3409 北日本紡績 2020-02-07 16:00:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年2月7日
上 場 会 社 名 北日本紡績株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3409 URL http://www.ktbo.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)仲治 文雄
問合せ先責任者 (役職名)取締役総務部長 (氏名)西川 康一 (TEL)076(277)7530
四半期報告書提出予定日 2020年2月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 442 34.0 △34 ― △24 ― △37 ―
2019年3月期第3四半期 330 △2.4 △6 ― 0 △97.5 △4 ―
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 △30.58 ―
2019年3月期第3四半期 △3.67 ―
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円
2020年3月期第3四半期 1,427 530 37.1
2019年3月期 1,353 558 41.3
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 530 百万円 2019年3月期 558 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2020年3月期 ― 0.00 ―
2020年3月期(予想) 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 580 27.7 △75 ― △65 ― △50 ― △40.48
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 1,291,100株 2019年3月期 1,291,100株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 56,287株 2019年3月期 56,130株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 1,234,892株 2019年3月期3Q 1,234,975株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績予想の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、
上記予測に関する事項は、添付資料3ページ「業績予測などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
北日本紡績株式会社(3409) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………3
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………4
(1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………7
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………7
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………7
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北日本紡績株式会社(3409) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期におけるわが国経済は、中国経済を中心とした海外経済全体が減速傾向にあり、国内景気も消費税
増税による消費の落ち込みを受け、多くの業種で景気の陰りが見えてきました。
特定分野では、オリンピック関連の特需やラグビーワールドカップの盛り上がりを受けての特需がありましたが、
米中貿易摩擦の不透明さ、英国のEU離脱問題、香港デモによる緊迫化、中東の地政学的リスクなど世界的な経済
に悪影響をもたらす環境が続いており、近年の緩やかな景気回復基調に歯止めがかかってきている状況になってお
ります。
繊維景況は、衣料分野では東京オリンピックに関係するユニフォーム特需はありましたが、暖冬の影響が大きく、
冬物衣料の在庫がかなり増加しており、消費税増税の影響もプラスされ百貨店や量販店などの販売も苦戦が続いて
いるようです。一方、輸出においても中国経済減速の影響や日韓関係の悪化により減少傾向になっており、今まで
好調を維持していた自動車関連の商材に関しても陰りが見え始め、今後、ますます厳しい環境になる可能性を秘め
ております。
このような状況の中、当社の第3四半期累計期間の業績は、売上高442,759千円(前年同四半期34.0%増)、営業
損失34,463千円(前年同四半期は6,005千円の営業損失)、経常損失24,244千円(前年同四半期は276千円の経常利
益)となり、特別利益に投資有価証券売却益6,435千円、特別損失に減損損失など20,409千円を計上した結果、四半
期純損失は37,758千円(前年同四半期は4,533千円の四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期
累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(紡績事業)
当社の主力商品であるアラミド繊維の受注数量については、自動車業界の減速やオリンピック特需がひと段落し
たことなどの影響を受け、9月までの勢いはなくなりブレーキがかかり始めました。また、塩化ビニルの冬物衣料
商材も暖冬の影響を受け、受注数量が減少いたしました。このような主力商品の受注数量が減少したため、生産ス
ペースを十分に埋めることができず、売上が減少いたしました。
この結果、紡績事業の当第3四半期累計期間の業績は、売上高299,141千円(前年同四半期比8.0%減)、営業利
益26,530千円(前年同四半期比49.2%減)となりました。
(テキスタイル事業)
前事業年度後半より取り組んでおります中東向け生地販売につきましては、次回のラマダンセール向けの商品を
本格的にデリバリーする時期となり、各社からかなりの加工数量が出ているため、加工場の生産が非常にタイトな
状況で納期的に厳しい状況が続きましたが、予定していた売上を達成することができました。
マーケットは、ここ数年の低迷期は脱し仕向け地によって差はあるものの比較的良い方向に推移しており、販売
コストが先行している状況ではありますが、収益の確保に注力しております。
東南アジア向け生地販売につきましても、10月より生機を入荷し始め、今後、成約分の加工に入り売上計上に寄
与する見込みとなっております。
この結果、テキスタイル事業の当第3四半期累計期間の業績は、売上高143,455千円、営業損失3,263千円となり
ました。
なお、各セグメントに配分していないセグメント損益の調整額は、全社費用の56,426千円であり、主にセグメン
トに帰属しない一般管理費であります。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
流動資産は194,652千円となり、前事業年度末に比べ66,334千円の増加となりました。これは、テキスタイル事
業に関する商品仕入れや売上が増加したため、商品及び製品が34,152千円、前渡金が5,371千円、売掛金が18,019
千円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は1,232,497千円となり、前事業年度末に比べ7,733千円の増加となりました。これは、紡績事業の生
産設備に関する投資が28,971千円あった一方で、紡績事業松任工場の減損損失19,917千円を計上したことなどに
より有形固定資産が4,222千円、保有株式の時価が上昇したことにより投資その他の資産の投資有価証券が4,359
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北日本紡績株式会社(3409) 2020年3月期 第3四半期決算短信
千円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、総資産は1,427,150千円となり、前事業年度末に比べ74,068千円の増加となりました。
(負債)
流動負債は591,808千円となり、前事業年度末に比べ74,450千円の増加となりました。これは、短期借入金が
46,500千円、テキスタイル事業に関する仕入高が増加したため支払手形及び買掛金が29,334千円それぞれ増加し
たことによるものであります。
固定負債は305,085千円となり、前事業年度末に比べ27,768千円の増加となりました。これは、長期借入金が
24,240千円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は896,894千円となり、前事業年度末に比べ102,218千円の増加となりました。
(純資産)
株主資本は△23,156千円となり、前事業年度末に比べ38,170千円の減少となりました。これは主に四半期純損
失の計上により利益剰余金が37,758千円減少したことによるものであります。
評価・換算差額金等は553,412千円となり、前事業年度末に比べ10,020千円の増加となりました。これは、その
他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
この結果、純資産は530,256千円となり、前事業年度末に比べ28,150千円の減少となりました。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の業績予想については、2019年11月8日に公表いたしました業績予想を修正しております。
詳細は、本日公表の「特別損失の計上及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 50,431 47,352
売掛金 50,190 68,209
商品及び製品 15,888 50,040
仕掛品 5,586 4,978
原材料及び貯蔵品 2,801 4,118
その他 3,419 19,953
流動資産合計 128,318 194,652
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 3,976 17,363
機械及び装置(純額) 32,705 24,894
工具、器具及び備品(純額) 2,358 3,526
土地 795,477 795,477
その他(純額) 8,096 5,575
有形固定資産合計 842,613 846,836
無形固定資産
ソフトウエア 2,021 1,172
その他 0 0
無形固定資産合計 2,021 1,172
投資その他の資産
投資有価証券 369,638 373,998
敷金及び保証金 10,490 10,490
投資その他の資産合計 380,128 384,488
固定資産合計 1,224,764 1,232,497
資産合計 1,353,082 1,427,150
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北日本紡績株式会社(3409) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 8,017 37,352
設備関係支払手形 1,415 604
短期借入金 456,500 503,000
未払費用 7,856 8,405
未払金 22,127 21,624
未払消費税等 4,711 6,425
未払法人税等 2,808 2,078
賞与引当金 7,508 2,584
その他 6,415 9,734
流動負債合計 517,358 591,808
固定負債
長期借入金 ― 24,240
リース債務 7,238 6,451
繰延税金負債 61,067 64,320
退職給付引当金 9,510 10,112
再評価に係る繰延税金負債 199,501 199,501
その他 ― 460
固定負債合計 277,317 305,085
負債合計 794,675 896,894
純資産の部
株主資本
資本金 714,000 714,000
資本剰余金 1,257 1,257
利益剰余金 △647,738 △685,496
自己株式 △52,504 △52,917
株主資本合計 15,014 △23,156
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 96,755 106,776
土地再評価差額金 446,636 446,636
評価・換算差額等合計 543,392 553,412
純資産合計 558,406 530,256
負債純資産合計 1,353,082 1,427,150
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(2)四半期損益計算書
第3四半期累計期間
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 平成30年4月1日 (自 平成31年4月1日
至 平成30年12月31日) 至 令和元年12月31日)
売上高 330,250 442,759
売上原価 252,056 390,453
売上総利益 78,193 52,305
販売費及び一般管理費
役員報酬 13,650 13,900
従業員給料 19,438 22,539
運送費及び保管費 6,258 5,401
その他 44,852 44,928
販売費及び一般管理費 84,199 86,769
営業損失(△) △6,005 △34,463
営業外収益
受取利息 0 1
受取配当金 7,910 8,274
不動産賃貸料 5,417 7,742
その他 789 2,772
営業外収益合計 14,118 18,791
営業外費用
支払利息 7,229 7,758
その他 606 813
営業外費用合計 7,835 8,571
経常利益又は経常損失(△) 276 △24,244
特別利益
投資有価証券売却益 ― 6,435
特別利益合計 ― 6,435
特別損失
減損損失 ― 19,917
固定資産処分損 567 12
投資有価証券評価損 5,343 ―
投資有価証券売却損 ― 480
特別損失合計 5,910 20,409
税引前四半期純損失(△) △5,633 △38,218
法人税、住民税及び事業税 721 717
法人税等調整額 △1,820 △1,177
法人税等合計 △1,099 △459
四半期純損失(△) △4,533 △37,758
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、前事業年度及び当第3四半期累計期間において営業損失を計上しており、当事業年度である2020年3月
期においても営業損失を計上する見通しとなっております。これにより、現時点において継続企業の前提に関する
重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。
当社は当該状況を解消するため、紡績事業においては受注の確保・受注単価の見直し、生産体制の効率化・低コ
スト化に取り組むとともに、テキスタイル事業につきましても販路の拡大に取り組み、収益改善に努めておりま
す。資金面においては、当事業年度における資金状況及び今後の資金繰りを検討した結果、当面は事業活動の継続
性に懸念はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
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