3405 クラレ 2019-05-15 13:00:00
2019年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月15日
上 場 会 社 名 株式会社クラレ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3405 URL https://www.kuraray.co.jp
代 表 者
(役職名) 代表取締役社長 (氏名) 伊藤 正明
経営企画室
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 植垣 文雄 (TEL) 03-6701-1070
IR・広報部長
四半期報告書提出予定日 2019年5月15日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト、機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年12月期第1四半期の連結業績(2019年1月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第1四半期 141,646 △5.0 14,632 △34.5 12,794 △41.6 6,085 △59.7
2018年12月期第1四半期 149,158 18.1 22,329 △2.0 21,919 △0.7 15,111 △1.1
(注) 包括利益 2019年12月期 4,543百万円( -%) 2018年12月期 △5,192百万円( -%)
第1四半期 第1四半期
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期第1四半期 17.48 17.45
2018年12月期第1四半期 43.07 42.98
(注)前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2018年12月期第1四半期に係る
各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年12月期第1四半期 990,654 562,060 55.5
2018年12月期 947,095 567,033 58.6
(参考) 自己資本 2019年12月期第1四半期 550,297百万円
2018年12月期 555,438百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期連結会計
期間の期首から適用しており、2018年12月期の連結財政状態については、当該会計基準を遡って適用した後の数値
となっています。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年12月期 - 20.00 - 22.00 42.00
2019年12月期 -
2019年12月期(予想) 20.00 - 22.00 42.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2019年12月期の連結業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 290,000 △3.8 29,000 △20.0 26,500 △23.3 16,000 △29.2 46.03
通期 608,000 0.8 69,500 5.6 65,000 6.3 40,000 19.2 115.08
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、四半期決算短信(添付資料)8ページ「(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
会計方針の変更等」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期1Q 354,863,603株 2018年12月期 354,863,603株
② 期末自己株式数 2019年12月期1Q 7,288,033株 2018年12月期 6,179,578株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期1Q 348,198,564株 2018年12月期1Q 350,842,306株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料)3ペー
ジ「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
(企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………9
-1-
株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年3月31日)における世界経済は、好調を維持していた米国に
おいて財政政策の効果が徐々に薄れ、成長に陰りが見え始めたほか、米中貿易戦争の影響による中国経済の鈍化や、
欧州における政治混乱の増大、新興国における信用不安などが影響し、減速しました。かかる状況下、当社業績にお
いても、売上高は前年同期比7,511百万円(5.0%)減の141,646百万円、営業利益は7,697百万円(34.5%)減の
14,632百万円、経常利益は9,125百万円(41.6%)減の12,794百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,025百
万円(59.7%)減の6,085百万円と前年同期を下回る結果となりました。
当社グループは2018年度より中期経営計画「PROUD 2020」をスタートさせました。2年目となる2019年度において
も、ありたい姿である「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指し
て、「PROUD 2020」で掲げた主要経営戦略の具体的施策を順次実施し、中長期的な視点に基づく、新たな事業ポート
フォリオ構築に継続して取り組んでまいります。
なお、2018年3月9日付で行われたCalgon Carbon Corporation株式の取得に伴う企業結合について、前第1四半
期連結会計期間は暫定的な会計処理を行っていましたが、前連結会計年度末に確定したため、前年同四半期連結累計
期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。
また、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期
連結会計期間の期首から適用しており、財政状態に関する説明については、当該会計基準等を遡って適用した後の数
値で前連結会計年度との比較・分析を行っています。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は66,224百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益は10,809百万円(同31.3%減)となりま
した。
① ポバール樹脂は汎用用途の販売量が減少しました。光学用ポバールフィルムは、一部生産ラインの操業低下の影
響を受け、前年同期並の出荷となりました。また、PVBフィルムは、景気減速の影響を受け、自動車、建築用
途ともに苦戦しました。一方、水溶性ポバールフィルムは引き続き販売が拡大しました。
② EVOH樹脂<エバール>は、昨年米国工場で発生した事故の影響が長引き、食品包材用途の販売量が減少しま
した。また、自動車生産台数の減少に伴い、自動車ガソリンタンク用途も低調に推移しました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は13,618百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益は3,739百万円(同13.3%減)となりまし
た。
① イソプレン関連では、昨年まで上昇基調にあった原燃料価格が下落に転じましたが、熱可塑性エラストマー<セ
プトン>で中国を中心に需要が縮小し、販売量が減少しました。一方、ファインケミカルは堅調に推移しまし
た。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、原燃料価格の下落が追い風となりましたが、電気・電子デバイスの需
要低迷により、コネクタ用途の出荷が減少しました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は30,456百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は1,127百万円(同26.4%減)となりまし
た。
① メタクリルの販売量は減少しましたが、高付加価値化が進んだことに加え、原燃料価格の下落も寄与し、堅調に
推移しました。
② メディカルは、歯科材料の審美修復関連製品を中心に堅調に推移しました。
③ カルゴン・カーボンは、堅調な需要が継続しましたが、米国工場で発生したユーティリティ設備の不調による操
業低下の影響を受けました。一方、炭素材料は高付加価値製品の販売が拡大しました。
[繊維]
当セグメントの売上高は16,537百万円(前年同期比0.8%減)、営業利益は1,118百万円(同19.6%増)となりまし
た。
① 人工皮革<クラリーノ>は、ラグジュアリー商品用途は引き続き堅調に推移しましたが、スポーツシューズなど
靴用途の販売量が減少しました。
② 繊維資材では、ビニロンのゴム資材向け販売量が増加しました。
③ 生活資材では、<クラフレックス>で汎用品の数量が減少しましたが、高付加価値品の販売が拡大し、堅調に推
移しました。
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
[トレーディング]
繊維関連事業は、スポーツ衣料用途を中心に堅調に推移したものの、樹脂・化成品関連事業は主に中国向け輸出が
減少しました。その結果、売上高は31,380百万円(前年同期比3.3%減)、営業利益は874百万円(同22.4%減)とな
りました。
[その他]
その他事業は、売上高は14,219百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は新事業の研究開発費の増加などが影響
し、131百万円(同55.4%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
総資産は、有価証券の増加及び有形固定資産の増加等により前連結会計年度末比43,559百万円増の990,654百万円
となりました。負債は、コマーシャル・ペーパーの発行及びその他固定負債の増加等により前連結会計年度末比
48,532百万円増の428,594百万円となりました。有形固定資産及びその他固定負債増加の要因は、主として当第1四
半期連結会計期間より一部の海外関係会社について「リース」(IFRS第16号)を適用したため、使用権資産とリース
負債がそれぞれ増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末比4,972百万円減少し、562,060百万円となりました。自己資本は550,297百万円とな
り、自己資本比率は55.5%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
最近の業績動向を踏まえ2019年12月期の連結業績予想を以下のとおり修正いたします。
2019年12月期 第2四半期連結累計期間業績予想数値の修正
(2019年1月1日~2019年6月30日)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A)
(2019年2月13日) 312,000 38,500 36,500 23,000 65 96
今回修正予想(B) 290,000 29,000 26,500 16,000 46 03
増減額(B-A) △22,000 △9,500 △10,000 △7,000
増減率(%) △7.1 △24.7 △27.4 △30.4
2019年12月期 通期連結累計期間業績予想数値の修正
(2019年1月1日~2019年12月31日)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A)
(2019年2月13日) 630,000 79,000 75,000 47,000 134 79
今回修正予想(B) 608,000 69,500 65,000 40,000 115 08
増減額(B-A) △22,000 △9,500 △10,000 △7,000
増減率(%) △3.5 △12.0 △13.3 △14.9
注:上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいており、実際の業績は、今後様々な要因によ
って大きく異なることがあります。
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 67,022 68,808
受取手形及び売掛金 128,107 121,746
有価証券 32,921 49,683
商品及び製品 101,081 106,633
仕掛品 15,221 16,854
原材料及び貯蔵品 36,667 36,473
その他 14,315 16,549
貸倒引当金 △426 △414
流動資産合計 394,910 416,335
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 74,182 74,904
機械装置及び運搬具(純額) 204,215 205,657
土地 22,707 22,425
建設仮勘定 49,468 55,288
その他(純額) 6,837 26,547
有形固定資産合計 357,411 384,823
無形固定資産
のれん 66,485 65,324
顧客関係資産 36,263 35,627
その他 41,400 38,287
無形固定資産合計 144,150 139,239
投資その他の資産
投資有価証券 29,509 28,399
長期貸付金 218 217
退職給付に係る資産 1,101 1,173
繰延税金資産 12,993 14,002
その他 6,840 6,495
貸倒引当金 △40 △32
投資その他の資産合計 50,622 50,255
固定資産合計 552,184 574,319
資産合計 947,095 990,654
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 45,408 40,905
短期借入金 46,540 47,099
コマーシャル・ペーパー - 30,000
未払費用 12,201 11,466
未払法人税等 8,474 5,448
賞与引当金 6,681 8,451
その他の引当金 266 311
その他 25,212 29,151
流動負債合計 144,785 172,835
固定負債
社債 50,000 50,000
長期借入金 120,049 122,126
繰延税金負債 24,951 24,675
役員退職慰労引当金 237 219
環境対策引当金 5,716 5,174
退職給付に係る負債 18,065 18,816
資産除去債務 5,070 5,002
その他 11,185 29,744
固定負債合計 235,276 255,758
負債合計 380,062 428,594
純資産の部
株主資本
資本金 88,955 88,955
資本剰余金 87,207 87,204
利益剰余金 364,841 363,255
自己株式 △9,746 △11,378
株主資本合計 531,257 528,037
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 7,822 7,318
繰延ヘッジ損益 1 27
為替換算調整勘定 20,382 19,048
退職給付に係る調整累計額 △4,025 △4,134
その他の包括利益累計額合計 24,181 22,260
新株予約権 587 676
非支配株主持分 11,007 11,086
純資産合計 567,033 562,060
負債純資産合計 947,095 990,654
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 149,158 141,646
売上原価 95,571 96,061
売上総利益 53,586 45,585
販売費及び一般管理費
販売費 8,099 8,191
一般管理費 23,156 22,760
販売費及び一般管理費合計 31,256 30,952
営業利益 22,329 14,632
営業外収益
受取利息 170 70
受取配当金 808 45
持分法による投資利益 75 59
受取保険金 - 174
その他 444 335
営業外収益合計 1,499 686
営業外費用
支払利息 391 382
為替差損 459 557
その他 1,058 1,583
営業外費用合計 1,909 2,523
経常利益 21,919 12,794
特別利益
投資有価証券売却益 - 1,568
受取補填金 336 -
特別利益合計 336 1,568
特別損失
減損損失 - 3,392
固定資産廃棄損 - 606
買収関連費用 700 -
災害損失 419 -
特別損失合計 1,120 3,999
税金等調整前四半期純利益 21,135 10,363
法人税、住民税及び事業税 7,635 4,999
法人税等調整額 △1,912 △1,047
法人税等合計 5,722 3,952
四半期純利益 15,412 6,411
非支配株主に帰属する四半期純利益 301 326
親会社株主に帰属する四半期純利益 15,111 6,085
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四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
四半期純利益 15,412 6,411
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △789 △503
繰延ヘッジ損益 555 26
為替換算調整勘定 △20,570 △1,281
退職給付に係る調整額 200 △109
その他の包括利益合計 △20,604 △1,868
四半期包括利益 △5,192 4,543
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △5,492 4,164
非支配株主に係る四半期包括利益 300 379
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2019年2月13日開催の取締役会において自己株式の取得を決議し、取得株式数5,000千株、総額10,000百万
円を上限として取得を進めています。この取得等により、当第1四半期連結累計期間において、自己株式が1,631百万
円増加し、当第1四半期連結会計期間末において自己株式が11,378百万円となっています。
(会計方針の変更)
(会計基準等の改正等に伴う会計方針の変更)
当第1四半期連結会計期間より一部の海外関係会社について「リース」(IFRS第16号)を適用しています。これに
より、IAS第17号におけるオペレーティング・リース(借手)については、適用開始日に使用権資産及びリース負債
を認識しています。当該会計基準の適用にあたり、当社グループは経過措置として認められている累積的影響を適用
開始日に認識する方法を採用しました。
この結果、当第1四半期連結会計期間の四半期連結貸借対照表は有形固定資産のその他19,653百万円、無形固定資
産のその他227百万円、流動負債のその他1,333百万円及び固定負債のその他18,609百万円が増加しています。
なお、この変更による当第1四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微です。
(追加情報)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期連結会
計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分
に表示しています。
(企業結合等関係)
(比較情報における取得原価の当初配分額の重要な見直し)
当社は、2018年3月9日付でCalgon Carbon Corporationの全株式を取得しました。これに伴い、2018年1月1日
をみなし取得日として前第1四半期連結会計期間は暫定的な会計処理を行っていましたが、前連結会計年度末に確
定しています。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第1四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報にお
いて取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されており、主として有形固定資産である機械装置及び運搬具に
14,244百万円が配分された結果、暫定的に算定されたのれんの金額は85,688百万円から35,177百万円減少し、
50,511百万円となりました。
この結果、前第1四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書は、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
純利益がそれぞれ971百万円減少しています。
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株式会社クラレ(3405) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
Ⅰ. 前第1四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
ビニルア イソプ トレーデ (注)1 (注)2 計上額
機能材料 繊維 計
セテート レン ィング (注)3
売上高
外部顧客への
売上高 60,117 7,592 27,295 12,823 31,849 139,677 9,480 149,158 - 149,158
セグメント間
の内部売上高 9,067 7,034 3,941 3,842 605 24,491 3,295 27,786 △27,786 -
又は振替高
計 69,184 14,626 31,237 16,665 32,454 164,168 12,776 176,945 △27,786 149,158
セグメント利益 15,738 4,313 1,531 934 1,126 23,643 295 23,939 △1,609 22,329
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アクア事業、エンジニアリング
事業等を含んでいます。
2. セグメント利益の調整額△1,609百万円には、セグメント間取引消去569百万円及び各報告セグメントに配
分していない全社費用△2,179百万円を含んでいます。全社費用の主なものは、提出会社の基礎研究費で
す。
3. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整しています。
Ⅱ. 当第1四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
ビニルア イソプ トレーデ (注)1 (注)2 計上額
機能材料 繊維 計
セテート レン ィング (注)3
売上高
外部顧客への
売上高 55,444 7,731 25,479 13,098 30,740 132,494 9,152 141,646 - 141,646
セグメント間
の内部売上高 10,780 5,887 4,977 3,438 640 25,724 5,067 30,791 △30,791 -
又は振替高
計 66,224 13,618 30,456 16,537 31,380 158,218 14,219 172,438 △30,791 141,646
セグメント利益 10,809 3,739 1,127 1,118 874 17,669 131 17,800 △3,168 14,632
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アクア事業、エンジニアリング
事業等を含んでいます。
2. セグメント利益の調整額△3,168百万円には、セグメント間取引消去463百万円及び各報告セグメントに配
分していない全社費用△3,631百万円を含んでいます。全社費用の主なものは、提出会社の基礎研究費で
す。
3. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整しています。
4.前連結会計年度末において、企業結合による暫定的な会計処理の確定を行っており、前第1四半期連結累
計期間については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「ビニルアセテート」セグメントにおいて、減損損失を計上しています。なお、当該減損損失の計上額は、当
第1四半期連結累計期間においては3,392百万円です。
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