3341 日本調剤 2021-01-29 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
第3四半期決算短信 日本基準 連結)
2021年1月29日
上場会社名 日本調剤株式会社 上場取引所 東
コード番号 3341 URL https://www.nicho.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 三津原 庸介
問合せ先責任者 (役職名) 取締役財務部長 (氏名) 小城 和紀 TEL 03-6810-0800
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 208,337 4.7 5,767 2.4 5,773 5.9 3,410 11.5
2020年3月期第3四半期 199,040 8.5 5,632 28.4 5,449 41.3 3,059 29.1
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 3,427百万円 ( 11.2%) 2020年3月期第3四半期 3,083百万円 ( 27.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 113.74 -
2020年3月期第3四半期 102.03 -
(注)当社は、2020年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に
当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり四半期純利益を算定しております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 188,723 49,750 26.4
2020年3月期 185,551 47,072 25.4
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 49,750百万円 2020年3月期 47,072百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 25.00 - 25.00 50.00
2021年3月期 - 12.50 -
2021年3月期(予想) 12.50 25.00
(注)1. 直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
2.当社は、2020年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2020年3月期について
は、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。なお2021年3月期(予想)の配当金については、当
該株式分割の影響を考慮して記載しております。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 275,753 2.7 6,552 △13.7 6,331 △14.5 3,260 △51.3 108.73
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 32,048,000株 2020年3月期 32,048,000株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 2,061,034株 2020年3月期 2,060,834株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 29,987,066株 2020年3月期3Q 29,987,447株
(注)当社は、2020年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の
期首に当該株式分割が行われたと仮定して、期末発行済株式数、期末自己株式数及び期中平均株式数を算定
しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(1)将来に関する記述等に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、現在入手している情報による当社の判断及び仮定に基
づく予想であり、リスクや不確実性を含んでいます。また、その達成を当社として約束する趣旨のものではありま
せん。実際の業績は、今後様々な要因により、これら業績予想等とは大きく異なる結果となる場合があります。
(2)四半期決算補足説明資料の入手方法
四半期決算補足説明資料についてはTDnetにて適宜開示し、当社ホームページへも掲載する予定です。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 9
- 1 -
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2020年4月~2020年12月)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響
が継続する中、国や地方自治体における各種政策の効果等もあり一部では持ち直しの兆しもみられたものの、依然
として厳しい状況にありました。
このような経済情勢のもと、当社グループは、地域医療を担う医療機関としての使命を強く認識しながら、調剤
薬局各店舗における感染防止対策を徹底し、良質な医療の提供を継続してまいりました。同時に全社を挙げてコス
ト削減施策も推し進めております。
調剤薬局事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、既存店は厳しい状況が継続しております
が、各店舗及び本支店におけるコスト削減を徹底する一方で、積極的な新規出店による事業拡大に加えて、前期に
出店した65店舗についても順調に業績に寄与いたしました。医薬品製造販売事業においては、研究開発による自社
製造品目の積極的拡大に加えて、新規薬価収載品の販売も好調であったこと等から、大きく業績を伸ばしました。
医療従事者派遣・紹介事業においては、薬剤師派遣の需要が大きく減少する厳しい事業環境の中、かかりつけ薬剤
師としての需要が高い紹介事業や、昨年来体制を強化し全国展開を行っている医師の紹介事業の拡大に注力いたし
ました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高208,337百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益5,767
百万円(同2.4%増)、経常利益5,773百万円(同5.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,410百万円(同
11.5%増)となりました。引き続き当社グループは、患者様・お客様に安心してご利用いただくため、新型コロナ
ウイルス感染症の拡大防止に全力で取り組み、良質な医療を提供してまいります。
セグメント別の経営成績は以下の通りです。
①調剤薬局事業
当第3四半期連結累計期間の売上高は181,125百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は6,991百万円(同6.2%
増)となりました。12月末時点での総店舗数は、同期間に25店舗を新規出店、5店舗を閉店した結果670店舗(物販
店舗1店舗を含む)となりました。売上高及び営業利益につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響継続に
よる処方箋枚数の減少があった一方で、調剤薬局事業全体でのコスト削減施策の実施、長期処方の増加による処方
箋単価の上昇及び前期に出店した65店舗の寄与もあり増収増益となりました。なお、ジェネリック医薬品の数量ベ
ース使用割合は、12月末時点で全社平均89.3%と、全国平均を大きく超える水準となっております。また、在宅医
療実施店舗の割合は12月末時点で全社平均89.4%(年間12件以上実施の店舗割合、新規店舗を含む)と順調に推移
しております。
②医薬品製造販売事業
当第3四半期連結累計期間の売上高は35,235百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は2,205百万円(同43.7%
増)となりました。売上高につきましては、4月の薬価改定に伴う既存製品の販売価格の下落があった一方、2019
年12月、2020年6月及び2020年12月の新規薬価収載品の好調な販売等により増収となりました。営業利益につきま
しては、収益性を重視した販売方針に加えて、新規薬価収載品を含む自社製造品目の販売拡大に伴い利益率が改善
したこと等により増益となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末での販売品目数は、688品目(一般用医薬
品2品目を含む)となっております。
③医療従事者派遣・紹介事業
当第3四半期連結累計期間の売上高は6,644百万円(前年同期比31.8%減)、営業利益は653百万円(同54.7%
減)となりました。売上高につきましては、人材市場の需要変化を捉え、薬剤師の派遣から紹介へのシフトを進め
ておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による一層の派遣抑制の影響を受け減収となりました。営業利
益につきましては、医師及び薬剤師の紹介事業は堅調に推移したものの、薬剤師の派遣事業における減収の影響が
大きく減益となりました。
- 2 -
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は188,723百万円となり、前連結会計年度末の185,551百万円に対
し、3,171百万円、1.7%増加いたしました。主に、商品及び製品の増加によるものです。
負債合計は138,973百万円となり、前連結会計年度末の138,478百万円に対し、494百万円、0.4%増加いたしまし
た。主に、買掛金の増加によるものです。
純資産合計は49,750百万円となり、前連結会計年度末の47,072百万円に対し、2,677百万円増加いたしました。
この結果、自己資本比率は26.4%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年10月30日付「第2四半期連結業績予想と実績値の差異および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」
において公表いたしました通期の連結業績予想に変更はありません。
- 3 -
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年 3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 32,254 30,205
受取手形 181 52
売掛金 20,587 20,810
電子記録債権 1,080 1,010
商品及び製品 22,988 27,611
仕掛品 1,541 1,094
原材料及び貯蔵品 5,431 6,683
その他 3,354 4,960
貸倒引当金 △6 △6
流動資産合計 87,414 92,421
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 30,922 29,863
土地 14,653 14,202
建設仮勘定 967 1,354
その他(純額) 19,538 19,193
有形固定資産合計 66,082 64,613
無形固定資産
のれん 16,994 17,320
その他 2,431 2,229
無形固定資産合計 19,425 19,549
投資その他の資産
投資有価証券 16 16
敷金及び保証金 7,765 8,242
その他 4,846 3,879
投資その他の資産合計 12,628 12,138
固定資産合計 98,137 96,301
資産合計 185,551 188,723
- 4 -
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年 3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 42,659 48,644
電子記録債務 3,131 4,419
短期借入金 100 -
1年内返済予定の長期借入金 9,406 17,866
未払法人税等 4,132 202
賞与引当金 3,318 1,827
役員賞与引当金 76 -
その他 7,284 7,552
流動負債合計 70,107 80,513
固定負債
長期借入金 62,963 53,468
役員退職慰労引当金 474 190
退職給付に係る負債 1,957 2,098
その他 2,974 2,701
固定負債合計 68,370 58,459
負債合計 138,478 138,973
純資産の部
株主資本
資本金 3,953 3,953
資本剰余金 10,926 10,926
利益剰余金 35,762 38,423
自己株式 △3,499 △3,499
株主資本合計 47,143 49,803
その他の包括利益累計額
退職給付に係る調整累計額 △70 △53
その他の包括利益累計額合計 △70 △53
純資産合計 47,072 49,750
負債純資産合計 185,551 188,723
- 5 -
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年 4月1日 (自 2020年 4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 199,040 208,337
売上原価 164,688 171,658
売上総利益 34,351 36,679
販売費及び一般管理費 28,719 30,911
営業利益 5,632 5,767
営業外収益
受取手数料 31 26
受取賃貸料 316 328
受取補償金 80 51
補助金収入 69 223
その他 109 143
営業外収益合計 606 774
営業外費用
支払利息 281 238
支払手数料 9 10
支払賃借料 251 249
その他 246 269
営業外費用合計 789 768
経常利益 5,449 5,773
特別利益
固定資産売却益 42 398
事業譲渡益 34 -
特別利益合計 77 398
特別損失
固定資産廃棄損 - 375
減損損失 349 227
固定資産売却損 1 1
投資有価証券売却損 0 -
特別損失合計 351 603
税金等調整前四半期純利益 5,175 5,568
法人税、住民税及び事業税 1,520 1,235
法人税等調整額 593 922
法人税等合計 2,114 2,157
四半期純利益 3,060 3,410
非支配株主に帰属する四半期純利益 1 -
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,059 3,410
- 6 -
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年 4月1日 (自 2020年 4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 3,060 3,410
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △0 -
退職給付に係る調整額 22 16
その他の包括利益合計 22 16
四半期包括利益 3,083 3,427
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,081 3,427
非支配株主に係る四半期包括利益 1 -
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
調整額
医療従事者 損益計算書
調剤薬局 医薬品製造 (注)
派遣・紹介 計 計上額
事業 販売事業
事業
売上高
(1) 外部顧客に対する売上高 170,686 18,645 9,708 199,040 - 199,040
(2) セグメント間の内部
9 13,919 29 13,957 △13,957 -
売上高又は振替高
計 170,695 32,564 9,737 212,997 △13,957 199,040
セグメント利益又は損失(△) 6,581 1,534 1,442 9,559 △3,927 5,632
(注) セグメント売上高合計及びセグメント利益合計と、四半期連結損益計算書の売上高及び営業利益との調整を行
っております。なお、セグメント利益又は損失の調整額△3,927百万円にはセグメント間取引消去△34百万円及
び全社費用△3,892百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であ
ります。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「調剤薬局事業」セグメントにおいて、店舗資産(3店舗)等の減損損失84百万円を計上しております。また、
「医薬品製造販売事業」セグメントにおいて、工場設備の一部について減損損失265百万円を計上しております。
(のれんの金額の重要な変動)
「調剤薬局事業」セグメントにおいて、事業譲受及び株式取得等により調剤薬局店舗27店舗を買収しておりま
す。当該事象によるのれんの増加額は、当第3四半期連結累計期間においては5,621百万円であります。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
調整額
医療従事者 損益計算書
調剤薬局 医薬品製造 (注)
派遣・紹介 計 計上額
事業 販売事業
事業
売上高
(1) 外部顧客に対する売上高 181,125 20,605 6,607 208,337 - 208,337
(2) セグメント間の内部
- 14,629 37 14,666 △14,666 -
売上高又は振替高
計 181,125 35,235 6,644 223,004 △14,666 208,337
セグメント利益又は損失(△) 6,991 2,205 653 9,850 △4,082 5,767
(注) セグメント売上高合計及びセグメント利益合計と、四半期連結損益計算書の売上高及び営業利益との調整を行
っております。なお、セグメント利益又は損失の調整額△4,082百万円にはセグメント間取引消去△113百万円
及び全社費用△3,969百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費で
あります。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「調剤薬局事業」セグメントにおいて、店舗資産(4店舗)等の減損損失227百万円を計上しております。
(のれんの金額の重要な変動)
該当事項はありません。
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