3328 BEENOS 2020-08-06 15:00:00
2020年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                     2020年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                                2020年8月6日

上場会社名 BEENOS株式会社                                                                                  上場取引所                  東
コード番号 3328    URL https://www.beenos.com
代表者      (役職名) 代表取締役社長兼グループCEO                              (氏名) 直井 聖太
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員                                          (氏名) 松田 久典                            TEL 03-5739-3350
四半期報告書提出予定日       2020年8月13日
配当支払開始予定日         ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :           有
四半期決算説明会開催の有無            :   有 (アナリスト向け)

                                                                                                               (百万円未満切捨て)

1. 2020年9月期第3四半期の連結業績(2019年10月1日∼2020年6月30日)
(1) 連結経営成績(累計)                                                                                    (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                      親会社株主に帰属する四
                              売上高                  営業利益                          経常利益
                                                                                                         半期純利益
                             百万円        %              百万円          %            百万円              %         百万円           %
2020年9月期第3四半期                19,501   11.1             2,756    ―                2,718    ―                 1,784    ―
2019年9月期第3四半期                17,561    4.6             △76      ―                △62      ―                 △129     ―
(注)包括利益 2020年9月期第3四半期  1,769百万円 (―%) 2019年9月期第3四半期  △383百万円 (―%)
                                                       潜在株式調整後1株当たり四半期
                         1株当たり四半期純利益
                                                             純利益
                                                円銭                                   円銭
2020年9月期第3四半期                                 143.20                    ―
2019年9月期第3四半期                                △10.72                     ―

(2) 連結財政状態
                              総資産                      純資産                  自己資本比率                     1株当たり純資産
                                      百万円                       百万円                           %                          円銭
2020年9月期第3四半期              21,346                                11,353                    52.8                      893.55
2019年9月期                   18,811                                10,171                    45.3                      713.16
(参考)自己資本     2020年9月期第3四半期 11,275百万円                        2019年9月期 8,512百万円


2. 配当の状況
                                                               年間配当金
                  第1四半期末              第2四半期末                   第3四半期末                    期末                     合計
                                 円銭                円銭                       円銭                     円銭                    円銭
2019年9月期                 ―                         0.00             ―                             18.00               18.00
2020年9月期                 ―                         0.00             ―
2020年9月期(予想)                                                                                      18.00               18.00

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無



3. 2020年9月期の連結業績予想(2019年10月1日∼2020年9月30日)
                                                                                                          (%表示は、対前期増減率)
                                                                                     親会社株主に帰属する 1株当たり当期
                  売上高                  営業利益                     経常利益
                                                                                       当期純利益      純利益
                 百万円             %     百万円              %       百万円              %        百万円              %             円銭
                24,500        △3.1     2,750       61.0         2,700        57.5         1,600         48.6         128.41
    通期
               ∼26,000        ∼2.9    ∼3,140      ∼83.9        ∼3,140       ∼83.2        ∼1,900        ∼76.4        ∼152.49
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
     新規 ― 社 (社名)               、   除外  ― 社  (社名)

(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無
     ② ①以外の会計方針の変更         : 無
     ③ 会計上の見積りの変更          : 無
     ④ 修正再表示               : 無

(4) 発行済株式数(普通株式)
     ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)   2020年9月期3Q   13,335,995 株 2019年9月期     12,332,600 株
     ② 期末自己株式数             2020年9月期3Q      716,733 株 2019年9月期        396,747 株
     ③ 期中平均株式数(四半期累計)      2020年9月期3Q   12,459,437 株 2019年9月期3Q   12,053,258 株

※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではございません。
また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
                                            BEENOS株式会社(3328)
                                    2020年9月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………… 2
    (1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………… 2
    (2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………… 5
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………… 5
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………… 6
    (1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………… 6
    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………… 8
       四半期連結損益計算書
        第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………… 8
       四半期連結包括利益計算書
        第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………… 9
    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………10
       (継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………10
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………10
       (セグメント情報等) ……………………………………………………………10
 




                          1
                                                                         BEENOS株式会社(3328)
                                                                 2020年9月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
     当社グループは、テクノロジーとインターネットをベースにグローバル領域において新しい市場を創造するため
    に、コアバリューであるEコマース事業の「ノウハウ・データ」とインキュベーション事業の「グローバル投資ネッ
    トワーク」を掛け合わせ、日本と世界を繋ぐプラットフォームを生み出し続ける「グローバルプラットフォーマ
    ー」を目指しております。
     今期は当社グループ全体で既存事業の進化と新規事業の創造に積極的に取り組んでおり、従来の「クロスボーダ
    ー」「バリューサイクル」「リテール・ライセンス(エンターテインメント)」に、新たに「インバウンド」を加
    えた4つの事業ドメインにおいて「日本の商品・二次流通の海外展開」「エンターテインメント領域の課題解決の
    一元的サポート」「データとAIを活用したトラベル(インバウンド)プラットフォームの構築」の実現を目指して
    おります。
     当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う市場環境の変化に対応す
    べく、Eコマース事業・クロスボーダー部門における国際配送手段の拡充、及び、リテール・ライセンス部門におけ
    るEC販売への注力などに取り組んだ他、バリューサイクル部門の重点施策へのリソースの集中と業務効率化による
    コスト削減を実施しました。また、インキュベーション事業においては、当社および当社の連結子会社が保有する
    営業投資有価証券の売却を進めました。
     その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は19,501,979千円(前年同期比11.1%増)、営業利益は2,756,849
    千円(前年同期は営業損失76,355千円)、経常利益は2,718,821千円(前年同期は経常損失62,689千円)、親会社株
    主に帰属する四半期純利益は1,784,188千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失129,223千円)となり
    ました。
     なお、当社が経営指標として重視している流通総額(国内外における商品流通額)につきましては、当第3四半
    期連結累計期間で362億円(前年同期は376億円)となりました。
     当社といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大とその影響の長期化は世界経済に重大な影響を及ぼすと
    想定し、今後も状況を注視しつつ最大限の対策に取り組んでまいります。
 
     事業のセグメント別の業績は、次のとおりであります。
 
    ①Eコマース事業
     1-1   クロスボーダー部門
     「海外転送・代理購入事業(FROM JAPAN)」におきましては、第1四半期より株式会社メルカリと業務提携し、
    代理購入サービス「Buyee」が翻訳・海外発送・お問い合わせ対応などをサポートすることで、「メルカリ」に出品
    された商品が世界100以上の国・地域のお客さまに販売可能となりました。また、世界中のより多くのお客様に更に
    便利に安心して利用していただくために、「Buyee」のサイト翻訳機能にインドネシア語・タイ語・韓国語・スペイ
    ン語・ドイツ語・ロシア語の6言語を追加し、これまでの日本語・英語・中国語繁体字・中国語簡体字を含め、全
    10言語に対応いたしました。さらに、戦略的重点地域のひとつである台湾へのより安価な配送方法の導入や、ほと
    んどの国と地域に対して複数の配送手段を準備し有事の際のリスク分散を図るなどお客さまの満足度の向上に努め
    ております。新型コロナウイルスの影響につきましては、海外への配送を委託しているパートナーの一社である日
    本郵便株式会社の一部の国・地域向け国際郵便物の一時引受停止がありましたが、当第3四半期中に順次引き受け
    が再開されたことに加え、代替発送手段の拡充などにより、現時点では出荷への影響は回復傾向にあります。また、
    世界的なデジタルシフトが加速する中で、越境ECに対して売り手(国内ECサイト)買い手(海外消費者)双方の需
    要が高まっており、受注が増加しております。
     以上の結果、当第3四半期連結累計期間の流通総額、売上高、営業利益は好調に推移しいずれも過去最高となり
    ました。
     「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」におきましては、継続的なSEO施策やお客さまに合わせたマーケテ
    ィングの実施により売上高の向上を図るとともに、自動化の推進や物流の見直しによる利益体質の強化を積極的に
    行い、安定的な収益構造を構築しました。新型コロナウイルスの影響につきましては、米国倉庫のあるカリフォル
    ニア州で感染が拡大しておりますが、これまでのところ倉庫オペレーションへの影響はありません。
     以 上 の 結 果、 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 売 上 高 は 4,216,331 千 円 ( 前 年 同 期 比 14.0 % 増 )、 営 業 利 益 は



                                               2
                                                    BEENOS株式会社(3328)
                                            2020年9月期 第3四半期決算短信


    1,140,408千円(前年同期比111.3%)となりました。
 
     1-2   バリューサイクル部門
     「ブランド・アパレル買取販売事業」におきましては、新型コロナウイルスの影響と考えられる不要不急の買い
    控えが見られましたが、緊急事態宣言の解除以降徐々に売上が回復したことに加え、広告宣伝費の費用対効果の改
    善を図るとともに、クーポン配布等の施策を実施いたしました。また、宅配買取サービスを利用する際、大切なお
    品物を宅配で送ることに抵抗があるというお客様の声にお応えするため、査定員との対面によるコミュニケーショ
    ンを通して、より安心に満足いただけるようなサービスを目指して、東京都内に「ブランディア」としては初の買
    取専門店「ブランディア恵比寿店」をオープンするとともに、遠方にお住まいで店舗に直接足を運べないという方
    や、感染予防などで店舗の利用を控えられている方に、ビデオ通話を使ってご自宅からお気軽にご相談いただくこ
    とができ、査定からご成約(売却)までを可能にする「ライブ査定」により、対面査定を通して得られる安心感や
    透明性の高い査定体験を提供する「ブランディアBell」サービスを開始いたしました。以上の結果、買取金額・売
    上高は前年同期比では減少したものの、営業利益額・営業利益率が大幅に改善しました。また、2020年1月14日を
    もって本事業を運営する株式会社デファクトスタンダードを完全子会社化し、長期的な視点による事業戦略の策定
    や当社グループの経営リソースの配分など迅速に意思決定を行い、同社の再成長による企業価値の増加を図ってお
    ります。(完全子会社化の詳細は2019年11月21日当社発表の「BEENOS株式会社による株式会社デファクトスタンダ
    ードの簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」をご覧下さい。)
     「酒類の買取販売事業」におきましては、当第3四半期に都内3店舗目(全国では7店舗目)となる「六本木
    店」をオープンし、東京都内のお酒売却需要を網羅いたしました。六本木エリアは出店のご要望が多かった地域で
    あり、個人・飲食店双方からの売却需要に応え、買取件数の増加に寄与いたしました。このように各エリアと顧客
    にあったサービスの提供を図るとともに、買取から出品までの滞留時間を短くし、在庫回転率の改善に努めまし
    た。また、2020年6月には業界初の酒類の資産管理・査定相場情報アプリ「MyCellar(マイセラー)」をリリース
    し、お客様が、ご自身が所有されているお酒の価値の確認、売却判断、買取依頼といった一連の流れを、当アプリ
    内で簡単に完結できるサービスを開始いたしました。
     以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は9,061,180千円(前年同期比8.6%減)、営業利益は16,944千
    円(前年同期は営業損失204,486千円)となりました。
 
     1-3   リテール・ライセンス部門
     「エンターテインメント事業」では、新型コロナウイルスの影響によるライブなどのイベントの開催自粛等によ
    りイベント会場でのグッズ販売に影響があり、オンラインのイベント配信などと合わせた企画によりECでのグッズ
    販売に注力するなどの対応をいたしましたが、売上高は減少いたしました。
     「グローバルプロダクト事業」では、2020年3月より国内外で人気のキャラクター「星のカービィ」のコスメグ
    ッズの販売を全国のバラエティショップなど約1,000店舗で開始し、初回製造分約5万個が即完売する人気となりま
    した。また、フレグランスボディケアブランドSWATi(スワティー)では、当社グループが運営する代理購入サービ
    ス「Buyee」との連携開始などにより、ECを通した販売が好調に推移しました。
     以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,966,882千円(前年同期比21.7%減)、営業損失は64,242千
    円(前年同期は営業利益107,489千円)となりました。
 
     Eコマース事業全体では、当第3四半期連結累計期間の売上高は16,244,395千円(前年同期比6.7%減)、営業利
    益は1,093,110千円(前年同期比146.9%増)となりました。
 
    ②インキュベーション事業
     「投資育成事業」におきましては、新興国のオンラインマーケットプレイス企業やオンライン決済企業への投資
    と、日本国内のインバウンド消費関連市場のスタートアップ企業への投資を進め、投資先の事業進捗に合わせて、
    適時適切なタイミングで投資回収も図っております。当期は、当社および当社の連結子会社が保有する営業投資有
    価証券の一部の売却を進め、当第3四半期連結累計期間に約30億円の営業投資有価証券の売却益を計上しました。
     新型コロナウイルスの影響につきましては、世界的にデジタルシフトが加速する中、当社の出資する総合型のマ
    ーケットプレイス企業では、生活必需品を中心に利用者数や受注件数が増加し、専門型のマーケットプレイスでは、



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                                                      BEENOS株式会社(3328)
                                              2020年9月期 第3四半期決算短信


    ファッションや車などの不要不急のカテゴリーは厳しい状況が続いておりましたが、6月以降、回復の兆しが見え
    始めております。また、新型コロナウイルスの収束後には、一層のデジタルシフトが進展すると考えており、各企
    業とも将来に向けた各種の新サービス開発に取り組んでおります。各社の資金調達の状況といたしましては、バリ
    ュエーションを上げた調達を計画していた企業は、当面新規の投資が控えられる中、調達計画を延期せざるを得な
    いような状況もありますが、既存株主中心に調達をすすめ、各社ともに当面の運転資金を確保するなどの対策を講
    じており、現時点では当社の投資損益や時価評価への影響はありません。しかし、投資先企業の資金調達時期の遅
    れなど、成長が鈍化する可能性が想定されますので投資先企業とのコミュニケーションを今まで以上に積極的に行
    い、状況の把握に努めております。
     「新規事業」におきましては、「エンターテインメント」「インバウンド」の事業ドメインにおいて「エンター
    テインメント領域の課題解決の一元的サポート」「データとAIを活用したトラベル(インバウンド)プラットフォ
    ームの構築」の実現に向けた新規事業の創造に積極的に取り組んでおります。
     また、2019年10月には、台湾・東南アジアの最大級ECモール「Shopee」と業務連携し、Shopeeのパートナーとし
    て日本企業のShopee出店をサポートすることで、日本企業の海外販売を拡大する機会を提供するとともに、さらな
    る海外企業との連携も視野に入れ、海外販売における市場の拡大を図っております。
     新型コロナウイルスの影響につきましては、エンターテインメント関連及びインバウンド関連の新規事業は、当
    面イベントの開催規模の縮小や訪日旅行客の減少は免れないと考えており、マーケティング費用等の先行投資計画
    を後ろ倒しにするなどの対策を講じております。
     以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,325,275千円(前年同期は売上高168,175千円)、営業利益
    は2,275,534千円(前年同期は営業損失233,633千円)となりました。
     3月末及び9月末に発表している営業投資有価証券の時価評価額は、2020年3月末時点で226億円となっておりま
    す。営業投資有価証券の時価評価額※は上場銘柄は市場価格、未上場銘柄は直近の取引価格にて評価した金額で
    す。(当社が投資損失引当金を計上している銘柄については簿価にて評価)※当該金額は、当社の試算に基づく金
    額であり、監査法人の監査を受けておりません。
 




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(2)財政状態に関する説明
     ①財政状態の分析
     (ⅰ)資産
     当第3四半期連結会計期間末の資産合計は21,346,904千円となり、前連結会計年度末と比べ2,535,618千円の増加
    となりました。
     内訳といたしましては、流動資産合計が18,749,760千円となり、前連結会計年度末と比べ2,342,445千円の増加と
    なりました。その主な要因は、現金及び預金1,835,852千円、未収入金882,580千円の増加、受取手形及び売掛金
    1,834,080千円の減少であります。
     また、固定資産合計は、2,597,144千円となり、前連結会計年度末と比べ193,173千円の増加となりました。その
    主な要因は、投資有価証券202,926千円、のれん129,892千円の増加、繰延税金資産164,224千円の減少であります。
 
     (ⅱ)負債
     当第3四半期連結会計期間末の負債合計は9,993,075千円となり、前連結会計年度末と比べ1,353,259千円の増加
    となりました。
     内訳といたしましては、流動負債合計が8,005,611千円となり、前連結会計年度末と比べ153,480千円の減少とな
    りました。その主な要因は、短期借入金1,950,000千円、支払手形及び買掛金170,970千円の減少、未払法人税等
    790,906千円、預り金563,429千円の増加であります。
     また、固定負債合計は、1,987,464千円となり、前連結会計年度末と比べ1,506,739千円の増加となりました。そ
    の主な要因は、長期借入金1,722,123千円の増加、繰延税金負債219,571千円の減少であります。
 
     (ⅲ)純資産
     当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は11,353,829千円となり、前連結会計年度末と比べ1,182,358千円の増
    加となりました。その主な要因は、資本剰余金1,361,375千円、利益剰余金1,569,342千円の増加、非支配株主持分
    1,602,321千円の減少であります。
      
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
    今後の見通しについて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による足元の業績の状況および今後の見通しを踏ま
 え、2020年4月28日に発表した2020年9月期連結業績予想のレンジを修正いたします。
    各セグメントごとの新型コロナウイルスの影響および今後の見通しは下記の通りです。
    Eコマース事業
    ・クロスボーダー部門:国際配送において、一部の地域で出荷引受の停止や出荷の遅延が発生しておりましたが、
     独自の物流サービスのリリースを加速させると共に、出荷引受の再開および遅延の解消が進みました。また、世
     界的なデジタルシフトが進む中で、受注は好調に推移しております。
    ・バリューサイクル部門:第2四半期におきましては、外出自粛要請に伴う買い控えにより売上の減少がみられま
     したが、5月下旬から回復傾向にあります。また広告宣伝費のコントロールが寄与し営業利益率が改善傾向にあ
     ります。
    ・リテール・ライセンス部門:引き続きイベント開催の見通しが不透明であり、今期中のイベント開催はないもの
     として見込んでおります。一方でECによる売上は増加傾向にあります。
    インキュベーション事業
     第3四半期において営業投資有価証券の売却を行いましたが、第4四半期における営業投資有価証券の売却につ
    いては引き続き不確実な状況であると考えております。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                       (単位:千円)
                           前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                          (2019年9月30日)           (2020年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                          5,175,775              7,011,627
   受取手形及び売掛金                       2,527,865                693,785
   営業投資有価証券                        4,176,825              4,884,024
   商品                              2,689,382              2,227,115
   未収入金                              862,433              1,745,013
   その他                               975,034              2,188,194
   流動資産合計                         16,407,315             18,749,760
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                        603,067                622,616
      減価償却累計額                      △256,794               △293,021
      建物及び構築物(純額)                   346,272                329,595
     車両運搬具                            9,614                  9,610
      減価償却累計額                       △7,753                 △8,509
      車両運搬具(純額)                       1,861                  1,101
     工具、器具及び備品                      192,338                205,229
      減価償却累計額                      △122,589               △141,761
      工具、器具及び備品(純額)                  69,748                 63,468
     有形固定資産合計                       417,882                394,165
   無形固定資産
     のれん                             303,842                433,734
     その他                             150,753                182,632
     無形固定資産合計                        454,596                616,366
   投資その他の資産
     投資有価証券                          887,065              1,089,992
     繰延税金資産                          215,992                 51,767
     その他                             428,433                444,852
     投資その他の資産合計                    1,531,491              1,586,611
   固定資産合計                          2,403,970              2,597,144
 資産合計                             18,811,286             21,346,904




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                                                    (単位:千円)
                        前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                       (2019年9月30日)           (2020年6月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                      384,508                213,537
   短期借入金                        3,550,000              1,600,000
   1年内返済予定の長期借入金                       -                 300,000
   未払金                          2,956,824              2,870,750
   預り金                            714,796              1,278,226
   未払法人税等                          89,157                880,063
   その他                            463,805                863,034
   流動負債合計                       8,159,091              8,005,611
 固定負債
   長期借入金                               -               1,722,123
   繰延税金負債                         287,680                 68,109
   資産除去債務                         193,043                197,231
   固定負債合計                         480,724              1,987,464
 負債合計                           8,639,815              9,993,075
純資産の部
 株主資本
   資本金                          2,775,840              2,775,840
   資本剰余金                        2,542,577              3,903,953
   利益剰余金                        3,966,442              5,535,785
   自己株式                         △567,835               △777,255
   株主資本合計                       8,717,025             11,438,324
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                 △314,461               △278,210
   為替換算調整勘定                       109,571                115,851
   その他の包括利益累計額合計                △204,890               △162,359
 新株予約権                             46,677                 67,527
 非支配株主持分                        1,612,657                 10,336
 純資産合計                         10,171,470             11,353,829
負債純資産合計                        18,811,286             21,346,904




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
 四半期連結損益計算書
  第3四半期連結累計期間
                                                              (単位:千円)
                          前第3四半期連結累計期間              当第3四半期連結累計期間
                            (自 2018年10月1日             (自 2019年10月1日
                            至 2019年6月30日)             至 2020年6月30日)
売上高                                   17,561,111                19,501,979
売上原価                                   9,273,184                 8,964,039
売上総利益                                  8,287,927                10,537,939
販売費及び一般管理費                             8,364,282                 7,781,089
営業利益又は営業損失(△)                           △76,355                  2,756,849
営業外収益
 受取利息                                          34                        54
 持分法による投資利益                                22,930                       257
 助成金収入                                      9,177                    29,084
 受取和解金                                     14,193                        -
 投資事業組合運用益                                  2,402                    15,177
 その他                                       19,243                    32,691
 営業外収益合計                                   67,982                    77,265
営業外費用
 支払利息                                      8,810                      7,114
 為替差損                                     42,363                     13,853
 支払手数料                                     2,663                     93,455
 その他                                         478                        871
 営業外費用合計                                  54,316                    115,294
経常利益又は経常損失(△)                            △62,689                  2,718,821
特別利益
 新株予約権戻入益                                      -                     10,330
 特別利益合計                                        -                     10,330
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
                                         △62,689                  2,729,151
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税                              214,486                 1,073,475
法人税等調整額                                  △87,025                   △71,729
法人税等合計                                    127,460                 1,001,745
四半期純利益又は四半期純損失(△)                       △190,149                  1,727,405
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                      △60,926                   △56,782
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
                                        △129,223                  1,784,188
に帰属する四半期純損失(△)




                           8
                                             BEENOS株式会社(3328)
                                     2020年9月期 第3四半期決算短信


四半期連結包括利益計算書
 第3四半期連結累計期間
                                                     (単位:千円)
                    前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                      (自 2018年10月1日          (自 2019年10月1日
                      至 2019年6月30日)          至 2020年6月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△)               △190,149               1,727,405
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                    △56,145                   36,275
 為替換算調整勘定                       △129,724                    6,649
 持分法適用会社に対する持分相当額                 △7,200                    △394
 その他の包括利益合計                     △193,070                   42,531
四半期包括利益                         △383,220                1,769,936
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                △322,293                1,826,719
 非支配株主に係る四半期包括利益                 △60,926                 △56,782




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                                                                                 BEENOS株式会社(3328)
                                                                         2020年9月期 第3四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
     当社は、2020年1月14日を効力発生日として、当社を株式交換完全親会社、当社の連結子会社である株式会社デ
    ファクトスタンダードを完全子会社とする株式交換を実施いたしました。この結果、当第3四半期連結累計期間に
    おいて、資本剰余金が1,545,538千円増加しております。
 
    (セグメント情報等)
     【セグメント情報】
 Ⅰ   前第3四半期連結累計期間(自            2018年10月1日        至    2019年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                              (単位:千円)
                                       報告セグメント
                                                                                                四半期連結
                          Eコマース事業                                                     調整額       損益計算書
                                                               インキュ                   (注)1        計上額
             クロス        バリュー        リテール・                     ベーション        合計                    (注)2
            ボーダー        サイクル        ライセンス         小計            事業
              部門         部門           部門
売上高

    外部顧客へ
            3,694,549   9,913,691   3,787,694   17,395,936     165,175   17,561,111          - 17,561,111
    の売上高
    セグメント
    間の内部売
                4,040         171       3,560         7,772      3,000       10,772   △10,772          -
    上高又は振
    替高
     計      3,698,590   9,913,863   3,791,255   17,403,708     168,175   17,571,884   △10,772 17,561,111
セグメント利
益又は損失      539,753 △204,486 107,489 442,756 △233,633 209,123 △285,478 △76,355
(△)
 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△285,478千円には、セグメント間取引の消去△390,239千円、各報
       告セグメントに配分していない全社収益669,635千円及び全社費用△564,874千円が含まれております。全社
       収益は、主に当社におけるグループ会社からの受取手数料であります。全社費用は、主に当社におけるグル
       ープ管理に係る費用であります。
     2.セグメント損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。


     2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
      (固定資産に係る重要な減損損失)
         該当事項はありません。


      (のれんの金額の重要な変動)
         該当事項はありません。


      (重要な負ののれん発生益)
         該当事項はありません。
 




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                                                                                BEENOS株式会社(3328)
                                                                        2020年9月期 第3四半期決算短信


 Ⅱ   当第3四半期連結累計期間(自            2019年10月1日        至    2020年6月30日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                             (単位:千円)
                                       報告セグメント
                                                                                               四半期連結
                          Eコマース事業                                                    調整額       損益計算書
                                                               インキュ                  (注)1        計上額
             クロス        バリュー        リテール・                     ベーション       合計                    (注)2
            ボーダー        サイクル        ライセンス         小計            事業
              部門         部門           部門
売上高

    外部顧客へ
            4,207,248   9,061,180   2,966,783   16,235,212 3,266,766    19,501,979          - 19,501,979
    の売上高
    セグメント
    間の内部売
                9,082          -          99          9,182    58,508       67,690   △67,690          -
    上高又は振
    替高
     計      4,216,331   9,061,180   2,966,882   16,244,395 3,325,275    19,569,670   △67,690 19,501,979
セグメント利
益 又 は 損 失 1,140,408 16,944 △64,242 1,093,110 2,275,534 3,368,645 △611,795 2,756,849
(△)
 (注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△611,795千円には、セグメント間取引の消去△1,827,352千円、各
       報告セグメントに配分していない全社収益2,148,357千円及び全社費用△932,800千円が含まれております。
       全社収益は、主に当社におけるグループ会社からの受取手数料であります。全社費用は、主に当社における
       グループ管理に係る費用であります。
     2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    (固定資産に係る重要な減損損失)
     該当事項はありません。


    (のれんの金額の重要な変動)
     該当事項はありません。


    (重要な負ののれん発生益)
     該当事項はありません。
 




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