3346 21LADY 2021-02-12 16:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月12日
上場会社名 21LADY株式会社 上場取引所 名
コード番号 3346 URL https://www.21lady.com/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 山田 成徳
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名) 北川 善裕 TEL 03-6279-4887
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,423 △2.5 △121 ― △101 ― △125 ―
2020年3月期第3四半期 1,460 △22.7 △120 ― △114 ― △128 ―
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 △126百万円 (―%) 2020年3月期第3四半期 △128百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第3四半期 △15.12 ―
2020年3月期第3四半期 △15.48 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,217 △295 △24.3
2020年3月期 498 △167 △33.6
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 △295百万円 2020年3月期 △167百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2021年3月期 ― 0.00 ―
2021年3月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 2,011 4.2 △122 ― △109 ― △109 ― △13.27
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
新規 1 社 (社名) 株式会社トリアノン洋菓子店 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 8,285,253 株 2020年3月期 8,285,253 株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 67 株 2020年3月期 67 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 8,285,186 株 2020年3月期3Q 8,285,186 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料2ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に
関する説明」をご覧ください。
21LADY株式会社(3346) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………3
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………………7
(企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………9
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………9
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21LADY株式会社(3346) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で急速に悪化しました
が、その後段階的な経済活動の再開が進んだものの11月に入り感染の再拡大により社会経済への影響が懸念され、
依然として厳しい経営環境が続いております。
このような環境の中、当社グループの主要事業であるヒロタ事業におきましても、引き続き直営店舗が大きな影
響を受けておりますが、直営部門の収益改善・販売力強化及びブランドの再構築、流通・法人部門における取引先
の販売拡大を目的とした流通専用の新商品開発プロジェクト等、経営基盤の強化に向けて取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高1,423,233千円(前年同四半期比2.5%減)、
営業損失121,387千円(前年同四半期は120,386千円の営業損失)、経常損失101,071千円(前年同四半期は114,237
千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失125,237千円(前年同四半期は128,288千円の親会社株主に
帰属する四半期純損失)となりました。
ヒロタ事業
(洋菓子のヒロタ)
直営店舗におきましては、ハロウィン・クリスマスのイベント強化等により直営店舗の活性化を図り、小岩店は
10月からあわ家惣兵衛に業態変更を行い収益改善に努めてまいりました。新型コロナウイルス感染症による自粛効
果により自家需要が増えたためクリスマスは昨年より好調に売上を伸ばすことができましたが、不採算店舗を1店
舗退店し、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い11月以降大きく売上が減少したことにより減収となりました。な
お、当第3四半期連結会計期間末の直営店舗数は6店舗となりました。
ホールセール部門におきましては、新型コロナウイルス感染症による自粛効果によりスーパーマーケット等の需
要が伸び、売上は好調に推移しております。また、10月からフローズンチルドシュークリームを販売開始し、スポ
ット企画からスタートしており、全国に向けての商談を開始しております。なお、売上高は前年同四半期比110.5%
となりました。また、オンラインショップの売上が第2四半期より継続的に伸長し、通販限定商品を発売するなど
の効果もあり、売上は好調に推移いたしました。
(あわ家惣兵衛)
直営店舗におきましては、10月は売上が昨年以上に好調していたものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い
11月以降大きく減少し、繁忙期の年末年始は前年を下回りましたが、正月帰省自粛の効果で餅需要が高まり、例年
以上に予約が殺到いたしました。催事におきましては、10月から「猫催事」の拡大により売上は好調であり、3月
より自粛中のイベント外商も10月から復活し、売上利益に貢献しました。
この結果、ヒロタ事業(本社費用等を除く)におきましては、売上高は1,410,268千円(前年同四半期比3.4%
減)、営業利益は1,941千円(前年同四半期は36,365千円の営業損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間の末日現在の財政状態は、新たに株式会社トリアノン洋菓子店を連結に取り込んだこ
とにより資産及び負債純資産が増加しました。総資産は、前連結会計年度末に比べ718,285千円増加し、1,217,162
千円となりました。これは、流動資産において現金及び預金が180,057千円、売掛金が160,158千円増加し、固定資
産において土地が288,000千円増加したことによるものであります
負債は、前連結会計年度末に比べ846,705千円増加し、1,513,132千円となりました。これは主に、流動負債にお
いて買掛金が98,666千円、1年内返済予定の長期借入金が49,162千円増加し、固定負債において連結子会社の借入に
よる長期借入金538,872千円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ128,419千円減少し、△295,969千円となりました。これは主に、利益剰余金
が129,288千円減少したことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、2020年11月13日に公表いたしました通期の連結業績予想に変更はありません。
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21LADY株式会社(3346) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 80,085 260,143
売掛金 171,504 331,662
たな卸資産 71,688 115,836
1年内回収予定の長期貸付金 41,802 42,434
未収入金 124 2,029
その他 16,104 24,621
流動資産合計 381,310 776,726
固定資産
有形固定資産
土地 ― 288,000
その他 ― 32,121
有形固定資産合計 ― 320,121
無形固定資産
のれん ― 34,572
その他 ― 265
無形固定資産合計 ― 34,837
投資その他の資産
長期貸付金 86,154 54,249
敷金及び保証金 60,443 46,596
貸倒引当金 △63,978 △48,341
その他 30,350 30,444
投資その他の資産合計 112,969 82,948
固定資産合計 112,969 437,908
繰延資産
株式交付費 4,596 2,528
繰延資産合計 4,596 2,528
資産合計 498,877 1,217,162
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 105,543 204,209
短期借入金 2,900 6,685
1年内返済予定の長期借入金 22,191 71,353
リース債務 16,345 16,812
未払法人税等 5,741 4,081
未払消費税等 4,939 3,768
未払金 128,230 173,319
未払費用 79,495 83,654
資産除去債務 2,840 ―
その他 4,689 4,655
流動負債合計 372,916 568,541
固定負債
長期借入金 120,125 658,997
リース債務 75,688 66,344
資産除去債務 6,463 31,705
長期未払金 89,320 136,728
その他 1,912 50,814
固定負債合計 293,510 944,591
負債合計 666,426 1,513,132
純資産の部
株主資本
資本金 371,035 371,035
資本剰余金 705,504 706,373
利益剰余金 △1,244,065 △1,373,353
自己株式 △24 △24
株主資本合計 △167,549 △295,969
純資産合計 △167,549 △295,969
負債純資産合計 498,877 1,217,162
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21LADY株式会社(3346) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 1,460,078 1,423,233
売上原価 732,195 725,862
売上総利益 727,882 697,371
販売費及び一般管理費 848,269 818,759
営業損失(△) △120,386 △121,387
営業外収益
受取利息 2,330 1,712
受取配当金 63 15
貸倒引当金戻入額 8,918 15,636
助成金収入 648 10,263
その他 1,437 515
営業外収益合計 13,397 28,144
営業外費用
支払利息 3,526 5,759
株式交付費 2,068 2,068
新株予約権発行費 1,653 ―
営業外費用合計 7,248 7,828
経常損失(△) △114,237 △101,071
特別利益
新株予約権戻入益 632 ―
特別利益合計 632 ―
特別損失
固定資産除却損 177 ―
減損損失 ― 19,572
店舗閉鎖損失 ― 3,538
災害損失 12,143 ―
特別損失合計 12,320 23,111
税金等調整前四半期純損失(△) △125,925 △124,182
法人税、住民税及び事業税 2,498 2,202
法人税等調整額 △125 △16
法人税等合計 2,373 2,186
四半期純損失(△) △128,298 △126,368
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △10 △1,130
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △128,288 △125,237
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四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純損失(△) △128,298 △126,368
四半期包括利益 △128,298 △126,368
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △128,288 △125,237
非支配株主に係る四半期包括利益 △10 △1,130
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループは、前連結会計年度まで営業キャッシュ・フローのマイナスを継続しており、当第3四半期連結累
計期間において121,387千円の営業損失を計上しております。また、前連結会計年度末において167,549千円の債務
超過になったことにより、株式会社名古屋証券取引所セントレックス市場の上場廃止基準にかかる猶予期間入り銘
柄となりました。このため、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社グループといたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で遅延しているグループ事業拡大のた
め、10月19日に全株式を取得した株式会社トリアノン洋菓子店に引き続き、更なるM&A等の検討推進により、新
たな収益基盤の確立を図るほか、M&A等の前提となる増資も検討し、早期の債務超過の解消を目指してまいりま
す。また、資金に関しましては当第3四半期連結累計期間において連結子会社において長期借入金321,035千円を
金融機関等より調達しており、今後も必要に応じた新たな資金調達を検討し、業績回復と連動した改善を図り、継
続的に安定した経営を目指してまいります。
なお、現段階での具体的な対応策は以下のとおりであります。
ヒロタ事業
株式会社洋菓子のヒロタは、4年後の創業100周年に向けてブランドの再構築と強化を図ってまいります。直
営店舗におきましては、店舗の採算性を重視した出店を進めるとともに物流費の削減、業務の効率化における固
定費の削減を図り、商品・店舗のブラッシュアップを実施してまいります。
ホールセール部門におきましては、2020年10月から販売開始しているフローズンチルドシュークリームの全国
各地への販路の拡大と新チャネルの開拓による売上獲得に注力します。また、連結子会社MEX商事株式会社に
て取得いたしました孫会社株式会社トリアノン洋菓子店とのシナジー効果を図ってまいります。
株式会社あわ家惣兵衛におきましては、商品の選択と集中による売上原価の低減、キャラクター商品やイベン
ト・催事の確保等を通じて売上拡大を図ってまいります。
株式会社トリアノン洋菓子店におきましては、株式会社洋菓子のヒロタとのシナジー効果を最大限に発揮し、
優れた製造技術を活かし、売上拡大を図ってまいります。
(洋菓子のヒロタ)
① 店舗でのバレンタインデー、ひな祭り、ホワイトデー等イベントの強化
② あわ家惣兵衛及びトリアノン洋菓子店との連携強化による新商品開発と催事獲得
③ 自社商品に加え、饅頭生産・フローズンデザート等のライン生産による製造原価率の低減
(あわ家惣兵衛)
① 店舗でのバレンタインデー、ひな祭り、ホワイトデー等イベントの強化
② 洋菓子のヒロタ千葉工場との共同製造体制による増産の計画
③ 洋菓子のヒロタとのシナジー効果によるイベント及び催事の強化
(トリアノン洋菓子店)
① 洋菓子のヒロタとのシナジー効果による製造原価の低減及び営業力の強化
② 外商の販路拡大及びインターネット販売の導入
21LADY株式会社におきましては、引き続き「CLEAN BUNKER」の販売促進に注力しており、MEX商事株式
会社におきましては、体温チェックシール「PASS BAND」の販売開始等、売上獲得のため輸入食材以外の商材の企
画販売を図ってまいります。
しかしながら、これらの対応策は実施途上にあり、現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性が認
められます。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影
響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)及び当第3四半期連結累計期間(自
2020年4月1日 至 2020年12月31日)
当社グループは、「ヒロタ事業」の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
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21LADY株式会社(3346) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(企業結合等関係)
(1) 企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称:株式会社トリアノン洋菓子店
事業の内容 :洋菓子の製造・販売
② 企業結合を行った主な理由
当社は、ライフスタイル産業の創造と成長育成を通じて、「豊かさを感じるライフスタイル」に貢献すること
を経営の基本方針としており、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社3社(株式会社
洋菓子のヒロタ、株式会社あわ家惣兵衛、MEX商事株式会社)により構成されております。当社は、前連結会
計年度末において167,549千円の債務超過となったことにより、株式会社名古屋証券取引所セントレックス市場の
上場廃止基準にかかる猶予期間入り銘柄となっており、また、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる
ような状況が存在しております。
当社グループは、このような状況を早期に解消するため、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で遅延してい
るグループ事業拡大のためのM&A等を推進し、新たな収益基盤の確立を図ることを目指してまいりました。
本件に関しては、2020年4月にM&A仲介会社を通じて株式会社トリアノン洋菓子店を紹介されました。その
後、社内検討を重ねグループ全体の事業拡大が図られることにより、当社の連結子会社である洋菓子のヒロタと
生ケーキ、焼き菓子等で十分なシナジー効果が期待できることから取得を判断し、今後事業領域を拡大していく
当社の連結子会社であるMEX商事株式会社において同社の全株式を取得することになりました。また、これに
よりグループ全体の企業価値も高まっていくものと考えております。
③ 企業結合日
2020年12月31日
④ 企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
⑤ 結合後企業の名称
変更はなし
⑥ 取得する議決権比率
100.0%
⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社の連結子会社であるMEX商事株式会社が現金を対価として株式を取得することによるもの。
(2) 四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間
当第3四半期連結累計期間においては、貸借対照表のみを連結しており、四半期連結損益計算書及び四半期連
結包括利益計算書に被取得企業の業績は含んでおりません。
(3) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得価額については、売主との間の守秘義務契約により非公表とする。
(4) 主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザリーに対する報酬・手数料等 34,268千円
(5) 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
① 発生したのれんの金額
34,572千円
なお、上記の金額は暫定的に算定された金額です。
② 発生原因
今後の事業展開により期待される将来の超過収益力であります。
③ 償却方法及び償却期間
10年間にわたる均等償却
(追加情報)
当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が少なくとも一定期間続くとの仮定をしており、今後も
当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、前連結会計年度末時点の仮定から重要な変更はありません。
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21LADY株式会社(3346) 2021年3月期 第3四半期決算短信
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、前連結会計年度まで営業キャッシュ・フローのマイナスを継続しており、当第3四半期連結累
計期間において121,387千円の営業損失を計上しております。また、前連結会計年度末において167,549千円の債務
超過になったことにより、株式会社名古屋証券取引所セントレックス市場の上場廃止基準にかかる猶予期間入り銘
柄となりました。このため、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社グループといたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で遅延しているグループ事業拡大のた
め、10月19日に全株式を取得した株式会社トリアノン洋菓子店に引き続き、更なるM&A等の検討推進により、新
たな収益基盤の確立を図るほか、M&A等の前提となる増資も検討し、早期の債務超過の解消を目指してまいりま
す。また、資金に関しましては当第3四半期連結累計期間において連結子会社において長期借入金321,035千円を
金融機関等より調達しており、今後も必要に応じた新たな資金調達を検討し、業績回復と連動した改善を図り、継
続的に安定した経営を目指してまいります。
なお、現段階での具体的な対応策は以下のとおりであります。
ヒロタ事業
株式会社洋菓子のヒロタは、4年後の創業100周年に向けてブランドの再構築と強化を図ってまいります。直
営店舗におきましては、店舗の採算性を重視した出店を進めるとともに物流費の削減、業務の効率化における固
定費の削減を図り、商品・店舗のブラッシュアップを実施してまいります。
ホールセール部門におきましては、2020年10月から販売開始しているフローズンチルドシュークリームの全国
各地への販路の拡大と新チャネルの開拓による売上獲得に注力します。また、連結子会社MEX商事株式会社に
て取得いたしました孫会社株式会社トリアノン洋菓子店とのシナジー効果を図ってまいります。
株式会社あわ家惣兵衛におきましては、商品の選択と集中による売上原価の低減、キャラクター商品やイベン
ト・催事の確保等を通じて売上拡大を図ってまいります。
株式会社トリアノン洋菓子店におきましては、株式会社洋菓子のヒロタとのシナジー効果を最大限に発揮し、
優れた製造技術を活かし、売上拡大を図ってまいります。
(洋菓子のヒロタ)
① 店舗でのバレンタインデー、ひな祭り、ホワイトデー等イベントの強化
② あわ家惣兵衛及びトリアノン洋菓子店との連携強化による新商品開発と催事獲得
③ 自社商品に加え、饅頭生産・フローズンデザート等のライン生産による製造原価率の低減
(あわ家惣兵衛)
① 店舗でのバレンタインデー、ひな祭り、ホワイトデー等イベントの強化
② 洋菓子のヒロタ千葉工場との共同製造体制による増産の計画
③ 洋菓子のヒロタとのシナジー効果によるイベント及び催事の強化
(トリアノン洋菓子店)
① 洋菓子のヒロタとのシナジー効果による製造原価の低減及び営業力の強化
② 外商の販路拡大及びインターネット販売の導入
21LADY株式会社におきましては、引き続き「CLEAN BUNKER」の販売促進に注力しており、MEX商事株式
会社におきましては、体温チェックシール「PASS BAND」の販売開始等、売上獲得のため輸入食材以外の商材の企
画販売を図ってまいります。
しかしながら、これらの対応策は実施途上にあり、現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性が認
められます。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影
響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。
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