3409 北日本紡績 2021-05-14 15:30:00
個別決算における営業外収益、特別損失及び法人税等調整額の計上並びに2021年3月期個別業績予想数値と実績値の差異に関するお知らせ [pdf]
2021 年5月 14 日
各 位
会 社 名 北日本紡績株式会社
代表者名 代表取締役社長 粕谷 俊昭
(コード:3409、東証第2部)
問合せ先 取締役 篠原 顕二郎
(TEL.076-277-7530)
個別決算における営業外収益(為替差益)
、特別損失(関係会社株式評価損)及び法人税等
調整額(益)の計上並びに 2021 年3月期個別業績予想数値と実績値の差異に関するお知らせ
当社は、2021 年3月期第4四半期の個別決算において、下記のとおり営業外収益(為替差益)
、特別損失
(関係会社株式評価損)及び法人税等調整額(益)を計上するとともに、2021 年1月 12 日に公表しました
2021 年3月期個別通期業績予想数値と本日公表の実績値に差異が生じましたので、下記のとおりお知らせい
たします。
記
1. 営業外収益(為替差益)の計上について
当社は、2021 年3月期第3四半期累計期間(2020 年4月 1 日~2021 年3月 31 日)の個別決算におい
て、為替差益 286 千円を計上しておりましたが、外国為替相場の変動により 2021 年3月期第4四半期
会計期間で 5,750 千円の為替差益が発生し、2021 年3月期事業年度(2020 年4月1日~2021 年3月 31
日)において営業外収益に為替差益 6,037 千円を計上いたしました。
2. 特別損失(個別決算:関係会社株式評価損、連結決算:減損損失)の計上について
当社は株式会社中部薬品工業の完全子会社化により、新規事業の領域拡大、新型コロナウイルス感染
拡大防止の取組として、大手医薬品卸会社の元会長を招聘し、
「不織布マスク事業」「防護服事業」
、 、
「抗体検査キット事業」に参入いたしました。当該事業における社会的貢献度は高いと考えられるが、
特に不織布マスク事業における多くの競合他社の参入、販売代理店との条件面での折り合いがつかな
かったということを理由に業績が株式取得時点の当初事業計画を下回って推移していることを勘案し
て、今後の事業計画の見直しを行った結果、取得した関係会社株式の実質価額が著しく下落していると
判断するに至りました。これに伴い、個別決算においては、当該関係会社株式の帳簿価格を同社の純資
産額まで引き下げ、関係会社株式評価損 30,028 千円を計上いたしました。連結決算においては、同社
に係るのれんが発生しましたが、回収可能性が無いものと判断してその全額を減損処理し、特別損失と
して 27,557 千円を計上いたしました。
3. 法人税等調整額(益)の計上について
繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、回収可能性が見込まれる部分について繰延
税金負債との相殺を行った結果、法人税等調整額(益)18,274 千円を計上いたしました。
4.個別業績予想値との差異にについて
(1)2021 年3月期通期の個別業績予想数値と実績値との差異(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円銭
前回発表予想(A) 626 △96 △88 △35 △3.26
実績値(B) 615 △112 △99 △61 △5.69
増 減 額(B-A) △11 △16 △11 △26
増 減 率(%) △1.8 ― ― ―
(参考)前期実績
590 △59 △48 △49 △5.74
(2020 年3月期)
(2)修正の理由
売上高につきましては、概ね想定の通り推移いたしましたが、テキスタイル事業、ヘルスケア事業の売上
が前回発表予想を下回りました。利益面においては、営業外収益に為替差益の計上があったものの、販売費
及び一般管理費とヘルスケア事業の生産コストが増加したため、営業利益・経常利益は前回発表予想を下回
りました。特別損失に関係会社株式評価損を計上したことにより当期純利益についても前回発表予想を下回
ることとなりました。
以 上