3393 スターティアHD 2021-01-20 15:00:00
当社連結子会社における電力取引価格高騰による影響に関するお知らせ [pdf]
各 位
2021 年 1 月 20 日
会社名:スターティアホールディングス株式会社
代表者名:代表取締役社長 兼 グループ最高経営責任者 本郷 秀之
(コード番号 3393 東証第一部)
問合せ先:取締役 兼 グループ執行役員 植松 崇夫
(TEL:03-5339-2109)
当社連結子会社における電力取引価格高騰による影響に関するお知らせ
当社連結子会社である、スターティア株式会社が小売電力事業者として電力を供給する
サービス「ビジ助でんき」における、電力取引価格高騰の影響について下記のとおりお知
らせいたします。
記
1.日本卸電力取引所(以下「JEPX」 における電力取引価格の高騰について
)
2020 年 12 月中旬以降の JEPX での電力取引価格において、この冬の厳しい寒さと
天候不順による電力需給の逼迫により、国内発電量の大部分を占める火力発電所が燃
料利用としている液化天然ガス(以下「LNG」
)の在庫不足、東アジア諸外国におけ
る LNG 買入量の増加、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響による
パナマ運河の通関手続き遅延等、電力供給に伴う環境において複数の要因が発生した
ことを受け、電力取引価格の高騰が続いているものと考えられております。
これらの影響を受け、経済産業省からも JEPX の電力取引価格の高騰を背景に、市
場参加者による電力の安定的な取引環境確保のため緊急的な対応が必要であるとの
見解とその対応について発表がなされております。
(ご参照)
※2021 年 1 月 15 日 卸電力市場価格の高騰に対する対応について(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2020/01/20210115004/20210115004.html
※2021 年 1 月 15 日 卸電力市場価格の高騰に対する対応としてインバランス料金等
単価の上限を 200 円/kWh とする特例認可を行います(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2020/01/20210115007/20210115007.html
2.電力調達取引について
当社の連結子会社である、スターティア株式会社が小売電力事業者として電力を供
給するサービス「ビジ助でんき」においては、お客様に販売する電力を JEPX より調
達しております。JEPX の電力卸価格は、2020 年 12 月前半までは年間を通して 5~
10 円/kWh 程度で取引されておりましたが、2020 年 12 月 15 日前後から急激な高騰
が続いており、2021 年 1 月に入ってからは 100 円/kWh を超える異常高値が継続して
いる状況です。今回の JEPX 電力取引価格の高騰を受け、電力調達コストを抑制する
ために、相対電源の確保や電力先物市場の活用等、JEPX 以外での電力調達を検討し
ております。
3.業績に与える影響
当社の連結子会社であるスターティア株式会社における新電力サービス「ビジ助で
んき」は、当期2020年5月に開始をしたサービスでございます。スターティア株式会社
が属する当社報告セグメントのITインフラ関連事業において、電力調達コストの上昇
によって事業収益(売上総利益)への一定の影響は想定しておりますが、現時点にお
ける当社グループの当期における通期連結業績への影響は軽微と見込んでおります。
なお、今後、業績の見通しに変更等が生じた場合には、速やかに開示いたします。
以上