3289 東急不HD 2021-05-11 16:30:00
長期ビジョン「GROUP VISION 2030」の策定について [pdf]

                                                                  2021 年 5 月 11 日


各     位
                                             会   社   名 東急不動産ホールディングス株式会社
                                             代 表 者 名 代表取締役社長 西 川            弘典
                                                        (コード:3289 東証第一部)
                                             問い合わせ先 執 行 役 員 星 野             浩明
                                             T   E   L 0 3 - 6 4 5 5 - 1 1 2 2




               長期ビジョン「GROUP VISION 2030」の策定について


    当社は 2030 年度を目標年度とする長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を策定いたしましたので、
お知らせいたします。


1.長期ビジョン策定の背景と目的
 将来の長期的な経営環境について、新型コロナウイルスのパンデミックや急激なデジタル化の加速、脱
                    「VUCA※」といわれる不確実で先が読みにくい時代が続
炭素社会の進展、生活スタイルの多様化など、
くものと認識しています。このような環境認識のもと、サステナブルな成長を実現するため、従来型の
積み上げ型による計画ではなく、バックキャスト発想で 10 年後の当社グループのありたい姿を見定め、
長期ビジョン「GROUP VISION 2030」の策定と理念体系の再整理を行いました。
    私たちは「WE ARE GREEN」をスローガンに、多様なグリーンの力でさらなる成長を実現するべく、
すべてのステークホルダーへの価値創造に取り組みます。
※ Volatility (変動性)、Uncertainty (不確実性)、Complexity (複雑性)
                                                     、Ambiguity (曖昧性)の頭文字をつなげた言葉で、

    予測不可能な社会経済環境を指す。




長期ビジョンスローガン「WE ARE GREEN」について

     コーポレートカラーであるグリーンを基調に、当社グループの事業や人財の多様性をグラデーシ
    ョンで表し、多様なグリーンの力で、2030 年にありたい姿を実現していく私たちの姿勢を表現し
    ています。グリーンは環境への取り組みやサステナビリティの象徴であるとともに、私たちがめざ
    す「誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来」の象徴でもあります。若葉が芽吹き、それぞれの
    個性を活かして大きく育っていくように。私たちは「WE ARE GREEN」を旗印に、多様なグリー
    ンの力を融合させ、魅力あふれる多彩なライフスタイルを創造していきます。
2.「GROUP VISION 2030」の概要

【当社グループの理念体系】
  当社グループの成り立ちも踏まえ、理念体系を再整理しました。




【価値創造への取り組みテーマ(マテリアリティ)
                      】
  ありたい姿を実現するために、重視する社会課題から抽出した6つのテーマに取り組みます。




【GROUP VISION 2030 の全体像】
  マテリアリティを踏まえて策定した長期経営方針を推進し、ありたい姿を実現します。
3.長期経営方針
 2030 年度に向けて強固で独自性のある事業ポートフォリオを構築し、株主価値・企業価値の向上を
 めざします。


【全社方針:グループの特色を強みに変える】
(1)環境経営
   [脱炭素社会・循環型社会]すべての事業を通じた環境負荷軽減(クリーンエネルギー普及など)
   [ライフスタイル] 環境に寄与する快適な街と暮らしの創造




(2)DX
   [ビジネスプロセス]省力化推進による創造的業務への転換
   [CX(カスタマーエクスペリエンス)]顧客接点の高度化による感動体験の創出
   [イノベーション]知的資産活用による新しい価値創造


【事業方針:関与アセット拡大モデルを進化させる】
(1)知的資産活用
   ノウハウ・データなどの取得・活用サイクルを通じた収益化
(2)パートナー共創
   知見・資金などの外部連携による事業価値最大化


   4つの重点戦略:事業の変革とサステナブルな成長を実現する

   ① 魅力ある都市のプロデュース
    ・都市 OS とコンテンツが一体となった暮らし・体験の提供
    ・魅力あふれるまちづくりを通じた広域渋谷圏のエリア価値向上

   ② 環境関連ビジネスの強化
    ・再生可能エネルギー事業の拡大
    ・人と環境にやさしいまちづくり

   ③ BtoC 事業のデジタル変革(顧客起点での体験価値創出)
    ・豊富な顧客接点を活かしたサービスの進化(OMO 推進)
    ・ノウハウの外部提供による収益源拡大

   ④ 新領域ビジネスの創造
    ・社会課題や社会構造の変化に着目した事業推進
    ・社内外のリソースを組み合わせることによる事業構築
【財務資本戦略】
 最適な財務資本構成のもと効率性を意識した利益成長を実現し、株主価値および企業価値の向上をめ
ざします。


(1)既存事業の効率性(ROA/利益率)向上
(2)事業ポートフォリオマネジメント
(3)財務規律の維持
(4)株主還元方針
    当面の方針 配当性向 30%以上 / 安定的な配当の継続維持


4.2030 年度の目標指標
 マテリアリティに基づき、財務・非財務を統合した目標指標の達成をめざします。




※ 長期ビジョン「GROUP VISION 2030」は、2021 年 5 月 17 日に全編を当社ホームページに掲載予定です。



                                                                   以上