3182 オイシックスラ大地 2019-08-13 15:00:00
2020年3月期 第1四半期 決算説明資料 [pdf]
FY2020/3 1Q決算説明資料
オイシックス・ラ・大地株式会社
2019.8.13
エグゼクティブサマリ
✔ 業績予想比において、売上・EBITDA・営業利益ともに
順調に進捗
✔ 売上・利益ともに、前年同条件比※で増収増益を達成
※FY2019/3期は、連結に伴う決算期変更のため、らでぃっしゅぼーや事業の業績を13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)。
同条件比較のため、らでぃっしゅぼーや事業の1か月分(2018年3月分)を控除し前年比較
✔ 食領域のスタートアップ企業を支援するエコシステムの構築に向け、
「Future Food Fund」 の設立、「Oisix クラフトマーケット」の
サービスを開始
1
目次
1. FY2020/3 1Q業績
2. 事業セグメント別業績
3. 食品業界における課題解決
4. 当社ビジネスによる社会的活動について
5. APPENDIX・DATA SHEET
2
1. FY2020/3 1Q業績
3
1Qハイライト
売上高 162.6億円 EBITDA
※1
7.5億円
(計画比 101.4%) (計画比 129.8%)
5.4億円
親会社株主に
2.7億円
帰属する
営業利益 四半期
(計画比 158.1%) 純利益
宅配事業
その他事業
Oisix 大地を守る会 らでぃっしゅぼーや
売上高 売上高 売上高 売上高
83.0億円 25.8億円 37.7億円 16.6億円
限界利益 限界利益 ※2 限界利益 限界利益 ※2
9.3億円 4.5億円 6.8億円 2.5億円
※1 EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費 4
※2 限界利益は、のれん償却費の影響を控除した事業利益で算出
※FY2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、
連結業績推移(実力値) 13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
売上、EBITDA・営業利益について、前年同条件比で増収増益を達成
売上高 EBITDA 営業利益
162.6 億円 7.5 億円 5.4 億円
162.6 7.5
152.8 7.4
5.4 5.4
96.0
実 実 実
力 3.2 力 力
53.7 値 値 値
1.6
※
※
※
2.2
1.4
FY FY FY FY FY FY FY FY FY FY FY FY
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3
1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q 1Q
5
前年1Qとの比較: ※FY2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、
13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
EBITDA/四半期純利益 同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
EBITDAは、Oisixで成長に向けた投資を実施しつつも、前年同条件比で増益
四半期純利益は、らでぃっしゅぼーやの法人税正常化、ウェルカム社ののれん償却の影響により減益
EBITDA (億円) 四半期純利益 (億円)
Oisix売上増による
らでぃっしゅ 限界利益増 らでぃっしゅ
決算期変更による 法人税等の
1ヶ月分上積み
SL事業の 軽減効果
限界利益増など 4.6 ウェルカム社持分法
8.1 2.1 適用による
7.4 2.4 7.5 のれん償却など
0.7 1.2
3.4
1.2 1.6
0.7 2.7
特 Oisix新規
殊 販促費増など
特
要
大地・らでぃっしゅ 殊
売上減による 要
因 限界利益減
除 因
く 除
く
FY FY FY FY FY FY
2019/3 1Q 2019/3 1Q 2020/3 2019/3 1Q 2019/3 1Q 2020/3 1Q
(特殊要因除く) 1Q (特殊要因除く)
6
事業セグメント概要
売上高
162.6 億円
その他 限界利益率
セグメントコスト
事業 15.4%
セグメントコスト計
らでぃっしゅ 限界利益率 セグメントコスト
139.3億円
ぼーや 18.3%
セグメントコスト
限界利益率
大地を
守る会 17.7%
限界利益 全社固定費
23.3
のれん償却費など
億円 17.9億円
限界利益率 セグメントコスト 営業利益
Oisix
5.4
11.2%
億円
7
今後の成長戦略イメージ
国内宅配市場の拡大を最優先課題として取り組み、
海外宅配や国内リアルへの強化を加え、非線形の成長を目指す
リ 国内×リアルの強化
(20%出資)
(20%出資)
ア
ル
SinS 有人 保育園卸
店舗 国内×サブスク宅配の進化
品質重視
Oisix 海外×サブスク宅配の拡大
香港
宅 年代
配
Oisix
上海
利便性重視
国内 海外
食領域のスタートアップ
マーケティング エコシステムの構築
食品流通サプライチェーンの
フルフィルメント 構築・社会課題解決
8
2. 事業セグメント別実績
9
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配支援(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
10
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配支援(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
11
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
その他 事業
会員数:大型プロモーションの効果、テレビパブリシティの影響により大幅伸長
ARPU:新規のライトユーザ増により購買頻度・単価ともに減少し微減
会員数 ARPU※
225,553人 11,244円
(前年同期比 125.3%) 225,553
(前年同期比 97.2%)
FY2019/3
205,976 FY2020/3
197,272
189,352 11,562 11,534
179,942
11,183
11,127
11,244
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3 1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 12
国内宅配 主要3ブランド
Oisix トピック 国内宅配 その他
その他 事業
新規集客をミールキット中心の訴求に統一したことで、
急速に会員数が増加し、12万人を突破
Kit Oisixコース会員数推移 Kit Oisixの特長
(Oisix会員数に内含む)
128,551人
1
家族の人数に合わせた適量を
128,551 お届け。主菜と副菜の2品が
(前年同期比 161.3%) 20分で完成
111,169
2
94,841 全てのメニューに5種類以上の
87,232 野菜が入っており、
79,674 栄養バランスも考慮
3
当社の契約農家、メーカの
安心安全な食材のみを利用
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
13
国内宅配 主要3ブランド
Oisix トピック 国内宅配 その他
その他 事業
4月に放映された「坂上&指原のつぶれない店」(TBS系列)などの
露出効果により、ミールキット会員を中心に会員数が大幅に増加
テレビパブリシティ クレヨンしんちゃん とのコラボ
14
国内宅配 主要3ブランド
Oisix トピック 国内宅配 その他
その他 事業
新規ユーザの定着および購買頻度の増加を狙い、
新サブスクサービス「Oisixプライムパス」を6月27日よりリリース
Oisix プライムパス
月額1,280円(税抜)の
お支払いで、
15
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会 KPI 国内宅配 その他
その他 事業
会員数:LTV向上させるサービス設計を優先。集客は低LTVチャネルを抑制し減少
ARPU:新規ユーザのサブスク定着、および既存ユーザの購買頻度・単価が上昇し増加
会員数 ARPU※
38,571人 21,232円
(前年同期比 87.4%) (前年同期比 105.5%)
44,111 43,835 FY2019/3
42,996
FY2020/3
40,210
38,571 21,848
21,232
19,758
20,122
19,386
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 16
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会 トピック 国内宅配 その他
その他 事業
新規ユーザの定期契約コースの利用促進が進み、入会後の定着率が向上。
商品開発では、“ちゃんとした食生活”のコンセプトに沿ったアイテムをリリース
定期契約コースの定着 “ちゃんとした食生活”に沿った商品
◆「まいにち野菜おかず」セット
入会時に3つの定期契約コースから
ニーズにあったコースを選択
・旬野菜コース ・こども安心コース ・スムージーコース
◆「手軽に本格おさかな」シリーズ
サブスク利用の促進により
新規ユーザの定着率が向上
17
国内宅配 主要3ブランド
らでぃっしゅぼーや KPI 国内宅配 その他
その他 事業
会員数:引き続き、既存会員の収益構造の改善および新規集客の抑制により減少
ARPU:赤字ユーザの削減により購買単価が上昇し増加
会員数 ARPU※
61,507人 18,301円
(前年同期比 82.1%) (前年同期比 105.9%)
FY2019/3
74,949
FY2020/3
18,988
72,104
66,233
63,461
61,507
18,301
17,277 17,264
17,177
FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2019/3 FY2020/3 1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 18
国内宅配 主要3ブランド
らでぃっしゅぼーや トピック 国内宅配 その他
その他 事業
「料理が楽しくなる食料品店」をコンセプトに、ユーザニーズに沿った
サービスの開発や、新規集客チャネルの開拓を実行
じゃが玉にんじんアレンジぱれっと※ 料理教室での集客
長年、お客様の要望が多かった、 料理教室の先生をアンバサダーとして、
野菜の中でも余りやすい、「じゃがいも」「玉ねぎ」 らでぃっしゅの食材を使いながらサービス紹介をいただく
「人参」の入れ替えの選択が可能なぱれっと
自由に入れ替え選択可能
※ぱれっと:旬の野菜の詰め合わせボックス。らでぃっしゅぼーやのメイン商材 19
国内宅配 主要3ブランド
事業セグメント全体像 国内宅配 その他
その他 事業
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配支援(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
20
国内宅配 主要3ブランド
dミールキットのローンチ 国内宅配 その他
その他 事業
7月25日より、NTTドコモとの協業による新サービス
「dミールキット powered by Oisix」を提供開始
◆ dミールキットの概要
✔ dミールキット定期便
週5日分のミールキットメニューを提案。
オリジナルミールキット「おいしい5min.」シリーズは、
最短5分で主菜・副菜の2品が完成
✔ おいしい朝食パスポート
毎月定額で、朝食に便利な牛乳、パン、ハムなどを
購入出来るサービス
NTTドコモとの協業によって、より多くの家事の負担や、
食材廃棄などの課題感を抱えるお客様に対して課題解決を目指す
21
国内宅配 主要3ブランド
アライアンス 国内宅配 その他
その他 事業
前年リリースのアライアンス案件(ISRTAN DOOR、住友生命Vitality)も、
順調に進捗
ISETAN DOOR 住友生命 Vitality
5月に利用者1万人を突破、 利用人数が順調に伸長。
流通総額も順調に伸長 割引商品に「Kit Oisix」を追加され、
サービス拡充を進める
22
国内宅配 主要3ブランド
とくし丸(子会社) 国内宅配 その他
その他 事業
高齢の買い物難民向け移動スーパー事業(2016年株式取得)
流通額は順調に伸長し、稼働車両台数は400台を突破
流通額 展開規模
24.1
提携スーパー様 稼動車両台数
(前年同期比
億円
135.5%)
113 415
社 台
24.1
直近トピック
17.8 2019年7月に、
甲信越を中心に展開するスーパー「デリシア」と
12.2
関西を中心展開する「松源」と新たに業務提携。
稼働台数も400台を突破し、さらなるインフラ拡大を
目指す
6.9
2.3
FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
1Q 1Q 1Q 1Q 1Q
23
国内宅配 主要3ブランド
事業セグメント全体像 国内宅配 その他
その他 事業
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC宅配支援(アライアンス)
とくし丸(子会社)
③ その他事業
海外宅配事業
店舗外販事業
24
国内宅配 主要3ブランド
海外宅配事業:
香港・中国 国内宅配 その他
その他 事業
香港:香港人向けサービスの設計を磨き上げ、集客拡大フェーズに入る
中国:3月に開始した中国人向けサービスの改善を進める
Oisix 香港法人 Oisix 中国法人
リニューアルした、香港人向け「おいしっくすクラブ」の 3月に中国人向けサービスを開始。ヒアリング
磨き上げを継続しつつ、集客拡大のフェーズに入る を進め、商品・サービスの改善を進める
25
国内宅配 主要3ブランド
海外宅配事業:
Purple Carrot(子会社) 国内宅配 その他
その他 事業
経営統合後、双方の人材交流を推進。日本でのビーガンメニューの展開や、
Purple Carrot事業の収益改善を図る
Purple Carrot in Oisix 収益改善への取組み
今年中に、日本でのヴィーガンメニューを 物流オペレーション改善による品質向上を優先的に実施
展開を予定 ・破損防止のため梱包資材の最適化
・青果物の品質担保のための箱レイアウト変更 etc.,
日本でのヴィーガン市場の創出 顧客満足度向上による解約率低下
26
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業:Shop in Shop 国内宅配 その他
その他 事業
Shop in Shop
不採算店舗の精査を進めつつ、Oisixブランドを中心に取引店舗を拡大。
青果に加えミールキットも合わせて販売する形態を展開
売上高 取引店舗
1.8億円 1.8
139店
1.8
1.0
0.9
0.6
FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
1Q 1Q 1Q 1Q 1Q
27
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業:保育園卸 国内宅配 その他
その他 事業
保育園卸
年度の切替タイミングで順調に新規の取引園数が伸長し、売上増
売上高 取引園数
2.4億円 2.4
380園
直近トピック
1.7
給食以外にも園児に豊かな食体験を提供するため、オリジナル
デザインのお散歩カートの贈呈と、
園児が八百屋さんの体験が出来るマルシェを開催
0.5
0.1
0.1
FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
1Q 1Q 1Q 1Q 1Q
28
3. 食品業界における課題解決
29
食品業界における課題解決
① 食のスタートアップエコシステム
② 食のサプライチェーン効率化
③ 第三者割当増資(6/27既発表)
30
食品業界における課題解決
① 食のスタートアップエコシステム
② 食のサプライチェーン効率化
③ 第三者割当増資(6/27既発表)
31
国内における
食のスタートアップエコシステム作り
アメリカの食スタートアップを取り巻く環境
スタートアップエコシステムが確立
ファンド 販売先
食領域の
スタートアップ企業
資金 販売
支援 支援
エグジット
ビヨンドミートのIPO ネスレ → ブルーボトルの買収 コカコーラ → ジーコの買収
32
国内における
食のスタートアップエコシステム作り
日本においては食のスタートアップが育ちにくい環境
新設 新設
ファンド 販売先
食領域の
スタートアップ企業
資金 販売
食領域に特化した
支援 支援
ベンチャーキャピタル 国内外のスタートアップ企業の
生産者・メーカーの食材を
集めた販売サイト
エグジット
日本におけるスタートアップ支援の
エコシステム構築を目指す
33
Future Food Fund設立
食領域のスタートアップ企業支援を目的としたベンチャーキャピタルを設立。ファンド規模は数十億を
予定。パートナー企業と共に、国内外の先進的な食・農・ヘルスヘア領域への積極的な投資を行う
Future Food Fundの特長
食領域特化のスタートアップ 海外のベンチャーキャピタル・ イノベーティブフード
支援のベンチャーキャピタル インキュベーターとの連携 カテゴリの開始
国内外の食領域のスタートアップ企業
アグリテック
アメリカのニューフード分野向けVP
ヘルスケア ニューフード
シェアオフィスやテストキッチンなどの支援
国内の食品関連の事業会社
34
Oisixクラフトマーケット
国内における食のスタートアップエコシステム作りに向け、Oisix クラフトマーケットを開設
◆国内のスタートアップ企業
例)ベースフード株式会社 ※2019年秋より取引予定
・・完全栄養食のパスタ・パンなどを販売
◆海外のベンチャーキャピタル・インキュベータとの連携
アメリカのニューフード領域の シェアオフィスや
ベンチャーキャピタル テストキッチンなどの支援
35
A-FIVEについて
◆日本の農林水産業の発展にむけた事業者への出資・成長支援
6次化産業化に対する支援
事業再編・参入に対する支援
食品等流通合理化に対する支援 出資先合計 127件
※2018年3月末時点
36
A-FIVEとの連携について
Oisixの販売サイト内に開設する「クラフトマーケット」コーナーに、
A-FIVEが出資先及び連携している生産者の商品を取り扱う
出資・成長支援している
農産物生産者・メーカー
◆取扱い予定先候補
出資・
成長支援
都農ワイン(株)
その他の出資・支援先
37
食品業界における課題解決
① 食のスタートアップエコシステム
② 食のサプライチェーン効率化
③ 第三者割当増資(6/27既発表)
38
ヤマト運輸との提携について
・自然派宅配 No.1 ・国内宅配便シェアNo.1
・全国約5,000軒の ・全世界に基盤をもつ
直接契約の生産者 物流・配送ネットワーク
双方のアセットの活用し、
食品流通全体のサプライチェーンにおける課題解決に向け、
協業の検討に関する合意書を締結
39
提携の背景について:
サプライチェーンの課題
生産者 消費者
調達 拠点間 ラストワン
受発注
物流 物流 マイル に配送を委託
改善余地あり
ラストワンマイル以外にも、
当社が取り組むべきサプライチェーンの課題領域は広い
40
提携の背景①:
ベジネコプロジェクト
・受発注管理
・農産物の輸配送
の様々な課題
「ベジネコ」プロジェクト 2017年よりヤマト運輸と共同で、
農産品物流をワンストップで効率化する
オープンプラットフォームの構築を
目指す取組を開始
41
提携の背景①:
ベジネコプロジェクト
直近の取組み(2019年3月リリース)
受注のやり取り、データ管理、帳票作成など
アナログで行っていた作業を、
PCやスマホを使って一括で実行可能に
【導入企業】
農事組合法人ながさき南部生産組合 様
株式会社サラダボウル 様
その後も・・・
・導入ユーザーの利用状況をヒアリングを元にUI改善、6月に再リリース
・生産者の集まるセミナーでサービス紹介するなど、順調に利用企業数が増加
42
提携の背景②:
Oisix香港と香港ヤマトの取組
Oisix香港において、香港ヤマトが保有する九龍湾の保冷倉庫を活用し、
高品質の一貫保冷輸送ネットワークの利用を開始
生産者 HongKong
のお客様
ヤマト運輸 香港ヤマト
海老名 羽田クロノ 九龍湾
ステーション ゲート 保冷倉庫
ヤマト
ヤマト運輸
他社
43
食品業界における課題解決
① 食のスタートアップエコシステム
② 食のサプライチェーン効率化
③ 第三者割当増資(6/27既発表)
44
第三者割当による新株式の発行
■食品業界における課題解決の実行に向け、資本提携を締結
・割当先 : ヤマトホールディングス株式会社
: 株式会社農林漁業成長産業化支援機構
(通称:A-FIVE)
・発行新株式数 : 586,000株(全株式数の1.71%)
ヤマトHD :219,700株(保有比率0.64%)
A-FIVE :366,300株(保有比率1.07%)
・調達資金額 : 800百万
・具体的な資金使途 : 食品流通全体サプライチェーンの
ネットワーク構築への設備投資
45
割当先の概要
◆ ヤマトホールディングス株式会社
・代表者 : 取締役社長 長尾 裕
・資本金 : 127,234百万
・事業内容 : デリバリー事業等を営む会社の経営管理他
◆ 株式会社農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)
・代表者 : 取締役社長 光増 安弘
・資本金 : 17,551百万
・事業内容 : 6次化産業など日本の農林水産業の発展に
むけた事業者への投資・支援
46
4.当社ビジネスによる社会的活動について
47
「これからの食卓、これからの畑」
より多くの人が、よい食生活を楽しめる
サービスを提供します
よい食を作る人が、報われ、誇りを持てる
仕組みを構築します
食べる人と作る人とを繋ぐ方法をつねに進化させ、
持続可能な社会を実現します
食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決します
私たちは、食のこれからをつくり、ひろげていきます
48
100万人のキャンドルナイト
電気を使わずに過ごし、社会の持続可能性に向けスローライフを提案する取り組み。
今年は雨の中の開催にもかかわらず、2,500名の来場
49
東京ハーヴェスト2019
今年で7回目を迎える「東京ハーヴェスト2019」が9月に開催決定。
日本各地の「旨い」を味わい、生産者の「凄い」を体験する2日間
東京ハーヴェストは、農家、漁師、
畜産家など食の作り手の素晴らしさを
国内外に発信し、感謝と尊敬の気持ち
を形にして伝える大収穫祭です。
各地域の風土・文化・歴史を
楽しみながら再発見し、東京から全国、
そして世界へと「おいしい日本」を
発信する食の祭典を目指しています。
50
持続可能な土用の丑の日
持続可能な土用の丑の日をテーマに、絶滅危惧種であるうなぎの食べ方提案を初め、土用の丑の
ルーツなどを伝える特設サイトを開設
◆うなぎの食べ方提案
少ない量のうなぎで うなぎに代わる食材で楽しむ
楽しめる 「う」ご飯 「さんま・穴子の丼ぶり」
◆ささエールうなぎ基金
土用の丑の日に“うなぎを食べる食文化”を
次世代へ継承していくため、
「ささエールうなぎ基金」を設置。
3ブランドのうなぎを購入することで
25円~50円が、うなぎの成長しやすい
環境整備活動へ活用される
51
5. APPENDIX・DATA SHEET
52
会社概要
会社名: オイシックス・ラ・大地株式会社(英名:Oisix ra daichi Inc.)
所在地: 東京都品川区
設立: 2000年6月
代表者: 代表取締役社長 高島 宏平
資本金: 1,286,253千円
従業員数: 連結 735名 (2019年3月末)
53
関係会社概要
連結子会社
株式会社とくし丸 移動スーパー事業における提携スーパーの開拓、販売パートナーへのノウハウ提供
株式会社フルーツバスケット 果実・野菜等の農産物の加工・商品開発、販売
カラビナテクノロジー株式会社 ECサイトのプラットフォームシステム開発、運用、Webサイト制作
株式会社クレイジーキッチン ケータリングサービス事業、イベントプロデュース事業、空間演出事業
Oisix Hong Kong Co.,Ltd. 当社の香港現地業務の受託
上海愛宜食食品貿易有限公司 中国における食品宅配事業
Thee Limes ,Inc アメリカにおけるミールキットの宅配サービス
関連会社
株式会社日本農業 農産物輸出事業
株式会社ウェルカム 小売及び飲食業を通したライフスタイル事業
輸入食品および加工食品等の製造・販売、カフェの運営
54
従業員推移
735
680
421
210
179 192
163
FY2013/3 FY2014/3 FY2015/3 FY2016/3 FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3
55
主な事業リスク
天候悪化による影響 食品の安全性による影響
当社グループの売上高の約3割を占めている青果物については、取引産地を日本全国各 当社グループいずれの主要ブランドにおいても、独自の取り扱い基準を設定し、青果物は可能な限り農
地に分散するとともに、主要品目については原則として複数産地から調達可能な状況とす 薬や化学肥料を使わず栽培した作物を、加工品は食品添加物を極力使用しない製品を取り扱ってお
ることにより、特定地域の天候悪化による収穫不能・品質劣化時も別産地から商品の供 ります。また、青果物については産地視察や残留農薬の検査を実施し、加工品等については外部の有
給ができる体制をとっております。しかしながら、予想以上に天候悪化が長期化・広域化し 識者や第三者機関等を活用した独自の検査体制を設け、さらには仕入先メーカーの衛生管理指導を
た場合、欠品や品質劣化等の問題の発生などにより、当社グループの事業及び業績に影 行うなど、客観的かつ合理的な品質・安全性の確保に努めております。
響を与える可能性があります。 しかしながら、当社グループの取り扱い商品について、生産者による農薬使用等に関する表示の偽装や
品質に関する虚偽の情報提供などが行われる可能性は否定できません。かかる事象が発生した場合、
行政機関からの指摘又は処分並びにお客様からのクレーム又は損害賠償等が生じ
る可能性があり、当社グループのブランドイメージの失墜や対外的信用力の低下等により、当社グループ
の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります
物流業務拠点の集中による影響 ヤマト運輸株式会社との取引関係の影響
当社では、自社運営による物流センターを構え、取り扱い商品の検品・保管・仕分・梱包と 当社グループのお客様への商品配送は、その大半をヤマト運輸株式会社によっております。
いった物流関連業務を集約しており、主にOisixブランドは神奈川県海老名市、大 当社グループとしては同社との良好な取引関係の維持に努めるとともに、代替的な配送業
地を守る会ブランドは千葉県習志野市の物流センターを通してお客様向けに出荷しており 者との関係構築にも努めておりますが、昨今の物流業界の状況に鑑み、同社グループから
ます。これら物流センターが自然災害又は火事などにより操業できなくなった場合、在庫の の大幅な配送料の値上げ要請や取引関係の縮小などがあった場合、当社グループの事業
損失や配送遅延、サービス一時停止などといった事態の発生により、当社グループの事業 及び業績に影響を与える可能性があります。
及び業績に影響を与える可能性があります。
56
当社のサブスクリプションモデル
宅配3ブランドで蓄積したサブスクリプションモデルにおける強みを活かし、
アライアンスや他社マーケティング支援まで事業領域を拡大
消費者 オイシックス・ラ・大地の強み
「コト」を届ける
サブスクリプション
宅配
マーケティング
自社ブランド 他社アライアンス
収益構造を徹底管理する
サブスクリプション経営
仕入
生産者
生産者との
サブスクリプション
ネットワーク
57
3ブランドの届ける「コト」
3ブランドそれぞれに、安心・安全な食品の流通を通して
お客さまの生活・価値観に沿った「コト」をお届け
子どもが小さいワーキングママ 家事も子育てもこだわる主婦 2人暮らしのシニア女性
時短だけど誇らしい食事 消費を通した自己実現 健やかな毎日の暮らし
生産者
58
サブスクリプション経営
新規顧客の獲得コストの回収、1配送あたりの収支管理を徹底し
「持続的に利益を生むサブスクリプションモデル」を構築
CPA・LTV管理の徹底 ユニット収支管理の徹底
CPA回収期間を定め、 配送ユニットあたりの赤字割合を
その範囲内でCPAをコントロール 可視化し、構造的に削減
継続的な収益化
購
利益 買
CPA
回収期間 単
価
利益
LTV
0 黒字配送
時間
CPA
CPA:1人当たり獲得コスト 赤字配送
利益LTV:生涯利益
人数
59
サブスクリプション ネットワーク
全国約4,000軒の生産者と事前に取引条件を取り決めて調達を行う
サブスクリプション ネットワークにより、お互いがリスクを軽減し持続的に取引
一般的な農産品の流通 当社の取引
消費者 消費者
作況により
相場に関係なく
購入価格が大きく
安定価格で購入
変動
小売店 オイシックス・ラ・大地
予定供給量から
市場調達のため
販売プランを立てて
調達量や価格は
卸売市場 需要をコントロール
コントロール不可
しやすい
3~6ヶ月前に数量・価格
農協等 などを決め、購入を約束
生産者 作況により相場が 生産者 収入の見通しが
変動し収入の見通 明確になり、
しが不明瞭 投資判断も可能に
60
3ブランドのアセットの違い
入会方法 WEB中心 WEB・訪問営業 WEB中心
WEB・紙カタログ・ WEB・紙カタログ・
注文方法 WEBのみ
TEL TEL
1箇所 6箇所 1箇所
物流拠点 (海老名) (北海道・仙台・板橋・ (習志野)
座間・一宮・東大阪)
ラスト ヤマト便 約99% 専用便 約95% 専用便 約85%
ワンマイル (物流拠点のある主要都市圏) (首都圏)
61
海外事業
香港事業 オイシックス香港
生産者
定期会員
Hong Kong
定期 仕入
ヤマト便
お届け
中国事業
オイシックス上海
定期会員 Oisixと同基準 生産者
China
定期 自社便 仕入
お届け ヤマト便
62
店舗外販事業:Shop in Shop
提携スーパーの青果売り場に各ブランドのコーナーを設置し、
各ブランドの基準をクリアした青果・加工品を販売
63
店舗外販事業:保育園卸
2015年よりサービスを開始。献立ベースで給食の食材を発注できるシステム。
「おまかせぼーや」を活用し、給食・食育の面から保育園の施設運営をサポート
保育園 オイシックス・ラ・大地
保育園向け受発注システム
「おまかせぼーや」
生産者
発注
仕入
◆厳しい基準をクリアした安全な青果・加工品を
安定的に調達
希望日
お届け
◆豊富なラインナップで追加の買出しが不要
◆専属管理栄養士による独自の献立が利用可能、
栄養相談も受付
◆簡単なWEBフォームにより発注作業が軽減
◆仕入先を統一することによる管理の簡便化
64
ソリューション事業
当社が持つ安心安全な商品、優良な顧客層、サブスクリプションECノウハウを活用し、
BtoB向けのビジネスソリューションを提案
ECコンサルティング 定期会員向け広告「Ad Oisix」 旬野菜ノベルティ「タベルティ」
リピートマーケティング、サイトのUI/UX 月間120万UVを誇るECサイトに加え、大 年間約300万件以上の定期宅配で
改善、食品3温度帯物流、EC新規 地を守る会、らでぃっしゅぼーやの定期宅配 培った、サービス・商品・お届けの
顧客獲得、オムニチャネルのノウハウの 会員も含めた約30万世帯へリーチできる ノウハウをノベルティとしてご提供
ソリューション支援 広告出稿サービス
65
とくし丸
インターネットではアプローチが困難なシニア・買い物難民向けに、移動販売スーパーを展開
事業モデル
とくし丸
本部機能
契約料 ブランド、ノウハウ、
ロイヤリティ 情報提供
地域スーパー
商品供給基地
13%
商品 +5円
商品粗利
30%
17%
販売パートナー 対面販売
お客様
オーナー経営者
+10円ルール
+5円
66
データシート:業績数値
業績数値
FY2020/
FY2017/3 FY2018/3 FY2019/3
3
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
売上高 5,379 10,718 17,113 23,016 9,602 18,935 30,007 39,987 16,853 31,720 48,906 64,026 16,265
営業利益 169 270 625 752 141 237 692 891 610 1,115 2,265 2,312 543
EBITDA 225 391 810 996 320 635 1,282 1,670 808 1,513 2,882 3,154 755
親会社株主
に帰属する 119 187 429 515 72 93 336 237 537 893 2,533 2,387 270
当期純利益
67
データシート:セグメント別業績
セグメント別業績
FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
売上高 5,790 11,470 18,481 24,799 6,863 13,769 22,190 29,619 8,308
Oisix
限界利益 674 1,392 2,421 3,288 970 1,943 3,371 4,036 933
売上高 2,790 5,487 8,508 11,215 2,769 5,440 8,405 10,902 2,587
大地を守る会
限界利益 539 1,078 1,650 2,095 479 960 1,536 1,989 457
売上高 - - - - 5,811 9,926 14,346 18,028 3,770
らでぃっしゅ
ぼーや
限界利益 - - - - 1,030 1,765 2,657 3,342 688
売上高 1,109 2,163 3,263 4,250 1,482 2,755 4,198 5,793 1,663
その他事業
限界利益 185 384 571 760 154 290 479 724 256
固定費・のれん償却費など 1,257 2,853 3,951 5,253 2,024 3,844 5,779 7,779 1,792
68
データシート:重要KPI
業績数値
FY2018/3 FY2019/3 FY2020/3
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
会員数
169,664 179,942 189,352 197,272 205,976 225,553
(人)
ARPU
11,602 11,562 11,127 11,534 11,183 11,244
(円)
4Oisix
購買単価
5,925 6,002 5,973 6,150 6,015 5,887
(円)
購買頻度
1.96 1.93 1.86 1.88 1.86 1.91
(回)
会員数
44,933 44,111 43,835 42,996 40,210 38,571
(人)
ARPU
19,240 20,122 19,386 21,848 19,758 21,232
大地を守る (円)
会 購買単価
7,726 7,770 7,553 8,529 7,811 7,990
(円)
購買頻度
2.49 2.59 2.57 2.56 2.53 2.66
(回)
会員数
78,062 74,949 72,101 66,233 63,144 61,507
(人)
ARPU
16,639 17,277 17,177 18,988 17,264 18,301
らでぃっしゅ (円)
ぼーや 購買単価
5,278 5,460 5,616 6,114 5,869 6,055
(円)
購買頻度
3.15 3.16 3.06 3.11 2.94 3.02
(回)
69
免責事項
◆本資料は、会社内容をご理解いただくための資料であり、投資勧誘を目的とするものではありません。
◆本資料に記載された業績予想及び将来予測については、資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が
判断したものであり、正確性を保証するものではありません。
実際の業績等については、本資料における将来見通しと異なる場合がございます。
70