3258 ユニゾHD 2019-12-22 22:30:00
公開買付けに係るスポンサー候補者との協議結果について [pdf]

                                   令和元年(2019年)12月22日
 各   位


                               東京都中央区八丁堀二丁目10番9号
                                 ユニゾホールディングス株式会社
                                   取締役社長      小崎   哲資
                                (コード番号:3258 東証第一部)
                       問合わせ先 専務取締役兼専務執行役員      山本 正登
                                      (電話 03-3523-7534)


         公開買付けに係るスポンサー候補者との協議結果について

 当社は、本日、
       「株式会社チトセア投資による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛同)の
お知らせ」において公表いたしましたとおり、株式会社チトセア投資による当社の普通株式に対する公開
買付け(以下「チトセア公開買付け」といいます。
                      )に賛同し、かつ、当社株式を保有する株主の皆様に対
してチトセア公開買付けに応募することを推奨する旨の意見を表明することを決議いたしました。当社は、
令和元年(2019年)11月24日付当社プレスリリース「公開買付けに係るスポンサー候補者との協議状況に
ついて」において公表いたしました各スポンサー候補者による当社買収提案について、各スポンサー候補
者との間で協議を継続してまいりましたが、株式会社チトセア投資との令和元年(2019年)12月22日付の
公開買付契約書に基づき、当社取締役会は、本日、チトセア公開買付け以外のいずれの当社買収提案に係
る協議を終了することを決議いたしましたので、お知らせいたします。


 令和元年(2019年)11月24日以降これまでの各スポンサー候補との間での協議状況及び結果は、以下の
とおりです。


 ①サッポロ合同会社(Fortress)
  当社が本日発表した「サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(反対)
  のお知らせ」をご参照ください。


 ②ブラックストーン
  ブラックストーンより5,000円という公開買付予定価格の提示を受けており、当該公開買付予定価格
 は、株主共同の利益の観点から、対象者の潜在的価値も含めた企業価値の評価としては一定の水準であ
 ると思われ、当該提案は当社として十分検討し得るものであると判断されると考えられる一方で、当社
 として、仮にブラックストーンが対象者を買収した後においても、企業価値の維持・向上の観点から、
 当社の従業員の雇用が確保された上で、従業員にとって働きがいのある企業であり続けることを確保で
 きるための「従業員保護」の仕組みを確保すべきものであると考えており、ブラックストーンの提案に
 対して当該事項が担保されるよう、具体的な条件及び契約内容の協議を積極的かつ真摯に進めてまいり
 ました。しかしながら、ブラックストーンとの間では、当社グループの一部の資産を分離し、当社グル
 ープの従業員が中心となって、新たな事業会社として運営していくスキームが検討されていたところ、
 かかるスキームを実行するための条件に関する協議において、スキームの実現性が確実であると判断で
 きなかったこと等から、当社の従業員の雇用が確保された上で、従業員にとって働きがいのある企業で
 あり続けることを確保できるための「従業員保護」に向けた仕組みを確保するための合意に至りません
 でした。これまでのブラックストーンとの協議内容は、株主共同の利益の観点及び企業価値の維持・向


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 上の観点からも、チトセア公開買付けの条件に比し、劣後していることから、ブラックストーンからの
 買収提案に係る協議を終了することを決議いたしました。



 ③海外ファンドC社(ローンスター)
  当社が本日発表した「株式会社チトセア投資による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛
  同)のお知らせ」をご参照ください。


 ④国内ファンドE社
  E社は公開買付予定価格5,000円を検討するとともに、E社要求リターンの確定及びExitの確約による従
  業員保護スキームを検討中で、要求リターン水準からして従業員保護の観点での優位性はあるものの、
  資金調達に係る信憑性に常に疑義があることから、E社からの買収提案に係る協議を終了することを決
  議いたしました。


 ⑤国内事業会社F社
  F社は公開買付予定価格5,000円(+α)、国内オフィスの太宗・ホテルの一部を保有するとともに、
  国内オフィスの一部・ホテルの太宗・海外オフィスを保有する会社を独立させ、従業員を継続雇用す
  るスキームにつき、詳細を協議してまいりましたが、一連の取組完了後の新会社の事業継続にリスク
  があり、銀行からの融資確約が得られず資金調達ができていないことから、F社からの買収提案に係る
  協議を終了することを決議いたしました。


 ⑥他のスポンサー候補
  本日時点において、海外ファンドA社及びB社との協議は行われておらず、スポンサー候補として消滅
  しております。また、海外ファンドD社は、令和元年(2019年)11月24日の時点で、買収提案の提示が
  困難な状況で、スポンサー候補として消滅しておりました。


 なお、当社取締役会は、チトセア公開買付けに賛同し、かつ、当社株式を保有する株主の皆様に対しチ
トセア公開買付けに応募することを推奨する旨の意見を表明すること、サッポロ合同会社(Fortress)に
よる公開買付けに反対の意見を表明すること及びブラックストーンを含むその他のスポンサー候補者によ
る当社買収提案に係る協議を終了することを決議するにあたっては、当社が令和元年(2019年)7月16日
に設置した、当社の社外取締役5名のみで構成される特別委員会(以下「本特別委員会」といいます。)に
対して、これらの意見の表明及び当社買収提案に係る協議を終了すことの是非等について諮問し、令和元
年(2019年)12月22日付で答申書(以下「本答申書」といいます。)の提出を受け、本答申書の内容を踏ま
えて上記決議を実施しております。


 当社は株式会社チトセア投資との令和元年(2019年)12月22日付の公開買付契約書に基づき、チトセア
公開買付けと競合し又は競合するおそれのある提案に関して本契約締結時点において行われているすべて
の協議につき、協議を終了する旨を、当該協議の相手方に対して通知する予定です。
                                                  以上




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