3193 鳥貴族HD 2021-03-05 15:00:00
中期経営計画の見直しに関するお知らせ [pdf]
2021 年3月5日
各 位
会 社 名 株式会社鳥貴族ホールディングス
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 大倉 忠司
(コード番号:3193 東証第一部)
問合わせ 先 執行役員経営管理部部長 小畑 博嗣
( TEL. 06-6562-5333 )
中期経営計画の見直しに関するお知らせ
当社は、2019 年9月 18 日に公表した中期経営計画(2020 年7月期~2024 年7月期)について、
新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえ、見直しを実施いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.見直しの背景
当社は、2020 年 7 月期から 2024 年7月期を対象とする中期経営計画を公表し、その取り組み
を推進してまいりました。しかしながら、初年度にあたる 2020 年7月期から当期にかけて、新型
コロナウイルス感染症の拡大という未曽有の事態に直面し、その間、コロナ禍への対応を優先す
るなど、計画遂行に多大な影響を受けることとなりました。一方で、このような事業環境のもと
今後も成長 発展すべく計画見直しの議論を深め、
・ 今回改めて経営計画として策定したものです。
2.見直しの内容
見直し後の中期経営計画は、前回公表の計画と同様に 2024 年7月期を最終年度としております。
主には当社グループの主軸である鳥貴族事業の回復・強化と新業態の立ち上げ・育成によって、
コロナ禍のような事態への耐性を有する強固かつ成長性あるグループへの変革を目指す計画とし
ております。
その他詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
以 上
中期経営計画
(2021年8月~2024年7月)
株式会社 鳥貴族ホールディングス
証券コード : 3193
中期経営計画の見直しについて
• 見直しの背景
当社は、2020年7月期から2024年7月期を対象とする中期経営計画を公表し、その取り組みを推進
してまいりました。しかしながら、初年度にあたる2020年7月期から当期にかけて、新型コロナウ
イルス感染症の拡大という未曽有の事態に直面し、その間、コロナ禍への対応を優先するなど、計
画遂行に多大な影響を受けることとなりました。
一方で、このような事業環境のもと今後も成長・発展すべく計画見直しの議論を深め、今回改めて
経営計画として策定したものです。
2
グループ体制図
• 2021年2月1日付で持株会社体制へ移行
グループ戦略の立案、グループ管理
シナジー創出、新規事業の開発
㈱ 鳥貴族ホールディングス
代表取締役社長
大倉 忠司
鳥貴族直営店の運営
100%子会社 TCC事業、新独立モデルの運営(写真右)
㈱ 鳥貴族
代表取締役社長
江野澤 暢男
直営 387店舗 直営 1店舗
TCC 235店舗 (テスト店舗)
※TCC:鳥貴族カムレードチェーン
※店舗数はいずれも2月末時点
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鳥貴族ホールディングスグループ 共通理念
永遠の理念 うぬぼれ
永遠の使命 外食産業の社会的地位向上
永遠の目的 永遠の会社
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目指す姿/3カ年グループ戦略
鳥貴族のDNA(チキン、均一価格、国産)をもった業態で、
10年後の
日本全国、そして海外へも進出し、世の中を明るくしていく
目指す姿
グローバルチキンフードカンパニーとなる
コロナ禍のような事態への耐性を有する
強固かつ成長性あるグループへの変革
新規事業 鳥貴族事業
・コロナ禍でも通用する新業態の立ち上げ ・マーケティング強化による成長軌道への回帰
3カ年 (既存店売上の回復、新規出店の再開)
グループ戦略 ・複数店舗展開による業態の確立
・採算管理、生産性の強化による収益性向上
・直営、FCでの積極展開へ向けた体制づくり
経営インフラ
・グループ計画実行の監督・支援
・事業間シナジーや次の事業のタネを創出
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新規事業の創出・育成
鳥貴族のDNAを有する、新たな業態
TORIKI BURGER
(トリキバーガー)
業態概要
• 鳥貴族と同様に、使用する食材はすべて国産とするチキンバーガー専門店
• 朝食からディナーまでの営業とし、イートインのみならずテイクアウト、ドライブスルー、デリバリーを想定
• 鳥貴族のDNAを受け継ぎ、低価格・高価値の商品構成を予定
• 現在、2021年8月の1号店オープンを予定しており、現時点の候補地は東京23区
• 開発中であるため店舗詳細は随時お知らせしてまいります
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新規事業の創出・育成
開発目標
• 最終年度時点で、10~20店舗体制を目指す
• 当3カ年で、業態確立・FC制度の構築を完了させ、次期中期経営計画で直営・FCにて展開加速
• 業態開発及び新規出店に係る総投資枠は当3カ年で20億円を計画
3カ年店舗数イメージ
最終年度
10~20店舗
次期中期経営計画で
直営店・FC店の積極展開
2022/7
36期 2023/7
37期 2024/7
38期
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鳥貴族事業の強化
主軸事業である鳥貴族は居酒屋業界に属するため、新型コロナウイルス感染症の動向等の外的要因に
よって業績が左右される可能性は排除できないが、以下の想定をもって計画を立案
≪立案時の想定≫
• ワクチン開発の実現・普及や社会活動の新型コロナウイルス感染症への適応により、2021年5月以
降は自治体からの時短要請等は限定的なものと想定し、居酒屋業界の消費も徐々に回復へ向かう
• コロナ禍での接触制限の経験や働き方・コミュニケーションのデジタル化の進展から「人と人とが
顔を合わせるコミュニケーションの場」という居酒屋ならではの存在価値は根強く残る
• また、コロナ禍により居酒屋業態からの撤退や廃業があったことから、競争の軟化が期待される。
加えて、撤退したチェーンが再参入・強化する動きは限定的な状況が続く
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鳥貴族事業の強化
• 高いブランド認知を来店につなげるため、マーケティング強化を念頭に置いた新たな組織体制とし、
当初の中期経営計画を踏襲した重要施策を推進
• なお、新規事業創出の優先順位を引き上げたことから、当計画では海外進出は盛り込まず、国内のみ
での回復・展開に注力する
課題 中計期間における重点施策
店舗売上高の回復と Ⅰ.マーケティング戦略の立案と推進
成長トレンドへの転換 ➢ マーケティング本部による広告宣伝、キャンペーン施策推進
売上高向上
新規出店による Ⅱ.新規出店の再開と本格化
事業拡大の再開 ➢ 年間5~10店舗の直営店新規出店
グループの挑戦を支えられる Ⅲ.強固な採算管理体制の確立
➢ アメーバ経営による採算管理体制の維持・強化
利益改善
収益体質の構築
➢ オペレーションの見直し等による生産性向上
Ⅳ.新独立制度の運用開始
社員のモチベーション向上 ➢ テスト店舗での検証
➢ 早期の制度開始と独立者輩出
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鳥貴族事業の強化
• 店舗開発部、商品部、マーケティング部を擁するマーケティング本部が、店舗展開・商品開発・プロ
モーションを一気通貫で行う体制とし、売上高向上のための活動を推進する
• 他方、管理本部がアメーバ経営を担うことで、積極的な事業展開と採算管理を両立する
• 事業会社はこれらに集中する一方で、ホールディングスが検討・企画を進め生産性の向上を実現する
㈱ 鳥貴族ホールディングス
管理本部がアメーバ経営の浸透・定着を担い、 鳥貴族ホールディングスの研究開発部門や購買部門が企画・検討し、
採算管理体制を維持・強化 生産性の向上を実現する
㈱ 鳥貴族
鳥貴族の4Pを一気通貫で企画・推進する体制
管理本部 営業本部 マーケティング本部 とし、店舗展開や商品開発と連動した広告宣
伝・キャンペーン施策の頻度・質を強化
(4P:Product/Price/Place/Promotion)
店 商 マ
舗 品 ー
開 部 ケ
発 テ
部 ィ
ン
グ
部
10
数値計画
• 経営目標
コロナ禍からの回復に時間を要することや、新規事業での先行投資を織り込むことから、当初の中期経営目標か
ら目標水準を引き下げる
2024年7月期 目標 見直し前 今回 ※連結
売上高 450 億円 370 億円
営業利益率 8.0 % 5.9 %
• 3カ年の設備投資計画
グループ合計 設備投資総額(3カ年合計) 44 億円
鳥貴族 新規出店 12 億円
生産性向上 6 億円
既存店投資
(改装・厨房機器入替)
6 億円
TORIKI BURGER 業態開発・新規出店 20 億円
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財務方針/株主還元方針
• 財務方針
計画期間においては成長へ向けた投資を積極化していくが、コロナ禍により悪化した財務健全性を踏まえ、
営業キャッシュ・フローの水準を注視しながらフリーキャッシュ・フローのプラス水準維持を目指す
また、利益創出と対コロナ禍有利子負債の着実な返済を通して自己資本比率を改善する
中期財務目標
• フリーキャッシュ・フローのプラス水準維持
• 自己資本比率 30~40%までの回復
• 株主還元方針
毎期の業績、財政状況を勘案しつつ、将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら配当に
よる利益還元を安定的かつ継続的に実施する
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中期経営計画(要約)
長期ビジョン/10年後の目指す姿
鳥貴族のDNA(チキン、均一価格、国産)をもった業態で、
日本全国、そして海外へも進出し、世の中を明るくしていく
グローバルチキンフードカンパニーとなる
業
績
鳥貴族
コロナ禍から脱却
成長軌道に回帰するとともに 中期目標
挑戦を支えられる収益体質へ 売上高 370億円、営業利益率 5.9%
コロナ禍のような事態への耐性を有する
強固かつ成長性あるグループへ変革
TORIKI BURGER
TORIKI
BURGER
業態開発、2桁店舗体制を実現
直営、FCでの積極展開を実現できる体制・制度を構築
時間
2021/8 2024/7
当中期経営計画
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長期ビジョンへ向けて
長期ビジョン/10年後の目指す姿
鳥貴族のDNA(チキン、均一価格、国産)をもった業態で、
業
績 日本全国、そして海外へも進出し、世の中を明るくしていく
鳥貴族
グローバルチキンフードカンパニーとなる
着実な国内出店による安定成長
米国を足掛かりとした海外進出
TORIKI BURGER
TORIKI 直営店・FC店の積極展開、出店加速
BURGER ゆくゆくは海外にも展開し、
鳥貴族と比肩する事業へと育てる
中期目標
売上高 370億円
営業利益率 5.9%
TORIKI
BURGER
新事業創出
新事業 第3、第4の創業
TORIKI
BURGER 継続的に新規事業創出に取り組む
新事業
TORIKI
BURGER 鳥貴族のDNA
時間
2021/8 当中期経営計画 2024/7 14
注意事項
• この資料は投資家の参考に資するため、株式会社鳥貴族ホールディングス(以下、当社)の現状をご理解いただく
ことを目的として、当社が作成したものであり、当社株式の購入を勧誘するものではありません。
• 当資料に記載された内容は、発表日時点において一般的に認識されている経済・社会等の情勢および当社が合理的
と判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される可
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• 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含み
ます。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述
とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。
• それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内およ
び国際的な経済状況が含まれます。
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