2019年度第2四半期決算 及び
2019年度業績見通し
説明資料
帝人株式会社
2019年11月1日
第2四半期のポイント
■上期実績
上期の営業利益は、ポリカーボネート市況の低迷や主力医薬品の欧米に
おける後発品の影響で前年対比減益（▲24億円）となった一方、自動車
向け複合成形材料事業のCSP社*1における想定通りの収益性回復の進捗に
加え、アラミド事業、国内ヘルスケア事業、IT事業の好調により、前回
見通し320億円に対して338億円（＋18億円）となった。
■通期見通し
CSP社複合成形材料の主要用途であるピックアップトラックおよびSUVの
北米需要は堅調である一方、欧州・中国での自動車販売低迷の影響が、
マテリアルの各事業において顕在化しつつあり、さらなる世界経済の成
長鈍化を想定し、通期の営業利益を前回見通し*2 600億円から550億円に
修正する。
*1 Continental Structural Plastics Holdings Corporation
*2 前回見通しは2019年8月2日公表
1
目次
1. 2019年度第2四半期決算 P. 3
2. 2019年度業績見通し P.12
3. 参考資料 P.16
見通しに関するご注意
当資料に記載されている内容は、種々の前提に基づいたものであり、記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、
保証するものではありません。
本資料は2019年11月1日午前11時30分に公表した弊社決算に基づくものです。
1. 2019年度第2四半期決算
3
1. 2019年度第2四半期決算
上期実績ハイライト [前年同期対比]
• ポリカーボネート市況の低迷や主力医薬品の海外後発品の影響により微減収・減益
• 為替影響による営業外損益の悪化に加え、フィルム事業子会社譲渡に係る一時費用の
特別損失への計上等もあり、四半期純利益も減益
（単位：億円）
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 四半期純利益
4,394 4,460 4,360 362 338
320 339
220 204
18年度 19年度 19年度 18年度 19年度 19年度 18年度 19年度 19年度
＊ ＊ ＊
実績 前回見通し 実績 実績 前回見通し 実績 実績 前回見通し 実績
＊前回見通しは2019年8月2日公表 4
1. 2019年度第2四半期決算
上期実績
（億円） （億円）
18年度 19年度 18年度 19年度
差異 増減率 差異 増減率
上期 上期 上期 上期
*4
売上高 4,394 4,360 -34 -0.8% 設備投資 259 296 +37 +14.4%
営業利益 362 338 -24 -6.7% 減価償却費 234 251 +17 +7.1%
営業外損益 36 -7 -42 - 研究開発費 167 164 -3 -2.1%
経常利益 398 331 -67 -16.8%
特別損益 36 -41 -77 -
税金等調整前
433 290 -144 -33.1%
四半期純利益
親会社株主に帰属する
339 204 -135 -39.7%
四半期純利益 ◇為替・原油価格 18年度 19年度
上期 上期
ROE *1
16.7% 10.0% -6.7% 円／米ドル 110 109
PL換算レート
営業利益ROIC *2
10.8% 10.1% -0.6% 円／ユーロ 130 121
EBITDA *3
596 588 -8 原油(Dubai)価格（米ドル/バレル） 73 64
*1「親会社株主に帰属する四半期純利益÷自己資本」にて算出 *3「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出
*2「営業利益÷投下資本」にて算出 *4 設備投資には無形固定資産を含む
（投下資本 = 純資産＋有利子負債－現金及び預金）
*1,2は年換算後の数値
5
1. 2019年度第2四半期決算
セグメント別
（億円）
18年度実績 19年度実績 差異 19年度 差異
＊
前年同期 増減率 前回見通し 前回
1Q 2Q 上期 1Q 2Q 上期
対比 上期 見通し対比
売上高
マテリアル事業 687 657 1,344 627 610 1,238 -106 -7.9% 1,295 -57
繊維・製品事業 738 803 1,540 738 804 1,542 +2 +0.1% 1,650 -108
複合成形材料事業ほか 219 217 436 234 244 478 +42 +9.6% 455 +23
マテリアル 計 1,644 1,676 3,320 1,599 1,659 3,258 -62 -1.9% 3,400 -142
ヘルスケア 392 412 804 398 391 789 -15 -1.9% 760 +29
その他 128 142 270 149 164 314 +44 +16.2% 300 +14
合計 2,164 2,230 4,394 2,146 2,214 4,360 -34 -0.8% 4,460 -100
営業利益
マテリアル 90 56 146 64 65 129 -17 -11.4% 140 -11
ヘルスケア 99 119 219 105 89 194 -24 -11.1% 185 +9
その他 6 19 26 13 25 39 +13 +51.3% 25 +14
消去又は全社 -13 -15 -28 -13 -11 -25 +3 - -30 +5
合計 183 179 362 170 168 338 -24 -6.7% 320 +18
＊前回見通しは2019年8月2日公表
6
1. 2019年度第2四半期決算
マテリアル事業領域 アラミド繊維
（億円） - 自動車関連用途で販売数量やや減少
18年度 19年度 - 売値・構成差の改善で収益貢献
差異 増減率
上期 上期
炭素繊維
売上高 3,320 3,258 -62 -1.9%
- 航空機用途は順調に推移
営業利益 146 129 -17 -11.4%
* - コンパウンド用途の販売減少
EBITDA 307 306 -1 -0.4%
- 先行投資増あり
減価償却費 161 177 +15 +9.5%
樹脂
＜EBITDA*増減内訳＞
- ポリカーボネート市況の悪化による製品
（億円）
価格の低下を原料価格低下で補えず
18年度 売値・ 原燃料 為替 19年度
数量差 その他
上期 構成差 単価差 影響 上期
複合成形材料他
- CSP社の自動車向け量産部品売上が堅調
▲5 ▲5 ＋4
▲40 ＋45 繊維・製品
307 306
- 衣料繊維は低調
- 産業資材では自動車向けが不振だがイン
* 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出
フラや水処理向けが収益貢献
7
1. 2019年度第2四半期決算
ヘルスケア事業領域
（億円） 医薬品
18年度 19年度
差異 増減率 -「フェブリク」が国内では順調に販売
上期 上期
拡大したが、欧米で後発品の影響を受
売上高 804 789 -15 -1.9%
け収益低下
営業利益 219 194 -24 -11.1%
EBITDA * 278 254 -24 -8.7% 在宅医療
減価償却費 59 59 +0 +0.1% - 睡眠時無呼吸症候群治療におけるCPAP
のレンタル台数が順調に伸長
（億円）
＜EBITDA*増減内訳＞ 新ヘルスケア
18年度 売値・ 19年度
数量差 その他
上期 構成差 上期 - 埋め込み型医療機器事業が堅調
▲10 ▲5 ▲9
278 254
* 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出
8
1. 2019年度第2四半期決算
その他
（億円） IT
18年度 19年度
差異 増減率 - 電子コミック配信サービス及び
上期 上期
売上高 270 314 +44 +16.2%
病院向けITサービスが順調
営業利益 26 39 +13 +51.3%
9
1. 2019年度第2四半期決算
営業外損益 特別損益
（億円） （億円）
18年度 19年度 18年度 19年度
差異 差異
上期 上期 上期 上期
受取利息 5 5 +0 固定資産売却益 3 0 -2
受取配当金 13 8 -5 投資有価証券売却益 36 38 +2
持分法による投資利益 14 11 -3 受取和解金 45 - -45
為替差益 - 19 +19 その他 2 5 +3
デリバティブ評価益 43 - -43 特別利益 計 85 44 -42
雑収益 6 3 -3 固定資産除売却損 9 11 +2
営業外収益 計 81 47 -35 減損損失 39 20 -20
支払利息 17 19 +2 事業構造改善費用 0 44 +44
為替差損 18 - -18 その他 1 10 +9
デリバティブ評価損 - 21 +21 特別損失 計 50 85 +35
雑損失 10 14 +4 特別損益 計 36 -41 -77
営業外費用 計 46 53 +8
営業外損益 計 36 -7 -42
10
1. 2019年度第2四半期決算
財政状態 キャッシュ・フローの状況
（億円） （億円）
19年 19年 内 為替 18年度 19年度
差異 差異
3月末 9月末 換算影響 上期 上期
総資産 10,207 10,307 +100 -154 営業活動 339 416 +77
負債 5,934 6,103 +169 -49 投資活動 -423 -487 -64
(内 有利子負債) 3,692 4,076 +385 -26 フリー・キャッシュ・フロー -84 -71 +13
純資産 4,272 4,204 -68 -104 財務活動他 199 211 +12
現金及び
D/Eレシオ 0.90 1.01 +0.11 - 115 140 +25
現金同等物増減
◇ 総資産 増減内訳 （億円） ◇ BS換算レート
19年 19年
3月末 9月末
円／米ドル 111 108
▲81 +37
+141 ▲162 +165 投資 その他 円／ユーロ 125 118
10,207 現預金 有価証券 資産
10,307
等 売上 固定
債権 資産
’19.3 ’19.9
11
２．2019年度業績見通し
12
2. 2019年度業績見通し
通期見通しハイライト [前回見通し対比] （単位：億円）
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 当期純利益
4.4%減 8.3%減 17.1%減
8,886 9,000 8,600
600 600
550 451
410
340
18年度 19年度 19年度 18年度 19年度 19年度 18年度 19年度 19年度
実績 前回見通し* 見通し 実績 前回見通し* 見通し 実績 前回見通し* 見通し
• マテリアル：下方修正 • マテリアル：下方修正 • 特別損失の影響もあり、下方修正
• ヘルスケア：据え置き • ヘルスケア：据え置き
◇前提条件 18年度 19年度 19年度
実績 前回見通し* 見通し 配当金見通し：
通期平均為替レート
円／米ドル 111 108 108 据え置き（年間 60円/株）
円／ユーロ 128 123 121
中間実績 30円/株 期末 30円/株
原油(Dubai)価格（米ドル/バレル） 69 65 62
＊前回見通しは2019年8月2日公表 13
2. 2019年度業績見通し
通期見通し
18年度 19年度 19年度 前回見通し
差異 増減率 *5 増減率
（億円） 実績 見通し 前回見通し との差異
売上高 8,886 8,600 -286 -3.2% 9,000 -400 -4.4%
営業利益 600 550 -50 -8.3% 600 -50 -8.3%
経常利益 603 540 -63 -10.4% 600 -60 -10.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 451 340 -111 -24.5% 410 -70 -17.1%
*1
ROE 11.2% 8% -3% 10% -2%
*2
営業利益ROIC 9.3% 8% -1% 9% -1%
*3
EBITDA 1,076 1,080 +4 1,150 -70
フリー・キャッシュ・フロー 396 150 -246 150 0
*4
設備投資 628 700 +72 700 0
減価償却費 476 530 +54 550 -20
研究開発費 364 380 +16 380 0
*1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本*」にて算出 ＊ 純資産＋有利子負債－現金及び預金
*3 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出
*4 設備投資には無形固定資産を含む
*5 前回見通しは2019年8月2日公表
14
2. 2019年度業績見通し
・ROEは2017-2018年度は中期目標を達成も、2019年度は未達見込み
業績指標 ・営業利益ROICは中期目標を達成見込み
・EBITDAは2019年度の中期目標を未達見込み
中期 中期 2019年度 1,200億円超
目標 ROE*1 10％以上 目標 EBITDA*3
2025年度 2,000億円超
2019年度見通し
15.7% 2019年度見通し 2,000超
15% 12.5%
8%
10.6% 11.2% 2,000
推移 10% 1,080億円
17~19年度平均
5%
10%以上 1,500
0% 1,155
-2.8% （年度） 推移 1,060 1,076
-5% 958
1,000 821
'14 '15 '16 '17 '18 '19
見通し
中期
中期 500
目標
目標 営業利益ROIC*2 8％以上
0
2019年度見通し （億円） '14 '15 '16 '17 '18 '19 .. '25（年度）
15% 12.7% 11.2% 見通し 目標
10.0% 8%
10%
9.3%
推移 *1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本＊」にて算出
5% 7.1% 17~19年度平均
*投下資本 = 純資産＋有利子負債－現金及び預金
9%以上 *3 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出
0%
'14 '15 '16 '17 '18 '19 （年度）
見通し 15
3. 参考資料
16
3. 参考資料（第2四半期決算）
EBITDA*増減（連結合計） [前年同期対比]
（億円）
18年度 19年度
差異 増減率
上期 上期
売上高 4,394 4,360 -34 -0.8%
営業利益 362 338 -24 -6.7%
EBITDA 596 588 -8 -1.3%
減価償却費 234 251 +17 +7.1%
（億円）
18年度 売値・ 原燃料 為替 19年度
内訳 数量差 その他
上期 構成差 単価差 影響 上期
0 ▲45 ▲5 ▲3
EBITDA* ＋45
増減内訳
596 588
* 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出 17
3. 参考資料（第2四半期決算）
セグメント別 売上高・営業利益 四半期推移
（億円）
18年度 19年度 19年度 差異 差異
19/2Q 19/2Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
-18/2Q -19/1Q
売上高
マテリアル事業 687 657 628 667 627 610 -46 -17
繊維・製品事業 738 803 812 831 738 804 +2 +67
複合成形材料事業ほか 219 217 227 231 234 244 +27 +10
マテリアル 計 1,644 1,676 1,667 1,729 1,599 1,659 -17 +60
ヘルスケア 392 412 397 374 398 391 -21 -7
その他 128 142 139 187 149 164 +22 +15
合計 2,164 2,230 2,202 2,289 2,146 2,214 -16 +68
営業利益
マテリアル 90 56 27 62 64 65 +9 +1
ヘルスケア 99 119 94 42 105 89 -30 -16
その他 6 19 13 33 13 25 +6 +12
消去又は全社 -13 -15 -15 -18 -13 -11 +3 +2
合計 183 179 119 119 170 168 -11 -2
18
3. 参考資料（第2四半期決算）
連結損益計算書 四半期推移 （億円）
18年度 19年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
売上高 2,164 2,230 2,202 2,289 2,146 2,214
売上原価 1,477 1,556 1,564 1,610 1,470 1,534
売上総利益 687 674 638 679 677 680
販管費 505 494 519 560 507 512
営業利益 183 179 119 119 170 168
営業外損益 29 6 -4 -29 -1 -6
（内 金融収支） 6 -6 1 -4 -1 -5
（内 持分法投資損益） 3 11 2 -12 4 7
経常利益 212 186 115 90 169 162
特別損益 49 -13 -6 -29 -18 -23
税金等調整前四半期純利益 261 173 109 61 151 139
法人税等 64 24 37 11 40 37
非支配株主に帰属する
2 5 4 7 3 5
四半期純利益
親会社株主に帰属する
195 144 68 43 108 97
四半期純利益
19
3. 参考資料（第2四半期決算）
連結貸借対照表 四半期推移
（億円）
17年度 18年度 19年度 19年度
9月末 12月末 3月末* 6月末 9月末 12月末 3月末 6月末 9月末
資産
流動資産 4,595 4,755 4,779 5,205 5,465 5,227 5,239 5,116 5,255
固定資産 4,943 5,031 5,041 5,076 5,063 4,930 4,968 4,910 5,052
合計 9,538 9,786 9,820 10,281 10,528 10,157 10,207 10,026 10,307
負債・純資産
負債 5,560 5,673 5,737 6,047 6,193 5,860 5,934 5,860 6,103
(内 有利子負債) 3,411 3,475 3,442 3,852 4,007 3,740 3,692 3,743 4,076
純資産 3,978 4,113 4,082 4,234 4,335 4,297 4,272 4,166 4,204
合計 9,538 9,786 9,820 10,281 10,528 10,157 10,207 10,026 10,307
*「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」（企業会計基準第28号 2018年2月16日）等を18年度から
適用しており、2017年度末（2018年3月末）については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載
20
3. 参考資料（見通し）
セグメント別 売上高・営業利益 [前期対比]
（億円）
18年度実績 19年度見通し 差異
上期 下期 年間 上期 下期 年間 上期 下期 年間
売上高
マテリアル事業 1,344 1,295 2,639 1,238 1,132 2,370 -106 -163 -269
繊維・製品事業 1,540 1,643 3,183 1,542 1,578 3,120 +2 -65 -63
複合成形材料事業ほか 436 458 894 478 472 950 +42 +14 +56
マテリアル 計 3,320 3,396 6,716 3,258 3,182 6,440 -62 -213 -276
ヘルスケア 804 771 1,575 789 711 1,500 -15 -60 -75
その他 270 325 595 314 346 660 +44 +21 +65
合計 4,394 4,492 8,886 4,360 4,240 8,600 -34 -252 -286
営業利益
マテリアル 146 89 235 129 106 235 -17 +17 +0
ヘルスケア 219 136 355 194 116 310 -24 -20 -45
その他 26 46 72 39 41 80 +13 -5 +8
消去又は全社 -28 -33 -61 -25 -50 -75 +3 -17 -14
合計 362 238 600 338 212 550 -24 -26 -50
21
3. 参考資料（見通し）
セグメント別 売上高・営業利益 [前回見通し*対比]
（億円）
19年度前回見通し* 19年度見通し 差異
上期 下期 年間 上期 下期 年間 上期 下期 年間
売上高
マテリアル事業 1,295 1,225 2,520 1,238 1,132 2,370 -57 -93 -150
繊維・製品事業 1,650 1,750 3,400 1,542 1,578 3,120 -108 -172 -280
複合成形材料事業ほか 455 485 940 478 472 950 +23 -13 +10
マテリアル 計 3,400 3,460 6,860 3,258 3,182 6,440 -142 -278 -420
ヘルスケア 760 740 1,500 789 711 1,500 +29 -29 0
その他 300 340 640 314 346 660 +14 +6 +20
合計 4,460 4,540 9,000 4,360 4,240 8,600 -100 -300 -400
営業利益
マテリアル 140 145 285 129 106 235 -11 -39 -50
ヘルスケア 185 125 310 194 116 310 +9 -9 0
その他 25 50 75 39 41 80 +14 -9 +5
消去又は全社 -30 -40 -70 -25 -50 -75 +5 -10 -5
合計 320 280 600 338 212 550 +18 -68 -50
* 前回見通しは2019年8月2日公表
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3. 参考資料（見通し）
セグメント別 経営指標
（億円）
18年度 19年度 19年度 前回見通し
差異
実績 見通し 前回見通し
*1 との差異
*2
EBITDA
マテリアル 564 620 +56 690 -70
ヘルスケア 473 435 -38 435 0
その他 100 110 +10 105 +5
消去又は全社 -61 -85 -24 -80 -5
合計 1,076 1,080 +4 1,150 -70
（％）
*3
営業利益ROIC
マテリアル 5% 5% -0% 6% -1%
ヘルスケア 35% 34% -1% 34% 0%
合計 9% 8% -1% 9% -1%
*1 前回見通しは2019年8月2日公表
*2 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む）」にて算出
*3 「営業利益÷投下資本＊」にて算出 *投下資本 = 純資産＋有利子負債－現金及び預金
23
3. 参考資料（見通し）
主要経営指標推移
15年度 16年度 17年度 18年度 19年度
*6
実績 実績 実績 実績 見通し
*1
ROE 10.6% 15.7% 12.5% 11.2% 8%
*2
営業利益ROIC 12.7% 10.0% 11.2% 9.3% 8%
*3
EBITDA （億円） 1,060 958 1,155 1,076 1,080
*4
１株当たり当期純利益（円） 158.1 254.9 231.3 232.4 177.3
１株当たり配当金（円）*4 35 55 60 70* 60
*100周年記念配当10円／株を含む
総資産（億円） 8,234 9,641 9,820 10,207 10,500
有利子負債（億円） 3,033 3,762 3,442 3,692 3,800
*5
D/Eレシオ 1.01 1.11 0.88 0.90 0.9
自己資本比率 36.4% 35.1% 40.0% 40.2% 40%
*1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本＊」にて算出
*純資産＋有利子負債－現金及び預金
*3 「営業利益＋減価償却費（のれんを含む） 」にて算出
*4 株式併合による株数の変化を反映したベースで記載
*5 「有利子負債÷自己資本」にて算出
*6 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」（企業会計基準第28号 2018年2月16日）等を18年度から
適用しており、17年度実績については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載
24
3. 参考資料
発展戦略 (新規事業) の進捗 2019年度2Qのトピックス
マテリアル： 複合成形材料事業、米国テキサス州に工場新設
CSP社は、自動車向け複合成形材料事業の北米拠点を強化。テキサス州セギーン市の事
業用地に、約70百万ドルを投じて従業員200人規模の生産拠点を新設します。
新工場は、帝人グループにおいて、北米で 14 カ所目、グローバルでは25 カ所目の複合
材料部品の生産拠点となります。
帝人グループは、Tier1 サプライヤーとして、素材から部品設計におよぶ技術力の向上
や、グローバルな供給体制の拡充で、環境規制に対応した車体の軽量化に貢献し、2030 年
近傍には自動車向け複合材料製品事業で売上2,000 百万米ドル規模を目指しています。
ヘルスケア： リンケージと資本･業務提携、睡眠分野からフレイル予防まで
帝人株式会社は株式会社リンケージに出資し、業務提携を強化します。これまで、リン
ケージと契約する健康保険組合の特定保健指導の対象者に対し、不眠や睡眠障害の抑制を
目的として、帝人グループが展開する「Sleep Styles 睡眠力向上プログラム」をカスタマ
イズしたサービスを提供してきました。
今後は、睡眠分野に加えて業務提携の範囲を禁煙、フレイル*の重症化予防などにも広げ
ていきます。両社の提供強化で、少子高齢化を背景とした医療資源不足や地域格差といっ
た社会的課題に対して、オンライン診断･健康支援サービスの提供で貢献します。
* 加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態
25
3. 参考資料
医薬品事業・在宅医療事業の組織再編（2019年10月より）
26
3. 参考資料
主要医薬品 国内売上高実績推移
（億円）
18年度 19年度
品名 薬効
1Q 2Q 3Q 4Ｑ 計 1Q 2Q
フェブリク® 高尿酸血症・痛風治療剤 87 87 102 82 358 99 103
ボナロン® *1 骨粗鬆症治療剤 26 25 27 22 100 25 23
ワンアルファ® 骨粗鬆症治療剤 5 4 4 4 17 4 4
ベニロン® 重症感染症治療剤 13 13 14 12 53 16 15
ムコソルバン® 去痰剤 10 10 12 9 41 9 7
先端巨大症及び下垂体性巨人症、
ソマチュリン® *2
膵・神経内分泌腫瘍治療剤 8 9 10 10 37 11 11
ロコア® 経皮吸収型鎮痛消炎剤 5 5 6 4 20 6 6
ラキソベロン® 緩下剤 4 3 3 3 13 3 3
トライコア® 高脂血症治療剤 3 2 2 1 8 1 1
オルベスコ® 喘息治療剤 3 3 3 3 11 3 2
*1 ボナロン®/Bonalon® はMerck Sharp & Dohme Corp. (米)の登録商標です。
*2 ソマチュリン®/Somatuline® は Ipsen Pharma (仏) の登録商標です。
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3. 参考資料
疾患分野別臨床開発段階 （2019年9月末現在） * 承認取得／上市は直近１年間を記載
臨床開発段階
*
PhaseⅡ PhaseⅢ 承認申請 承認取得／上市
骨・関節 ITM-058
NT 201*1
領域 NT 201L
呼吸器 PTR-36
領域
TCF-12
代謝・循環器 TMX-049
ITM-014T STM-279*2
領域 TMX-049DN
TMX-67HK
その他 JTR-161*3 GGS-MPA*4 GGS-ON*4 GGS-CIDP*5
*1 2019年8月に製造販売承認申請を実施
*2 2019年3月に「アデノシンデアミナーゼ欠損症」に対する製造販売承認を取得
*3 2018年10月 急性期脳梗塞の適応取得に向けた第I/II相試験に着手
*4 ベニロンの適応拡大として開発中
*5 ベニロンの適応拡大として、2019年8月に「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎（多巣性運動ニューロパチーを含む）の筋力低下の改善」に対する適応追加の承
認を取得
28
3. 参考資料
新規開発医薬品 （2019年9月末現在）
【承認取得/上市*】 * 承認取得／上市は直近１年間を記載
開発コード（一般名） 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
STM-279 ADA（アデノ 本剤（ポリエチレングリコール修飾遺伝子組換 注射 導入：
（エラペグアデマーゼ（遺 シン・デアミ えウシADA類縁体）は、ADA欠損症患者に 英リーディアント社
伝子組換え）） ナーゼ）欠損症 ADAを補充することで、リンパ球の減少を抑え 2019年3月承認取得
る注射剤であり、重症複合免疫不全症
（SCID）の発症を回避することが期待される。
GGS-CIDP 慢性炎症性脱髄 本剤の免疫調節作用により、末梢神経の炎症を 注射 共同開発：
（乾燥スルホ化人免疫グロ 性多発根神経炎 抑制し、低下した筋力を改善することが期待さ KMバイオロジクス社
ブリン） （多巣性運動 れる。
（効能・効果追加）
ニューロパチー
を含む） 2019年8月承認取得
【承認申請】
開発コード（一般名） 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
NT 201 上肢痙縮 A1型ボツリヌス毒素活性本体による筋弛緩作用 注射 導入：
（インコボツリヌストキシ により、上肢痙縮における骨格筋の緊張の緩
独メルツ社
ンA） 和・改善が期待される。
2019年8月承認申請
GGS-ON 視神経炎 本剤の免疫調節作用により、視神経の炎症を抑 注射 共同開発：
（乾燥スルホ化人免疫グロ 制し、視機能を改善することが期待される。 KMバイオロジクス社
ブリン） （効能・効果追加）
2019年3月承認申請
29
3. 参考資料
新規開発医薬品 （2019年9月末現在）
【Phase Ⅲ】
開発コード（一般名） 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
ITM-058 骨粗鬆症 強力な骨形成作用により短期間で骨密度増加と 注射 導入：
（アバロパラチド酢酸塩） 骨折抑制効果が期待できる骨粗鬆症治療薬。既
仏イプセン社
存薬に比べ、強い骨密度増加作用と安全性（高
カルシウム血症のリスク低減）が期待できる。
NT 201L 下肢痙縮 A1型ボツリヌス毒素活性本体による筋弛緩作用 注射 導入：
（インコボツリヌストキシ により、下肢痙縮における骨格筋の緊張の緩
独メルツ社
ンA） 和・改善が期待される。
ITM-014T 甲状腺刺激ホル ソマトスタチン受容体を介したアポトーシスの 注射 導入：
（ランレオチド酢酸塩） モン産生下垂体 誘導（直接的作用）や細胞栄養因子の分泌制御
仏イプセン社
腫瘍 （間接的作用）を介した作用により、甲状腺機
能の正常化が期待できる。 （効能・効果追加）
GGS-MPA 顕微鏡的多発血 本剤の抗炎症作用と免疫調節作用により、自己 注射 共同開発：
（乾燥スルホ化人免疫グロ 管炎 免疫性血管炎を鎮静化させ、標準治療で残存す KMバイオロジクス社
ブリン） る神経障害（多発性単神経炎）を改善すること
（効能・効果追加）
が期待される。
30
3. 参考資料
新規開発医薬品 （2019年9月末現在）
【Phase Ⅱ】
開発コード（一般名） 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
新規作用機序（CRTh2拮抗作用）によって喘息 導入：
PTR-36 気管支喘息 錠剤
症状をコントロールする長期管理薬。 米GB001社
単剤による吸入ステロイドと同等の治療効果
（軽症患者）や吸入ステロイドとの併用による
十分な治療効果（軽症～重症の患者）が期待さ
れる。
繊維状吸着炭であり、尿毒素に対する高い吸着 自社開発品
TCF-12 慢性腎臓病 カプセル剤
能力から、慢性腎臓病（進行性）における尿毒
症症状の改善及び末期腎不全（ESRD）発症の
遅延、並びに用量低減による服薬アドヒアラン
スの向上が期待される。
非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬。新 自社開発品
TMX-049 高尿酸血症・痛 錠剤
規高尿酸血症治療薬として、有効性と安全性に
風 優れることが期待される。
TMX-049DN ２型糖尿病にお 非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬。 錠剤 自社開発品
ける糖尿病性腎 新規糖尿病性腎症治療薬として、腎症の進展抑
制が期待される。
臓病
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3. 参考資料
新規開発医薬品 （2019年9月末現在）
【Phase Ⅱ】
開発コード（一般名） 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
痛風・高尿酸血症の小児患者に対する、フェブ 自社開発品
TMX-67HK 小児の痛風・高 錠剤
リク® の適切な用法・用量を設定する。
（フェブキソスタット） 尿酸血症 （効能・効果追加）
本剤の強力な尿酸生成抑制効果により、小児患
者の血清尿酸値を適正な値に改善・維持するこ
とが期待される。
健康な日本人の抜歯体から単離した歯髄由来細 共同開発：
JTR-161 急性期脳梗塞 注射
胞を原材料とする他家ヒト細胞加工製品。骨髄
JCRファーマ社
などに比べて細胞採取時の侵襲性が低く、国内
で細胞ソースが調達できることが特徴。
免疫調整因子産生による炎症抑制、栄養因子産
生による臓器保護・再生促進などの効果が期待
される。
32
3. 参考資料
非財務情報 帝人グループのCSRマテリアリティとSDGs
帝人グループでは、CSRマテリアリティ（重要課題）の特定にあたり、
SDGs が示す社会課題を参照し、グローバルレベルで積極的に取り組んでいます
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3. 参考資料
非財務情報 ESG外部評価
GPIFの4つのESG指数全ての構成銘柄に採用
帝人は、年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）がESG投資の運用にあたって選定
する「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、
「MSCI日本株女性活躍指数（WIN）」「S&P/JPXカーボンエフィシェント指数」の4つの指数
全ての構成銘柄となっています。
ESG関係に優れている株式銘柄として3つのプログラムに選定
（経済産業省と東京証券取引所との共同主催）
「なでしこ」 「ホワイト500」 「攻めのIT経営」
女性活躍推進 健康経営推進 IT活用推進
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