3201 ニッケ 2021-07-09 15:00:00
2021年11月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

  2021年11月期
第2四半期決算説明資料


           2021年7月9日

         ニッケ(日本毛織株式会社)

           東証第1部 3201


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ニッケグループの企業理念
                経営理念
             人と地球に「やさしく、あったかい」企業グループとして、
              わたしたちは情熱と誇りをもってチャレンジしていきます。
  mission
                グループビジョン
             未開の分野に目を向け、「高機能商品」「地域NO.1サービス」
              の開発と提供に挑戦し、みらい生活創造企業を目指します。
  vision
                 経営方針
               「全員がチャレンジ精神を持ち」「人が育つ」、生命⼒あふれた会社を目指します。
               お客様の声と研究開発から、独自性のある商品・サービスで市場を創造します。
               常に未来を⾒つめ、グローバルな視点に⽴ち、世界に広がるお客様と社会の発展に貢献します。

 value      
            
                多くの市場で勝ち抜くために、広く人財を求め、多様な「知」を結集して、事業を革新発展させます。
                お客様や株主様、社員、取引先、地域社会をはじめとした様々なステークホルダーとの永続的な
                信頼関係を築くことにより、持続的な成⻑と中⻑期的な企業価値の向上を目指します。


                                                           2
    ニッケグループのSDGs
人と地球に「やさしく、あったかい」企業グループとして、わたしたちは情熱と誇りをもってチャレンジし 、
持続可能な社会の実現と社会課題の解決に向けて貢献していきます。

 健康・快適への取り組み          安心・安全への取り組み          環境への取り組み
●地域に根差した街づくり、地域       ●安心・安全・快適な製品・サービ   ●天然素材であるウールの特性を
 密着型SC                 スの提供               生かした環境配慮素材の開発
●ライフサポート関連事業の拡大       ●トレース可能なバリューチェーン   ●環境フィルターの開発・提供によ
(保育、キッズランド、介護、スポーツ)    の構築                る環境問題の改善
●制服の普及を通じた教育環         ●技術革新の推進、基礎研究の     ●太陽光発電の設置による環境
 境への貢献                 促進                 負荷の低減
●環境教育プログラム・教育研                           ●回収・リサイクル活動の促進によ
 究所による教育支援活動                              る環境負荷の低減
●メディカル関連への取り組み                           ●省エネルギー活動の促進、CO2
                                          排出量の削減、廃棄物の削減




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ニッケグループの事業領域とサービス
                            セグメント内
  売上構成           事業領域       売上構成
                                               主な取り扱い商品・サービス

               ユニフォーム        85%    学校制服用素材/一般企業制服用素材/官公庁制服用素材
      ⾐料繊維     テキスタイル        10%    一般⾐料用素材
       事業      ヤーン            3%    売糸
27%            その他            1%    その他
               自動⾞関連         42%    FA/緩衝材/エアバッグ・シートベルト用縫製糸/モーター結束紐
      産業機材     環境関連           9%    フィルター/エネルギー関連設備
       事業      その他産業関連       29%    OA・家電向け資材/半導体関連部品
19%            生活関連          19%    ラケットスポーツ関連/フィッシング関連/楽器用資材

               開発関連          40%    商業施設運営/ 不動産賃貸/ソーラー売電事業/ 建設事業
      人とみらい
               ライフサポート       22%    保育・学童保育/ 介護/ スポーツ関連
      開発事業
               通信・新規サービス     37%    通信関連/キッズランド/フランチャイズ事業
33%

               寝装品・業務用品      32%    寝装品/航空機内膝掛毛布/災害備蓄用毛布
      生活流通     生活雑貨          47%    生活家電・雑貨/100円ショップ向け雑貨/家具/フィルム
       事業      ホビー・クラフト      16%    スタンプ用インク・スタンプ/乗馬用品/手編毛糸
21%            その他            5%    コンテナ販売/保険代理店/物流
※売上構成・セグメント内売上構成は2021年11月期 第2四半期実績ベース
※売上構成は全社売上高からその他・調整部門売上高1,801百万円を除いた売上高をベースに算出                         4
2021年11月期 ハイライト
 第2四半期実績
  ・前年同期⽐で減収、営業利益は増益
  ・特別損失として関係会社株式売却損等を計上した影響で親会社株主
   に帰属する四半期純利益は減益
 通期予想
  ・営業利益、経常利益は当初予想から上⽅修正
                                      2021.7.9時点
               2021年11月期             2021年11月期
               第2四半期実績     前年同期⽐       通期予想        前年同期⽐

売上高               50,532    3.7%減↓      107,000     2.0%増↑

営業利益               4,699   11.9%増↑         8,800    2.8%減↓

経常利益               4,401    8.2%減↓         8,400   33.6%減↓

                   1,044                   4,000
親会社株主に帰属する当期
純利益(四半期純利益)                62.5%減↓                 43.8%減↓

                                                           5
目次

 1. 2021年11月期 第2四半期実績   P 7〜
 2. 2021年11月期 業績予想      P19〜
 3. 株主還元                P32〜
 4. トピックス               P36〜

 5. 参考資料                P40〜



                               6
Ⅰ. 2021年11月期 第2四半期実績




                   7
第2四半期 連結業績概要
       営業利益は⾐料繊維と生活流通事業が好調で増益
                                                                2021.7.9
                       第2四半期実績                前年同期⽐増減           業績予想進捗

            2019/11期    2020/11期   2021/11期   ⾦額       ⽐率         ⽐率
(⾦額︓百万円)

 売上高         58,876      52,451     50,532    -1,918    -3.7%    47.2%

 営業利益          4,267      4,200      4,699      498    11.9%     53.4%

 営業利益率         7.2%        8.0%       9.3%     1.3%         -              -

 経常利益          4,403      4,794      4,401     -392     -8.2%    52.5%

 特別損益            294        -493     -2,178   -1,685        -              -
 親会社株主に帰属
 する四半期純利益      2,932      2,782      1,044    -1,737   -62.5%     26.1%

                                                                           8
第2四半期 セグメント別業績
                          第2四半期実績                   前年同⽐増減
          (⾦額︓百万円)   2020/11期     2021/11期     ⾦額            ⽐率
          売上高            14,694       13,224    -1,469        -10.0%
 ⾐料繊維事業   営業利益              683        1,021       338         49.5%
          営業利益率           4.6%         7.7%       3.1%              -
          売上高            10,443        9,170    -1,273        -12.2%
 産業機材事業   営業利益              725          460      -265        -36.6%
          営業利益率           6.9%         5.0%     -1.9%               -
          売上高            17,314       16,127    -1,187         -6.9%
 人とみらい
          営業利益            3,060        3,016       -43         -1.4%
 開発事業     営業利益率          17.7%        18.7%      1.0%               -
          売上高             8,422       10,209    1,787         21.2%
 生活流通事業   営業利益              540        1,004      463         85.8%
          営業利益率           6.4%         9.8%     3.4%               -
          売上高             1,577        1,801        223       14.2%
 その他・調整
          営業利益             -809         -805          5            -
          売上高            52,451       50,532    -1,918        -3.7%
   合計     営業利益            4,200        4,699       498        11.9%
          営業利益率           8.0%         9.3%      1.3%              -

                                                                   9
       第2四半期 ⾐料繊維事業
(単位︓百万円)
           売上高




                      前年同期⽐で減収増益
                  売上高    13,224百万円 10.0%減↓
                  営業利益   1,021百万円 49.5%増↑
           営業利益   <業績概要>
                   学校制服用素材は価格改定前の早期引取が旺
                    盛だった前年同期との⽐較では販売は低調も、収
                    益改善
                   官公庁制服用素材は警察用の需要が回復し堅調
                   一般企業制服用素材、売糸は新型コロナウイルス
                    の影響による市況悪化で不調
                   一般⾐料用素材は新型コロナウイルスの影響による
                    市況悪化も、組織再編効果等で収益改善

                                         10
       第2四半期 産業機材事業
(単位︓百万円)
           売上高




                        前年同期⽐で減収減益
                  売上高       9,170百万円 12.2%減↓
                  営業利益        460百万円 36.6%減↓
           営業利益   <業績概要>
                   ⾞両向け不織布・縫製糸、結束紐等は需要が回
                      復し堅調
                     ⾞載電装品製造ラインのFA装置は設備投資抑
                      制の影響で不調
                     半導体関連装置は需要増加で堅調
                     環境用フィルターは新型コロナウイルスの影響で低調
                     楽器用フェルト、フィッシング関連は堅調


                                            11
       第2四半期 人とみらい開発事業
(単位︓百万円)
           売上高




                      前年同期⽐で減収減益
                  売上高    16,127百万円    6.9%減↓
                  営業利益     3,016百万円   1.4%減↓
           営業利益   <業績概要>
                   商業施設運営、スポーツ関連は堅調
                   建設関連は大型案件のあった前年同期との⽐較で
                    は低調
                   保育・学童保育関連は新学年入園者増加で増収
                   キッズランド事業は新型コロナウイルスの影響で低調
                   通信関連は事業再編の影響で大幅減収も収益性
                    は改善


                                          12
       第2四半期 生活流通事業
(単位︓百万円)
           売上高




                      前年同期⽐で増収増益
                  売上高    10,209百万円 21.2%増↑
                  営業利益    1,004百万円 85.8%増↑
           営業利益   <業績概要>
                   EC向け一般寝装品は堅調も、災害用・航空機用
                    毛布の販売は新型コロナウイルスの影響で不調
                   官公庁向け感染防護⾐の販売が好調
                   店舗販売が主のホビー・クラフト分野は新型コロナウ
                   イルスの影響等で不調
                   EC向け生活家電・雑貨、家具、乗馬用品販売は
                    好調
                   100円ショップ向け雑貨、保険事業は前年同期並み

                                          13
新型コロナウィルス感染拡大の主な影響
  事業部           ネガティブ要素                  ポジティブ要素
           テキスタイル(国内外)、ヤーン分野は市況    ビジネスユニフォーム(官需)は市況回復の
            低迷が⻑期化                   兆し
 ⾐料繊維事業    ⽺毛原料価格は中国の需要回復で上昇
            (仕入コストUP)

           自動⾞向けFAは設備投資抑制の影響で      自動⾞向け資材関連、生活関連(楽器
            市況低迷                     用フェルト)は市況回復傾向
 産業機材事業

           キッズランド事業(大型室内遊園地)は      スポーツ(ゴルフ練習場)は利用者増加
 人とみらい      利用者減少が継続
 開発事業
           店舗販売が主のホビー・クラフト関連は市     前年の巣ごもり消費を契機にEC関連(家
            況低迷が継続                   電・雑貨・在宅勤務者向け家具等)の販
 生活流通事業                              売が増加




                                                       14
セグメント別 売上高 四半期推移
                   (単位︓百万円)




                         15
セグメント別 営業利益 四半期推移
                    (単位︓百万円)




※その他・調整額は除く
                          16
連結貸借対照表/CF サマリー                        (⾦額︓百万円)

       連結貸借対照表    2020/11            2021/5           増減
流動資産                    78,586            84,659            6,072
固定資産                    68,585            66,404           -2,180
資産合計                   147,172           151,064            3,891
流動負債                    37,030            40,293            3,262
固定負債                    14,426            14,682              255
負債合計                    51,457            54,975            3,518
株主資本                    92,124            90,938           -1,186
その他包括利益累計額                  1,797             3,461         1,664
非支配株主持分                     1,793             1,688          -104
純資産合計                   95,714            96,088              373
        連結C/F    2020/2Q累計          2021/2Q累計         増減
営業キャッシュフロー              3,115              7,171           4,056
投資キャッシュフロー              -3,300            -1,434           1,866
財務キャッシュフロー              4,037              2,482           -1,555
現⾦及び現⾦同等物の期末残高         29,006             38,280           9,274

                                                                17
設備投資額/減価償却費推移




               ・介護施設新設(3施設)       約 12.0億円
   2021年度      ・市川コルトンプラザインフラ工事   約 1.5億円
 第2四半期主な投資実績   ・工場設備改修他           約 2.1億円


                                             18
Ⅱ. 2021年11月期 業績予想




                    19
事業環境認識
                            事業環境
  事業部
                 短期~中期                    ⻑期
          ・ビジネスユニフォーム、テキスタイル、売   ・少子化による学生服市場の縮小
           糸はコロナの影響で市況低迷         ・カジュアル化やリモートワークによるビジネ
 ⾐料繊維事業   ・中国の需要回復に伴い⽺毛原料価格       スユニフォーム市場の縮小
           が上昇                   ・中国で学生服や制服ファッション(制服を
                                  モチーフとしたファッション)市場の拡大
          ・自動⾞関連(資材)は市況回復傾向      ・EVや自動運転関連需要の増加で
          ・環境関連、スポーツ関連分野等は市況      自動⾞関連分野市場の拡大
           低迷                    ・規制強化が進む中国で環境関連分野
 産業機材事業                           市場の拡大
                                 ・工場自動化、5G対応等のインフラ投
                                  資の加速でFA市場の拡大

          ・ショッピングセンター運営は来館者数は    ・介護、保育関連市場の拡大
 人とみらい     緩やかに回復                ・通信関連はさらに市場競争激化
 開発事業     ・キッズランド事業(屋内型遊園地)は
           コロナの影響で利用者減少

 生活流通事業   ・EC関連市場の拡大             ・EC関連市場の拡大


                                                    20
2021年11月期 業績予想
    前期⽐で減益を⾒込むも、生活流通事業が好調で
     営業利益、経常利益は当初予想から上⽅修正
                  実績                     予想               前期⽐増減
                                      2021/11期
           2019/11期   2020/11期                          ⾦額       ⽐率
(⾦額︓百万円)                         2021.1.14   2021.7.9

売上高         126,401    104,915   107,000      107,000   2,084     2.0%

営業利益         10,472      9,048      8,600       8,800    -248     -2.8%

営業利益率         8.3%       8.6%       8.0%         8.2%   -0.4%          -

経常利益         11,165     12,655      8,200       8,400   -4,255   -33.6%
親会社株主に帰
属する当期純利益      6,520      7,121      4,000       4,000   -3,121   -43.8%

                                                                      21
2021年11月期 セグメント別業績予想
                             実績                         予想                前期⽐増減
                                                  2021/11期
                  2019/11期    2020/11期                                   ⾦額       ⽐率
       (⾦額︓百万円)                             2021.1.14        2021.7.9
         売上高         34,826        31,399      32,000           32,000     600     1.9%
⾐料繊維     営業利益         2,506         2,216       2,700            2,700     483    21.8%
         営業利益率        7.2%          7.1%        8.4%             8.4%     1.3%         -
         売上高         25,784        19,057      22,000           22,000   2,942    15.4%
産業機材     営業利益         1,820         1,289       1,200            1,200      -89   -6.9%
         営業利益率        7.1%          6.8%        5.5%             5.5%    -1.3%         -
         売上高         47,101        34,468      33,000           33,000   -1,468   -4.3%
人とみらい
         営業利益         6,907         5,949       5,700            5,700     -249   -4.2%
 開発
         営業利益率       14.7%         17.3%       17.3%            17.3%     0.0%         -
         売上高         16,568        16,783      17,000           17,000     216     1.3%
生活流通     営業利益           950         1,168       1,100            1,300     132    11.3%
         営業利益率        5.7%          7.0%        6.5%             7.6%     0.6%         -
その他・     売上高          2,120         3,205        3,000           3,000    -205    -6.4%
 調整      営業利益        -1,712        -1,574       -2,100          -2,100    -525         -
         売上高        126,401       104,915     107,000          107,000   2,084     2.0%
 合計      営業利益        10,472         9,048       8,600            8,800    -248    -2.8%
         営業利益率        8.3%          8.6%        8.0%             8.2%    -0.4%         -

                                                                                     22
  2021年11月期 ⾐料繊維事業
                                  2021.7.9
                  実績                予想            前期⽐増減

           2019/11期   2020/11期   2021/11期    ⾦額             ⽐率
(⾦額︓百万円)

売上高          34,826     31,399      32,000        600        1.9%

営業利益          2,506      2,216       2,700        483       21.8%

営業利益率          7.2%       7.1%        8.4%    1.3%               -

            学校制服用素材は価格改定効果やコスト低減等で収益性改善も、
             流通在庫等の影響で販売減少の⾒込み。
 売上・利益      一般企業制服用素材は新型コロナウイルスの影響で市況低迷が⻑
主な増減要因       期化しており、減収減益の⾒込み。
            一般⾐料用素材、売糸は新型コロナウイルスの影響で市況低迷が⻑
             期化も、海外販売の拡大や組織体制⾒直し等で増収増益の⾒込み。

                                                                     23
                                              防刃素材「P-TEX」
  2021年11月期 産業機材事業
                                  2021.7.9
                  実績                予想            前期⽐増減

           2019/11期   2020/11期   2021/11期    ⾦額             ⽐率
(⾦額︓百万円)

売上高          25,784     19,057      22,000   2,942          15.4%

営業利益          1,820      1,289       1,200        -89       -6.9%

営業利益率          7.1%       6.8%        5.5%   -1.3%               -

            ⾞両向け不織布・縫製糸・結束紐等の資材関連は、前年第4四半期
             以降受注が回復しており、増収増益の⾒込み。
 売上・利益      ⾞載電装品製造ラインのFA装置は新型コロナウイルスの影響で、前
主な増減要因       期から受注状況が低迷しており、減収減益の⾒込み。
            ラケットスポーツ、フィッシング関連は新型コロナウイルスの影響を受けるも、
             前期に⽐べ収益改善の⾒込み。

                                                                     24
                                              防刃素材「P-TEX」
  2021年11月期 人とみらい開発事業
                                  2021.7.9
                  実績                予想            前期⽐増減

           2019/11期   2020/11期   2021/11期    ⾦額           ⽐率
(⾦額︓百万円)

売上高          47,101     34,468      33,000   -1,468       -4.3%

営業利益          6,907      5,949       5,700    -249        -4.2%

営業利益率         14.7%      17.3%      17.3%     0.0%             -

            商業施設運営は、新型コロナウイルス感染拡大により、進捗が遅れてい
             た修繕工事(修繕費増)の実施等の影響で減益の⾒込み。
 売上・利益      建設関連は、大型案件のあった前期との⽐較では減収減益の⾒込み
主な増減要因       も、今期から㈱中田工務店が通期で連結業績に寄与。
            保育事業は、計画通り事業が伸⻑しており⾚字幅縮小で増収増益
             ⾒込み。スポーツ関連は利用者増加で増収増益の⾒込み。

                                                                   25
  2021年11月期 生活流通事業
                                  2021.7.9
                  実績                予想            前期⽐増減

           2019/11期   2020/11期   2021/11期    ⾦額           ⽐率
(⾦額︓百万円)

売上高          16,568     16,783      17,000        216      1.3%

営業利益            950      1,168       1,300        132     11.3%

営業利益率          5.7%       7.0%        7.6%    0.6%             -

            ホビー・クラフト (スタンプ・スタンプ用インク)関連分野は、商流の⾒直し
             や海外販売の拡大により増収増益の⾒込み。
 売上・利益      EC向け生活家電・雑貨は、巣ごもり消費特需のあった前期から引き
主な増減要因       続き好調を維持し、増収増益の⾒込み。
            保険事業は、コロナ禍においても堅調に推移しており、前期並みの⾒
             込み。

                                                                   26
ニッケグループの今後の成⻑ドライバー


      ① 海外ビジネスの拡大

      ② 地域密着と再開発

      ③ 新しい売り⽅(EC販売)




                       27
①海外ビジネスの拡大
繊維・産業用資材等の国内市場は飽和・縮小傾向
事業環境(EV化、中国環境規制・制服ブレザー化等)を後押しに海外ビジネスを拡大

                                                       ターゲットエリア



                                                                      北⽶
 学生服・JKファッション   高級テキスタイル                欧州
                                 海外               中国

                                 拡販
                                                          私⽴学校
                                                          アパレルメーカー
                                                          ゴミ焼却施設
                                          高級アパレルメーカー
            モーター結束紐   緩衝材(不織布)                            自動⾞メーカー 等        自動⾞メーカー

環境用フィルター        EV自動⾞関連資材


 優位性・強み              ニッケグループに加わった
                                                             今後海外売上の
  独自の技術         ×     強⼒なパートナーのネットワーク
                        (エミー・第一織物・フジコーの販路・顧客)                 成⻑を加速

                                                                                     28
②地域密着と再開発
ライフサポート分野を中心とした地域密着型の複合的な事業展開と
保有資産の再開発で持続可能な社会の実現とともに安定した成⻑をめざす
        ライフサポート関連事業                              主な再開発候補エリア




 介護事業        保育事業           スポーツ(テニス)等

                                           ニッケコルトンプラザ(南側)   ニッケ一宮事業所遊休エリア
                                           (千葉県市川市)           (愛知県一宮市)
 ライフサポート事業を
複合的にドミナント展開




    加古川市                                     ニッケ東京ビル         ニッケ神⼾本店ビル
                     市川市                                     (兵庫県神⼾市)
    (兵庫県)                                   (東京都中央区)
                    (千葉県)
             一宮市                          優位性・強み
            (愛知県)
                            繊維ゆかりの地
                                          地域の生活に根差した事業・サービス
                                          再開発による資産価値再生

                                                                            29
③新しい売り⽅(EC販売)
ニッケグループにナイスデイ、ミヤコ商事、AQUAが加わりEC販売が近年拡大
グループ内の連携強化で今後さらに成⻑を加速させる
  EC販売・流通を主体とする3社売上高           約 82億円       ニッケグループで扱うEC関連商材




                                               寝装品      家具




                                              キッチン用品    家電




 優位性・強み
           ㈱ナイスデイ    ミヤコ商事㈱       ㈱AQUA         今後の展開
           製造・企画       流通      マーケティング・小売り
                                                EC販売ノウハウのグループ横展開
 得意分野                                           クロスセル(販路の共有)
    企画・製造・マーケティング・コンテンツ制作・販売・物流機能をグループ内で完結
                                                M&Aによる機能拡充 等

                                                                30
リニューアル・ニッケ130ビジョン(中⻑期ビジョン)
 今後10年間のニッケグループの目指す⽅向性、企業像、経営戦略を
 再構築し、中⻑期的な企業価値の向上を目指していく(2016年1月発表)
                                                        永続的な成⻑と発展を
                                                        遂げる企業グループへ




    第1次中期経営計画            第2次中期経営計画           RN130の具現化、さらにその先へ

    2017〜2019年度            2021〜2023年度         2026年度、さらにその先へ
ビジョンを具現化するためのフェーズ1と位   RN130へ向けて加速していく3年間と   未開の分野に目を向け、「高機能商品」
置付ける。各事業領域の芽を育て、その     位置付ける。新型コロナウイルスの影響を   「地域NO.1サービス」の開発と提供へ
発展を軌道に乗せる。             注視しながら着実に業績を回復させ、     挑戦し、各事業が描く「みらい生活創造
                       2019年に達成した過去最高の売上利    企業」を目指す。
                       益を更新する。

                                                                31
Ⅲ. 株主還元




          32
資本政策・株主還元


①成⻑投資と安定的な株主還元のバランスを志向する。

②成⻑投資については、研究開発投資、M&A投資、設備投資、人財投
 資など、中⻑期的な企業価値の向上の観点から内からの成⻑(設備投資)
 と外からの成⻑(M&A)のバランスの取れた投資を積極的に実⾏する。

③株主還元については、安定的な配当政策を継続する。配当性向30%、
 DOE(株主資本配当率)2%を目安とし、利益⽔準に応じて配当を引き
 上げていく。また、自己株式取得を含む総合的な株主還元を充実させる。



                                 33
1株あたり配当
   2021年11月期は、1株あたり年間27円を予定
                              予定
                              27円




                                34
配当指標




       35
Ⅳ. トピックス




           36
株式会社フジコーの完全子会社化
連携を強化し不織布事業をさらに拡大
日本毛織株式会社(以下「ニッケ」)及び株式会社フジコー(以下「フジコー」)は、2021年5月13日開催の両
社の取締役会において、ニッケを株式交換完全親会社、フジコーを株式交換完全子会社とする株式交換により完全
子会社化を実施することを決議し、両社間で株式交換契約を締結しました (効⼒発生日:2021年9月1日) 。
ニッケ・アンビック(ニッケ100%子会社)及びフジコーは、2020年5月14日に資本業務提携契約を締結し、主
に不織布事業において購買販売管理ノウハウや情報の共有、共同研究・開発、海外における販売網やネットワークの
相互利用等に取り組んで参りました。しかしながら、フジコーの上場会社としての独⽴性やフジコーの少数株主との利益
相反の可能性を考慮すると一定の限界があったことから、今般ニッケがフジコーを完全子会社とすることを決定しました。
今後は両社間の連携をさらに強化し、十分なシナジー効果を発揮できる体制を整備するとともに、ニッケグループ及び
フジコーグループの企業価値向上に努めて参ります。




                           ×
                                                        37
今春、大型介護施設を3施設開業
ニッケ介護村のさらなる拡大
ニッケグループは2021年3月、兵庫県 (加古川市) にグループホーム (認知症対応型共同生活介護) 、2021年4月、愛
知県 (一宮市) と兵庫県 (加古川市) に介護付き有料⽼人ホームを開業しました。ニッケグループでは兵庫県 (加古川市
) と愛知県 (一宮市) を中心に、一つのエリアで在宅生活から認知症支援、そして看取りまで、トータルでサポートする

ニッケ介護村構想を進めています。今後も、介護をはじめ、保育やスポーツ施設などのライフサポート事業を通じて、す
べての人が生きがいを持って活躍できる街づくりに注⼒してまいります。




  ニッケあすも加古川弐番館        ニッケてとて加古川弐番館          ニッケあすも一宮弐番館
  (介護付き有料⽼人ホーム)         (グループホーム)           (介護付き有料⽼人ホーム)


                                                            38
兵庫県加古川市に医療用ガウンを贈呈
地域医療を支える医療関係者の皆様へ
当社は新型コロナウイルス感染症対策への支援として、兵庫県加古川市(以下、加古川市)にアイソレー
ションガウン(医療用ガウン)1,000着を寄付しました。祖業の地となる加古川市では現在も、織物・フェル
ト・FA設備の製造、ショッピングセンター、介護・保育、スポーツ関連施設の運営等、幅広く事業を展開してい
ます。健康・快適への取り組みを重要課題の一つと位置付けるニッケグループは、これからも地域とともに社会課
題の解決に取り組んでまいります。




     加古川市役所での寄贈の様子              ニッケ超あんしんシリーズ
     (左)当社⼭﨑執⾏役員 (右)加古川市 岡田市⻑   「超あんしんアイソレーションガウン」

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Ⅴ. 参考資料




          40
    ⽺毛相場・為替相場の推移について

AUC¢/kg                          円/US$
          EMI(豪州⽺毛東部市場価格指標)推移




                                41
株価チャート          期間︓2020/6/1〜2021/5/31 (直近1年)
 <当社株価チャート>

                                               1120


                                               1050


                                                980



                                                910


                                                840



 <日経平均⽐較チャート>
   ニッケ                                         +37.5%
  日経平均
                                               +25.0%

                                               +12.5%


                                               0%

                                               ー12.5%


                                               ー25.0%




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本資料の取り扱いについて


  本資料中の業績予想、⾒通しおよび事業計画に関する記述等は、本決算発表日現在におい
 て入手可能な情報に基づき作成したものであり、記載された将来の業績を保証するものではありま
 せん。




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