3401 帝人 2021-08-06 11:30:00
2021年度 第1四半期決算 及び 業績見通し説明資料 [pdf]

2021年度第1四半期決算 及び
  2021年度業績見通し

    説明資料


    帝人株式会社
    2021年8月6日
今回公表のポイント
                                                        セグメント別営業利益四半期推移
■1Q実績
                                        200 (単位:億円)        185     マテリアル       ヘルスケア    173
 • COVID-19影響からの経済の回復、ヘルスケア大型投資効果により、                              その他
                                                                                        19
   EBITDAは前年同期対比32%増の339億円(進捗率26%)、営    150     126                  142

   業利益は同37%増の173億円(進捗率29%)で順調な滑り出し                         98 *1
                                                                     46
                                                53 *1                           97
   COVID-19前の2019年度1Qの売上高・営業利益水準を上回る    100
                                                                                27     132
 • マテリアル・ヘルスケアセグメントの営業利益合計は前年同期対比で
                                         50
   2倍超の水準                                       87         78        93
                                                                                57

    ➢ マテリアルの全事業分野で前年同期対比で販売量が増加          0                 9          2         13      21
                                                -14
    ➢ 糖尿病治療薬販売が順調な滑り出し。主力医薬品販売・
      在宅医療機器レンタルが堅調                     -50
                                               20年度       20年度      20年度      20年度     21年度
 • 四半期純利益も前年同期対比72%増の98億円。営業利益増に
                                                1Q         2Q        3Q         4Q      1Q
   加え、前年同期は税負担率が高かった影響による
                                              *1 医療用防護具(ガウン等)が大きく貢献

■通期業績見通し
 • 前年度対比増収(8,700億円:+4%)・増益(EBITDA1,300億円:+22%、営業利益600億円:+9%、当期純利益黒字
   回復350億円)との前回見通し*2 に対し、順調な1Qでの進捗を勘案し、売上高を上方修正(9,000億円:+8%)
 • 年間配当見通しは前年度対比5円増の55円/株で、前回見通し*2 から変更なし
                                                                   *2 2021年5月11日公表            1
                  当社の主要ターゲット市場の前提(2021年度)
    事業     市場     主な地域             1Q実績                     2Q以降見通し
                   欧州
           自動車           •半導体不足の影響はあるも、需要は好調         •需要は高水準を維持
                   米国
    アラミド
                   欧州    •光ファイバー用途をはじめ、2019年度レベルに回
           産業資材                                      •引き続き需要は堅調に推移
                   米国     復。需要は高水準で安定
マ                  日本
テ                                                    •2Qは半導体不足影響が想定され、3Q以降は
    樹脂     自動車     中国    •半導体不足で一部の顧客において稼働減
リ                                                     回復を見込むも不透明さは残る
                   アジア
ア
ル                        •ワクチン接種率が高い国・地域では、主に国内
    炭素             欧州
           航空機            便で旅客需要が回復基調                • 需要回復基調は継続
    繊維             米国
                         •サプライチェーンも必要在庫確保の動きに移行
                                               • 半導体不足影響は継続するも緩和方向
    複合             米国    •半導体不足の影響を受け、生産台数は今期予 SUVやピックアップトラックへの影響は軽微
           自動車
    成形             欧州     想や2019年度を下回る水準       • 2019年度を上回る水準の生産台数への増加
                                                 を想定*1




                                                            *1:IHSマークイット予測(2021年5月)   2
                 当社の主要ターゲット市場の前提(2021年度)
 事業       市場     主な地域              1Q実績                      2Q以降見通し
                        • 痛風・高尿酸血症市場は拡大継続
         医薬品            • COVID-19影響により病院では訪問規制が継続、 •1Qの傾向が継続
                          e-プロモーション強化の方向へ
                        • 在宅酸素療法(HOT)市場では、入院抑制に       •1Qの傾向が継続するも、ワクチン接種の普及
                          より在宅療養へのシフトが促進               により、COVID-19感染再拡大影響は緩和
ヘルスケア    在宅医療     日本
                        • CPAP市場では、COVID-19感染再拡大の影響    方向
                          で検査数が伸び悩むが、市場は拡大継続
                                                      •1Qの傾向が継続するも、ワクチン接種の普及
          新規            • COVID-19影響により、埋め込み型医療機器関
                                                       により、COVID-19感染再拡大影響は緩和
         ヘルスケア            連での若干の手術延期あり
                                                       方向
                        • 緊急事態宣言影響により店頭販売が低調
         衣料繊維     日本                                  •1Qの傾向が継続
                        • EC販売や巣ごもり需要は拡大
繊維・               日本    •自動車用途の需要は回復基調
         産業資材                                         •引き続き需要は堅調に推移
製品                中国    •水処理フィルター用途の関連市場は堅調を維持
        医療用防護具
                  日本    •官需は収束                        •1Qから変化なし
        (ガウン等)
                        •電子コミックにおける海賊版サイトの影響が前期
 IT       IT      日本                                  •海賊版サイトの影響は上期で収束
                         4Q以降継続
                                                                                3
目次




     1.   2021年度第1四半期決算                                    P. 5

     2.   2021年度業績見通し                                      P.13

     3.   主要トピックス                                          P.19

     4.   参考資料                                             P.22


見通しに関するご注意
当資料に記載されている内容は、種々の前提に基づいたものであり、記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、保証するものではありません。

本資料は2021年8月6日午前11時30分に公表した弊社決算に基づくものです。
1. 2021年度第1四半期決算




                   5
 1. 2021年度第1四半期決算


◆ 実績ハイライト [前年同期対比]
• 売上高は、各セグメントでの堅調な販売に加え、マテリアル等での原料価格の高騰に対応した販売価格改定もあり前年同期対比大幅増収
• 営業利益は、繊維・製品で医療用防護具(ガウン等)の官需が収束したものの、自動車・航空機用途を中心としたマテリアルの販売増や各
  セグメントでの堅調な販売、糖尿病治療薬販売承継の効果により、前年同期対比大幅増益。COVID-19影響前の19年度1Q実績を超過
• 四半期純利益は、営業利益増に加え前年同期は税負担率が高かった影響等もあり、前年同期対比大幅増益


  (単位:億円)



[前年同期対比]            +26.1%        +37.1%            +72.0%
[19年度1Q対比]          +5.2%         +1.7%              -9.1%




                                                                     6
1. 2021年度第1四半期決算


◆ 実績サマリー [前年同期対比]

                                                       (億円)                                                         (億円)
               19年度      20年度     21年度 前年同期                                 19年度    20年度    21年度 前年同期
                                            増減率                                                       増減率
                 1Q        1Q       1Q との差異                                   1Q      1Q      1Q との差異
 売上高            2,146     1,791   2,259        +468 +26.1%    設備投資 *5         140     131    1,501      +1,369           -
 営業利益              170     126      173         +47 +37.1%    (設備投資 調整後※)                     (177)
 営業外損益              -1       -1      12          +13      -   減価償却費           125     130         166     +36 +28.0%
 経常利益              169     124      184         +60 +48.2%    研究開発費            79      74         63          -11   -14.4%
 特別損益              -18     -14      -19           -5      -
                                                              ※糖尿病薬販売権等承継による無形固定資産増(1,324億円 *6 )を除く
 税金等調整前
                   151     110      165         +55 +49.8%
 四半期純利益
 親会社株主に帰属する
                   108      57      98           +41 +72.0%
 四半期純利益                                                       ◇為替・原油価格                 20年度        21年度
                                                                                         1Q          1Q
 ROE *1        10.6%      5.7%     9.5%        +3.8%                      円/米ドル             108         109
                                                               PL換算レート
 営業利益ROIC *2   10.3%      7.8%     8.7%   *3   +0.9%                      円/ユーロ             118         132
 EBITDA *4         294     256     339          +83            原油(Dubai)価格(米ドル/バレル)          31         67


 *1 「親会社株主に帰属する四半期純利益÷期首・期末平均自己資本」にて算出                         *4 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
 *2 「営業利益÷期首・期末平均投下資本* 」にて算出                                   *5 設備投資には無形固定資産の取得を含む(M&Aは含まず)
     (*投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金)                                *6 5/11公表値を修正(修正前:1,322億円)
 *1 ,*2 は年換算後の数値
 *3 期首の投下資本は糖尿病薬販売権等承継による増加を含めて算出                                                                                            7
1. 2021年度第1四半期決算


◆ マテリアルセグメント [前年同期対比]
                                               (億円)
                 19年度        20年度     21年度 前年同期           ◼ アラミド繊維
                   1Q          1Q       1Q との差異            - 大型定修とその期間延長等による生産減はあったものの、自動
 売上高                861         539      958    +419         車用途や光ファイバー用途を中心に各市場の回復に伴い、販売
 EBITDA                127       63       94     +31         量が大幅に増加

 減価償却費                  71       77       72       -4     ◼ 樹脂
                                                           - 堅調な需要のもと販売量が増加
 営業利益                  56       -14       21     +35
                                                           - BPA等の原料価格が高騰した影響を受けて、販売価格改定を
 営業利益ROIC              7%       -2%       3%     +4%         進めた

 <EBITDA増減内訳>                                   (億円)      ◼ 炭素繊維
                                                           - 航空機、風力発電、レクレーションを含む用途全般において炭素
 20年度            売値・     原燃料        為替          21年度         繊維「テナックス」の販売量が増加
          数量差                             その他
   1Q            構成差     単価差        影響            1Q
                                                           - 中間材料開発や北米炭素繊維新工場立ち上げ準備を継続
                                 樹脂、複合成形材料
                                                          ◼ 複合成形材料
                 +85     ▲110         COVID-19からの事業活動回復
                                      に伴う費用増他              - SUV・ピックアップトラックを始めとする米国自動車市場が回復し、
                                  +5                         米国CSP*社の自動車部品の販売が大幅に増加
          +90    (+)樹脂
                                          ▲39              - 一方、半導体不足によるOEM生産減の影響や、需給逼迫によ
                 (-)アラミド、炭素繊維
                                                 94          る原材料価格高騰の影響あり
  63            複合成形材料、アラミド他                    (+31)      - 米国では失業給付の影響により依然として従業員確保が課題
                                                             * Continental Structural Plastics Holdings Corporation   8
1. 2021年度第1四半期決算


◆ ヘルスケアセグメント [前年同期対比]
                                             (億円)
              19年度       20年度    21年度 前年同期            ◼ 医薬品
                1Q         1Q      1Q との差異             -   2型糖尿病治療剤4剤の販売が順調な滑り出し
 売上高               398     362         459      +97    -   2021年4月の薬価改定影響を受けたものの、「フェブリク*1」や「ソマ
 EBITDA            135     116         200      +83        チュリン*2」の販売量は国内で順調に拡大
 減価償却費              30      30          67      +38    -   ライセンス対価収入あり
 営業利益              105      87         132      +45    -   2021年6月に「ゼオマイン*3」が下肢痙縮の効能追加承認を取得
                                                      ◼ 在宅医療
 営業利益ROIC          51%    46%      24%         -22%
                                                       -   在宅酸素療法(HOT):入院抑制により在宅療養へのシフトが
 <EBITDA増減内訳>                                 (億円)         促進されレンタル台数が伸長
                                                       -   CPAP:COVID-19影響で検査数が伸び悩む一方、市場シェアは
  20年度               売値・                     21年度
    1Q
            数量差
                     構成差
                                 その他
                                               1Q          拡大しておりレンタル台数増加が継続
                                                      ◼ ヘルスケア新事業
          薬価改定影響
                     ▲5          +13                   -   人工関節・吸収性骨接合材等の埋め込み型医療機器事業にお
                                                           いて、新製品等の順調な伸長により増収
           +75
                   (+)ライセンス対価収入等
                                             200
                   (-)営業活動増による経費増            (+83)
  116      国内+80(糖尿病治療薬、「フェブ
                                                           *1 高尿酸血症・痛風治療剤
           リク」、CPAP他)、海外▲5                                 *2 先端巨大症・下垂体性巨人症/神経内分泌腫瘍/膵・消化管神経内分泌腫瘍治療剤。
                                                             ソマチュリン®/Somatuline®は、Ipsen Pharma(仏)の登録商標です
                                                           *3 上肢痙縮治療剤
                                                                                                       9
1. 2021年度第1四半期決算


◆ 繊維・製品セグメント [前年同期対比]
                                    (億円)    ◼ 繊維・製品セグメント
            19年度    20年度    21年度 前年同期
                                             -   産業資材:
              1Q      1Q      1Q との差異
                                                 •   自動車関連部材や半導体・電子部品用途の化成品、カーテンなど
 売上高          738     716    655      -61
                                                     生活製品の販売は好調に推移
 EBITDA        27      66     36      -30        •   水処理フィルターや吸音材用途のポリエステル短繊維は好調を維持
 減価償却費         17      15      16     +0     -   衣料繊維:COVID-19影響から徐々に回復しつつあるが、緊急事態宣
 営業利益          10      51     20      -31        言による外出自粛や店舗休業の影響で、衣料品の販売は全般的に苦戦
 営業利益ROIC     3%      15%     7%      -8%    -   医療用防護具(ガウン等)の官需が収束したものの、事業の選択と集
                                                 中による基礎収益力の底上げや、活動抑制による販管費減少あり

◆ ITセグメント [前年同期対比]
                                    (億円)    ◼ ITセグメント
            19年度    20年度    21年度 前年同期        - ネットビジネス分野の電子コミックサービスにおける海賊版サイトの影響が
              1Q      1Q      1Q との差異          続いており、ITサービス分野ではCOVID-19影響が残るものの、両分野
 売上高          109     135     135     +0       とも堅調に推移
 EBITDA        15      22     24      +2
                                            ◼ その他
 減価償却費          2       2      3       +1
                                             - 2021年3月に子会社化したJ-TEC *において、再生医療製品事業の自
 営業利益          13      20      21      +1
                                               家培養表皮「ジェイス」、自家培養角膜上皮「ネピック」に加え、再生医
 営業利益ROIC    33%     50%     57%     +7%       療受託事業および研究開発支援事業の売上が拡大し、堅調に推移
                                                                    *株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
                                                                                               10
1. 2021年度第1四半期決算


◆ 営業外損益 [前年同期対比]                                    ◆ 特別損益 [前年同期対比]

                                         (億円)                                      (億円)
                   20年度       21年度                              20年度       21年度
                                          差異                                        差異
                     1Q         1Q                                1Q         1Q
受取利息                      2          1         -1   固定資産売却益           0       0       -0
受取配当金                     5       4         -0      その他               0       0      +0
持分法による投資利益                2      15        +14      特別利益 計             1       1     +0
デリバティブ評価益                 -       2        +2       固定資産除売却損          2       5      +3
その他                       4       3            -1   投資有価証券評価損         9        -      -9
営業外収益 計               13         26        +13      減損損失               -      15     +15
支払利息                      8       7         -0      その他               4       0*      -4
デリバティブ評価損                 2       2         -0      特別損失 計         15        20      +5
その他                       4       4        +0       特別損益 計        -14        -19      -5
営業外費用 計               14         14         -0
営業外損益 計               -1         12        +13



                                                                                           11
 1. 2021年度第1四半期決算


◆ 財政状態 [前年度末対比]                                (億円)    ◆ キャッシュ・フローの状況 [前年同期対比](億円)
             21年          21年                  内 為替                                   20年度       21年度
                                    差異                                                                      差異
             3月末          6月末                  換算影響                                     1Q         1Q
総資産           10,369 *1   11,808   +1,439        +24    営業活動                             166           13     -152
負債            6,086 *1     7,418   +1,332        +2     投資活動                             -157      -1,515   -1,358
(内 有利子負債)     3,800        5,029   +1,228         -4    フリー・キャッシュ・フロー                        8    -1,502     -1,511
純資産           4,283        4,390    +108         +22    財務活動他                             40        1,186   +1,147
D/Eレシオ          0.94        1.21    +0.27          -    現金及び現金同等物増減                       48        -316      -364

                                                       * キャッシュ・フローについては金融商品取引法に基づく四半期レビューの対象外


◇ 総資産 増減内訳                         (億円)                ◇ BS換算レート
             21年          21年                                                21年       21年
                                    差異
             3月末          6月末                                               3月末       6月末
現金及び預金         1,702       1,386     -316                 円/米ドル                 111       111
売上債権           1,810       1,806       -4                 円/ユーロ                130       132
棚卸資産           1,410       1,466     +55
                                                       *1 2020年12月に実施したCSP Victall (Tangshan) Structural Composites Co., Ltdの出資
固定資産           3,571       4,897   +1,326 *2              持分の追加取得による企業結合について、前期において暫定的な会計処理を行っており、
投資有価証券          848          912     +64                  当1Qで確定したため見直しを反映(5/11公表 総資産10,364億円、負債6,082億円)

その他            1,027       1,341    +314               *2 糖尿病薬販売権等承継による無形固定資産増(1,324億円)等

総資産 計         10,369      11,808   +1,439
                                                                                                                                  12
2.2021年度業績見通し




                13
 2. 2021年度業績見通し

◆ 通期業績見通しハイライト [前年度対比・前回見通し*対比]
 •前年度対比、COVID-19影響からの回復や、武田薬品より承継した糖尿病治療薬の貢献等により、増収・増益の見通し
 •前回見通し対比
   売上高は9,000億円に上方修正:マテリアルでの原料価格の高騰に対応した販売価格改定等を反映
   営業利益・当期純利益は据え置き:樹脂や炭素繊維の販売好調の一方、複合成形材料での半導体不足や原材料高騰影響を考慮



 前年度対比                   7.6%増                        9.2%増                       黒字へ回復
前回見通し*対比                 3.4%増                        変更なし                         変更なし




     前提条件                         21年度       21年度
                         20年度            *
                                前回見通し        見通し
                                                      2021年度配当金見通し:前回見通し*から変更なし
              円/米ドル         106     105         110
  通期平均為替レート                                           中間 27.5円/株   期末 27.5円/株   年間 55円/株
              円/ユーロ         124      125        130
                                                      (20年度:中間 25円/株 期末25円/株 年間50円/株)
  原油(Dubai)価格(米ドル/バレル)       44      60         70                                                          14
                                                                                           * 2021年5月11日公表
 2. 2021年度業績見通し

◆ 通期業績見通しサマリー[前年度対比、前回見通し対比]
                            20年度      21年度                              21年度  前回見通し
                                                    差異       増減率                            増減率
                       (億円) 実績        見通し                              前回見通し * との差異
       売上高                   8,365     9,000   *5    +635    +7.6%       8,700 *5    +300   +3.4%
       営業利益                    549      600           +51    +9.2%         600          0    0.0%
       経常利益                    537      600           +63    +11.8%        600          0    0.0%
       親会社株主に帰属する当期純利益         -67      350          +417          -       350          0    0.0%


       ROE *1                 -1.7%      8%          +10%                   8%        0%
       営業利益ROIC *2            8.6%       7%    *6     -2%                   7% *6     0%
       EBITDA *3              1,068    1,300         +232                 1,300         0
       フリー・キャッシュ・フロー           281    -1,300   *7   -1,581               -1,300 *7      0
       設備投資 *4                 603     2,100   *7   +1,497                2,100 *7      0
       減価償却費                   518      700          +182                  700          0
       研究開発費                   327      340           +13                  340          0

      *1 「親会社株主に帰属する当期純利益÷期首・期末平均自己資本」にて算出
      *2 「営業利益÷期首・期末平均投下資本*」にて算出(*投下資本 =純資産+有利子負債-現金及び預金)
      *3 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
      *4 設備投資には無形固定資産の取得を含む(M&Aを含まず)
      *5 日本基準における収益認識の新基準適用による減少を含む
      *6 期首の投下資本は糖尿病薬販売権等承継による増加を含めて算出
      *7 糖尿病薬販売権等承継による無形固定資産増(1,324億円 )を含む                                                   * 2021年5月11日公表   15
      2. 2021年度業績見通し

◆ セグメント別 売上高・営業利益 [前年度対比、前回見通し対比] ◆ セグメント別経営指標 [前年度対比、前回見通し対比]
 前回見通し対比:マテリアルの高機能材料における売上高を300億円上方修正。樹脂の原料価格高騰への販売価格改定等を考慮
                                                                    (億円)
                                                                                                                                           (億円)
              20年度     21年度                            21年度   前回見通し                      20年度     21年度                     21年度  前回見通し
                                   差異        増減率                                                                差異
              実績       見通し                             前回見通し* との差異                        実績      見通し
                                                                                                                                  *
                                                                                                                           前回見通し との差異
売上高                                                                         EBITDA*2


  高機能材料        2,104    2,600      +496      +23.6%      2,300       +300    マテリアル         315      435          +120         435             0
  複合成形材料        866     1,100      +234      +27.1%       1,100         0    ヘルスケア         437      675          +238         675             0
 マテリアル 計       2,970    3,700       +730     +24.6%      3,400       +300    繊維・製品         239      135          -104          135            0

 ヘルスケア         1,487    1,800       +313     +21.1%      1,800          0    IT             113      115             +2        115            0

 繊維・製品         3,149    2,650 *1    -499     -15.8%      2,650 *1       0    その他             7        0              -7           0           0
                                                                             消去又は全社        -43      -60              -17       -60            0
 IT             581      650        +69      +11.9%        650          0
                                                                             合計           1,068    1,300         +232        1,300            0
 その他             178     200        +22      +12.1%        200          0
 合計            8,365    9,000 *1   +635       +7.6%      8,700 *1    +300   営業利益ROIC*3
                                                                             マテリアル          0%       3%          +3%           3%            0%
営業利益                                                                                                       *4                         *4
                                                                             ヘルスケア         41%      18%          -23%         18%            0%
 マテリアル            10      110       +100           -       110          0
                                                                             繊維・製品         14%       6%          -8%           6%            0%
 ヘルスケア          315      400        +85      +26.9%        400          0    IT           66%      67%           +1%          67%            0%
 繊維・製品           175       70       -105     -60.0%           70        0    合計           8.6%      7% *4        -2%           7% *4         0%
 IT             104       100           -4    -3.9%        100          0
                                                                            *1 日本基準における収益認識の新基準適用による減少を含む
 その他              -2      -20        -18           -       -20          0
                                                                            *2 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出
 消去又は全社         -52       -60           -8         -       -60          0   *3 「営業利益÷期首・期末平均投下資本*」にて算出
                                                                              (*投下資本 =純資産+有利子負債-現金及び預金)
 合計             549      600         +51     +9.2%         600          0   *4 期首の投下資本は糖尿病薬販売権等承継による増加を含めて算出
                                                                                                                             * 2021年5月11日公表       16
  2. 2021年度業績見通し


            2021年度業績見通し EBITDA増減要因(前年度対比)
◆マテリアル
                                           (億円)
 20年度
         数量差    スプレッド差   為替影響     その他
                                           21年度     ■ マテリアル   自動車用途や航空機用途等で回復を見込む
  実績                                       見通し
                                                     - アラミド   • 自動車用途中心に需要旺盛で販売量回復
                 ▲25     +10                                  • 大型定修あり(若干期間延長影響あり)
                                 ▲100
         +235                                        - 樹脂     • 高付加価値品の販売増
                (+)樹脂
                (-)アラミド、複合成形材料他
                                           435                • 原料価格の高騰に対応した販売価格改定によりスプレッ
  315                                      (+120)               ド是正が進む
                             販売増や経済活動
         アラミド、複合成形材料他        回復に伴う費用増他               - 炭素繊維   • 航空機用途を中心に販売が期初想定以上に好調
                                                              • 北米新工場立ち上げ準備継続
◆ヘルスケア                                               - 複合成形   • SUV・ピックアップトラック向けは需要旺盛。1Qでの半導
                                           (億円)
                                                       材料       体不足によるOEM生産減の影響はあるも徐々に回復
  20年度                 売値・                21年度
   実績
            数量差
                       構成差
                                 その他
                                          見通し                 • 需給逼迫による原材料価格高騰は、上期で収束の想定
                                                    ■ ヘルスケア   医薬・在宅医療で既存製品の好調が継続し、当年度より
                       ▲20      ▲22                           販売承継した糖尿病治療薬が貢献
          +280                                       - 医薬・    • 「フェブリク」・CPAP数量増
                   薬価改定影響他
                                          675          在宅医療   • 糖尿病治療薬販売が貢献
                         販売増に伴う販管        (+238)      - 新事業    • 人工股関節新製品等が順調に伸長
  437                    費増や先行投資他

           糖尿病治療薬、「フェブリク」他
                                                                                           17
2. 2021年度業績見通し


              2021年度業績見通し EBITDA増減要因(前年度対比)
 ◼ 繊維・製品の医療用防護具(ガウン等)の官需が収束したものの、マテリアルの自動車用途を中心とした回復やヘル
   スケアの糖尿病治療薬の貢献等により、EBITDAは大幅増を見込む
                                                                                   (億円)
               20年度                                                           21年度
    内訳                   数量差          スプレッド差*3     為替影響          その他
                実績                                                            見通し


                                       ▲10           +5
                                                                ▲158
   EBITDA*1             +395
   増減内訳                                                                      1,300
                                                     販売増や経済活動回復に
                                                                             (+232)
               1,068                                 伴う固定費・販管費増他

   マテリアル         315                                                           435
   ヘルスケア         437                                                           675
   繊維・製品         239                                                           135
   IT            113       (+)医薬品、アラミド、複合成形材料他                                 115
   その他*2         -36       (-)繊維・製品                                            -60


  *1 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出   *2 その他は「その他」および「消去又は全社」の合計としている *3 売値・構成差+原燃料単価差
                                                                                          18
           3. 主要トピックス

◆中期経営計画におけるCO2削減目標の引き上げおよび新目標設定について




                                      19
3. 主要トピックス: 中期経営計画におけるCO2削減目標の引き上げおよび新目標設定について


◆   自社排出CO2削減目標の引き上げおよびサプライチェーンCO2排出削減新目標設定
    2050年度ネットゼロ実現に向けた取り組みを加速するべく、中期経営計画におけるCO2削減目標をより高い水準に改定

    【グローバルにおける動き】
     ✓ 国際社会がカーボンニュートラル実現に向け活発化
     ✓ 日本を含む世界各国が目標を引き上げ(日本:2030年までに2013年対比26%削減⇒46%削減に引上げ)
       ※ 当社は、日本の目標引き上げを求めるJCI(気候変動イニシアティブ)メッセージに賛同表明

    【目標】
                                                                     自社排出CO2量
     ✓ 自社排出CO2(スコープ1+2)削減目標を引上げ                                      (百万tーCO2)
                                                                     1.5
          2030年度までに2018年度対比30%削減*1(現目標:20%削減)
                                                                                             現目標(▲20%)
     ✓ サプライチェーンCO2排出量(スコープ3)の削減目標も設定
                                                                      1                      新目標(▲30%)
          スコープ3排出量全体の2/3以上を占める排出源*2からの排出量を
          2030年度までに2018年度対比15%削減
                                                                     0.5
                 サプライチェーン            自社排出
削減目標範囲:          排出削減目標              削減目標                             0
スコープ*3:            スコープ3           スコープ1+2           スコープ3                 2018     2030                 2050

                  サプライヤー              当社               顧客                  年度        年度                  年度

                                                                            2℃水準の削減から2050年ネットゼロへ
*1 2018年度対比30%削減: 当社2013年度排出量実績に対し、日本目標(46%削減)を上回る削減の水準
*2 全体の2/3以上を占める排出源:スコープ3のうち、購入した製品・サービス全体の排出量(カテゴリ1)から商社ビジネスを除いた部分          2℃を十分に下回る水準の削減から2050年ネットゼロへ
*3 スコープ: 温室効果ガス算定標準であるGHGプロトコルの定義による
                                                                                                                20
3. 主要トピックス: 中期経営計画におけるCO2削減目標の引き上げおよび新目標設定について

◆   中期経営計画2020-2022            環境負荷低減における長期目標の改定
                                                               中期経営計画                   今回の改定
環境負荷低減
 長期目標                                  自社
                                       排出
                                                  2030年度      20     %削減                30   %削減
    (2018年度比)            気候変動
                                                                   ゼロ 実現
                                     (Scope1+2)
                       (CO2排出量)                   2050年度     実質                         (変更なし)
                                     サプライ
                                     チェーン
                                      (Scope3)    2030年度 (数値目標なし)                       15   %削減 *
                                 水
                          (淡水取水量売上高原単位)           2030年度     30      %改善                (変更なし)
                              有害物質
                       (有害化学物質排出量売上高原単位)          2030年度     20      %改善                (変更なし)
                              資源循環
                         (埋立廃棄物量売上高原単位)           2030年度     10      %改善                (変更なし)

    サプライチェーン                         2030 年度までに 「 削減貢献 > 総排出 」                               達成
       全体で                                                            当社製品使用による、サプライチェーン川下での
                               総排出量                 削減貢献
                                                                      CO2 削減効果を貢献量として算出し、CO2 削減
        削減を促進               サプライヤー           当社        顧客             貢献量を、グループ全体及びサプライチェーン川上
                                                                      におけるCO2総排出量以上にする。
* スコープ3排出量全体の2/3以上を占める排出源(スコープ3のうち、購入した製品・サービス全体の排出量(カテゴリ1)から商社ビジネスを除いた部分)からの排出量の削減目標
                                                                                                     21
4. 参考資料




          22
4. 参考資料


                   定常的な損益影響要因
          セグメント                   主な特徴

                  • アラミドは2021年度1Qに大型定修(3年に1度)
          マテリアル
                  • 樹脂は毎年2Q、3Qに定修

                  • 4Qに経費集中傾向
          ヘルスケア
                  • 一時的なライセンス収入/支出

          繊維・製品   • 衣料関係は3Qが秋冬物・4Qが春物シーズン


            IT    • 2Q、4Qはシステム検収時期で納入増


   【2021年度見通しにおける特有の要因】
   •   マテリアル、繊維・製品において自動車用途や航空機用途等でCOVID-19影響からの回復傾向有り
                                                         23
4. 参考資料(第1四半期決算)


◆ EBITDA*増減(連結合計)[前年同期対比]
                                     (億円)
              19年度     20年度     21年度 前年同期
                1Q       1Q       1Q との差異
売上高            2,146    1,791   2,259   +468
EBITDA *        294      256      339    +83
減価償却費           125      130      166    +36
営業利益            170      126      173    +47
営業利益ROIC      10.3%     7.8%     8.7%   +0.9%
                                                                   (億円)
                 20年度                     売値・   原燃料    為替         21年度
      内訳                        数量差                         その他
                   1Q                     構成差   単価差    影響           1Q



                                          +85   ▲120
    EBITDA*                                            0    ▲22
                                +140
    増減内訳
                                                                  339
                 256                                              (+83)


* 「営業利益+減価償却費(のれんを含む)」にて算出                                                24
4. 参考資料(第1四半期決算)


◆ セグメント別 売上高・営業利益 四半期推移 [前年同四半期対比 及び 直前四半期対比]
                                                                                                                                      (億円)
                                   19年度                                              20年度                         21年度        差異       差異
                                                                                                                              21/1Q    21/1Q
               1Q        2Q         3Q         4Q       年間       1Q        2Q         3Q        4Q        年間       1Q
                                                                                                                             -20/1Q   -20/4Q
売上高
      高機能材料     633       624         556       550     2,364     438       476        544       647      2,104     693        +256      +47
      複合成形材料    228       231         229       224      912      101       248        252       264       866      264        +163       +1
 マテリアル 計        861       854         786       774     3,275     539       724        796       910      2,970     958        +419      +48
 ヘルスケア          398       391         403       347     1,539     362       369        388       368      1,487     459         +97      +91
 繊維・製品          738       804         772       749     3,063     716       865        790       778      3,149     655         -61     -123
 IT             109       122         112       143      486      135       150        137       158       581      135          +0      -23
 その他                40        42         41      50       174         39        42         45        53     178         52      +13         -1
 合計            2,146     2,214       2,114     2,063    8,537    1,791     2,150      2,156     2,268     8,365    2,259       +468       -9

営業利益
 マテリアル              56        46         29      28      158      -14            9          2        13      10         21      +35       +8
 ヘルスケア          105           89         97      34      326          87        78         93        57    315      132         +45      +75
 繊維・製品              10        18         14       12      54          51        76         36        12     175         20      -31       +8
 IT                 13        23         19      23       78          20        27         21        35    104          21       +1      -14
 その他                -0         3          -1        2        3        -4         1          2        -1      -2         -3       +1       -2
 消去又は全社          -14       -11        -13        -19     -58      -14           -6      -13       -19      -52       -19         -5       +0
 合計             170       168         145        80      562      126       185        142           97    549       173        +47      +76
                                                                                                                                                 25
4. 参考資料(第1四半期決算)


◆ 連結損益計算書 四半期推移
                                                                                                   (億円)
                               19年度                                    20年度                        21年度
                   1Q        2Q        3Q        4Q        1Q        2Q        3Q        4Q         1Q
売上高                2,146     2,214     2,114     2,063     1,791     2,150     2,156     2,268      2,259
   売上原価            1,470     1,534     1,461     1,438     1,194     1,484     1,522     1,614      1,550
売上総利益               677       680       653       624       597       666       634       653        709
   販管費              507       512       509       544       471       481       492       556        536
営業利益                170       168       145           80    126       185       142           97      173
   営業外損益                -1        -6        -1     -11          -1        -7     -15          11         12
   (内 金融収支)             -1        -5        -4        -4        -1        -3        -2        -2         -2
   (内 持分法投資損益)          4          7        2          8        2         12        5          7         15
経常利益                169       162       144           69    124       178       126       108        184
   特別損益              -18      -23         6       -93       -14        -11       33      -451        -19
税金等調整前四半期純利益         151      139       150       -24       110       167       160      -343        165
   法人税等               40       37        47        21        48        57        44        -13        61
   非支配株主に帰属する
                        3         5         5          4        5         7         7         5           7
   四半期純利益
親会社株主に帰属する
                    108           97        97    -49           57    103       108      -335            98
四半期純利益
                                                                                                              26
4. 参考資料(第1四半期決算)


◆ 連結貸借対照表 四半期推移
                                                                                                               (億円)
                                     19年度                                          20年度                        21年度
                     6月末        9月末        12月末       3月末          6月末        9月末        12月末 *       3月末 *    6月末
資産
  流動資産                  5,116     5,255      5,280      5,053        5,026       5,131       5,074     5,346    5,389
  固定資産                  4,910     5,052       5,139     4,989        5,024      5,055         5,133    5,023    6,419
  合計                  10,026     10,307      10,419    10,042       10,049     10,185        10,207   10,369    11,808
負債・純資産
  負債                   5,860       6,103     6,065      5,928        5,880      5,837        5,744     6,086     7,418
  (内 有利子負債)            3,743      4,076      3,982       3,819       3,914      3,873        3,628     3,800    5,029
  純資産                   4,166     4,204      4,354       4,114       4,169      4,348        4,463     4,283    4,390
  合計                  10,026     10,307      10,419    10,042       10,049     10,185        10,207   10,369    11,808
* 2020年12月に実施したCSP Victall (Tangshan) Structural Composites Co., Ltdの出資持分の追加取得による企業結合について、
  前期において暫定的な会計処理を行っており、当1Qで確定したため見直しを反映




                                                                                                                         27
4. 参考資料(2021年度見通し)


◆ 主要経営指標推移
                                 16年度         17年度       18年度        19年度       20年度         21年度
                                   実績         実績*7       実績          実績         実績           見通し
   ROE *1                           15.7%      12.5%      11.2%        6.3%       -1.7%         8%
                                                                                                       *8
   営業利益ROIC *2                      10.0%      11.2%       9.3%        8.7%       8.6%           7%
   EBITDA *3(億円)                      958       1,155      1,076       1,072      1,068       1,300


   1株当たり当期純利益(円)*4                  254.9      231.3      232.4        131.6      -34.7        177.8
   1株当たり配当金(円)*4                        55        60          70 *        60         50          55
                                                                *100周年記念配当 10円/株を含む

   総資産(億円)                           9,641     9,820      10,207      10,042     10,369 *9    11,700
   有利子負債(億円)                        3,762      3,442      3,692        3,819      3,800       5,000
   D/Eレシオ *5                           1.11     0.88       0.90         0.97       0.94          1.1
   D/Eレシオ(資本性調整後)*6                      -           -          -           -          -         1.0
   自己資本比率                           35.1%      40.0%      40.2%       39.3%      39.2%         38%

   *1   「親会社株主に帰属する当期純利益÷期首・期末平均自己資本」にて算出
   *2   「営業利益÷期首・期末平均投下資本*」にて算出 (*投下資本 = 純資産+有利子負債-現金及び預金)
   *3   「営業利益+減価償却費(のれんを含む) 」にて算出
   *4    株式併合による株数の変化を反映したベースで記載
   *5   「有利子負債÷自己資本」にて算出(グロス表示)
   *6   劣後債資本性調整後のD/Eレシオ(2021年7月21日 劣後債 600億円発行済)
   *7   「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を18年度から適用しており、17年度実績については当該会計基準等を遡って適用した後の数値を記載
   *8   期首の投下資本は糖尿病薬販売権等承継による増加を含めて算出
   *9   2020年12月に実施したCSP Victall (Tangshan) Structural Composites Co., Ltdの出資持分の追加取得による企業結合について、前期において暫定的な会計処理を行っており、当1Qで確定した
        ため見直しを反映                                                                                                                28
4. 参考資料


◆ 主要医薬品 国内売上高実績推移                                                                                                                (億円)

                                                                                                20年度                             21年度
           品名                                 薬効
                                                                         1Q         2Q            3Q        4Q          計         1Q
    フェブリク®                  高尿酸血症・痛風治療剤                                    87             89        96         83       356        96
    糖尿病4製剤*1                2型糖尿病治療剤                                          -             -          -         -           -     75
    ボナロン®*2                 骨粗鬆症治療剤                                        21             21        23         18        83        20
                            先端巨大症及び下垂体性巨人症、
    ソマチュリン®*3               膵・神経内分泌腫瘍治療剤                                   13             13        14         12        52        13
    ベニロン®                   重症感染症治療剤                                       14             12        14         10        50        12
    ムコソルバン®                 去痰剤                                               6            5           7         5       22            5
    ロコア®                    経皮吸収型鎮痛消炎剤                                        5            6           5         5          21         5
    ワンアルファ®                 骨粗鬆症治療剤                                           3            3           3         2          10         2
    オルベスコ®                  喘息治療剤                                             3            3           3         2          11         2
    ラキソベロン®                 緩下剤                                               2            2           2         2          8          2


    *1 イニシンク®配合錠、ネシーナ®錠、リオベル®配合錠、ザファテック®錠

    *2 ボナロン /Bonalon®   はMerck Sharp & Dohme Corp. (米)の登録商標です。   *3 ソマチュリン /Somatuline®   は Ipsen Pharma (仏) の登録商標です。
           ®                                                              ®
                                                                                                                                           29
4. 参考資料


◆ 非財務情報 ESG外部評価
   GPIFの4つのESG指数全ての構成銘柄に採用

   帝人は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資の運用にあたって選定する「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCI ジャパ
   ンESGセレクト・リーダーズ指数」、「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」「S&P/JPXカーボンエフィシェント指数」の4つの指数全ての構成銘柄と
   なっています。




                (注) MSCIインデックスへの帝人株式会社の組み入れおよび帝人株式会社によるMSCIのロゴ、商標、サービスマークまたはイン
                デックス名の使用は、MSCIまたはその関係会社による帝人株式会社へのスポンサーシップ・宣伝・販売促進を企図するものではあ
                りません。MSCIインデックスはMSCIの独占的財産であり、MSCIおよびMSCIインデックスの名称ならびにロゴは、MSCIまたはその関
                係会社の商標またはサービスマークです。


   ESGへの取り組みが優れている企業として、
   2つの国内プログラムに選定                                          SRI(社会的責任投資)インデックスへの組み入れ

     「なでしこ」
   女性活躍推進               健康経営推進




                                                                                       30