3234 R-森ヒルズ 2020-10-29 15:30:00
グリーンボンド発行に向けた訂正発行登録書の提出に関するお知らせ [pdf]
2020 年 10 月 29 日
各 位
不動産投資信託証券発行者名
東 京 都 港 区 赤 坂 一 丁 目 12 番 32 号
森 ヒ ル ズ リ ー ト 投 資 法 人
代表者名 執行役員 礒 部 英 之
(コード番号:3234)
資産運用会社名
森ビル・インベストメントマネジメント株式会社
代表者名 代表取締役社長 礒 部 英 之
問合せ先 財務部長 根 本 昌
(TEL.03-6234-3234)
グリーンボンド発行に向けた訂正発行登録書の提出に関するお知らせ
森ヒルズリート投資法人(以下「本投資法人」といいます。 )は、本日、下記のとおりグリーンボン
ド(無担保投資法人債) (以下「本グリーンボンド」といいます。 )の発行に向けた訂正発行登録書(現
行発行登録書は 2019 年 12 月 6 日提出)を提出しましたので、お知らせいたします。
記
1. 本グリーンボンド発行の目的及び背景
本投資法人及び資産運用会社である森ビル・インベストメントマネジメント株式会社(以下「本資
産運用会社」といいます。 )は、ESG(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governance)
を重視し、良質な都市資産への投資を行うとともに、様々な環境面・社会面における課題の改善に取
り組むことにより、サステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献し、中長期的な投資主価値の最大
化を実現することを目指しています。
本投資法人の環境への取り組みとして、主に「CO2(気候変動)、 」「資源循環(水・廃棄物)、 」「緑化
と生物多様性」及び「グリーンビル認証と外部評価」があります。その中で CASBEE(建築環境総合性
能評価システム)不動産評価認証や DBJ Green Building 認証といったグリーンビル認証の取得につ
いても積極的に取り組んでおり、 本日現在の認証保有物件比率 (注) J-REIT 最高水準となる 93.4%
は、
(うち、各認証の最高ランク比率は 71.5%)となっています。
これらの取り組みが評価され、本投資法人は、2019 年に実施された GRESB(グローバル不動産サス
テナビリティ・ベンチマーク)リアルエステイト評価において 8 年連続で「Green Star」の評価を取
得するとともに、総合スコアのグローバルでの相対評価である GRESB レーティングにおいて最高ラン
クに次ぐ「4 Star」を獲得しました。
本投資法人は、上記の環境への取り組みを推進しサステナブルな社会の実現に貢献するため、環境
への配慮がなされたプロジェクトに対する投資資金を本グリーンボンド発行により調達する方針で
あり、この度、訂正発行登録書を提出したものです。
(注)各資産の取得価格(各資産に係る不動産売買契約又は信託受益権売買契約に記載された売買代金(消費税及
び地方消費税相当額を除きます。)をいいます。以下同じです。)を基準に算定した比率です。なお、ラフォ
ーレ原宿(底地)については、本集計対象から除外しています。
2. 本投資法人のグリーンボンドの仕組み
本投資法人は、グリーンボンドを発行するため、国際資本市場協会(ICMA)が定める「グリーンボン
ド原則(Green Bond Principles)2018」及び環境省が定める「グリーンボンドガイドライン 2017 年
版」に即したグリーンボンドフレームワークを策定し、当該フレームワークに基づいて管理を行いま
す。
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グリーンボンドによる調達資金は、本資産運用会社のサステナビリティ委員会によって選定され、
代表取締役が決定した適格クライテリアを満たす資産 (注)(以下「グリーン適格資産」といいます。)
の取得資金及びグリーン適格資産の取得に要した借入金の借換資金又は既に発行した投資法人債(グ
リーンボンドを含みます。)の償還資金に充当し、グリーンボンドの発行残高がグリーン適格資産の
取得価格合計を超過しないよう管理します。なお、本日現在のグリーン適格資産に該当する物件数は
8 物件、取得価格合計は 3,559 億円です。
また、本投資法人は、グリーンボンドの発行残高が存在する限り、グリーン適格資産の物件名称及
び取得価格合計、充当額及びグリーンボンドの発行残高、各グリーン適格資産が取得した認証の種
類・レベル並びに CO2 排出量及びエネルギー使用量を本投資法人ウェブサイトにて年次で開示する予
定です。
(注)
「適格クライテリアを満たす資産」とは、グリーンボンドの払込日又はいずれかのレポーティング時点におい
て過去 24 ヶ月以内に以下のいずれかの認証を取得済み又は更新済み、若しくは、将来取得又は更新予定であ
る資産をいいます。
・CASBEE 不動産/建築評価認証における A 又は S ランク
・DBJ Green Building 認証における 4 つ星又は 5 つ星の評価
・BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)認証における 4 つ星又は 5 つ星の評価
3. 外部機関の評価
本投資法人は、グリーンボンドフレームワークの適格性(注 1)について、ESG 評価会社であるサ
ステイナリティクスよりセカンドパーティ・オピニオンを取得しています。
セカンドパーティ・オピニオンの詳細については、以下をご参照ください。
https://www.sustainalytics.com/sustainable-finance/wp-content/uploads/2020/10/Mori-Hill
s-REIT-Investment-Corporation-Green-Bond-Second-Party-Opinion-Japanese.pdf
なお、当該セカンドパーティ・オピニオンを取得するに際し、環境省の 2019 年度グリーンボンド
発行促進体制整備支援事業(注 2)の補助金交付対象となることについて、発行支援者たるサステイ
ナリティクスは、一般社団法人グリーンファイナンス推進機構より交付決定通知を受領しています。
(注 1)
「グリーンボンドフレームワークの適格性」とは、グリーンボンド原則における 4 つの要件である調達資金
の使途、プロジェクトの評価・選定のプロセス、調達資金の管理及びレポーティングに適合していることを
いいます。
(注 2)
「グリーンボンド発行促進体制整備支援事業」とは、グリーンボンドを発行しようとする企業や地方公共団
体等に対して、外部レビューの付与、グリーンボンドフレームワーク整備のコンサルティング等により支援
を行う登録発行支援者に対して、その支援に要する費用を補助する事業です。
グリーンボンド発行促進体制整備支援事業の詳細については、以下をご参照ください。
環境省グリーンボンド発行促進プラットフォームウェブサイト:
http://greenbondplatform.env.go.jp/support/subsidy-eligible-costs.html
4. 今後の予定
本グリーンボンドの起債時期、発行金額及びその他条件等は未定ですが、マーケティング活動を通
じて、発行条件の検討を行う予定です。
以上
※本投資法人のホームページアドレス:https://www.mori-hills-reit.co.jp/
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