3254 プレサンス 2021-02-12 15:30:00
2021年3月期 第3四半期 決算ハイライト [pdf]

決算ハイライト: 2021年3月期 第3四半期
株式会社プレサンスコーポレーション
証券コード: 3254 (東証一部)




2021年2月12日リリース
   連結損益計算書 要約

 当3Q迄の累積売上高および各段階利益は、通期業績予想に対し、順調に進捗
              2019年3月期          2020年3月期             2021年3月期             2021年3月期        通期予想
                第3四半期             第3四半期                第3四半期               通期業績予想         に対する
               金額                金額              金額 A                     金額 B             進捗率
                    構成比               構成比                構成比  前期比               構成比
             (百万円)             (百万円)            (百万円)                    (百万円)             A/B

売上高          138,987 100.0% 183,588 100.0% 194,378 100.0% 105.9% 234,496 100.0%           82.9%

売上原価          99,618   71.7% 136,241    74.2% 153,697    79.1% 112.8% 188,640     80.4%   81.5%

売上総利益         39,368   28.3%   47,346   25.8%   40,681   20.9%   85.9%   45,856   19.6%   88.7%

販管費           12,526   9.0%    15,582   8.5%    13,436   6.9%    86.2%   19,128   8.2%    70.2%

営業利益          26,842   19.3%   31,763   17.3%   27,245   14.0%   85.8%   26,728   11.4% 101.9%

経常利益          26,447   19.0%   31,274   17.0%   27,223   14.0%   87.0%   26,433   11.3% 103.0%
親会社株主に帰属する
              17,933   12.9%   21,041   11.5%   18,829   9.7%    89.5%   18,239   7.8% 103.2%
当期純利益

前年同期比:       • 新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、マンション販売事業売上および土地売上の増加もあり、
               高水準の売上高を維持
             • 売上総利益率4.86pt低下: 原価上昇、商品構成比の変化、棚卸資産の土地売却および評価損
               棚卸資産の売却及び評価損: 新型コロナウイルス感染拡大による市場の先行き不透明さに前もって対処
               ➠土地売却による手元資金の増加および棚卸資産適正水準の見直し、評価損による事業計画の見直し
対通期予想:       • 売上が3Qまでの期間に偏重し、利益は高い進捗率で推移
             • 4Qの売上は、ワンルームマンション卸販売が多くなり、売上総利益率が低下する見通し
                                                                                              1
    マンション販売事業における主要商品別の売上実績

                 2019年3月期                      2020年3月期                      2021年3月期                 2021年3月期
マンション
                   第3四半期                         第3四半期                         第3四半期                    通期予想
販売事業
               数量            金額               数量           金額               数量           金額               金額
主要商品             前期比              前期比          前期比              前期比          前期比     (百万円)    前期比     (百万円)     進捗率
          戸数             (百万円)           戸数            (百万円)           戸数
                 (%)              (%)          (%)              (%)          (%)       A      (%)       B      (%)A/B
ワンルーム
         2,648   96.7%   45,074   99.2% 3,746 141.5%   72,827 161.6% 3,909 104.4%    69,109   94.9%   99,271    69.6%
 マンション ※

ファミリー
         1,839 142.2%    68,933 152.6% 1,907 103.7%    71,221 103.3% 2,356 123.5%    86,934 122.1%    94,600    91.9%
 マンション

ホテル販売     980 535.5%     17,625 642.3%   793   80.9%   19,292 109.5%   439   55.4%   11,620   60.2%   11,380 102.1%

  合計     5,467 129.8% 131,634 141.0% 6,446 117.9% 163,340 124.1% 6,704 104.0% 167,665 102.6% 205,252            81.7%



前年同期比: ワンルームマンション・ファミリーマンションの竣工・引き渡しが多く、高水準の売上高を維持
• ワンルームマンション: コロナウイルス感染拡大の影響等により、卸販売の増加・直販の減少により、戸数増、売上減
• ファミリーマンション: 売上高+15,713百万円、戸数+449戸、プレサンスロジェ橿原神宮前(総戸数114戸)等
• ホテル販売:      計画外1物件を含む3物件の売上を計上

通期予想の進捗: 通期売上高予想に対し、3Qまでの進捗率は81.7%
• ワンルームマンション: 進捗率69.6%、4Qで多くの引渡しを予定
• ファミリーマンション: 進捗率91.9%、3Q迄に売上(竣工・引き渡し物件)が偏重する通期予想のとおり



                                                                                                                   2
     連結貸借対照表 要約
                    2019年3月期末           2020年3月期末              2020年12月末
                   実績(百万円) 構成比         実績(百万円) 構成比        実績(百万円) 構成比 増減(百万円)
流動資産                280,591   92.9%    296,066   95.3%    255,009   95.2%    ▲41,057
     内、販売用不動産         9,603    3.2%     27,074    8.7%     20,859    7.8%     ▲6,215
     内、仕掛販売用不動産     225,302   74.6%    217,964   70.1%    150,328   56.1%    ▲67,635
固定資産                 21,350    7.1%     14,712    4.7%     12,743    4.8%     ▲1,968
資産合計                301,942   100.0%   310,779   100.0%   267,753   100.0%   ▲43,025
流動負債                 82,916   27.5%    107,318   34.5%     95,619   35.7%    ▲11,698
     内、短期有利子負債       54,467   18.0%     73,084   23.5%     76,381   28.5%      3,297
固定負債                124,407   41.2%     86,770   27.9%     38,010   14.2%    ▲48,760
     内、長期有利子負債      123,619   40.9%     85,903   27.6%     37,218   13.9%    ▲48,685
負債合計                207,323   68.7%    194,088   62.5%    133,630   49.9%    ▲60,458
純資産合計                94,618   31.3%    116,690   37.5%    134,123   50.1%     17,433
負債純資産合計             301,942   100.0%   310,779   100.0%   267,753   100.0%   ▲43,025
主な増減要因: 20年3月期末との比較
•   流動資産: 現金及び預金 +30,352百万円
     販売用不動産▲6,215百万円(自社保有賃貸用不動産(固定資産)へ4件振替含む)仕掛販売用不動産▲67,635百万円
     ➡ 多くの戸数の引渡し、および土地売却による減少
     ➡ 新型コロナウイルス感染拡大の対処: ・ 仕入を抑制し土地売却を進め、在庫水準を見直し ➠ 手元資金を増加。
       ・ 市場の先行き不透明感を反映して事業計画を見直し、評価損を計上。その後、 仕入れ活動を再始動
•   負債: 銀行借入金 ▲45,388百万円、前受金 ▲5,151百万円(引渡し増 + 土地売却増による減少)
•   自己資本比率: 12.4pt上昇(第三者割当増資 + 有利子負債の減少 ✙ 当期純利益の計上)
    ※ 赤枠内の棚卸資産の詳細については、次ページに記載                                                     3
    棚卸資産(取得済み用地)の状況 <2020年12月末時点>
棚卸資産 内訳                                                                                         (百万円)
                                                                                               計
                        マンション事業土地代金            その他土地代金                 建築代金
                                                                                          (前ページ赤枠内数値)

販売用不動産                            6,728                       0               14,130                20,859

仕掛販売用不動産                         94,951               11,950                  43,426            150,328

           計                    101,680               11,950                  57,557            171,188


マンション事業土地代金の商品別 内訳

            金額: 101,680百万円                                             戸数: 16,333戸


        ワンルーム ※         ファミリー         ホテル                         ワンルーム ※            ファミリー    ホテル
1                                                     1
        54,319百万円   45,181百万円    2,179百万円                         11,449戸            4,464戸   420戸



    0          50,000       100,000         150,000       0                 10,000            20,000


※ ワンルーム: 前期までの「一棟販売」を、「ワンルーム」に含めて表示。
         (一棟のワンルームマンションの中で、当社が個人顧客に直接販売する住戸(前期まで「ワンルーム」と表示)と、販売業者等に
         卸売する住戸(前期まで「一棟販売」と表示)が混在する案件が発生しているため)
                                                                                                             4
 今期売上計画の達成見通しと受注(契約)状況(マンション販売事業)<2021年1月1日時点>
今期3Q終了時点(2020年12月末)の受注残高
                                                                              今期3Q終了(12月末)時点で、
                受注残高合計 A+B           引渡し予定時期 内訳
                                                                                通期売上高予想に対し、
                '20年12月末時点     2021年3月期 A    2022年3月期以降 B                     売上実績と今期に売上計上予定の
    区  分
                 数量    金額      数量     金額      数量     金額                          受注済み分を合わせ、
                (戸) (百万円)     (戸) (百万円)      (戸)   (百万円)                     今期売上の101.2%を確保済み
ワンルームマンション ※1   4,000  59,793 1,939   28,958 2,061   30,835
                                                                              受注残高は、以下の状態にある物件の
ファミリーマンション        946     38,714      246     9,058   700        29,655       契約売買金額の合計
ホテル販売             180      4,390        0        0    180            4,390     • 主に建築中で、引渡し前

                                                                               • 売買契約の締結は完了
その他住宅・不動産販売        91      4,642       60     2,450       31         2,191
                                                                               • 購入者への物件の引渡しが未完了
     合計         5,217    107,540 2,245       40,467 2,972        67,072
                                                                              通常、竣工後に物件を顧客に引き渡し、
                                                                              受注高を売上高に振替計上
売上高予想に対する進捗状況
                  '21年3月期             受注残高の内、             今期中の売上の見通しが、               今期の売上高予想(E)
                  3Q末時点の                今期中に              3Q末時点で既に立っている              に対する売上高確保率
                 売上高 実績 C             売上計上予定 A              数値 D=C+A                   (3Q末時点)
                 数量    金額            数量    金額             数量           金額            金額 E  進捗率(%)
                (戸) (百万円)            (戸) (百万円)            (戸)         (百万円)         (百万円)    D/E
ワンルームマンション ※1 3,909     69,109   +   1,939   28,958   =    5,848       98,067   ÷    99,271    98.8%
ファミリーマンション      2,356   86,934        246     9,058        2,602       95,993        94,600   101.5%
ホテル販売            439    11,620          0         0            439     11,620        11,380   102.1%
その他住宅・不動産販売      202    19,244         60     2,450            262     21,695        19,389   111.9%
     合計         6,906 186,909        2,245   40,467        9,151      227,377       224,642   101.2%
※1 ワンルームマンション: 前期までの「一棟販売」を、「ワンルームマンション」に含めて表示。
              ∵ 一棟のワンルームマンションの中で、当社が個人顧客に直接販売する住戸(前期まで「ワンルームマンション」と表示)と、
                販売業者等に卸売する住戸(前期まで「一棟販売」と表示)が1つの物件で混在する案件が発生しているため                                  5
 株主還元について


◆   配当予想の修正: 『未定』から以下の配当額に修正
     ⚫   中間期配当:   13円/1株(2020年9月末 基準日)
     ⚫   期末配当予想: 13円/1株(2021年3月末 基準日)
     ⚫   年間配当予想: 26円/1株

◆   株主優待: 前期と同内容で予想


           2021年3月期 (1株あたり)
                  中間配当             期末配当           年間合計
配当金               (実績)             (予想)           (予想)

                  13円              13円            26円


           2021年6月末 贈呈予想
               保有株式数
                                    贈呈品
            (2021年3月期末時点)
株主優待
                              VJAギフトカード 5,000円分
              400株以上
                                 (1,000円×5枚)

                                                         6
当社業績の中期的な見通し(親会社 株式会社オープンハウスの決算期を仮定した場合)

仮定: 親会社であるオープンハウス社の決算期と同じ 『9月決算』 を仮定した中期経営計画
    a. 2021年4月~同年9月は、6ヵ月間の計画数値(株式会社オープンハウスの事業年度に合せた想定)
    b. 減収・減益の要因: 手元資金の拡充を優先するため、土地仕入れの抑制および仕入済み土地の売却を実施
    c. 2022年10月~2023年9月期には業績回復に転じる

                                                                 (単位: 百万円)

    オープンハウス社の決算期を   2021年4月~2021年9月      2021年10月~2022年9月 2022年10月~2023年9月
      仮定した対象期間        6ヵ月 ※上記 a                 12ヵ月               12ヵ月

    売上高                      93,513               142,193            170,237
    営業利益                         9,855              11,884             17,085
    当期純利益                        6,360                 7,165           10,797

                                                                170,237
  主要商品別の売上
                                             142,193
    全売上高                93,513                                   73,343
    ホテル                                       61,684
                                    4,250
    ファミリーマンション          36,417
                                              50,637             67,182
    ワンルームマンション          42,910

                      21.9 期(6ヵ月)           22.9 期(12ヵ月)       23.9 期(12ヵ月)


                                                                                7
株式会社オープンハウスによるTOB、同社への第三者割当増資の結果
 第三者割当増資の引き受けとTOBの実施により、2021年1月20日時点で、
  ➢ オープンハウス社は、当社株式44,011,372株を保有
    ➡ 当社は、オープンハウス社の連結子会社に(当社株式の上場は維持)

                 発行済株式数ベース                         議決権数ベース
                     ㈱オープンハウス                      ㈱オープンハウス
              発行済株式数  所有株数              総議決権数      所有議決権数       保有割合
                ※1      ※2               ※2           ※2         ※2

  異動前         65,336,739   20,621,100    647,724      206,211   31.84%

    第三者
               3,508,772    3,508,772     35,087       35,087       ー
   割当増資

        TOB           ー    19,881,500         ー       198,815       ー


  異動後         68,845,511 44,011,372      682,811     440,113    64.46%


  ※1)2021年1月19日開示、『第三者割当増資の払い込み完了に関するお知らせ』 に記載の数値。
  ※2)2021年1月15日開示、『株式会社オープンハウスによる当社株券に対する公開買付の結果、並びに親会社及びそ
     の他の関係会社の異動に関するお知らせ』 に記載の数値。
                                                                         8
株式会社オープンハウスとの資本業務提携の進捗状況




       • 2021年1月29日: ㈱オープンハウス 代表取締役社長 荒井正昭氏が、当社 会長に就任
役員関連
       • 2020年6月26日: ㈱オープンハウス 取締役 若旅孝太郎氏が、当社 取締役を兼務



       • ㈱オープンハウスによる信用補完の拡大

財務基盤   • 2021年1月19日: ㈱オープンハウス引受の第三者割当増資により、自己資本が約50億円増加
の強化
        ➡ 金融機関からの資金調達が安定
        ➡ マンション用地仕入を本格的に再開



       投資用マンション事業の関東圏での拡大
 事業
        •   オープンハウスグループから提供される用地情報量が一層増加
シナジー
        •   当該事業における協業スキームの検討・協議が進行中



                                                          9
再発防止策の運用


        • 2020年3月31日公表の外部経営改革委員会の提言を受領
        • 2020年5月14日に、上記の提言を受けて、再発防止策 (下表)を開示
 経緯     • 2020年7月8日、改善報告書を、東京証券取引所へ提出・開示
        • 2021年1月25日、改善状況報告書を、東京証券取引所へ提出・開示

        ➠ 東京証券取引所から求められた『改善報告書および改善状況報告書の提出』への対応を完了

 報告書     改善報告書一覧 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)
閲覧サイト    https://www.jpx.co.jp/listing/market-alerts/improvement-reports/index.html


        1. 取締役会を含む重要な会議体のあり方及び意思決定方法の見直し
        2. 社外取締役の職務執行の実効性を確保するための環境整備
再発防止策
        3. 利益相反取引及び競業取引に関するルールの設計と教育
 骨子
        4. 土地仕入プロセスにおける統制活動の再設計
        5. 内部監査の見直し



 今後も、再発防止策の適切な運営を徹底し、必要な改善に継続的に取り組み、ガバナンス向上に努めて参ります。

                                                                                      10
                                 株式会社プレサンスコーポレーション



(注)本資料のうち、業績見通し等に記載されている将来の数値は、開示時点で入手可能な情報に基づき
   判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでいますので、実際の業績は、業況の変化などにより
   異なる場合があります。


                         <お問合せ先>
                         株式会社プレサンスコーポレーション 管理本部 経営企画部 IR室
                         TEL:06-4793-1650㈹     FAX:06-4793-1651
                         E-mail:psc@pressance.co.jp