3189 J-ANAP 2021-07-12 15:00:00
2021年8月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

              2021年8月期       第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                     2021年7月12日
上 場 会 社 名   株式会社ANAP                  上場取引所      東
コ ー ド 番 号   3189                 URL https://www.anap.co.jp/
代   表   者   (役職名) 代表取締役社長      (氏名) 家高 利康
問合せ先責任者     (役職名) 執行役員 経営企画部長  (氏名) 豊田 陽介              (TEL)                         03-5772-2717
四半期報告書提出予定日       2021年7月15日  配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無        :無


                                                                                 (百万円未満切捨て)
1.2021年8月期第3四半期の連結業績(2020年9月1日~2021年5月31日)
(1)連結経営成績(累計)                                                (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                    親会社株主に帰属
                      売上高                営業利益               経常利益
                                                                    する四半期純利益
                     百万円         %       百万円           %     百万円         %            百万円           %
 2021年8月期第3四半期       3,842 △6.3    △484   -    △475  -      △644  -
 2020年8月期第3四半期       4,098 △8.8    △337   -    △308  -      △425  -
 (注) 包括利益 2021年8月期第3四半期 △644 百万円 ( -%) 2020年8月期第3四半期 △425 百万円 ( -%)
 
                                潜在株式調整後
                    1株当たり
                                  1株当たり
                   四半期純利益
                                 四半期純利益
                             円   銭                 円   銭
  2021年8月期第3四半期     △143.12    -
  2020年8月期第3四半期      △98.08    -
 
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失である
       ため記載しておりません。

(2)連結財政状態
                      総資産                純資産               自己資本比率
                             百万円                   百万円                   %
 2021年8月期第3四半期          2,538                       720             28.4
 2020年8月期               2,728                     1,362             50.0
(参考) 自己資本 2021年8月期第3四半期    720 百万円             2020年8月期     1,362 百万円
 

 
 

2.配当の状況
                                         年間配当金

                第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                       期末           合計
                     円   銭       円   銭         円   銭        円     銭          円   銭
     2020年8月期         -    0.00                    -            3.00         3.00
     2021年8月期         -    0.00                    -
     2021年8月期(予想)                                               0.00         0.00
    (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無           :     無
 
 
 

3.2021年8月期の連結業績予想(2020年9月1日~2021年8月31日)
                                                                       (%表示は、対前期増減率)
                                                                  親会社株主に帰属   1株当たり
               売上高           営業利益               経常利益
                                                                   する当期純利益   当期純利益
               百万円       %   百万円         %         百万円      %          百万円       %              円 銭
       通期       5,168 △8.7 △628 -    △615 -   △787 -   △174.61
    (注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
        連結業績予想の修正については、本日(2021年7月12日)公表いたしました「希望退職者の募集結果、特別損
        失の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
※       注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                         : 無

        (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

        新規   -社   (社名)   -、除外   -社   (社名)   -
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                         : 無
 

 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①    会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                        : 無

    ②    ①以外の会計方針の変更                               : 無

    ③    会計上の見積りの変更                                : 無

    ④    修正再表示                                     : 無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
    ①    期末発行済株式数(自己株式を含む)            2021年8月期3Q   4,854,800株   2020年8月期     4,815,800株

    ②    期末自己株式数                      2021年8月期3Q    333,507株    2020年8月期      333,507株

    ③    期中平均株式数(四半期累計)               2021年8月期3Q   4,503,293株   2020年8月期3Q   4,341,648株
 
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        (将来に関する記述等についてのご注意)
         本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
        判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
        績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当た
        っての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将
        来予測情報に関する説明」をご覧ください。
     
                                             株式会社ANAP(3189)
                                      2021年8月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2

    (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2

    (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4

    (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6

         四半期連結損益計算書

          第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 6

         四半期連結包括利益計算書

          第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 7

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8

        (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8

        (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8

        (追加情報) …………………………………………………………………………………………… 8

        (セグメント情報) …………………………………………………………………………………… 9

    3.その他 …………………………………………………………………………………………………… 10

        継続企業の前提に関する重要事象等 ………………………………………………………………… 10




                          ― 1 ―
                                                株式会社ANAP(3189)
                                         2021年8月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
      当第3四半期連結累計期間(自 2020年9月1日 至 2021年5月31日)におけるわが国経済は、新型コロナ
     ウイルス感染症拡大に伴う経済活動の抑制により、非常に厳しい状況となりました。感染拡大防止策と経済活動
     の両立が図られ、個人消費に一部持ち直しの動きがみられたものの、2020年秋以降、国内の感染者数が再度増加
     傾向へ転じ、2021年に入ってからは1月に2度目の緊急事態宣言が発令、3月に一旦解除されたものの、4月に
     は3度目の緊急事態宣言となりました。当該期間における経済の打撃は非常に大きく、足元でも感染収束につい
     ては先行き不透明な状況が継続しており、消費の回復には至っていない状況が継続しております。
      当社が属するカジュアルファッション業界におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出
     自粛やインバウンド需要の消失、さらにテレワークの普及や生活環境の変化によるファッション衣料品需要への
     影響から、前連結会計年度より引き続き、非常に厳しい経営環境が継続しております。
      このような状況の下、当社は引き続き、インターネット販売事業や本社機能においてはテレワークで業務を遂
     行するなどの対応をとってまいりました。インターネット販売事業においては、コロナ禍において起こっている
     ファッションECサイトのサービス競争激化及び在庫処分を目的とした値引き競争過熱の影響もあり、既存客数は
     減少しており、当該事象への対応が急務となっております。当社スタッフによるSNSやオンライン接客を通じての
     発信により、当社ブランド、当社ECサイトの魅力をより一層伝えながら事業運営を進めております。店舗販売事
     業においては、当第3四半期連結累計期間において8店舗を新規出店致しました。新規出店戦略については、コ
     ロナ後の環境を想定しながら、採算管理を徹底し、慎重に進めていく方針です。
      期初からの販売動向につきましては、9月から11月初旬までは比較的堅調に推移しておりましたが、前述の新
     型コロナウイルス感染者数再拡大の影響により、徐々に低調となり、度重なる緊急事態宣言により一層厳しくな
     りました。加えて冬場は気温が平年より高く推移したことによる重衣料の苦戦、4月以降は緊急事態宣言の対象
     地域である北海道、東京、関西、中国地方の店舗は休業、対象外地域においても時短営業を余儀なくされる状況
     となり、当第3四半期連結累計期間の販売も非常に厳しい結果となりました。
      足元ではワクチンの普及等により感染拡大収束も期待されますが、当社としましては、この状況が今後も一定
     期間継続することも想定し、当該経営環境にも耐えうる事業構造への転換を図っております。希望退職制度の実
     施、組織体制の変更、業務効率化等、改革の施策は着実に進んでおり、全社員一丸となってこの危機を乗り切り、
     業績回復に取り組んでまいります。連結子会社ANAPラボについては、従来のファッション事業とは異なる新規事
     業等も含めて引き続き事業拡大を目指しております。
      この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,842百万円(前年同四半期比6.3%減)となりまし
     た。売上高が減少したことによる粗利益の減少の影響を受け、営業損失484百万円(前年同四半期は営業損失337
     百万円)、経常損失475百万円(前年同四半期は経常損失308百万円)となりました。また、店舗及びインターネ
     ット販売事業のソフトウェアにおける減損損失、希望退職制度の実施に伴う事業構造改善引当金繰入額を計上す
     るとともに、税効果会計における繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額を計上したことにより、親会社
     株主に帰属する四半期純損失644百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失425百万円)となり
     ました。

      セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

     (インターネット販売事業)
      インターネット販売事業につきましては、前述したとおりファッションECサイトのサービス競争激化の影響も
     あり売上高が減少しております。そのような状況の中、業務効率化や人員の適正配置など事業効率を上げる取り
     組みを進めております。
      以上により、売上高は1,955百万円(前年同四半期比18.2%減)、セグメント損失は160百万円(前年同四半期
     はセグメント損失1百万円)となりました。

     (店舗販売事業)
      店舗店舗販売事業につきましては、前連結会計年度末より出店8店舗を行った結果、当第3四半期連結会計期
     間末における店舗数は36店舗になりました。当連結会計年度は緊急事態宣言の影響はあったものの、全店舗の休
     業には至っておらず、また新規出店を進めた結果、売上高が増加しております。一方で、新規出店に伴う初期投
     資費用が増加しております。
      以上により、売上高は1,766百万円(前年同四半期比17.0%増)、セグメント損失は108百万円(前年同四半期
     はセグメント損失84百万円)となりました。

     (卸売販売事業)
      卸売販売事業につきましては、既存の取引先に対する販売減少に伴い、売上高が減少しております。
      以上により、売上高は93百万円(前年同四半期比43.8%減)、セグメント損失は9百万円(前年同四半期はセ
     グメント損失13百万円)となりました。



                             ― 2 ―
                                                株式会社ANAP(3189)
                                         2021年8月期 第3四半期決算短信



(2)財政状態に関する説明
     (流動資産)
      当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は1,689百万円となり、前連結会計年度末に比べ323百万
     円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が164百万円、受取手形及び売掛金が76百万円、商品及び製品が
     46百万円、その他が35百万円それぞれ減少したことによるものです。

     (固定資産)
      当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は848百万円となり、前連結会計年度末に比べ132百万円
     増加いたしました。これは、有形固定資産が82百万円、無形固定資産が7百万円、敷金及び保証金が53百万円そ
     れぞれ増加した一方で、投資その他の資産のその他が10百万円減少したことによるものです。

     (繰延資産)
      当第3四半期連結会計期間末における繰延資産の残高は0百万円となり、前連結会計年度末に比べ0百万円減
     少いたしました。

     (流動負債)
      当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,458百万円となり、前連結会計年度末に比べ419百万
     円増加いたしました。これは主に、買掛金が32百万円、短期借入金が350百万円、事業構造改善引当金が93百万円
     それぞれ増加した一方で、未払法人税等が23百万円、その他が37百万円それぞれ減少したことによるものです。

     (固定負債)
      当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は359百万円となり、前連結会計年度末に比べ32百万円増
     加いたしました。これは、退職給付に係る負債が2百万円、資産除去債務が22百万円、その他が7百万円それぞ
     れ増加したことによるものです。

     (純資産)
      当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は720百万円となり、前連結会計年度末に比べ642百万円減
     少いたしました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行により資本金及び資本剰余金が14百万円増加
     した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失計上に伴い利益剰余金が644百万円、配当金の支払により利益剰
     余金が13百万円それぞれ減少したことによるものです。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
     当第3四半期連結累計期間までの業績動向を踏まえ、2021年4月12日に公表いたしました通期の連結業績予想を
    修正いたしました。詳細につきましては、本日(2021年7月12日)公表の「希望退職者の募集結果、特別損失の計
    上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。




                            ― 3 ―
                                             株式会社ANAP(3189)
                                      2021年8月期 第3四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                  (単位:千円)
                        前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                       (2020年8月31日)          (2021年5月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                        858,718              694,192
   受取手形及び売掛金                     337,290              260,879
   商品及び製品                        710,428              663,657
   仕掛品                               529                   64
   原材料及び貯蔵品                        4,795                2,883
   その他                           103,645               68,179
   貸倒引当金                         △3,008                 △712
   流動資産合計                      2,012,399            1,689,144
 固定資産
   有形固定資産                        232,815              314,850
   無形固定資産                         36,593               44,409
   投資その他の資産
     敷金及び保証金                     275,996              329,630
     その他                         170,556              160,032
     投資その他の資産合計                  446,552              489,662
   固定資産合計                        715,961              848,922
 繰延資産                                125                   78
 資産合計                          2,728,486            2,538,144
負債の部
 流動負債
   買掛金                           192,252              224,415
   短期借入金                         600,000              950,000
   未払法人税等                         26,954                3,862
   賞与引当金                          21,000               19,500
   ポイント引当金                        16,777               22,115
   事業構造改善引当金                          -                93,353
   資産除去債務                             -                   997
   その他                           182,344              144,733
   流動負債合計                      1,039,329            1,458,978
 固定負債
   退職給付に係る負債                     166,918              169,074
   資産除去債務                        115,870              138,583
   その他                            43,409               51,395
   固定負債合計                        326,197              359,053
 負債合計                          1,365,526            1,818,031




                    ― 4 ―
                                            株式会社ANAP(3189)
                                     2021年8月期 第3四半期決算短信


                                                 (単位:千円)
                       前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                      (2020年8月31日)          (2021年5月31日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                          407,339             414,807
   資本剰余金                        718,049             725,518
   利益剰余金                        432,877            △225,075
   自己株式                       △195,430             △195,430
   株主資本合計                     1,362,835             719,819
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                      94                  264
   その他の包括利益累計額合計                     94                  264
 新株予約権                               29                   29
 純資産合計                        1,362,959              720,113
負債純資産合計                       2,728,486            2,538,144




                   ― 5 ―
                                              株式会社ANAP(3189)
                                       2021年8月期 第3四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                        (単位:千円)
                      前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                        (自 2019年9月1日            (自 2020年9月1日
                        至 2020年5月31日)           至 2021年5月31日)
売上高                              4,098,752                3,842,409
売上原価                             1,771,947                1,706,020
売上総利益                            2,326,805                2,136,388
販売費及び一般管理費                       2,663,993                2,620,646
営業損失(△)                          △337,187                 △484,258
営業外収益
 受取利息                                     7                       4
 受取配当金                                   33                      33
 受取補償金                                  442                       4
 還付加算金                                  241                      15
 物品売却益                                  338                      -
 助成金収入                               30,687                  12,502
 その他                                  1,197                     913
 営業外収益合計                             32,948                  13,474
営業外費用
 支払利息                                1,766                    2,157
 為替差損                                1,528                    1,965
 その他                                   602                      759
 営業外費用合計                             3,897                    4,882
経常損失(△)                           △308,136                 △475,666
特別損失
 減損損失                               53,573                   11,042
 事業構造改善引当金繰入額                           -                    93,353
 特別損失合計                             53,573                  104,396
税金等調整前四半期純損失(△)                   △361,709                 △580,062
法人税、住民税及び事業税                         5,426                    6,085
法人税等調整額                             58,671                   58,358
法人税等合計                              64,098                   64,443
四半期純損失(△)                         △425,808                 △644,506
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)               △425,808                 △644,506




                      ― 6 ―
                                           株式会社ANAP(3189)
                                    2021年8月期 第3四半期決算短信


  四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                    (単位:千円)
                   前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                     (自 2019年9月1日           (自 2020年9月1日
                     至 2020年5月31日)          至 2021年5月31日)
四半期純損失(△)                     △425,808                △644,506
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                      △64                     169
 その他の包括利益合計                        △64                     169
四半期包括利益                        △425,872               △644,336
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益               △425,872               △644,336




                   ― 7 ―
                                            株式会社ANAP(3189)
                                     2021年8月期 第3四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。


    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
     該当事項はありません。


    (追加情報)
     (新型コロナウイルス感染拡大による影響)
      前連結会計年度の有価証券報告書の追加情報に記載した新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や収束時
     期等を含む仮定において、当連結会計年度中に概ね正常化すると仮定しておりましたが、現状の新型コロナウイ
     ルス感染症の感染状況を踏まえ、当該感染拡大に伴う影響が翌連結会計年度末までに徐々に正常化するとの仮定
     に変更し、固定資産の減損会計や繰延税金資産の回収可能性に関する会計上の見積りを行っております。
      なお、この仮定は不確実性が高いため、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化した場合には、将来におけ
     る財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。




                            ― 8 ―
                                                                  株式会社ANAP(3189)
                                                           2021年8月期 第3四半期決算短信


   (セグメント情報)
    【セグメント情報】
 前第3四半期連結累計期間(自 2019年9月1日 至 2020年5月31日)
 1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                             (単位:千円)
                               報告セグメント                                         四半期連結
                                                               その他       調整額   損益計算書
                 インターネット                                       (注)1      (注)2   計上額
                  販売事業
                             店舗販売事業 卸売販売事業            計                         (注)3

売上高

    外部顧客への売上高    2,389,867   1,510,366   165,678   4,065,912    32,839       -    4,098,752
 セグメント間の内部売上高
                        -          -          -           -         -        -          -
 又は振替高
         計       2,389,867   1,510,366   165,678   4,065,912    32,839       -    4,098,752

セグメント利益又は損失(△)     △1,770     △84,246    △13,533    △99,550      9,058 △246,696   △337,187

 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、ライセンス事業等を含んで
       おります。
     2.セグメント利益又は損失の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用246,696千円が含まれ
       ております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない当社の管理部門等における一般管理費でありま
       す。
     3.セグメント利益又は損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整しております。

 2. 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
                                                                           (単位:千円)
                               報告セグメント                                            四半期連結
                                                                その他       調整額
                                                                                  損益計算書
                 インターネット                                       (注)1      (注)2
                  販売事業
                             店舗販売事業 卸売販売事業            計                            計上額

減損損失               43,500       3,105         -      46,606        -      6,966     53,573
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、ライセンス事業等を含んで
      おります。
    2.「調整額」の金額は、各報告セグメントに帰属しない全社資産です。

 当第3四半期連結累計期間(自 2020年9月1日 至 2021年5月31日)
 1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                             (単位:千円)
                               報告セグメント                                         四半期連結
                                                               その他       調整額   損益計算書
                 インターネット                                       (注)1      (注)2   計上額
                  販売事業
                             店舗販売事業 卸売販売事業            計                         (注)3

売上高

    外部顧客への売上高    1,955,598   1,766,828    93,191   3,815,618    26,791       -    3,842,409
 セグメント間の内部売上高
                        -          -          -           -         -        -          -
 又は振替高
         計       1,955,598   1,766,828    93,191   3,815,618    26,791       -    3,842,409

セグメント利益又は損失(△)   △160,861    △108,742    △9,672    △279,275      1,569 △206,552   △484,258

 (注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、ライセンス事業等を含んで
       おります。
     2.セグメント利益又は損失の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用206,552千円が含まれ
       ております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない当社の管理部門等における一般管理費でありま
       す。
     3.セグメント利益又は損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整しております。

 2. 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    重要性が乏しいため、記載を省略しております。




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                                           株式会社ANAP(3189)
                                    2021年8月期 第3四半期決算短信


3.その他
 継続企業の前提に関する重要事象等
  当社グループは、前連結会計年度(2020年8月期)において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け厳しい
 経営環境となり、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失、営業活動によるキャッシュ・フローの
 マイナスを計上いたしました。
  当連結会計年度(2021年8月期)におきましても、同様に新型コロナウイルス感染症拡大による度重なる緊急事
 態宣言の発出等、経営環境は厳しい状況が継続しており、2期連続して営業損失、経常損失、親会社株主に帰属す
 る当期純損失、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上する見込みであります。
  これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
  しかしながら、当第3四半期連結会計期間末において、694百万円の現金及び預金を有しており、また取引銀行7
 行と当座貸越契約を締結し、未実行残高に十分な余裕がある状態であり、資金繰りには支障はないと考えておりま
 す。
  また、当第3四半期連結会計期間末における自己資本残高は、720百万円であるため、自己資本が著しく脆弱とい
 う状況にはありません。
  さらに当社グループは継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況を早期に解消するため以下
 の対応策に取り組んでまいります。


  ①店舗販売、インターネット販売の融合
   新型コロナウイルス感染症拡大の影響により社会構造、お客様の購買行動に大きな変化が起こっている中、当
  社グループにおいては、店舗販売、インターネット販売の両主軸販売チャネルについて、垣根を取り払い、相互
  に集客ツールとしての位置づけを目指しております。具体的にはライブコマース、SNSマーケティング等を通じ
  て、顧客とのコミュニケーションを徹底的に強化し、シームレスな環境での販売環境を実現することで、収益力
  の改善を実現いたします。


  ②経費構造の抜本的見直し
   新型コロナウイルス感染症拡大の影響は先行きが見通せず、当社としましては、この厳しい経営環境が一定期
  間継続することも想定しております。そのような場合にも継続して事業運営が行えるよう、経費構造については
  抜本的な見直しを遂行中です。具体的には、希望退職制度の実施等による人件費削減、在庫圧縮による物流経費
  削減、組織体制や業務の見直しによる効率化等を通じて、既存の固定費の圧縮を強力に推進いたします。


  以上により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。




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