3201 ニッケ 2020-01-15 15:00:00
2019年11月期 決算説明資料 [pdf]

2019年11月期
 決算説明資料


              2020年1月15日
            ニッケ(日本毛織株式会社)
              東証第1部 3201

                           1
2019年11月期ハイライト
2019年11月期実績は前期比で増収増益。営業利益は10
期連続で増益、売上高・利益は3期連続で過去最高値を更新

    売上高       1,264.0億円 (前期比 14.4%増↑)

  営業利益         104.7億円 (前期比 25.1%増↑)

  経常利益         111.6億円 (前期比 22.3%増↑)
 親会社株主に帰属する

 当期純利益          65.2億円 (前期比 23.6%増↑)
                                        2
目次

Ⅰ.2019年11月期 実績     P 4∼
Ⅱ.RN130第1次中計 総括    P13∼
Ⅲ.2020年11月期 業績予想   P23∼
Ⅳ.株主還元             P33∼
Ⅴ.トピックス            P37∼
Ⅵ.参考資料             P41∼




                          3
Ⅰ.2019年11月期 実績




                 4
連結業績の概要について

                        実績                    前期比増減           中計目標

(金額:百万円)   2017/11期   2018/11期   2019/11期   金額       比率       2019/11期

売上高        103,498     110,538    126,401   15,863   14.4%     120,000
営業利益          8,348      8,368     10,472    2,103   25.1%       9,000
営業利益率         8.1%       7.6%       8.3%      0.7%        -      7.5%
経常利益          9,089      9,128     11,165    2,036   22.3%           -
特別損益        -1,038       -695      -1,010    -314         -          -
親会社株主に帰属
する当期純利益       5,270      5,274      6,520    1,246   23.6%       6,300
ROE           6.2%       6.0%       7.2%      1.2%        -      7.0%

 売上は衣料繊維が減収、産業機材、人とみらい開発、生活流通は増収
 営業利益は各事業部とも好調に推移し前期比で増益

                                                                         5
セグメント別業績の概要
                             実績                   前期比増減           中計目標

          (金額:百万円)   2018/11期    2019/11期    金額       比率          2019/11期
           売上高          35,806      34,826    -980        -2.7%      44,000
 衣料繊維      営業利益          1,882       2,506     623        33.1%       3,300
           営業利益率         5.3%        7.2%      1.9%           -       7.5%
           売上高          22,213      25,784    3,571       16.1%      22,000
 産業機材      営業利益          1,562       1,820      258       16.5%       1,692
           営業利益率         7.0%        7.1%      0.1%           -       7.7%
           売上高          38,688      47,101    8,413       21.7%      40,000
人とみらい開発    営業利益          5,770       6,907    1,137       19.7%       6,250
           営業利益率        14.9%       14.7%     -0.2%           -      15.6%
           売上高          13,830      16,568    2,738       19.8%      15,000
 生活流通      営業利益            715         950      234       32.8%         711
           営業利益率         5.2%        5.7%      0.5%           -       4.7%
その他・調整     売上高               -       2,120    2,120          -       -1,000
           営業利益         -1,562      -1,712    -149           -       -2,953
           売上高         110,538     126,401   15,683       14.4%     120,000
  合計       営業利益          8,368      10,472    2,103       25.1%       9,000
           営業利益率         7.6%         8.3%     0.5%           -       7.5%

                                                                              6
   衣料繊維事業の概況
(単位:百万円)
           売上高




                        前期比で減収増益
                  売上高    34,826百万円   2.7%減↓
                  営業利益   2,506百万円 33.1%増↑
           営業利益   <業績概要>
                   学校制服用素材はほぼ前期並みに推移
                   一般企業制服用素材はオリンピックを契機
                    とした更改需要で、下期に販売が増加
                   売糸は高付加価値品に販売を絞り込んだ事
                    に加え、中国紡績工場売却により収益改善
                   羊毛原料価格高騰によるコストアップ等が
                    収益を圧迫

                                          7
   産業機材事業の概況
(単位:百万円)
           売上高




                        前期比で増収増益
                  売上高    25,784百万円 16.1%増↑
                  営業利益   1,820百万円 16.5%増↑
           営業利益   <業績概要>
                   今期より㈱エミーが通年で連結に寄与
                   車載電装品製造ラインのFA装置の販売が
                    好調に推移
                   中国では環境用フィルターの販売が引き続
                    き好調も、楽器用資材は下期に減速
                   車両向け不織布・縫製糸は堅調に推移


                                         8
   人とみらい開発事業の概況
(単位:百万円)
           売上高




                        前期比で増収増益
                  売上高    47,101百万円 21.7%増↑
                  営業利益   6,907百万円 19.7%増↑
           営業利益   <業績概要>
                   商業施設運営はリニューアル効果等で引き
                    続き好調に推移
                   介護関連は入居者数増加で好調
                   建設関連は大型工事の受注増加に加え、
                    販売用不動産の売却が業績に大きく貢献
                   保育関連は新規施設開園で売上拡大も先
                    行投資費用が増加

                                         9
   生活流通事業の概況
(単位:百万円)
           売上高




                        前期比で増収増益
                  売上高    16,568百万円 19.8%増↑
                  営業利益     950百万円 32.8%増↑
           営業利益   <業績概要>
                   今期より㈱AQUAが通年で連結に寄与
                   100円ショップ向け商材、生活家電・雑貨
                    等の販売が好調に推移
                   保険事業は引き続き堅調に推移
                   ホビー・クラフト分野はインク、スタンプとも
                    低調


                                        10
連結貸借対照表/連結CF サマリー
                                                                    (金額:百万円)

連結貸借対照表      2018/11   2019/11   増減         連結C/F      2018累計    2019累計    増減

流動資産          70,575    82,027   11,452   営業キャッシュフロー     5,812    13,694    7,881
固定資産          71,069    66,679   -4,389   投資キャッシュフロー    -2,933    -3,143    -209
資産合計         141,644   148,707    7,062   財務キャッシュフロー    -1,483    -2,923   -1,440
流動負債          38,355    40,353    1,997   現金及び現金同等物
                                          の期末残高         17,425    25,013    7,587
固定負債          14,093    15,009     915
負債合計          52,449    55,362    2,912
株主資本          83,158    87,898    4,739
その他包括利益累計額
               4,997     4,012    -985
非支配株主持分
               1,039     1,434     395
純資産合計         89,195    93,344    4,149
負債・純資産合計     141,644   148,707    7,062
(自己資本比率)       62.2%     61.8%   -0.4%

                                                                              11
設備投資額/減価償却費推移




         ・ナインアワーズ新大阪駅(カプセルホテル)内装工事関連                  約4億円
  2019
         ・市川コルトンプラザ改修関連(別棟ツムグテラスリニューアル)               約9億円
主な投資案件   ・Kids Duo International市川(バイリンガル幼児園)出店関連   約3億円   等


                                                                 12
Ⅱ.RN130第1次中計 総括




                  13
RN130第1次中計 総括

      2019年11月期は、RN130第1次中期経営計画で掲げた
 (金額:百万円)

      「売上高1,200億円以上、営業利益90億円以上」を達成
                                   RN130第1次中計
                 2017/11期       2018/11期            2019/11期
      (単位:百万円)     実績             実績           実績           中計目標

売上高                 103,498        110,538     126,401         120,000

営業利益                    8,348          8,368    10,472           9,000
営業利益率                   8.1%           7.6%         8.3%         7.5%

経常利益                    9,089          9,128    11,165              -
親会社株主に帰属する
当期純利益                   5,270          5,274        6,520        6,300
ROE                     6.2%           6.0%         7.2%         7.0%


                                                                         14
RN130第1次中計 セグメント別業績
                                      RN130第1次中計
                     2017/11期     2018/11期            2019/11期
          (単位:百万円)     実績           実績         実績            中計目標
          売上高            35,957       35,806        34,826        44,000
 衣料繊維     営業利益            2,017        1,882         2,506         3,300
          営業利益率           5.6%         5.3%          7.2%          7.5%
          売上高            20,545       22,213        25,784        22,000
 産業機材     営業利益            1,657        1,562         1,820         1,692
          営業利益率           8.1%         7.0%          7.1%          7.7%
          売上高            34,470       38,688        47,101        40,000
人とみらい開発   営業利益            5,485        5,770         6,907         6,250
          営業利益率          15.9%        14.9%         14.7%         15.6%
          売上高            12,523       13,830        16,568        15,000
 生活流通     営業利益              656          715           950           711
          営業利益率           5.2%         5.2%          5.7%          4.7%
          売上高                 -            -         2,120        -1,000
その他調整
          営業利益           -1,469       -1,562        -1,712        -2,953
          売上高           103,498      110,538       126,401       120,000
  合計      営業利益            8,348        8,368        10,472         9,000
          営業利益率           8.1%         7.6%           8.3%         7.5%

                                                                           15
RN130第1次中計 重点施策の総括
 各事業の重点施策の総括
        既存事業で収益体質を維持しつつ、海外を拡大する。加えて新規事業を発展させ売上・
        利益の拡大を図る。
        <達成できた項目>
         積極的な設備投資と現場力向上による製造力強化(コストダウンと生産性向上)
 衣料繊維
        <進捗に遅れが見られる項目>
         新規市場(防刃・防炎)の創出
         海外事業(テキスタイル・売糸・ユニフォーム)の拡大


        海外における生産・販売体制の構築を行い、ニッチな市場でシェアーNo.1、収益向上を
        目指す。
        <達成できた項目>
         FA事業拡大による収益向上
 産業機材    ㈱エミーのグループ化による海外販売体制の構築(海外拡販は2020年度以降に注力)
         海外不採算事業の収益改善(ゴーセン海外2社収益改善、アンビック香港販社清算等)
        <進捗に遅れが見られる項目>
         ラケットスポーツ、フィッシング関連の収益拡大
         環境用フィルターの中国での製造体制構築(2020年度着手)

                                                     16
RN130第1次中計 重点施策の総括
 各事業の重点施策の総括
           地域のニーズを捉え、具現化し、地域に住む人々の生活や心に元気、豊かさ、幸せを提
           供し、未来を創り出していく。
           <達成できた項目>
            ニッケパークタウン・ニッケコルトンプラザのリニューアルによる顧客満足・収益性の向上
 人とみらい開発
            新規事業として保育事業への参入
            フランチャイズ事業、キッズ事業(ピュアハートキッズランド)の拡大
           <進捗に遅れが見られる項目>
            一宮工場跡地(遊休地)の再開発

           既存の事業の枠に捉われず、自由な発想で新規事業を発掘、開拓し、異業種分野にも
           積極的に参入する。
           <達成できた項目>
            M&Aの実施による事業セグメントの拡大
 生活流通       EC事業の拡大

           <進捗に遅れが見られる項目>
            新規事業の発掘(既存事業における新規開拓)


                                                         17
RN130ビジョンの達成に向けて
RN130ビジョンの最終年度となる2026年に向けて、目指すべき企業像を確実に実現し、過去
最高業績であった2019年度より更なる成長を目指すため、2020年度は単年度計画とし、RN
130第1次中計の3年間を検証するとともに、今後の中長期戦略を策定する1年間と致します

RN130ビジョンとは、
2016年に策定した、今後10年間のニッケグループの目指す方向性、企業像、経営戦略を再構築し、
中長期的な企業価値の向上を目指していくビジョンです。

                        準
           RN130第1次中計        中長期戦略の遂行
                        備



       2020年度は中長期的な成長に向けての準備期間




                                                  18
RN130ビジョンの達成に向けて
衣料繊維事業
国内市場の縮小を見据え、グローバルなバリューチェーンの構築とともに海
外事業を拡大していく
①海外市場での成長:海外事業の売上高構成比を20%へ
 <中国スクールユニフォーム事業>
  中国の学生人数は、小/中/高合わせて1億6,662万人(日本の12.5倍)
  ➡私立、特にハイクラス私学の高級学生服ニーズをターゲットに拡大していく

                            約14,000校
        私立
                      (2011年比:117%)

                        約230,000校      私立の学校数は増加傾向
       公立             (2011年比:77%)
  2016年中国学校数(小/中/高)                                  中国での展示会の様子


②グローバルなバリューチェーン構築と工場の省力化・自動化による収益拡大
 情報の共有化により生産バリューチェーンと販売バリューチェーンの密な連携を図る
 外部生産バリューチェーン         密連携                    密連携     外部販売バリューチェーン


                                                                    19
RN130ビジョンの達成に向けて
産業機材事業
自動車・環境関連などの成長分野を中心に、グローバルへ収益を拡大
していく

                           ②EVなど先端技術向けFA設備
 ①環境用高機能フィルター               ・東日本に新工場を設立
  ・中国江蘇省へ工場増設               ・設計や製造の能力を拡充し
  ・ごみ焼却施設向けに販売拡大             先端設備の提供を拡大する
  (中国シェア10%へ)



          ③EVなど環境車向け資材
           ・静音要求の高まりに応える資材の販売拡大
           ・EVモーター結束紐の販売拡大
           ・欧米やアジアなどグローバル営業拠点の拡充




                                             20
RN130ビジョンの達成に向けて
人とみらい開発事業

街づくりの将来像を見据え、地域との繋がりを重視した複合的な街
づくり開発を推進していく

保育関連、キッズランドは
事業エリアを全国に拡大していく
                                                     複合的なサービスを展開

                                                    ①ライフサポート関連
                                                    ・保育関連、キッズランド事業の全国展開
                                                    ・ゆかりの地域を中心とした介護事業拡大
 ピュアハートキッズランド
                                                    ・スポーツスクールの拡大
                              市川
                         一宮
                                                    ②市川コルトンプラザエリアの総合開発
                   加古川
                         ゆかりの地域                     ③所有資産から外部資産への不動産開
                                                     発の拡大

                                  介護・保育の複合施設(市川市)


                                                                          21
RN130ビジョンの達成に向けて
生活流通事業

ニッケグループの総合力を活かし、EC事業をさらに拡大していく
                    ニッケグループで扱う様々な商材を活かし海外でのEC事業を推進
                    SNSマーケティングなどの強化によるDtoC比率の向上
                    SPA(製造小売)化の推進
                                                                                                      営   (参考)伸長する日本のEC市場
             売            当社EC事業 売上高・営業利益推移                                                           業
             上                                                                                        利
             高              2019年      売上高 75.0億円                                                     益
             ︵               (実績)     営業利益 4.2億円                                                      ︵
             棒                                                                                        折
     グ                                                                            れ                                 2018
 ラ                                                                                    線
 フ                                                                                                グ                 約18兆円
         ︶                                                                                ラ
                                                                                              フ
                                                                                      ︶
                                                                                                             2010
                                                                                                            約7兆
                                                                                                            8千億円
                 2014年度 2015年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2026年度

                                実績


                                                                                                                            22
Ⅲ.2020年11月期 業績予想




                   23
2020年11月期 業績予想の概要
人とみらい開発事業で前期に建設工事の大型受注や販売用不動産
の売却があり、2020年11月期には商業施設のインフラ整備や通信
分野の事業再編を見込んでいるため、前期比減収減益の予想

    売上高 1,100億円 (前期比 13.0%減↓)

  営業利益       87億円 (前期比 16.9%減↓)

  経常利益       90億円 (前期比 19.4%減↓)
親会社株主に帰属する

 当期純利益       57億円 (前期比 12.6%減↓)
                                  24
   過去10年間の業績推移
   過去10年間、安定的かつ着実な成長を達成
   2020年度はこれまでの取組みと中長期的な成長に向けての準備・検証期間

(単位:百万円)
                        NN120ビジョン                       RN130ビジョン

           NN120第1次中計               NN120第2次中計        RN130第1次中計
                                                                    準備
                                                 準備
                           準備                                       検証
                                                 検証
                           検証




                                                                    (予想)

                                                                           25
事業環境認識

  事業部                     事業環境
            ビジネスユニフォーム:2020年はオリンピック特需の反動で低調
            売糸:国内毛糸(ウール)市場は縮小
衣料繊維事業      海外市場:スクールユニフォームは中国市場で拡大の見込み
            羊毛原料価格:米中貿易摩擦や豪州干ばつの影響で先行き不透明

            自動車関連分野:世界生産台数は鈍化傾向で先行き不透明も、EVや自動
                    運転関連の市場は拡大の見込み
産業機材事業      環境関連分野:中国は環境規制により市場拡大の見込み
            その他産業用分野:日系メーカー向け家電関連は国内・海外市場とも縮小
            生活用関連分野:スポーツ・釣具とも国内は成熟、楽器は中国市場が減速

            ショッピングセンター:国内市場は飽和状態(ECの台頭)
人とみらい開発事業   介護・保育:国内市場は拡大の見込みも競争激化

            Eコマース:引き続き市場拡大の見込み
生活流通事業      ホビー・クラフト:海外市場は拡大の見込み(EC市場が拡大)

                                                26
2020年11月期 業績予想

   2020年11月期の業績予想は前期比で減収減益の見通し
                     実績                予想             前期比増減

 (金額:百万円)    2018/11期    2019/11期    2020/11期    金額        比率(%)

売上高           110,538     126,401     110,000    -16,401      -13.0%

営業利益             8,368      10,472       8,700    -1,772      -16.9%

営業利益率            7.6%        8.3%        7.9%     -0.4%            -

経常利益             9,128      11,165       9,000    -2,165      -19.4%
親会社株主に帰属する
当期純利益            5,274       6,520       5,700     -820       -12.6%

 売上は衣料繊維、産業機材、人とみらい開発が減収
 営業利益は衣料繊維が増益、産業機材、人とみらい開発、生活流通が減益

                                                                       27
セグメント別業績予想
                               実績                 予想             前期比増減
                                                                         比率
         (金額:百万円)   2018/11期        2019/11期    2020/11期    金額
                                                                         (%)

          売上高          35,806          34,826      34,000     -826         -2.4%
衣料繊維      営業利益          1,882           2,506       2,700      194          7.7%
          営業利益率         5.3%            7.2%        7.9%      0.7%             -

          売上高          22,213          25,784      24,700    -1,084        -4.2%
産業機材      営業利益          1,562           1,820       1,700     -120         -6.6%
          営業利益率         7.0%            7.1%        6.9%     -0.2%             -

          売上高          38,688          47,101      31,800   -15,301       -32.5%
人とみらい開
          営業利益          5,770           6,907       5,500    -1,407       -20.4%
  発       営業利益率        14.9%           14.7%       17.3%      2.6%             -

          売上高          13,830          16,568      16,500      -68         -0.4%
生活流通      営業利益            715             950         900      -50         -5.2%
          営業利益率         5.2%            5.7%        5.5%     -0.2%             -
          売上高               -           2,122       3,000      878        41.4%
その他・調整
          営業利益         -1,562          -1,712      -2,100     -388            -

          売上高         110,538         126,401     110,000   -16,401       -13.0%
 合計       営業利益          8,368          10,472       8,700    -1,772       -17.0%
          営業利益率         7.6%             8.3%       7.5%     -0.6%             -

                                                                                   28
衣料繊維事業 2020/11期 重点施策

  (金額:百万円)
                         RN130第1次中計
                             実績                        予想
             2017/11期      2018/11期    2019/11期    2020/11期
売上高             35,957        35,806      34,826           34,000
営業利益             2,017         1,882       2,506            2,700
営業利益率             5.6%          5.3%        7.2%            7.9%

            国内利益の最大化
            スクールユニフォーム生地価格10%の値上げを実施(2020/4∼)
            受発注業務等の効率化(バリューチェーンのデジタル化)
2020/11期
 重点施策
            海外成長の最大化
            中国でスクールユニフォーム事業のビジネスモデル構築
            欧州向けテキスタイル事業の拡大(ブランド再構築)

                                                                    29
                                             防刃素材「P-TEX」
産業機材事業 2020/11期 重点施策

  (金額:百万円)
                         RN130第1次中計
                             実績                        予想
             2017/11期      2018/11期    2019/11期    2020/11期
売上高             20,545        22,213      25,784           24,700
営業利益             1,657         1,562       1,820            1,700
営業利益率             8.1%          7.0%        7.1%            6.9%

            エミーを活用した海外拡販の加速
            北米・アジアをターゲットに車両向け資材の拡販
2020/11期
            収益拡大に向けた事業拠点の拡充
 重点施策
            中国で環境用高機能フィルターの製造・販売強化
            新工場設立によるFA設備の製造・販売強化(2020/7∼稼働予定)


                                                                    30
                                             防刃素材「P-TEX」
人とみらい開発事業 2020/11期 重点施策

  (金額:百万円)
                         RN130第1次中計
                             実績                      予想
             2017/11期      2018/11期    2019/11期    2020/11期
売上高             34,470        38,688      47,101      31,800
営業利益             5,485         5,770       6,907       5,500
営業利益率            15.9%         14.9%       14.7%       17.3%

            事業環境基盤の整備
            通信分野における事業環境変化への対応(組織再編)
            コルトンプラザの更なる魅力UPに向けた環境整備(インフラ関連)
2020/11期
 重点施策       ライフサポート分野の事業拡大
            介護・保育関連事業の拡大(介護・保育の複合施設・写真館運営)
            スポーツ関連事業の収益強化(スクール事業の強化)


                                                               31
生活流通事業 2020/11期 重点施策

  (金額:百万円)
                         RN130第1次中計
                             実績                       予想
             2017/11期      2018/11期     2019/11期    2020/11期
売上高             12,523        13,830       16,568      16,500
営業利益               656            715         950          900
営業利益率             5.2%          5.2%         5.7%        5.5%

            既存事業の拡大と深耕
            海外向け販売の強化(寝装品・ホビー関連)
2020/11期
            100円ショップ向けやEコマースの販路を活用した事業拡大
 重点施策
            M&Aによる事業拡大
            既存事業の周辺領域でのM&A実施(検討)


                                                                 32
Ⅳ.株主還元




         33
資本政策・株主還元


①成長投資と安定的な株主還元のバランスを志向する。

②成長投資については、研究開発投資、M&A投資、設備投資、人財投
 資など、中長期的な企業価値の向上の観点から積極的に実行する。

③株主還元については、減配しない安定的な配当政策を継続する。配当
 性向30%を目安とし、利益水準に応じて配当を引き上げていく。
 自己株式取得を含む総合的な株主還元を充実させる。




                               34
1株あたり配当
   2019年11月期は、1株あたり年間26円を予定




                              35
配当指標




       36
Ⅴ.トピックス




          37
「ニッケ教育研究所」の設立
                                   様々な視点から教育を支援
                                 当社は、様々な視点から教育を支援する組織と
                                して一般社団法人ニッケ教育研究所を2019 年
                                10 月に設立しました。いま社会や企業では、新
                                たな価値を創造する人間力や情熱を持って問題
                                解決していく力が求められています。一方、学び
                                の場ではいじめや不登校などの問題が深刻化の
                                度合いを増しています。我々はSDGs が提唱する
                                〝誰も置き去りにしない〟という考え方を尊重し、
                                子どもたちの無限の可能性を拓く “教育”を支援
                                する活動を行います。
                                 昨今、学校制服が問題解決につながる可能性
                                があるという意見が出始めていることを受け、ま
                                ずは学校制服の効用について科学的に解明、そ
一般社団法人ニッケ教育研究所概要
                                の啓発活動を行ってまいります。将来的にはさま
                                ざまな視点からの教育支援を模索し、世界の未
理事長   :楠本 景央
理事/所長 :橋本 立志                    来を担う人材の輩出に貢献してまいりたいと考え
事業活動 :学校制服と教育との関連性についての調査研究 等   ています。

                                                           38
環境用高機能フィルター中国で生産設備を増強

                                      中国で環境ビジネスを拡大
                                  当社グループのアンビック㈱では、極細繊維のPTFE を
                                 使用して独自技術で製造する高機能フィルターバグ
                                 「ADMIREX ®」(アドミレックス)をゴミ焼却施設などの用
                                 途に向けて販売しています。
                                  同社は中国販売拠点である「安碧克(上海)貿易有限
                                 公司」(アンビック100%子会社)にて、深刻な大気汚染
                                 が社会問題となっている中国市場への販売に注力した
                                 結果、事業拡大の目途が立ちましたので、「ADMIREX
                                 ®」の生産拠点を従来の姫路本社工場から、中国での
                                 製造拠点となる「江陰安碧克特種紡織品有限公司」(同
高機能フィルターバグ「ADMIREX ®」(アドミレックス)
                                 100%子会社、江蘇省江陰市)へ移管の上、量産拡大
【投資内容】                           すべく設備投資を行うことを決定いたしました。
 工場家屋及びインフラ 2億円                   これにより、中国を中心としたグローバル市場への事業
 生産設備       5億円                  拡大を図るとともに、「ADMIREX ®」の高い捕集性能な
 総投資額       7億円
                                 どの機能を活かして、環境面にも貢献してまいります。
【稼働予定】
 2021年 初旬(予定)


                                                                   39
ニッケパークタウン
第8回SC大賞リノベーション賞受賞
                                        地域に寄り添う街づくり
                                      2019年4月、ニッケパークタウン(兵庫県
                                     加古川市)は全国の約3,220施設の中から、
                                     第8回SC大賞リノベーション賞を受賞しまし
                                     た。2016年に本館改装や西館新築等の
                                     ハード面と併せ、従来コンセプトの「地域密
                                     着」に「子育て応援SC」を加え、新たに5歳
                                     児を持つファミリー層をターゲットとしたソフ
                                     ト面の拡充を図る大規模リニューアルを実施
                                     しました。これにより、来館者数は約1.5倍
                                     と大幅に増加しました。また、運営面におい
一般社団法人日本ショッピングセンター協会   第47回定期総会の様子
                                     て2019年は、行政や学校、市民団体等と
                                     も、共同のイベントを開催する等、地域との
「日本SC大賞リノベーション賞」とは
                                     結びつきを深める取り組みを積極的に行っ
日本SC大賞は日本ショッピングセンター協会が主
                                     ております。今後もニッケグループでは、創
催し、全7受賞部門で構成される。リノベーション
賞はその一つで、「リニューアル実施等により、時代             業期から続く地域共生の精神を礎に、魅力
にあった、生き生きと再活性化したSC」に贈られる。            的な街づくり開発を進めてまいります。


                                                              40
Ⅵ.参考資料




         41
    羊毛相場・為替相場の推移について

AUC¢/kg                    円/US$




     ※EMI(豪州羊毛東部市場価格指標)
                          42
株価チャート         期間:2018/12/1∼2019/11/30 (直近1年)

<当社株価チャート>




<日経平均比較チャート>




               ニッケ
             日経平均




                                                43
          IRに関するお問い合わせ
         ニッケ(日本毛織株式会社)
        経営戦略センター総務法務広報室
           TEL 06-6205-6601


本資料中の業績予想、見通しおよび事業計画についての記述は、本決算発表日現在において入手可
能な情報に基づき作成したものであり、記載された将来の業績を保証するものではありません。




                                           44