2019年度第2四半期
決算説明(総括)
2019年8月8日
株式会社 ク ラ レ
2019年度上期実績
19年度上期実績 前年同期実績 増減
▲140億円
売上高 2,874億円 3,014億円 (▲4.6%)
▲83億円
営業利益 279億円 363億円 (▲23.0%)
▲99億円
経常利益 247億円 346億円 (▲28.6%)
親会社株主に帰属 ▲93億円
する四半期純利益
133億円 226億円 (▲41.3%)
参考
円/ドル 110 109
円/ユーロ 124 132
国産ナフサ価格
(千円/kl)
45 48
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
2
2019年度上期の主要施策実績
◆水溶性ポバールフィルム、米国既存工場の生産ライン増強完了
―米国新工場、2020年上期稼働予定
―米国以外の生産拠点の新設検討
競争優位の
◆アイオノマーガラス中間膜＜セントリグラス＞、7月よりチェコ工場で生産開始
追求
◆メルトブローン不織布、クラフレックス岡山工場で生産能力増強を決定
―2020年後半稼働予定
◆IoT活用による生産効率、および品質向上への取り組み強化
◆銅張積層板＜ベクスターFCCL＞、鹿島事業所に量産試験設備を導入
―5G向けなど高周波用基板材料の更なる需要拡大に対応するため、
新たな事業 本格量産設備の検討を継続
領域の拡大
◆バイオマス由来のバリア材＜プランティック＞の拡大
―経済産業省および環境省主催の「G20イノベーション展」に出展
◆カルゴンカーボン事業の統合シナジーを推進
グループ ◆働き方改革の推進
総合力強化 ・業務効率化の推進
・ノー残業ウィーク制度の本格導入
3
2019年度通期業績予想 ※2019年5月15日公表時点から変更有り。
＜参考＞
19年度通期 直近通期
予想 18年度実績 増減 予想
売上高 6,000億円 6,030億円 ▲30億円 6,080億円
営業利益 670億円 658億円 12億円 695億円
経常利益 625億円 612億円 13億円 650億円
親会社株主に
帰属する当期 380億円 336億円 44億円 400億円
純利益
国産ナフサ／kl 45千円 51千円 44千円
ドル（平均） 110円 110円 110円
ユーロ（平均） 125円 130円 128円
4
19年度の株主還元について
■「PROUD 2020」期間中の株主還元
総還元性向：35％以上
一株当り配当金40円以上
■19年度中間配当金
中間配当：20円/株（期初予想：20円/株）
■19年度期末配当金(予想)
期末配当：22円/株（期初予想：22円/株）
※年間配当予想：42円/株予定（中間：20円、期末22円）
■自己株式取得について（2019年2月13日リリース）
―取得期間：2019年2月14日～2019年12月26日
―取得株式上限数： 500万株（株式取得上限額：100億円）
5
2019年度第2四半期決算説明
2019年8月8日
株式会社 ク ラ レ
ビニルアセテートセグメントの概要
売上高（億円） ■ポバール樹脂
景気減速の影響を受け、販売量が減少。
1,378 1,350 1,347 ■光学用ポバールフィルム
大型ディスプレイ向けの需要は堅調も、1Qの操業
低下と偏光板の在庫調整の影響を受けた。
■水溶性ポバールフィルム
個包装洗剤用途において需要が伸長し、順調に推移。
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
■ＰＶＢフィルム
営業利益（億円） ＜セントリグラス＞の需要が拡大するも、
汎用用途向けの販売は景気減速の影響を受けた。
290
■＜エバール＞
235 231
自動車ガソリンタンク用途は自動車生産台数減少の
影響を受けた。食品包材用途は販売回復の遅れにより
数量が減少。
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
7
イソプレンセグメントの概要
売上高（億円） ■イソプレン関連
＜セプトン＞は中国を中心に需要が
289 縮小したものの、ファインケミカルは堅調に推移。
280
274
■＜ジェネスタ＞
車載用コネクタ向けの新規採用は進んだものの、
電気・電子デバイス向けは需要停滞により数量減。
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
営業利益（億円）
48
40
34
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
8
機能材料セグメントの概要
売上高（億円） ■メタクリル
市況悪化に加え、樹脂の販売が伸び悩んだ。
653 630 626
■メディカル
歯科材料の審美修復関連製品の販売が堅調に推移。
18年度上期 19年度上期 19年度上期
■炭素材料、カルゴン・カーボン
修正予想 実績 炭素材料事業においては高付加価値品の販売が
拡大するも、カルゴン・カーボンは1Qに発生した
営業利益（億円） ユーティリティ設備不調による操業低下の影響を
受けた。
22
19
15
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
9
繊維セグメントの概要
売上高（億円） ■＜クラリーノ＞
ラグジュアリー商品用途で堅調な販売が継続するも、
靴用途の販売量が減少。
335 320 331
■繊維資材
ビニロンでゴム資材向けの販売が増加するも、
景気減速を受けてセメント補強用の輸出が低調。
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
■生活資材
営業利益（億円） ＜クラフレックス＞で汎用品の数量が減少したが、
高付加価値品の販売が拡大し、堅調に推移。
33 30 30
18年度上期 19年度上期 19年度上期
修正予想 実績
10
セグメント別売上高・営業利益
［ 億円 ］
19年度
前年同期実績 増減
上期実績
営業 営業 営業
売上高 売上高 売上高
利益 利益 利益
ﾋﾞﾆﾙｱｾﾃｰﾄ 1,347 231 1,378 290 ▲31 ▲59
イソプレン 274 34 289 48 ▲15 ▲14
機能材料 626 22 653 19 ▲27 3
繊維 331 30 335 33 ▲4 ▲3
ﾄﾚｰﾃﾞｨﾝｸﾞ 648 21 684 21 ▲36 0
その他 260 4 292 7 ▲32 ▲3
調整額 ▲612 ▲62 ▲618 ▲55 6 ▲7
合計 2,874 279 3,014 363 ▲140 ▲83
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
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2019年度上期キャッシュフロー
［ 億円 ］
2019年度 2018年度
増減
上期 上期
営業CF 374 308 66
投資CF* ▲409 ▲313 ▲96
ﾌﾘｰCF* ▲35 ▲5 ▲30
M&A 0 ▲1,198 1,198
設備投資(受入ﾍﾞｰｽ) 448 275 173
減価償却費 284 273 11
(のれん償却費込み)
研究開発費 106 103 3
*投資CF、ﾌﾘｰCF：運用資金、M&A関連を除く
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
12
19年度上期営業利益増減分析
400 ［ 億円 ］
0
350
▲65
15 ▲5
300 ▲10
▲11
363 ▲8
250
279
200
2018年度 数量 操業度 原燃料 売値、 為替 償却費 経費 2019年度
上期実績 (為替影響 銘柄構成 (のれん償 その他 上期実績
除く) 却費込)
18年度上期 19年度上期
国産ナフサ／kl 48千円 45千円
ドル（平均） 109円 110円
ユーロ（平均） 132円 124円
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
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貸借対照表①(資産の部)
［ 億円 ］
19年6月末 18年12月末 増減
流動資産 3,948 3,949 ▲1
固定資産 5,698 5,522 176
資産合計 9,646 9,471 175
＜参考＞期末日為替レート
19.6末 18.12末
円/ドル 108 111
円/ユーロ 122 127
14
貸借対照表②(負債の部)
［ 億円 ］
19年6月末 18年12月末 増減
流動負債 1,537 1,448 89
固定負債 2,539 2,353 187
負債合計 4,077 3,801 276
純資産合計 5,569 5,670 ▲101
負債・純資産合計 9,646 9,471 175
＜参考＞期末日為替レート
19.6末 18.12末
円/ドル 108 111
円/ユーロ 122 127
15
2019年度業績予想
［ 億円 ］
2019年度 2018年度
増減
通期予想 通期実績
売上高 6,000 6,030 ▲30
営業利益 670 658 12
経常利益 625 612 13
当期純利益 380 336 44
1株当たり当期純利益 109円76銭 96円05銭 13円71銭
1株当たり配当 42円 42円 0円
設備投資(決定ベース） 950 1,460 ▲510
設備投資(受入ベース) 960 668 292
減価償却費(のれん償却費込) 580 567 13
研究開発費 220 212 8
16
19年度通期営業利益増減分析
800 ［ 億円 ］
750
▲30
50
700 ▲10
▲13
20 ▲15
10
650
670
658
600
2018年度 数量 操業度 原燃料 売値、 為替 償却費 経費 2019年度
実績 (為替影響 銘柄構成 (のれん償 その他 予想
除く) 却費込)
18年度実績 19年度前提
国産ナフサ／kl 51千円 45千円
ドル（平均） 110円 110円
ユーロ（平均） 130円 125円
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2019年度業績予想
［ 億円 ］
2019年度 2019年度
今回修正予想 前回予想 増減
(2019年8月8日） (2019年5月15日）
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
（実績）
売上高 2,874 3,126 6,000 2,900 3,180 6,080 🔺🔺26 ▲54 ▲80
営業利益 279 391 670 290 405 695 🔺🔺11 ▲14 ▲25
経常利益 247 378 625 265 385 650 🔺🔺18 ▲7 ▲25
親会社株主に
帰属する当期 133 247 380 160 240 400 🔺🔺27 7 ▲20
純利益
18
2019年度業績予想
［ 億円 ］
2019年度 2018年度
今回修正予想 増減
実績
(2019年8月8日）
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
（実績）
売上高 2,874 3,126 6,000 3,014 3,016 6,030 🔺🔺140 110 ▲30
営業利益 279 391 670 363 295 658 🔺🔺83 96 12
経常利益 247 378 625 346 266 612 🔺🔺99 112 13
親会社株主に
帰属する当期 133 247 380 226 110 336 🔺🔺93 137 44
純利益
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
19
セグメント別売上高予想
［ 億円 ］
2019年度 2018年度 前回予想からの
増減
今回修正予想 実績 増減
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
ﾋﾞﾆﾙｱｾﾃｰﾄ 1,347 1,493 2,840 1,378 1,415 2,794 🔺🔺31 78 46 ▲3 13 10
ｲｿﾌﾟﾚﾝ 274 296 570 289 283 572 🔺🔺15 13 ▲2 ▲6 ▲4 🔺🔺10
機能材料 626 674 1,300 653 662 1,315 🔺🔺27 12 ▲15 🔺🔺4 ▲26 🔺🔺30
繊維 331 349 680 335 313 647 🔺🔺4 36 33 11 9 20
ﾄﾚｰﾃﾞｨﾝｸﾞ 648 752 1,400 684 704 1,388 🔺🔺36 48 12 ▲52 2 ▲50
その他 260 260 520 292 288 580 🔺🔺32 ▲28 🔺🔺60 🔺🔺20 ▲30 🔺🔺50
調整額 ▲612 ▲698 🔺🔺1,310 ▲618 ▲650 ▲1,267 6 ▲48 ▲43 48 ▲18 30
合計 2,874 3,126 6,000 3,014 3,016 6,030 🔺🔺140 110 ▲30 🔺🔺26 ▲54 🔺🔺80
20
セグメント別営業利益予想
［ 億円 ］
2019年度 2018年度 前回予想からの
増減
今回修正予想 実績 増減
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
ﾋﾞﾆﾙｱｾﾃｰﾄ 231 309 540 290 258 547 🔺🔺59 51 ▲7 🔺🔺4 ▲21 🔺🔺25
ｲｿﾌﾟﾚﾝ 34 36 70 48 24 73 🔺🔺14 12 ▲3 🔺🔺6 1 🔺🔺5
機能材料 22 33 55 19 25 44 3 8 11 7 3 10
繊維 30 40 70 33 30 63 🔺🔺3 10 7 0 0 0
ﾄﾚｰﾃﾞｨﾝｸﾞ 21 24 45 21 21 42 0 3 3 ▲1 1 0
その他 4 6 10 7 5 12 🔺🔺3 1 🔺🔺2 ▲1 ▲4 ▲5
調整額 ▲62 ▲58 🔺🔺120 ▲55 ▲68 ▲123 🔺🔺7 10 3 ▲5 5 0
合計 279 391 670 363 295 658 🔺🔺83 96 12 🔺🔺11 ▲14 🔺🔺25
※18年度末にカルゴン・カーボン社の企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っているため、前年同期実績の数値には
会計処理の確定影響を遡及して適用しています。
21
金額表示は億円未満四捨五入にしております。
本資料中の業績予想、見通し及び事業計画についての
記載は、将来の事業環境・経済状況等に関する現時点での
仮定・推測に基づいています。実際の業績は、これと異なる
結果となる可能性があることをご承知おき下さい。