3359 M-cotta 2020-08-12 16:00:00
当社連結子会社の解散および債権の貸倒のおそれに関するお知らせ [pdf]
2020 年8月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社cotta
代表者名 代表取締役社長 黒須 綾希子
(コード:3359 東証マザーズ 福証 Q-Board)
問合せ先 取締役総務部長 後藤 眞二郎
(TEL.0972-85-0117)
当社連結子会社の解散および債権の貸倒のおそれに関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、以下のとおり、当社の連結子会社である株式会社つく実や
(以下「つく実や」という。)を解散することを決議し、同日開催のつく実やの株主総会において承
認可決されました。また、これに伴い、つく実やに対する債権について貸倒のおそれが生じましたの
で、お知らせいたします。
記
1.解散に至った経緯
つく実やは、大分県津久見市の特産品である「みかん」および「かぼす」の販売ならびにそれらを
使用した菓子などを製造販売する小売業者として、2008年9月に設立されました。
当社は、つく実や設立後の2011年4月に同社が行った第三者割当増資を引き受け、子会社化いたし
ました。
なお、当社は、つく実やより製品を仕入れて販売する取引、つく実やの製品に使用される包装資材
等を販売する取引および資金の貸付取引などを行っておりました。
しかしながら、昨今のつく実やの業績を鑑み、2020年3月13日に公表した「中期経営計画」の「中
期業績目標」達成に向けて経営資源を集中させるため、本日付で解散することといたしました。
2.解散する子会社(株式会社つく実や)の概要
(1)名 称 株式会社つく実や
(2)所 在 地 大分県津久見市地蔵町11番8号
(3)代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 佐藤 成一
(4)事 業 内 容 菓子等の食品の製造および販売
(5)資 本 金 33百万円
(6)設 立 年 月 日 2008年9月1日
(7)純 資 産 △94百万円(2019年9月末日現在)
(8)総 資 産 23百万円(2019年9月末日現在)
(9)大株主および持株比率 当社 65.4% その他(9名) 34.6%
当社がつく実やの議決権の65.4%を保有しており
資 本 関 係
ます。
当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)
人 的 関 係 3名がつく実やの取締役として兼務しておりま
(8)上場会社と相手方の関 す。
係 つく実やは当社の包装資材商品を使用した食品を
取 引 関 係 製造販売しております。また当社は金銭貸付およ
び債務保証を行っております。
関連当事者へ つく実やは当社の連結子会社であり、関連当事者
の該当状況 に該当いたします。
(9)当該会社の最近3年間の経営成績および財政状態
決算期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期
純 資 産 △78百万円 △73 百万円 △94 百万円
総 資 産 55百万円 57 百万円 23 百万円
1株当たり純資産 △97,174.02円 △90,507.90 円 △115,995.41 円
売 上 高 149 百万円 149 百万円 122 百万円
営 業 利 益 0 百万円 1 百万円 △8 百万円
経 常 利 益 0 百万円 1 百万円 △8 百万円
当 期 純 利 益 1 百万円 5 百万円 △20 百万円
1株当たり当期純利益 1,349.12 円 6,666.12 円 △25,487.52 円
1株当たり配当金 -円 -円 -円
3.当社の株式会社つく実やに対する債権の種類および金額 (2020年6月30日現在)
債権の種類 金額 連結純資産に対する割合
貸付金(未収入金等を含む) 100百万円 3.3%
合 計 100百万円 3.3%
4.解散等の日程
2020年8月12日 当社取締役会にて解散決議
2020年8月12日 つく実やの臨時株主総会にて解散決議
2020年10月下旬(予定) 特別清算開始の申立て
2020年12月(予定) 特別清算結了
5.今後の見通し
当社は、つく実やの株式(32百万円)を保有しておりますが、過年度の個別財務諸表において、そ
の全額につき評価損を計上しております。
また、つく実やの解散に伴い、特別清算の申立てを行う予定ですが、その手続きによりつく実やに
対する債権(約100百万円)につき貸倒となるおそれがあります。しかしながら、過年度の個別財務
諸表において、取立不能見込額としてつく実やの債務超過相当額(94百万円)の貸倒引当金をすでに
計上しておりますことから、個別損益に与える影響は軽微であります。さらに連結財務諸表において
は相殺消去されるため、特別清算の申立てにかかる費用等を除き、連結損益への影響はありません。
その一方で、上記の株式評価損および債権に係る貸倒引当金につきまして、2020年9月期若しく
は2021年9月期の個別および連結財務諸表において繰延税金資産を計上する可能性が高く、その場
合、親会社株主に帰属する当期純利益が大きく上振れる可能性があります。
今後、連結業績予想の修正が必要と判断した場合には速やかに開示いたします。
(参考)当期連結業績予想(2020年6月26日公表分)および前期連結実績
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
連結売上高 連結営業利益 連結経常利益
する当期純利益
当期連結業績予想
7,454 188 214 135
(2020 年9月期)
前期連結実績
6,399 317 350 225
(2019 年9月期)
※ 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる場合がありますので、この数値に依拠して投資等の判断を行うことは差し控
えてください。
以上