3401 帝人 2019-08-02 11:30:00
2019年度 第1四半期決算 及び 業績見通し説明資料 [pdf]

2019年度 第1四半期決算及び
2019年度 業績見通し
       説明資料



     帝人株式会社
     2019年8月2日
目次




     1. 2019年度 第1四半期決算の概要                     P. 2


     2. 2019年度 業績見通しの概要                       P.14


     3. 参考資料                                  P.18



見通しに関するご注意
当資料に記載されている内容は、種々の前提に基づいたものであり、記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、
保証するものではありません。

本資料は2019年8月2日午前11時30分に公表した弊社決算に基づくものです。
1. 2019年度   第1四半期決算の概要




                         2
1. 2019年度     第1四半期決算の概要


  概況:
  第1四半期の営業利益は前年同期比減だが、直前四半期からは大幅回復
■全社営業利益四半期推移
                                            (単位:億円)




 ■セグメント別営業利益四半期推移                                       マテリアル
                                            (単位:億円)     - 18年度2Q以降、素材市況が急速に悪化
                     マテリアル        ヘルスケア
 150
                                                        - 18年度2Q・3Qに低下したCSP社*の
 100                                                      生産性は18年度4Q以降で回復
  50                                                    ヘルスケア
  0
       18年度    18年度      18年度        18年度     19年度
                                                        - 販売は一貫して良好
        1Q      2Q           3Q       4Q       1Q
                                                        - 18年度4Qは経費が集中
                                                    * 米国子会社のコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社(以下CSP)   3
1. 2019年度    第1四半期決算の概要

                               ・第1四半期の前年同期対比営業利益は減益
     決算ハイライト                   ・営業利益年間見通し*(600億円)に対する進捗は28%


  (単位:億円)
                                                       親会社株主に帰属する
               売上高                     営業利益                 四半期純利益

               -0.8%                   -7.1%                 -44.7%

       2,164           2,146
                                 183
                                               170

                                                      195


                                                                      108




      18年度           19年度       18年度           19年度   18年度        19年度
        1Q              1Q       1Q             1Q     1Q             1Q


  • ポリカーボネート市況が高騰していた前年同期対比で営業利益は減益。アラミド繊維と
    ヘルスケアの好調に加え、CSPの生産性の回復もあり、営業利益の年間見通しに対する
    進捗は順調
  • 営業外損益の為替影響による悪化や特別損失の増加等が加わり、四半期純利益も減益
                                                                * 2019年5月9日公表   4
 1. 2019年度    第1四半期決算の概要




 経営成績
                                        (億円)                                           (億円)
                18年度 19年度                                   18年度 19年度
                                 差異     増減率                                  差異        増減率
                 1Q   1Q                                     1Q   1Q
売上高             2,164   2,146     -18    -0.8%    設備投資 *4    119     140     +21 +17.4%
営業利益              183    170      -13    -7.1%    減価償却費      116     125         +9    +7.6%
営業外損益              29      -1     -30         -   研究開発費         83    79         -4        -4.4%
経常利益              212    169      -43   -20.4%
特別損益               49     -18     -67         -
税金等調整前
                  261    151     -110   -42.3%
四半期純利益
親会社株主に帰属する
                  195    108      -87   -44.7%    ◇19年度1Q前提条件            18年度 19年度
四半期純利益                                                                                       差異
                                                                           1Q  1Q
                                                            円/米ドル          109    110         +1
    *1                                            PL換算レート
ROE             19.5% 10.6%     -8.8%                       円/ユーロ          130    123         -7
営業利益ROIC *2     11.2% 10.3%     -0.9%             原油(Dubai)価格(米ドル/バレル)      72        67      -5

EBITDA *3         299    294       -4

    *1「親会社株主に帰属する四半期純利益÷自己資本」にて算出             *3「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
    *2「営業利益÷投下資本」にて算出                         *4 設備投資には無形固定資産を含む
       (投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金)
    *1,2は年換算後の数値


                                                                                                  5
 1. 2019年度   第1四半期決算の概要




 営業外損益                                     特別損益
                                   (億円)                             (億円)
                 18年度       19年度                       18年度 19年度
                                    差異                               差異
                  1Q          1Q                         1Q   1Q
受取利息                3          3      -0   固定資産売却益        2    0       -2
受取配当金               12         6      -6   投資有価証券売却益      5   37     +32
持分法による投資利益          3          4     +1    受取和解金         45     -     -45
為替差益                    -     15    +15    その他            0    0      +0
デリバティブ評価益           29         -     -29   特別利益 計        52   37      -15
雑収益                 4          2      -2   固定資産除売却損       2    2       -1
営業外収益 計             50        29     -21   減損損失           1   17     +16
支払利息                8          9     +1    事業構造改善費用       0   34     +34
為替差損                9          -      -9   その他            1    3      +2
デリバティブ評価損               -     17    +17    特別損失 計         3   55     +52
雑損失                 4          4     +0    特別損益 計        49   -18     -67
営業外費用 計             21        30     +9
営業外損益 計             29        -1     -30


                                                                          6
 1. 2019年度         第1四半期決算の概要


   財政状態                                                         キャッシュ・フローの状況
                                                   (億円)                                            (億円)
                    19年        19年                 内 為替                         18年度       19年度
                                            差異                                                       差異
                    3月末        6月末                 換算影響                          1Q         1Q
総資産                 10,207     10,026       -181      -91       営業活動              146       197      +51
負債                   5,934         5,860     -75      -28       投資活動             -122       -125          -2
 (内 有利子負債)           3,692         3,743    +51       -17       フリー・キャッシュ・フロー         23     72      +49
純資産                  4,272         4,166    -106      -63       財務活動他             268       -100     -368
                                                                現金及び
D/Eレシオ                0.90          0.94 +0.04              -                     292        -28     -319
                                                                現金同等物増減
                                                                * キャッシュ・フローについては金融商品取引法に基づく
                                                                  四半期レビューの対象外



  ◇ 総資産 増減内訳 (億円)                                               ◇ BS換算レート
                                                                                19年    19年
                                                                                                    差異
                                                                                3月末    6月末
             ▲27
                                                                    円/米ドル        111       108       -3
             現預金    ▲136     +40                                    円/ユーロ        125       122       -2
  10,207      等     売上               ▲109    +51
                             固定
                    債権       資産      投資 その他        10,026
                                    有価証券 資産



     ’19.3                                          ’19.6
                                                                                                           7
1. 2019年度   第1四半期決算の概要


 セグメント別 売上高・営業利益 四半期推移
                                                                         (億円)
                               18年度                  19年度        差異       差異
                                                                 19/1Q   19/1Q
                    1Q       2Q      3Q      4Q       1Q
                                                                -18/1Q   -18/4Q
売上高
    マテリアル事業          687      657     628     667      627         -60      -40
    繊維・製品事業          738      803     812     831      738         +0       -93
    複合成形材料事業ほか       219      217     227     231      234        +15       +3
 マテリアル 計            1,644    1,676   1,667   1,729   1,599         -45     -130
 ヘルスケア               392      412     397     374      398         +6      +24
 その他                 128      142     139     187      149        +21       -37
 合計                 2,164    2,230   2,202   2,289   2,146         -18     -143


営業利益
 マテリアル                90       56      27      62          64      -26      +2
 ヘルスケア                99      119      94      42      105         +6      +63
 その他                     6     19      13      33          13      +7       -20
 消去又は全社               -13      -15     -15     -18     -13          -0      +5
 合計                  183      179     119     119      170         -13     +51
                                                                                  8
1. 2019年度     第1四半期決算の概要

         マテリアル
          マテリアル                     素材市況悪化の中、高機能材料分野で収益確保
        (前年同期対比)

              売上高
                                     マテリアル事業
              -2.7%

                                       アラミド繊維は売値・販売構成の改善が収益に貢献
                                       炭素繊維は米国新工場立上げ関連費用が増加
                                       ポリカーボネート樹脂は汎用品で前年第2四半期以降の市
      1,644            1,599            況価格の大幅下落の影響を受けたが、高付加価値品販売が
                                        収益を下支え

                                     繊維・製品事業
     18年度1Q            19年度1Q(億円)

              営業利益                     衣料繊維は国内の市況影響により衣料品製品販売で苦戦
                                        したものの、産業資材は短繊維を中心に販売増
              -28.6%

                                     複合成形材料事業ほか


                                       北米のピックアップトラック、SUV等の需要増や新規モ
       90                               デルの立上げを背景に、CSPの自動車向け量産部品の販
                        64              売が増加

     18年度1Q           19年度1Q (億円)                                    9
1. 2019年度    第1四半期決算の概要

           ヘルスケア
            ヘルスケア                   「フェブリク」を中心に主力製品の好調を受け増益
        (前年同期対比)

             売上高

             +1.5%                    医薬品分野

                                         高尿酸血症・痛風治療薬「フェブリク」が順調に販売
                                          を拡大


      392            398

                                      在宅医療分野

    18年度1Q          19年度1Q   (億円)
                                         睡眠時無呼吸症候群治療装置(CPAP)は睡眠評価装置
            営業利益                          「SAS-2100」の活用等でレンタル台数が伸長
                                         在宅酸素療法(HOT)において、携帯型酸素濃縮器を
            +6.1%                         含め高水準のレンタル台数を維持



                                      新規ヘルスケア分野

                                         埋め込み型医療機器において人工関節や脊椎領域製
      99              105
                                          品が堅調に推移


    18年度1Q           19年度1Q (億円)                                       10
1. 2019年度    第1四半期決算の概要

             その他
              その他                  IT事業のネットビジネス分野が好調維持で増益
        (前年同期対比)

              売上高
            +16.6%                  IT事業

                                      電子コミック配信サービスが好調
                                      病院向けITサービス事業が順調に推移

                        149
       128




      18年度1Q              (億円)
                     19年度1Q

             営業利益

              +106.2%




                        13
        6


     18年度1Q          19年度1Q (億円)
                                                            11
1. 2019年度   第1四半期決算の概要


 EBITDA*増減内訳(前年同期対比)

          アラミド繊維と国内ヘルスケア事業が堅調であった一方、樹脂において
          ポリカーボネートの市況が大幅に悪化した影響もありEBITDAは横ばい


                18年度               売値・      原燃料        為替              19年度
       内訳               数量差                                     その他
                 1Q                構成差      単価差        影響                1Q


                                                                        (億円)
                                            +15         0       ▲10
                          0        ▲10


                                 マテリアル▲15、その他 +5               マテリアル
      EBITDA*
      増減内訳
                                                       マテリアル


                299
                              マテリアル
                              ヘルスケア
                                      ▲5
                                      +5                               294
                          営 業 利 益 183億円              営 業 利 益 170億円
                        + 減 価 償 却 費 116億円          + 減 価 償 却 費 125億円




  *   「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
                                                                               12
1. 2019年度   第1四半期決算の概要


 セグメント別 EBITDA*増減内訳(前年同期対比)                                           (億円)

               18年度                売値・     原燃料          為替            19年度
       内訳               数量差                                    その他
                1Q                 構成差     単価差          影響              1Q

                         +)アラミドほか                樹脂ほか           複合成形、アラミド、樹脂ほか
                         -)樹脂ほか


                         ▲5
                                   ▲15     + 15         0       ▲12
      マテリアル
               170               樹脂、フィルム
                                                                      152
                          営 業 利 益 90億円               営 業 利 益 64億円
                        + 減 価 償 却 費 80億円           + 減 価 償 却 費 88億円


                              「フェブリク」、CPAPほか



                         +5         0        0          0       +1
      ヘルスケア

                129                                                   135
                          営 業 利 益 99億円              営 業 利 益 105億円
                        + 減 価 償 却 費 29億円          + 減 価 償 却 費 30億円

  *   「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
                                                                              13
2.2019年度   業績見通しの概要




                      14
2. 2019年度     業績見通しの概要

            業績指標                                      ・ROE 10%以上、営業利益ROIC 8%以上 という
            業績指標                                       中期目標は達成見込み
                                                      ・EBITDA 中期目標は未達見通しだが、達成の努力継続

中期                                                                       中期                               2019年度 1,200億円超
目標                  ROE*1               10%以上                            目標      EBITDA*3
                                                                                                          2025年度 2,000億円超

                                               2019年度見通し
                                                                                                                 2019年度見通し 2,000超
     15%
                          15.7%
                                  12.5%
                                        11.2%
                                             10%
              10.6%                                                           2,000
推移   10%                                                                                                          1,150億円
      5%                    (12.4%)
                                                                              1,500
                            2016年度:米国在宅医療事業                                                               1,155
      0%
                            撤収に伴う特殊要因控除後ROE                                                                    1,076
                  -2.8%                                           (年度)   推移                 1,060
     -5%                                                                                            958
                                                                              1,000   821
            '14     '15    '16    '17    '18    '19    ..   '25
                                                見通し         目標

中期
中期                                                                             500
目標
目標          営業利益ROIC*2                           8%以上
                                                                                 0
                                         2019年度見通し                            (億円)    '14    '15    '16    '17   '18   '19   ..   '25(年度)
     15%           12.7%      11.2%                                                                                    見通し        目標

     10%
                        10.0%
                                        9.3% 9%
推移                                                                       *1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
                                                                         *2 「営業利益÷投下資本*」にて算出
     5%     7.1%                                                                 *投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金
                                                                         *3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
     0%
            '14     '15   '16     '17   '18     '19   ..    '25
                                                見通し         目標                                                                          15
2. 2019年度       業績見通しの概要


■2019年度業績見通し
 売上高を変更、営業利益は据え置き
   •   売上高は、フィルム事業会社譲渡(10月1日予定)および為替レート前提見直し等を
       反映し、年間見通しを9,100億円から9,000億円に変更
   •   営業利益・当期純利益の年間見通しは据え置き                                                            (単位:億円)
                                                                            親会社株主に帰属する
                 売上高                           営業利益                            当期純利益

[前回見通し対比]        変更                            据え置き                           据え置き
        8,886     9,100   9,000
                                        600      600          600
                                                                       451
                                                                                 410    410




       18年度       19年度    19年度          18年度     19年度         19年度     18年度     19年度    19年度
        実績       前回見通し*   見通し           実績      前回見通し*        見通し      実績      前回見通し*   見通し

◇前提条件                       18年度         19年度          19年度         差異
                             実績         前回見通し*         見通し      (前回見通し対比)     *前回見通しは2019年5月9日公表
                 円/米ドル            111          110       108           -2
通期平均為替レート
                 円/ユーロ            128          125       123           -2
原油(Dubai)価格(米ドル/バレル)               69           65        65            0
                                                                                               16
2. 2019年度   業績見通しの概要

                         ・モビリティ分野で着実なプロジェクトの進展
    発展戦略 (新規事業)
                         ・医材融合・最先端医療の研究開発を推進

  マテリアル領域              ・米GMの新型車種に「Sereebo」採用
                        「Sereebo」は自動車部品など量産対応を可能にした熱可塑性炭素繊維
                         複合材料(CFRTP)。製造タクトタイムは約1分(世界初)

                       ・Benet Automotive社(チェコ)の買収
                         Tier1サプライヤーとして、
                         自動車向け複合成形材料事業の欧州展開を加速

                       ・中国JMC*1の新型車種にCSP-Victall*2のコンポジット部品が採用
                         中国初のコンポジット製ピックアップボックスでスチール製に比べ
                         軽量性、耐腐食性、耐衝撃性に優れ、部材点数削減でコスト効率向上
                        *1 JMC: 江鈴汽車股份有限公司(本社:中国・南昌市)
                        *2 CSP-Victall:米国コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社の中国合弁会社(本社:中国・唐山市)



  ヘルスケア領域              ・心・血管修復パッチ(OFT-G1)の臨床試験を開始
                         OFT-G1は、先天性心疾患向けに開発を進めている医療材料。
                         大阪医科大学の心臓血管手術の知見と、福井経編興業株式会社の経編技術、
                         帝人のポリマー解析技術により創出

                       ・AMED*とフレイル創薬の委託研究開発契約を締結
                         フレイルは、加齢に伴うストレス回復力が低下した状態、要介護に至る前
                         段階として位置づけ。健康長寿社会の実現に向けて、帝人は世界初となる
                         フレイルの予防薬・治療薬の開発に取り組む

                        *AMED: 国立研究開発法人日本医療研究開発機構


                                                                                       17
3. 参考資料




          18
3. 参考資料(第1四半期決算)


 連結損益計算書                                                         (億円)
                              18年度                     19年度        差異
                                                                   19/1Q
                   1Q       2Q       3Q       4Q        1Q
                                                                  -18/1Q
  売上高              2,164    2,230    2,202    2,289    2,146         -18
     売上原価          1,477    1,556    1,564    1,610    1,470          -7
  売上総利益             687      674      638      679      677          -11
     販管費            505      494      519      560      507          +2
  営業利益              183      179      119      119      170          -13
     営業外損益           29          6      -4      -29          -1      -30
     (内 金融収支)           6      -6         1      -4          -1       -7
     (内 持分法投資損益)        3     11          2     -12          4       +1
  経常利益              212      186      115       90      169          -43
     特別損益            49      -13       -6       -29     -18         -67
  税金等調整前四半期純利益      261      173      109        61     151        -110
     法人税等            64       24       37        11      40         -24
     非支配株主に帰属する
                        2        5        4        7         3       +1
     四半期純利益
  親会社株主に帰属する
                    195      144       68       43      108          -87
  四半期純利益
                                                                           19
3. 参考資料(第1四半期決算)


  連結貸借対照表


                                                                               (億円)
                        17年度                             18年度                  19年度
              6月末     9月末     12月末 3月末*       6月末      9月末     12月末    3月末     6月末
資産
 流動資産         4,736   4,595   4,755   4,779    5,205   5,465   5,227   5,239    5,116
 固定資産         4,987   4,943   5,031   5,041    5,076   5,063   4,930   4,968    4,910
 合計           9,723   9,538   9,786   9,820   10,281 10,528 10,157 10,207      10,026
負債・純資産
 負債           5,966   5,560   5,673   5,737    6,047   6,193   5,860   5,934    5,860
  (内 有利子負債)   3,862   3,411   3,475   3,442    3,852   4,007   3,740   3,692    3,743
 純資産          3,757   3,978   4,113   4,082    4,234   4,335   4,297   4,272    4,166
 合計           9,723   9,538   9,786   9,820   10,281 10,528 10,157 10,207      10,026


                              *「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を18年度から
                               適用しており、2017年度末(2018年3月末)については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載




                                                                                     20
3. 参考資料(見通し)

 通期業績見通しの概況                    18年度 19年度                           19年度        前回見通し
                                                 差異       増減率              *5
                                 実績  見通し                           前回見通し         との差異
                         (億円)
 売上高                            8,886   9,000    +114     +1.3%        9,100      -100
 営業利益                             600    600          0    0.0%         600         0
 経常利益                             603    600        -3     -0.4%        600         0
 親会社株主に帰属する当期純利益                  451    410       -41     -9.0%        410         0

     *1
 ROE                            11.2%   10%       -1%                  10%         0%
                *2
 営業利益ROIC                       9.3%      9%      -0%                    9%        0%
          *3
 EBITDA                         1,076   1,150     +74                  1,150        0
 フリー・キャッシュ・フロー                    396    150      -246                     50    +100
           *4
 設備投資                             628    700      +72                   700         0
 減価償却費                            476    550      +74                   550         0
 研究開発費                            364    380      +16                   380         0
 ◇前提条件
                     円/米ドル        111    108        -3                  110         -2
 通期平均為替レート
                     円/ユーロ        128    123        -5                  125         -2
 原油(Dubai)価格 (米ドル/バレル)             69     65        -4                     65       0
*1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本*」にて算出 * 純資産+有利子負債-現金及び預金      2019年度 配当金見通し(前回見通しから変更なし)
*3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
*4  設備投資には無形固定資産を含む                             中間 30円/株    期末 30円/株   年間 60円/株
*5  前回見通しは2019年5月9日公表                                                                    21
3. 参考資料(見通し)


 セグメント別 売上高・営業利益推移
                                                                           (億円)
                18年度 19年度                           19年度 前回見通し
                                差異       増減率                               増減率
                実績      見通し                        前回見通し* との差異
売上高
   マテリアル事業      2,639   2,520   -119      -4.5%      2,620      -100       -3.8%
   繊維・製品事業      3,183   3,400   +217     +6.8%       3,400         0        0.0%
   複合成形材料事業ほか    894     940    +46      +5.2%         940         0        0.0%
 マテリアル 計        6,716   6,860   +144     +2.2%       6,960      -100       -1.4%
 ヘルスケア          1,575   1,500    -75      -4.8%      1,500         0        0.0%
 その他             595     640    +45      +7.5%         640         0        0.0%
 合計             8,886   9,000   +114     +1.3%       9,100      -100       -1.1%


営業利益
 マテリアル           235     285    +50 +21.3%             285         0        0.0%
 ヘルスケア           355     310     -45     -12.6%        310         0        0.0%
 その他              72      75     +3      +4.7%          75         0        0.0%
 消去又は全社           -61     -70     -9           -       -70         0             -
 合計              600     600         0    0.0%         600         0        0.0%
                                                     * 前回見通しは2019年5月9日公表
                                                                                 22
3. 参考資料(見通し)


 セグメント別 経営指標
                                                          (億円)
                     18年度 19年度                19年度        前回見通し
                                      差異
                      実績      見通し            前回見通し*1       との差異
     EBITDA*2
      マテリアル            564     690    +126         690        0
      ヘルスケア            473     435     -38         435        0
      その他              100     105      +5         105        0
      消去又は全社            -61     -80    -19          -80       0
      合計              1,076   1,150    +74        1,150       0
                                                           (%)
     営業利益ROIC*3
      マテリアル             5%      6%    +1%           6%       0%
      ヘルスケア            35%    34%      -1%        34%        0%
      合計                9%      9%     -0%          9%       0%

  *1 前回見通しは2019年5月9日公表
  *2 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
  *3 「営業利益÷投下資本*」にて算出  *投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金

                                                                  23
3. 参考資料(見通し)


  セグメント別 売上高・営業利益推移(前期対比)

                                                                              (億円)
                     18年度実績                  19年度見通し                   差異
                上期      下期      年間      上期      下期      年間      上期     下期      年間
売上高
   マテリアル事業      1,344   1,295   2,639   1,295   1,225   2,520    -49    -70    -119
   繊維・製品事業      1,540   1,643   3,183   1,650   1,750   3,400   +110   +107    +217
   複合成形材料事業ほか    436     458     894     455     485     940    +19    +27     +46
 マテリアル 計        3,320   3,396   6,716   3,400   3,460   6,860   +80    +64     +144
 ヘルスケア           804     771    1,575    760     740    1,500    -44    -31     -75
 その他             270     325     595     300     340     640    +30    +15     +45
 合計             4,394   4,492   8,886   4,460   4,540   9,000   +66    +48     +114


営業利益
 マテリアル           146      89     235     140     145     285      -6   +56     +50
 ヘルスケア           219     136     355     185     125     310     -34    -11     -45
 その他              26      46      72      25      50      75      -1    +4      +3
 消去又は全社           -28     -33     -61     -30     -40     -70     -2     -7      -9
 合計              362     238     600     320     280     600     -42   +42          0

                                                                                    24
3. 参考資料(見通し)


  セグメント別 売上高・営業利益推移(前回見通し*対比)
                                                                                  (億円)
                 19年度前回見通し*                  19年度見通し                     差異
                上期      下期      年間      上期      下期      年間      上期       下期        年間
売上高
   マテリアル事業      1,295   1,325   2,620   1,295   1,225   2,520        0   -100      -100
   繊維・製品事業      1,650   1,750   3,400   1,650   1,750   3,400        0        0         0
   複合成形材料事業ほか    455     485     940     455     485     940         0        0         0
 マテリアル 計        3,400   3,560   6,960   3,400   3,460   6,860        0   -100      -100
 ヘルスケア           760     740    1,500    760     740    1,500        0        0         0
 その他             300     340     640     300     340     640         0        0         0
 合計             4,460   4,640   9,100   4,460   4,540   9,000        0   -100      -100


営業利益
 マテリアル           130     155     285     140     145     285    +10       -10           0
 ヘルスケア           175     135     310     185     125     310    +10       -10           0
 その他              25      50      75      25      50      75         0        0         0
 消去又は全社           -30     -40     -70     -30     -40     -70        0        0         0
 合計              300     300     600     320     280     600    +20       -20           0

                 * 前回見通しは2019年5月9日公表                                                    25
3. 参考資料(見通し)


 主要経営指標推移
                             15年度 16年度 17年度            18年度         19年度
                               実績      実績      実績*6     実績          見通し
     ROE *1                  10.6% 15.7% 12.5%         11.2%         10%
     営業利益ROIC *2             12.7% 10.0% 11.2%           9.3%          9%
     EBITDA *3(億円)            1,060     958    1,155    1,076        1,150


     1株当たり当期純利益(円)*4          158.1    254.9   231.3    232.4        213.7
                                                                *
     1株当たり配当金(円)*4                35      55      60           70      60
                                                         *100周年記念配当10円/株を含む

     総資産(億円)                  8,234    9,641   9,820   10,207       10,700
     有利子負債(億円)                3,033    3,762   3,442    3,692        3,800
     D/Eレシオ *5                 1.01     1.11    0.88      0.90         0.9
     自己資本比率                  36.4% 35.1% 40.0%         40.2%         41%
     *1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
     *2 「営業利益÷投下資本*」にて算出
          *純資産+有利子負債-現金及び預金
     *3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む) 」にて算出
     *4  株式併合による株数の変化を反映したベースで記載
     *5 「有利子負債÷自己資本」にて算出
     *6 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を18年度から
         適用しており、17年度実績については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載
                                                                              26
3. 参考資料


フィルム事業会社の株式譲渡について(2019年5月22日発表)

フィルム事業の連結子会社2社の株式譲渡契約を東洋紡株式会社と締結

          ・帝人フィルムソリューション株式会社(18年12月期売上高:261億円)
   譲渡内容   ・P.T. Indonesia Teijin Film Solutions(18年12月期売上高:25百万米ドル)
          ・譲渡価額:約100億円(譲渡日までに所定の調整が加わり、確定予定)




          ・契約締結日 2019年5月22日
 スケジュール
          ・譲渡予定日 2019年10月1日




          ・フィルム事業会社2社の更なる成長
     狙い
          ・長期ビジョン実現に向けた帝人グループの経営資源の最適配分


                                                                  27
3. 参考資料


 主要医薬品 国内売上高実績推移
                                                                                        (億円)

                                                                18年度                   19年度
          品名                    薬効
                                                1Q     2Q       3Q       4Q    計         1Q

 フェブリク®              高尿酸血症・痛風治療剤                  87      87     102      82   358       99
 ボナロン® *1           骨粗鬆症治療剤                       26      25      27      22   100       25
 ワンアルファ®            骨粗鬆症治療剤                        5        4        4     4    17        4
 ベニロン®               重症感染症治療剤                     13      13      14      12    53       16
 ムコソルバン®             去痰剤                          10      10      12       9    41        9
                     先端巨大症及び下垂体性巨人症、
 ソマチュリン® *2
                     膵・神経内分泌腫瘍治療剤                  8        9     10      10    37       11
 ロコア®                経皮吸収型鎮痛消炎剤                    5        5        6     4    20        6
 ラキソベロン®             緩下剤                           4        3        3     3    13        3
 トライコア®              高脂血症治療剤                       3        2        2     1       8      1
 オルベスコ®              喘息治療剤                         3        3        3     3    11        3
  *1   ボナロン® /Bonalon® はMerck Sharp & Dohme Corp. (米)の登録商標です。
  *2   ソマチュリン® /Somatuline® は Ipsen Pharma (仏) の登録商標です。

                                                                                               28
3. 参考資料


 疾患分野別臨床開発段階                      (2019年6月末現在)                   * 承認/新規上市は直近1年間を記載

                                                  臨床開発段階
                                                                            承認/ *
                       PhaseⅡ            PhaseⅢ            承認申請
                                                                           新規上市


       骨・関節            KTP-001
                                         ITM-058
         領域                               NT 201




        呼吸器             PTR-36
         領域



                        TCF-12
      代謝・循環器           TMX-049
                                         ITM-014T
                                                                        TMX-67 (中国) *2
         領域           TMX-049DN                                           STM-279*3
                      TMX-67HK*1



                                                       GGS-CIDP*5
        その他            JTR-161*4        GGS-MPA*5
                                                        GGS-ON*5


 *1   2018年7月フェブリク®の痛風、高尿酸血症の小児患者への適応拡大に向けた第II相試験に着手
 *2   2018年9月に中国で「痛風患者における高尿酸血症治療」に対する適応の承認を取得
 *3   2019年3月に「アデノシンデアミナーゼ欠損症」に対する製造販売承認を取得
 *4   2018年10月 急性期脳梗塞の適応取得に向けた第I/II相試験に着手
 *5   ベニロン®の適応拡大として開発中

                                                                                         29
3. 参考資料


 新規開発医薬品      (2019年6月末現在)

【承認/新規上市】
開発コード(一般名)     対象疾患             薬効・特徴              剤型       備考
TMX-67         痛風        国内販売しているフェブリク錠を中国に導出す     錠剤   共同開発:
(フェブキソスタット)              る。本剤は、強力な尿酸生成抑制効果に加え、          アステラス製薬
                         腎機能低下等により既存治療薬を使うことので          (中国)有限公司
                         きなかった患者へも使用が可能である。             2018年9月承認取得

STM-279        ADA(アデノ   本剤(ポリエチレングリコール修飾遺伝子組換     注射   導入:
(エラペグアデマーゼ(遺   シン・デアミ    えウシADA類縁体)は、ADA欠損症患者に          英リーディアント社
伝子組換え))        ナーゼ)欠損症   ADAを補充することで、リンパ球の減少を抑え         2019年3月承認取得
                         る注射剤であり、重症複合免疫不全症
                         (SCID)の発症を回避することが期待される。


【承認申請】
開発コード(一般名)     対象疾患             薬効・特徴              剤型       備考
GGS-CIDP       慢性炎症性脱    本剤の免疫調節作用により、末梢神経の炎症を     注射   共同開発:
(乾燥スルホ化人免疫グロ   髄性多発根神    抑制し、低下した筋力を改善することが期待さ          KMバイオロジクス社
ブリン)           経炎        れる。
                                                        (効能・効果追加)
                                                        2018年9月承認申請

GGS-ON         視神経炎      本剤の免疫調節作用により、視神経の炎症を抑     注射   共同開発:
(乾燥スルホ化人免疫グロ             制し、視機能を改善することが期待される。           KMバイオロジクス社
ブリン)                                                    (効能・効果追加)
                                                        2019年3月承認申請


                                                                      30
3. 参考資料


  新規開発医薬品      (2019年6月末現在)

【Phase Ⅲ】
開発コード(一般名)      対象疾患             薬効・特徴            剤型         備考
ITM-058        骨粗鬆症      強力な骨形成作用により短期間で骨密度増加と    注射   導入:
                         骨折抑制効果が期待できる骨粗鬆症治療薬。既
(アバロパラチド酢酸塩)                                           仏イプセン社
                         存薬に比べ、強い骨密度増加作用と安全性(高
                         カルシウム血症のリスク低減)が期待できる。

NT 201         上肢・下肢痙縮   A1型ボツリヌス毒素活性本体による筋弛緩作用   注射   導入:
                         により、上肢・下肢痙縮における骨格筋の緊張
(インコボツリヌストキシ                                           独メルツ社
                         の緩和・改善が期待される。
ンA)

ITM-014T       甲状腺刺激ホル   ソマトスタチン受容体を介したアポトーシスの    注射   導入:
               モン産生下垂体   誘導(直接的作用)や細胞栄養因子の分泌制御
(ランレオチド酢酸塩)                                            仏イプセン社
               腫瘍        (間接的作用)を介した作用により、甲状腺機
                         能の正常化が期待できる。                  (効能・効果追加)

GGS-MPA        顕微鏡的多発血   本剤の抗炎症作用と免疫調節作用により、自己    注射   共同開発:
(乾燥スルホ化人免疫グロ   管炎        免疫性血管炎を鎮静化させ、標準治療で残存す         KMバイオロジクス社
ブリン)                     る神経障害(多発性単神経炎)を改善すること
                                                       (効能・効果追加)
                         が期待される。




                                                                    31
3. 参考資料


 新規開発医薬品    (2019年6月末現在)

【Phase Ⅱ】
開発コード(一般名)   対象疾患              薬効・特徴              剤型       備考
                       腰椎椎間板ヘルニアに対する化学的髄核融解療             発明者:
KTP-001      腰椎椎間板                                注射
                       法剤。                               波呂浩孝氏、
             ヘルニア
                       生体内でヘルニアの自然退縮に関わる酵素(マ             小森博達氏
                       トリックスメタロプロテアーゼ)と同じ構造の
                       ヒト型タンパク質であることからアレルギー反             共同開発:化血研
                       応のリスクが少なく、選択的に作用するため、
                       椎間板周囲組織の傷害性が低いと期待される。
                       新規作用機序(CRTh2拮抗作用)によって喘息           導入:
PTR-36       気管支喘息                                錠剤
                       症状をコントロールする長期管理薬。                 英プルマジェン・
                       単剤による吸入ステロイドと同等の治療効果              セラピューティク
                       (軽症患者)や吸入ステロイドとの併用による
                                                         ス(アズマ)リミ
                       十分な治療効果(軽症~重症の患者)が期待さ
                       れる。                               テッド社

                       繊維状吸着炭であり、尿毒素に対する高い吸着             自社開発品
TCF-12       慢性腎臓病                               カプセル剤
                       能力から、慢性腎臓病(進行性)における尿毒
                       症症状の改善及び末期腎不全(ESRD)発症の
                       遅延、並びに用量低減による服薬アドヒアラン
                       スの向上が期待される。
                       非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬。新             自社開発品
TMX-049      高尿酸血症・痛                              錠剤
                       規高尿酸血症治療薬として、有効性と安全性に
             風         優れることが期待される。

TMX-049DN    2型糖尿病にお   非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬。       錠剤     自社開発品
             ける糖尿病性腎   新規糖尿病性腎症治療薬として、腎症の進展抑
                       制が期待される。
             臓病

                                                                    32
3. 参考資料


 新規開発医薬品     (2019年6月末現在)
【Phase Ⅱ】
開発コード(一般名)    対象疾患             薬効・特徴            剤型       備考
                        痛風・高尿酸血症の小児患者に対する、フェブ        自社開発品
TMX-67HK      小児の痛風・高                           錠剤
                        リク® の適切な用法・用量を設定する。
(フェブキソスタット)   尿酸血症
                        本剤の強力な尿酸生成抑制効果により、小児患
                        者の血清尿酸値を適正な値に改善・維持するこ
                        とが期待される。
                        健康な日本人の抜歯体から単離した歯髄由来細        共同開発:
JTR-161       急性期脳梗塞                            注射
                        胞を原材料とする他家ヒト細胞加工製品。骨髄
                                                     JCRファーマ社
                        などに比べて細胞採取時の侵襲性が低く、国内
                        で細胞ソースが調達できることが特徴。
                        免疫調整因子産生による炎症抑制、栄養因子産
                        生による臓器保護・再生促進などの効果が期待
                        される。




                                                                33
3. 参考資料

          非財務情報   帝人グループのCSRマテリアリティとSDGs



   帝人グループでは、CSRマテリアリティ(重要課題)の特定にあたり、
   SDGs が示す社会課題を参照し、グローバルレベルで積極的に取り組んでいます




                                            34
3. 参考資料

          非財務情報               帝人グループのCSRマテリアリティとSDGs


                   SDGsに向けた帝人グループの取り組み

          <重点領域と製品・サービス>                                     <トピックス>
                            少子高齢化・
   環境価値          安心・安全・防災                「TCFDコンソーシアム」に参画
                             健康志向
 ソリューション         ソリューション
                            ソリューション
                                          帝人グループは、事業活動が環境に及ぼす影響を
      © AIRBUS                           認識し、さまざまな解決策に向けた成果を積み重ね
                                         ながら、事業を通じて「低炭素社会への貢献」「循
                                         環型社会への貢献」「地球環境が守られる社会への
                                         貢献」に挑戦を続けています。
                                          こうしたなか、2019年3月に、金融安定理事会に
                            地域包括ケアシステム   より設置された「気候関連財務情報開示タスク
マルチマテリアルによる       超軽量天井材
  軽量化素材・部材        「かるてん」    「バイタルリンク」    フォース(TCFD)」の提言を支持することを表明し、
                                         気候変動が帝人グループの事業に与えるリスクや機
                                         会についての情報開示を拡充に努めています。
                                          また、2019年5月27日に、TCFD提言に賛同する
                                         企業や金融機関などが一体となって「TCFDコンソー
                                         シアム*」が設立されました。このコンソーシアムは、
                                         企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融
                                         機関等の適切な投資判断に繋げるための取り組みに
                                         ついて議論する場です。帝人グループもこれに参画
                                         しています。

                                         *「TCFDコンソーシアムが設立されます」(経済産業省 HP)
                                         https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190521003/20190521003.html



                                                                                                             35
3. 参考資料

          非財務情報          ESG外部評価


    GPIFの4つのESG指数全ての構成銘柄に採用
    帝人は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資の運用にあたって選定
    する「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、
    「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」「S&P/JPXカーボンエフィシェント指数」の4つの指数
    全ての構成銘柄となっています。




    ESG関係に優れている株式銘柄として3つのプログラムに選定
    (経済産業省と東京証券取引所との共同主催)

           「なでしこ」       「ホワイト500」     「攻めのIT経営」
           女性活躍推進        健康経営推進         IT活用推進




                                                               36