3409 北日本紡績 2020-03-03 15:00:00
株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ [pdf]

                                                          2020 年3月3日


各 位


                                  会 社 名   北日本紡績株式会社
                                  代表者名    代表取締役社長 仲治 文雄
                                          (コード:3409、東証第2部)
                                  問合せ先    取締役総務部長 西川 康一
                                          ( TEL.076-277-7530 )




               株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ



 当社は、当社株主から、臨時株主総会の招集請求(以下「本請求」といいます。
                                    )に関する 2020 年(令和2年)
2月 28 日付の書面を受領しましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                            記


1.請求者の概要
      本請求は、宮脇昌三氏、尹妙子氏及び尹友莉佳氏(以下「請求人ら」といいます。
                                          )であり、請求人らは、
  あわせて総株主の議決権の 100 分の3以上の議決権を6か月前から引き続き保有する株主であります。


2.請求の内容
  (1) 株主総会の目的である事項
      ① 北日本紡績株式会社取締役仲治文雄、栗林昭典及び西川康一の解任の件
      ② 監査等委員でない取締役5名選任の件
  (2) 招集の理由
      別紙のとおり


3.当社の対応方針
   本請求に対する当社の考え方及び対応の方針につきましては、本請求の内容を慎重に検討のうえ、決定次
  第、速やかに開示いたします。


                                                                 以 上




                            -1-
                                             (別紙)
本請求における各議案の内容及び招集の理由は、以下のとおりです。
いずれも本請求書面記載の内容を原文のとおり表記しております。


                  記
1 株主総会の目的である事項
(1)北日本紡績株式会社取締役仲治文雄、栗林昭典及び西川康一の解任の件
(2)監査等委員でない取締役5名選任の件


2 招集の理由
 北日本紡績株式会社が令和元年11月8日に公表した2020年3月期第2四半期決算短信によれば、売
上高こそ前年同四半期を上回ったものの、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同四半期を大 幅に
上回るマイナスとなった。
 また、令和2年2月7日に公表した2020年第3四半期決算短信においても、同様に売上高こそ前年同
四半期を上回ったものの、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同四半期を大幅に上回るマイナスと
なった。
 北日本紡績株式会社の業績は、前年度である2019年3月期において、営業利益、経常利益及び純利益
いずれも当初予想を下回ったば かりかマイナスに転じていたところであるが、上記の2020年3月 期第
2四半期決算短信及び第3四半期決算短信の内容や、本年8月に公表済みの2020年3月期第1四半期決
算短信においても営業利益、経常利益及び純利益いずれも前年同期の実績値を大きく下回っている事実を踏
まえれば、今後、北日本紡績株式会社が、現経営陣の下で業績を回復することはおよそ期待できず、同社が
さらに損失を拡大させる結果になることは明白であって、現に、同社は、2020年3月期の業績予想につ
いて大幅な下方修正の繰り返しを余儀なくされている。北日本紡績株式会社が2018年6月に策定した中
期経営計画「CHALLENGE KITABO」における業績目標の達成も、現状に鑑みれば、およそ不
可能であるといわざるを得ない。
 このような北日本紡績株式会社の深刻な苦境の根本的な原因は、ただ漫然と同社を取り巻く経済状況のみ
を現在の業績不振の原因とし、目まぐるしく変化する現代社会の経済環境に対応せず、ITやAIといった
技術革新にもついていけず、これらの新技術を活かした有効な経営戦略を打ち出すことが出来ない現経営陣
にあることは明白であって、現在の苦境を脱するためには、解任対象の各取締役を解任し、新たに取締役5
名を選任して経営陣の抜本的な刷新することが必要不可欠である。
 よって、請求人らは、本書面到達の日から8週間以内の日を総会開催日とする臨時株主総会を開催するよ
う請求する。


3 議案の要領等
(1)取締役仲治文雄、栗林昭典及び西川康一の解任の件
 【議案の要領】
   取締役仲治文雄、栗林昭典及び西川康一を解任する。




                       -2-
 【提案の理由】
    取締役仲治文雄、栗林昭典及び西川康一は、いずれも、上記請求の理由で述べた現在の北日本紡績
  株式会社の経営不振を脱し、ITやAIといった新技術を活かして同社の経営再建を果たしていくた
  めの資質及び能力を欠くものである。


(2)取締役5名選任の件
 【議案の要領】
   監査等委員でない取締役5名を選任する。取締役候補者は次のとおりである。
 【取締役候補者服部信次について】
   氏名(生年月日)
    服部信次 (生年月日:昭和33年1月12日)
   略歴及び重要な兼職の状況
    1982年 静岡大学機械工学科卒業
    1982年 株式会社リコー入社
    1985年 株式会社リコー退社
           エプソン株式会社に入社
    1998年 エプソン株式会社新事業開拓本部ネットビジネス企画チーム課長
    2002年 エプソン株式会社デザインセンターユーザーインターフェースデザイン部門責任者
    2007年 研究開発本部アドバンストデザイングループリーダー
    2015年 ウェアラブル機器UI・UXデザインチーフリーダー
    2018年 エプソン株式会社退職
   所有する北日本紡績株式会社の株式の数
    0株
   取締役候補者とした理由
     同氏は、インターネットサービスやユーザビリティーなどの第一人者として、在籍していた会社
   において様々なプロジェクトに関わってきた経験を有しており、北日本紡績株式会社が今後IT
   サービスを通じて本業の更なる発展、展開を図っていくための取締役として適任である。


 【取締役候補者 栗原 茂一について】
  氏名(生年月日)
   栗原 茂一 (生年月日:昭和24年10月7日)
  略歴及び重要な兼職の状況
   1972年 明治学院大学法学部卒業
   1973年 株式会社日本システムテクニック入社
   1979年 タミー株式会社入社
   1985年 タミー株式会社取締役
   1988年 タミーアメリカ副社長




                         -3-
  1993年 日本ボス株式会社日本ボス研究所(現 日立メディカルコンピュータ)代表取締役
  2016年 株式会社日本ボス・コンサルティング代表取締役(現任)
 所有する北日本紡績株式会社の株式の数
  0株
 取締役候補者とした理由
  同氏は、IT・コミュニケーションシステムおよびメディカル分野の技術・経営経験を有しており、
 北日本紡績株式会社が今後ITサービスを通じて本業の更なる発展、展開を図っていくための取締役
 として適任である。


【取締役候補者 前田 淳一について】
 氏名(生年月日)
  前田 淳一 (生年月日:昭和30年9月18日)
 略歴及び重要な兼職の状況
  1978年 早稲田大学商学部卒業
  1978年 富士通株式会社入社
  1988年 株式会社ジャネット入社
  1998年 株式会社ジャネット取締役
  2002年 株式会社オートビュース入社
  2002年 株式会社オートビュース常務取締役
  2012年 株式会社FTソリューション取締役
 所有する北日本紡績株式会社の株式の数
  0株
 取締役候補者とした理由
  同氏は、ITソリューションサービス構築及び営業企画に関する豊富な経験を有しており、北日本
 紡績株式会社が今後ITサービスを通じて本業の更なる発展、展開を図っていくための取締役として
 適任である。


【取締役候補者 竹尾 景行について】
 氏名(生年月日)
  竹尾 景行 (生年月日:昭和47年1月23日)
 略歴及び重要な兼職の状況
  1994年 筑波大学第一学群人文学類卒業
  1997年 株式会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ入社
  2011年 株式会社ティーネクスト代表取締役
  2014年 株式会社Rポイントエージェンシー代表取締役
  2016年 株式会社あわーずフィールド代表取締役(現任)




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所有する北日本紡績株式会社の株式の数
  0株
 取締役候補者とした理由
  同氏は、営業企画運及び販売網の構築に関する業務に長年携わり,これらについて豊富な経験を有し
 ており、北日本紡績株式会社が今後ITサービスを通じて本業の更なる発展、展開を図っていくため
 の取締役として適任である。


【社外取締役候補者 北 永久について】
 氏名(生年月日)
  北 永久 (生年月日:昭和59年4月15日)
 略歴及び重要な兼職の状況
  2009年 上智大学法律学部卒業
  2011年 東京大学法科学院修了
  2011年 司法試験合格
  2013年 弁護士登録(東京弁護士会)
  2013年 弁護士法人御堂筋法律事務所東京事務所入所
  2015年 弁護士法人パートナーズ法律事務所入所
  2018年 永久法律事務所設立
  2020年 虎ノ門第一法律事務所パートナー(現職)
 所有する北日本紡績株式会社の株式の数
  0株
 取締役候補者とした理由
  同氏は、弁護士として幅広く企業法務全般に携わってきた経験を有しており、企業のコンプライア
 ンスに高い知見を有していることから、今後、北日本紡績株式会社がより一層コンプライアンスを重
 視した経営を進め、社内外からの信頼を獲得していくための社外取締役として適任である。


なお、各候補者と北日本紡績株式会社との間に、特別の利害関係はない。


                                             以 上




                        -5-