれ、現時点で
第2四半期(累計)の合理的な業績予想の算定が困難であるため、通期の業績予想のみを開示しております。詳細
は、添付資料P.4「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当た
っての注意事項等については、添付資料P.4「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
(5)継続企業の前提に関する重要事象等……………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 13
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 13
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 14
- 1 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により経済活動が著しく制約
を受ける状況等により経済情勢は急激に悪化いたしました。また、緊急事態宣言の解除後は、段階的な経済活動の
再開に伴って徐々に回復傾向にあったものの、再び緊急事態宣言が繰り返し発出されたことなどにより、未だ感染
終息の見通しは立っておらず今後の経済情勢に影響を及ぼすことが懸念され依然として先行き不透明な状況が続い
ております。
外食業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた休業要請や外出の自粛、営業時間の短
縮要請などの影響により、外食を控える傾向による大幅な来客数の落ち込み等引き続き厳しい状況で推移しており
ます。
このような状況の中、当社グループでは、引き続きエリア活性化プロジェクトへの参画など地域創生ネットワー
クの形成を推進するとともに、店舗展開及び多様な新規出店プロジェクトの企画開発を行う一方で、運営体制の適
正化及び経営マネジメント層の育成を積極的に行うための人材組織戦略への取り組みを行っております。また、店
舗運営に関しましては、店舗運営子会社における各店舗の状況に合わせたきめ細かい店舗運営に取り組み、ビアガ
ーデンやバーベキュー、こたつテラス等季節に応じた店舗運営、営業企画やイベントの立案、コロナ禍におけるソ
ーシャルディスタンスを保った安心安全なテラスの活用や、2020年9月に中食需要の高まりから店舗外商品の販売
強化を目的にECサイト「CANDLE TABLE」をオープン、2020年12月に新型コロナウイルス感染症の拡
大などによる事業運営に対する長期的な影響の可能性を鑑み、運転資金として機動的かつ安定的な資金調達手段を
確保する目的でシンジケートローン契約(組成金額:1,850,000千円)を締結し、顧客満足度の向上と収益性及び
財政状態を安定させる取り組みを実施し、2021年4月に淡路島北西エリアにおいて、観光開発の観点を超えて、人
が訪れ、時間を過ごし、その地域に愛着を持ち、移り住み、地域とのコミュニケーションの中で食を通じて街を育
んでいくという地方創生プロジェクトとして「Frogs FARM」を推進しております。
当連結会計年度における当社及び連結子会社の店舗の増減といたしましては、バッドロケーション戦略において
3店舗をオープン、不動産デベロッパー戦略において1店舗をオープン、2店舗をクローズ、行政・公共機関戦略
において1店舗をオープン、大学・その他戦略において期間限定で1店舗をオープン、1店舗を売却、2店舗をク
ローズし(内、1店舗は期間限定店舗)、当連結会計年度末における当社グループの運営する店舗数は92店舗とな
っております。
この結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は8,046,014千円(前年同期比14.7%減)、営業損失
は1,212,820千円(前年同期 は営業損失893,388千円)、経常損失622,138千円(前年同期 は経常損失841,287千
円)、親会社株主に帰属する当期純利益357,908千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失920,152千円)
となりました。
出店戦略別及び事業別の業績は以下のとおりであります。
① バッドロケーション
バッドロケーション戦略におきましては、大型・複合型物件の開発を進める一方で行政や大手デベロッパーと
の連携により様々なソーシャルプロジェクトなどへ参画を行うことで、食をベースに複合的な店舗開発を推進し
ております。また引き続きバッドロケーション戦略の店舗の運営安定化を目的に不動産定期借家契約による退店
リスクのある物件につきましては土地、建物、借地権取得など不動産保有を推進し、店舗運営の安定化による収
益性確保、不動産価値向上による財務体質の改善に努めております。2020年9月には茨城県土浦市において、J
R土浦駅直結の「プレイアトレ土浦」において「タルトスピーカー」をオープン、2021年4月には兵庫県淡路市
において「ピクニックガーデン」をオープンし、ピクニックガーデン内において「ピクニック&BBQガーデ
ン」、「GOOD MORNING BURGER」、「Lemonade SHIMA-LEMON」を展開
し、2021年6月には兵庫県淡路市の「Frogs FARM」内において「中華そば いのうえ」をオープンして
おります。
この結果、当連結会計年度末におけるバッドロケーション戦略の店舗数は、関東地区24店舗、関西地区10店
舗、その他地域2店舗の計36店舗となり、売上高は2,668,087千円(前年同期比13.3%減)となりました。
- 2 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
② 不動産デベロッパー
不動産デベロッパー戦略におきましては、好立地、特別な店舗家賃での誘致や初期投資の軽減など好条件での
物件獲得を行うことができ、売上規模、収益性、話題性の高い物件を選定することで当社の個性を活かした店舗
開発を推進しております。2020年8月には東京都渋谷区の「MIYASHITA PARK」において「ニュー
ライト」をオープン、2020年11月には東京都渋谷区の「グッドモーニングカフェ&グリル キュウリ」をクロー
ズ、2021年1月には東京都千代田区の「スキュー」をクローズしております。
この結果、当連結会計年度末における不動産デベロッパー戦略の店舗数は、関東地区22店舗、関西地区13店
舗、その他地域2店舗の計37店舗となり、売上高は3,360,377千円(前年同期比17.7%減)となりました。
③ 行政・公共機関
行政・公共機関戦略におきましては、新たな地方自治体との取り組みにおいて、その街ならではのオリジナル
な業態の開発、地域活性化イベントの開催などを行い、地域創生ネットワークの形成を推進しております。2021
年3月には大阪府高槻市において「レストラン ファーマーズクラブ」をオープンしております。
この結果、当連結会計年度末における行政・公共機関戦略の店舗数は、関西地区11店舗、その他地域1店舗の
計12店舗となり、売上高は1,304,637千円(前年同期比13.3%減)となりました。
④ 大学・その他
大学・その他戦略におきましては、学生のみならず近隣住民へのターゲット層の拡大及びコストコントロール
による収益性改善を進めております。2020年8月には京都市左京区の「南禅寺参道 菊水」を譲渡、2020年9月
には“食卓に彩りを添える特別な一品”をコンセプトに、食材選びから調理工程までこだわったシェフの自慢の
一皿をお届けする通販サイト「CANDLE TABLE」をオープン、2020年12月には新潟県魚沼郡において
期間限定店舗である「ぶなキッチン」をオープン、2021年1月には京都市東山区の「スロージェットコーヒー
高台寺」をクローズ、2021年5月には新潟県魚沼郡において期間限定店舗である「ぶなキッチン」をクローズし
ております。
この結果、当連結会計年度末における大学・その他戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区4店舗、その
他地域2店舗の計7店舗となり、売上高は424,301千円(前年同期比31.2%減)となりました。
⑤ その他の事業
その他の事業は、企業、行政機関などに対して、地域ブランド振興、カフェやレストランの企画・開発等のコ
ンサルティングを行っております。当連結会計年度末における売上高は288,610千円(前年同期比92.0%増)と
なりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は4,097,403千円となり、前連結会計年度末と比べ1,558,254千円増加いた
しました。これは主に現金及び預金が525,173千円及び販売用不動産が1,051,056千円増加、未収還付法人税等が
98,451千円減少したことによるものであります 。固定資産は4,269,512千円となり、前連結会計年度末と比べ
2,327,606千円減少いたしました。これは主に建物及び構築物が883,851千円、工具、器具及び備品が73,702千
円、土地が1,047,226千円、リース資産が110,164千円及び建設仮勘定が112,542千円減少したことによるもので
あります。
この結果、総資産は、8,366,916千円となり、前連結会計年度末と比べ769,351千円減少いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は3,254,830千円となり、前連結会計年度末と比べ562,954千円増加いたし
ました。これは主に短期借入金が450,000千円、1年内返済予定の長期借入金が140,113千円、未払法人税等が
154,516千円及び未払消費税等が80,391千円増加、前受金が251,217千円減少したことによるものであります。固
定負債は2,889,567千円となり、前連結会計年度末に比べ1,561,928千円減少いたしました。これは主に返済によ
る長期借入金が1,534,764千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、6,144,397千円となり、前連結会計年度末と比べ998,973千円減少いたしました。
- 3 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は2,222,518千円となり、前連結会計年度末と比べ229,621千円増加いた
しました。これは利益剰余金293,467千円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は25.1%(前連結会計年度末は20.5%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度 における 現金及び現金同等物 の期末残高 は、前連結会計年度末 に比べ525,173千円増加 し、
2,301,529千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は101,305千円(前年同期は449,655千円の支出)となりました。これは主に、税
金等調整前当期純利益535,608千円、減価償却費569,359千円、減損損失385,191千円、固定資産売却益1,671,993
千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は1,829,192千円(前年同期は615,191千円の支出)となりました。これは主に、
有形固定資産の取得による支出436,293千円、有形固定資産の売却による収入2,353,776千円等によるものであり
ます。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は1,203,164千円(前年同期は1,216,561千円の収入)となりました。これは主
に、短期借入金の増加450,000千円、長期借入れによる収入452,000千円、長期借入金の返済による支出
1,846,651千円等によるものであります。
(4)今後の見通し
当社グループの2022年7月期の業績は、売上高10,000,000千円(前年同期比24.3%増)、営業利益0千円(前
年同期は営業損失1,212,820千円)、経常利益500,000千円(前年同期は経常損失622,138千円)、親会社株主に
帰属する当期利益300,000千円(前年同期比16.2%減)を見込んでおります。
業績予測については、当面の間コロナ禍におけるマクロ経済が現状どおりに推移することを前提として、既存
店の業績推移、当連結会計年度に出店した店舗の通年寄与及び出店決定並びに検討案件の状況をもとに策定して
おります。
現在発表しているオープン予定店舗は「淡路島 回転すし 悦三郎」(兵庫県淡路市:2021年8月オープン)、
「酒場ニューライト(仮称)」(兵庫県淡路市:2021年10月オープン予定)、「EAT&ART ETAT AK
ADEMIA(仮称)」(兵庫県淡路市:2023年夏オープン予定)となっておりますが、その他オープン予定店
舗についても詳細が決定次第公表いたします。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、当連結会計年度において新型コロナウイルス感染症の感染拡大により一部店舗の臨時休業及
び営業時間の短縮、アルコール提供の禁止等を継続的に行ったため、売上高が予想を下回る結果となり、経費の
削減や各種助成金の活用を行ったものの2期連続で営業損失及び経常損失の計上に至っており、継続企業の前提
に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
しかしながら当社グループでは、当連結会計年度末において現金及び預金2,301,529千円を保有していること
と、シンジケートローンによる追加の資金調達余力があること、親会社株主に帰属する当期純利益は357,908千
円の黒字であることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
- 4 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループの利害関係者の多くは、国内の株主、債権者、取引先等であり、海外からの資金調達の必要性が乏し
いため、会計基準につきましては、日本基準を適用しております。
- 5 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年7月31日) (2021年7月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,776,356 2,301,529
売掛金 321,405 330,639
商品及び製品 143,589 144,242
原材料及び貯蔵品 25,092 29,554
販売用不動産 - 1,051,056
未収還付法人税等 98,451 -
その他 174,254 240,381
流動資産合計 2,539,149 4,097,403
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 4,879,478 3,426,984
減価償却累計額 △2,272,128 △1,703,485
建物及び構築物(純額) 2,607,350 1,723,499
機械装置及び運搬具 90,975 97,374
減価償却累計額 △75,171 △82,025
機械装置及び運搬具(純額) 15,803 15,349
工具、器具及び備品 1,309,298 1,206,637
減価償却累計額 △891,720 △862,762
工具、器具及び備品(純額) 417,577 343,875
土地 1,494,675 447,449
リース資産 885,563 800,976
減価償却累計額 △643,827 △669,405
リース資産(純額) 241,735 131,571
建設仮勘定 238,294 125,751
有形固定資産合計 5,015,437 2,787,496
無形固定資産
のれん 63,651 -
借地権 380,963 363,828
その他 18,227 14,429
無形固定資産合計 462,842 378,258
投資その他の資産
投資有価証券 2,550 3,450
長期預金 - 50,000
差入保証金 621,096 619,548
繰延税金資産 419,002 386,852
その他 76,189 43,907
投資その他の資産合計 1,118,838 1,103,758
固定資産合計 6,597,118 4,269,512
資産合計 9,136,267 8,366,916
- 6 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年7月31日) (2021年7月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 229,788 194,348
短期借入金 800,000 1,250,000
1年内返済予定の長期借入金 601,062 741,175
リース債務 115,345 84,474
未払金 474,886 513,979
未払法人税等 4,479 158,996
未払消費税等 64,229 144,620
前受金 261,341 10,124
賞与引当金 2,960 2,960
その他 137,780 154,149
流動負債合計 2,691,875 3,254,830
固定負債
長期借入金 3,909,736 2,374,972
リース債務 181,192 115,379
資産除去債務 286,399 300,843
繰延税金負債 552 2,408
その他 73,614 95,963
固定負債合計 4,451,495 2,889,567
負債合計 7,143,370 6,144,397
純資産の部
株主資本
資本金 422,770 425,135
資本剰余金 761,033 773,398
利益剰余金 784,378 1,077,846
自己株式 △92,644 △172,573
株主資本合計 1,875,537 2,103,806
非支配株主持分 117,358 118,712
純資産合計 1,992,896 2,222,518
負債純資産合計 9,136,267 8,366,916
- 7 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年8月1日 (自 2020年8月1日
至 2020年7月31日) 至 2021年7月31日)
売上高 9,433,679 8,046,014
売上原価 2,578,041 2,280,348
売上総利益 6,855,638 5,765,665
販売費及び一般管理費 7,749,027 6,978,486
営業損失(△) △893,388 △1,212,820
営業外収益
受取利息 27 235
受取保険金 6,701 5,579
消費税差額 38,232 20,865
助成金収入 30,174 604,084
違約金収入 15,746 13,463
その他 6,877 10,213
営業外収益合計 97,759 654,442
営業外費用
支払利息 17,999 17,954
シンジケートローン手数料 12,898 34,119
その他 14,760 11,687
営業外費用合計 45,658 63,760
経常損失(△) △841,287 △622,138
特別利益
固定資産売却益 - 1,671,993
保険解約益 - 4,076
特別利益合計 - 1,676,070
特別損失
減損損失 337,234 385,191
固定資産除却損 16,035 1,323
店舗閉鎖損失 7,486 49,260
関係会社株式売却損 - 82,479
その他 1,899 68
特別損失合計 362,656 518,323
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△1,203,944 535,608
失(△)
法人税、住民税及び事業税 12,026 142,339
法人税等調整額 △297,363 34,006
法人税等合計 △285,337 176,346
当期純利益又は当期純損失(△) △918,607 359,262
非支配株主に帰属する当期純利益 1,545 1,353
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△920,152 357,908
帰属する当期純損失(△)
- 8 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年8月1日 (自 2020年8月1日
至 2020年7月31日) 至 2021年7月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) △918,607 359,262
包括利益 △918,607 359,262
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △920,152 357,908
非支配株主に係る包括利益 1,545 1,353
- 9 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年8月1日 至 2020年7月31日)
(単位:千円)
株主資本
非支配株主持分 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 419,195 767,458 1,768,997 △92,573 2,863,077 115,813 2,978,891
当期変動額
剰余金の配当 △64,466 △64,466 △64,466
新株の発行 3,575 3,575 7,150 7,150
親会社株主に帰属する当期
△920,152 △920,152 △920,152
純損失(△)
自己株式の取得 △71 △71 △71
連結子会社株式の取得によ
△10,000 △10,000 △10,000
る持分の増減
株主資本以外の項目の当期
1,545 1,545
変動額(純額)
当期変動額合計 3,575 △6,425 △984,618 △71 △987,540 1,545 △985,994
当期末残高 422,770 761,033 784,378 △92,644 1,875,537 117,358 1,992,896
当連結会計年度(自 2020年8月1日 至 2021年7月31日)
(単位:千円)
株主資本
非支配株主持分 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 422,770 761,033 784,378 △92,644 1,875,537 117,358 1,992,896
当期変動額
剰余金の配当 △64,440 △64,440 △64,440
新株の発行 2,365 2,365 4,730 4,730
親会社株主に帰属する当期
357,908 357,908 357,908
純利益
自己株式の取得 △79,929 △79,929 △79,929
連結子会社株式の売却によ
10,000 10,000 10,000
る持分の増減
株主資本以外の項目の当期
1,353 1,353
変動額(純額)
当期変動額合計 2,365 12,365 293,467 △79,929 228,268 1,353 229,621
当期末残高 425,135 773,398 1,077,846 △172,573 2,103,806 118,712 2,222,518
- 10 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年8月1日 (自 2020年8月1日
至 2020年7月31日) 至 2021年7月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純
△1,203,944 535,608
損失(△)
減価償却費 699,807 569,359
減損損失 337,234 385,191
固定資産売却益 - △1,671,993
固定資産除却損 15,880 1,079
店舗閉鎖損失 176 49,260
関係会社株式売却損益(△は益) - 82,479
のれん償却額 8,779 731
受取利息及び受取配当金 △27 △235
支払利息 17,999 17,954
保険解約益 - △4,076
売上債権の増減額(△は増加) 50,347 △22,922
たな卸資産の増減額(△は増加) △20,709 △8,164
販売用不動産の増減額(△は増加) - △264,249
仕入債務の増減額(△は減少) △65,944 △30,374
未払金の増減額(△は減少) △51,632 50,639
未払費用の増減額(△は減少) 1,303 △9,568
預り金の増減額(△は減少) △2,963 △1,917
未払消費税等の増減額(△は減少) △34,199 81,438
未収消費税等の増減額(△は増加) 10,215 6,063
前受収益の増減額(△は減少) △1,083 24,713
助成金収入 △30,174 △604,084
その他 61,265 49,721
小計 △207,668 △763,344
利息及び配当金の受取額 27 235
利息の支払額 △16,686 △16,620
助成金の受取額 30,174 577,469
法人税等の還付額 - 121,020
法人税等の支払額 △255,502 △20,065
営業活動によるキャッシュ・フロー △449,655 △101,305
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 - △50,000
有形固定資産の取得による支出 △815,237 △436,293
有形固定資産の売却による収入 250,000 2,353,776
無形固定資産の取得による支出 △27,433 △1,660
差入保証金の回収による収入 17,749 40,653
差入保証金の差入による支出 △40,757 △46,644
投資有価証券の取得による支出 △1,100 △900
投資有価証券の売却による収入 14,000 -
長期前払費用の取得による支出 △10,333 △626
保険解約による収入 - 9,480
資産除去債務の履行による支出 △1,314 △31,552
その他 △765 △7,040
投資活動によるキャッシュ・フロー △615,191 1,829,192
- 11 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年8月1日 (自 2020年8月1日
至 2020年7月31日) 至 2021年7月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
リース債務の返済による支出 △149,739 △116,371
割賦債務の返済による支出 △2,226 △2,502
短期借入金の純増減額(△は減少) 800,000 450,000
長期借入れによる収入 1,160,000 452,000
長期借入金の返済による支出 △524,084 △1,846,651
株式の発行による収入 7,150 4,730
配当金の支払額 △64,466 △64,440
自己株式の取得による支出 △71 △79,929
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△10,000 -
よる支出
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,216,561 △1,203,164
現金及び現金同等物に係る換算差額 524 451
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 152,239 525,173
現金及び現金同等物の期首残高 1,624,117 1,776,356
現金及び現金同等物の期末残高 1,776,356 2,301,529
- 12 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(連結貸借対照表)
前連結会計年度において、固定負債の「その他」に含めていた「繰延税金負債」は、金額的重要性が増した
ため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計
年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、固定負債の「その他」に表示していた74,166千円は、
「繰延税金負債」552千円、「その他」73,614千円として組み替えております。
(連結キャッシュ・フロー計算書)
前連結会計年度において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「資産除去債務
の履行による支出」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表
示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「投資活動によるキャッシュ・フロ
ー」の「その他」に表示していた△2,080千円は、「資産除去債務の履行による支出」△1,314千円、「その他」
△765千円として組み替えております。
(追加情報)
当連結会計年度において、保有目的の変更により、固定資産の一部(建物及び構築物 211,347千円、土地
591,651千円、無形固定資産その他 832千円)を販売用不動産へ組み替えております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは、飲食店運営事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年8月1日 (自 2020年8月1日
至 2020年7月31日) 至 2021年7月31日)
1株当たり純資産額 217.76円 245.95円
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当
△106.90円 41.73円
期純損失金額(△)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 -円 40.65円
(注)前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり当
期純損失金額であるため記載しておりません。
- 13 -
株式会社バルニバービ(3418) 2021年7月期 決算短信
2.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりで
あります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年8月1日 (自 2020年8月1日
至 2020年7月31日) 至 2021年7月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益金額又は親
会社株主に帰属する当期純損失金額(△) △920,152 357,908
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
利益金額又は普通株式に係る親会社株主に帰 △920,152 357,908
属する当期純損失金額(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 8,607,721 8,575,833
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(千円)
普通株式増加数(株) 239,745 228,529
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額の算定に含めなか - -
った潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
- 14 -