3182 オイシックスラ大地 2021-11-11 15:00:00
2022年3月期 第2四半期 決算説明資料 [pdf]
2022/3 2Q決算説明資料
オイシックス・ラ・大地株式会社
2021.11.11
目次
1. サステナブルリテール
1-1. 成長戦略
1-2. フードロスゼロ
1-3. カーボンニュートラル
2. 2022/3期 上期業績
2-1. 全社業績サマリ
2-2. 事業セグメント別業績
3. ESGトピック
■ APPENDIX・DATA SHEET
1
マスター タイトルの書式設定
1. サステナブルリテール
マスター タイトルの書式設定
1-1. 成長戦略
「これからの食卓、これからの畑」
より多くの人が、よい食生活を楽しめる
サービスを提供します
よい食を作る人が、報われ、誇りを持てる
仕組みを構築します
食べる人と作る人とを繋ぐ方法をつねに進化させ、
持続可能な社会を実現します
食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決します
私たちは、食のこれからをつくり、ひろげていきます
4
成長戦略
当社の成長戦略
「ビジネスモデルとテクノロジーの力で
地球にも人にもよい食を提供する」
サステナブルリテール
(持続可能型小売業)
5
ビジネスモデルの活用
ビジネスモデル・テクノロジーの活用 テクノロジーの活用
サブスクリプションによる
安定的需要
✓ 食材使い切りサービスの
✓ 畑のフードロス活用 提供によるフードロス削減
✓ サステナブル生産推進 ✓ “時々ヴィーガン”の認知拡大
売る
つくる 食べる
全国4,000軒の 40万人×52週の
作物状況データ 独自のアルゴリズムによる お客さまの購買データ
最適な需給マッチング
アグリテックなど
最新生産技術
食の未来に投資するCVC 代替タンパクなど
新しい食文化の提案
フードロスゼロ・カーボンニュートラルの実現
6
マスター タイトルの書式設定
1-2. フードロスゼロ
サプライチェーン全体でのフードロスゼロ
当社の流通におけるフードロスは約0.2%と食品小売業において圧倒的に低い水準。
さらなるロス削減の取組みにより、自社のフードロスに加えサプライチェーン全体のフードロス削減にも貢献していく
つくる 売る 食べる
ふぞろい・規格外の販売促進、 サブスクモデルを活用した 「Kit Oisix」や「ちゃんとOisix」など
廃棄箇所のアップサイクル商品化 畑と食卓の需給データマッチング 食材使い切りサービスの提供
畑のフードロス削減量* 流通におけるフードロス 家庭での食材廃棄量
(2022/3期 上期)
一般小売店 オイシックス・ラ・大地 Kit Oisixの活用により
約100tの削減 約5-10% 約0.2% 約1/3にまで減少
(Kit Oisixでの規格外商品の
活用分は含まない)
自社のフードロスゼロ
+
サプライチェーン全体のフードロス削減にも貢献
*消費されなかったり家庭で使い切れずに残ったりする非可食部も含む食品・出荷規格外のため小売流通しない食材を、 8
商品化して活用した重量・廃棄を未然に防いだ重量をさす。
出荷重量には、提携先工場の商品製造・加工の過程で出る廃棄食材(他社商品製造過程での排出含む)、需要過多による代品販売重量も含む。
フードロスゼロ つくる 売る 食べる
-畑のフードロス削減
Kit Oisixでは規格外原料を積極的に活用。また、畑のフードロス商品にフォーカスを当てた売場を展開し、
商品背景や味わいなど、ECの強みを活かした販促により手軽に社会貢献したいお客さまにもニーズを開拓
畑のフードロス
形がふぞろい 大きさが規格外 豊作 表面的な傷
端材や廃棄部分を原材料として積極利用 生産のフードロスにフォーカスした売場
▲廃棄されていた「ニラの茎」を ▲「鯖の端材」部分を活用した ▲外食需要減で余剰となった ▲豊作で廃棄見込みだった
活用したビビンバKit ガパオライスKit 「ケール」を使用したケールコロッケ 「ふぞろいキャベツ」を活用した餃子
9
フードロスゼロ つくる 売る 食べる
-アップサイクル
「Upcycle by Oisix」は、お客さまから想定以上に好評をいただき、売上とフードロス削減の
両立を実現。小売店などの外部向け販売チャネルを拡大することによりさらなるマーケット拡大を目指す
- 商品開発の加速
ローンチ約4か月で、
PB商品含め17アイテムをリリース
▲バナナの皮を活用したジャム ▲梅酒作りに使われた
梅の果肉を活用したシュトレン
ローンチ約4か月で
- 販売チャネルの拡大
3,000万円の売上 畑のフードロス削減を推進するため、外販チャネルを拡大
約6tのフードロス削減
10
フードロスゼロ NEW TOPICS つくる 売る 食べる
-フードレスキューセンター新設
さらなる畑のフードロス削減に向け、フードロス削減に特化した加工機能を持つ「Oisixフードレスキューセンター」を新設。
ふぞろいや廃棄部なども含め、畑で採れた作物を一括で買い付けることで、徹底的なロス削減を目指す
作物一括買い付け
畑
NEW
畑で採れる全ての作物 フードレスキューセンター
優良品 フードロス削減に特化した
加工センターを新設
+
豊作・
ふぞろい
ヘタ・皮・葉など
畑の廃棄
11
フードロスゼロ NEW TOPICS つくる 売る 食べる
-フードレスキューセンター新設
畑・流通過程のフードロスゼロに向け、本来捨てられている食材や非可食部を、独自の加工技術により
Kit Oisix原料やアップサイクル商品へ活用したり、品質保持期限の延長を目指した技術開発も行う
フードレスキュー
センター
1 Kit Oisix原料・ 2 アップサイクル商品への転換 3 品質保持期限の延長
加工品への活用
豊作・ふぞろいなど 傷みやすい生野菜や
つる・皮・ヘタなど
食べられるが畑で カット野菜など
従来は非可食部
捨てている食材 長持ちしない商品
当社独自の
加熱・冷凍の組み合わせによる 包装技術と温度帯管理による
食材の食感・保存の 品質保持期限延長
コントロール技術
Kit Oisix
製造センター Kit Oisixの アップサイクル商品の 品質保持期限の延長により
カット野菜や 開発加速・ さらなる家庭の
加工品原料に活用 製造キャパ拡大 フードロス削減に貢献
12
フードロスゼロ つくる 売る 食べる
-データ活用による需給マッチング
当社の流通プロセスでの廃棄はわずか約0.2%(小売店平均5~10%)。畑と食卓双方のデータの
マッチングによりフードロスを削減しつつ、パーソナライズ精度を向上させたストレスフリーな買い物体験を実現
- 食品小売のフードロス比較(流通プロセス) -畑と食卓をデータを活用した
オリジナルのアルゴリズムマッチング
一般小売店
独自のアルゴリズムに AI活用による
基づいた需給マッチング パーソナライズの
精度向上
5~10% 約 0.2% +
フードロス率が
きわめて低い 全国4,000軒の 約40万人×52週の
作物状況データ お客さまの購買データ
ビジネスモデル
13
フードロスゼロ つくる 売る 食べる
-食材使い切りサービス
「Kit Oisix」や「ちゃんとOisix」など食材を使い切るサービスを活用していただくことにより、
家庭でのフードロスが1/3まで減少。
- 1食あたりの食材廃棄量 - 食材使い切りサービス
一般的な夕食
1食分(主菜・副菜)の半加工食材とレシピのセット
食卓のフードロスが
約1/3に削減
3日分・5日分の食材・レシピのセット
14
マスター タイトルの書式設定
1-3. カーボンニュートラル
サプライチェーン全体のカーボンニュートラル
当社は、「環境負荷の少ない食品の取扱い」や「畑から食卓までのシンプルな流通経路」などの特長により、
実店舗型食品小売業平均と比べCO2排出が、家庭への宅配も含めて約50%と大幅に低いビジネスモデルを実現
-売上あたりCO2排出量
実店舗型食品小売業平均と比べ、 (Scope1,2,3すべて含む)
大幅に低CO2排出ビジネスモデル 実店舗型小売業平均*
低農薬・無添加など 国内産を
環境負荷の少ない商品販売 メイン取扱い
他社平均比で、
有機農産物のCO2排出
約50%の 低減効果をロジックに
排出量 組込む算定を開始
畑~食卓まで 店舗を持たない
シンプルな流通経路 食のEコマース
Day2
FY2019
Day1 Day3 FY2020
~
*実店舗型食品小売業企業のうち、 16
スコープ1,2,3のCO2排出量を情報開示している4社平均を算出。
各社売上は該当会計年度の連結ベースで計算(当社調べ)
カーボンニュートラル つくる 売る 食べる
-農業生産のサステナブル推進
当社にかかわる農業生産における温室効果ガス排出量半減を目指し、
「プレオーガニック商品の販売支援」や「バイオ炭を活用した生産実験」などの取組みを進める
- 当社のコミットメント
当社にかかわる農業生産において
今後5年以内に温室効果ガス排出量の半減を目指す
削減 削減 吸収 可視化
プレオーガニック 施設栽培の バイオ炭を活用した 環境負荷の分かる
農産物の販売支援 省エネルギー実験 生産実験 ラベリング導入
17
カーボンニュートラル NEW TOPICS つくる 売る 食べる
-フードテックスタートアップとの提携
日米の代替タンパクのスタートアップ2社に出資・事業提携。
さらに複数の国内外プレイヤーと協議中であり、日本におけるサステナブルフード販売のプラットフォームを目指す
- 共同での商品開発
出資・事業提携
グリーンカルチャー社と共同で、
Oisixオリジナル原料を使った植物肉
「グリーンミート」を商品開発・販売開始
×
プラントベース肉の開発・製造・販売
ロブスターやカニなど甲殻類の培養技術の研究
18
カーボンニュートラル つくる 売る 食べる
-グリーン配送
ラストワンマイルの配送車のグリーン化について、22年1月から「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」で、
グリーンエネルギー配送車の導入実験を開始
- 当社のコミットメント
当社にかかわる自社配送において
今後5年以内に温室効果ガス排出量の半減を目指す
22年1月から、
CO2排出がニュートラルであるバイオマス燃料を活用した
グリーンエネルギー配送車を導入実験開始
19
カーボンニュートラル つくる 売る 食べる
-時々ヴィーガンスタイルの拡大
“時々ヴィーガン”を国内外でさらに拡大させるため、アメリカでは、大手スーパーでのヴィーガン冷凍食品販売や
“Ready to Eat”ラインナップの拡大、また日本でも“時々ヴィーガン”コースの会員拡大を加速
アメリカ
- ヴィーガンとサステナブルについて
- ヴィーガン冷凍商品の - 多様な食シーンへの
動物性由来の食材を摂取しないライフスタイル。
外販拡大 ラインナップ拡充
サステナブルの面でも、動物性食材にかかる
エネルギー効率の悪さや、動物から直接排出される
GHGが問題視されており、
ヴィーガンを週に数日のみ
楽しむ“時々ヴィーガン”が 全米約7,000店で販売
国内外で広がっている
◆グローバルのプラントベース食品の
マーケット拡大* 日本
- Oisixヴィーガンコース
$29.4
$161.9 会員拡大
Billion Billion
2020 2030E
*出典:Bloomberg Intelligence, OECD FAO Agricultural Outlook 2021-2030, 20
GFI 2020 State of the Industry Report
マスター タイトルの書式設定
2. 上期業績サマリ
エグゼクティブサマリ
-2022/3 上期業績
売上
Oisixを中心に順調に売上成長し、前年同期比+18%増収
◆ 国内宅配3事業
✓ 会員数 : 上期を通じてOisixを中心に順調に会員数が増加し、主要3ブランドで約4.3万人増
✓ ARPU : コロナ影響でイレギュラーに上昇した前年と比べ減少したものの、
コロナ前と比べて10~18%増と高い水準を継続
◆ その他事業
✓ 前年ほぼ倍増成長したPurple Carrot(アメリカ)は、経済再開の影響などにより、
2Qから会員数が減少に転じたものの黒字継続しており、想定を上回って進捗
✓ その他事業は、他社EC支援を中心に順調に事業拡大
EBITDA
Oisixを中心とした売上成長による利益増により、引き続き想定を上回って進捗
✓ Oisixを中心とした売上成長による利益増により、EBITDAも想定を上回って進捗
✓ ただし、前年はOisix物流キャパ逼迫により新規獲得が出来ない中、
売上伸長のあったイレギュラーな年度であったため、前年同期比では減少
✓ 2Qは季節要因的に利益減少したのに加え、Oisix新物流センターの開設や購買頻度向上施策など、
成長への先行投資を実施
22
注)本ページ以降、”新型コロナウイルス感染症”を“コロナ”と略記します
2022/3 上期業績サマリ
売上 :Oisixを中心に順調に売上成長し、前年同期比+18%増収
EBITDA:Oisixを中心とした売上成長による利益増や、
Purple Carrotの業績が高止まりしていることもあり、想定を上回って進捗
売上高 561.6億円 EBITDA 41.8億円
(前年同期比 118%) (前年同期比 90%)
親会社株主に
営業利益 33.4億円 帰属する
四半期 21.5億円
(前年同期比 84%) 純利益 (前年同期比 88%)
23
2022/3 上期業績推移 注)実力値の計算について、
コロナによる一時的なARPU上昇の影響を排除するため、
-売上 ARPUをコロナ前の2020/3期の数値と仮定し計算
Oisix を中心とした会員数の伸長とARPUの高止まりにより、高水準の成長率を継続
売上高
統合後 561.6
実績CAGR (前年同期比118%)
21.0% 約520
475.6
約410
317.2 325.5
実 実
実 力 績
実 績 値
力
値
(実力値)(実績) (実力値)(実績)
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
上期* 上期 上期 上期
*CAGR:年平均成長率 *2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、 24
13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
2022/3 上期業績推移 注)実力値の計算について、
コロナによる一時的なARPU上昇の影響を排除するため、
-EBITDA/営業利益/四半期純利益 ARPUをコロナ前の2020/3期の数値と仮定し計算
Oisixを中心とした売上成長による利益増により、前年同期比では減益も想定を上回って進捗
EBITDA 営業利益 親会社に帰属する四半期純利益
46.7
41.8
統合後 (前年同期比90%)
統合後 39.7
実績CAGR 約37 実績CAGR 33.4 統合後
40.4% 42.7% (前年同期比84%) CAGR
約31 約29
34.2%
24.6
約26
21.5
実 (前年同期比88%)
績 実
実 実 績
15.1 13.4 力 力
値 値 11.5 実 実 実 実
9.0 8.9
力 績 力 績
3.9
値 値
(実力値)実績) (実力値)実績)
( ( (実力値)実績)(実力値)実績)
( (
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
上期* 上期 上期 上期 上期* 上期 上期 上期 上期* 上期 上期 上期
※ 2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、
13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
25
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
売上高:前年上期推移
Oisixを中心とした国内宅配事業において、上期計4.3万人の会員数が増加したことに加え、
ARPUもコロナ前比で継続的に高止まりしている影響もあり、前年同期比86億の増収
-売上高:前年上期推移(億円) 売上影響額
2
Purple Carrot
売上増 561.6
1 国内宅配3事業の売上増:約47億円
約24
(B)
約▲29 約15 ・(A) 会員増影響 :約76億円
(A)
約76 ・(B) ARPU減影響 :約▲29億円
3
475.6 その他事業
売上増
2 Purple Carrot売上増:約15億円
1
宅配3事業
(A)会員増
(B)ARPU減 3 その他事業売上増:約24億円
・他社EC支援
・SinS・保育園
・香港・上海
・その他子会社
(豊洲漁商産直市場の新規連結含む)
2021/3 2022/3
上期 上期
26
EBITDA:前年上期推移
大規模な新規PR費の投下やOisix新物流センターへの移行など、積極的な成長投資を行ったものの、
会員数やARPUが順調に推移しており、想定を上回って進捗
利益影響額
-EBITDA:前年上期推移(億円)
3 4
(B)
Purple
Carrot その他事業の 1 宅配3事業の売上増による利益増:約8億円
約▲7 利益増
(A) 利益増 ・(A) 会員増影響 :約15億円
約15
・(B) ARPU減影響 :約▲7億円
46.7 約 約3
▲16
約▲4 41.8 2 成長投資の投下:約▲16億円
約4
1 ・(C) 宅配3事業の新規PR費増 :約▲15億円
宅配3事業
(A)会員増 5 ・(D) Oisix新物流センター物流費増 :約▲1億円
固定費増
(B)ARPU減
3 Purple Carrot利益増:約4億円
2
成長投資 ⇒連結後1年で黒字転換達成
(C)新規PR費増
(D)新物流センター費増
4 その他事業利益増:約3億円
5 固定費増額:約▲4億円
・事業強化・拡大のための人員強化
2021/3 2022/3 ・システム基盤刷新(迅速化、データ活用強化)準備費用
上期 上期
27
業績の季節変動について
当社は季節によって売上・利益率が変動するビジネスモデル。コロナ影響により平常時ほどの変動はな
いものの、コロナが段階的に落ち着きを見せている今年度は前年度に比べて季節変動は大きい
- 平常時の季節変動
1Q(4-6) 2Q(7-9) 3Q(10-12) 4Q(1-3)
やや増 減少 増加 やや減
売上* 夏季休暇・お盆による お節・年末商材による
母の日など催事売上増 春休み影響で売上減
休み影響で売上減 売上増
フラット 悪化 良化 フラット
利益率* 春季PRコスト投下
お節など高単価商材で
春季PRコスト投下 ARPU減による悪化 (事業状況により投下規模を
ARPU増による良化 フレキシブルに調整)
- コロナの季節変動への影響
コロナ影響により、平常時よりも夏季休暇影響などの季節変動幅は少なくなっているものの、
今年度はコロナが段階的に落ち着きを見せているため、前年度に比べて季節変動が大きくなっている状況
*売上:会員数が一定と仮定した場合の売上季節変動イメージ 28
*利益率:イレギュラーな費用投下がない前提
EBITDA:1Q⇒2Q推移
宅配3事業の事業成長の一方で、季節性による利益影響に加えて、Oisix新物流センターや
購買頻度向上施策などの成長投資を積極的に実施し、EBITDAは減少
利益影響額
-EBITDA:今期1Q⇒2Q推移(億円)
1
宅配3事業
利益増 3 Purple 1 宅配3事業の売上増による利益増:約2億円
Carrot
利益減
23.1 約2
約▲3
2 宅配3事業の成長投資の投下:約▲3億円
約▲2
約▲2 18.7 ・Oisix新物流センター移転の一時費用増
2 ・購買頻度向上施策費用増 など
成長投資
・新物流センター費
・購買頻度向上施策 4 3 Purple Carrot利益減:約▲2億円
固定費増
・イレギュラーな増加ペースから、
経済再開により会員数が反動減に転じたことによる利益減
・夏場の品質保持対応資材へ切り替えによる費用増
・新商品の製造開発費増 など
4 固定費増額:約▲2億円
・事業強化、拡大のための人員強化、コロナ対応慰労金
2022/3 2022/3 ・システム基盤刷新の準備費用 など
1Q単体 2Q単体
29
セグメント別業績サマリ
売上 セグメント利益* 2022/3 上期事業概況
・プロモーションが計画よりも順調に進捗しており、
Oisix 285.8億円 40.4億円 上期で約3.9万人増
・連休前後の販促や継続的な宅配ニーズにより
(前年同期比 124%) (前年同期比 93%) ARPUはコロナ前比約18%増と高止まり
・旬の野菜を打ち出した広告での新規獲得など
大地を守る会* 66.2億円 13.1億円 ターゲットに沿った獲得手法開発を継続
・ARPUは高水準を維持し、
(前年同期比 93%) (前年同期比 96%) コロナ前比約10%増と高止まりを継続
・「ふぞろいRadish」の広告など、顧客ニーズに
らでぃっしゅ
ぼーや
87.3億円 11.4億円 沿った広告知見が蓄積されつつあり純増
・ARPUは高水準を維持し、
(前年同期比 96%) (前年同期比 70%) コロナ前比約10%増と高止まりを継続
・イレギュラーな増加ペースから、経済再開の影響など
Purple
Carrot 55.3億円 8.1億円 により会員数は反動減フェーズに移行
・一方、影響は想定よりも緩やかで、
(1月~6月実績) (前年同期比 137%) (前年同期比 230%) 2Qにおいても黒字は継続
(事業数値は、3カ月ずれて連結(上期は1月~6月))
・他社EC支援は、引き続き好調を維持
その他事業*
(子会社含む)
69.1億円 8.6億円 ・SinS・保育園卸事業は順調に取引先が拡大
(前年同期比 155%) (前年同期比 128%) ・海外事業はコロナ影響が落ち着き
改めてサービスの磨き上げを進める
※ 大地を守る会、その他事業のセグメント利益は 30
のれん償却影響を控除しており、短信のセグメント数値と異なります。
事業セグメント概要
売上高
561.6 億円
セグメント利益率
その他 セグメントコスト
事業 12.6%
セグメントコスト計
Purple セグメント利益率 セグメントコスト
Carrot 14.7% 479.8億円
らでぃっしゅ セグメント利益率
セグメントコスト
ぼーや 13.1%
大地を セグメント利益率 セグメントコスト
守る会 19.9%
セグメント利益計 全社固定費
81.8
のれん償却費など
億円 48.4億円
セグメント利益率 セグメントコスト 営業利益
Oisix 14.2%
33.4 億円
※ Purple Carrotのセグメント利益は営業利益をさしており、
同セグメントコストには人件費を含む同社固定費を含む。
31
今後の見通しについて
売上サイド:会員数は、コロナ後も通じるライフスタイルの変化に対応し、順調な拡大を目指す。ARPUは、段階的な
落ち込みを見込むものの、価値提案強化などの施策によりコロナ前を上回った水準での継続を目指す
コストサイド:商品原価は、加工作業の内製化などの施策推進により段階的な削減を見込む。新規PR費は適正CPAの
範囲内で最大限投下。物流費は、21年10月からのOisix新物流センター稼働に伴い、今期は
一時的な追加コストが発生するものの、来期からは物流が一本化され、段階的な費用削減を予定
下期 来期 要素
コロナ後も通じる、お客様のライフスタイル変化に対応し
売 会員数 拡大 拡大 従来通り好機である春を中心に会員獲得をすすめ順調に拡大
上
サ 上期においては、当初想定より落ち込みが少なかったものの、
緊急事態宣言解除による生活変化を受け、下期は段階的な
イ 段階的に 横ばい
ド ARPU 落ち込みを見込む。
減少 ~増加 一方で、来期においては、価値提案強化などの施策により
コロナ前を上回った水準での継続を目指す
商品原価 削減 削減 加工作業の内製化などの施策推進により段階的に削減
コ
ス 新規PR費 増加 増加 適正CPAの範囲内で最大限費用投下
ト Oisix新冷蔵センターの稼働に伴い、21年8月より移転にかかる
サ 一時的に
物流費 削減 追加コスト約8億(うち約6億は建物など減価償却費)が今期中発生。
イ 増加 来期は、一時的な費用の消失に加え、物流一本化後は段階的に削減
ド
その他
削減 削減 売上拡大に伴い、固定的な販管費率減少
販管費
32
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
33
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
会員数:インフルエンサーの活用やエリア限定TVCMなどの手法も実施し上期計3.9万人増。
出荷キャパの逼迫後の獲得再開により会員数が伸びた前年の上期末実績と比較しても127%増
ARPU :コロナによりイレギュラーに上昇した前年と比較して減少も、想定を上回る水準で高止まり
会員数 ARPU*2
347,772 人 12,564 円
347,772 *1 97%、2020/3同期比 118%)
(前年同期比 127%) 333,850
(前年同期比
2022/3
308,899
2021/3
13,822 2020/3
285,168
274,929
12,986 13,106 13,042
252,303 12,891
239,837
230,393
226,187 11,745
221,612
12,564 11,379
11,095
10,634
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
*1 注文頻度の低いお客様について退会手続きを実施(2Qの減少影響は約2,000人) 34
*2 ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
Kit Oisixコースの会員数も上期で2.8万人増(Oisix会員数増に内含む)。おうちごはんが増える
生活変化の継続に加え、朝食やランチなど食シーンを広げるメニュー提案により多様なニーズに対応
Kit Oisixコース 会員数* -価値提供領域のスピーディな拡充
食事時間
209,964 人
209,964
(前年同期比 140%) 198,821
181,930
163,496
156,416
140,934 提供価値
130,165
124,753 128,320
119,458
©Disney
✓ 新たな家庭の食ニーズの恒常的な高まり
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3 2022/3
✓ 自社工場で開発・製造を行うことで、
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q スピーディな商品開発が可能に
* 2022/3期より、「ちゃんとOisixコース」をKit Oisixコース会員数から除外 35
* Oisix会員数の内数。Kit Oisixコースに加え、「サクっとOisixコース」会員を含む
国内宅配 主要3ブランド
NEW TOPICS
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-赤ちゃん本舗社との協業検討開始 海外宅配 事業
その他 事業
子育て世帯をメインターゲットとする赤ちゃん本舗社との協業検討開始。
共同で企画・開発した商品やサービスを提供し、5年後に100億円規模の事業への成長を目指す
Oisix with アカチャンホンポ
✓ 赤ちゃんや子どものいる暮らしが笑顔であふれるように、
食に関する悩みを解決する
✓ Oisix内に専用コースを来春オープン予定
1 子育てファミリーに特化したサービスを提供
アカチャンホンポの人気商品やクーポンの配布等を
Oisixでのお買い物に合わせて実施し、子育てファミリーの
食と暮らしを総合的にサポート
✓ マタニティ、ベビーグッズの
2 「Oisix with アカチャンホンポ」コースの 販売、サービス提供
会員獲得を実施
✓ 赤ちゃんのいるご家庭での
アカチャンホンポの店頭やアプリを活用して
来春オープンする専用コースのPRを行う 高い知名度
3 共同商品開発 ✓ 全国121店舗*の実店舗をもち、
約300万人へのアプローチ
0-3歳の子育てファミリー向けに、離乳食・おやつ・ミールキットなどの領域で
オリジナル商品を共同開発
*2021年10月末時点 36
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-物流戦略の進捗 海外宅配 事業
その他 事業
New ORD 海老名ステーションは、テスト稼働を開始。
物流一元化に向け段階的に移行を進め、21年3月比2倍の冷蔵出荷キャパシティを確保
冷蔵
-冷蔵拠点の設備増強
(New ORD 海老名ステーション)
・テスト稼働開始
現状
・現海老名ステーションからの段階的な移行を進める
・21年3月比2倍の冷蔵出荷キャパ確保
期待効果 ・New ORD 海老名ステーションへの
物流一元化による物流費1%の削減
投資額 約40億円
・グリーン電力
グリーン・
(再生可能エネルギー由来の電力)を利用
リスク対策
・自然災害に備えたBCP(事業継続計画)設備
37
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-物流戦略の進捗 海外宅配 事業
製造
その他 事業
さらなる事業成長に向け、キャパシティの拡張・物流効率化のための物流投資を行う。
New ORD 海老名ステーションへの冷蔵拠点の移行に続き、23年秋には冷凍設備の増強を計画
21年8月 21年10月 22年4月 23年秋
段階的にクローズ
サテライト・
外部倉庫
+ 加工・製造設備に機能移管
現海老名 ・フードレスキューセンター
ステーション ・Kit製造センター など ※P11,12参照
物流機能は
New海老名一本化 物流投資
約40億円
冷
蔵 物流費段階的に1pt改善を見込む(現海老名ステーション比)
竣工 テスト稼働 移転完了
New海老名
移行にかかる費用増
ステーション
約8億円
一時的な物流費増:2~3億
減価償却費:(賃借料、物流設備・システム):9~10億円/年
物流投資
約40億円
冷 厚木
凍 ステーション 稼働
38
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会 KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
会員数:ターゲットに沿った新規会員の獲得トライを続け微増。経営統合以降最多の会員数を更新
ARPU :シニア層に向けたサービスを強化することで高単価を維持し、想定を上回る水準で高止まり
会員数 ARPU*
45,394 人 23,251 円
(前年同期比 101%) (前年同期比 96%、2020/3同期比 110%)
45,307 45,394
44,878 44,998 45,196 2022/3
27,117
43,941
2021/3
2020/3
38,517 24,356
37,532 37,121 24,128
37,127 23,520
23,025 23,251
22,391
21,604
21,159
20,821
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
* ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 39
国内宅配 主要3ブランド
らでぃっしゅぼーや KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
会員数:「ふぞろいRadish」など、顧客ニーズに合う獲得手法に兆しがあり上期は継続して純増を達成
ARPU :前年と比較して微減したものの特に単価は高水準を維持し、想定を上回る水準で高止まり
会員数 ARPU*
66,464 人 19,748 円
(前年同期比 108%) (前年同期比 95%、2020/3同期比 110%)
66,464 2022/3
65,320
62,515 62,751 2021/3
61,009 23,189
61,822 61,518 2020/3
59,400
58,528
56,935
20,884 21,000
20,259
20,188
19,748 19,659
18,202 18,621
17,926
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
* ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 40
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会/らでぃっしゅぼーやトピックス
国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
大地を守る会 :野菜に合わせやすい商品を集めた売場を新設し、手軽な健康実感を後押し
らでぃっしゅぼーや :「ふぞろいRadish」が3億円の売上、約90tのフードロス削減*に寄与
※
▲(左)成長が早く割れてしまったキャベツをふんだんに使った餃子
▲ご家庭の野菜と炒めるだけで主菜ができる惣菜
(右)シイタケの軸と白身のすり身を合わせた練り物
✓ 健康的な食卓を手軽に作れる商品を集めた ✓ 規格外の農産・水産品の販売に特化した
売場を新たに開始 「ふぞろいRadish」が引き続き好評
✓ 野菜や果物を気軽に食卓に出せる ✓ 購入しやすい加工品の開発を積極的に進めており、
提案をすることで、手軽な健康実感を促す 今期3億円の売上、約90tのフードロス削減*に寄与
*消費されなかったり家庭で使い切れずに残ったりする非可食部も含む食品・出荷規格外のため小売流通しない食材を、 41
商品化して活用した重量・廃棄を未然に防いだ重量をさす。
出荷重量には、提携先工場の商品製造・加工の過程で出る廃棄食材(他社商品製造過程での排出含む)、需要過多による代品販売重量も含む。
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
42
国内宅配 主要3ブランド
他社EC支援事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
上期を通じて定期会員数やARPUは順調に推移。
それぞれのお客さまニーズに沿った企画提案により、購買単価もコロナ前よりも高い水準を維持
ISETAN DOOR dミールキット
三越伊勢丹HDのEC宅配事業の支援事業。 NTTドコモの会員様向けに
ECサイト運営管理から物流・配送まで受託 ミールキットを中心とした定期宅配サービスを運営
✓ コロナ感染再拡大の影響などもあり、 ✓ コロナ感染再拡大の影響などもあり、
上期計で会員数・売上ともに順調に伸長 上期計で会員数・売上ともに順調に伸長
✓ ギフトセットのバラ売り企画などの ✓ dミールキットオリジナル商品を新たに開発し、
百貨店の強みを活かした催事を展開 料理工程の簡素化ニーズが高いターゲットへ販売
43
国内宅配 主要3ブランド
子会社(90%保有)
とくし丸(移動スーパー事業)
国内宅配 その他
2016年5月~ 海外宅配 事業
その他 事業
移動販売需要の継続的な上昇により、流通総額は前年同期比140%と高い成長率を維持。
SV体制構築により提携スーパーとの協力関係を強化してきたことで、稼働台数を順調に増やしている
流通総額・稼働台数
-提携スーパー
2022/3 上期 流通総額 稼動車両台数
108.0 億円 884 台
✓ 142社のスーパーと提携し、
全国42都道府県で稼働台数が伸長
(前年同期比 140%) (前年同期比 +270台)
✓ 関東を中心に展開する
108.0 イトーヨーカ堂社は、とくし丸の広告を
強化するなど、稼働台数に大きく寄与
77.2
884台
49.8
36.7 614台
25.3
440台
336台
268台
2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
上期 上期 上期 上期 上期
44
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
45
国内宅配 主要3ブランド
子会社(100%保有) ※Purple Carrotは12月決算であり、
Purple Carrot<アメリカ> 決算連結が当社と3カ月ずれているため、 国内宅配 その他
2019年5月~ 2022/3 上期は1月~6月の事業数値を連結しています 海外宅配 事業
その他 事業
アメリカで展開している100%ヴィーガン食のミールキットを中心とした宅配ビジネス。
経済再開の影響などにより会員数は減少に転じたが、影響は想定より緩やかであり想定を上回る進捗
-四半期業績推移($mn)
売上高
売上高 $24mn
売上高
営業利益
$23mn
黒字化
達成
連結開始 -事業概要
100%ヴィーガン食のみのミールキットを扱う宅配サービス
✓ アメリカ本土48州を対象に毎週宅配する
サブスクリプションモデル
✓ ヴィーガンとは、動物性由来の食材を摂取しない
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3 2022/3
ライフスタイルのこと。
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
近年では週に数日のみ楽しむスタイルが広がっている
(1~3月) (4~6月) (7~9月) (10~12月) (1~3月) (4~6月) (7~9月) (10~12月) (1~3月) (4~6月)
46
国内宅配 主要3ブランド
子会社(100%保有)
Purple Carrot<アメリカ> 国内宅配 その他
2019年5月~ 海外宅配 事業
その他 事業
実店舗での販売や、Ready to Eatラインナップの拡充など、価値提供の幅を広げる工夫を
国内宅配の知見を活かして実行し、より多くの人が手軽にヴィーガン食を取り入れられる機会を創出
-冷凍食品の小売店での販売 -”Ready to Eat”の時短商品
▲スーパーの冷凍ショーケースに並ぶPurple Carrot商品 ▲(左)レンジ調理商品 (右)混ぜて待つだけ、振りかけるだけで食べられる時短商品
✓ 米国オーガニック小売り最大手の ✓ レンジ調理で完成する主食や、
「Whole Foods Markets」など 朝食・間食にすぐに食べられるおやつなど、
主要な小売り店舗で販売 ミールキットより簡単に食べられる商品も拡充
販売チャネルや商品ラインナップの拡充により、ヴィーガンミールキットプレイヤーとしての認知を拡大
47
国内宅配 主要3ブランド
香港・上海事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
香港:コロナ後の会員数反動減は下げ止まりつつある。認知拡大のため、現地人気の高い塚田農場などとコラボ企画を実施
上海:渡航制限が緩和され現地調査を再開。日常食についての理解を進め、商品開発や獲得チャネルの開拓を加速
Oisix香港 Oisix上海
2009年よりサービスを開始。 2017年より実験開始。
日本産商品を越境でお届けするモデル Oisix基準内の商品を現地調達・お届けするモデル
✓ コロナ影響による会員数増ののち、 ✓ コロナ影響による渡航制限が緩和され、
反動減が見られたが下げ止まりつつある 詳細な現地調査を再開予定
✓ “塚田農場”や”無印良品”など、 ✓ 現地の食生活や環境の理解を進め
現地で人気のある企業とのコラボにより ローカライズしたKit Oisix製造・開発を進行。
ブランド認知の拡大をはかる 獲得チャネル(ABCクッキングスタジオなど)の
開拓も並行して進める
48
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
49
国内宅配 主要3ブランド
Shop in Shop事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
店舗へのミールキット導入モデルを中心に上期計で53店舗増と急速に取引店が拡大。
まだ導入が進んでいないエリアに適したモデルづくりも行うことで、今後のさらなる拡大をねらう
売上・取引店数
-モデル店舗導入による拡大
2022/3 上期 売上高 9月末取引店数
4.6 億円 237 店
(前年同期比 116%) (前年同期比 +87店)
4.6
4.0
3.7 3.8
237店 ✓ モデル店舗の販売手法の横展開により、
順調に取引店舗数が伸長
150店
145店
136店 ✓ より広域なエリアでの導入をスピーディに行うために
新たなモデルづくりを推進
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
上期 上期 上期 上期
50
国内宅配 主要3ブランド
保育園事業(すくすくOisix) 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
保育園へ食育の機会を強化し、情報公開を積極的に実施。
イベントを通じて食育を推進するとともに、子育て世代の保護者への認知を効果的に拡大
売上・取引園数
-食育を通じて、子育て世代へ情報発信
2022/3 上期 売上高 9月末取引園数
かいじゅうにんじん
5.8 億円 624 園
(前年同期比 143%) (前年同期比 +212園)
5.8
5.0
4.1* ▲子供たちが食べる野菜に名前を付けてもらうことで、興味を持ってもらう取り組み
3.6
624園 ✓ 保育園や保護者からのニーズが高い
食育イベントを継続的に企画しており、
367園
412園 食材提供施設へツールとあわせて機会を提供
314園
✓ イベント情報の発信を強化したことで、
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 子育て世代におけるブランド認知を拡大
上期 上期 上期 上期
* 2021/3期は、コロナによる保育園の休園によりイレギュラーな減収が発生 51
国内宅配 主要3ブランド
他社PR支援 NEW TOPICS
国内宅配 その他
-新サービス「スペアド」開始 海外宅配 事業
その他 事業
サブスク特化型オフラインプロモーション支援サービス「スペアド」を提供開始。
自社のオフラインプロモーションで構築したノウハウを提供し、3年後に50億円規模の事業化をめざす
-当社オフラインPRの強み
-他社サポート事例
✓ 獲得コストと顧客LTVの徹底した管理
✓ Oisixでのオフライン顧客獲得
✓ 約2,200施設の多様な
催事スペースでの開催実績
「スペアド」の特長 ▲スペアド」活用プロモーション例
左:ネスレ日本社、右:万田発酵社
① ファクトデータに基づく販売効率の可視化により
効率的なオフライン広告を支援
✓ ネスレ日本社、万田発酵社など複数の
② サブスクサービスのプロモーションに特化した クライアント企業へ支援を実施
接客スタッフの提供
✓ 接客スタッフが対面でサービスの魅力を紹介し、
③ 顧客属性や人流等から独自に特定した 年間1万件以上の顧客獲得企業もある
エリア特性から、ニーズに合う開催スペースの提案
52
国内宅配 主要3ブランド
豊洲漁商産直市場 子会社(51%保有)
国内宅配 その他
(トヨイチ) 2021年3月~ 海外宅配 事業
その他 事業
豊洲漁商産直市場(トヨイチ)の水産品の調達力を活かし、ミールキット用の原料を共同開発。
宅配3事業のお客様ニーズに基づいた商品開発を強化し、4月の連結後半年で31品の新商品を販売
Kit Oisix原料の開発
リクエスト
産地連携、調達
▲共同開発したホッケを使った
「ふぞろいホッケのヤンニョン風味」
◆事業概要
飲食店向けを中心とした、水産品の卸販売
✓ トヨイチの産地情報と、Oisixの人気商品情報を
すり合わせてKit Oisix専用原料を開発
◆強み
✓ 宅配事業の水産品強化の推進に加え、 ✓ 「市場」「産直」双方から仕入れる独自調達網
トヨイチ新事業として取引量は徐々に増加 ✓ 飲食店の母体を活かした顧客目線での買付け
53
国内宅配 主要3ブランド
関連会社(20%保有)
DEAN&DELUCA 2019年2月~
国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
関連会社のウェルカム社(DEAN&DELUCA、20%保有)は、コロナによる
営業時短要請などの影響が継続。コロナ下での新たな需要として、全国各地の催事出展が好調
-直近の事業状況
✓ コロナによる人流減少・営業時短の影響は継続
✓ デパートでの催事への出展依頼が増加
・・前年比約2倍の10都市で出展 【主なブランド】
DEAN&DELUCA、
・・DEAN&DELUCAを目的とした GEORGE’S
来店数を伸ばせており需要が高い などを展開
・・地方特産品の商品開発にもつなげる
◆事業概要
-今後の見通し 小売および飲食業を通じたライフスタイル事業
✓ コロナ影響について不透明な状況は続くものの、
継続的に業績改善を見込む ◆強み
✓ 高付加価値な食品、雑貨の取扱い
✓ 営業時短協力金等による収入を含め、 ✓ デリやグロッサリーの実店舗販売、好立地の店舗網
大幅な営業外損失の計上の可能性は低い
54
3. ESGトピックス
55
WeSupport Family
医療従事者向けの食支援プラットフォームとして立ち上げたWeSupport Medicalの仕組みを活用し
子どもの貧困と、フードロスの課題解決を目指すプロジェクト「WeSupport Family」を開始
WeSupport Medical WeSupport Family
コロナをきっかけに発足した ひとり親を中心とした、子どものいる貧困世帯への
医療従事者向け食品支援プラットフォーム。 食品支援プラットフォーム。
サポート企業は127社 サポート企業の余剰在庫なども活用することで、
支援実績はのべ70万人、7億円以上 フードロスの課題解決も目指す
支援先の医療機関より (一部抜粋)
これまで本当に本当にたくさんのご支援をありがとうございました。
おかげさまで医療従事者の健康と士気が維持できました。
今後の取り組みについて、コロナで経済的に打撃を受けているひと
り親家庭の親子にご支援され、本当に素晴らしいと存じます。
56
東京ハーヴェスト
食品の作り手のすばらしさを伝えるイベント「東京ハーヴェスト」をオンライン開催。
「#捨てないを始める」をメッセージにフードロス削減アクションを呼びかけ、15件のメディアに掲載
生産者
飲食業界を救うクラフトジン
コロナによって在庫になってしまった
ビールを蒸留したスピリッツ製造
生活者
まるごと食べきりレシピ
カブやニンジンの葉を活用した
保存のきくレシピ紹介など
東京ハーヴェストとは?
今年で9回目を迎える、農家、漁師、畜産家など食の作り手の素晴らしさを
国内外に発信し、感謝と尊敬の気持ちを形にして伝えるイベント。
57
アスリート支援
世界で戦うアスリートの身体を支える「食」の支援、マイナースポーツへのマーケティングノウハウの提供を
継続的に実施。スポーツ支援プロジェクトを社内に設置し、社員の主体的な参加を推奨
車いすラグビー支援 アスリートへの食材支援
連盟理事、普及啓発など事務局運営に携わる。 野菜ボックス「ぱれっと」や、
合宿や大会時の食支援も行う 野菜ジュースなどの食材支援を行う
(C)Megumi Masuda/World Wheelchair Rugby
✓ 東京パラリンピックで銅メダルを獲得!! ✓ 支援アスリートの一人、レスリングの向田選手は
東京オリンピックで金メダル獲得!!
58
APPENDIX・DATA SHEET
59
会社概要
会社名: オイシックス・ラ・大地株式会社(英名:Oisix ra daichi Inc.)
所在地: 東京都品川区
設立: 2000年6月
代表者: 代表取締役社長 高島 宏平
資本金: 3,993百万円(2021年3月末)
従業員数: 連結 915名 (2021年3月末)
60
関係会社概要
連結子会社
株式会社とくし丸 移動スーパー事業における提携スーパーの開拓、販売パートナーへのノウハウ提供
株式会社フルーツバスケット 果実・野菜等の農産物の加工・商品開発、販売
カラビナテクノロジー株式会社 ECサイトのプラットフォームシステム開発、運用、Webサイト制作
株式会社クレイジーキッチン ケータリングサービス事業、イベントプロデュース事業、空間演出事業
Oisix Hong Kong Co.,Ltd. 当社の香港現地業務の受託
上海愛宜食食品貿易有限公司 中国における食品宅配事業
Purple Carrot アメリカにおけるミールキットの宅配サービス
Oisix Inc 海外における投資事業
Future Food Fund株式会社 食分野のスタートアップ企業への投資事業
Future Food Fund
食分野のスタートアップ企業への投資組合
1号投資事業有限責任組合
豊洲漁商産直市場 主に外食産業向けの水産品の卸販売
主な関連会社
株式会社日本農業 農産物輸出事業
株式会社ウェルカム 小売及び飲食業を通したライフスタイル事業
61
業績推移
オイシックスを基盤として、大地を守る会、らでぃっしゅぼーやとの経営統合等により、飛躍的に事業規模が拡
大。
海外展開についても米国の現地法人を買収し着実に進展中
2013年3月 2018年10月 2019年5月
東証マザーズ上場 らでぃっしゅぼーやとの経営統合 米国の現地法人Three Limes, Inc
(通称:Purple Carrot)を子会社化
2019年2月
DEAN & DELUCAの運営会社を 1,000
2013年8月 関連会社化
ディーンアンドデルーカジャパン
(現 ウェルカム)と業務・資本提携 2017年10月
大地を守る会との経営統合
710 89
625 *
2016年5月
シニア向けの移動スーパー事業を
展開するとくし丸を子会社化
売上
400
EBITDA
*
35
230 31
202
159 181
146 17
9 8 10 10
9
2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
* 2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、13ヶ月計上。 62
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
連結従業員推移
915
女性従業員比率 860
- 全従業員 - パートスタッフを除く社員
735
65% 47% 680
421
210
192
163 179
2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
63
取締役プロフィール
取締役は社内5名、社外5名で構成。多様な知識と経験を持つ社外取締役を含め、
急速に変化するビジネス環境の中で持続的な成長に向けた議論を実施
■社内取締役
代表取締役会長 代表取締役社長 取締役 取締役 取締役
藤田 和芳 高島 宏平 堤 祐輔 小崎 宏行 松本 浩平
2017年 着任 2000年 着任 2000年 着任 2010年 着任 2018年 着任
・株式会社フルーツバスケット取締役 ・株式会社とくし丸代表取締役 ・執行役員 ・執行役員 ・執行役員
・Oisix Hong Kong Co., Ltd.董事 ソリューション事業本部本部長 人材企画本部本部長 経営企画本部本部長
・一般社団法人東の食の会代表理事 らでぃっしゅぼーや通販事業本部担当 業務本部担当
・一般社団法人日本車いすラグビー連盟 大地を守る会宅配事業本部担当 リスク管理委員会担当
理事長 ・カラビナテクノロジー株式会社取締役
■社外取締役
取締役 取締役 取締役 取締役 取締役
花田 光世 田中 仁 渡部 純子 櫻井 稚子 小脇 美里
2008年 着任 2015年 着任 2019年 着任 Appointed 2018 2021年 着任
・慶應義塾大学名誉教授 ・株式会社ジンズ代表取締役 ・株式会社リクルートホールディングス ・株式会社NTTドコモ ・鯖江市顧問 女性活躍推進アドバイザー
・一般財団法人SFCフォーラム代表理事 ・株式会社フィールグッド代表取締役 全社CRM推進室室長 ライフサポートビジネス推進部部長 ・Webメディア「MOTHERS編集部」設立
・一般社団法人キャリアアドバイザー ・株式会社ジンズノーマ代表取締役 ・株式会社トレタ社外取締役
協議会代表理事 ・株式会社ジンズジャパン代表取締役 ・AI CROSS株式会社社外取締役
・バルミューダ株式会社社外取締役
64
主な事業リスク
気候変動による影響 食品の安全性による影響
当社グループの売上高の約3割を占めている青果物については、取引産地を日本全国各 当社グループいずれの主要ブランドにおいても、独自の取り扱い基準を設定し、青果物は可能な限り農
地に分散するとともに、主要品目については原則として複数産地から調達可能な状況とす 薬や化学肥料を使わず栽培した作物を、加工品は食品添加物を極力使用しない製品を取り扱ってお
ることにより、特定地域の天候悪化による収穫不能・品質劣化時も別産地から商品の供 ります。また、青果物については産地視察や残留農薬の検査を実施し、加工品等については外部の有
給ができる体制をとっております。しかしながら、予想以上に気候変動やそれに伴う天候不 識者や第三者機関等を活用した独自の検査体制を設け、さらには仕入先メーカーの衛生管理指導を
順が深刻化した場合、欠品や品質劣化等の問題の発生などにより、当社グループの事業 行うなど、客観的かつ合理的な品質・安全性の確保に努めております。
及び業績に影響を与える可能性があります。 しかしながら、当社グループの取り扱い商品について、生産者による農薬使用等に関する表示の偽装や
品質に関する虚偽の情報提供などが行われる可能性は否定できません。かかる事象が発生した場合、
行政機関からの指摘又は処分並びにお客様からのクレーム又は損害賠償等が生じ
る可能性があり、当社グループのブランドイメージの失墜や対外的信用力の低下等により、当社グループ
の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります
物流業務拠点の集中による影響 サプライチェーン全体におけるガバナンス
当社では、自社運営による物流センターを構え、取り扱い商品の検品・保管・仕分・梱包と 当社グループでは、調達から物流、ラストワンマイルにわたり、多くの取引先との協働で事業
いった物流関連業務を集約しており、主にOisixブランドは神奈川県海老名市、大 を展開しております。これらのサプライチェーンのいずれかにおいて、労働環境に起因する労働
地を守る会ブランドは千葉県習志野市の物流センターを通してお客様向けに出荷しており 災害の増加や、人権侵害、不正行為の隠蔽などのガバナンス違反が発生した場合には、
ます。これら物流センターが自然災害又は火事などにより操業できなくなった場合、在庫の 当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
損失や配送遅延、サービス一時停止などといった事態の発生により、当社グループの事業 当社グループでは、サプライチェーンを構成する取引先との密なコミュニケーションにより、共同
及び業績に影響を与える可能性があります。 でインシデント発生性やセキュリティ体制を認識し、協働作業によりリスクの回避や軽減に努
め、一方で、保険の活用や契約での免責、解除条項により、リスクの移転にも努めてまいり
ます。
65
当社の強み
宅配3ブランドで蓄積したサブスクリプションモデルにおける強みを活かし、
アライアンスや他社マーケティング支援まで事業領域を拡大
消費者 オイシックス・ラ・大地の強み
「コト」を届ける
サブスクリプション
宅配
マーケティング
自社ブランド 他社アライアンス
収益構造を徹底管理する
サブスクリプション経営
仕入
生産者
生産者との
サブスクリプション
ネットワーク
66
国内宅配 主要3ブランド
3ブランドの届ける「コト」 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
3ブランドそれぞれに、安心・安全な食品の流通を通して、お客さまの生活・価値観に沿った「コト」をお届け
子どもが小さい共働き世帯 家事も子育てもこだわる世帯 2人暮らしのシニア世帯
時短だけど誇らしい食事 料理を通じた楽しい暮らし 手軽な健康実感
生産者
67
国内宅配 主要3ブランド
サブスクリプション経営 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
新規顧客の獲得コストの回収、1配送あたりの収支管理を徹底し
「持続的に利益を生むサブスクリプションモデル」を構築
CPA・LTV管理の徹底 ユニット収支管理の徹底
CPA回収期間を定め、 配送ユニットあたりの赤字割合を
その範囲内でCPAをコントロール 可視化し、構造的に削減
継続的な収益化
購
利益 買
CPA
回収期間 単
価
利益
LTV
0 黒字配送
時間
CPA
CPA:1人当たり獲得コスト 赤字配送
利益LTV:生涯利益
人数
68
国内宅配 主要3ブランド
サブスクリプションネットワーク 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
全国約4,000軒の生産者と事前に取引条件を取り決めて調達を行う
サブスクリプション ネットワークにより、お互いがリスクを軽減し持続的に取引
一般的な農産品の流通 当社の取引
消費者 消費者
作況により
相場に関係なく
購入価格が大きく
安定価格で購入
変動
小売店 オイシックス・ラ・大地
予定供給量から
市場調達のため
販売プランを立てて
調達量や価格は
卸売市場 需要をコントロール
コントロール不可
しやすい
3~6ヶ月前に数量・価格
農協等 などを決め、購入を約束
生産者 作況により相場が 生産者 収入の見通しが
変動し収入の見通 明確になり、
しが不明瞭 投資判断も可能に
69
国内宅配 主要3ブランド
3ブランドのアセットの違い 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
入会方法 WEB中心 WEB・訪問営業 WEB中心
WEB・紙カタログ・ WEB・紙カタログ・
注文方法 WEBのみ
TEL TEL
4箇所 4箇所 1箇所
物流拠点 (海老名・藤沢・ (札幌・板橋・ (習志野)
座間・狭山) 座間・東大阪)
ラスト ヤマト便 約99% 専用便 約95% 専用便 約80%
ワンマイル (物流拠点のある主要都市圏) (首都圏)
70
国内宅配 主要3ブランド
他社EC支援事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
国内食品宅配事業で培ったサブスクリプションノウハウや、食品宅配に特化した物流アセットなど、
当社の強みをソリューションとして提供し、他社ECを支援する事業を展開
ECマーケティング 物流・配送 ニーズ理解・商品開発
食品を中心としたECサイトの運営・管理 食品の宅配アセットの提供 クライアントニーズに沿った商品の開発・提供
71
国内宅配 主要3ブランド
とくし丸事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
インターネットではアプローチが困難な、シニア・買い物難民を中心とした80代以降のご高齢の方向けに、
移動販売スーパーを展開。47都道府県の地域スーパーと提携
収益モデル
とくし丸
本部機能
契約料 ブランド、ノウハウ、
ロイヤリティ 情報提供
地域スーパー
商品供給基地
事業内容 シニア向け移動スーパーの運営
13%
目的 ECでアプローチできない顧客への価値提供 商品 +5円
商品粗利
30%
17%
✓ 近所のスーパーまで外出できない”買い物難民”の
社会課題解決に繋げる 販売パートナー 対面販売
お客様
オーナー経営者
✓ 毎週対面販売を行う、お客様との強いネットワーク +5円
+10円ルール
72
国内宅配 主要3ブランド
海外宅配事業サマリ 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
香港・上海はOisixブランドを展開、アメリカは、2019年4月にヴィーガン向け
ミールキットを販売するPurple Carrot社を子会社化
アメリカのミールキットの市場規模
Oisix上海
✔ 2017年よりサービス開始。
中国人サブスクモデルの確立に $9
$2.5
向け、ニーズを確認 Billion
USD
Billion
USD
2017 2025
Purple Carrot事業(アメリカ)
Oisix香港
✔ 2009年よりサービスを開始。
×
日本産商品を越境でお届け
するモデルで展開
✔ ヴィーガン食×日本食の“ヘルスコンシャスフード”
をアジア・アメリカ双方へのグローバル展開
✔ 2020年3月期の第3四半期より業績連結開始
73
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業:Shop in Shop 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
提携スーパーの青果売り場に各ブランドのコーナーを設置し、
各ブランドの基準をクリアした青果・加工品を販売
提携スーパーでの導入イメージ
提携スーパー
商品
事業内容 提携スーパーへの当社商品の卸販売
目的 オンラインでリーチできない顧客への認知拡大
✓ 当社商品を提携スーパーの実店舗で販売することで、
オンライン広告でリーチできない層への認知を拡大
✓ 当社商品をきっかけとした提携店舗来店が見込める
74
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業: 国内宅配 その他
保育園卸(すくすくオイシックス) 海外宅配 事業
その他 事業
2015年よりサービスを開始。献立ベースで給食の食材を発注できる独自システムを活用し、
給食・食育の面から保育園の施設運営をサポート
保育園 保育園での様子
献立提案~お届け 献立選択
献立提案
献立作り 調達・梱包 個別発送
商品・食育ツール
事業内容 給食・食育の保育園施設運営支援
目的 幼少期の食意識の醸成、保護者への認知拡大
✓ 献立ベースで給食の食材を発注できるため、
栄養士・保育士の業務負荷を軽減
✓ 子ども達の食と向き合い、保護者への当社認知にも繋げる
75
国内宅配 主要3ブランド
Future Food Fund 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
当社の創業時の経験などを活かし、単なる投資活動にとどまらず、LPとして参加する事業会社のプラットフォーム
などを最大限に活用し、幅広く支援を行うフードテックエコシステムを構築
サ
事業 商品/ 事業成長/
イ 事 資金調達 サービス構築
ク 業 アイデア EXIT
ル
スタートアップの事業成長を包括的にフォローし、
事業成長スピードを大幅に加速させる
多様な事業会社LPの 実績あるアメリカのVC・ スタートアップ専門売り場を
アセット・ノウハウの活用 インキュベーターとの連携・支援 活用したサービス実験
◆活用の一例
販売
輸入・物流
インフラ
76
データシート:業績数値
業績数値
2020/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
上
売 高 16,265 32,552 52,425 71,040 23,132 47,567 74,790 100,061 27,911 56,167
543 900 1,597 2,467 2,076 3,976 6,131 7,465 1,950 3,347
EBITDA 755 1,348 2,381 3,595 2,419 4,679 7,198 8,902 2,316 4,188
270 390 695 790 1,184 2,452 3,900 5,031 1,293 2,156
77
データシート:セグメント別業績
セグメント別業績
2020/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
上
売 高 8,308 16,524 26,522 35,829 11,265 23,047 37,036 49,863 14,145 28,580
Oisix
グ
セ メ ント 益
利 933 1,868 3,261 4,801 2,367 4,335 7,012 8,984 2,057 4,045
上
売 高 2,587 5,137 7,936 10,541 3,636 7,094 10,761 13,978 3,314 6,628
大地を 守る 会
グ
セ メ ント 益
利 457 885 1,397 1,889 724 1,368 2,160 2,751 663 1,319
上
売 高 3,770 7,459 11,410 14,980 4,721 9,083 13,653 17,704 4,331 8,732
グ
セ メ ント 益
利 688 1,273 2,001 2,667 899 1,626 2,449 3,023 584 1,143
上
売 高 - - - - - - - - 2,842 5,536
Purple Carrot
グ
セ メ ント 益
利 - - - - - - - - 549 811
上
売 高 1,663 3,529 6,383 9,497 3,601 8,522 13,600 18,922 3,373 6,911
その 事 業 *
他
グ
セ メ ント 益
利 256 557 656 846 391 1,038 1,599 2,320 427 869
1,792 3,683 5,719 7,736 2,305 4,391 7,089 9,655 2,329 4,842
れ
の ん ・ 価 償却費など
減
*2022/3期か 、 の 事 業 か Purple Carrot 業を 切り出して 績開示 78
ら そ 他 ら 事 業
データシート:重要KPI
業績数値
2020/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
221,612 226,187 230,393 239,837 252,303 274,929 285,168 308,899 333,850 347,772
ARPU
11,095 10,634 11,379 11,745 13,822 12,986 13,106 13,042 12,891 12,564
Oisix
購買単価
5,884 5,840 6,055 6,166 6,748 6,201 6,315 6,215 6,098 6,057
購買頻度
1.89 1.82 1.88 1.90 2.05 2.09 2.08 2.10 2.11 2.07
38,517 37,532 37,121 37,127 43,941 44,878 44,998 45,307 45,196 45,394
ARPU
20,821 21,159 22,391 21,604 27,117 24,128 24,356 23,520 23,025 23,251
購買単価
8,195 8,292 8,732 8,508 9,234 8,610 9,000 8,729 8,425 8,557
購買頻度
2.54 2.55 2.56 2.54 2.94 2.80 2.71 2.69 2.73 2.72
61,009 59,400 58,528 56,935 62,515 61,822 61,518 62,751 65,320 66,464
ARPU
18,202 17,926 19,659 18,621 23,189 20,884 21,000 20,259 20,188 19,748
購買単価
6,055 6,060 6,398 6,206 7,028 6,373 6,696 6,441 6,402 6,407
購買頻度
3.01 2.96 3.07 3.00 3.30 3.28 3.14 3.15 3.15 3.08
79
(補足説明)
収益認識基準等による計上方法の変更について
◆計上方法の主な変更スキーム
収益認識基準等の計上方法の変更により、 1 国内宅配(主にOisix)
売上高・営業利益は額・率ともに大きな影響はなし。 ✓ ポイント割引などの販促費の一部を売上と相殺
商品原価率については、見かけ上悪化する。
◆計上方法変更による商品原価率影響
新基準
前基準 セグメント
売上高 商品原価 販管費
利益
51.0% 50.8% 50.9%
50.7% 50.7% 50.6% 2 他社EC支援
49.9% ✓ 相殺していた売上と費用をそれぞれ同額計上
49.6% 49.5% 49.4% ✓ 費用は原価で計上
21/3 1Q 21/3 2Q 21/3 3Q 21/3 4Q 22/3 1Q 22/3 2Q セグメント
売上高 商品原価 販管費