3201 ニッケ 2020-01-15 15:00:00
2019年11月期 決算説明資料 [pdf]
2019年11月期
決算説明資料
2020年1月15日
ニッケ(日本毛織株式会社)
東証第1部 3201
1
2019年11月期ハイライト
2019年11月期実績は前期比で増収増益。営業利益は10
期連続で増益、売上高・利益は3期連続で過去最高値を更新
売上高 1,264.0億円 (前期比 14.4%増↑)
営業利益 104.7億円 (前期比 25.1%増↑)
経常利益 111.6億円 (前期比 22.3%増↑)
親会社株主に帰属する
当期純利益 65.2億円 (前期比 23.6%増↑)
2
目次
Ⅰ.2019年11月期 実績 P 4∼
Ⅱ.RN130第1次中計 総括 P13∼
Ⅲ.2020年11月期 業績予想 P23∼
Ⅳ.株主還元 P33∼
Ⅴ.トピックス P37∼
Ⅵ.参考資料 P41∼
3
Ⅰ.2019年11月期 実績
4
連結業績の概要について
実績 前期比増減 中計目標
(金額:百万円) 2017/11期 2018/11期 2019/11期 金額 比率 2019/11期
売上高 103,498 110,538 126,401 15,863 14.4% 120,000
営業利益 8,348 8,368 10,472 2,103 25.1% 9,000
営業利益率 8.1% 7.6% 8.3% 0.7% - 7.5%
経常利益 9,089 9,128 11,165 2,036 22.3% -
特別損益 -1,038 -695 -1,010 -314 - -
親会社株主に帰属
する当期純利益 5,270 5,274 6,520 1,246 23.6% 6,300
ROE 6.2% 6.0% 7.2% 1.2% - 7.0%
売上は衣料繊維が減収、産業機材、人とみらい開発、生活流通は増収
営業利益は各事業部とも好調に推移し前期比で増益
5
セグメント別業績の概要
実績 前期比増減 中計目標
(金額:百万円) 2018/11期 2019/11期 金額 比率 2019/11期
売上高 35,806 34,826 -980 -2.7% 44,000
衣料繊維 営業利益 1,882 2,506 623 33.1% 3,300
営業利益率 5.3% 7.2% 1.9% - 7.5%
売上高 22,213 25,784 3,571 16.1% 22,000
産業機材 営業利益 1,562 1,820 258 16.5% 1,692
営業利益率 7.0% 7.1% 0.1% - 7.7%
売上高 38,688 47,101 8,413 21.7% 40,000
人とみらい開発 営業利益 5,770 6,907 1,137 19.7% 6,250
営業利益率 14.9% 14.7% -0.2% - 15.6%
売上高 13,830 16,568 2,738 19.8% 15,000
生活流通 営業利益 715 950 234 32.8% 711
営業利益率 5.2% 5.7% 0.5% - 4.7%
その他・調整 売上高 - 2,120 2,120 - -1,000
営業利益 -1,562 -1,712 -149 - -2,953
売上高 110,538 126,401 15,683 14.4% 120,000
合計 営業利益 8,368 10,472 2,103 25.1% 9,000
営業利益率 7.6% 8.3% 0.5% - 7.5%
6
衣料繊維事業の概況
(単位:百万円)
売上高
前期比で減収増益
売上高 34,826百万円 2.7%減↓
営業利益 2,506百万円 33.1%増↑
営業利益 <業績概要>
学校制服用素材はほぼ前期並みに推移
一般企業制服用素材はオリンピックを契機
とした更改需要で、下期に販売が増加
売糸は高付加価値品に販売を絞り込んだ事
に加え、中国紡績工場売却により収益改善
羊毛原料価格高騰によるコストアップ等が
収益を圧迫
7
産業機材事業の概況
(単位:百万円)
売上高
前期比で増収増益
売上高 25,784百万円 16.1%増↑
営業利益 1,820百万円 16.5%増↑
営業利益 <業績概要>
今期より㈱エミーが通年で連結に寄与
車載電装品製造ラインのFA装置の販売が
好調に推移
中国では環境用フィルターの販売が引き続
き好調も、楽器用資材は下期に減速
車両向け不織布・縫製糸は堅調に推移
8
人とみらい開発事業の概況
(単位:百万円)
売上高
前期比で増収増益
売上高 47,101百万円 21.7%増↑
営業利益 6,907百万円 19.7%増↑
営業利益 <業績概要>
商業施設運営はリニューアル効果等で引き
続き好調に推移
介護関連は入居者数増加で好調
建設関連は大型工事の受注増加に加え、
販売用不動産の売却が業績に大きく貢献
保育関連は新規施設開園で売上拡大も先
行投資費用が増加
9
生活流通事業の概況
(単位:百万円)
売上高
前期比で増収増益
売上高 16,568百万円 19.8%増↑
営業利益 950百万円 32.8%増↑
営業利益 <業績概要>
今期より㈱AQUAが通年で連結に寄与
100円ショップ向け商材、生活家電・雑貨
等の販売が好調に推移
保険事業は引き続き堅調に推移
ホビー・クラフト分野はインク、スタンプとも
低調
10
連結貸借対照表/連結CF サマリー
(金額:百万円)
連結貸借対照表 2018/11 2019/11 増減 連結C/F 2018累計 2019累計 増減
流動資産 70,575 82,027 11,452 営業キャッシュフロー 5,812 13,694 7,881
固定資産 71,069 66,679 -4,389 投資キャッシュフロー -2,933 -3,143 -209
資産合計 141,644 148,707 7,062 財務キャッシュフロー -1,483 -2,923 -1,440
流動負債 38,355 40,353 1,997 現金及び現金同等物
の期末残高 17,425 25,013 7,587
固定負債 14,093 15,009 915
負債合計 52,449 55,362 2,912
株主資本 83,158 87,898 4,739
その他包括利益累計額
4,997 4,012 -985
非支配株主持分
1,039 1,434 395
純資産合計 89,195 93,344 4,149
負債・純資産合計 141,644 148,707 7,062
(自己資本比率) 62.2% 61.8% -0.4%
11
設備投資額/減価償却費推移
・ナインアワーズ新大阪駅(カプセルホテル)内装工事関連 約4億円
2019
・市川コルトンプラザ改修関連(別棟ツムグテラスリニューアル) 約9億円
主な投資案件 ・Kids Duo International市川(バイリンガル幼児園)出店関連 約3億円 等
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Ⅱ.RN130第1次中計 総括
13
RN130第1次中計 総括
2019年11月期は、RN130第1次中期経営計画で掲げた
(金額:百万円)
「売上高1,200億円以上、営業利益90億円以上」を達成
RN130第1次中計
2017/11期 2018/11期 2019/11期
(単位:百万円) 実績 実績 実績 中計目標
売上高 103,498 110,538 126,401 120,000
営業利益 8,348 8,368 10,472 9,000
営業利益率 8.1% 7.6% 8.3% 7.5%
経常利益 9,089 9,128 11,165 -
親会社株主に帰属する
当期純利益 5,270 5,274 6,520 6,300
ROE 6.2% 6.0% 7.2% 7.0%
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RN130第1次中計 セグメント別業績
RN130第1次中計
2017/11期 2018/11期 2019/11期
(単位:百万円) 実績 実績 実績 中計目標
売上高 35,957 35,806 34,826 44,000
衣料繊維 営業利益 2,017 1,882 2,506 3,300
営業利益率 5.6% 5.3% 7.2% 7.5%
売上高 20,545 22,213 25,784 22,000
産業機材 営業利益 1,657 1,562 1,820 1,692
営業利益率 8.1% 7.0% 7.1% 7.7%
売上高 34,470 38,688 47,101 40,000
人とみらい開発 営業利益 5,485 5,770 6,907 6,250
営業利益率 15.9% 14.9% 14.7% 15.6%
売上高 12,523 13,830 16,568 15,000
生活流通 営業利益 656 715 950 711
営業利益率 5.2% 5.2% 5.7% 4.7%
売上高 - - 2,120 -1,000
その他調整
営業利益 -1,469 -1,562 -1,712 -2,953
売上高 103,498 110,538 126,401 120,000
合計 営業利益 8,348 8,368 10,472 9,000
営業利益率 8.1% 7.6% 8.3% 7.5%
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RN130第1次中計 重点施策の総括
各事業の重点施策の総括
既存事業で収益体質を維持しつつ、海外を拡大する。加えて新規事業を発展させ売上・
利益の拡大を図る。
<達成できた項目>
積極的な設備投資と現場力向上による製造力強化(コストダウンと生産性向上)
衣料繊維
<進捗に遅れが見られる項目>
新規市場(防刃・防炎)の創出
海外事業(テキスタイル・売糸・ユニフォーム)の拡大
海外における生産・販売体制の構築を行い、ニッチな市場でシェアーNo.1、収益向上を
目指す。
<達成できた項目>
FA事業拡大による収益向上
産業機材 ㈱エミーのグループ化による海外販売体制の構築(海外拡販は2020年度以降に注力)
海外不採算事業の収益改善(ゴーセン海外2社収益改善、アンビック香港販社清算等)
<進捗に遅れが見られる項目>
ラケットスポーツ、フィッシング関連の収益拡大
環境用フィルターの中国での製造体制構築(2020年度着手)
16
RN130第1次中計 重点施策の総括
各事業の重点施策の総括
地域のニーズを捉え、具現化し、地域に住む人々の生活や心に元気、豊かさ、幸せを提
供し、未来を創り出していく。
<達成できた項目>
ニッケパークタウン・ニッケコルトンプラザのリニューアルによる顧客満足・収益性の向上
人とみらい開発
新規事業として保育事業への参入
フランチャイズ事業、キッズ事業(ピュアハートキッズランド)の拡大
<進捗に遅れが見られる項目>
一宮工場跡地(遊休地)の再開発
既存の事業の枠に捉われず、自由な発想で新規事業を発掘、開拓し、異業種分野にも
積極的に参入する。
<達成できた項目>
M&Aの実施による事業セグメントの拡大
生活流通 EC事業の拡大
<進捗に遅れが見られる項目>
新規事業の発掘(既存事業における新規開拓)
17
RN130ビジョンの達成に向けて
RN130ビジョンの最終年度となる2026年に向けて、目指すべき企業像を確実に実現し、過去
最高業績であった2019年度より更なる成長を目指すため、2020年度は単年度計画とし、RN
130第1次中計の3年間を検証するとともに、今後の中長期戦略を策定する1年間と致します
RN130ビジョンとは、
2016年に策定した、今後10年間のニッケグループの目指す方向性、企業像、経営戦略を再構築し、
中長期的な企業価値の向上を目指していくビジョンです。
準
RN130第1次中計 中長期戦略の遂行
備
2020年度は中長期的な成長に向けての準備期間
18
RN130ビジョンの達成に向けて
衣料繊維事業
国内市場の縮小を見据え、グローバルなバリューチェーンの構築とともに海
外事業を拡大していく
①海外市場での成長:海外事業の売上高構成比を20%へ
<中国スクールユニフォーム事業>
中国の学生人数は、小/中/高合わせて1億6,662万人(日本の12.5倍)
➡私立、特にハイクラス私学の高級学生服ニーズをターゲットに拡大していく
約14,000校
私立
(2011年比:117%)
約230,000校 私立の学校数は増加傾向
公立 (2011年比:77%)
2016年中国学校数(小/中/高) 中国での展示会の様子
②グローバルなバリューチェーン構築と工場の省力化・自動化による収益拡大
情報の共有化により生産バリューチェーンと販売バリューチェーンの密な連携を図る
外部生産バリューチェーン 密連携 密連携 外部販売バリューチェーン
19
RN130ビジョンの達成に向けて
産業機材事業
自動車・環境関連などの成長分野を中心に、グローバルへ収益を拡大
していく
②EVなど先端技術向けFA設備
①環境用高機能フィルター ・東日本に新工場を設立
・中国江蘇省へ工場増設 ・設計や製造の能力を拡充し
・ごみ焼却施設向けに販売拡大 先端設備の提供を拡大する
(中国シェア10%へ)
③EVなど環境車向け資材
・静音要求の高まりに応える資材の販売拡大
・EVモーター結束紐の販売拡大
・欧米やアジアなどグローバル営業拠点の拡充
20
RN130ビジョンの達成に向けて
人とみらい開発事業
街づくりの将来像を見据え、地域との繋がりを重視した複合的な街
づくり開発を推進していく
保育関連、キッズランドは
事業エリアを全国に拡大していく
複合的なサービスを展開
①ライフサポート関連
・保育関連、キッズランド事業の全国展開
・ゆかりの地域を中心とした介護事業拡大
ピュアハートキッズランド
・スポーツスクールの拡大
市川
一宮
②市川コルトンプラザエリアの総合開発
加古川
ゆかりの地域 ③所有資産から外部資産への不動産開
発の拡大
介護・保育の複合施設(市川市)
21
RN130ビジョンの達成に向けて
生活流通事業
ニッケグループの総合力を活かし、EC事業をさらに拡大していく
ニッケグループで扱う様々な商材を活かし海外でのEC事業を推進
SNSマーケティングなどの強化によるDtoC比率の向上
SPA(製造小売)化の推進
営 (参考)伸長する日本のEC市場
売 当社EC事業 売上高・営業利益推移 業
上 利
高 2019年 売上高 75.0億円 益
︵ (実績) 営業利益 4.2億円 ︵
棒 折
グ れ 2018
ラ 線
フ グ 約18兆円
︶ ラ
フ
︶
2010
約7兆
8千億円
2014年度 2015年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2026年度
実績
22
Ⅲ.2020年11月期 業績予想
23
2020年11月期 業績予想の概要
人とみらい開発事業で前期に建設工事の大型受注や販売用不動産
の売却があり、2020年11月期には商業施設のインフラ整備や通信
分野の事業再編を見込んでいるため、前期比減収減益の予想
売上高 1,100億円 (前期比 13.0%減↓)
営業利益 87億円 (前期比 16.9%減↓)
経常利益 90億円 (前期比 19.4%減↓)
親会社株主に帰属する
当期純利益 57億円 (前期比 12.6%減↓)
24
過去10年間の業績推移
過去10年間、安定的かつ着実な成長を達成
2020年度はこれまでの取組みと中長期的な成長に向けての準備・検証期間
(単位:百万円)
NN120ビジョン RN130ビジョン
NN120第1次中計 NN120第2次中計 RN130第1次中計
準備
準備
準備 検証
検証
検証
(予想)
25
事業環境認識
事業部 事業環境
ビジネスユニフォーム:2020年はオリンピック特需の反動で低調
売糸:国内毛糸(ウール)市場は縮小
衣料繊維事業 海外市場:スクールユニフォームは中国市場で拡大の見込み
羊毛原料価格:米中貿易摩擦や豪州干ばつの影響で先行き不透明
自動車関連分野:世界生産台数は鈍化傾向で先行き不透明も、EVや自動
運転関連の市場は拡大の見込み
産業機材事業 環境関連分野:中国は環境規制により市場拡大の見込み
その他産業用分野:日系メーカー向け家電関連は国内・海外市場とも縮小
生活用関連分野:スポーツ・釣具とも国内は成熟、楽器は中国市場が減速
ショッピングセンター:国内市場は飽和状態(ECの台頭)
人とみらい開発事業 介護・保育:国内市場は拡大の見込みも競争激化
Eコマース:引き続き市場拡大の見込み
生活流通事業 ホビー・クラフト:海外市場は拡大の見込み(EC市場が拡大)
26
2020年11月期 業績予想
2020年11月期の業績予想は前期比で減収減益の見通し
実績 予想 前期比増減
(金額:百万円) 2018/11期 2019/11期 2020/11期 金額 比率(%)
売上高 110,538 126,401 110,000 -16,401 -13.0%
営業利益 8,368 10,472 8,700 -1,772 -16.9%
営業利益率 7.6% 8.3% 7.9% -0.4% -
経常利益 9,128 11,165 9,000 -2,165 -19.4%
親会社株主に帰属する
当期純利益 5,274 6,520 5,700 -820 -12.6%
売上は衣料繊維、産業機材、人とみらい開発が減収
営業利益は衣料繊維が増益、産業機材、人とみらい開発、生活流通が減益
27
セグメント別業績予想
実績 予想 前期比増減
比率
(金額:百万円) 2018/11期 2019/11期 2020/11期 金額
(%)
売上高 35,806 34,826 34,000 -826 -2.4%
衣料繊維 営業利益 1,882 2,506 2,700 194 7.7%
営業利益率 5.3% 7.2% 7.9% 0.7% -
売上高 22,213 25,784 24,700 -1,084 -4.2%
産業機材 営業利益 1,562 1,820 1,700 -120 -6.6%
営業利益率 7.0% 7.1% 6.9% -0.2% -
売上高 38,688 47,101 31,800 -15,301 -32.5%
人とみらい開
営業利益 5,770 6,907 5,500 -1,407 -20.4%
発 営業利益率 14.9% 14.7% 17.3% 2.6% -
売上高 13,830 16,568 16,500 -68 -0.4%
生活流通 営業利益 715 950 900 -50 -5.2%
営業利益率 5.2% 5.7% 5.5% -0.2% -
売上高 - 2,122 3,000 878 41.4%
その他・調整
営業利益 -1,562 -1,712 -2,100 -388 -
売上高 110,538 126,401 110,000 -16,401 -13.0%
合計 営業利益 8,368 10,472 8,700 -1,772 -17.0%
営業利益率 7.6% 8.3% 7.5% -0.6% -
28
衣料繊維事業 2020/11期 重点施策
(金額:百万円)
RN130第1次中計
実績 予想
2017/11期 2018/11期 2019/11期 2020/11期
売上高 35,957 35,806 34,826 34,000
営業利益 2,017 1,882 2,506 2,700
営業利益率 5.6% 5.3% 7.2% 7.9%
国内利益の最大化
スクールユニフォーム生地価格10%の値上げを実施(2020/4∼)
受発注業務等の効率化(バリューチェーンのデジタル化)
2020/11期
重点施策
海外成長の最大化
中国でスクールユニフォーム事業のビジネスモデル構築
欧州向けテキスタイル事業の拡大(ブランド再構築)
29
防刃素材「P-TEX」
産業機材事業 2020/11期 重点施策
(金額:百万円)
RN130第1次中計
実績 予想
2017/11期 2018/11期 2019/11期 2020/11期
売上高 20,545 22,213 25,784 24,700
営業利益 1,657 1,562 1,820 1,700
営業利益率 8.1% 7.0% 7.1% 6.9%
エミーを活用した海外拡販の加速
北米・アジアをターゲットに車両向け資材の拡販
2020/11期
収益拡大に向けた事業拠点の拡充
重点施策
中国で環境用高機能フィルターの製造・販売強化
新工場設立によるFA設備の製造・販売強化(2020/7∼稼働予定)
30
防刃素材「P-TEX」
人とみらい開発事業 2020/11期 重点施策
(金額:百万円)
RN130第1次中計
実績 予想
2017/11期 2018/11期 2019/11期 2020/11期
売上高 34,470 38,688 47,101 31,800
営業利益 5,485 5,770 6,907 5,500
営業利益率 15.9% 14.9% 14.7% 17.3%
事業環境基盤の整備
通信分野における事業環境変化への対応(組織再編)
コルトンプラザの更なる魅力UPに向けた環境整備(インフラ関連)
2020/11期
重点施策 ライフサポート分野の事業拡大
介護・保育関連事業の拡大(介護・保育の複合施設・写真館運営)
スポーツ関連事業の収益強化(スクール事業の強化)
31
生活流通事業 2020/11期 重点施策
(金額:百万円)
RN130第1次中計
実績 予想
2017/11期 2018/11期 2019/11期 2020/11期
売上高 12,523 13,830 16,568 16,500
営業利益 656 715 950 900
営業利益率 5.2% 5.2% 5.7% 5.5%
既存事業の拡大と深耕
海外向け販売の強化(寝装品・ホビー関連)
2020/11期
100円ショップ向けやEコマースの販路を活用した事業拡大
重点施策
M&Aによる事業拡大
既存事業の周辺領域でのM&A実施(検討)
32
Ⅳ.株主還元
33
資本政策・株主還元
①成長投資と安定的な株主還元のバランスを志向する。
②成長投資については、研究開発投資、M&A投資、設備投資、人財投
資など、中長期的な企業価値の向上の観点から積極的に実行する。
③株主還元については、減配しない安定的な配当政策を継続する。配当
性向30%を目安とし、利益水準に応じて配当を引き上げていく。
自己株式取得を含む総合的な株主還元を充実させる。
34
1株あたり配当
2019年11月期は、1株あたり年間26円を予定
35
配当指標
36
Ⅴ.トピックス
37
「ニッケ教育研究所」の設立
様々な視点から教育を支援
当社は、様々な視点から教育を支援する組織と
して一般社団法人ニッケ教育研究所を2019 年
10 月に設立しました。いま社会や企業では、新
たな価値を創造する人間力や情熱を持って問題
解決していく力が求められています。一方、学び
の場ではいじめや不登校などの問題が深刻化の
度合いを増しています。我々はSDGs が提唱する
〝誰も置き去りにしない〟という考え方を尊重し、
子どもたちの無限の可能性を拓く “教育”を支援
する活動を行います。
昨今、学校制服が問題解決につながる可能性
があるという意見が出始めていることを受け、ま
ずは学校制服の効用について科学的に解明、そ
一般社団法人ニッケ教育研究所概要
の啓発活動を行ってまいります。将来的にはさま
ざまな視点からの教育支援を模索し、世界の未
理事長 :楠本 景央
理事/所長 :橋本 立志 来を担う人材の輩出に貢献してまいりたいと考え
事業活動 :学校制服と教育との関連性についての調査研究 等 ています。
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環境用高機能フィルター中国で生産設備を増強
中国で環境ビジネスを拡大
当社グループのアンビック㈱では、極細繊維のPTFE を
使用して独自技術で製造する高機能フィルターバグ
「ADMIREX ®」(アドミレックス)をゴミ焼却施設などの用
途に向けて販売しています。
同社は中国販売拠点である「安碧克(上海)貿易有限
公司」(アンビック100%子会社)にて、深刻な大気汚染
が社会問題となっている中国市場への販売に注力した
結果、事業拡大の目途が立ちましたので、「ADMIREX
®」の生産拠点を従来の姫路本社工場から、中国での
製造拠点となる「江陰安碧克特種紡織品有限公司」(同
高機能フィルターバグ「ADMIREX ®」(アドミレックス)
100%子会社、江蘇省江陰市)へ移管の上、量産拡大
【投資内容】 すべく設備投資を行うことを決定いたしました。
工場家屋及びインフラ 2億円 これにより、中国を中心としたグローバル市場への事業
生産設備 5億円 拡大を図るとともに、「ADMIREX ®」の高い捕集性能な
総投資額 7億円
どの機能を活かして、環境面にも貢献してまいります。
【稼働予定】
2021年 初旬(予定)
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ニッケパークタウン
第8回SC大賞リノベーション賞受賞
地域に寄り添う街づくり
2019年4月、ニッケパークタウン(兵庫県
加古川市)は全国の約3,220施設の中から、
第8回SC大賞リノベーション賞を受賞しまし
た。2016年に本館改装や西館新築等の
ハード面と併せ、従来コンセプトの「地域密
着」に「子育て応援SC」を加え、新たに5歳
児を持つファミリー層をターゲットとしたソフ
ト面の拡充を図る大規模リニューアルを実施
しました。これにより、来館者数は約1.5倍
と大幅に増加しました。また、運営面におい
一般社団法人日本ショッピングセンター協会 第47回定期総会の様子
て2019年は、行政や学校、市民団体等と
も、共同のイベントを開催する等、地域との
「日本SC大賞リノベーション賞」とは
結びつきを深める取り組みを積極的に行っ
日本SC大賞は日本ショッピングセンター協会が主
ております。今後もニッケグループでは、創
催し、全7受賞部門で構成される。リノベーション
賞はその一つで、「リニューアル実施等により、時代 業期から続く地域共生の精神を礎に、魅力
にあった、生き生きと再活性化したSC」に贈られる。 的な街づくり開発を進めてまいります。
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Ⅵ.参考資料
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羊毛相場・為替相場の推移について
AUC¢/kg 円/US$
※EMI(豪州羊毛東部市場価格指標)
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株価チャート 期間:2018/12/1∼2019/11/30 (直近1年)
<当社株価チャート>
<日経平均比較チャート>
ニッケ
日経平均
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IRに関するお問い合わせ
ニッケ(日本毛織株式会社)
経営戦略センター総務法務広報室
TEL 06-6205-6601
本資料中の業績予想、見通しおよび事業計画についての記述は、本決算発表日現在において入手可
能な情報に基づき作成したものであり、記載された将来の業績を保証するものではありません。
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