3242 J-アーバネット 2021-11-11 15:00:00
2022年6月期第1四半期決算説明会資料 [pdf]
2022 年 6 月期第1四半期
決算説明会資料
2021 年 11月 11日
株式会社アーバネットコーポレーション
(証券コード:3242)
FINANCIAL REPORT
2022 -1st quarter-
2021.11.11
会社概要(2021年9月末現在)
設 立 1997年7月
代表取締役社長
資 本 金 2,693百万円 服部 信治
Hattori Shinji
■ 不動産開発販売
・ 投資用ワンルームマンションの開発 1棟販売
・
1950年6月29日生 福岡県出身 一級建築士
・ 分譲用マンション等の開発 販売
・
・ 戸建住宅の開発 販売
・ 1974年4月 北斗建設(株)入社
・ 事業用地の仕入販売 等 1976年8月 (株)核建築設計事務所 入社
■ 不動産仕入販売 1978年9月 カク建築設計事務所設立 代表
事業内容 ・ 中古マンション等の仕入販売 等 1981年2月 名星建設(株) (株)
(現 イクス アーク都市設計)
・ 設立参加
1997年7月 当社設立 代表取締役社長(現任)
■ その他不動産事業
・ 不動産賃貸業 等
■ ホテル事業
■ 第二種金融商品取引業 役員一覧
取締役 8名 代 表 取 締 役 社 長 服部 信治
監査役 3名 取 締 役 副 社 長 田中 敦
社 員 41名 取 締 役 赤井 渡
役職員数 契約等 1名
取 締 役 梶河 孝志
子会社 7名
取 締 役 木村 義純
合計 60名 社外取締役 独立役員)
( 中島 信一郎
社外取締役 独立役員)
( 篠田 哲志
決 算 期 6月末日 社外取締役 独立役員)
( 山口 さやか
社 外 監 査 役( 常 勤 ) 進藤 祥一
東京都千代田区神田駿河台4-2-5 社 外 監 査 役 椎熊 正大
本 社
トライエッジ御茶ノ水13階
社 外 監 査 役 徳山 秀明
2
当社グループを取り巻く事業環境について
■ 世界各国の感染者数約2億5,000万人、死者数約500万人という大惨事となった新
型コロナウイルスのパンデミ クは、
ッ ワクチン接種の拡大に伴い、ようやく鎮静化の兆
しが見えてきました。一方で原油をはじめとした資源高や人手不足、 供給網の混乱等、
アフターコロナの余波を要因とした物価高が生じており、 変異株発現等による再流行
の可能性も否定できないことから、世界経済は回復しつつも、 混迷は当面続く様相で
す。さらに気候変動への対応が社会全体に強く求められており、 今後、経済の復興と
サステナビリティへの取り組みについて、 バランスの取れた政策が求められると思わ
れます。
■ 国内経済は、ワクチン接種率が 0%を超え、
7 急速に新規感染者数が減ってきており、
行動制限解除によって、経済活動が活発化していくものと思われます。
■ また、首都圏のマンション市場におきましては、分譲マンションは大幅減だった前年の
反動から販売戸数が大きく伸び、 平均価格も上昇しております。投資用ワンルームマ
ンションにつきましても、低金利を背景とした資金流入が国内外から続いており、 市
場は好調を維持しております。
3
アフターコロナにおける今後の当社の見通しについて
■ 当社グループを取り巻く開発環境につきましては、都心部における用地獲得競争は熾
烈を極めており、困難な状況が続いております。 数年来の都心土地価格高騰や、 工
事原価の上昇により利益率の低下に直面しておりますが、 当社は積極的に好立地の
用地取得に努め、戸数100戸以上の大型プロジェクトにも複数件取り組むことで、こ
の難局に対応しております。
■ 販売環境は引き続き好調で、今期自社開発予定の727戸全戸について売上計上また
は契約済です。今後もコロナ余波による物流の混乱や建設資材の調達等に留意し、
今期売上計上予定の物件の竣工・引き渡しに努めてまいります。
■ ホテル事業(ホテルアジール東京蒲田)につきましては、緊急事態宣言解除に伴い確
実に稼働率が上昇しており、 今後は客室単価の適正化や各種施策等により収益の改
善に取り組んでまいります。
■ さらに、サステナビリティに配慮したワンルームマンションの開発や、東京都心以外で
の開発等、事業領域を拡大し、 持続的な成長を目指してまいります。
■ なお、今期業績につきましては昨年度同様、多くの物件の売上計上を第 四半期以降
2
に予定していることから、現時点では期初の予想数値を達成できるものと考えており
ます。
4
連結決算ハイライト①
貸借対照表
■ 総資産は、前期末比5億61百万円増加の357億36百万円となりました。この主な要
因は、コロナ禍においても積極的な用地購入に努めたことによります。
■ 総負債は前期末比7億88百万円増加の223億72百万円となりました。これはプロ
ジェクトの竣工・引渡しに伴い、前受金が減少した一方で、買掛金が増加したことが
主な要因であります。
■ 純資産は前期末比2億27百万円減少の133億63百万円となりましたが、これは主に
期末配当金の支払いによるものであります。
5
連結決算ハイライト②
損益計算書
売上高は30億84百万円、
■ 営業利益は1億56百万円、経常利益は 億13百万円、
1 親
会社株主に帰属する四半期純利益は66百万円となりました。
当第 四半期の業績予想数値に対する進捗は低くなっておりますが、
■ 1 これは主に当
社グループの主要事業である投資用ワンルームマンションの開発・ 棟販売という事
1
業形態によるものであり、竣工・引渡しに伴う売上計上の時期や金額、 利益率等が
プロジェクトごと年度ごとに異なるためであります。
キャッシュ フロー
・
営業活動によるキャッシュ フローは、
■ ・ 主に積極的な用地購入の結果、棚卸資産の増
加によりマイナスとなりました。
投資活動によるキャッシュ フローは、
■ ・ 会計ソフト等の無形固定資産取得によりマイ
ナスとなりました。
財務活動によるキャッシュ フローは、
■ ・ 自社開発用地購入のための長期借入金による
収入が、物件販売に伴う借入金の返済並びに配当金の支払いを上回ったことにより、
プラスとなりました。
6
開発物件のご紹介
アークマーク梅屋敷アジールコート 日暮里PJ
所在地 東京都大田区大森西6丁目 所在地 東京都荒川区西日暮里2丁目
交 通 京急本線「梅屋敷」駅 徒歩2分 交 通 JR山手線・京浜東北線・常磐線「日暮里」駅 徒歩5分
戸 数 45戸 戸 数 56戸
竣 工 2021年 竣 工 2021年
7
サステナビリティ/ESG SDGs
・
国連UNHCR協会への寄付
当社は、8月30日に、クーデター並びに新型コロナウイルス感染拡大により深 [対応するSDG の目標]
s
刻な影響を受けているミ ャンマーの避難民の方々への支援として、国連U H
N C
R協会に100万円の寄付を行いました。
貧困をなくそう
ミャンマーでは、今年2月に国軍がクーデターを起こしてから、クーデターに反
発する市民と国軍の武力衝突が国内各地で深刻化しており、 数十万の人々が
家を離れて避難を余儀なく されている状況です。この避難民の方々には保健
や通信といった重要な公共サービスが停止されていることに加え、 新型コロナ すべての人に
健康と福祉を
ウイルスの感染件数も増加傾向にあり、 迅速な支援が急務となっておりました。
当社からの義援金は、 避難民の方々向けの蚊帳、石けん、寝袋といった緊急
援助物資や、テント、防水ビニールシートといった生活に必要なシェルター用
品等に使われました。
当社は「人々の安全で快適な らし』
『く の提案を行い、豊かで健全な社会の実
現を目指す」という企業理念に基づき、事業活動等を通じてサステナビリティ
を巡る課題解決に取り組んでまいります。
国連UNHCR協会とは、国連の難民支援機関であるUNHCR
(国連難民高等弁務官
国連UNHCR協会にて
事務所)の活動を支える日本の公式支援窓口であり、 特定非営利活動法人です。
8
サステナビリティ/ESG SDGs
・
新型コロナワクチン職域接種の実施
当社グループでは、 新型コロナワクチンの接種の加速化並びに地域負担の軽 [対応するSDG の目標]
s
減を図るため、 職域接種を実施し、 回目 月 日、 日) 2 (9
1 (9 2 3 及び 回目 月30日、
10月 日)
1 の接種を無事完了いたしました。
すべての人に
健康と福祉を
当職域接種では、当社グループ役職員とその家族だけではなく、 当社グループ
のお取引先様を中心にお声がけし、約1,000人の方々に 回のワクチン接種を
2
実施することができました。
当社グループでは、引き続き新型コロナウイルス感染予防対策に積極的に取
り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
接種会場の様子
9
サステナビリティ/ESG SDGs
・
第21回学生限定立体アートコンペ(AAC2021)①
当社主催の学生限定立体アートコンペAAC2021につきまして、10月12日に最
終審査が行われ、最優秀賞及び優秀賞が決定いたしました。 [対応するSDG の目標]
s
同日に表彰式が行われ、 最優秀賞受賞者 名には表彰盾及び賞金100万円が
1 質の高い教育を
授与され、優秀賞受賞者2 名には表彰盾と賞金20万円が授与されました。最 みんなに
優秀賞の作品は、 実際に当社施工の新築マンシ ンのエント
ョ ランスホールに常
設展示されます。
昨年同様、コロナ禍における実施は困難でしたが、 関係者の皆様のご協力を
賜り、感染防止に努め、無事に終えることができました。
当社グループでは、今後もこのコンペを継続する とによ て、
こ っ 勉学に励む若手芸
術家の発掘・支援・育成に努め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
審査員長 審査員
Photo : Kai Maetani Photo : Takahiro Tsushima
青木 淳 目 [mé] 小山 登美夫 服部 信治
建築家 現代アートチーム 小山登美夫ギャラリー株式会社 主催会社
京都市美術館館長 (荒神明香 / 南川憲二) 代表取締役社長 代表取締役社長
一般社団法人日本現代美術商協会
〈CADAN〉代表理事
ステージグランデときわ台アジールコート
10
サステナビリティ/ESG SDGs
・
第21回学生限定立体アートコンペ(AAC2021)②
最優秀賞 優秀賞
ハザマ シンキカイソウ
「power of flower」隗 楠(ウェイ ナン) 「さんすいの間」 方洲
袁 (エン ホウシュウ)「蜃気回層」山口 聡士(ヤマグチ サトシ)
京都市立芸術大学大学院 美術研究科 漆工領域 東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻 東京工業大学大学院 環境・社会理工学院
建築学系建築学コース
アーバネットグループのサステナビリティに関する取り組み状況を発信
AACに関しては、公式サイトがございますので
するWEBサイトを公開しました。CSRやSDGsに関する活動の詳細につ
そちらをご確認ください。
きましては、WEBサイトをご確認ください。
AAC公式サイトURL:https://aac.urbanet.jp/
URL:https://www.urbanet.jp/
11
連結財務諸表
12
連結貸借対照表
単位:百万円
2021年6月期末 2022年6月期第1四半期末
増 減
金額 構成比率(%) 金額 構成比率(%)
資産の部
流動資産 28,755 81.7 29,362 82.2 607
現金及び預金 7,203 20.5 6,734 18.9 468
販売用不動産 2,225 6.3 3,353 9.4 1,127
仕掛販売用不動産 18,686 53.1 18,582 52.0 103
その他 640 1.8 691 1.9 51
固定資産 6,419 18.3 6,373 17.8 46
有形固定資産 5,858 16.7 5,801 16.2 56
無形固定資産 4 0.0 3 0.0 0
投資その他の資産 557 1.6 568 1.6 10
資産合計 35,175 100.0 35,736 100.0 561
負債の部
流動負債 9,378 26.7 11,550 32.3 2,171
短期借入金 400 1.1 310 0.9 90
一年以内返済予定の長期借入金 6,674 19.0 8,415 23.5 1,741
その他 2,303 6.6 2,824 7.9 520
固定負債 12,205 34.7 10,822 30.3 1,383
長期借入金 12,089 34.4 10,708 30.0 1,381
その他 115 0.3 113 0.3 2
負債合計 21,583 61.4 22,372 62.6 788
純資産の部
株主資本 12,036 34.2 11,798 33.0 238
資本金 2,693 7.7 2,693 7.5 0
資本剰余金 利益剰余金
・ 9,343 26.6 9,104 25.5 238
自己株式 0 0.0 0 0.0 0
非支配株主持分 1,554 4.4 1,565 4.4 10
純資産合計 13,591 38.6 13,363 37.4 227
負債及び純資産合計 35,175 100.0 35,736 100.0 561
13
連結貸借対照表対比グラフ
流動資産 固定資産 流動負債 固定負債 純資産 単位:百万円
35,175 35,736
35,000 33,999
30,467 9,378
11,550
30,000 26.7%
32.3%
12,479
36.7%
25,000
13,508
44.3%
28,755 29,362
27,679 81.7% 12,205 82.2%
20,000 81.4% 10,822
34.7%
24,872 30.3%
81.6% 8,712
25.6%
15,000
8,594
28.2%
10,000
13,591 13,363
12,807
38.6% 37.4%
37.7%
5,000 8,363
27.5% 6,320 6,419 6,373
5,594
18.6% 18.3% 17.8%
18.4%
0
2019年6月期末 2020年6月期末 2021年6月期末 2022年6月期
第1四半期末
14
連結損益計算書
単位:百万円
2022年6月期 第1四半期
通期予想 構成比率(%)
金額 構成比率(%)
売上高 3,084 100.0 23,000 100.0
売上原価 2,619 84.9 19,300 83.9
売上総利益 465 15.1 3,700 16.1
販売費 一般管理費
・ 308 10.0 1,480 6.4
営業利益 156 5.1 2,220 9.7
営業外収益 2 0.1 0 0.0
営業外費用 46 1.5 270 1.2
経常利益 113 3.7 1,950 8.5
税引前当期(四半期)純利益 113 3.7 1,950 8.5
法人税等(調整後) 36 1.2 607 2.6
当期(四半期)純利益 77 2.5 1,343 5.8
非支配株主に帰属する当期(四半期)純利益 10 0.4 43 0.2
親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益 66 2.2 1,300 5.7
投資用ワンルームマンション等販売戸数 80 727
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連結損益の状況
単位:百万円 売上高 売上総利益 営業利益 親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益 売上総利益率 単位:百万円
25,000 7,000
23,000
22,018
20,955 6,000
20,084
20,000
18.1%
17.4% 17.4% 5,000
16.1%
15.1%
15,000
3,833 3,800 4,000
3,700
3,488
3,000
10,000
2,484
2,321 2,220
2,148
2,000
1,506
5,000 1,310 1,281 1,300
3,084 1,000
465
156 66
0 0
2019年6月期 2020年6月期 2021年6月期 2022年6月期 ※点線は
通期予想数値
第1四半期
16
連結キャッシュ フロー計算書
・
単位:百万円
キャッシュ フロー項目
・ 2021年6月期第 四半期
1 2022年6月期第 四半期
1
営業活動によるキャッシュ フロー
・ △ 927 △ 474
投資活動によるキャッシュ フロー
・ △ 20 △8
財務活動によるキャッシュ フロー
・ 43 14
現金及び現金同等物の増減額 △ 904 △ 468
現金及び現金同等物の期首残高 8,898 7,193
現金及び現金同等物の四半期末残高 7,993 6,724
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株式の状況(2021年9月末現在)
株式の状況
発行可能株式総数 64,000,000株
発行済株式総数 31,374,100株
株 主 総 数 18,886名
大株主(上位 0位)
1 所有者別株式分布状況
株 主 名 持株数(株) 持株比率(%) 所有者区分 株 式 数(株) 株式数比率(%)
(株)服部 5,616,000 17.90 個人 その他
・ 20,825,310 66.38
(株)合田工務店 588,000 1.87 その他国内法人 7,309,735 23.30
楽天証券(株) 465,500 1.48 金融商品取引業者 2,089,449 6.66
岡三オンライン証券(株) 419,500 1.34 外国人 1,067,644 3.40
塩田浩二 414,800 1.32 金融機関 81,900 0.26
服部弘信 384,000 1.22 自己株式 62 0.00
服部信治 350,000 1.12 合計 31,374,100 100.00
モルガン スタンレーMUFG証券
・ (株) 330,072 1.05
奥田周二 314,100 1.00
その他株式の状況
(株)SBI証券 301,004 0.96
区 分 株 式 数(株) 比 率(%)
合計 9,182,976 29.27
少数特定者持株数 9,460,438 30.15
浮動株数 9,788,104 31.20
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本資料のお取扱上のご注意
本資料は当社をご理解いただくために作成されたもので、当社への投資勧誘を目的としておりません。
本資料を作成するに当たっては正確性を期すために慎重に行っておりますが、完全性を保証するものではありません。
本資料中の情報によって生じた損害については、当社は一切責任を負いません。
本資料中の業績予想並びに将来見通しは、本資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、
潜在的なリスクや不確実性が含まれております。
そのため、事業環境の変化等の様々な要因により、実際の業績は言及又は記述されている将来見通しとは大きく異な
る結果となることがあることをご承知おきください。
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