3374 J-内外テック 2021-05-14 15:10:00
2021年3月期 決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 決算説明資料
2021年5月14日
JASDAQ3374
2021年3月期 連結業績
代表取締役社⾧ 岩井田 克郎
1
2021年3月期決算 ハイライト
業績
2021年3月期は、予想(2020年7月10日公表)を上回る増収増益を
達成
⇒ ロジック・メモリー投資の増加による好調。
テレワークやリモートワーク等によるデータトラフィック量の急増によりデータ
センター需要が拡大、5G通信の世界的な普及に向けた投資も順調に推移。
2022年3月期は、データセンター需要のさらなる拡大のほか、民生
電子機器や車載関連の生産復調から、引き続き増収増益を見込む
トピックス
宮城県大衡村に2020年9月宮城物流センター新棟竣工・移転
⇒ 中⾧期的な半導体需要の拡大に向けた物流体制を強化
協力体制強化及び事業規模拡大のため、入江工研株式会社と資本
業務提携を締結
2
2021年3月期 決算概要
▐ 予想を上回る大幅な増収増益に
(百万円、%)
2020.3期 2021.3期
実 績 前期比 構成比 実 績 前期比 構成比 予想
(7月10日公表)
売上高 23,825 △ 8.2 100.0 26,734 12.2 100.0 25,500
売上原価 21,187 △ 8.5 88.9 23,558 11.2 88.1 -
販管費 2,090 △ 4.3 8.8 2,126 1.7 8.0 -
営業利益 547 △13.3 2.3 1,049 91.5 3.9 867
経常利益 533 △14.1 2.2 1,037 94.3 3.9 850
親会社株主に帰属する
当期純利益 333 △18.5 1.4 743 2.2倍 2.8 550
売上高は、テレワーク等によるデータトラフィック量増加等を背景に前期からの堅調なロジック投資の更なる増加に加え、
メモリーの回復による好調。
販管費は、新型コロナウイルス感染症対策や物流センター移転に係る一時的な費用が発生するも、効率化の推進によ
りほぼ前期並み。
3
売上高・営業利益(四半期ベース)の推移
▐ 2Qは一時的に停滞も、3Q以降再拡大傾向
2Qは新型コロナウイルス感染症拡大の不透明感から1Qに2Q分の上乗せ受注があったため、
一時的に減収減益になるものの3Q以降は需要再拡大で上昇基調続く
売上高 営業利益
(百万円)
7,797
7,460
7,270 7,277
6,976
6,762
6,595 6,582 6,565
6,287 6,379
6,034 6,148
5,815 5,732
5,263
384
349
314 323
297
282
267
219 231
179 174
96 98 84
73
55
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 4
売上総利益率・販管費(四半期ベース)の推移
▐ 売上総利益率は、2Qに低下となるも3Q以降回復傾向
▐ 販管費は、一定水準で推移
(百万円) 販管費 売上総利益率 販管費率
11.9%12.1%
12.5% 12.7%
売上総利益率
11.5%11.8% 11.3%
11.8%
11.4%
11.0%
10.8% 10.3%
10.9%
10.2% 10.5%
増収効果により高水準維持
9.7%
9.8% 2Qをボトムに回復傾向
9.0% 8.3% 9.0% 9.1%
7.1% 7.3% 7.2% 7.0%
7.6% 8.6% 8.5% 8.3%
7.5%
7.9%
7.5% 4Qは仕入先からの販売奨励金
によりさらに上昇
546 553 563 545 561
525 519 522 531 525 519 520
492 522 516
468
販管費・販管費率
販管費は、新型コロナウイルス感
染症対策や物流センター移転等
の一時的費用があるも、効率化
の推進により一定水準で推移。
増収効果により販管費率低下傾
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 向。
2018.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期
売上総利益率 11.4% 10.9% 11.1% 11.9%
販管費率 7.2% 8.4% 8.8% 8.0%
販管費(百万円) 2,033 2,184 2,090 2,126
5
セグメント情報:販売事業
▐ 3期振りに増収増益に
▐ セグメント売上高・利益ともに予想を上回り、拡大傾向
(百万円)
セグメント売上高 23,867百万円
7,082
6,661 6,676
(前期比 11.9% )
6,583
6,076
6,215
5,955
6,185
5,897 新型コロナウイルス感染症の影響
セグメント売上高 5,665
セグメント利益
5,604
5,213 5,460
5,537 によるサプライチェーンにおける商
5,108
240 材の納期遅れを懸念し1Qに受
4,663
206
219
注が集中。2Qはその影響を受け
185 182 180
161 159
調整局面となった。
年間を通じては、テレワークやリ
79 105 92
109 99 モートワーク等によるトラフィック量
67
72
増加を背景にデータセンター投資
22 の活発化を受けて、ロジック・メモ
リー投資ともに大幅増加。
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q セグメント利益 634百万円
2018.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期 (前期比 95.3% )
セグメント売上高 26,036 23,357 21,326 23,867 売上増加に伴い増益。
セグメント利益 793 433 324 634 仕入先からの販売奨励金が4Q
セグメント利益率 3.0% 1.9% 1.5% 2.7%
に寄与。
(注)売上高は連結調整前
6
セグメント情報:受託製造事業
▐ セグメント売上高は過去最高により増収増益に
セグメント売上高 5,056百万円
(百万円) (前期比 18.2% )
2Q・3Qに一服感があるも、半導
セグメント売上高 1,358 1,346
1,287
1,387
1,351 体主要メーカーの投資再拡大を
1,256
セグメント利益 1,198 1,205
1,158 1,157
受けて増収。
1,082 1,103
1,030
996
922
920 セグメント利益 379百万円
178 (前期比 99.1% )
124
137
2Q・3Qは、売上減少に加え回
114 106 114
91
91
復に備えた製造人員維持により、
46 57
62 1Qに比べ利益大幅減。
23 通期では、売上増加及び生産効
0.5
▲ 19
▲2 ▲4
率改善により、大幅増益。
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期
セグメント売上高 4,561 4,869 4,276 5,056
セグメント利益 391 160 190 379
セグメント利益率 8.6% 3.3% 4.4% 7.5%
(注)売上高は連結調整前
7
貸借対照表
資産 負債・純資産
(百万円) (百万円)
38.6% 39.5%
35.8%
31.2%
自己資本比率
7,223 買入債務
9,512 現金・預金
5,651 有利子負債
4,820 売上債権
3,508 7,710 6,145
棚卸資産 その他負債
5,487 3,495
その他流動資産 純資産
5,259 5,940 5,207 有形固定資産 2,144 2,630
6,820 2,038
その他固定資産
8,093
3,185 3,229 3,454 5,779
2,314 5,322 5,611
18.3末 19.3末 20.3末 21.3末 18.3末 19.3末 20.3末 21.3末
エクイティ・ファイナンス実施等により現預金は46億92百万 利益の積み上げ、エクイティ・ファイナンス実施により純資産
円増加 は80億円に増加し、自己資本比率は39.5%に向上
売上債権回収サイトの短縮により売上債権減少 新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク回避のため借
宮城物流センター新棟完成により有形固定資産増加 入を増加し、有利子負債が8億64百万円増加
8
キャッシュフロー計算書
▐ 業績好調による利益増加を受けてフリーキャッシュフロー大幅増加
▐ 現金及び現金同等物残高は、90億円に
2,907
2,476
営業CF 2,214
投資CF
財務CF
1,244
FCF
1,038
318
▲ 205
▲ 263
▲ 431
▲ 628
▲ 1,294
▲ 1,923
19.3期 20.3期 21.3期
現金・現金同等物期末残高
(百万円)
2,960 4,315 9,007
業績好調、売上債権・仕入債務のバランス改善から、営業キャッシュフローは29億7百万円に拡大
エクイティ・ファイナンスによる資金調達に加え、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク回避のため借入増加により、財務
キャッシュフローは22億14百万円に拡大 9
トピックス:受託製造事業の強化に向けた取り組み
宮城物流センター(宮城県大衡村)竣工 入江工研株式会社との資本業務提携
中⾧期的な半導体需要の拡大に備えた物流戦略の 代 表 者 代表取締役社⾧ 入江則裕
一環として、 2020年9月に新棟竣工 設 立 昭和41年5月24日
従業員の安全への考慮やより良い職場環境を提供し 主 製 品 と 強 み 真空環境で使用するベローズや大型ゲート
作業効率向上を目指した物流センター バルブの中堅メーカーです。特に大型ゲート
・ 倉庫面積拡大 バルブは、世界三大メーカーの一角として
(1,465㎡から2,125㎡と約1.5拡張) 真空業界のリーダー的役割を担っております。
・ 保管面積拡張による作業効率の向上 シ ナ ジ ー 効 果 当社グループの商社機能と受託製造機能に
加えて真空機器メーカーの入江工研と協業す
ることにより真空機器開発No.1を目指します。
半導体・FPDなどの製造装置(真空チャンバー)
内外テック 宮城物流センター
内外エレクトロニクス
大衡出張所
10
10
2022年3月期 連結業績予想
11
市場動向
▐ 日本製半導体製造装置販売高は、引き続き拡大傾向を見込む
▐ 2022年度は、SEAJ統計開始以来の最高記録を見込む
半導体・FPD装置 日本製装置販売高予想
(億円) 半導体製造装置 FPD製造装置
30,000
20,000
10,000
0
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 (年度)
予想
(SEAJ 2021年1月14日発表資料をもとに作成)
12
2022年3月期 業績予想
▐ 5Gの普及やデータセンター向け等半導体の需要活況
▐ 大幅増収増益を見込む
(百万円、%)
2021.3期 2022.3期
実 績 前期比 構成比 予 想 前期比 構成比
2Q累計 前年同期比
売上高 26,734 12.2 100.0 30,000 12.2 100.0 14,760 16.1
営業利益 1,049 91.5 3.9 1,400 33.4 4.7 637 46.8
経常利益 1,037 94.3 3.9 1,380 33.0 4.6 630 47.9
親会社株主に帰属する
当期純利益 743 2.2倍 2.8 930 25.2 3.1 425 55.0
13
セグメント予想
販売事業
(百万円)
26,676 11.8%
26,036
23,357 23,867 セグメント売上高
21,326 24.3% 先期から続く半導体需要増加を背景に、ロジック・メモ
793 788 リー投資拡大を見込み、増収を予想。
634
セグメント利益
433 売上増加及び業務効率化による増益を見込む。
324 セグメント売上高
セグメント利益
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 (22.3期)
受託製造事業
5,507 8.9%
(百万円) 5,056
4,561
4,869 セグメント売上高
4,276 主要顧客からの堅調な受注により増加傾向。
47.2%
セグメント利益
559
損益分岐点操業度の改善や合理化による収益改善
を見込む。
391 379
セグメント売上高
160 190 セグメント利益
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 (22.3期)
(注)売上高は連結調整前 14
設備投資と減価償却費
▐ 今後の成⾧を見据え生産体制拡大のため再投資
受託製造事業の強化 物流センターの整備 受託製造事業の強化
(百万円) 設備投資
1,007
972 減価償却費 主要設備投資
21/3期
・内外テック 宮城物流センター
新棟増築 3.2億円
22/3期予定
552 ・内外テック 宮城物流センター
グループ物流の統合 1.7億円
444 ・内外エレクトロニクス 仙台事業所
401
クリーンルーム改築 3.3億円
329
240 今後の計画
211 222 ・内外エレクトロニクス 東北地区
146 新工場新設
82 ・内外テック
47
製品自社開発のための開発リソース確保
17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 (22.3期)
15
配当政策について
▐ 連結配当性向25%程度を基準
2021年3月期の配当金は、期初予想を上回り上場来最高
2022年3月期の配当予想は、上場来最高の更新を見込む
25.0% 25.4%
(円) 25.1% 25.1%
記念配
11.1% 普通配
67.0
62.0
配当性向
7.8%
6.5%
5.5%
35.0 35.0
29.0
20.0
4.0
10.0
6.0
15.3期 16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 (22.3期)
(注)配当金は、2016年10月1日付の株式併合2→1株を考慮して過去遡及した数値を記載。
16
(参考資料)
会社概要
17
会社概要
所在地 東京都世田谷区三軒茶屋 内外テックの営業所・物流センター・開発センター ○
内外エレクトロニクスの事業所・サービスセンター(SC)
設立 1961年6月
半導体製造装置の部品の仕入販売、受託製造が
事業内容
2本柱
従業員数 連結 562名(2021年3月末)
内外エレクトロニクス 株式会社
連結子会社
納宜伽機材(上海)商貿有限公司
福島事業所・
東北SC
四日市SC
18
当社グループの主力ビジネス
▐ 半導体製造工程概要
前 工 程 後 工 程
原材料 フロントエンド バックエンド 検査工程 組立工程 検査工程 半導体
洗浄 スパッタ ダイシング
研磨 CVD ボンディング
装置 プローバー テスター
塗布・露光 エッチング モールド
ステッパー CMP etc. etc.
5G対応のスマートフォンや基地局向け、自動車の自動運転向けなど
半導体の需要増を背景に、前工程装置の設備投資の再拡大が見込まれる。
+
内外テック 内外エレクトロニクス
技術提案商社 受託製造メーカー
= モノづくりができるメーカー商社 19
当社の仕入先・販売先
【仕入先】 【販売先】
東京エレクトロン様グループで約7割
空気圧機器メーカー
その他メーカー 半導体・液晶・電子
部品メーカー
東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ様
29.4% 32.0%
36.8% 東京エレクトロン宮城様
東京エレクトロン九州様
21.3期 21.3期 半導体・液晶・電子部品各社様
63.2%
16.2%
22.4%
半導体 液晶等前工程
製造装置メーカ-
内外テック 仕入先・販売先
■ 仕入先メーカー数 約1500社 年間取扱いアイテム 約58,000件
■ 得意先数 約 950社
■ 主な取扱い商品サービス 空気圧機器、真空関連機器、機工部品、受託製造、保守メンテナンス、装置改造
20
本日はありがとうございました。
・ 本資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を
目的としたものではありません。
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入手可能な情報に基づいて判断したものであり、その実現・達成を保証、約束する
ものではなく、また、その情報の正確性、完全性を保証、約束するものではありません。
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