3328 BEENOS 2020-11-05 15:10:00
2020年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                               2020年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                            2020年11月5日
上場会社名 BEENOS株式会社                                                                                       上場取引所         東
コード番号 3328    URL https://www.beenos.com
代表者      (役職名) 代表取締役 執行役員社長                               (氏名) 直井 聖太
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員兼CFCO                                   (氏名) 松田 久典                                 TEL 03-5739-3350
定時株主総会開催予定日      2020年12月18日                             配当支払開始予定日                             2020年12月4日
有価証券報告書提出予定日 2020年12月18日
決算補足説明資料作成の有無 :         有
決算説明会開催の有無        :     有 (アナリスト向け)
                                                                                                                 (百万円未満切捨て)

1. 2020年9月期の連結業績(2019年10月1日∼2020年9月30日)
(1) 連結経営成績                                                                                                     (%表示は対前期増減率)
                                                                                                       親会社株主に帰属する当期
                  売上高                          営業利益                            経常利益
                                                                                                           純利益
                 百万円                %          百万円                %            百万円                 %            百万円          %
2020年9月期         25,872           2.4          3,376            97.7           3,283            91.6            1,891      75.6
2019年9月期         25,276          11.0          1,707            11.4           1,713           △0.9             1,077      16.7
(注)包括利益 2020年9月期  1,803百万円 (121.0%) 2019年9月期  815百万円 (△0.9%)

                                    潜在株式調整後1株当た 自己資本当期純利
             1株当たり当期純利益                                  総資産経常利益率 売上高営業利益率
                                      り当期純利益       益率
                               円銭                        円銭                       %                       %                  %
 2020年9月期                  151.34                      150.61                   19.3                    15.7               13.1
 2019年9月期                   89.58    ―                                          12.9                     9.9                6.8
(参考) 持分法投資損益           2020年9月期 0百万円                   2019年9月期 35百万円

(2) 連結財政状態
                  総資産                          純資産                       自己資本比率                          1株当たり純資産
                                百万円                         百万円                                %                           円銭
 2020年9月期                23,029                         11,210                            48.3                           882.12
 2019年9月期                18,811                         10,171                            45.3                           713.16
(参考) 自己資本        2020年9月期 11,130百万円                2019年9月期 8,512百万円

(3) 連結キャッシュ・フローの状況
             営業活動によるキャッシュ・フ             投資活動によるキャッシュ・フ                 財務活動によるキャッシュ・フ
                                                                                                       現金及び現金同等物期末残高
                  ロー                         ロー                             ロー
                                百万円                         百万円                            百万円                           百万円
 2020年9月期                       5,955                       △578                           △619                          10,220
 2019年9月期                      △1,769                       △338                           1,433                          5,478

2. 配当の状況
                             年間配当金                                                             配当金総額           配当性向 純資産配当
               第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                               期末             合計             (合計)            (連結) 率(連結)
                          円銭            円銭             円銭               円銭              円銭             百万円          %        %
2019年9月期           ―                    0.00     ―                     18.00           18.00            214       20.1      2.6
2020年9月期           ―                    0.00     ―                     20.00           20.00            252       13.2      2.5

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有


3. 2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日∼2021年9月30日)
2021年9月期の連結業績予想につきましては開示を見合わせており、記載しておりません。詳しくは、P.6「連結業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
     新規 ― 社  (社名)              、  除外  ― 社   (社名)

(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無
     ② ①以外の会計方針の変更         : 無
     ③ 会計上の見積りの変更          : 無
     ④ 修正再表示               : 無

(3) 発行済株式数(普通株式)
     ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)   2020年9月期    13,335,995 株 2019年9月期   12,332,600 株
     ② 期末自己株式数             2020年9月期       717,670 株 2019年9月期      396,747 株
     ③ 期中平均株式数             2020年9月期    12,499,504 株 2019年9月期   12,023,665 株




※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、そ
の達成を当社として約束する主旨のものではございません。
また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
                                  BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


○添付資料の目次

     1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………… 2
     (1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
     (2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 4
     (3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 6
     (4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 6
     (5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当について(株主還元方針) ………… 8
     2.企業集団の状況 …………………………………………………………………………………… 9
     3.経営方針 ……………………………………………………………………………………………11
     (1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………11
     (2)目標とする経営指標 ……………………………………………………………………………11
     (3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 ………………………………………………11
     4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………12
     5.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………13
     (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………13
     (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………15
        連結損益計算書 …………………………………………………………………………………15
        連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………16
     (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………17
     (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………19
     (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………21
        (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………21
        (セグメント情報等) …………………………………………………………………………21
        (1株当たり情報) ……………………………………………………………………………25
        (重要な後発事象) ……………………………………………………………………………26




                          1
                                         BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
  当社グループは、テクノロジーとインターネットをベースにグローバル領域において新しい市場を創造するため
 に、コアバリューであるEコマース事業の「ノウハウ・データ」とインキュベーション事業の「グローバル投資ネッ
 トワーク」を掛け合わせ、日本と世界を繋ぐプラットフォームを生み出し続ける「グローバルプラットフォーマー」
 を目指しております。
  今期は当社グループ全体で既存事業の進化と新規事業の創造に積極的に取り組み、従来の「クロスボーダー」「バ
 リューサイクル」「リテール・ライセンス(エンターテインメント)」に、新たに「インバウンド」を加えた4つの
 事業ドメインにおいて「日本の商品・二次流通の海外展開」「エンターテインメント領域の課題解決の一元的サポー
 ト」「データとAIを活用したトラベル(インバウンド)プラットフォームの構築」の実現を目指してまいりました。
  当連結会計年度においては、新型コロナウイルスの世界的流行に伴う市場環境の大きな変化がありましたが、Eコ
 マース事業・クロスボーダー部門における、国内外の大手プラットフォームとの提携や国際配送手段の拡充、バリュ
 ーサイクル部門の海外販路の拡充と買取店舗の出店、業務効率化によるコスト削減などを積極的に推進しました。ま
 た、インキュベーション事業においては、新規事業の創造やインバウンド消費関連企業への出資に加え、当社および
 当社の連結子会社が保有する営業投資有価証券の売却を進めました。
  その結果、当連結会計年度の売上高は25,872,790千円(前年比2.4%増)、営業利益は3,376,051千円(前年比97.7
 %増)、経常利益は3,283,292千円(前年比91.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,891,627千円(前年比
 75.6%増)となりました。
  なお、当社が経営指標として重視している流通総額(国内外における商品流通額)につきましては、当連結会計年
 度で504億円(前年は503億円)となりました。
  2020年9月末時点における営業投資有価証券の簿価は39億円、その時価評価額※は195億円(2020年3月末時点に
 おける簿価は41億円、時価評価額は226億円)となっております。主な減少要因は、出資先であるメトロエンジン株
 式会社を2020年9月期末をもって持分法適用会社としたこと及び保有営業投資有価証券の売却によるものでありま
 す。
 ※営業投資有価証券の時価評価額は上場銘柄は市場価格、未上場銘柄は直近の取引価格にて評価した金額です。(当
 社が投資損失引当金を計上している銘柄については簿価にて評価)
  当該金額は、当社の試算に基づく金額であり、監査法人の監査を受けておりません。


  当社といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大とその影響の長期化は世界経済に重大な影響を及ぼすと想
 定し、今後も状況を注視しつつ最大限の対策に取り組んでまいります。


  事業のセグメント別の業績は、次のとおりであります。


  ①Eコマース事業
  ⅰ)クロスボーダー部門
  「海外転送・代理購入事業(FROM JAPAN)」におきましては、第1四半期より株式会社メルカリと業務提携し、代
 理購入サービス「Buyee」が翻訳・海外発送・お問い合わせ対応などをサポートすることで、「メルカリ」に出品さ
 れた商品が世界100以上の国・地域のお客様に販売可能となりました。また、世界中のより多くのお客様に更に便利
 に安心して利用していただくために、「Buyee」のサイト翻訳機能にインドネシア語・タイ語・韓国語など6言語追
 加し、合計10言語に対応するとともに、これまで未対応であったオークションの決済に中国で9億人以上のユーザー
 を誇るモバイル決済「Alipay(支付宝/アリペイ)」を使用できるようにいたしました。さらに、重要な地域である
 台湾、中国へのより安価な配送方法の導入や、ほとんどの国と地域に対して複数の配送手段を準備し有事の際のリス
 ク分散を図るなどお客様の満足度の向上に努めました。新型コロナウイルスの影響につきましては、海外への配送を
 委託しているパートナーの一社である日本郵便株式会社の一部の国・地域向け国際郵便物の一時引受停止がありまし
 たが、第3四半期中に順次引き受けが再開されたことに加え、代替発送手段の拡充などにより、現時点では出荷への
 影響はほぼ解消されております。また、世界的なデジタルシフトが加速する中で、越境ECに対して売り手(国内ECサ
 イト)買い手(海外消費者)双方の需要が高まっており、受注が増加いたしました。
  以上の結果、当連結会計年度の流通総額、売上高、営業利益は好調に推移しいずれも過去最高となりました。



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                                        BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


 「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」におきましては、継続的なSEO施策やお客様に合わせたマーケティ
ングの実施により売上高の増加を図るとともに、オペレーションの自動化の推進や物流の見直しによる利益体質の強
化を積極的に行い、安定的な収益構造を構築しました。新型コロナウイルスの影響につきましては、米国倉庫のある
カリフォルニア州で感染が拡大しておりますが、これまでのところ倉庫オペレーションへの影響はありません。
 以上の結果、当連結会計年度の売上高は5,925,868千円(前年比20.2%増)、営業利益は1,686,056千円(前年比
132.2%増)となりました。


 ⅱ)バリューサイクル部門
 「ブランド・アパレル買取販売事業」におきましては、新型コロナウイルスの影響と考えられる不要不急の買い控
えが見られましたが、緊急事態宣言の解除以降、徐々に売上が回復したことに加え、広告宣伝費の費用対効果の改善
を図るとともに、クーポン配布等の施策を実施した結果、買取金額・売上高は前年同期比では減少したものの、営業
利益額・営業利益率が大幅に改善しました。また、高単価のお品物を査定のために宅配で送ることに抵抗があるとい
うお客様の声にお応えするため、2020年6月に東京都内に「ブランディア」としては初の買取専門店「ブランディア
恵比寿店」、続けて2020年7月に「ブランディア新宿南口店」をオープンし、査定員との対面によるコミュニケーシ
ョンを通して、より安心してご納得いただける形での買取サービスの構築に注力いたしました。また、店舗が近くに
なく直接足を運べないという方や、感染予防などで店舗の利用を控えられている方向けに、ビデオ通話を使って査定
からご成約(売却)までを可能にする「ライブ査定」により、オンラインで透明性の高い査定体験を提供する「ブラ
ンディアBell」サービスを開始いたしました。一方、販売面においては、フランスに拠点をおく中古ブランド品のマ
ーケットプレイス「Vestiaire Collective」(ヴェスティエール・コレクティブ)との業務提携により、ヨーロッパ
のユーザー向けを中心にラグジュアリーブランドの出品を開始した事に加え、東南アジア・台湾における最大級のマ
ーケットプレイス「Shopee」への出品を通して、台湾、タイでの販売を開始するなど、海外販路の強化に注力いたし
ました。また、2020年1月14日をもって本事業を運営する株式会社デファクトスタンダードを完全子会社化し、長期
的な視点による事業戦略の策定や当社グループの経営リソースの配分など迅速に意思決定を行い、同社の再成長によ
る企業価値の増大を図っております。(完全子会社化の詳細は2019年11月21日当社発表の「BEENOS株式会社による株
式会社デファクトスタンダードの簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」をご覧下さい。)
 「酒類の買取販売事業」におきましては、都内3店舗目となる「六本木店」をオープンするとともに、第4四半期
には、ブランド・アパレル買取販売事業で認知度の高いブランディアを冠した「ブランディア             お酒買取    梅田店」
をオープンし、同一店舗でのお酒およびブランド品の買取を開始いたしました。これらの店舗の新設により、東京お
よび大阪の主要な繁華街における買取需要をカバーし、個人・飲食店双方からの需要に応えたことで、買取件数の増
加に寄与いたしました。このように各エリアの顧客にあったサービスの提供とグループ内でのリソースの相互活用を
図ったことに加えて、買取から出品までの滞留時間を短くし、在庫回転率の改善に努めました。また、第3四半期に
は業界初の酒類の資産管理・査定相場情報アプリ「MyCellar(マイセラー)」をリリースし、お客様が所有されてい
るお酒の価値の確認、買取依頼といった一連の流れを、当アプリ内で簡単に完結できるサービスを開始いたしまし
た。
 以上の結果、当連結会計年度の売上高は12,180,791千円(前年比7.5%減)、営業利益は103,537千円(前年は営業
損失6,998千円)となりました。


 ⅲ)リテール・ライセンス部門
 「エンターテインメント事業」では、新型コロナウイルスの影響によるライブなどのイベントの開催自粛によりイ
ベント会場でのグッズ販売に影響があり、オンラインのイベント配信などと合わせた企画によりオンラインでのグッ
ズ販売に注力するなどの対応をいたしましたが、売上高は減少いたしました。
 「グローバルプロダクト事業」では、2020年3月より国内外で人気のキャラクター「星のカービィ」のコスメグッ
ズの販売を全国のバラエティショップなど約1,000店舗で開始し、初回製造分約5万個が即完売する人気となりまし
た。また、フレグランスボディケアブランドSWATi(スワティー)では、当社グループが運営する代理購入サービス
「Buyee」との連携開始に加え、大切な日と人に贈るギフトをテーマにした新ブランド「366(サンロクロク)」の
「【366】BIRTHDAY FRAGRANCE(サンロクロク バースデーフレグランス)」が各種メディアに取り上げられるなど人気
となり、販売が好調に推移しました。
 以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,011,386千円(前年比18.8%減)、営業損失は91,222千円(前年は営業



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 利益122,661千円)となりました。


  Eコマース事業全体では、当連結会計年度の売上高は22,118,046千円(前年比4.0%減)、営業利益は1,698,372千
 円(前年比101.8%増)となりました。


  ②インキュベーション事業
  「投資育成事業」におきましては、新興国のオンラインマーケットプレイス企業やオンライン決済企業への投資
 と、日本国内のインバウンド消費関連市場のスタートアップ企業への投資を進め、投資先の事業進捗に合わせて、適
 時適切なタイミングで投資回収も図っております。当期は、当社および当社の連結子会社が保有する営業投資有価証
 券の一部の売却を進め、当連結会計年度に約35億円の営業投資有価証券の売却益を計上しました。一方で、第4四半
 期にはアジア全域の旅行者データをカバーするビッグデータカンパニー「Vpon Holdings株式会社」に出資を行い、
 今後は、当社が運営する台湾最大級の訪日旅行メディアサイト「旅行酒吧(トラベルバー)」などのグループ事業や
 既存投資先とのシナジーの発揮を図り、相互の可能性の拡大を目指してまいります。
  新型コロナウイルスの影響につきましては、世界的にデジタルシフトが加速する中、当社の出資する総合型のマー
 ケットプレイス企業では、生活必需品を中心に利用者数や受注件数が増加し、専門型のマーケットプレイスでは、フ
 ァッションや車などの不要不急のカテゴリーは厳しい状況が続いておりましたが、6月以降、回復の兆しが見え始め
 ております。また、新型コロナウイルスの収束後には、一層のデジタルシフトが進展すると考えており、各企業とも
 将来に向けた各種の新サービス開発に取り組んでおります。
  「新規事業」におきましては、「エンターテインメント」「インバウンド」の事業ドメインにおいて「エンターテ
 インメント領域の課題解決の一元的サポート」「データとAIを活用したトラベル(インバウンド)プラットフォーム
 の構築」の実現に向けた新規事業の創造に積極的に取り組んでまいりました。
  また、2019年10月には、台湾・東南アジアで最大級のECモール「Shopee」と業務連携し、Shopeeのパートナーとし
 て日本企業のShopee出店をサポートすることで、日本企業の海外販売を拡大する機会を提供するとともに、さらなる
 海外企業との連携も視野に入れ、海外販売における市場の拡大を図っております。
  新型コロナウイルスの影響につきましては、エンターテインメント関連及びインバウンド関連の新規事業は、当面
 イベントの開催規模の縮小や訪日旅行客の減少は免れないと考えており、マーケティング費用等の先行投資計画を後
 ろ倒しにするなどの対策を講じております。
  以上の結果、当連結会計年度の売上高は3,841,595千円(前年比70.0%増)、営業利益は2,475,108千円(前年比
 76.5%増)となりました。
  2020年9月末時点における営業投資有価証券の簿価は39億円、その時価評価額※は195億円(2020年3月末時点に
 おける簿価は41億円、時価評価額は226億円)となっております。主な減少要因は、出資先であるメトロエンジン株
 式会社を2020年9月期末をもって持分法適用会社としたこと及び保有営業投資有価証券の売却によるものでありま
 す。
 ※営業投資有価証券の時価評価額は上場銘柄は市場価格、未上場銘柄は直近の取引価格にて評価した金額です。(当
 社が投資損失引当金を計上している銘柄については簿価にて評価)
  当該金額は、当社の試算に基づく金額であり、監査法人の監査を受けておりません。


(2)当期の財政状態の概況
 ① 資産、負債及び純資産の状況
  (流動資産)
   当連結会計年度末における流動資産の残高は、19,858,313千円(前期比3,450,997千円増)となりました。主な増
  加要因としましては、現金及び預金4,800,510千円、未収入金1,227,755千円の増加、減少要因としましては、受取
  手形及び売掛金1,417,620千円、商品1,135,969千円の減少であります。


  (固定資産)
   当連結会計年度末における固定資産の残高は、3,171,375千円(前期比767,404千円増)となりました。主な増加
  要因としましては、投資有価証券889,354千円の増加、減少要因としましては、繰延税金資産147,219千円の減少で
  あります。



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 (流動負債)
  当連結会計年度末における流動負債の残高は、9,683,855千円(前期比1,524,763千円増)となりました。主な増
 加要因としましては、預り金1,659,098千円、未払法人税等694,538千円の増加、減少要因としましては、短期借入
 金1,950,000千円の減少であります。


 (固定負債)
  当連結会計年度末における固定負債の残高は、2,135,582千円(前期比1,654,858千円増)となりました。主な増
 加要因としましては、長期借入金1,721,617千円の増加、減少要因としましては、繰延税金負債75,136千円の減少で
 あります。


 (純資産)
  当連結会計年度末における純資産の残高は、11,210,251千円(前期比1,038,780千円増)となりました。主な増加
 要因としましては、利益剰余金1,495,565千円、資本剰余金1,361,375千円の増加、減少要因としましては、非支配
 株主持分1,612,657千円の減少であります。


② キャッシュ・フローの状況
  当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度に比べ4,741,783千円増
 加し、10,220,118千円となりました。


  当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。


 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
  当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、5,955,287千円(前期は1,769,040千円の減少)となりま
 した。その主な増加要因としましては、税金等調整前当期純利益3,190,264千円、売上債権の減少1,585,128千円、
 預り金の増加1,318,273千円、たな卸資産の減少1,135,539千円、減少要因としましては、未収入金の増加1,192,982
 千円、営業投資有価証券の増加666,861千円であります。


 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
  当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、578,407千円(前期は338,862千円の減少)となりまし
 た。その主な減少要因としましては、投資有価証券の取得による支出210,799千円、事業譲受による支出206,506千
 円、無形固定資産の取得による支出104,142千円であります。


 (財務活動によるキャッシュ・フロー)
  当連結会計年度において財務活動による資金の減少は、619,213千円(前期は1,433,595千円の増加)となりまし
 た。その主な増加要因としましては、長期借入金の増加2,021,617千円、減少要因としましては、短期借入金の減少
 1,950,000千円、自己株式の取得による支出290,350千円、配当金の支払額215,799千円であります。




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(3)当期のキャッシュ・フローの概況
   当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。


                   2016年9月期       2017年9月期       2018年9月期      2019年9月期       2020年9月期

自己資本比率(%)                  51.1         53.2           52.4            45.3          48.3
時価ベースの自己資本比率
                          155.1        102.4          148.7            79.1          98.5
(%)
債務償還年数(年)                   0.7            2.9           -               -            0.6
インタレスト・カバレッジ・
                          198.3         35.1             -               -           554.9
レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
 (注) 1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
     2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
     3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としていま
       す。
     4.2018年9月期及び2019年9月期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオは営業キャッシュ・
       フローがマイナスのため記載しておりません。


(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   2021年9月期の連結業績予想につきましては、インキュベーション事業の投資育成事業において、投資先の事業
  進捗に合わせて、適時適切なタイミングで投資回収を行うこととしており、その発生時期及び金額を見積もり、発
  表することが合理的ではないと判断していること、また新規事業への投資の時期や金額の規模について、機動的に
  判断していく予定であることから、開示を見合わせております。
   しかしながら、投資判断情報としての業績予想及び事業戦略を開示することの重要性については充分に認識して
  おり、予測可能なEコマース事業の2021年9月期の業績見通し及び戦略につきまして、次の通り説明させていただき
  ます。

   ①    Eコマース事業通期見通し
            グローバルコマース       バリューサイクル               エンターテインメント
           (旧クロスボーダー部     (旧バリューサイクル部             (旧リテール・ライセン                    計
                門)             門)                     ス部門)
 流通総額            342億円                130億円                     80億円                 552億円
 前年比               115%                 107%                     97%                   110%
 売上高              76億円                130億円                     40億円                 246億円
 前年比               128%                 107%                    100%                   111%
 営業利益            21.5億円               1.8億円                    0.0億円                 23.3億円
 前年比               128%                 174%                      -                    137%
 (参考)
 当期実績
 流通総額            297億円                121億円                     82億円                 501億円
 売上高              59億円                121億円                     40億円                 221億円
 営業利益            16.8億円               1.0億円                   ▲0.9億円                 16.9億円
 ※2021年9月期より、より実際の事業に即した、わかりやすい名称とするためセグメントの名称を変更しておりま
  す。それぞれのセグメントに含まれる事業の構成については変更ありません。


  ⅰ)グローバルコマース(旧クロスボーダー部門)
   FROM JAPAN事業については、市場拡大とシェア拡大により引き続き二桁%の成長が継続するものと予想しており


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ます。これまでの戦略的重点地域である台湾に加え、新たに中国やロシアの市場シェア拡大にも注力して参りま
す。当該地域には先行している国内外の企業がありますが、手数料やサポート面において圧倒的に優位である当社
サービスはシェアを拡大できるものと考えております。なお、新型コロナウイルスの感染拡大による国際配送網へ
の影響等については考慮しておりません。
TO JAPAN事業については、大きく市場が拡大することはないと考えており、リソース配分を最小限に抑え、オペレ
ーションの自動化をさらに推進し安定的な利益確保を目指しております。


ⅱ)バリューサイクル(旧バリューサイクル部門)
 ブランド・アパレル買取販売事業ブランディアにおいては取扱商品の高単価へのシフトと海外販売の拡大を基本
戦略とし、再成長させることを計画しております。具体的には、前期より開始した買取店舗の展開による高単価商
品の買取強化とグローバルコマース事業のbuyeeでの販売強化や海外のプラットフォームとの提携拡大による海外売
上拡大を目指しております。
 酒類買取販売事業については、これまでのJOYLABとしての買取店舗に加え、店舗名称をブランディアお酒買取と
して展開するなどブランド・アパレル買取販売事業でのブランディアの認知度を活用した集客と買取増加を狙いま
す。


ⅲ)エンターテインメント(旧リテール・ライセンス部門)
 前期に引き続き新型コロナウイルスの影響によって大型ライブイベントの開催がされないものと予想しています
が、Eコマースの販売強化、提携アーティストの増加、エンターテインメント業界の周辺領域の新規取り組みなどに
より売上が回復するものと見込んでおります。


 ②   インキュベーション事業通期見通し
 インキュベーション事業については、営業投資有価証券の売却売上(売却益)の発生時期及び金額を見積もり、
発表することが合理的ではないと判断していること、また新規事業への投資の時期や金額の規模について、機動的
に判断していく予定であることから、具体的な業績見通しにつきましては開示を見合わせておりますが、投資育成
事業の投資方針及び売却方針ならびに新規事業への取り組み方針につきまして説明させていただきます。

ⅰ)投資育成事業
 投資方針につきましては、これまで、成長市場であり当社の知見のある市場として、新興国のオンラインマーケ
ットプレイス企業、オンラインペイメント企業への投資を中心に進めてまいりましたが、当該地域、当該領域につ
きましては、概ねカバーできたと認識しております。直近においては、国内のインバウンド消費市場、トラベル市
場、エンターテインメント市場のスタートアップを中心にシード/アーリーステージの企業への投資に軸足を移して
おります。いずれの市場も足下では新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け市場が大きく縮小しておりますが、
今後の中長期での日本の成長戦略においては、いずれの領域も欠かすことのできない重要な市場であると考えてお
り、引き続き投資を進めていく方針であります。
 売却方針につきましては、当社のEXITは、IPOよりもM&Aやファイナンス時に実施されるセカンダリーでの売買に
よる売却機会が多く、売却機会の発生する時期については予測が難しいという側面がありますが、今後も適切なタ
イミングで積極的に投資回収を進めてまいります。


ⅱ)新規事業
 当社は、変化の激しいインターネット業界におきましては、常に新しい事業を創造し続けること、また、そのよ
うなマインドの醸成と組織の構築、維持が重要であると考えております。当社は現在、エンターテインメント領域
の課題解決の一元的サポート、データとAIを活用したトラベル(インバウンド)プラットフォームの構築の実現に
向けた新規事業の創造に積極的に取り組んでおります。新型コロナウイルスの影響により、当初の計画からの変更
を余儀なくされておりますが、いずれの市場も前述の投資育成事業での説明の通り、中長期的には大きな市場にな
ると考えており、先行してシステム開発や提携先の開拓などを進めております。
 なお、新規事業への先行投資ボリュームについては、投資育成事業での損益の状況も踏まえ判断していく方針で
あります。




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(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当について(株主還元方針)
   当社は、配当を通じた株主への利益還元を重要な経営課題と位置付けており、事業基盤の拡大と財務基盤の充実
  を進め、業績の変動に大きく影響されることなく長期的に安定した配当を継続することを基本としております。
   当社の事業は大きくEコマース事業とインキュベーション事業に分かれておりますが、インキュベーション事業に
  は投資育成事業が含まれており営業投資有価証券の売却機会の多寡により大きく利益が変動いたします。そのため、
  Eコマース事業の利益をベースに配当として還元し、インキュベーション事業の利益については、株価水準等に鑑み
  て自己株式の取得等による株主還元に充当していく方針であります。
   当期の配当金につきましては、連結業績、財務の健全化ならびに将来の事業展開のための内部留保等を総合的に
  勘案した結果、1株につき20円とし、2020年11月19日開催予定の取締役会に付議する予定であり、前期の配当金か
  ら2円の増配となります。その結果、当期の配当性向(連結)は13.2%、自己株式取得を含めた総還元性向は28.5
  %となります。
   なお、次期の配当金につきましては現時点では未定としておりますが、上記配当に関する方針を変更するもので
  はございません。
   また、当社は連結配当規制適用会社であります。




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2.企業集団の状況
 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は2020年9月30日現在、当社(BEENOS株式会社)、連結子会社18社及び
関連会社4社によって構成され、Eコマース事業、インキュベーション事業を主たる事業としております。また、E
コマース事業については、さらにクロスボーダー部門、バリューサイクル部門、リテール・ライセンス部門に区分し
ております。

          セグメントの名称                           主な事業内容

                                 海外転送・代理購入事業「tenso.com」「Buyee」
             クロスボーダー部門
                                 グローバルショッピング事業「sekaimon」
                                 ブランド品・アパレル買取販売事業「Brandear」
Eコマース事業      バリューサイクル部門
                                 酒類買取販売事業「JOYLAB」
                                 エンターテインメント事業
             リテール・ライセンス部門
                                 グローバルプロダクト事業
                                 投資育成事業
インキュベーション事業
                                 収益化前の新規事業


(1)Eコマース事業
 クロスボーダー部門
  tenso株式会社が「海外転送・代理購入事業」を行っており、海外居住者向けに日本の商品を海外発送代行(転
 送)するサービス「tenso.com」や、商品を代理購入するサービス「buyee」を運営しております。
  株式会社ショップエアラインが「グローバルショッピング事業」を行っており、世界最大のマーケットプレイス
 eBayとの提携のもと、世界中の商品を日本に居ながら購入できるサービス「sekaimon」を運営しております。


 バリューサイクル部門
  株式会社デファクトスタンダードが、ブランド品、時計、アクセサリーなどをお客様から買取り、ネットオーク
 ション等のチャネルを通じて販売するCtoBtoCモデルによる「ブランド品・アパレル買取販売事業 Brandear(ブラン
 ディア)」を行っております。
  JOYLAB株式会社が、ワインやウイスキー等の酒類をお客様から店頭、出張または宅配を使って買取り、ネットオ
 ークションやショッピングモールを通じて販売するCtoBtoCモデルによる「酒類買取販売事業 JOYLAB(ジョイラ
 ボ)」を行っております。


 リテール・ライセンス部門
  モノセンス株式会社が、タレントやキャラクターのライセンスを用いた商品プロデュースや、日本を代表するア
 ーティストグループの公式グッズや販売サイトを運営する「エンターテインメント事業」及び「グローバルプロダ
 クト事業」を行っております。


(2)インキュベーション事業
  新興国を中心とした海外におけるインターネット関連事業及び日本国内のインバウンド消費関連市場のスタート
 アップ企業への投資育成活動を展開しております。また、今後の柱となる事業の創造・育成事業を積極的に推進し
 ております。




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     以上述べた事項を事業系統図によって示しますと、以下のとおりとなります。
    [事業系統図]




      
 




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3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
   当社グループは、ITとインターネットをベースにグローバル領域において新しい市場を創造するためにプラット
  フォームを生み出し続ける「グローバルプラットフォーマー」を目指しております。
   世界中の素晴らしい商品やコンテンツをグローバルに流通させ世界中の消費者に届けるために、国内外のマーケ
  ットプレイスを繋げるとともに、日本の素晴らしい商品やコンテンツをアジアの国々をはじめ世界に流通させるグ
  ローバルコマースの構築を推進し企業価値の増大を図ってまいります。


(2)目標とする経営指標
   流通総額
   当社グループがグローバルマーケットにおけるプレイヤーとして認知され、また「グローバルプラットフォーマ
  ー」として新しい価値を創造する企業グループとなるためには、数千億円規模の流通総額を創り出す必要があると
  考えております。そのため、第1ステップとして、流通総額1,000億円を目指してまいります。


(3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
   グローバルプラットフォームの構築を目指すにあたって次の戦略を進めてまいります。 なお、文中の将来に関す
  る事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。


   ① グローバルコマースの戦略
   グローバルコマース事業はグローバルプラットフォーム構想の中核的な位置付けになります。まずは日本国内で
  の圧倒的No1ポジションを活かし、対競合の施策を充実させお客様から選ばれる唯一の選択肢となるべく努力してま
  いります。また海外のお客様から選ばれるサービスであるということは、日本企業が当社をパートナーとしてお選
  びいただく重要な条件だと考えております。
   そして中期的には上記実績を持って信頼を勝ち得た日本企業の商品を、海外のお客様が日常の自然な導線の中で
  購入ができる状態を目指します。これは海外のお客様がわざわざ当社サイトを訪れなくても、日常で慣れ親しんで
  いるオンラインショッピングプラットフォーム上で日本の商品が手に入る状態を想定しています。そのために各国
  に存在する大手オンラインショッピングプラットフォームとの提携を急速に進めてまいります。


   ② バリューサイクルの戦略
   日本国内外で拡大するリユース市場のポテンシャルは大きく、当社グループは「ブランド」と「酒類」というカ
  テゴリーにフォーカスして国境を越えた流通システムの構築を進めております。状態のよい商品を日本のマーケッ
  トから買い付け、海外の広大な市場へ出品をしてまいります。また商品の状態だけでなく、各国における需給バラ
  ンスの違いにより内外価格差があることから、日本よりも海外の方が高く売れる商品が多く存在するため、魅力的
  な市場であると捉えており、当社グループでは当事業の海外販売比率を50%超としていくことを中期的な目標とし
  ております。


   ③ エンターテインメントの戦略
   エンターテインメント業界特有のニーズを捉えて芸能プロダクションやアーティスト、コンテンツホルダーが容
  易にショップを開設してグッズやサービスの販売を可能にする業界特化型のEC販売システムの構築を進めてまいり
  ます。エンターテインメント関連の企業様と対話を進めていく中で細かな特有のニーズが多く存在していることが
  わかり、各社各人のニーズに対応する形で簡単で使いやすいプラットフォームの構築を進めます。また日本のコン
  テンツは漫画や芸能を含め海外で多くの支持を集めております。このシステム構築の延長線上では国境を越えた商
  品やサービスの展開を可能にし、最終的にはグローバルプラットフォーム構想に繋げてまいります。


   ④ インキュベーションの戦略
   従前はマーケットプレイス、ペイメント企業への投資及び国内インバウンド関連企業への投資を通して、ネット
  ワークの拡大及び投資収益の拡大を狙ってまいりました。現状当社グループが出資した企業の多くがアジア各国の
  強力なプレイヤーへと成長しております。今後は投資先企業とのグローバルプラットフォーム上での連携や協業を



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 進めてまいります。また新規事業創造においても継続してリソースを投下し、スピードを重視しながら立ち上げを
 行っております。結果としてグループの次の収益の柱となるような事業の創造を目指してまいります。


4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
 当社は、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、日本基準で連結財務諸表を作成してお
ります。
 なお、将来のIFRS(国際財務報告基準)適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方
針であります。




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5.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                                      (単位:千円)
                            前連結会計年度              当連結会計年度
                           (2019年9月30日)         (2020年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                           5,175,775            9,976,285
   受取手形及び売掛金                        2,527,865            1,110,244
   営業投資有価証券                         4,176,825            3,966,499
   商品                               2,689,382            1,553,412
   未収入金                               862,433            2,090,188
   その他                                975,034            1,167,282
   貸倒引当金                                   -               △5,600
   流動資産合計                          16,407,315           19,858,313
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                         603,067              581,194
      減価償却累計額                       △256,794             △297,855
      建物及び構築物(純額)                    346,272              283,339
     車両運搬具                             9,614                9,549
      減価償却累計額                        △7,753               △8,716
      車両運搬具(純額)                        1,861                  833
     工具、器具及び備品                       192,338              205,497
      減価償却累計額                       △122,589             △147,248
      工具、器具及び備品(純額)                   69,748               58,249
     有形固定資産合計                        417,882              342,421
   無形固定資産
     のれん                              303,842              374,785
     ソフトウエア                           147,882              165,619
     その他                                2,871                2,135
     無形固定資産合計                         454,596              542,539
   投資その他の資産
     投資有価証券                           887,065            1,776,419
     繰延税金資産                           215,992               68,772
     その他                              428,433              441,221
     投資その他の資産合計                     1,531,491            2,286,413
   固定資産合計                           2,403,970            3,171,375
 資産合計                              18,811,286           23,029,688




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                                                   (単位:千円)
                         前連結会計年度              当連結会計年度
                        (2019年9月30日)         (2020年9月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                       384,508              348,387
   短期借入金                         3,550,000            1,600,000
   1年内返済予定の長期借入金                        -               300,000
   未払金                           2,956,824            3,373,049
   預り金                             714,796            2,373,894
   未払法人税等                           89,157              783,695
   その他                             463,805              904,829
   流動負債合計                        8,159,091            9,683,855
 固定負債
   長期借入金                                -             1,721,617
   繰延税金負債                          287,680              212,544
   資産除去債務                          193,043              201,420
   固定負債合計                          480,724            2,135,582
 負債合計                            8,639,815           11,819,437
純資産の部
 株主資本
   資本金                           2,775,840            2,775,840
   資本剰余金                         2,542,577            3,903,953
   利益剰余金                         3,966,442            5,462,007
   自己株式                          △567,835             △778,700
   株主資本合計                        8,717,025           11,363,100
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                  △314,461             △286,179
   為替換算調整勘定                        109,571               53,939
   その他の包括利益累計額合計                 △204,890             △232,239
 新株予約権                              46,677               79,389
 非支配株主持分                         1,612,657                   -
 純資産合計                          10,171,470           11,210,251
負債純資産合計                         18,811,286           23,029,688




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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
 (連結損益計算書)
                                                         (単位:千円)
                           前連結会計年度                 当連結会計年度
                         (自 2018年10月1日           (自 2019年10月1日
                         至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
売上高                                25,276,757              25,872,790
売上原価                               12,611,387              12,127,541
売上総利益                              12,665,370              13,745,249
販売費及び一般管理費                         10,957,736              10,369,198
営業利益                                1,707,633               3,376,051
営業外収益
 受取利息                                     103                     102
 持分法による投資利益                            35,257                     110
 投資事業組合運用益                              1,772                  16,538
 助成金収入                                 14,939                  38,151
 受取和解金                                 14,051                   8,157
 その他                                   41,559                  43,942
 営業外収益合計                              107,684                 107,002
営業外費用
 支払利息                                  11,376                  10,733
 為替差損                                  83,855                  63,220
 支払手数料                                  2,663                  93,470
 助成金返還損                                    -                   25,839
 貸倒引当金繰入額                                  -                    5,600
 その他                                    3,595                     897
 営業外費用合計                              101,490                 199,761
経常利益                                1,713,827               3,283,292
特別利益
 新株予約権戻入益                                  -                   11,244
 特別利益合計                                    -                   11,244
特別損失
 減損損失                                      -                   54,972
 固定資産除却損                                   -                   49,299
 特別損失合計                                    -                  104,271
税金等調整前当期純利益                         1,713,827               3,190,264
法人税、住民税及び事業税                          427,380               1,306,090
法人税等調整額                               225,922                  53,810
法人税等合計                                653,302               1,359,900
当期純利益                               1,060,525               1,830,364
非支配株主に帰属する当期純損失(△)                   △16,517                 △61,263
親会社株主に帰属する当期純利益                     1,077,042               1,891,627




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(連結包括利益計算書)
                                                     (単位:千円)
                       前連結会計年度                 当連結会計年度
                     (自 2018年10月1日           (自 2019年10月1日
                     至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
当期純利益                          1,060,525               1,830,364
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                    △82,685                   28,435
 為替換算調整勘定                       △154,265                 △53,039
 持分法適用会社に対する持分相当額                 △7,702                  △2,745
 その他の包括利益合計                     △244,653                 △27,349
包括利益                              815,871               1,803,014
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                     832,388               1,864,278
 非支配株主に係る包括利益                    △16,517                 △61,263




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(3)連結株主資本等変動計算書
 前連結会計年度(自 2018年10月1日      至 2019年9月30日)
                                                                    (単位:千円)
                                         株主資本

               資本金         資本剰余金         利益剰余金          自己株式        株主資本合計

当期首残高          2,775,840     2,701,215    2,889,400      △187,303     8,179,153

当期変動額

 剰余金の配当                      △158,637                                 △158,637
 親会社株主に帰属す
                                          1,077,042                   1,077,042
 る当期純利益
 自己株式の取得                                                 △380,532     △380,532
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純                                                                    -
 額)
当期変動額合計              -       △158,637     1,077,042      △380,532       537,872

当期末残高          2,775,840     2,542,577    3,966,442      △567,835     8,717,025



                      その他の包括利益累計額
             その他有価証券          その他の包括利益                  新株予約権       非支配株主持分       純資産合計
                     為替換算調整勘定
              評価差額金             累計額合計
当期首残高          △231,866        271,630         39,763      21,406     1,550,724    9,791,048

当期変動額

 剰余金の配当                                                                            △158,637
 親会社株主に帰属す
                                                                                   1,077,042
 る当期純利益
 自己株式の取得                                                                           △380,532
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純       △82,594      △162,058     △244,653         25,270        61,932    △157,449
 額)
当期変動額合計         △82,594      △162,058     △244,653         25,270        61,932      380,422

当期末残高          △314,461        109,571    △204,890         46,677     1,612,657    10,171,470




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                                                        BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


当連結会計年度(自 2019年10月1日       至 2020年9月30日)
                                                                  (単位:千円)
                                         株主資本

               資本金         資本剰余金         利益剰余金        自己株式        株主資本合計

当期首残高          2,775,840     2,542,577    3,966,442    △567,835      8,717,025

当期変動額

 剰余金の配当                                   △214,845                   △214,845
 親会社株主に帰属す
                                          1,891,627                  1,891,627
 る当期純利益
 自己株式の取得                                               △290,350      △290,350

 自己株式の処分                       △3,712                    79,484         75,771

 株式交換による増加                   1,367,663                               1,367,663
 持分法の適用範囲の
                                          △181,217                   △181,217
 変動
 非支配株主との取引
 に係る親会社の持分                     △2,574                                  △2,574
 変動
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純                                                                   -
 額)
当期変動額合計              -       1,361,375    1,495,565    △210,865      2,646,075

当期末残高          2,775,840     3,903,953    5,462,007    △778,700     11,363,100



                      その他の包括利益累計額
             その他有価証券          その他の包括利益                新株予約権       非支配株主持分        純資産合計
                     為替換算調整勘定
              評価差額金             累計額合計
当期首残高          △314,461        109,571    △204,890       46,677      1,612,657    10,171,470

当期変動額

 剰余金の配当                                                                           △214,845
 親会社株主に帰属す
                                                                                  1,891,627
 る当期純利益
 自己株式の取得                                                                          △290,350

 自己株式の処分                                                                             75,771

 株式交換による増加                                                                        1,367,663
 持分法の適用範囲の
                                                                                  △181,217
 変動
 非支配株主との取引
 に係る親会社の持分                                                                          △2,574
 変動
 株主資本以外の項目
 の当期変動額(純        28,282       △55,631      △27,349       32,712    △1,612,657    △1,607,294
 額)
当期変動額合計          28,282       △55,631      △27,349       32,712    △1,612,657     1,038,780

当期末残高          △286,179        53,939     △232,239       79,389             -     11,210,251




                                          18
                                 BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                    (単位:千円)
                         前連結会計年度              当連結会計年度
                       (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日
                       至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純利益                   1,713,827            3,190,264
 減価償却費                           114,048              130,264
 減損損失                                  -               54,972
 のれん償却額                           93,418              105,267
 株式報酬費用                           58,944              104,659
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                △16,773                 5,600
 受取利息及び受取配当金                       △103                 △102
 支払利息                             11,376               10,733
 為替差損益(△は益)                      △8,292                 △312
 持分法による投資損益(△は益)                △35,257                 △110
 投資事業組合運用損益(△は益)                 △1,772              △16,538
 新株予約権戻入益                              -             △11,244
 固定資産除却損                               -               49,299
 売上債権の増減額(△は増加)               △1,678,088            1,585,128
 営業投資有価証券の増減額(△は増加)           △1,435,734            △666,861
 たな卸資産の増減額(△は増加)               △848,698             1,135,539
 未収入金の増減額(△は増加)                  112,952           △1,192,982
 仕入債務の増減額(△は減少)                    4,666             △41,435
 未払金の増減額(△は減少)                   618,268              422,171
 預り金の増減額(△は減少)                    71,313            1,318,273
 未払消費税等の増減額(△は減少)               △12,888               144,493
 その他                              77,618            △131,934
 小計                           △1,161,175            6,195,147
 利息及び配当金の受取額                     101,369               12,789
 利息の支払額                         △11,426              △10,960
 法人税等の還付額                          9,926              105,390
 法人税等の支払額                      △707,734             △347,078
 営業活動によるキャッシュ・フロー             △1,769,040            5,955,287
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                △113,654               △42,854
 無形固定資産の取得による支出                 △66,533              △104,142
 投資有価証券の取得による支出                △161,084              △210,799
 敷金及び保証金の差入による支出                 △3,500               △24,228
 敷金及び保証金の回収による収入                  14,018                   45
 投資事業組合からの分配金による収入                12,742                9,879
 事業譲受による支出                      △20,794              △206,506
 その他                                △55                   200
 投資活動によるキャッシュ・フロー              △338,862              △578,407




                      19
                                    BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


                                                       (単位:千円)
                            前連結会計年度              当連結会計年度
                          (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日
                          至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の増減額(△は減少)                  1,922,900           △1,950,000
 長期借入れによる収入                               -            2,021,617
 長期借入金の返済による支出                     △28,260                     -
 自己株式の取得による支出                     △380,532             △290,350
 自己株式の売却による収入                             -                  206
 子会社の自己株式の取得による支出                         -            △180,450
 新株予約権の発行による収入                            -                1,418
 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
                                          -               △5,855
 による支出
 配当金の支払額                          △158,961              △215,799
 非支配株主への配当金の支払額                    △19,549                      -
 非支配株主からの払込みによる収入                    98,000                     -
 財務活動によるキャッシュ・フロー                 1,433,595             △619,213
現金及び現金同等物に係る換算差額                   △22,793               △15,883
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)               △697,100              4,741,783
現金及び現金同等物の期首残高                    6,175,435             5,478,335
現金及び現金同等物の期末残高                    5,478,335            10,220,118




                         20
                                       BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


(5)連結財務諸表に関する注記事項
   (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


   (セグメント情報等)
  (セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
 報告セグメントの決定方法
  当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役
 会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
  当社グループは、事業領域別にセグメントを構成し、「Eコマース事業」及び「インキュベーション事業」の2つ
 を報告セグメントとしております。
  各セグメントに属するサービスの内容は、以下のとおりであります。


          セグメントの名称                        主な事業内容
                             海外転送・代理購入事業「tenso.com」「Buyee」
              クロスボーダー部門
                             グローバルショッピング事業「sekaimon」
                             ブランド品・アパレル買取販売事業「Brandear」
Eコマース事業       バリューサイクル部門
                             酒類買取販売事業「JOYLAB」
                             エンターテインメント事業
              リテール・ライセンス部門
                             グローバルプロダクト事業
                             投資育成事業
インキュベーション事業
                             収益化前の新規事業


2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
  報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
 る記載と概ね同一であります。
  報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
  セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。




                             21
                                                                          BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
  前連結会計年度(自     2018年10月1日           至    2019年9月30日)
                                                                                                    (単位:千円)
                                            報告セグメント
                                                                                                          連結財務諸表
                            Eコマース事業                                                            調整額
                                                                                                            計上額
                                                                    インキュベー                    (注)1、3
            クロス         バリュー         リテール・                                         合計                       (注)2
                                                                     ション事業
           ボーダー         サイクル         ライセンス             小計
             部門          部門            部門
売上高

 外部顧客への
           4,929,193    13,164,690       4,931,999   23,025,883      2,250,874   25,276,757          ―    25,276,757
 売上高
 セグメント間の
 内部売上高又は          ―            237          5,295           5,533        8,471       14,005    △14,005           ―
 振替高

      計    4,929,193    13,164,928       4,937,295   23,031,417      2,259,345   25,290,763    △14,005    25,276,757

セグメント利益又
              725,989      △6,998          122,661        841,652    1,402,643    2,244,295   △536,662     1,707,633
は損失(△)

セグメント資産    3,719,088     4,978,847       2,530,830   11,228,767      6,583,545   17,812,312     998,973   18,811,286

セグメント負債    2,000,189     1,011,730       2,146,602    5,158,523      3,136,237    8,294,760     345,055    8,639,815

その他の項目

 減価償却費        42,454       41,469           6,624         90,548        11,026      101,574      12,473     114,048

 のれんの償却額      18,708       74,710              ―          93,418            ―        93,418          ―       93,418

 持分法適用会社
                  ―            ―               ―              ―        109,612      109,612      36,935     146,547
 への投資額
 有形固定資産及
 び無形固定資産      12,953       13,089           2,626         28,669        51,233       79,903       4,587      84,491
 の増加額
 (注) 1.セグメント利益の調整額△536,662千円には、セグメント間取引消去△1,824,377千円、各報告セグメントに
       配分していない全社収益2,200,508千円及び全社費用△912,793千円が含まれております。全社収益は、主に
       当社におけるグループ会社からの受取手数料であります。全社費用は、主に当社におけるグループ管理に係
       る費用であります。
     2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
     3.セグメント資産の調整額998,973千円には、報告セグメントに区分していない全社資産の金額5,418,917千
       円、セグメント間取引消去△4,419,943千円が含まれております。全社資産の主なものは、持株会社の現金
       及び預金、長期投資資金(投資有価証券)等であります。




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 当連結会計年度(自     2019年10月1日           至    2020年9月30日)
                                                                                                  (単位:千円)
                                           報告セグメント
                                                                                                        連結財務諸表
                           Eコマース事業                                                           調整額
                                                                                                          計上額
                                                                  インキュベー                    (注)1、3
            クロス        バリュー         リテール・                                        合計                       (注)2
                                                                   ション事業
           ボーダー        サイクル         ライセンス             小計
             部門         部門            部門
売上高

 外部顧客への
           5,913,954   12,180,791       4,011,196   22,105,942     3,766,847   25,872,790          ―    25,872,790
 売上高
 セグメント間の
 内部売上高又は     11,913           ―              189         12,103       74,747       86,850    △86,850           ―
 振替高

      計    5,925,868   12,180,791       4,011,386   22,118,046     3,841,595   25,959,641    △86,850    25,872,790

セグメント利益又
           1,686,056      103,537        △91,222     1,698,372     2,475,108    4,173,481   △797,429     3,376,051
は損失(△)

セグメント資産    5,553,604    4,955,975       3,757,070   14,266,650     7,182,720   21,449,371   1,580,317   23,029,688

セグメント負債    3,683,291    1,494,917       3,667,187    8,845,396     3,413,231   12,258,627   △439,189    11,819,437

その他の項目

 減価償却費       42,043       42,093           7,487         91,624       26,164      117,789      12,475     130,264

 のれんの償却額         ―        83,105              ―          83,105       22,162      105,267          ―      105,267

 持分法適用会社
                 ―            ―               ―             ―         94,625       94,625     139,040     233,666
 への投資額
 有形固定資産及
 び無形固定資産       7,976      52,105           6,688         66,771      308,425      375,196       3,072     378,268
 の増加額
(注) 1.セグメント利益の調整額△797,429千円には、セグメント間取引消去△3,495,318千円、各報告セグメントに
      配分していない全社収益3,924,787千円及び全社費用△1,226,898千円が含まれております。全社収益は、主
      に当社におけるグループ会社からの受取手数料であります。全社費用は、主に当社におけるグループ管理に
      係る費用であります。
    2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
    3.セグメント資産の調整額1,580,317千円には、報告セグメントに区分していない全社資産の金額7,853,084千
      円、セグメント間取引消去△6,272,766千円が含まれております。全社資産の主なものは、持株会社の現金
      及び預金、長期投資資金(投資有価証券)等であります。




                                                    23
                                                               BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


 (報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報)
 前連結会計年度(自        2018年10月1日    至   2019年9月30日)
 該当事項はありません。


 当連結会計年度(自        2019年10月1日    至   2020年9月30日)
                                                                                    (単位:千円)
                                 報告セグメント

                      Eコマース事業                                                調整額       合計
                                                   インキュベー
         クロス       バリュー        リテール・                              合計
                                                    ション事業
        ボーダー       サイクル        ライセンス     小計
          部門        部門           部門
減損損失         ―        34,801        ―     34,801      20,171        54,972         ―   54,972



 (報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報)
 前連結会計年度(自        2018年10月1日    至   2019年9月30日)
                                                                                    (単位:千円)
                                 報告セグメント

                      Eコマース事業                                                調整額       合計
                                                   インキュベー
         クロス       バリュー        リテール・                              合計
                                                    ション事業
        ボーダー       サイクル        ライセンス     小計
          部門        部門           部門
当期償却額    18,708       74,710        ―     93,418          ―         93,418         ―   93,418

当期末残高        ―       303,842        ―    303,842          ―        303,842         ―   303,842



 当連結会計年度(自        2019年10月1日    至   2020年9月30日)
                                                                                    (単位:千円)
                                 報告セグメント

                      Eコマース事業                                                調整額       合計
                                                   インキュベー
         クロス       バリュー        リテール・                              合計
                                                    ション事業
        ボーダー       サイクル        ライセンス     小計
          部門        部門           部門
当期償却額        ―        83,105        ―     83,105      22,162       105,267         ―   105,267

当期末残高        ―       190,297        ―    190,297     184,487       374,785         ―   374,785



 (報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報)
  該当事項はありません。




                                           24
                                                BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


  (1株当たり情報)

                        前連結会計年度                               当連結会計年度
                     (自  2018年10月1日                         (自 2019年10月1日
                      至  2019年9月30日)                         至 2020年9月30日)
1株当たり純資産額                            713.16円                                882.12円
1株当たり当期純利益                             89.58円                               151.34円
潜在株式調整後
                                  -円              150.61円
1株当たり当期純利益
 (注) 1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存
       在しないため記載しておりません。
     2.1株当たり純資産額算定上の基礎は、以下のとおりであります。

                                    前連結会計年度                       当連結会計年度
              項目
                                   (2019年9月30日)                  (2020年9月30日)
純資産の部の合計額(千円)                               10,171,470                  11,210,251

純資産の部の合計額から控除する金額(千円)                           1,659,335                   79,389

 (うち非支配株主持分(千円))                            (1,612,657)                          -

 (うち新株予約権(千円))                                    (46,677)                 (79,389)

普通株式に係る期末の純資産額(千円)                              8,512,135               11,130,861

普通株式の発行済株式数(株)                              12,332,600                  13,335,995

普通株式の自己株式数(株)                                     396,747                  717,670
1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数
                                            11,935,853                  12,618,325
(株)




                              25
                                           BEENOS㈱(3328) 2020年9月期 決算短信


   3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。


                                    前連結会計年度              当連結会計年度
                                  (自 2018年10月1日        (自 2019年10月1日
                                   至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
1株当たり当期純利益
 親会社株主に帰属する当期純利益(千円)                       1,077,042            1,891,627
 普通株主に帰属しない金額(千円)                                 ―                    ―
 普通株式に係る親会社株主に帰属する
                                           1,077,042            1,891,627
 当期純利益(千円)
 普通株式の期中平均株式数(株)                          12,023,665           12,499,504


潜在株式調整後1株当たり当期純利益
 親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円)                           ―                    ―
 (うち支払利息(税額相当額控除後)(千円))                           ―                    ―
 普通株式増加数(株)                                       ―                60,342
 (うち転換社債型新株予約権付社債(株))                             ―                    ―
 (うち新株予約権(株))                                     ―               (60,342)
                          第9回有償ストック・オプ
                              ション(新株予約権)
                                           第11回無償ストック・オプ
                                    3,200個
                                               ション(新株予約権)
                          第10回有償ストック・オプ
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり                              474個
                              ション(新株予約権)
当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要                     第13回無償ストック・オプ
                                    6,500個
                                               ション(新株予約権)
                          第11回無償ストック・オプ
                                                     2,557個
                              ション(新株予約権)
                                      514個


  (重要な後発事象)
  該当事項はありません。




                             26