3409 北日本紡績 2020-11-13 15:00:00
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年11月13日
上 場 会 社 名 北日本紡績株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3409 URL http://www.ktbo.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)粕谷 俊昭
問合せ先責任者 (役職名)取締役 (氏名)篠原 顕二郎 (TEL)076(277)7530
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 317 14.5 △46 ― △38 ― 15 ―
2020年3月期第2四半期 277 28.7 △19 ― △13 ― △13 ―
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 1.78 ―
2020年3月期第2四半期 △1.55 ―
(注)2020年6月6日を効力発生日として1株を7株とする株式分割を実施したため、前事業年度の期首に当該株式分
割が行われたと仮定し、1株当たり四半期純利益を算定しております。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 1,343 471 35.0
2020年3月期 1,328 465 35.1
(参考) 自己資本 2021年3月期第2四半期 471 百万円 2020年3月期 465 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2021年3月期 ― 0.00
2021年3月期(予想) ― 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 9,037,700株 2020年3月期 9,037,700株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 394,254株 2020年3月期 394,135株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 8,643,506株 2020年3月期2Q 8,644,682株
(注)2020年6月6日を効力発生日として1株を7株とする株式分割を実施したため、前事業年度の期首に当該株式
分割が行われたと仮定し、期末発行済株式数、期末自己株式数及び期中平均株式数を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予想の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、上記予
測に関する事項は、添付資料3ページ「業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………3
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………4
(1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………6
(3)キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………7
(4)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………9
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………9
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北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞や個人消費の低迷
などにより、厳しい状況となりました。また、先行きにつきましても、景気の更なる下振れが懸念され、見通しを
予測することが極めて困難な状況になっております。
当社は、新型コロナウイルス感染症の動向や収束後の環境及び市況の変化に留意しながらも、紡績事業の生産性
強化、紡績糸の新商品の開発及び販路の開拓、テキスタイル事業の新たな付加機能による拡販、ヘルスケア事業を
かわきりとした新規事業への取り組みを推進し、業績改善に努めております。
当社の第2四半期累計期間の業績は、売上高317,918千円(前年同四半期比14.5%増)、営業損失46,432千円(前
年同四半期は19,988千円の営業損失)、経常損失38,039千円(前年同四半期は13,332千円の経常損失)、特別利益
に投資有価証券売却益54,338千円を計上した結果、四半期純利益15,413千円(前年同四半期は13,397千円の四半期
純損失)となりました。
事業別の業績は次のとおりであります。
なお、各事業の営業損益は、各事業に配分していない全社費用46,592千円を配分する前の金額であります。
(紡績事業)
紡績事業においての受注状況は、第1四半期に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大による需要減少の影響を
受け、非常に厳しい状況が続きました。当社の主力であるアラミド繊維の主用途である自動車生産動向は予想以上
に厳しく、当第2四半期で底をうち徐々に回復基調でありますが、引続き予断を許さない状況にあります。また、
高級インナー用紡績糸については、暖冬・在庫過多もあり大きく落ち込みました。
この結果、紡績事業の当第2四半期の業績は、売上高142,945千円(前年同四半期比29.7%減)、営業損失3,476
千円(前年同四半期は21,674千円の営業利益)となりました。
(テキスタイル事業)
中東向け生地販売も紡績事業同様に、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、販売自体は思うように進まず、
在庫過多も加わり販売計画に対して減販となりました。
東南アジア向けの商売についても、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、現地のマーケットは通常の商売に
は戻っておらず、マーケットの回復は時間がかかりそうな状況であります。また、今後いずれのマーケットもイン
ターネットでの販売など販売形態が変わってくると思われ、様々な変化に対応できるよう注視していく必要があり
ます。
当第2四半期累計期間については、成約分の出荷が遅れたため、販売計画は達成できませんでしたが、10月以降
は徐々に回復するものと見込んでおります。
この結果、テキスタイル事業の当第2四半期の業績は、売上高173,273千円(前年同四半期比133.2%増)、営業
利益5,916千円(前年同四半期は2,603千円の営業損失)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
流動資産は270,639千円となり、前事業年度末に比べ89,639千円の増加となりました。これは主に現金及び預金が
70,246千円増加したことと、テキスタイル事業に関する商品仕入が増加したため、商品及び製品が21,503千円、前
渡金が4,589千円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は1,073,090千円となり、前事業年度末に比べ74,382千円の減少となりました。これは主にマスク製造の
クリーンルーム新設の建物に関する設備投資により、有形固定資産は4,407千円増加しましたが、保有株式の売却及
び時価の減少により、投資その他の資産の投資有価証券が80,043千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は1,343,729千円となり、前事業年度末に比べ15,256千円の増加となりました。
(負債)
流動負債は597,443千円となり、前事業年度末に比べ16,052千円の増加となりました。これは主にテキスタイル事
業に関する仕入高が増加したため支払手形及び買掛金が13,479千円増加したことによるものであります。
固定負債は274,789千円となり、前事業年度末に比べ6,326千円の減少となりました。これは主に長期借入金が
2,160千円減少、投資有価証券の含み益が減少したため繰延税金負債が4,768千円減少したことによるものでありま
す。
この結果、負債合計は872,232千円となり、前事業年度末に比べ9,726千円の増加となりました。
(純資産)
株主資本は△19,703千円となり、前事業年度末に比べ15,332千円の増加となりました。これは四半期純利益の計
上により、利益剰余金が16,738千円増加したことによるものであります。
評価・換算差額金等は491,200千円となり、前事業年度末に比べ9,801千円の減少となりました。これはその他有
価証券評価差額金の減少によるものであります。
この結果、純資産は471,497千円となり、前事業年度末に比べ5,530千円の増加となりました。
(キャッシュ・フローの状況)
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、135,772千円となりました。当
第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、38,093千円の減少(前年同四半期は44,063千円の減少)となりまし
た。その主な要因は、税引前四半期純利益16,298千円を計上しましたが、投資有価証券売却益54,338千円、たな
卸資産の増加額22,025千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、110,013千円の増加(前年同四半期は5,648千円の減少)となりまし
た。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出が9,280千円あった一方で、投資有価証券の売却による収入
が120,379千円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2,765千円の減少(前年同四半期は57,217千円の増加)となりました。
その主な要因は、長期借入金の返済による支出が2,160千円あったことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の業績予想について、紡績事業の受注状況は、当第2四半期で底をうち徐々に回復基調でありま
すが、予想以上に厳しく、新型コロナウイルス感染症の当社の事業活動への影響額について、現時点で合理的に
見積もることが困難なことから、2020年5月29日に公表いたしました通期業績予想を一旦取り下げ、未定とさせ
ていただきます。
現在、通期業績予想の算出に必要な情報を収集するとともに新中期計画を策定中であり、2020年12月中に通期
業績予想とともに公表させていただきます。
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北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 65,526 135,772
売掛金 46,448 26,564
商品及び製品 37,175 58,678
仕掛品 1,785 2,297
原材料及び貯蔵品 1,398 1,408
前払費用 1,490 3,426
未収入金 16,263 24,365
前渡金 10,519 15,109
その他 393 3,017
流動資産合計 181,000 270,639
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 17,035 21,443
機械及び装置(純額) 25,320 25,337
工具、器具及び備品(純額) 3,375 4,185
土地 795,477 795,477
その他(純額) 5,339 4,868
有形固定資産合計 846,546 851,310
無形固定資産
ソフトウエア 1,068 880
その他 0 0
無形固定資産合計 1,068 880
投資その他の資産
投資有価証券 289,367 209,323
敷金及び保証金 10,490 11,576
投資その他の資産合計 299,857 220,899
固定資産合計 1,147,472 1,073,090
資産合計 1,328,473 1,343,729
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(単位:千円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 27,708 42,012
設備関係支払手形 824 ―
短期借入金 501,500 501,500
1年内返済予定の長期借入金 4,320 4,320
リース債務 1,048 1,048
未払費用 6,656 6,166
未払金 17,422 17,187
未払消費税等 9,885 10,750
未払法人税等 3,391 4,226
賞与引当金 5,719 5,764
その他 2,912 4,466
流動負債合計 581,391 597,443
固定負債
長期借入金 22,800 20,640
リース債務 6,189 5,664
繰延税金負債 41,574 36,805
退職給付引当金 10,590 11,717
再評価に係る繰延税金負債 199,501 199,501
その他 460 460
固定負債合計 281,115 274,789
負債合計 862,506 872,232
純資産の部
株主資本
資本金 714,000 714,000
資本剰余金 1,257 1,257
利益剰余金 △697,324 △681,911
自己株式 △52,968 △53,049
株主資本合計 △35,035 △19,703
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 54,365 44,563
土地再評価差額金 446,636 446,636
評価・換算差額等合計 501,002 491,200
純資産合計 465,966 471,497
負債純資産合計 1,328,473 1,343,729
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(2)四半期損益計算書
第2四半期累計期間
(単位:千円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 277,622 317,918
売上原価 240,166 296,337
売上総利益 37,456 21,581
販売費及び一般管理費
役員報酬 9,300 10,020
従業員給料 14,196 17,041
賞与引当金繰入額 1,292 1,079
運送費及び保管費 3,624 2,507
その他 29,031 37,365
販売費及び一般管理費合計 57,444 68,013
営業損失(△) △19,988 △46,432
営業外収益
受取利息 1 4
受取配当金 6,031 6,166
為替差益 788 905
不動産賃貸料 4,825 5,342
助成金収入 ― 2,983
その他 422 303
営業外収益合計 12,068 15,706
営業外費用
支払利息 4,957 5,564
新株発行費 ― 938
その他 456 811
営業外費用合計 5,413 7,313
経常損失(△) △13,332 △38,039
特別利益
投資有価証券売却益 ― 54,338
特別利益合計 ― 54,338
特別損失
投資有価証券売却損 480 ―
特別損失合計 480 ―
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失(△) △13,812 16,298
法人税、住民税及び事業税 478 1,453
法人税等調整額 △893 △568
法人税等合計 △414 885
四半期純利益又は四半期純損失(△) △13,397 15,413
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(3)四半期キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引 前 四半 期純 利 益 又は 税 引 前 四半 期 純 損失
△13,812 16,298
(△)
減価償却費 3,552 3,962
受取利息及び受取配当金 △6,032 △6,170
支払利息 4,957 5,564
為替差損益(△は益) △581 △1,091
投資有価証券売却損益(△は益) 480 △54,338
売上債権の増減額(△は増加) △12,481 19,883
たな卸資産の増減額(△は増加) △33,744 △22,025
仕入債務の増減額(△は減少) 18,694 14,304
前渡金の増減額(△は増加) △3,550 △4,589
その他 △967 △9,391
小計 △43,486 △37,593
利息及び配当金の受取額 6,032 6,170
利息の支払額 △6,113 △5,713
法人税等の支払額 △495 △956
営業活動によるキャッシュ・フロー △44,063 △38,093
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △8,596 △9,280
無形固定資産の取得による支出 △1,798 ―
投資有価証券の売却による収入 4,287 120,379
敷金及び保証金の差入による支出 ― △1,086
その他 460 ―
投資活動によるキャッシュ・フロー △5,648 110,013
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) 29,500 ―
長期借入れによる収入 30,000 ―
長期借入金の返済による支出 △720 △2,160
リース債務の返済による支出 △1,354 △524
その他 △207 △80
財務活動によるキャッシュ・フロー 57,217 △2,765
現金及び現金同等物に係る換算差額 581 1,091
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 8,087 70,246
現金及び現金同等物の期首残高 50,431 65,526
現金及び現金同等物の四半期末残高 58,519 135,772
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(4)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
当第2四半期累計期間
(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(株主割当による新株式発行)
2020年9月4日開催の取締役会において、2020年11月27日を払込期日とする新株式の発行を決議いたしま
した。新株式発行の概要は次のとおりです。
1.募集の方法 株主割当
2.発行する株式の種類及び数 当社普通株式 9,037,700株(予定)
3.発行価額 1株につき 70円
4.資本組入額 1株につき 35円
5.発行価額の総額 632,639,000円(予定)
6.資本組入額の総額 1株 35円(総額316,319,500円(予定))
7.割当先 2020年9月30日の最終株主名簿記載又は記録された株主
8.払込期日 2020年11月27日
9.資金の用途 ①ヘルスケア事業の拡充
②リサイクル事業の立ち上げ
③紡績糸の研究開発費用
④テキスタイル事業への充当
⑤当社の運転資金
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積もり)
当第2四半期会計期間において、前事業年度の有価証券報告書の(追加情報)に記載した新型コロナウイ
ルス感染症の影響による会計上の見積りへの影響について、重要な変更はありません。
当社は、新型コロナウイルス感染症の影響により受注量減少などの影響が生じております。このような状
況の中、経済活動の再開に伴い需要は徐々に回復するとの仮定に基づき、固定資産の減損会計等の会計上の
見積りを行っております。
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3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、前事業年度まで2期連続の営業損失を計上しており、継続企業の全体に重要な疑義を生じさせるような
事象又は、状況が存在しております。
当社は、当該状況を解消するため下記の対応策に取り組んでおります。
①既存事業の収益力の向上
紡績事業は、既存のアラミド繊維ではメーカーの協力を仰ぎ他グレードの試作を開始しております。新用途の開
発では、現在、抗ウイルス・抗菌紡績糸を開発中であり、産学官連携のもと順調に進んでおります。また、テキス
タイル事業につきましても、販路の拡大に取り組み収益力の向上に努めております。
②ヘルスケア事業への新規参入
ポリプロピレン不織布による医療用使い捨て防護服の販売及び「KITABO」ブランドによる不織布マスクの
製造、販売に取り組み、新たな事業の実現に取り組んでおります。
③キャッシュ・フローの改善
資金面では、株主割当増資及び保有資産の売却などを含め事業活動に必要な資金の確保に努めてまいります。ま
た、取引金融機関と緊密な関係を維持するとともに、調達資金を有効に活用し、キャッシュ・フローの改善を図っ
てまいります。
これらの対応策を進めていくことにより、当第2四半期累計期間末において継続企業の前提に関する重要な不確
実性は認められないものと判断しております。
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