3405 クラレ 2019-11-12 13:00:00
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月12日
上 場 会 社 名 株式会社クラレ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3405 URL https://www.kuraray.co.jp
代 表 者
(役職名) 代表取締役社長 (氏名) 伊藤 正明
経営企画室
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 植垣 文雄 (TEL) 03-6701-1070
IR・広報部長
四半期報告書提出予定日 2019年11月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト、機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年12月期第3四半期の連結業績(2019年1月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第3四半期 428,914△4.7 42,334 △22.1 37,941 △27.1 19,357 △41.8
2018年12月期第3四半期 449,929 18.5 54,375 △6.8 52,030 △8.9 33,283 △11.2
(注) 包括利益 2019年12月期 4,308百万円( △86.1%) 2018年12月期 30,924百万円( △21.4%)
第3四半期 第3四半期
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期第3四半期 55.86 55.78
2018年12月期第3四半期 95.18 95.00
(注)前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2018年12月期第3四半期に係る
各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年12月期第3四半期 978,274 549,958 55.0
2018年12月期 947,095 567,033 58.6
(参考) 自己資本 2019年12月期第3四半期 537,644百万円 2018年12月期 555,438百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期
間の期首から適用しており、2018年12月期の連結財政状態については、当該会計基準を遡って適用した後の数値と
なっています。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年12月期 - 20.00 - 22.00 42.00
2019年12月期 - 20.00 -
2019年12月期(予想) 22.00 42.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2019年12月期の連結業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 578,000 △4.1 57,000 △13.4 52,000 △15.0 28,500 △15.1 82.92
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、四半期決算短信(添付資料)8ページ「(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
会計方針の変更」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期3Q 354,863,603株 2018年12月期 354,863,603株
② 期末自己株式数 2019年12月期3Q 11,145,105株 2018年12月期 6,179,578株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期3Q 346,518,211株 2018年12月期3Q 349,671,638株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料)3ペー
ジ「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
(企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………9
-1-
株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年9月30日)における世界経済は、出口の見えない米中貿易戦
争や中東の地政学的な情勢をめぐる不確実性の増大により、減速感が一段と鮮明になりました。かかる状況下、当社
グループの業績においても、売上高は前年同期比21,015百万円(4.7%)減の428,914百万円、営業利益は12,040百万
円(22.1%)減の42,334百万円、経常利益は14,088百万円(27.1%)減の37,941百万円、親会社株主に帰属する四半
期純利益は13,925百万円(41.8%)減の19,357百万円と前年同期を下回る結果となりました。なお、当第3四半期連
結会計期間において、2018年5月に米国子会社で発生した火災事故の損害賠償のうち、和解費用を含む現時点で合理
的な見積りが可能な金額(13,953百万円)を特別損失に、当件に関する受取保険金(10,046百万円)を特別利益に計
上しました。
当社グループは2018年度より中期経営計画「PROUD 2020」をスタートさせました。2年目となる2019年度において
も、ありたい姿である「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指し
て、「PROUD 2020」で掲げた主要経営戦略の具体的施策を順次実施し、中長期的な視点に基づく、新たな事業ポート
フォリオ構築に継続して取り組んでまいります。
なお、2018年3月9日付で行われたCalgon Carbon Corporation株式の取得に伴う企業結合について、前第3四半
期連結会計期間は暫定的な会計処理を行っていましたが、前連結会計年度末に確定したため、前年同四半期連結累計
期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連
結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連
結会計年度との比較・分析を行っています。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は201,437百万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は36,037百万円(同17.0%減)となりま
した。
① ポバール樹脂は景気減速により販売量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、液晶パネルの在庫調整の影
響を受け、出荷が減少しました。PVBフィルムは、建築用高機能フィルムの需要が拡大しましたが、自動車用
途は販売量が減少しました。一方、水溶性ポバールフィルムは個包装洗剤用途の需要が伸長し、販売が拡大しま
した。
② EVOH樹脂<エバール>は、ガソリンタンク用途で自動車生産台数減少の影響を受けました。食品包材用途も
販売が低調に推移しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は39,992百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は4,107百万円(同33.8%減)となりまし
た。
① イソプレン関連では、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>とも景気減速の影響を受け、販売
量が減少しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、車載用コネクタ向けの新規採用が進みましたが、電気・電子デバイス
向けは需要の停滞に伴い、数量が減少しました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は94,525百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は3,192百万円(同17.1%減)となりまし
た。
① メタクリルは、樹脂の販売が減少したことに加え、市況悪化の影響を受けました。
② メディカルは、歯科材料の審美修復関連製品を中心に堅調に推移しました。
③ カルゴン・カーボンは、北米の飲料水用途の需要が拡大しましたが、欧州は需要の停滞に伴い、販売が伸び悩み
ました。一方、炭素材料は高付加価値品の販売が拡大しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は47,584百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は4,361百万円(同19.4%減)となりまし
た。
① 人工皮革<クラリーノ>は、ラグジュアリー商品用途が引き続き堅調に推移しましたが、靴用途の販売量が減少
しました。
② 繊維資材は、ビニロンでセメント補強用の輸出が低調でした。またゴム資材向けも自動車生産台数減少の影響を
受けました。
③ 生活資材は、<クラフレックス>で汎用品の数量が減少しました。
-2-
株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
[トレーディング]
繊維関連事業は、スポーツ衣料用途の販売が堅調に推移しました。一方、樹脂・化成品関連事業は中国向けなど輸
出が減少しました。その結果、売上高は96,791百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益は3,001百万円(同0.3%
増)となりました。
[その他]
その他事業は、国内関連会社の販売が低調であったことにより、売上高は38,293百万円(前年同期比10.4%減)、
営業利益は582百万円(同22.9%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
総資産は、有形固定資産の増加42,228百万円等の一方、無形固定資産の減少13,775百万円等により前連結会計年度
末比31,178百万円増の978,274百万円となりました。負債は、コマーシャル・ペーパーの発行24,000百万円、未払費
用の増加13,444百万円及びその他固定負債の増加17,224百万円等の一方、短期借入金の減少11,799百万円等により前
連結会計年度末比48,253百万円増の428,315百万円となりました。有形固定資産及びその他固定負債増加の要因は、
主として第1四半期連結会計期間より一部の海外関係会社について「リース」(IFRS第16号)を適用したため、使用
権資産とリース負債がそれぞれ増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末比17,075百万円減少し、549,958百万円となりました。自己資本は537,644百万円とな
り、自己資本比率は55.0%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第3四半期連結累計期間の業績、足もとの世界経済の状況、為替や原燃料価格の動向及び事業環境を踏まえ、
2019年8月8日に公表した通期業績予想から以下のとおり修正いたします。
なお、当第3四半期連結会計期間において、2018年5月に米国子会社で発生した火災事故に関する和解費用も含む
訴訟関連損失及び受取保険金を計上しましたが、今後新たに発生する可能性のある損失については、現時点では、そ
の金額を合理的に見積ることが困難であるため、含んでいません。
2019年12月期(2019年1月1日~2019年12月31日)通期連結累計期間業績予想数値の修正
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
前回発表予想(A) 百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
(2019年8月8日) 600,000 67,000 62,500 38,000 109 76
今回修正予想(B) 578,000 57,000 52,000 28,500 82 92
増減額(B-A) △22,000 △10,000 △10,500 △9,500
増減率(%) △3.7 △14.9 △16.8 △25.0
下期の平均為替は米ドル110円、ユーロ120円、国産ナフサ価格41千円/KLを前提としています。
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 67,022 57,325
受取手形及び売掛金 128,107 113,551
有価証券 32,921 41,364
商品及び製品 101,081 108,017
仕掛品 15,221 15,071
原材料及び貯蔵品 36,667 33,829
その他 14,315 28,464
貸倒引当金 △426 △389
流動資産合計 394,910 397,235
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 74,182 75,830
機械装置及び運搬具(純額) 204,215 197,857
土地 22,707 21,846
建設仮勘定 49,468 78,723
その他(純額) 6,837 25,382
有形固定資産合計 357,411 399,639
無形固定資産
のれん 66,485 61,369
顧客関係資産 36,263 33,230
その他 41,400 35,775
無形固定資産合計 144,150 130,375
投資その他の資産
投資有価証券 29,509 28,665
長期貸付金 218 189
退職給付に係る資産 1,101 1,302
繰延税金資産 12,993 14,158
その他 6,840 6,735
貸倒引当金 △40 △27
投資その他の資産合計 50,622 51,023
固定資産合計 552,184 581,038
資産合計 947,095 978,274
-4-
株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 45,408 37,072
短期借入金 46,540 34,740
コマーシャル・ペーパー - 24,000
未払費用 12,201 25,646
未払法人税等 8,474 3,571
賞与引当金 6,681 8,861
その他の引当金 266 240
その他 25,212 35,574
流動負債合計 144,785 169,707
固定負債
社債 50,000 50,000
長期借入金 120,049 127,781
繰延税金負債 24,951 22,929
役員退職慰労引当金 237 274
環境対策引当金 5,716 4,930
退職給付に係る負債 18,065 19,398
資産除去債務 5,070 4,884
その他 11,185 28,409
固定負債合計 235,276 258,608
負債合計 380,062 428,315
純資産の部
株主資本
資本金 88,955 88,955
資本剰余金 87,207 87,199
利益剰余金 364,841 369,603
自己株式 △9,746 △16,307
株主資本合計 531,257 529,451
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 7,822 7,090
繰延ヘッジ損益 1 32
為替換算調整勘定 20,382 5,056
退職給付に係る調整累計額 △4,025 △3,986
その他の包括利益累計額合計 24,181 8,193
新株予約権 587 668
非支配株主持分 11,007 11,645
純資産合計 567,033 549,958
負債純資産合計 947,095 978,274
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 449,929 428,914
売上原価 302,242 292,167
売上総利益 147,687 136,746
販売費及び一般管理費
販売費 25,139 25,136
一般管理費 68,172 69,274
販売費及び一般管理費合計 93,312 94,411
営業利益 54,375 42,334
営業外収益
受取利息 297 231
受取配当金 1,167 448
持分法による投資利益 247 253
その他 1,142 702
営業外収益合計 2,854 1,636
営業外費用
支払利息 965 1,076
為替差損 1,653 1,697
その他 2,580 3,256
営業外費用合計 5,199 6,029
経常利益 52,030 37,941
特別利益
受取保険金 - 10,691
投資有価証券売却益 - 1,568
受取補填金 336 -
特別利益合計 336 12,260
特別損失
訴訟関連損失 - 14,727
減損損失 - 3,358
固定資産廃棄損 623 1,131
災害損失 1,468 858
関係会社整理損 - 567
操業休止関連費用 - 511
買収関連費用 1,030 -
特別損失合計 3,121 21,156
税金等調整前四半期純利益 49,244 29,045
法人税、住民税及び事業税 16,746 11,238
法人税等調整額 △1,614 △2,409
法人税等合計 15,131 8,828
四半期純利益 34,112 20,216
非支配株主に帰属する四半期純利益 829 859
親会社株主に帰属する四半期純利益 33,283 19,357
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 34,112 20,216
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △884 △731
繰延ヘッジ損益 600 30
為替換算調整勘定 △2,905 △15,246
退職給付に係る調整額 1 39
その他の包括利益合計 △3,188 △15,908
四半期包括利益 30,924 4,308
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 30,096 3,369
非支配株主に係る四半期包括利益 828 938
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2019年2月13日開催の取締役会において自己株式の取得を決議し、自己株式5,000千株の取得を行いまし
た。この結果、当第3四半期連結累計期間において、自己株式が6,560百万円増加し、当第3四半期連結会計期間末に
おいて自己株式が16,307百万円となっています。
(会計方針の変更)
(会計基準等の改正等に伴う会計方針の変更)
第1四半期連結会計期間より一部の海外関係会社について「リース」(IFRS第16号)を適用しています。これによ
り、IAS第17号におけるオペレーティング・リース(借手)については、適用開始日に使用権資産及びリース負債を
認識しています。当該会計基準の適用にあたり、当社グループは経過措置として認められている累積的影響を適用開
始日に認識する方法を採用しました。
この結果、当第3四半期連結会計期間の四半期連結貸借対照表は有形固定資産のその他18,541百万円、流動負債の
その他1,292百万円及び固定負債のその他17,585百万円が増加しています。
なお、この変更による当第3四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微です。
(追加情報)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計
期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に
表示しています。
(企業結合等関係)
(比較情報における取得原価の当初配分額の重要な見直し)
当社は、2018年3月9日付でCalgon Carbon Corporationの全株式を取得しました。これに伴い、2018年1月1日
をみなし取得日として前第3四半期連結会計期間は暫定的な会計処理を行っていましたが、前連結会計年度末に確
定しています。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報にお
いて取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されており、主として有形固定資産である機械装置及び運搬具に
14,244百万円が配分された結果、暫定的に算定されたのれんの金額は85,688百万円から35,177百万円減少し、
50,511百万円となりました。
この結果、前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書は、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
純利益がそれぞれ2,802百万円減少しています。
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
Ⅰ. 前第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
ビニルア イソプ トレーデ (注)1 (注)2 計上額
機能材料 繊維 計
セテート レン ィング (注)3
売上高
外部顧客への
売上高 174,205 22,667 84,553 35,557 99,936 416,920 33,009 449,929 - 449,929
セグメント間
の 内 部 売 上 高 33,309 20,009 14,496 12,675 2,025 82,515 9,747 92,263 △92,263 -
又は振替高
計 207,514 42,677 99,049 48,232 101,962 499,436 42,757 542,193 △92,263 449,929
セグメント利益 43,395 6,203 3,850 5,414 2,993 61,856 755 62,611 △8,236 54,375
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アクア事業、エンジニアリング
事業等を含んでいます。
2. セグメント利益の調整額△8,236百万円には、セグメント間取引消去1,077百万円及び各報告セグメントに
配分していない全社費用△9,313百万円を含んでいます。全社費用の主なものは、提出会社の基礎研究費で
す。
3. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整しています。
Ⅱ. 当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
ビニルア イソプ トレーデ (注)1 (注)2 計上額
機能材料 繊維 計
セテート レン ィング (注)3
売上高
外部顧客への
売上高 169,599 21,992 80,453 36,382 94,751 403,179 25,735 428,914 - 428,914
セグメント間
の 内 部 売 上 高 31,837 18,000 14,072 11,202 2,039 77,152 12,558 89,711 △89,711 -
又は振替高
計 201,437 39,992 94,525 47,584 96,791 480,332 38,293 518,626 △89,711 428,914
セグメント利益 36,037 4,107 3,192 4,361 3,001 50,700 582 51,282 △8,947 42,334
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アクア事業、エンジニアリング
事業等を含んでいます。
2. セグメント利益の調整額△8,947百万円には、セグメント間取引消去1,622百万円及び各報告セグメントに
配分していない全社費用△10,570百万円を含んでいます。全社費用の主なものは、提出会社の基礎研究費
です。
3. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整しています。
4.前連結会計年度末において、企業結合による暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累
計期間については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「ビニルアセテート」セグメントにおいて、減損損失を計上しています。なお、当該減損損失の計上額は、当
第3四半期連結累計期間においては3,358百万円です。
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