3361 トーエル 2019-03-13 16:00:00
2019年4月期第3四半期決算補足説明資料 [pdf]
2019年4⽉期 第3四半期
決算補⾜説明資料
2019年3⽉13⽇
株式会社トーエル
(証券コード:3361)
2019年4⽉期 第3四半期
実 績
損益の状況(連結)
売上⾼はエネルギー事業におけるLPガス売上原価上昇に伴う販売価格の改定、ウォーター事業における
ボトル販売本数の増加により、前年同四半期⽐3.3%の増収となった。
営業利益はLPガス輸⼊価格の⾼値推移に伴う売上原価の上昇と販売価格の改定時期に期ずれが⽣じたこ
とが影響し前年同四半期⽐12.6%の減益となった。
(単位:百万円)
2018/4⽉期 2019/4⽉期 前年同四半期⽐
3Q(実績) 3Q(実績) 増減額 増減率
売上⾼ 16,601 17,143 +542 +3.3%
売上原価 9,314 9,797 +483 +5.2%
売上総利益 7,287 7,346 +59 +0.8%
売上総利益率(%) 43.9 42.9 △1.0pt
販売費及び⼀般管理費 6,232 6,424 +192 +3.1%
営業利益 1,054 921 △133 △12.6%
営業利益率(%) 6.4 5.4 △1.0pt
経常利益 1,220 988 △232 △19.0%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 696 620 △76 △10.9%
1株当たり四半期純利益(円) 35.03 31.29 △3.74 △10.7%
1
売上⾼と営業利益 セグメント別構成⽐
ライフライン事業者として、エネルギー事業で安定した収益を確保し、ウォーター事業で企業の成⻑を図る
戦略を基本としているが、エネルギー事業は冬季、ウォーター事業は夏季に偏る需要構造となっているため
ウォーター事業の更なる成⻑が収益構造の季節偏重差を緩和し、より安定した収益構造となる。
エネルギー事業の業績は輸⼊価格と為替に⼤きく影響を受けるが、ウォーター事業は外的要因による影響が
⽐較的⼩さい安定した収益構造となっているため、ウォーター事業の⽐率を⾼めることが業績の安定化に
繋がる。
売上⾼ 2019年4⽉期 3Q 営業利益 2019年4⽉期 3Q(管理部⾨経費配賦前)
エネルギー ウォーター ウォーター
エネルギー
72.5% 27.5% 35.7%
64.3%
2
貸借対照表(連結)
(単位:百万円)
2018年4⽉末 2019年1⽉末 増 減 内 容
流動資産合計 9,138 9,671 +533 現⾦及び預⾦ +315
受取⼿形及び売掛⾦ +89
商品及び製品 +95
固定資産合計 15,061 15,433 +372 建設仮勘定 +1,058
有形固定資産 12,803 13,442 +639 機械装置及び運搬具 △ 207
無形固定資産 570 423 △147 リース資産 △267
投資その他の資産 1,687 1,567 △120 営業権 △137
資産合計 24,199 25,105 +906
流動負債合計 5,697 6,016 +319 買掛⾦ +238
固定負債合計 3,555 3,985 +430 ⻑期借⼊⾦ +678
負債合計 9,253 10,001 +748
株主資本合計 14,546 14,773 +227 利益剰余⾦ +322
その他の包括利益累計額合計 390 318 △72 ⾃⼰株式 △98
⾮⽀配株主持分 9 10 +1
純資産合計 14,946 15,103 +157
負債純資産合計 24,199 25,105 +906
流動⽐率(%) 160.4 160.7 +0.3pt
⾃⼰資本⽐率(%) 61.7 60.1 △1.6pt
3
セグメント別業績
エネルギー事業 売上⾼及び営業利益(連結)
売上⾼: LPガスは暖冬の影響により数量は減少したものの、売上原価の上昇に伴う販売価格
の改定により、売上⾼は前年同四半期⽐2.2%の増収となった。
営業利益:適正な販売価格により利益確保に努めたが、LPガス輸⼊価格⾼値推移に伴う売上原
価上昇と販売価格の改定時期に期ずれが⽣じたことで、営業利益は前年同四半期⽐
7.0%の減益となった。
(単位:百万円)
2018年4⽉期 3Q 2019年4⽉期 3Q
連 結 前期⽐
(実 績) (実 績)
売上⾼ 12,160 12,429 +2.2%
営業利益(管理部⾨経費配賦前) 1,578 1,467 △7.0%
営業利益率(%) 13.0 11.8 △1.2pt
4
エネルギー事業 販売数量
「TOELLライフラインパッケージ」により既存顧客維持及び新規顧客獲得に努めた
ものの、暖冬が影響し販売数量は前年同四半期⽐3.8%減となった。
(トン)
販売数量(第3四半期累計期間) 販売数量(第4四半期)
前通期⽐+1.2% 前通期⽐△1.2% 前通期⽐+0.3% 前通期⽐+0.3%
100,000
75,000 前3Q⽐+2.3% 前3Q⽐+1.9%
前3Q⽐△3.7% 前3Q⽐+1.0% 前3Q⽐△3.8%
50,000
25,000
0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期
5
ウォーター事業 売上⾼及び営業利益(連結)
売上⾼: 新規顧客開拓、商品ラインアップの充実によりボトル販売本数が増加したことで、
売上⾼は前年同四半期⽐6.2%の増収となった。
営業利益:ボトル販売本数の増加、物流コスト削減に努めたことにより、営業利益は前年同
四半期⽐0.6%の増益となった。
(単位:百万円)
2018年4⽉期 3Q 2019年4⽉期 3Q
連 結 前期⽐
(実 績) (実 績)
売上⾼ 4,440 4,714 +6.2%
営業利益(管理部⾨経費配賦前) 809 814 +0.6%
営業利益率(%) 18.2 17.3 △0.9pt
6
ウォーター事業 ボトル販売本数
商品ラインアップの充実、宅配サービス向上に努め新規顧客開拓に注⼒したことにより
ボトル販売本数は前年同四半期⽐3.2%増加した。
販売本数(第3四半期累計期間) 販売本数(第4四半期)
(千本)
6,000
前通期⽐△3.0% 前通期⽐+1.4%
前通期⽐△2.4% 前通期⽐△0.1%
前3Q⽐△2.8% 前3Q⽐+3.2%
前3Q⽐△3.7% 前3Q⽐+0.3% 前3Q⽐+1.3%
3,000
0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期
7
2019年4⽉期
連結業績予想
2019年4⽉期 連結業績予想( 6/13公表/修正なし)
(単位:百万円)
2018年4⽉期 2019年4⽉期
前期⽐
(実績) (計画)
売上⾼ 23,231 24,380 +4.9%
売上総利益 10,075 10,350 +2.7%
売上総利益率(%) 43.4 42.5 △1.7pt
営業利益 1,751 2,050 +17.1%
営業利益率 7.5 8.4 △0.4pt
経常利益 1,994 2,100 5.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 1,173 1,330 +13.4%
1株当たり当期純利益(円) 58.99 66.85 +13.3%
ROE(%) 8.1 8.6 △0.5pt
前提:LPガス輸⼊価格 505ドル/トン 為替レート 108円/ドル
8
2019年4⽉期 セグメント別計画
(単位:百万円)
2018年4⽉期 2019年4⽉期(計画)
(連 結) 前期⽐
(実績) 上期(実績) 通期(計画)
売上⾼ 23,231 10,721 24,380 +4.9%
エネルギー事業 17,344 7,556 18,080 +4.2%
ウォーター事業 5,886 3,165 6,300 +7.0%
営業利益 1,751 421 2,050 +17.0%
エネルギー事業 2,447 755 2,435 △0.5%
ウォーター事業 1,050 586 1,295 +23.3%
管理部⾨経費 △1,746 △919 △1,680 △3.8%
経常利益 1,994 485 2,100 +5.3%
親会社株主に帰属する
1,173 302 1,330 +13.4%
当期純利益
前提:LPガス輸⼊価格 505ドル/トン 為替レート 108円/ドル
9
エネルギー事業 重点取組み
1. LPガス顧客件数拡⼤
適正価格の提⽰により既存顧客を守ると共に新規顧客の開拓を推進し
顧客件数の拡⼤を図る
2. TOELLライフラインパッケージ
セット販売による既存顧客の囲い込みと新規需要の創出を図り
エネルギー間競争に打ち勝つと共に総合エネルギー事業者を⽬指す
3. 物流戦略
物流機能の⼤型化、独⾃の配送システム構築に継続投資を⾏う
4. バルク事業
新設のバルク⼯場でワンストップ体制の強みを活かし関東圏のバルク
貯槽⼊替需要を積極的に取り込む
5. 植物⼯場「グリーンファーム」
増産体制を強化、将来の事業化を⽬指す
10
ウォーター事業 重点取組み
1. ブランディング強化による差別化戦略
「⾼品質の原⽔にこだわる」をブランディングの基本に差別化を図る
2. あらゆる顧客ニーズへの対応
ワンウェイボトル、リターナブルボトルのラインアップ充実により
あらゆる顧客ニーズに対応し顧客獲得につなげる
3. 販売エリア内の顧客獲得を推進
⾃社のLPガス顧客を中⼼に新規獲得を推進
4. ⽣産体制の強化
⼤町第3⼯場及びハワイ第2⼯場(建設中)の稼働により主⼒ブランド
「アルピナ」及び「Pure Hawaiian」の⽣産体制を更に強化
5. 海外展開の拡⼤
既存輸出先5ヶ国に加えインドネシア、フィリピンへの輸出計画中
6. ⾼濃度⽔素⽔サーバーによる健康・美容市場の開拓
4.1ppmという業界でも類を⾒ない⽔素溶存濃度を強みにボトルウォーター
市場から健康・美容の異業種市場へも積極展開
11
2019年4⽉期 配当予想
(円) 配当性向(連結) (%)
15.0
普通 普通 普通 普通
記念 15円 15円 15円 15円
3円
普通
12円 40.0
10.0
38.7
27.1
25.4 20.0
5.0 23.3
22.4
0.0 0.0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期(予想)
12
2019年4⽉期 第3四半期
トピックス
ウォーター事業 ハワイ第2⼯場(ニミッツファクトリー)建設開始
安定供給体制を更に強化
第2⼯場完成後、モアナルアファクトリーと合わせた⽣産能⼒は年間最⼤760万本へ拡⼤
280mlペットボトルから従来のウォーターサーバー⽤ボトルまで充実した商品ラインアップで
顧客ニーズに対応
ニミッツファクトリー地鎮祭
(2019年5⽉稼働予定)
13
ウォーター事業 ⼤町第4⼯場準備開始
需要拡⼤に対応するため⼤町第4⼯場の準備を開始
更なる安定供給に向けた⽣産体制の整備
14
ウォーター事業 海外展開(信濃湧⽔)
展開先は、シンガポール、⾹港、タイ、ベトナム、台湾の5カ国に拡⼤
今後はインドネシア、フィリピン、韓国への輸出を計画中
台湾を⾚に変更
15
ご参考
LPガス輸⼊価格・TTS 推移
2018年4⽉期 2018年4⽉期
(ドル/トン) LPガス輸⼊価格 (円/ドル) TTS
2019年4⽉期 2019年4⽉期
130.00
600
110.00
400
200 90.00
5⽉ 7⽉ 9⽉ 11⽉ 1⽉ 3⽉ 5⽉ 7⽉ 9⽉ 11⽉ 1⽉ 3⽉
連結損益計算書推移
(単位:百万円)
2014年4⽉期 2015年4⽉期 2016年4⽉期 2017年4⽉期 2018年4⽉期
売上⾼ 26,991 25,593 22,706 21,906 23,231
売上原価 17,645 15,907 12,880 11,843 13,155
売上総利益 9,345 9,685 9,826 10,062 10,075
売上総利益率(%) 34.6 37.8 43.3 45.9 43.4
販売費及び⼀般管理費 7,792 7,866 7,951 8,098 8,323
営業利益 1,553 1,819 1,874 1,964 1,751
営業利益率(%) 5.7 7.1 8.3 9.0 7.5
経常利益 1,587 1,935 1,938 2,119 1,994
親会社株主に帰属する当期純利益 946 1,125 786 1,298 1,173
1株当たり当期純利益(円) 46.37 55.35 38.71 64.40 58.99
連結貸借対照表推移
(単位:百万円)
2014年4⽉期 2015年4⽉期 2016年4⽉期 2017年4⽉期 2018年4⽉期
流動資産合計 8,140 7,943 9,349 8,597 9,246
固定資産合計 14,567 14,889 14,517 14,568 14,952
有形固定資産 11,308 11,549 11,783 12,021 12,803
無形固定資産 1,291 1,274 971 803 570
投資その他の資産 1,967 2,065 1,762 1,743 1,579
資産合計 22,709 22,832 23,866 23,166 24,199
流動負債合計 6,589 5,909 6,664 5,480 5,697
固定負債合計 4,078 3,961 3,808 3,609 3,555
負債合計 10,667 9,870 10,473 9,089 9,253
株主資本合計 11,817 12,567 13,041 13,670 14,546
その他の包括利益累計額合計 224 395 350 395 390
⾮⽀配株主持分 - - - 9 9
純資産合計 12,041 12,962 13,392 14,076 14,946
負債純資産合計 22,709 22,832 23,866 23,166 24,199
流動⽐率(%) 123.5 134.4 140.3 156.9 162.3
⾃⼰資本⽐率(%) 53.0 56.8 56.1 60.7 61.7
主要な経営指標等の推移(連結)
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
経営成績(連結)
4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期 4⽉期
⾃⼰資本⽐率 (%)
53.0 56.8 56.1 60.7 61.7
EPS(1株当たり当期純利益) (円)
46.37 55.35 38.71 64.40 58.99
BPS(1株当たり純資産) (円)
590.10 638.33 659.81 707.04 750.77
PER(株価収益率) (倍)
12.1 14.0 19.7 14.1 18.0
PBR(株価純資産倍率) (倍) 1.0 1.2 1.2 1.3 1.4
ROA(総資産利益率) (%) 4.2 4.9 3.3 5.6 4.8
ROE(⾃⼰資本利益率) (%) 8.1 9.0 6.0 9.5 8.1
株価チャート
(円)
トーエル
1,100
700
300
2018年1⽉ 2018年4⽉ 2018年7⽉ 2018年10⽉ 2019年1⽉
(円) ⽇経平均
25,000
20,000
15,000
10,000
2018年1⽉ 2018年4⽉ 2018年7⽉ 2018年10⽉ 2019年1⽉
当資料に記された当社の計画・⾒通し・戦略等のうち、過去の事実でないものは現在⼊⼿可能な
情報から得られた当社の経営者の判断に基づいた将来の業績に対する⾒通しです。
実際の業績は様々な要因により、これら業績⾒通しとは⼤きく異なる結果となる可能性があるこ
とをご承知おき下さい。
実際の業績に影響を与え得るリスクや不確定要因には以下のものが含まれます。
①当社グループの事業環境を取り巻く世界情勢
②原油価格と連動性が強いLPガスの仕⼊価格動向
③⽶ドルを中⼼とした為替レートの変動
④偶発事象等
但し、業績に影響を与える要因はこれらに限定されるものではありません。また、リスクや不確
定要素には、将来の出来事から発⽣する重要かつ予測不可能な影響も含まれます。
当資料はあくまで株式会社トーエルをより深く理解していただくためのものであり、投資勧誘を
⽬的としたものではありません。
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上席執⾏役員 経理財務本部⻑ 笹⼭和則
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