3185 M-夢展望 2021-05-14 12:30:00
2021年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 夢展望株式会社 上場取引所 東
コード番号 3185 URL https://www.dreamv.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 社長執行役員 (氏名) 青木 陽介
問合せ先責任者 (役職名) 取締役常務執行役員 管理本部長 (氏名) 田上 昌義 TEL 072-761-9293
定時株主総会開催予定日 2021年6月24日 有価証券報告書提出予定日 2021年6月25日
配当支払開始予定日 ―
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期の連結業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社の所有者に帰
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益 当期包括利益合計額
属する当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 6,019 △23.5 △450 ― △509 ― △507 ― △507 ― △495 ―
2020年3月期 7,871 13.8 △71 ― △175 ― △169 ― △169 ― △175 ―
親会社所有者帰属持分
基本的1株当たり当期利益 希薄化後1株当たり当期利益 資産合計税引前利益率 売上高営業利益率
当期利益率
円銭 円銭 % % %
2021年3月期 △41.46 △41.46 ― △14.2 △7.5
2020年3月期 △14.46 △14.46 ― △4.5 △0.9
(2) 連結財政状態
親会社の所有者に帰属す 親会社所有者帰属持 1株当たり親会社所有者帰
資産合計 資本合計
る持分 分比率 属持分
百万円 百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 3,468 197 197 5.7 14.88
2020年3月期 3,684 376 376 10.2 32.02
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 147 △0 423 1,357
2020年3月期 26 △104 44 790
2. 配当の状況
年間配当金 親会社所有者帰属
配当金総額(合計) 配当性向(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 持分配当率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2021年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2022年3月期(予想) ― 0.00 ― 0.00 0.00 ―
3. 2022年 3月期の連結業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に帰属す 基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前利益
る当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 6,713 11.5 174 ― 139 ― 132 ― 10.78
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 13,271,400 株 2020年3月期 11,748,000 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 76 株 2020年3月期 76 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 12,245,278 株 2020年3月期 11,747,946 株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通しなどの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績などは様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項などについては、添付資料4ページ「1.経営成績
等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
・当社は以下のとおり投資家向け説明会を開催する予定です。この説明会で配布した資料については、開催後速やか
に当社ホームページで掲載する予定です。
2021年5月31日(月)機関投資家・アナリスト向け決算説明会(動画配信)
夢展望株式会社(3185) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
(3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 11
(6)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 11
1.セグメント情報 ………………………………………………………………………………………………… 11
2.企業結合 ………………………………………………………………………………………………………… 13
3.1株当たり情報 ………………………………………………………………………………………………… 14
4.後発事象 ………………………………………………………………………………………………………… 15
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夢展望株式会社(3185) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2020年4月1日から2021年3月31日まで)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染
症の感染が拡大する中、政府・地方自治体より緊急事態宣言が発出され、百貨店やショッピングセンターなど多く
の商業施設の休業や営業時間短縮、インバウンド需要の急減、外出自粛による消費マインドの著しい低下など過去
に類をみない事態が発生し、先行きが不透明な状況となっております。
当社グループの中核事業が属するアパレル小売業界におきましても、新型コロナウイルス感染症による商業施設
等の休業や営業時間短縮、外出自粛による消費マインドの著しい低下など大きな影響を受け、極めて厳しい経営環
境が続いております。
このような状況の下、当社グループの中核事業であるアパレル事業におきましては、新型コロナウイルス感染症
の拡大により、中国やイタリアなど海外からの仕入商品の納期遅延が発生し仕入計画に狂いが生じ、当連結会計年
度においてもその影響を受けることとなりました。また、2020年4月及び2021年1月に政府・地方自治体より緊急
事態宣言が発出され、全国的な外出自粛要請、百貨店やショッピングセンターなど多くの商業施設の休業や営業時
間短縮など過去に類を見ない事態が発生し、感染症拡大の防止策を講じながら営業を再開しているものの、消費者
の購買意欲の著しい低下、店舗の休業などによりアパレル事業に大きな影響を受けております。
しかしながら、このような厳しい状況下においても、既存ブランドの「DearMyLove」は引き続き好調であり、ま
た、前期に立ち上げた新ブランド「rectangle」もファッション通販サイト「ZOZOTOWN」のランキングで1位を獲
得するヒット商品が生まれるなど成長を見せております。また、当連結会計年度において、不採算店舗の閉鎖及び
希望退職者の募集並びに海外(中国)子会社の事業縮小などの収益構造の最適化に向けた施策を推し進めており、
これらによる地代家賃・物流費・人件費等コストの大幅な削減が見込まれ、キャッシュ・フローについては今後大
きく改善する見通しであります。
ジュエリー事業におきましては、前連結会計年度に、当社グループに参画して以来初めて通期で営業黒字を計上
するなど好調に推移しておりましたが、当連結会計年度においては、アパレル事業と同様に、新型コロナウイルス
感染症の拡大により、消費者の外出自粛、実店舗の休業など大きな影響を受けました。
トイ事業におきましては、厳しい経営環境の中でも引き続き好調を維持しており、売上収益、営業利益ともに前
期を上回る業績となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上収益は6,019百万円(前期比23.5%減少)、営業
損失は450百万円(前期は営業損失71百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失は507百万円(前期は親会社の
所有者に帰属する当期損失169百万円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(アパレル事業)
アパレル事業におきましては、当社及び連結子会社であるナラカミーチェジャパン株式会社が行っている事業で
あり、当連結会計年度におきましては、上述のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大の大きな影響を受け、前期
を下回る結果となりました。しかしながら、新たなブランドや新たな戦略並びに収益構造の最適化が成果を見せ始
めており、新型コロナウイルス感染症の影響は今後も予断を許さない状況ではあるものの、新たな戦略を軸として
来期以降の挽回を図る所存であります。
以上の結果、当連結会計年度のアパレル事業の売上収益は3,957百万円(前期比28.6%減少)、営業損失は359百
万円(前期は営業利益53百万円)となりました。
(ジュエリー事業)
ジュエリー事業におきましては、連結子会社である株式会社トレセンテが行っている事業であり、婚約指輪・結
婚指輪等のブライダルジュエリーを中心とする宝飾品の販売を行っております。当連結会計年度におきましては、
アパレル事業と同様に、消費者の外出自粛、実店舗の休業など、新型コロナウイルス感染症拡大の大きな影響を受
け、前期を下回る結果となりました。
以上の結果、当連結会計年度のジュエリー事業の売上収益は858百万円(前期比26.5%減少)、営業利益は59百
万円(前期比61.7%減少)となりました。
(トイ事業)
トイ事業におきましては、少子化や消費者ニーズの多様化、中華圏における人件費の高騰という、依然として厳
しい環境にはあるものの、主要取引先への販売を中心に好調に推移しており、売上収益及び営業利益は前期を上回
る結果となりました。
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夢展望株式会社(3185) 2021年3月期 決算短信
以上の結果、当連結会計年度のトイ事業の売上収益は1,199百万円(前期比6.2%増加)、営業利益は59百万円
(前期比34.1%増加)となりました。
(コンサルティング事業)
コンサルティング事業におきましては、EC事業推進支援等のコンサルタント業務を行っておりましたが、新型
コロナウイルス感染拡大により、全体的な事業構造の見直しと当社グループの中核事業であるアパレル事業に集中
するための体制作りを図っております。
以上の結果、当連結会計年度のコンサルティング事業の売上収益は3百万円(前期比89.9%減少)、営業損失は
28百万円(前期は営業損失2百万円)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
① 総資産
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ215百万円減少し、3,468百万円となりました。
② 流動資産
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて72百万円増加し、3,220百万円となりまし
た。この主な要因は、現金及び預金が564百万円増加した一方で、営業債権及びその他の債権が62百万円、棚卸資
産が376百万円、その他の流動資産に含まれる前渡金が52百万円減少したこと等によるものであります。
③ 非流動資産
当連結会計年度末における非流動資産は、前連結会計年度末に比べて288百万円減少し、247百万円となりまし
た。この主な要因は、減損損失計上等により有形固定資産が60百万円、無形資産が135百万円減少したこと及びそ
の他の非流動資産に含めている差入保証金が92百万円減少したこと等によるものであります。
④ 負債合計
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ37百万円減少し、3,270百万円となりました。
⑤ 流動負債
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて286百万円減少して2,524百万円となりまし
た。この主な要因は、有利子負債が148百万円、営業債務及びその他の債務が115百万円、引当金が25百万円減少し
たこと等によるものであります。
⑥ 非流動負債
当連結会計年度末における非流動負債は、前連結会計年度末に比べて249百万円増加して746百万円となりまし
た。この主な要因は、長期借入金の調達等により有利子負債が301百万円増加したこと等によるものであります。
⑦ 資本
当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べて178百万円減少して197百万円となりました。
この主な要因は、新株予約権行使により資本金・資本準備金が合計で316百万円増加したものの、当期損失を507百
万円計上したこと等によるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ566百万円
増加し、1,357百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりでありま
す。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は147百万円(前期比121百万円増加)となりました。これは主に、減損損失の計上
205百万円、売上債権の減少が50百万円、棚卸資産の減少が375百万円あったこと及び税引前当期損失509百万円を
計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は0百万円(前期比104百万円減少)となりました。これは主に、当期において設備
投資等を圧縮した影響等によるものであります。
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夢展望株式会社(3185) 2021年3月期 決算短信
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は423百万円(前期比378百万円増加)となりました。これは主に短期借入金の純増
減額が43百万円、長期借入金の返済による支出が64百万円、リース負債の返済による支出が320百万円あったもの
の、新規長期借入金の調達成功による資金増加が540百万円、新株予約権行使が行使されたことに伴う株式発行に
よる収入が322百万円あったことによるものであります。
(4)今後の見通し
現時点において、当社グループの中核事業が属するアパレル小売業業界は、新型コロナウイルス感染症による消
費者の節約志向は継続することが予想され、百貨店やショッピングモールの商業施設の営業時間の短縮や営業休
止、さらには国内インバウンド需要の低迷、外出自粛による消費マインドの冷え込み等に伴う消費需要の落ち込み
については、回復までに一定の期間を要するものと予測され、引き続き厳しい環境が続くものと思われます。
このような環境のもと、ますます複雑化・高度化する経営課題に対応するため、経営体制の見直しを進めており
ます。取締役及び取締役会は、経営の管理・監督機能に集中し、執行役員は、権限移譲も含め業務執行機能に集中
できる体制とすることで、それぞれの役割を明確に分離し、業務執行と業績回復のスピードアップを図ってまいり
ます。
また、引き続き、MD(マーチャンダイジング)・商品企画の充実化、SPA戦略の見直し、店舗別の販売戦略
の強化など各種施策を継続し、中核事業の発展に努めてまいります。当社のミッションとして掲げる「夢展望らし
いカワイイ、カッコいいを安心して手軽に楽しんでもらい新たな顧客=ファンを創造すること」をさらに深化させ
るため、お客様の求める商品の企画力向上はもちろんのこと、お客様に訪問していただくサイトやSNSのビジュ
アル面を強化し、見ているだけでわくわくするような、そして、より楽しんでお買い物をしていただけるような大
幅なイメージ刷新を図ってまいります。
加えて、多様化するお客様の消費行動に対応すべく、SNSを強化すること等によりお客様とのコミュニケーシ
ョンを増やし、多くのお客様にアクセスしていただくための仕組みも大幅に刷新してまいります。具体的には、前
期スタートさせた「ゆめてん プロジェクト」を加速させ、新たな顧客層を開拓、話題性・マーケット創造にチャ
レンジしてまいります。「ゆめてん プロジェクト」とは、潜在マーケットへファッションを届ける夢展望の新し
い挑戦であり、ファッションとサブカルチャーを融合した新しい発見と新しいファッションを展開します。「ゆめ
てん」は夢展望の愛称として派生したブランドであり、レトロ感とあたらしさを感じる日本のカルチャーとファッ
ションを発信するわかりやすいアイコンとなっています。
さらに、新しい運営体制のもと、社員一人ひとりが自らの利益貢献を強く意識し主体的に行動できるよう、損益
の見える化・経費コントロールできる体制を整えております。同時に、前期からすすめている経費削減・見直しも
継続することで、固定費を削減しさらなる効率化策として、自社サイトのカートシステムのリプレイスや物流費改
善にむけた取り組みを行って参ります。
これらについて、グループ各社にも情報やノウハウを共有し、グループ全体の拡大に取り組んでまいります。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、前連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症拡大による中国生産工場の停止により商
品調達の遅延などが発生し、営業損失及び当期損失を計上し、また、金融機関からの借入金におけるコベナンツ
(財務制限条項)の抵触による返済条項の履行の困難性が見込まれ、さらに、当連結会計年度においても、新型コ
ロナウイルス感染症拡大の影響に伴う売上収益の減少及び休業補償、並びに、リストラクチャリングの一環として
行った早期退職に伴う割増退職金の支給及び店舗の閉鎖等固定資産の減損損失に係る費用等の特別損失をその他営
業費用として計上している結果、前期に引続き、営業損失及び当期損失を計上しております。
これらの状況を複合的に勘案した結果、前連結会計年度に引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるよ
うな事象又は状況が見受けられます。
しかしながら、当該事象又は状況を解消するため、当連結会計年度において収益構造の最適化を推進し、販管費
の大幅な削減によるキャッシュ・フローの改善、金融機関からの新規の長期借入による資金調達、また、来期の業
績改善施策のため、不採算店舗からの撤退・統合や固定人件費削減等のリストラクチャリングの実行、更には親会
社からのファイナンス支援の実行だけでなく新株予約権の発行・行使による資本増強を図ることに成功しており、
当該事象及び状況は解消される見込みであることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと
判断しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上ならびにグループにおける会計基準統一を
目的として、2018年3月期より国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産
流動資産
現金及び預金 859,595 1,424,555
営業債権及びその他の債権 543,116 480,316
棚卸資産 1,660,480 1,284,834
その他の流動資産 85,014 30,763
流動資産合計 3,148,207 3,220,470
非流動資産
有形固定資産 102,225 41,418
無形資産 148,053 13,175
その他の非流動資産 285,705 193,303
非流動資産合計 535,984 247,897
資産合計 3,684,191 3,468,368
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 441,219 326,020
有利子負債 1,902,459 1,754,087
未払法人所得税 2,383 -
引当金 144,467 118,912
その他の流動負債 319,873 325,180
流動負債合計 2,810,404 2,524,201
非流動負債
有利子負債 206,624 507,651
引当金 149,034 111,364
繰延税金負債 52,854 47,253
その他の非流動負債 89,139 80,436
非流動負債合計 497,653 746,706
負債合計 3,308,057 3,270,907
資本
資本金 475,012 637,032
資本剰余金 442,770 596,603
その他の資本性金融商品 600,000 600,000
利益剰余金 △1,115,249 △1,621,953
自己株式 △85 △85
その他の資本の構成要素 △26,313 △14,134
親会社の所有者に帰属する
376,133 197,461
持分合計
資本合計 376,133 197,461
負債及び資本合計 3,684,191 3,468,368
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上収益 7,871,838 6,019,848
売上原価 3,932,272 3,305,966
売上総利益 3,939,566 2,713,881
販売費及び一般管理費 3,915,003 2,945,164
その他の収益 32,586 202,522
その他の費用 128,309 421,460
営業損失(△) △71,159 △450,220
金融収益 214 3,859
金融費用 104,201 63,536
税引前当期損失(△) △175,146 △509,897
法人所得税費用 △5,275 △2,156
当期損失(△) △169,870 △507,740
当期損失(△)の帰属
親会社の所有者 △169,870 △507,740
当期損失(△) △169,870 △507,740
1株当たり当期損失(△)
基本的1株当たり当期損失(△)(円) △14.46 △41.46
希薄化後1株当たり当期損失(△)(円) △14.46 △41.46
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連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期損失(△) △169,870 △507,740
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定 3,683 1,036
純損益に振り替えられることのない項目合
3,683 1,036
計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △8,918 11,423
純損益に振り替えられる可能性のある項目
△8,918 11,423
合計
その他の包括利益合計 △5,234 12,459
当期包括利益 △175,104 △495,280
当期包括利益の帰属
親会社の所有者 △175,104 △495,280
当期包括利益 △175,104 △495,280
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(3)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 資本
注記 資本 その他資本性 利益
資本金 自己株式 資本の 合計 合計
剰余金 金融商品 剰余金
構成要素
2019年4月1日残高 475,012 442,770 - △349,792 △72 △8,234 559,683 559,683
会計方針の変更による累積
的影響額
- - - △608,432 - - △608,432 △608,432
会計方針の変更を反映した
当期期首残高
475,012 442,770 - △958,224 △72 △8,234 △48,748 △48,748
当期損失(△) - - - △169,870 - - △169,870 △169,870
その他の包括利益 - - - - - △5,234 △5,234 △5,234
当期包括利益合計 - - - △169,870 - △5,234 △175,104 △175,104
自己株式の取得 - - - - △12 - △12 △12
新株予約権の失効 - - - 9,161 - △9,161 - -
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替
- - - 3,683 - △3,683 - -
その他資本性金融商品 - - 600,000 - - - 600,000 600,000
所有者との取引額合計 - - 600,000 12,845 △12 △12,845 599,987 599,987
2020年3月31日残高 475,012 442,770 600,000 △1,115,249 △85 △26,313 376,133 376,133
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 資本
注記 資本 その他資本性 利益
資本金 自己株式 資本の 合計 合計
剰余金 金融商品 剰余金
構成要素
2020年4月1日残高 475,012 442,770 600,000 △1,115,249 △85 △26,313 376,133 376,133
当期損失(△) - - - △507,740 - - △507,740 △507,740
その他の包括利益 - - - - - 12,459 12,459 12,459
当期包括利益合計 - - - △507,740 - 12,459 △495,280 △495,280
新株の発行 161,862 161,862 - - - - 323,725 323,725
新株予約権の行使 157 157 - - - △315 - -
新株予約権の発行 - - - - - 1,071 1,071 1,071
株式発行費用 - △8,187 - - - - △8,187 △8,187
その他の資本の構成要素
から利益剰余金への振替
- - - 1,036 - △1,036 - -
所有者との取引額合計 162,020 153,832 - 1,036 - △280 316,608 316,608
2021年3月31日残高 637,032 596,603 600,000 △1,621,953 △85 △14,134 197,461 197,461
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
注記 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益又は損失(△) △175,146 △509,897
減価償却費及び償却費 125,345 117,887
減損損失 111,612 205,388
受取利息及び受取配当金 △214 △3,859
支払利息 53,969 40,281
売上債権の増減 256,864 50,712
棚卸資産の増減 38,289 375,645
仕入債務の増減 △144,779 7,182
引当金の増減 △118,112 △49,740
その他 △75,380 △55,586
小計 72,448 178,014
利息及び配当金の受取額 214 3,859
利息の支払額 △35,470 △28,144
法人所得税の支払額 △10,923 △5,952
営業活動によるキャッシュ・フロー 26,269 147,777
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額 - 7,965
有形固定資産の取得による支出 △23,200 △73,318
無形資産の取得による支出 △97,739 △6,827
差入保証金の差入による支出 △1,553 △6,437
差入保証金の回収による収入 19,443 79,381
その他 △1,862 △1,410
投資活動によるキャッシュ・フロー △104,913 △646
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額 △107,595 △43,238
長期借入れによる収入 - 540,000
長期借入金の返済による支出 △104,000 △64,000
リース負債の返済による支出 △343,864 △320,578
新株予約権の発行による収入 - 756
株式の発行による収入 - 322,646
株式発行費用の支出 - △6,794
その他資本性金融商品の発行による収入 600,000 -
その他 △122 △5,559
財務活動によるキャッシュ・フロー 44,418 423,232
現金及び現金同等物に係る換算差額 1,446 △3,867
現金及び現金同等物の増減額 △32,779 566,494
現金及び現金同等物の期首残高 823,480 790,700
現金及び現金同等物の期末残高 790,700 1,357,195
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(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)連結財務諸表に関する注記事項
1.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメント
を基礎に決定しております。
当社グループは、経営組織の形態、製品・サービスの特性及び販売市場の類似性に基づき、複数の事業セグ
メントを集約した上で、アパレル事業、ジュエリー事業、トイ事業及びコンサルティング事業の4つを報告セ
グメントとしております。
アパレル事業は、幅広い年齢層の女性を主なお客様として、衣料品・靴・雑貨等のファッション関連商品を
EC(イーコマース)サイトにおいて販売すること並びに幅広い年齢層の女性をお客様として、ブラウスを中
心とする衣料品を百貨店等の店頭において販売することをメインの事業としております。ECサイトにおいて
の販売では、商品企画から製造・小売までを一貫して行うSPA(Speciality Store Retailer of Private
Label Apparel)の手法を採っており、自社スタジオでの商品撮影、画像加工、WEBページへのアップも一
貫して自社で行っております。
ジュエリー事業は、婚約指輪・結婚指輪等のブライダルジュエリーを中心とする宝飾品の販売を行ってお
り、札幌から福岡までの主要都市において、単独店やファッションビル、ホテルなどに11店舗を展開しており
ます。
トイ事業は、国内玩具メーカーからの発注に基づき、玩具製品を主に中国の協力工場より仕入れ、玩具メー
カー向けに販売しております。当社グループは、創業以来中国において雑貨の企画製造管理を行ってきたこと
から、中国現地での生産管理及び仕入についてのノウハウを有しており、そのノウハウを活かし、仕入先工場
との連携をとりながら、仕入販売を行っております。
コンサルティング事業は、物流支援業務、EC事業推進支援等のコンサルタント業務を行っております。
(2)報告セグメントの収益及び業績に関する情報
報告セグメントの会計方針は、直近の有価証券報告書における「3.重要な会計方針」に記載と概ね同一で
す。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。
報告セグメントの収益及び業績に関する情報は、次のとおりです。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
コンサルテ
アパレル ジュエリー 連結財務
トイ事業 ィング 合計 調整額
事業 事業 諸表計上額
事業
売上収益
外部顧客からの売上収益 5,540,937 1,168,400 1,129,543 32,956 7,871,838 - 7,871,838
セグメント間の売上収益 - - - - - - -
合計 5,540,937 1,168,400 1,129,543 32,956 7,871,838 - 7,871,838
セグメント利益又は
53,642 156,554 44,052 △2,242 252,007 △323,167 △71,159
損失(△)
金融収益 - - - - - - 214
金融費用 - - - - - - 104,201
税引前当期損失(△) - - - - - - △175,146
(その他の項目)
減価償却費及び償却費 78,119 8,471 8,436 - 95,027 30,318 125,345
減損損失 18,259 8,054 - - 26,313 85,298 111,612
(注)セグメント利益又は損失(△)の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用等323,167千円が
含まれております。
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当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
コンサルテ
アパレル ジュエリー 連結財務
トイ事業 ィング 合計 調整額
事業 事業 諸表計上額
事業
売上収益
外部顧客からの売上収益 3,957,776 858,807 1,199,944 3,319 6,019,848 - 6,019,848
セグメント間の売上収益 - - - - - - -
合計 3,957,776 858,807 1,199,944 3,319 6,019,848 - 6,019,848
セグメント利益又は
△359,521 59,949 59,059 △28,317 △268,829 △181,391 △450,220
損失(△)
金融収益 - - - - - - 3,859
金融費用 - - - - - - 63,536
税引前当期損失(△) - - - - - - △509,897
(その他の項目)
減価償却費及び償却費 70,441 11,953 7,101 - 89,496 28,391 117,887
減損損失 85,730 △65 - - 85,664 119,724 205,388
(注)セグメント利益又は損失(△)の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用等181,391千円が
含まれております。
(3)製品及びサービスに関する情報
製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。
(4)地域別に関する情報
1.外部顧客からの売上収益
本邦の外部顧客への売上収益が当社グループの売上収益のほとんどを占めるため、記載を省略しておりま
す。
2.非流動資産
本邦に所在している非流動資産の金額が連結財政状態計算書の非流動資産の金額のほとんどを占めるため、
記載を省略しております。
(5)主要顧客
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
顧客の名称又は氏名 売上収益 関連するセグメント名
株式会社タカラトミー 514,925 トイ事業
CROOZ SHOPLIST株式会社 601,508 アパレル事業
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
顧客の名称又は氏名 売上収益 関連するセグメント名
株式会社タカラトミー 668,994 トイ事業
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2.企業結合
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
企業結合に係る暫定的な会計処理の確定
当社は、2018年10月に実施したナラカミーチェジャパン株式会社との企業結合について、前連結会計年度
において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第3四半期連結会計期間に確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、取得原価の当初配分額に見直しがなされており、流動資産が
201,300千円が増加し、流動負債が159,266千円、非流動負債が42,034千円増加しております。
取得日現在における支払対価の公正価値、取得資産及び引受負債の主要な種類ごとに認識した金額
(単位:千円)
対価 暫定 遡及修正 確定
現金 495,261 - 495,261
(単位:千円)
科目 暫定 遡及修正 確定
流動資産 856,110 201,300 1,057,410
非流動資産 165,345 - 165,345
資産合計 1,021,456 201,300 1,222,756
流動負債 345,365 159,266 504,631
非流動負債 180,828 42,034 222,862
負債合計 526,194 201,300 727,494
純資産 495,261 - 495,261
のれん - - -
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
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3.1株当たり情報
(1)基本的1株当たり当期損失の算定上の基礎
基本的1株当たり当期損失及びその算定上の基礎は、次のとおりです。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社の普通株主に帰属する当期損失(△)(千円) △169,870 △507,740
基本的加重平均普通株式数(株) 11,747,946 12,245,278
基本的1株当たり当期損失(△)(円) △14.46 △41.46
(2)希薄化後1株当たり当期損失の算定上の基礎
希薄化後1株当たり当期損失及びその算定上の基礎は、次のとおりです。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社の普通株主に帰属する当期損失(△)(千円) △169,870 △507,740
希薄化後1株当たり当期損失の計算に使用する
△169,870 △507,740
当期損失(△)(千円)
基本的加重平均普通株式数(株) 11,747,946 12,245,278
希薄化効果を有する潜在的普通株式の影響(株)(注) - -
希薄化後1株当たり当期損失(△)の計算に使用する
11,747,946 12,254,278
加重平均普通株式数(株)
希薄化後1株当たり当期損失(△)(円) △14.46 △41.46
(注)1.前連結会計年度において、逆希薄化効果を有するために希薄化後1株当たり当期損失の計算に含めな
かった金融商品は、第6回新株予約権です。
2.当連結会計年度において、逆希薄化効果を有するために希薄化後1株当たり当期損失の計算に含めな
かった金融商品は、第6回、第8回、第9回及び第10回新株予約権です。
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4.後発事象
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発出等による影響
2021年4月25日に発出された新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言、休業要請及び外出自粛
要請等に基づき、当社グループでは一部の店舗について休業・営業時間の短縮を実施しております。
当該措置解除までの期間及び当該措置が翌連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
に及ぼす影響について引続き予測困難な状況であります。
(追加情報)
当期末における継続企業の前提に関する重要事象等の評価、重要な会計上の判断及び見積り、並びにその他
重要な仮定を必要とする項目の検討にあたっては、2020年4月7日に同等の措置が発出されて以降の経過が当
期中に及ぼした影響を参照しております。
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