3224 M-Gオイスター 2020-08-13 15:02:00
2021年3月第1四半期決算説明資料 [pdf]

2021年3月期 第1四半期決算 補足説明資料

           株式会社ゼネラル・オイスター
                      (3224)

                  2020年8月13日
1. 2021年3月期 第1四半期 トピックス




                          2
2021年3月期 第1四半期 決算ハイライト


     コロナ禍による店舗休業により売上高は大幅減。
1
    緊急事態宣言による営業自粛で、商業施設の店舗が休業や営業時間の短縮を余儀なくされ、売上高は前期比▲71.2%の減少。



     利益面でも四半期ベースで、過去最大の損失を計上。
2
     売上減少に伴い、グループ全体で、コスト削減策を打つものの、営業損失213百万円を計上。




3   ウィズコロナの経営スタイルに移行し、6月度は、減収ながら増益を達成。
     6月度の売上高は対前年比62.3%に減少したが、グループ全体でのコストコントロールを効かせた経営スタイルに移行し、
     営業利益面では、3.8百万円の改善に成功。



     香港市場への輸出が急増
4    コロナ禍が終息しつつある、香港市場への殻付き生牡蠣の海外輸出が急増。
     まだ、小規模ながら、今後のアジア市場への展開に向けて大きな弾み。


     8/13より、ECサイト「HOME OYSTER BAR」をスタート
5    ご家庭で牡蠣を楽しめる、EC事業を開始。牡蠣の新たな楽しみ方の提案、および販売チャネルの多角化により収益のUP
     を目指す。



                                                                 3
連結損益計算書概要
コロナ禍の影響により、商業施設の店舗が休業や営業時間の短縮を余儀なくされ、前期比
71.2%の減収となり、純損失も206百万円に拡大した。

             2020年3月期   2021年3月期
 (百万円)
              第1四半期      第1四半期
                                   増減額            ポイント

  売上高          803        231      ▲572       ・店舗事業、卸売事業とも、
                                              コロナ禍の影響により大幅減
                                   (-71.2%)   収。

                                              ・原価の最適化を進め、原価
売上総利益          523        136       ▲387      率を抑える事ができ、粗利率
                                              は6.3ポイント改善。

                                              ・キャッシュアウト削減の観

     販管費       594        350       ▲244      点から全国の拠点で機動的な
                                              稼働体制へ転換し、対前年
                                              244百万円の縮小


 営業利益          ▲71       ▲213      ▲142       ・




 経常利益          ▲70       ▲212      ▲142       ・


親会社株主に帰属する
当期純利益          ▲63       ▲206      ▲143       ・




                                                              4
貸借対照表概要

コロナ禍の長期化に備え、559百万円の銀行借り入れにより、手元流動性を確保。

(百万円)
             2020年3月期 2021年3月期                      2020年3月期 2021年3月期
   資産の部                             負債・純資産の部
                期末     第1四半期                           期末     第1四半期
流動資産           347      704      流動負債                 778      828

   現金及び預金      123      475              支払手形・買掛金     101      91

   売掛金         111      116              短期借入金*1      349      403

   棚卸資産         94      97               その他          328      334

   その他          18      15       固定負債                 514     1,005

固定資産           1,218   1,199             長期借入金*2       67      569

   有形固定資産      989      971              その他          447      436

   無形固定資産       2        1       負債合計                 1,293   1,833
   投資その他の資
               227      226      純資産合計                272      69
   産
資産合計           1,565   1,903     負債純資産合計              1,565   1,903

                                               *1 . 1年内返済予定の長期借入金を含む
                                               *2 . 社債を含む

                                                                        5
 セグメント別業績概況
 「店舗事業」「卸売事業」ともにコロナ禍の影響を大きく受けたものの、「浄化物流事
 業」及び「その他事業(陸上養殖、加工事業等)」は、経費を抑え、損失幅を縮小。 (百万円)
                    2020年3月期   2021年3月期   前年同期比
                                                          ポイント
                     第1四半期      第1四半期      (%)

  店舗事業       売上高      735        211      -71.3
                                                   コロナ禍の影響で休業を行い、減収減益。
オイスターバーレスト                                         売上は、前年対比71.3%減
ランでの飲食サービス   営業利益      49       ▲123        ー

  卸売事業       売上高       60         16      -73.3
                                                   取引先もコロナ禍の影響で、休業や営業時
生牡蠣や牡蠣の加工品                                         間短縮の影響で、取引高が減少。
  の外販卸売り     営業利益      24        ▲0         ー

浄化・物流事業      売上高       118        48      -59.3
                                                   コロナ禍による事業への影響を踏まえ、
 生牡蠣用の浄化セン
             営業利益     ▲52        ▲17        ー      キャッシュアウト削減の観点から、工場や
ター、および物流事業
                                                   センターなど拠点の、一部稼働休業、時間
                                                   短縮など機動的な稼働体制へ転換し、経費
  その他        売上高       63         5       -92.0    を抑えることができた。
陸上養殖、加工事業、
   種苗など      営業利益     ▲52        ▲31        ー


             売上高     ▲174        ▲50        ー
  調整額
             営業利益     ▲39        ▲40        ー
             売上高      803        231       -71.2
連結財務諸表
  計上額        営業利益     ▲71       ▲213        ー
                                                                     6
既存店売上高の推移

コロナ禍の影響で売上は、大きく落ち込んだが、再開後の6月は対前年比62.3%まで回復。

       店舗事業既存店売上高_前年比
120%


                           102.0%

100%


                                    92.2%

80%



                                                  62.3%
                                     57.0%
60%




40%




20%                                            13.9%
                                        7.6%

 0%


                                                          7
       既存店客数・客単価推移
       コロナ禍の影響により既存店の客数は落ち込んでいるが、客単価は6月も104.6%と好調
       に推移。




           店舗事業既存店客数_前年比                              店舗事業既存店客単価_前年比

120%                                           110%
                     99.8%
100%
                                                              102.2% 102.3%     104.6%
                                               105%
                             90.1%                                            103.8%
80%
                                       59.6% 100%
60%                            54.9%           95%

40%                                            90%

20%
                        9.1%
                                               85%                               88.9%
                                       15.6%
 0%
                                                                       84.1%
                                               80%




                                                                                         8
2. 新型コロナウイルスの影響について




                      9
新型コロナウイルス感染症の影響

 店舗運営状況


           3月        4月        5月          6月        7月        8月
         (3月末時点)   (4月末時点)   (5月11日時点)   (6月末時点)   (7月末時点)   (8月12日現在)


総店舗数      26店舗      26店舗      26店舗        26店舗      26店舗      26店舗

内、営業時間
短縮店舗      14店舗      4店舗        5店舗        15店舗      16店舗      23店舗


内、休業店舗    6店舗       21店舗      20店舗        0店舗       0店舗        0店舗

・2020年4月7日に、「緊急事態宣言」が発令され、大半の店舗(百貨店や商業施設へ出店している店舗)は
休業となり、路面店は時間短縮営業の実施。富山・入善の店舗「牡蠣ノ星」の1店舗のみ通常営業。

・「緊急事態宣言」の解除に伴い、6月3日より休業店舗の営業を再開

・7月後半からの全国での感染者拡大で、各自治体の要請で、当面、時短営業が継続する見通し。




                                                                         10
取り組み内容について



1   必要資金の確保
    売上低迷が長期化するリスクに備え、銀行借入(559百万円)により手元流動性を確保。
    さらに必要な時は、追加借入(予定)により、必要な資金を確保する方針。




2   工場やセンターの機動的な稼働体制への転換
    コロナ禍による事業への影響を踏まえ、キャッシュアウト削減の観点から、工場やセンターなど各拠点について、
    一部稼働休業、時間短縮など機動的な稼働体制へ転換




3   店舗及び、センターなどの取り組み
    お客様と従業員の安心安全を確保するための施策を強化・徹底
     【消毒液(微酸性電解水)を店内すべてのテーブルなどに設置、マスクの着用、手洗いの徹底】




4   本社の取り組み
    業務の見直しやワークシェアによる、リモートワークを継続中




                                                          11
コロナ禍の月別損益
6月度は、対前年比6割程度の売上であったが、販管費のコントロールにより、
損失の縮小に成功。

(百万円)

                4月                   5月                   6月
                                                                       ポイント
        2019         2020    2019         2020    2019         2020

                                                                       ・6月度は、
 売上高    254.8        21.0    275.4        39.8    273.4        170.6   対前年比62.3%



 原価     88.9         14.3    90.4         21.8    100.6        58.6


売上総利益   165.9         6.6    184.9        18.0    172.7        112.0


                                                                       ・6月度は、経
 販管費    194.5        118.3   199.2        95.3    201.0        136.4    費抑制に成功


                                                                       ・6月度は対前
営業利益    ▲28.6    ▲111.6      ▲14.2        ▲77.3   ▲28.2        ▲24.4   年+3.8百万円
                                                                       の増益


                                                                                   12
コロナ禍による売上高への影響

6月度は営業再開で対前年比62.3%(-37.7%減)の水準まで回復


                                     1Q 月別売上高 前年比較                                (単位:百万円)

   300
         2020年3月期             2021年3月期

                                         275.4               273.4
   250
          254.8                                                       -37.7%
                                                                         減

   200


                                                  -85.8%
                   -91.7%                            減                    170.6
   150
                      減


   100




   50

                                                      39.8
                       21.0
    0

                  4月                             5月                  6月


                                                                                         13
コロナ禍による損益への影響

6月度は機動的な稼働体制への転換などにより、損失の縮小に成功(前年同月比)

                             1Q 月別営業利益 前年比較
(単位:百万円)
                   4月                     5月                   6月
     0

                                  -14.2

    -20                                                             -24.4
           -28.6                                       -28.2
                                               ▲
                                                                     +
                                               63
    -40                                                             3.8
                        ▲
                        83
    -60


                                               -77.3
    -80




   -100
                    -111.6

   -120

                             2020年3月期      2021年3月期


                                                                            14
その他の取り組み内容(海外輸出)

いち早く新型コロナウイルスが終息していた、香港市場への殻付き生牡蠣の海外輸出が急増。


・コロナ終息後の香港で、ゼネラルオイスターの特許技術で浄化された、
安心安全で高品質な牡蠣の需要が急激に伸びており、4月で対前年約4.2倍、
5月では約7.7倍、6月で約4.3倍に伸びた。
                                                  (単位:万円)

・特に、単価の高い、高級ホテルや、
高級スーパーでの需要が急増。

・アジア市場では、より衛生に関する意識が高まり、
安心安全な食材へのニーズが高まってきた可能性。
                                         約4.3倍
                                 133.5
                       約7.7倍                       116.6


  約4.2倍
                45.3
                                          26.9
                        17.3
  10.7
  2019年     2020年      2019年     2020年   2019年     2020年
          4月度                  5月度               6月度

                                                           15
その他の取り組み内容(ECサイト開設)
2020年8月13日より、ご家庭で牡蠣を楽しめる「HOME OYSTER BAR」のECサイト開設。
牡蠣の新たな楽しみ方の提案および、販売チャネルの多角化により、収益力のUPを目指す。




                                                     16
3. 2021年3月期 業績見通しについて




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通期業績の見通しについて
通期業績の合理的な見積りが困難なため、2021年3月期の連結業績予想は一旦「未定」と
し、今後見通しが立った時点で速やかに公表する。


                2020年3月期   2021年3月期   前年同期比
      (百万円)       通期実績     連結業績予想       (%)


    売上高           3,579        -        -

    営業利益          ▲146         -        -
                              未定
    経常利益          ▲157         -        -

    当期純利益         ▲106         -        -

 ・休業店舗が6月3日をもって全店再開したものの、外出自粛の影響や新型コロナウイルス感染再拡大によ
 る営業時間短縮なども依然継続し、現時点での業績予想は未定とする。

 ・コロナ禍による事業への影響がある程度見通せるタイミングにて、2021年3月期業績予想の発表を予定。


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本資料に記載されている予測、見通し、戦略およびその他歴史的事実ではないものは、当グループ
が資料作成時点で入手可能な情報を基としており、その情報の正確性を保証するものではありませ
ん。これらは経済環境、経営環境の変動などにより、予想と大きく異なる可能性があります。




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