3401 帝人 2019-08-02 11:30:00
2019年度 第1四半期決算 及び 業績見通し説明資料 [pdf]
2019年度 第1四半期決算及び
2019年度 業績見通し
説明資料
帝人株式会社
2019年8月2日
目次
1. 2019年度 第1四半期決算の概要 P. 2
2. 2019年度 業績見通しの概要 P.14
3. 参考資料 P.18
見通しに関するご注意
当資料に記載されている内容は、種々の前提に基づいたものであり、記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、
保証するものではありません。
本資料は2019年8月2日午前11時30分に公表した弊社決算に基づくものです。
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
2
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
概況:
第1四半期の営業利益は前年同期比減だが、直前四半期からは大幅回復
■全社営業利益四半期推移
(単位:億円)
■セグメント別営業利益四半期推移 マテリアル
(単位:億円) - 18年度2Q以降、素材市況が急速に悪化
マテリアル ヘルスケア
150
- 18年度2Q・3Qに低下したCSP社*の
100 生産性は18年度4Q以降で回復
50 ヘルスケア
0
18年度 18年度 18年度 18年度 19年度
- 販売は一貫して良好
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
- 18年度4Qは経費が集中
* 米国子会社のコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社(以下CSP) 3
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
・第1四半期の前年同期対比営業利益は減益
決算ハイライト ・営業利益年間見通し*(600億円)に対する進捗は28%
(単位:億円)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 四半期純利益
-0.8% -7.1% -44.7%
2,164 2,146
183
170
195
108
18年度 19年度 18年度 19年度 18年度 19年度
1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q
• ポリカーボネート市況が高騰していた前年同期対比で営業利益は減益。アラミド繊維と
ヘルスケアの好調に加え、CSPの生産性の回復もあり、営業利益の年間見通しに対する
進捗は順調
• 営業外損益の為替影響による悪化や特別損失の増加等が加わり、四半期純利益も減益
* 2019年5月9日公表 4
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
経営成績
(億円) (億円)
18年度 19年度 18年度 19年度
差異 増減率 差異 増減率
1Q 1Q 1Q 1Q
売上高 2,164 2,146 -18 -0.8% 設備投資 *4 119 140 +21 +17.4%
営業利益 183 170 -13 -7.1% 減価償却費 116 125 +9 +7.6%
営業外損益 29 -1 -30 - 研究開発費 83 79 -4 -4.4%
経常利益 212 169 -43 -20.4%
特別損益 49 -18 -67 -
税金等調整前
261 151 -110 -42.3%
四半期純利益
親会社株主に帰属する
195 108 -87 -44.7% ◇19年度1Q前提条件 18年度 19年度
四半期純利益 差異
1Q 1Q
円/米ドル 109 110 +1
*1 PL換算レート
ROE 19.5% 10.6% -8.8% 円/ユーロ 130 123 -7
営業利益ROIC *2 11.2% 10.3% -0.9% 原油(Dubai)価格(米ドル/バレル) 72 67 -5
EBITDA *3 299 294 -4
*1「親会社株主に帰属する四半期純利益÷自己資本」にて算出 *3「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
*2「営業利益÷投下資本」にて算出 *4 設備投資には無形固定資産を含む
(投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金)
*1,2は年換算後の数値
5
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
営業外損益 特別損益
(億円) (億円)
18年度 19年度 18年度 19年度
差異 差異
1Q 1Q 1Q 1Q
受取利息 3 3 -0 固定資産売却益 2 0 -2
受取配当金 12 6 -6 投資有価証券売却益 5 37 +32
持分法による投資利益 3 4 +1 受取和解金 45 - -45
為替差益 - 15 +15 その他 0 0 +0
デリバティブ評価益 29 - -29 特別利益 計 52 37 -15
雑収益 4 2 -2 固定資産除売却損 2 2 -1
営業外収益 計 50 29 -21 減損損失 1 17 +16
支払利息 8 9 +1 事業構造改善費用 0 34 +34
為替差損 9 - -9 その他 1 3 +2
デリバティブ評価損 - 17 +17 特別損失 計 3 55 +52
雑損失 4 4 +0 特別損益 計 49 -18 -67
営業外費用 計 21 30 +9
営業外損益 計 29 -1 -30
6
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
財政状態 キャッシュ・フローの状況
(億円) (億円)
19年 19年 内 為替 18年度 19年度
差異 差異
3月末 6月末 換算影響 1Q 1Q
総資産 10,207 10,026 -181 -91 営業活動 146 197 +51
負債 5,934 5,860 -75 -28 投資活動 -122 -125 -2
(内 有利子負債) 3,692 3,743 +51 -17 フリー・キャッシュ・フロー 23 72 +49
純資産 4,272 4,166 -106 -63 財務活動他 268 -100 -368
現金及び
D/Eレシオ 0.90 0.94 +0.04 - 292 -28 -319
現金同等物増減
* キャッシュ・フローについては金融商品取引法に基づく
四半期レビューの対象外
◇ 総資産 増減内訳 (億円) ◇ BS換算レート
19年 19年
差異
3月末 6月末
▲27
円/米ドル 111 108 -3
現預金 ▲136 +40 円/ユーロ 125 122 -2
10,207 等 売上 ▲109 +51
固定
債権 資産 投資 その他 10,026
有価証券 資産
’19.3 ’19.6
7
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
セグメント別 売上高・営業利益 四半期推移
(億円)
18年度 19年度 差異 差異
19/1Q 19/1Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
-18/1Q -18/4Q
売上高
マテリアル事業 687 657 628 667 627 -60 -40
繊維・製品事業 738 803 812 831 738 +0 -93
複合成形材料事業ほか 219 217 227 231 234 +15 +3
マテリアル 計 1,644 1,676 1,667 1,729 1,599 -45 -130
ヘルスケア 392 412 397 374 398 +6 +24
その他 128 142 139 187 149 +21 -37
合計 2,164 2,230 2,202 2,289 2,146 -18 -143
営業利益
マテリアル 90 56 27 62 64 -26 +2
ヘルスケア 99 119 94 42 105 +6 +63
その他 6 19 13 33 13 +7 -20
消去又は全社 -13 -15 -15 -18 -13 -0 +5
合計 183 179 119 119 170 -13 +51
8
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
マテリアル
マテリアル 素材市況悪化の中、高機能材料分野で収益確保
(前年同期対比)
売上高
マテリアル事業
-2.7%
アラミド繊維は売値・販売構成の改善が収益に貢献
炭素繊維は米国新工場立上げ関連費用が増加
ポリカーボネート樹脂は汎用品で前年第2四半期以降の市
1,644 1,599 況価格の大幅下落の影響を受けたが、高付加価値品販売が
収益を下支え
繊維・製品事業
18年度1Q 19年度1Q(億円)
営業利益 衣料繊維は国内の市況影響により衣料品製品販売で苦戦
したものの、産業資材は短繊維を中心に販売増
-28.6%
複合成形材料事業ほか
北米のピックアップトラック、SUV等の需要増や新規モ
90 デルの立上げを背景に、CSPの自動車向け量産部品の販
64 売が増加
18年度1Q 19年度1Q (億円) 9
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
ヘルスケア
ヘルスケア 「フェブリク」を中心に主力製品の好調を受け増益
(前年同期対比)
売上高
+1.5% 医薬品分野
高尿酸血症・痛風治療薬「フェブリク」が順調に販売
を拡大
392 398
在宅医療分野
18年度1Q 19年度1Q (億円)
睡眠時無呼吸症候群治療装置(CPAP)は睡眠評価装置
営業利益 「SAS-2100」の活用等でレンタル台数が伸長
在宅酸素療法(HOT)において、携帯型酸素濃縮器を
+6.1% 含め高水準のレンタル台数を維持
新規ヘルスケア分野
埋め込み型医療機器において人工関節や脊椎領域製
99 105
品が堅調に推移
18年度1Q 19年度1Q (億円) 10
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
その他
その他 IT事業のネットビジネス分野が好調維持で増益
(前年同期対比)
売上高
+16.6% IT事業
電子コミック配信サービスが好調
病院向けITサービス事業が順調に推移
149
128
18年度1Q (億円)
19年度1Q
営業利益
+106.2%
13
6
18年度1Q 19年度1Q (億円)
11
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
EBITDA*増減内訳(前年同期対比)
アラミド繊維と国内ヘルスケア事業が堅調であった一方、樹脂において
ポリカーボネートの市況が大幅に悪化した影響もありEBITDAは横ばい
18年度 売値・ 原燃料 為替 19年度
内訳 数量差 その他
1Q 構成差 単価差 影響 1Q
(億円)
+15 0 ▲10
0 ▲10
マテリアル▲15、その他 +5 マテリアル
EBITDA*
増減内訳
マテリアル
299
マテリアル
ヘルスケア
▲5
+5 294
営 業 利 益 183億円 営 業 利 益 170億円
+ 減 価 償 却 費 116億円 + 減 価 償 却 費 125億円
* 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
12
1. 2019年度 第1四半期決算の概要
セグメント別 EBITDA*増減内訳(前年同期対比) (億円)
18年度 売値・ 原燃料 為替 19年度
内訳 数量差 その他
1Q 構成差 単価差 影響 1Q
+)アラミドほか 樹脂ほか 複合成形、アラミド、樹脂ほか
-)樹脂ほか
▲5
▲15 + 15 0 ▲12
マテリアル
170 樹脂、フィルム
152
営 業 利 益 90億円 営 業 利 益 64億円
+ 減 価 償 却 費 80億円 + 減 価 償 却 費 88億円
「フェブリク」、CPAPほか
+5 0 0 0 +1
ヘルスケア
129 135
営 業 利 益 99億円 営 業 利 益 105億円
+ 減 価 償 却 費 29億円 + 減 価 償 却 費 30億円
* 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
13
2.2019年度 業績見通しの概要
14
2. 2019年度 業績見通しの概要
業績指標 ・ROE 10%以上、営業利益ROIC 8%以上 という
業績指標 中期目標は達成見込み
・EBITDA 中期目標は未達見通しだが、達成の努力継続
中期 中期 2019年度 1,200億円超
目標 ROE*1 10%以上 目標 EBITDA*3
2025年度 2,000億円超
2019年度見通し
2019年度見通し 2,000超
15%
15.7%
12.5%
11.2%
10%
10.6% 2,000
推移 10% 1,150億円
5% (12.4%)
1,500
2016年度:米国在宅医療事業 1,155
0%
撤収に伴う特殊要因控除後ROE 1,076
-2.8% (年度) 推移 1,060
-5% 958
1,000 821
'14 '15 '16 '17 '18 '19 .. '25
見通し 目標
中期
中期 500
目標
目標 営業利益ROIC*2 8%以上
0
2019年度見通し (億円) '14 '15 '16 '17 '18 '19 .. '25(年度)
15% 12.7% 11.2% 見通し 目標
10%
10.0%
9.3% 9%
推移 *1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本*」にて算出
5% 7.1% *投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金
*3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
0%
'14 '15 '16 '17 '18 '19 .. '25
見通し 目標 15
2. 2019年度 業績見通しの概要
■2019年度業績見通し
売上高を変更、営業利益は据え置き
• 売上高は、フィルム事業会社譲渡(10月1日予定)および為替レート前提見直し等を
反映し、年間見通しを9,100億円から9,000億円に変更
• 営業利益・当期純利益の年間見通しは据え置き (単位:億円)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 当期純利益
[前回見通し対比] 変更 据え置き 据え置き
8,886 9,100 9,000
600 600 600
451
410 410
18年度 19年度 19年度 18年度 19年度 19年度 18年度 19年度 19年度
実績 前回見通し* 見通し 実績 前回見通し* 見通し 実績 前回見通し* 見通し
◇前提条件 18年度 19年度 19年度 差異
実績 前回見通し* 見通し (前回見通し対比) *前回見通しは2019年5月9日公表
円/米ドル 111 110 108 -2
通期平均為替レート
円/ユーロ 128 125 123 -2
原油(Dubai)価格(米ドル/バレル) 69 65 65 0
16
2. 2019年度 業績見通しの概要
・モビリティ分野で着実なプロジェクトの進展
発展戦略 (新規事業)
・医材融合・最先端医療の研究開発を推進
マテリアル領域 ・米GMの新型車種に「Sereebo」採用
「Sereebo」は自動車部品など量産対応を可能にした熱可塑性炭素繊維
複合材料(CFRTP)。製造タクトタイムは約1分(世界初)
・Benet Automotive社(チェコ)の買収
Tier1サプライヤーとして、
自動車向け複合成形材料事業の欧州展開を加速
・中国JMC*1の新型車種にCSP-Victall*2のコンポジット部品が採用
中国初のコンポジット製ピックアップボックスでスチール製に比べ
軽量性、耐腐食性、耐衝撃性に優れ、部材点数削減でコスト効率向上
*1 JMC: 江鈴汽車股份有限公司(本社:中国・南昌市)
*2 CSP-Victall:米国コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社の中国合弁会社(本社:中国・唐山市)
ヘルスケア領域 ・心・血管修復パッチ(OFT-G1)の臨床試験を開始
OFT-G1は、先天性心疾患向けに開発を進めている医療材料。
大阪医科大学の心臓血管手術の知見と、福井経編興業株式会社の経編技術、
帝人のポリマー解析技術により創出
・AMED*とフレイル創薬の委託研究開発契約を締結
フレイルは、加齢に伴うストレス回復力が低下した状態、要介護に至る前
段階として位置づけ。健康長寿社会の実現に向けて、帝人は世界初となる
フレイルの予防薬・治療薬の開発に取り組む
*AMED: 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
17
3. 参考資料
18
3. 参考資料(第1四半期決算)
連結損益計算書 (億円)
18年度 19年度 差異
19/1Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
-18/1Q
売上高 2,164 2,230 2,202 2,289 2,146 -18
売上原価 1,477 1,556 1,564 1,610 1,470 -7
売上総利益 687 674 638 679 677 -11
販管費 505 494 519 560 507 +2
営業利益 183 179 119 119 170 -13
営業外損益 29 6 -4 -29 -1 -30
(内 金融収支) 6 -6 1 -4 -1 -7
(内 持分法投資損益) 3 11 2 -12 4 +1
経常利益 212 186 115 90 169 -43
特別損益 49 -13 -6 -29 -18 -67
税金等調整前四半期純利益 261 173 109 61 151 -110
法人税等 64 24 37 11 40 -24
非支配株主に帰属する
2 5 4 7 3 +1
四半期純利益
親会社株主に帰属する
195 144 68 43 108 -87
四半期純利益
19
3. 参考資料(第1四半期決算)
連結貸借対照表
(億円)
17年度 18年度 19年度
6月末 9月末 12月末 3月末* 6月末 9月末 12月末 3月末 6月末
資産
流動資産 4,736 4,595 4,755 4,779 5,205 5,465 5,227 5,239 5,116
固定資産 4,987 4,943 5,031 5,041 5,076 5,063 4,930 4,968 4,910
合計 9,723 9,538 9,786 9,820 10,281 10,528 10,157 10,207 10,026
負債・純資産
負債 5,966 5,560 5,673 5,737 6,047 6,193 5,860 5,934 5,860
(内 有利子負債) 3,862 3,411 3,475 3,442 3,852 4,007 3,740 3,692 3,743
純資産 3,757 3,978 4,113 4,082 4,234 4,335 4,297 4,272 4,166
合計 9,723 9,538 9,786 9,820 10,281 10,528 10,157 10,207 10,026
*「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を18年度から
適用しており、2017年度末(2018年3月末)については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載
20
3. 参考資料(見通し)
通期業績見通しの概況 18年度 19年度 19年度 前回見通し
差異 増減率 *5
実績 見通し 前回見通し との差異
(億円)
売上高 8,886 9,000 +114 +1.3% 9,100 -100
営業利益 600 600 0 0.0% 600 0
経常利益 603 600 -3 -0.4% 600 0
親会社株主に帰属する当期純利益 451 410 -41 -9.0% 410 0
*1
ROE 11.2% 10% -1% 10% 0%
*2
営業利益ROIC 9.3% 9% -0% 9% 0%
*3
EBITDA 1,076 1,150 +74 1,150 0
フリー・キャッシュ・フロー 396 150 -246 50 +100
*4
設備投資 628 700 +72 700 0
減価償却費 476 550 +74 550 0
研究開発費 364 380 +16 380 0
◇前提条件
円/米ドル 111 108 -3 110 -2
通期平均為替レート
円/ユーロ 128 123 -5 125 -2
原油(Dubai)価格 (米ドル/バレル) 69 65 -4 65 0
*1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本*」にて算出 * 純資産+有利子負債-現金及び預金 2019年度 配当金見通し(前回見通しから変更なし)
*3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
*4 設備投資には無形固定資産を含む 中間 30円/株 期末 30円/株 年間 60円/株
*5 前回見通しは2019年5月9日公表 21
3. 参考資料(見通し)
セグメント別 売上高・営業利益推移
(億円)
18年度 19年度 19年度 前回見通し
差異 増減率 増減率
実績 見通し 前回見通し* との差異
売上高
マテリアル事業 2,639 2,520 -119 -4.5% 2,620 -100 -3.8%
繊維・製品事業 3,183 3,400 +217 +6.8% 3,400 0 0.0%
複合成形材料事業ほか 894 940 +46 +5.2% 940 0 0.0%
マテリアル 計 6,716 6,860 +144 +2.2% 6,960 -100 -1.4%
ヘルスケア 1,575 1,500 -75 -4.8% 1,500 0 0.0%
その他 595 640 +45 +7.5% 640 0 0.0%
合計 8,886 9,000 +114 +1.3% 9,100 -100 -1.1%
営業利益
マテリアル 235 285 +50 +21.3% 285 0 0.0%
ヘルスケア 355 310 -45 -12.6% 310 0 0.0%
その他 72 75 +3 +4.7% 75 0 0.0%
消去又は全社 -61 -70 -9 - -70 0 -
合計 600 600 0 0.0% 600 0 0.0%
* 前回見通しは2019年5月9日公表
22
3. 参考資料(見通し)
セグメント別 経営指標
(億円)
18年度 19年度 19年度 前回見通し
差異
実績 見通し 前回見通し*1 との差異
EBITDA*2
マテリアル 564 690 +126 690 0
ヘルスケア 473 435 -38 435 0
その他 100 105 +5 105 0
消去又は全社 -61 -80 -19 -80 0
合計 1,076 1,150 +74 1,150 0
(%)
営業利益ROIC*3
マテリアル 5% 6% +1% 6% 0%
ヘルスケア 35% 34% -1% 34% 0%
合計 9% 9% -0% 9% 0%
*1 前回見通しは2019年5月9日公表
*2 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
*3 「営業利益÷投下資本*」にて算出 *投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金
23
3. 参考資料(見通し)
セグメント別 売上高・営業利益推移(前期対比)
(億円)
18年度実績 19年度見通し 差異
上期 下期 年間 上期 下期 年間 上期 下期 年間
売上高
マテリアル事業 1,344 1,295 2,639 1,295 1,225 2,520 -49 -70 -119
繊維・製品事業 1,540 1,643 3,183 1,650 1,750 3,400 +110 +107 +217
複合成形材料事業ほか 436 458 894 455 485 940 +19 +27 +46
マテリアル 計 3,320 3,396 6,716 3,400 3,460 6,860 +80 +64 +144
ヘルスケア 804 771 1,575 760 740 1,500 -44 -31 -75
その他 270 325 595 300 340 640 +30 +15 +45
合計 4,394 4,492 8,886 4,460 4,540 9,000 +66 +48 +114
営業利益
マテリアル 146 89 235 140 145 285 -6 +56 +50
ヘルスケア 219 136 355 185 125 310 -34 -11 -45
その他 26 46 72 25 50 75 -1 +4 +3
消去又は全社 -28 -33 -61 -30 -40 -70 -2 -7 -9
合計 362 238 600 320 280 600 -42 +42 0
24
3. 参考資料(見通し)
セグメント別 売上高・営業利益推移(前回見通し*対比)
(億円)
19年度前回見通し* 19年度見通し 差異
上期 下期 年間 上期 下期 年間 上期 下期 年間
売上高
マテリアル事業 1,295 1,325 2,620 1,295 1,225 2,520 0 -100 -100
繊維・製品事業 1,650 1,750 3,400 1,650 1,750 3,400 0 0 0
複合成形材料事業ほか 455 485 940 455 485 940 0 0 0
マテリアル 計 3,400 3,560 6,960 3,400 3,460 6,860 0 -100 -100
ヘルスケア 760 740 1,500 760 740 1,500 0 0 0
その他 300 340 640 300 340 640 0 0 0
合計 4,460 4,640 9,100 4,460 4,540 9,000 0 -100 -100
営業利益
マテリアル 130 155 285 140 145 285 +10 -10 0
ヘルスケア 175 135 310 185 125 310 +10 -10 0
その他 25 50 75 25 50 75 0 0 0
消去又は全社 -30 -40 -70 -30 -40 -70 0 0 0
合計 300 300 600 320 280 600 +20 -20 0
* 前回見通しは2019年5月9日公表 25
3. 参考資料(見通し)
主要経営指標推移
15年度 16年度 17年度 18年度 19年度
実績 実績 実績*6 実績 見通し
ROE *1 10.6% 15.7% 12.5% 11.2% 10%
営業利益ROIC *2 12.7% 10.0% 11.2% 9.3% 9%
EBITDA *3(億円) 1,060 958 1,155 1,076 1,150
1株当たり当期純利益(円)*4 158.1 254.9 231.3 232.4 213.7
*
1株当たり配当金(円)*4 35 55 60 70 60
*100周年記念配当10円/株を含む
総資産(億円) 8,234 9,641 9,820 10,207 10,700
有利子負債(億円) 3,033 3,762 3,442 3,692 3,800
D/Eレシオ *5 1.01 1.11 0.88 0.90 0.9
自己資本比率 36.4% 35.1% 40.0% 40.2% 41%
*1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本」にて算出
*2 「営業利益÷投下資本*」にて算出
*純資産+有利子負債-現金及び預金
*3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む) 」にて算出
*4 株式併合による株数の変化を反映したベースで記載
*5 「有利子負債÷自己資本」にて算出
*6 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を18年度から
適用しており、17年度実績については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載
26
3. 参考資料
フィルム事業会社の株式譲渡について(2019年5月22日発表)
フィルム事業の連結子会社2社の株式譲渡契約を東洋紡株式会社と締結
・帝人フィルムソリューション株式会社(18年12月期売上高:261億円)
譲渡内容 ・P.T. Indonesia Teijin Film Solutions(18年12月期売上高:25百万米ドル)
・譲渡価額:約100億円(譲渡日までに所定の調整が加わり、確定予定)
・契約締結日 2019年5月22日
スケジュール
・譲渡予定日 2019年10月1日
・フィルム事業会社2社の更なる成長
狙い
・長期ビジョン実現に向けた帝人グループの経営資源の最適配分
27
3. 参考資料
主要医薬品 国内売上高実績推移
(億円)
18年度 19年度
品名 薬効
1Q 2Q 3Q 4Q 計 1Q
フェブリク® 高尿酸血症・痛風治療剤 87 87 102 82 358 99
ボナロン® *1 骨粗鬆症治療剤 26 25 27 22 100 25
ワンアルファ® 骨粗鬆症治療剤 5 4 4 4 17 4
ベニロン® 重症感染症治療剤 13 13 14 12 53 16
ムコソルバン® 去痰剤 10 10 12 9 41 9
先端巨大症及び下垂体性巨人症、
ソマチュリン® *2
膵・神経内分泌腫瘍治療剤 8 9 10 10 37 11
ロコア® 経皮吸収型鎮痛消炎剤 5 5 6 4 20 6
ラキソベロン® 緩下剤 4 3 3 3 13 3
トライコア® 高脂血症治療剤 3 2 2 1 8 1
オルベスコ® 喘息治療剤 3 3 3 3 11 3
*1 ボナロン® /Bonalon® はMerck Sharp & Dohme Corp. (米)の登録商標です。
*2 ソマチュリン® /Somatuline® は Ipsen Pharma (仏) の登録商標です。
28
3. 参考資料
疾患分野別臨床開発段階 (2019年6月末現在) * 承認/新規上市は直近1年間を記載
臨床開発段階
承認/ *
PhaseⅡ PhaseⅢ 承認申請
新規上市
骨・関節 KTP-001
ITM-058
領域 NT 201
呼吸器 PTR-36
領域
TCF-12
代謝・循環器 TMX-049
ITM-014T
TMX-67 (中国) *2
領域 TMX-049DN STM-279*3
TMX-67HK*1
GGS-CIDP*5
その他 JTR-161*4 GGS-MPA*5
GGS-ON*5
*1 2018年7月フェブリク®の痛風、高尿酸血症の小児患者への適応拡大に向けた第II相試験に着手
*2 2018年9月に中国で「痛風患者における高尿酸血症治療」に対する適応の承認を取得
*3 2019年3月に「アデノシンデアミナーゼ欠損症」に対する製造販売承認を取得
*4 2018年10月 急性期脳梗塞の適応取得に向けた第I/II相試験に着手
*5 ベニロン®の適応拡大として開発中
29
3. 参考資料
新規開発医薬品 (2019年6月末現在)
【承認/新規上市】
開発コード(一般名) 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
TMX-67 痛風 国内販売しているフェブリク錠を中国に導出す 錠剤 共同開発:
(フェブキソスタット) る。本剤は、強力な尿酸生成抑制効果に加え、 アステラス製薬
腎機能低下等により既存治療薬を使うことので (中国)有限公司
きなかった患者へも使用が可能である。 2018年9月承認取得
STM-279 ADA(アデノ 本剤(ポリエチレングリコール修飾遺伝子組換 注射 導入:
(エラペグアデマーゼ(遺 シン・デアミ えウシADA類縁体)は、ADA欠損症患者に 英リーディアント社
伝子組換え)) ナーゼ)欠損症 ADAを補充することで、リンパ球の減少を抑え 2019年3月承認取得
る注射剤であり、重症複合免疫不全症
(SCID)の発症を回避することが期待される。
【承認申請】
開発コード(一般名) 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
GGS-CIDP 慢性炎症性脱 本剤の免疫調節作用により、末梢神経の炎症を 注射 共同開発:
(乾燥スルホ化人免疫グロ 髄性多発根神 抑制し、低下した筋力を改善することが期待さ KMバイオロジクス社
ブリン) 経炎 れる。
(効能・効果追加)
2018年9月承認申請
GGS-ON 視神経炎 本剤の免疫調節作用により、視神経の炎症を抑 注射 共同開発:
(乾燥スルホ化人免疫グロ 制し、視機能を改善することが期待される。 KMバイオロジクス社
ブリン) (効能・効果追加)
2019年3月承認申請
30
3. 参考資料
新規開発医薬品 (2019年6月末現在)
【Phase Ⅲ】
開発コード(一般名) 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
ITM-058 骨粗鬆症 強力な骨形成作用により短期間で骨密度増加と 注射 導入:
骨折抑制効果が期待できる骨粗鬆症治療薬。既
(アバロパラチド酢酸塩) 仏イプセン社
存薬に比べ、強い骨密度増加作用と安全性(高
カルシウム血症のリスク低減)が期待できる。
NT 201 上肢・下肢痙縮 A1型ボツリヌス毒素活性本体による筋弛緩作用 注射 導入:
により、上肢・下肢痙縮における骨格筋の緊張
(インコボツリヌストキシ 独メルツ社
の緩和・改善が期待される。
ンA)
ITM-014T 甲状腺刺激ホル ソマトスタチン受容体を介したアポトーシスの 注射 導入:
モン産生下垂体 誘導(直接的作用)や細胞栄養因子の分泌制御
(ランレオチド酢酸塩) 仏イプセン社
腫瘍 (間接的作用)を介した作用により、甲状腺機
能の正常化が期待できる。 (効能・効果追加)
GGS-MPA 顕微鏡的多発血 本剤の抗炎症作用と免疫調節作用により、自己 注射 共同開発:
(乾燥スルホ化人免疫グロ 管炎 免疫性血管炎を鎮静化させ、標準治療で残存す KMバイオロジクス社
ブリン) る神経障害(多発性単神経炎)を改善すること
(効能・効果追加)
が期待される。
31
3. 参考資料
新規開発医薬品 (2019年6月末現在)
【Phase Ⅱ】
開発コード(一般名) 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
腰椎椎間板ヘルニアに対する化学的髄核融解療 発明者:
KTP-001 腰椎椎間板 注射
法剤。 波呂浩孝氏、
ヘルニア
生体内でヘルニアの自然退縮に関わる酵素(マ 小森博達氏
トリックスメタロプロテアーゼ)と同じ構造の
ヒト型タンパク質であることからアレルギー反 共同開発:化血研
応のリスクが少なく、選択的に作用するため、
椎間板周囲組織の傷害性が低いと期待される。
新規作用機序(CRTh2拮抗作用)によって喘息 導入:
PTR-36 気管支喘息 錠剤
症状をコントロールする長期管理薬。 英プルマジェン・
単剤による吸入ステロイドと同等の治療効果 セラピューティク
(軽症患者)や吸入ステロイドとの併用による
ス(アズマ)リミ
十分な治療効果(軽症~重症の患者)が期待さ
れる。 テッド社
繊維状吸着炭であり、尿毒素に対する高い吸着 自社開発品
TCF-12 慢性腎臓病 カプセル剤
能力から、慢性腎臓病(進行性)における尿毒
症症状の改善及び末期腎不全(ESRD)発症の
遅延、並びに用量低減による服薬アドヒアラン
スの向上が期待される。
非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬。新 自社開発品
TMX-049 高尿酸血症・痛 錠剤
規高尿酸血症治療薬として、有効性と安全性に
風 優れることが期待される。
TMX-049DN 2型糖尿病にお 非プリン型キサンチンオキシダーゼ阻害薬。 錠剤 自社開発品
ける糖尿病性腎 新規糖尿病性腎症治療薬として、腎症の進展抑
制が期待される。
臓病
32
3. 参考資料
新規開発医薬品 (2019年6月末現在)
【Phase Ⅱ】
開発コード(一般名) 対象疾患 薬効・特徴 剤型 備考
痛風・高尿酸血症の小児患者に対する、フェブ 自社開発品
TMX-67HK 小児の痛風・高 錠剤
リク® の適切な用法・用量を設定する。
(フェブキソスタット) 尿酸血症
本剤の強力な尿酸生成抑制効果により、小児患
者の血清尿酸値を適正な値に改善・維持するこ
とが期待される。
健康な日本人の抜歯体から単離した歯髄由来細 共同開発:
JTR-161 急性期脳梗塞 注射
胞を原材料とする他家ヒト細胞加工製品。骨髄
JCRファーマ社
などに比べて細胞採取時の侵襲性が低く、国内
で細胞ソースが調達できることが特徴。
免疫調整因子産生による炎症抑制、栄養因子産
生による臓器保護・再生促進などの効果が期待
される。
33
3. 参考資料
非財務情報 帝人グループのCSRマテリアリティとSDGs
帝人グループでは、CSRマテリアリティ(重要課題)の特定にあたり、
SDGs が示す社会課題を参照し、グローバルレベルで積極的に取り組んでいます
34
3. 参考資料
非財務情報 帝人グループのCSRマテリアリティとSDGs
SDGsに向けた帝人グループの取り組み
<重点領域と製品・サービス> <トピックス>
少子高齢化・
環境価値 安心・安全・防災 「TCFDコンソーシアム」に参画
健康志向
ソリューション ソリューション
ソリューション
帝人グループは、事業活動が環境に及ぼす影響を
© AIRBUS 認識し、さまざまな解決策に向けた成果を積み重ね
ながら、事業を通じて「低炭素社会への貢献」「循
環型社会への貢献」「地球環境が守られる社会への
貢献」に挑戦を続けています。
こうしたなか、2019年3月に、金融安定理事会に
地域包括ケアシステム より設置された「気候関連財務情報開示タスク
マルチマテリアルによる 超軽量天井材
軽量化素材・部材 「かるてん」 「バイタルリンク」 フォース(TCFD)」の提言を支持することを表明し、
気候変動が帝人グループの事業に与えるリスクや機
会についての情報開示を拡充に努めています。
また、2019年5月27日に、TCFD提言に賛同する
企業や金融機関などが一体となって「TCFDコンソー
シアム*」が設立されました。このコンソーシアムは、
企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融
機関等の適切な投資判断に繋げるための取り組みに
ついて議論する場です。帝人グループもこれに参画
しています。
*「TCFDコンソーシアムが設立されます」(経済産業省 HP)
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190521003/20190521003.html
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3. 参考資料
非財務情報 ESG外部評価
GPIFの4つのESG指数全ての構成銘柄に採用
帝人は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資の運用にあたって選定
する「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、
「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」「S&P/JPXカーボンエフィシェント指数」の4つの指数
全ての構成銘柄となっています。
ESG関係に優れている株式銘柄として3つのプログラムに選定
(経済産業省と東京証券取引所との共同主催)
「なでしこ」 「ホワイト500」 「攻めのIT経営」
女性活躍推進 健康経営推進 IT活用推進
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