3224 M-Gオイスター 2021-11-18 17:00:00
2022年3月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2022年3月期第2四半期 決算説明資料
株式会社ゼネラル・オイスター
(3224)
2021年11月18日
1. 2022年3月期第2四半期 決算トピックス
2
2022年3月期第2四半期 決算ハイライト
コスト削減効果と、時短協力金の下支えもあり、最終損益は2四半期連続の黒字化を実現
1 コロナ第5波に伴う緊急事態宣言の継続により、営業時間の短縮、酒類提供禁止等の影響を受け、売上高は前年同期比
4.1%減に減少したが、コスト削減効果と時短協力金の下支えで、最終損益は109百万円の黒字化を実現。
新株予約権の行使(増資)と最終黒字化による財務基盤の強化(債務超過を解消)
2 新株予約権の行使(増資)と最終黒字化により債務超過を解消(約218百万円の資産超過)。
引き続き、損益改善の推進と財務基盤の強化に取り組む。
新たな収益源の確保として、加工事業での水産加工品の受託業務が順調に稼働
3 総合商社との間で、加工事業での水産加工品の受託業務を開始。2021年5月よりスタートし、損益改善に寄与。
新たな収益源の確保に向けても大きな進展。
「EC通販事業」が着実に成長。新たな販路拡大として期待
4
お中元などの新たなギフト需要の拡大等により、新規顧客を獲得し、牡蠣の販売チャネルの多角化が進展。
海外輸出も順調に拡大し、過去最高売上高を更新
5 海外向けの輸出はまだ小規模ながら、香港市場(高級スーパーやハイエンドホテルなど)を中心として順調に拡大。
2022年3月期上期は前年同期比141.0%増に拡大し、過去最高売上高を更新。
3
連結損益計算書の概要(前年比/前々年比)
コロナ禍に伴う店舗休業や営業時間の短縮により、売上高の低迷が続くが、筋肉質なコスト構造への
転換や、時短要請の補助金が下支えとなり、最終損益は109百万円の黒字化で今期の折り返し。
(百万円) 2020年3月期
上期
2021年3月期 2022年3月期 増減額 ポイント
上期 上期 (前年同期比)
(参考)
営業時間の短縮、酒類提供禁
売上高 1,726 904 867 △36 止等の影響により、コロナ前
(-4.1%) (20/3期上期)と比べ、
49.7%減
売上総利益 1,112 562 536 △26
(-4.7%)
DX推進やポストコロナを見据え
販管費 1,242 852 853 +1 た構造改革により、販管費はコロ
ナ前(20/3期上期)と比べ、
(0.1%) 389百万円減
営業利益 △129 △289 △316 △27
経常利益 △129 △294 △318 △24
特別利益 58 450 +392 時短要請の協力金
親会社株主に帰属する
四半期純利益 △113 △226 109 +335 最終損益は黒字化
4
連結損益計算書の概要(四半期比較)
第2四半期(7月~9月)は、売上高が前年同期比218百万円減の減収、営業利益が同93百万減の減益
となるも、最終利益は64百万円を確保し、第1四半期(4月~6月)に続いて黒字化を達成。
第1四半期(4月~6月) 第2四半期(7月~9月) 第2四半期累計(4月~9月)
21/3期 22/3期 21/3期 22/3期 21/3期 22/3期
実績(百万円) 実績(百万円) 前年比(%) 実績(百万円) 実績(百万円) 前年比(%) 実績(百万円) 実績(百万円) 前年比(%)
売上高 231 412 +78.2 673 455 -32.3 904 867 -4.1
売上原価 94 147 +56.3 246 184 -25.2 341 331 -2.9
売上総利益 136 265 +94.8 426 271 -36.3 562 536 -4.7
販管費 350 416 +18.9 502 437 -12.9 852 853 +0.1
営業利益 △213 △151 - △76 △165 - △289 △316 -
特別利益 201 - 58 249 58 450 -
親会社株主に帰属す
る当期純利益 △206 45 - △20 64 - △226 109 -
5
貸借対照表の概要
新株予約権の行使(増資)と最終黒字化の実現により、第2四半期末の純資産は218百万円に増加
(債務超過は第1四半期末に解消済み)。引き続き、財務基盤の強化を図る。
(百万円)
21/3期 22/3期 22/3期 21/3期 22/3期 22/3期
資産の部 期末 第1四半期 第2四半期
負債・純資産の部 期末 第1四半期 第2四半期
流動資産 771 998 1046 流動負債 636 595 571
現金及び預金 541 679 700 買掛金 73 50 52
売掛金 146 99 89 短期借入金* 336 341 292
棚卸資産 26 24 21 その他 226 204 227
その他 58 196 236 固定負債 997 988 969
固定資産 745 734 713 長期借入金 577 570 553
有形固定資産 520 509 498 その他 420 418 416
無形固定資産 0 0 0 負債合計 1,633 1,584 1,541
投資その他の
225 225 214 純資産合計 △116 148 218
資産
資産合計 1,516 1,732 1,759 負債純資産合計 1,516 1,732 1,759
* 1年内返済予定の長期借入金及び1年内償還予定の社債を含む
6
セグメント別業績概況
コロナ禍の影響を受けて、「店舗事業」「卸売事業」とも減収減益。一方、「加工事業」は、受託事業
が順調に稼働を開始したことで損失幅が縮小。下期に向けて大きな弾み。
21/3期 22/3期 前年同期比
(百万円) ポイント
上期 上期 (%)
店舗事業 売上高 828 758 -8.4 全期間、営業自粛やアルコール
オイスターバーレストラ 提供の制限もあり、売上高は前
ンでの飲食サービス 営業利益 △102 △139 ー 年同期比で8.4%減
卸売事業 売上高 70 51 -27.1 取引先も、休業や時短営業など
の影響を受けており、売上高は
生牡蠣や牡蠣の加工 前年同期比で27.1%減。
品の外販卸売り 営業利益 17 12 -29.4
売上高 17 38 +123.5 受託事業が順調に稼働を開始し、
加工事業 前年同期比で16百万円の損益
大槌
営業利益 △39 △23 ー 改善に寄与。
売上高 5 25 +400.0
その他 EC通販、海外卸売が順調に拡大
営業利益 0.5 2 +300.0
売上高 △17 △6
調整額
営業利益 △165 △168
売上高 904 867 -4.1
連結財務諸表
計上額 営業利益 △289 △316
7
純資産の状況
第1四半期における新株予約権の行使(増資)と最終黒字化により2021年6月末時点で、債務超過を解
消(1.4億円の資産超過)。さらには第2四半期の最終利益(0.6億円)も加わり、純資産は2.1億円に積
み上がった。引き続き、損益改善の推進と、財務基盤の強化に取り組む。
2021年3月末 2021年6月末 2021年9月末
連結貸借対照表 連結貸借対照表 連結貸借対照表
現預金
5.4億円 現預金 現預金
6.8億円 7.0億円
借入金 借入金
有形 9.0億円 借入金
9.0億円
固定資産 8.4億円
5.2億円 有形 有形
固定資産 固定資産
5.0億円 4.9億円
期間損益
0.5億円
純資産 増資
純資産
2.2億円 純資産 期間損益
△1.1億円 1.4億円
2.1億円 0.6億円 増資 0.1億円
*大幅に簡略化してイメージを記載
引き続き、資本政策の検討と損益改善の推進により、財務基盤の強化に取り組む
8
【店舗事業】 既存店売上高 (前年比/前々年比)
緊急事態宣言中は、営業時間の短縮等で、コロナ前の対前々年(20/3期)を大きく下回っていたが、
緊急事態宣言が解除され、アルコール規制も解除された10月度は、売上高もコロナ前の対前々年との
比較で、98.7%と急回復。
店舗事業 既存店売上 (前年比/前々年比)
829.8% 250.6%
140.0%
123.0%
120.0%
101.1%
98.2%
100.0%
90.3% 91.8%
98.7%
76.9%
80.0%
68.6% 68.9%
72.6%
56.9%
60.0% 64.6% 65.2% 53.0%
44.6%
49.3%
47.5%
40.0%
38.6%
比較対象 2020年3月期 35.6%
(コロナ禍の影響のない時期)
20.0%
0.0%
2020年10月 2020年11月 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月 2021年4月 2021年5月 2021年6月 2021年7月 2021年8月 2021年9月 2021年10月
対前年比 98.2% 90.3% 68.6% 44.6% 68.9% 123.0% 829.8% 250.6% 76.9% 91.8% 56.9% 53.0% 101.1%
対前々年比 72.6% 64.6% 35.6% 49.3% 65.2% 38.6% 47.5% 98.7%
9
【店舗事業】 既存店客数・客単価 (前年比/前々年比)
10月度は売上高でコロナ前の対前々年(20/3期比)で98.7%に回復。ポストコロナの消費動向に変化
が見られ、客数は対前々年89.2%と減る一方、客単価はメニュー変更等により対前々年110.6%と上昇。
これは接触の機会を控える分、贅沢な食事を楽しみたいという顧客行動による現象とみられる。
店舗事業既存店 客数(前年比/前々年比) 店舗事業既存店 客単価 (前年比/前々年比)
658.0%
257.2% 126.1%
130.0%
140.0%
118.1% 120.0%
120.0% 112.6%110.9%
102.0% 110.6%
99.5% 106.8%
110.0% 104.2%
100.0% 87.9% 88.1% 101.4%99.6%
82.4% 97.4% 99.1%
100.0% 96.7%
80.0% 68.6% 67.4% 69.9% 64.2% 89.2% 91.5% 92.2%
64.2% 64.5% 89.9%
87.3% 88.2%
56.3% 53.9% 53.9% 90.0% 86.0%
60.0%
44.0% 43.4% 81.5% 79.8%
39.6%
40.0% 80.0%
比較対象 2020年3月期
(コロナ禍の影響のない時期)
20.0% 比較対象 2020年3月期
70.0%
(コロナ禍の影響のない時期)
0.0% 60.0%
2020年10月
2020年11月
2020年12月
2021年1月
2021年2月
2021年3月
2021年4月
2021年5月
2021年6月
2021年7月
2021年8月
2021年9月
2021年10月
2020年10月
2020年11月
2020年12月
2021年8月
2021年10月
2021年1月
2021年2月
2021年3月
2021年4月
2021年5月
2021年6月
2021年7月
2021年9月
10
【海外輸出について】
海外向けの輸出はまだ小規模ながら、香港市場を中心として順調に拡大。
(単位:千円) 海外輸出売上高
6,000
4,978
5,000
4,000
3,530
3,000
2,000
1,465
1,000
0
20年3月期 上期累計 21年3月期 上期累計 21年3月期 上期累計
11
【EC通販サイトについて】
受注件数、金額ともに好調を維持。
コロナ禍における販売チャネルの多角化により、今後の収益力の拡大を目指す。
売上高 EC通販事業売上高(四半期)
(単位:千円) 件数
(単位:件)
売上高 件数
10000 9523 1600
9000
1400
8027
8000 1372
1200
7000 1191
5825 1000
6000
5000 800
4000 3766 739
600
3000
519
400
2000
200
1000
476
0 60 0
21/3期 2Q 21/3期 3Q 21/3期 4Q 22/3期 1Q 22/3期 2Q
12
2. 今後の取り組みについて
13
2022年3月期のコロナ禍の経営戦略の見込み
コロナ禍に臨機応変に対応しつつ、再成長へ向けた取り組み
方針 重点施策 達成見込み
◎
コロナ禍で継続する
『守りの取り組み』 コストコントロールの徹底 前期に続き、推進
「EC通販の強化」など
販売チャネルの多角化 〇 前期に続き、推進
Withコロナ体制での、ラン
店舗事業の収益拡大 △ チの充実やメニューの見直
しで満足度を高め、客単価
の向上を推進
国内卸売事業の収益拡大 △ 国内におけるコロナ禍の
状況次第
再成長に向けた 海外(特に、台湾・香港
『攻めの取り組み』 海外輸出事業の収益拡大 △ 市場)におけるコロナ禍
の状況次第
加工事業による収益貢献 ◎ 受託事業を開始。損益改
善に一定の貢献を見込む。
店舗事業のITを活用しての効率化 〇 前期に続き、推進
陸上養殖のアタラナイ牡蠣の
ローンチ △ 実証実験が進み、年度末に
お披露目予定
14
3. 2022年3月期 業績見通しについて
15
通期業績の見通しについて
現時点では通期業績の合理的な見積りが困難なため、2022年3月期の連結業績予想は
「未定」とし、今後見通しが立った時点で速やかに公表させていただきます。
2021年3月期 2022年3月期 前年同期比
(百万円)
通期実績 連結業績予想 (%)
売上高 2,338 - -
営業利益 ▲359 - -
未定
経常利益 ▲367 - -
親会社株主に帰属する
当期純利益 ▲641 - -
※新型コロナウイルスの影響の見通しが立たず、現時点での業績予想は「未定」とさせていただきます。
16
本資料に記載されている予測、見通し、戦略およびその他歴史的事実ではないものは、当グループ
が資料作成時点で入手可能な情報を基としており、その情報の正確性を保証するものではありませ
ん。これらは経済環境、経営環境の変動などにより、予想と大きく異なる可能性があります。
17