3326 J-ランシステム 2019-09-26 14:00:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]

                                                   2019 年 9 月 26 日
   各   位
                       会   社   名   株 式 会 社 ラ ン シ ス テ ム
                       代表者役職氏名     代表取締役社長        日    高   大    輔
                                   (コード番号:3326)

                                   常務取締役          面   髙    英   雄
                       問い合わせ先
                                   T E L 0 3 - 6 9 0 7 - 8 1 1 1 ㈹



       財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ

 当社は、金融商品取引法第24条の4の4第1項に基づき、本日関東財務局長へ提出いたしました2019年6月期

の内部統制報告書に、開示すべき重要な不備があり、当社の財務報告に係る内部統制は有効でない旨を記載いた

しましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                           記


1. 開示すべき重要な不備の内容

   当社の 2019 年6月期の決算作業の過程において、当社連結子会社が運営する一部の施設で、2019 年8月、

  外部から給付金の請求金額に誤りがあるとの指摘を受けたことを契機として、売上高の正確性について社内

  調査を実施したところ、国民健康保険団体連合会等に請求した 2019 年6月期にかかる売上高が過剰に計算さ

  れていたことが発覚しました。これにより、請求額の修正をするとともに、影響が及ぶ期間の決算を訂正い

  たしました。

   本件の要因は、当社の全社的な内部統制の一部である、当社連結子会社における統制環境及び当社におけ
  るモニタリングに不備があったことによるものと認識しております。

   当該子会社の管理運営体制を期中に認識・改善できなかったことから、当社の連結子会社に対する統制活

  動と全社的な内部統制に不備があることを確認し、これらの不備は、財務報告に重要な影響を及ぼしており、

  開示すべき重要な不備に該当すると判断いたしました。



2. 事業年度末日までに是正できなかった理由

   上記事実は、当事業年度末日後に発覚したため、当該不備を当事業年度末日までに是正することができま

  せんでした。



3.開示すべき重要な不備の是正方針

   当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、開示すべき重要な不備を是正するために、現

  状の運営体制の見直しを行いました。2019年9月より、子会社の管理部門に品質管理課を設置し、当社の管

  理部と併せて届出書面等の事前の精査を行い、正確性の向上を図ります。また、施設運営に関する法令や規

  則等の知識向上のため、社内外にて行われる研修に管理者・担当者が定期的に参加し、知見をフィードバッ

  クする等、社内教育の徹底を図ります。加えて、専門スタッフの採用強化、内部監査の強化等の再発防止策
  を実行することで、適正な内部統制の整備・運用を図ってまいります。



4.連結財務諸表等に与える影響

   上記の開示すべき重要な不備に起因する必要な修正事項は、財務諸表及び連結財務諸表において適正に反

  映しております。



5.連結財務諸表の監査報告における監査意見

   無限定適正意見であります。
                                                以上