3271 グロバル社 2020-05-15 16:30:00
継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ [pdf]
2020 年5月 15 日
各 位
会 社 名 株式会社 THE グローバル社
代 表 者 名 代表取締役社長 永嶋 秀和
(東証第一部:コード 3271)
問 い 合 わ せ 先 取締役経営企画室長 岡田 一男
(TEL.03-3345-6111)
継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、2020年6月期第3四半期決算短信における継続企業の前提
に関する事項について、下記のとおり注記することといたしましたので、お知らせいたします。
記
当社グループでは、マンション事業、戸建事業においての開発・分譲・管理に加え、一昨年よりホ
テル事業に本格的に参画し、現在ではマンション事業と並び、当社グループの主力事業として開発・
運営を行っております。各事業の開発においては、プロジェクトの仕入れ時より竣工又は売却までの
開発期間を金融機関からの融資により取組み、竣工又は物件の引渡し時に融資返済するスキームにて
展開しております。
ホテル運営事業については、京都ホテルプロジェクトにおいて、ラグジュアリーなシティホテルと
安価なビジネスホテルの両極端のニッチを埋めるブティックホテルとして2018年10月に開業した第1
フェーズ5棟の物件が、オペレーション会社との間でコンセプトを理解した運営がされず、苦戦を強
いられました。その結果、当初計画していた客室単価及び稼働率を達成できず、赤字状態を継続する
こととなり、第2フェーズ以降の物件販売にも影響を及ぼしました。その状況の立て直しを図るべ
く、今後開発・開業する京都ホテルプロジェクト(それぞれの棟にレストランや大浴場、ギャラリ
ー、町家サロン等を利用していただけるホテル)の共用施設の企画・決定について、当社のコンセプ
トを理解共感くださる新たなオペレーションパートナーを迎え、改善に尽力しておりますが、昨今の
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う旅行客の大幅な減少等により、営業活動の抑制、休止を余儀
なくされ、非常に厳しい状況となっております。
販売面につきましても、物件の引き渡しスケジュールが下期に集中する中、マンション事業におい
ては順調に進捗いたしましたが、ホテル事業においては新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によ
る経済活動の抑制・休業要請への対応に伴う、経済市況の悪化、投資家の様子見等もあり、進めてお
りました売却の商談も一時休止を余儀なくされ、計画通りの販売が困難な状況となりました。ホテル
開発についても、安全性を鑑み一部工期の見直しを実施したため、各種進捗に遅れが生じておりま
す。
以上のような状況から、当期は当初予算予想数値を大きく下回り、営業損失を計上する見込みとな
りました。
現在、返済期限が迫っている借入については、ある程度の販売期間を考慮した上で融資返済の期日
延長と追加融資交渉を行っており、施工費用についても支払条件の見直し協議を行っております。ま
た、現状では当該感染症の収束、ホテル市場の回復時期が不透明なため、物件の販売、ホテルの稼働
回復等、業績に影響を及ぼす期間を予測することが困難であり、これに伴い事業継続資金が必要にな
ることも想定されますが、現時点では金融機関等からの新たな資金調達について確実な見通しが得ら
れている状況にはありません。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
当社グループでは、これらの状況を解消するため、以下に記載の対応策を実施してまいります。
(1)資金政策の改善
返済期限が到来するプロジェクト資金等について、工期及び販売活動見直しに合わせて返
済条件の見直しを行い、金融機関及び建設会社に対してご協力をいただくことにより、見直
し後の返済条件に従い返済及び支払いを行ってまいります。なお、一部の金融機関等への返
済及び建設会社への支払いについては、合意の上、期日を延長しております。
また、継続企業の前提に関する重要な疑義の存在を早期に解消できるよう、今後に向け
て、資本政策も検討してまいります。
(2)ホテル物件販売活動の推進
(3)に記載の運営向上施策を実行に移しながら、開発地の立地を生かしたコンセプトと
デザイン等の差別化を図ることで物件の付加価値をさらに高めるとともに、さまざまなチャ
ネルを活用して投資家向けの販路を拡大していくことで、ホテル物件の早期資金化に努めて
まいります。
(3)ホテル運営の向上
新型コロナウイルス感染症拡大により、現在、営業自粛を余儀なくされておりますが、従
業員の適正配置などのコスト削減施策を進めてまいります。当該感染症収束後の通常運営再
開に向けては、宿泊プランやイベント企画などお客様の非日常をよりご満足いただけるサー
ビスの提供に努め、円滑かつ効率的な稼働体制を整え、収益向上を図ってまいります。京都
ホテルプロジェクトは、京都の中心地に分散するホテル群として1棟1棟にテーマと価値を
持ち、1棟オープンする毎にホテルの価値が膨らむコンセプトとなっており、既に開業中の
ホテルを含め全棟の稼働に向けて、新たなオペレーションパートナーとより充実したブラン
ド戦略を練り直し、サービスの拡充と客室単価及び稼働率の向上に努めてまいります。
(4)収益力の底上げと収益基盤の強化
上記(1)~(3)に加えて、今後の成長に向けて選択と集中を推し進め、収益基盤を強
化してまいります。具体的には、当社グループが得意とするもうひとつの主力事業でありま
す、マンション事業の分譲マンション及び収益物件の仕入・販売を強化し、資金効率の改善
に努めてまいります。
上記施策の確実な実施により、当社グループの経営基盤を強化し、好転すべく取り組んでまいりま
すが、交渉の相手となる金融機関等の動向や、ホテル市況については訪日外国人客数の急激な減退
等、外部要因に大きく影響を受ける側面もあり、現時点においては継続企業の前提に関する重要な不
確実性が認められます。
なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、このような継続企業の前提に関する重
要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。
以 上