3409 北日本紡績 2020-08-12 15:30:00
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年8月12日
上 場 会 社 名 北日本紡績株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3409 URL http://www.ktbo.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)粕谷 俊昭
問合せ先責任者 (役職名)取締役 (氏名)篠原 顕二郎 (TEL)076(277)7530
四半期報告書提出予定日 2020年8月12日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第1四半期の業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 201 58.9 △9 ― △1 ― 30 ―
2020年3月期第1四半期 126 13.9 △5 ― 0 △94.6 0 △84.1
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 3.53 ―
2020年3月期第1四半期 0.06 ―
(注)2020年6月6日を効力発生日として1株を7株とする株式分割を実施したため、前事業年度の期首に当該株式分
割が行われたと仮定し、1株当たり四半期純利益を算定しております。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 1,370 493 36.0
2020年3月期 1,328 465 35.1
(参考) 自己資本 2021年3月期第1四半期 493百万円 2020年3月期 465 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2021年3月期 ―
2021年3月期(予想) 0.00 ― 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 370 33.5 △11 ― △4 ― 21 ― 2.43
通期 820 39.0 △19 ― △11 ― 15 ― 1.74
(注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
2.2020年5月19日開催の取締役会において、 2020年6月6日を効力発生日として普通株式1株につき7株の割合で
株式分割することを決議いたしました。業績予想の「1株当たり当期純利益」につきましては、 当該株式分割を考慮した
金額を記載しております。
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 9,037,700株 2020年3月期 9,037,700株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 394,205株 2020年3月期 394,135株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 8,643,530株 2020年3月期1Q 8,644,790株
(注)2020年6月6日を効力発生日として1株を7株とする株式分割を実施したため、 前事業年度の期首に当該株式分
割が行われたと仮定し、 期末発行済株式数、 期末自己株式数及び期中平均株式数を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予想の見通し等の将来に関する記述は、 当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、 実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、 上記予測に関
する事項は、 添付資料3ページ「業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………3
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………4
(1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………7
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………7
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北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞や個人消費の低迷
などにより、厳しい状況となりました。また、先行きにつきましても、景気の更なる下振れが懸念され、見通しを
予測することが極めて困難な状況になっております。
当社は、新型コロナウイルス感染症の動向や収束後の環境及び市況の変化に留意しながらも、紡績事業の生産性
強化、紡績糸の新商品の開発及び販路の開拓、テキスタイル事業の新たな付加機能による拡販、ヘルスケア事業を
かわきりとした新規事業への取り組みを推進し、業績改善に努めております。
当社の第1四半期累計期間の業績は、売上高201,424千円(前年同期比58.9%増)、営業損失9,913千円(前年同
四半期は5,876千円の営業損失)、経常損失1,215千円(前年同四半期は161千円の経常利益)、四半期純利益30,531
千円(前年同期比5,649.7%増)となりました。
事業別の業績は次のとおりであります。
なお、各事業の営業損益は、各事業に配分していない全社費用21,772千円を配分する前の金額であります。
(紡績事業)
主力のアラミド繊維は、前事業年度に引き続き自動車業界の景気悪化により受注が減少し、高級インナー用紡績
糸についても暖冬により厳しい受注状況になっております。また、新型コロナウイルス感染症の影響による顧客企
業の営業活動の自粛に伴い、受注活動が停滞し、非常に厳しい状況で推移いたしました。
この結果、紡績事業の第1四半期の業績は、売上高81,794千円(前年同期比25.9%減)、営業利益7,287千円(前
年同期比53.9%減)となりました。
(テキスタイル事業)
中東向けの生地販売の景況は、ここ数年在庫過多と近隣諸国との諸問題、サウジアラビアの国内政治的変化など
の影響を受け低調に推移しておりましたが、在庫もある程度減少し回復傾向となっており、第1四半期においては
順調に販売することができました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により中東諸国もロックダウン状態が長らく続き市場は停滞し
ており、今後の動向に留意が必要な状況になっております。
このような状況の中、テキスタイル事業の第1四半期の業績は、売上高119,361千円(前年同期比632.5%増)、
営業利益4,989千円(前年同四半期は2,429千円の営業損失)となりました。
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北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(資産)
流動資産は274,852千円となり、前事業年度末に比べ93,852千円の増加となりました。これは主に現金及び預金が
40,076千円、テキスタイル事業の売上高が増加したため売掛金が56,941千円それぞれ増加したことによるものであ
ります。固定資産は1,095,608千円となり、前事業年度末に比べ51,863千円の減少となりました。これは主に保有株
式の売却により投資その他の資産の投資有価証券が52,779千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は1,370,461千円となり、前事業年度末に比べ41,988千円の増加となりました。
(負債)
流動負債は598,411千円となり、前事業年度末に比べ17,020千円の増加となりました。これは主にテキスタイル事
業に関する仕入高が増加したため支払手形及び買掛金が7,880千円増加、未払消費税等が9,555千円増加したことに
よるものであります。固定負債は278,740千円となり、前事業年度末に比べ2,374千円の減少となりました。これは
主に長期借入金が1,080千円減少、投資有価証券の含み益が減少したため繰延税金負債が1,628千円減少したことに
よるものであります。
この結果、負債合計は877,152千円となり、前事業年度末に比べ14,645千円の増加となりました。
(純資産)
株主資本は△4,556千円となり、前事業年度末に比べ30,479千円の増加となりました。これは四半期純利益の計上
により利益剰余金が30,531千円増加したことによるものであります。
評価・換算差額等は497,865千円となり、前事業年度末に比べ3,136千円の減少となりました。これはその他投資
有価証券評価差額金の減少によるものであります。
この結果、純資産合計は493,309千円となり、前事業年度末に比べ27,342千円の増加となりました。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の業績予想については、2020年5月29日に公表いたしました業績予想から変更はありません。しか
しながら、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、当社の業績に影響を及ぼす可能性がありますので、
業績予想を見直す必要が生じた場合は、速やかに開示いたします。
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北日本紡績株式会社(3409) 2021年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 65,526 105,602
売掛金 46,448 103,389
商品及び製品 37,175 22,384
仕掛品 1,785 6,841
原材料及び貯蔵品 1,398 1,497
前払費用 1,490 3,863
未収入金 16,263 17,632
前渡金 10,519 12,225
その他 393 1,413
流動資産合計 181,000 274,852
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 17,035 16,706
機械及び装置(純額) 25,320 24,497
工具、器具及び備品(純額) 3,375 3,818
土地 795,477 795,477
建設仮勘定 ― 867
その他(純額) 5,339 5,103
有形固定資産合計 846,546 846,470
無形固定資産
ソフトウエア 1,068 974
その他 0 0
無形固定資産合計 1,068 974
投資その他の資産
投資有価証券 289,367 236,588
敷金及び保証金 10,490 11,576
投資その他の資産合計 299,857 248,164
固定資産合計 1,147,472 1,095,608
資産合計 1,328,473 1,370,461
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(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 27,708 35,588
設備関係支払手形 824 ―
短期借入金 501,500 501,500
1年内返済予定の長期借入金 4,320 4,320
リース債務 1,048 1,048
未払費用 6,656 5,981
未払金 17,422 17,711
未払消費税等 9,885 19,441
未払法人税等 3,391 6,972
賞与引当金 5,719 2,561
その他 2,912 3,284
流動負債合計 581,391 598,411
固定負債
長期借入金 22,800 21,720
リース債務 6,189 5,927
繰延税金負債 41,574 39,946
退職給付引当金 10,590 11,186
再評価に係る繰延税金負債 199,501 199,501
その他 460 460
固定負債合計 281,115 278,740
負債合計 862,506 877,152
純資産の部
株主資本
資本金 714,000 714,000
資本剰余金 1,257 1,257
利益剰余金 △697,324 △666,793
自己株式 △52,968 △53,020
株主資本合計 △35,035 △4,556
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 54,365 51,228
土地再評価差額金 446,636 446,636
評価・換算差額等合計 501,002 497,865
純資産合計 465,966 493,309
負債純資産合計 1,328,473 1,370,461
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(2)四半期損益計算書
第1四半期累計期間
(単位:千円)
前第1四半期累計期間 当第1四半期累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 126,759 201,424
売上原価 104,642 179,007
売上総利益 22,117 22,417
販売費及び一般管理費 27,994 32,331
営業損失(△) △5,876 △9,913
営業外収益
受取配当金 6,031 6,166
不動産賃貸料 2,454 2,861
助成金収入 ― 2,592
その他 171 334
営業外収益合計 8,657 11,953
営業外費用
支払利息 2,397 2,782
その他 221 474
営業外費用合計 2,619 3,256
経常利益又は経常損失(△) 161 △1,215
特別利益
投資有価証券売却益 ― 33,467
特別利益合計 ― 33,467
税引前四半期純利益 161 32,252
法人税、住民税及び事業税 239 2,004
法人税等調整額 △609 △284
法人税等合計 △370 1,720
四半期純利益 531 30,531
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、前事業年度まで2期連続の営業損失を計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような
事象又は状況が存在しております。
当社は、当該状況を解消するため下記の対応策に取り組んでおります。
① 既存事業の収益力の向上
紡績事業は、あらゆる紡績糸の新用途開発をベースに当社独自の販路開拓、地場織物加工メーカーとのタイアッ
プによるポリエステル繊維の受注確保、工場歩留まりの更なる改善に取り組むとともに、既存取引先との更なる連
携強化を図りながら紡績事業の強化を図ってまいります。また、テキスタイル事業につきましても、販路の拡大に
取り組み収益力の向上に努めております。
② ヘルスケア事業への新規参入
ポリプロピレン不織布による医療用使い捨て防護服の販売及び「KITABO」ブランドによる不織布マスクの
製造、販売に取り組み、新たな事業の実現に取り組んでおります。
③キャッシュ・フローの改善
資金面では、保有資産の売却なども含め事業活動に必要な資金の確保に努めてまいります。また、取引金融機関
と緊密な関係を維持するとともに、調達資金を有効に活用し、キャッシュ・フローの改善を図ってまいります。
これらの対応策を進めていくことにより、当第1四半期会計期間末において継続企業の前提に関する重要な不確
実性は認められないものと判断しております。
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