3182 オイシックスラ大地 2021-08-12 15:00:00
2022年3月期 第1四半期 決算説明資料 [pdf]
2022/3 1Q決算説明資料
オイシックス・ラ・大地株式会社
2021.8.12
「これからの食卓、これからの畑」
より多くの人が、よい食生活を楽しめる
サービスを提供します
よい食を作る人が、報われ、誇りを持てる
仕組みを構築します
食べる人と作る人とを繋ぐ方法をつねに進化させ、
持続可能な社会を実現します
食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決します
私たちは、食のこれからをつくり、ひろげていきます
1
目次
1. 2022/3 1Q業績
1-1. 全社業績サマリ
1-2. 事業セグメント別業績
2. サステナブルリテールの推進
2-1. フードロスの撲滅
2-2. フードテックの活用
3. その他ESGトピック
■ APPENDIX・DATA SHEET
2
1-1. 全社業績サマリ
3
エグゼクティブサマリ
-2022/3 1Q業績
売上
Oisixを中心に順調に売上成長し、前年同期比+21%増収
◆国内宅配3事業
✓ 会員数 : Oisixを中心に春季プロモーションが好調に進捗。1Qに3ブランド計で約2.7万人増
✓ ARPU : コロナ影響でイレギュラーに上昇した前年実績と比べ減少したものの、
感染再拡大による緊急事態宣言などの影響もあり、当初計画よりも高止まりの状況が継続
◆その他事業
✓ Purple Carrot(アメリカ)は、足元では会員数の伸びは落ち着きつつあるものの、
前年同期比+70%の売上成長。他社EC支援、SinS・保育園卸も順調に事業拡大
EBITDA
Oisix、Purple Carrot(アメリカ)を中心とした売上成長による利益増により、
当初計画を超過して進捗
✓ 会員数・ARPUともに順調に推移し売上成長した結果、EBITDAも当初計画を超過して進捗
✓ 但し、前年はOisix物流キャパ逼迫により新規獲得が出来ない中、売上伸長のあった
特殊な年度であったため、前年同期比では減少
✓ Oisixは、今期は春季プロモーションが好調であり、当初計画通りの新規PR費を投下
四半期純利益
関連会社のウェルカム社(DEAN&DELUCA)の業績回復などの影響により、
営業外損益が良化し、前年同期比+9%増益
注)本ページ以降、”新型コロナウイルス感染症”を“コロナ”と略記します 4
今後の見通しについて
売上サイド:会員数は、コロナ後も通じるライフスタイルの変化に対応し、順調な拡大を目指す。ARPUは、段階的な
落ち込みを見込むものの、価値提案強化などの施策によりコロナ前を上回った水準での継続を目指す
コストサイド:商品原価は、加工作業の内製化などの施策推進により段階的な削減を見込む。新規PR費は適正CPAの
範囲内で最大限投下。物流費は、21年10月~のOisix新冷蔵センター稼働に伴い、今期下期は
一時的な追加コストが発生するものの、来期からは物流が一本化され、段階的な費用削減を予定
今期 来期
コロナ後も通じる コロナ後も通じる
売
会員数 拡大 お客様のライフスタイル変化に対応し 拡大 お客様のライフスタイル変化に対応し
順調に拡大 順調に拡大
上
サ 現状、当初想定より落ち込みは
横ばい コロナ後においても、
イ ARPU 減少 少ないものの、今後は段階的な 価値提案強化などの施策によりコロナ前を
落ち込みを見込む ~増加 上回った水準での継続を目指す
ド
加工作業の内製化などの施策推進 加工工程の内製化などの施
商品原価 削減 により段階的に削減 削減 策により段階的に削減
適正CPAの範囲内で 適正CPAの範囲内で
コ 新規PR費 増加 最大限費用投下 増加 最大限費用投下
ス
ト Oisix新冷蔵センターの稼働に伴い、
一時的に 一時的な費用増は無くなり、
サ 物流費 下期から移転にまつわる 削減
増加 物流一本化により段階的に削減
イ 一時的な追加コスト約7~8億が発生
ド
その他 売上拡大に伴い、 売上拡大に伴い、
削減 削減
販管費 固定的な販管費率減少 固定的な販管費率減少
5
2022/3 1Q業績サマリ
売上 :Oisixを中心に順調に売上成長し、前年同期比+21%増収
EBITDA:Oisix、Purple Carrot(アメリカ)を中心とした売上成長による利益増により、
当初計画を超過して進捗
売上高 279.1億円 EBITDA 23.1億円
(前年同期比 121%) (前年同期比 96%)
親会社株主に
営業利益 19.5億円 帰属する
四半期 12.9億円
(前年同期比 94%) 純利益 (前年同期比 109%)
6
2021/3 1Q業績推移
-売上
国内宅配3ブランド統合後、年平均成長率+22%と高水準での売上成長を継続
売上高
統合後 279.1
CAGR (前年同期比121%)
22.3%
231.3
162.5
152.5
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
※
1Q 1Q 1Q 1Q
※ 2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、
13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
7
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
2021/3 業績推移
-EBITDA/営業利益/四半期純利益
国内宅配3ブランド統合後、年平均成長率+40%超と高水準での利益成長を継続
EBITDA 営業利益 親会社に帰属する四半期純利益
24.1 23.1
(前年同期比96%)
統合後 統合後 20.7 19.5 統合後
(前年同期比94%)
CAGR CAGR CAGR
46.8% 53.4% 41.1% 12.9
(前年同期比109%)
11.8
7.3 7.5
5.4 5.4
4.6
2.7
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
1Q* 1Q 1Q 1Q 1Q* 1Q 1Q 1Q 1Q* 1Q 1Q 1Q
※ 2019/3期は、らでぃっしゅぼーやは決算期変更のため、
13ヶ月計上(1Qに4ヶ月計上)
8
同条件比較のため、らでぃっしゅの1か月分(18年3月分)を除外
売上高:前年1Q推移
主にOisix、Purple Carrot(アメリカ)の売上伸長の効果により、48億(前年同期比+21%)の増収
売上高:前年1Q推移(億円)
2
Purple
Carrot 279.1 1 国内宅配3事業の売上増:約22億円
売上増
約14
・(A) 会員増影響 :約39億円
(B) 約12
約▲17 ・(B) ARPU減影響 :約▲17億円
(A)
約39 3
231.3 その他事業
売上増 2 Purple Carrot売上増:約12億円
1
宅配3事業
(A)会員増 3 その他事業売上増:約14億円
(B)ARPU減
・他社EC支援
・SinS・保育園
・香港・上海
・その他子会社
(豊洲漁商産直市場の新規連結含む)
2021/3 2022/3
1Q 1Q
9
EBITDA:前年1Q推移
新規PR費の積極的な投下や、ARPU減による利益率低下影響などにより1億(▲4%)の減益も、
会員数は順調に伸長しており、当初計画を超過して進捗
EBITDA:前年1Q推移(億円)
1 宅配3事業の利益増:約2億円
・(A) 会員増影響 :約8億円
(A)
(B) ・(B) ARPU増影響 :約▲6億円
約8
約▲6 4 その他事業の
24.1 利益増
2 宅配3事業の新規PR費増:約▲9億円
23.1
約▲9
約2
1
宅配3事業
約4 3 Purple Carrot利益増:約4億円
(A)会員増 ⇒連結後1年で黒字転換達成
(B)ARPU減 3 Purple
2
宅配3事業
Carrot
利益増 4 その他事業利益増:約2億円
新規PR費増
5 固定費:±0億円
・人件費増も、前期1Qに一時的に発生した
コロナ対応費や東証一部指定替え費用などが剥落
2021/3 2022/3
1Q 1Q
10
セグメント別業績サマリ
売上 セグメント利益* 2022/3 1Q事業概況
・春季のプロモーションが計画よりも順調に進捗し、
Oisix 141.4億円 20.5億円 1Qで約2.5万人増
・ARPUは継続的に高水準が継続し、
(前年同期比 126%) (前年同期比 87%) コロナ前比約16%増
・新サービス「まるごはん」での新規獲得など、
大地を守る会* 33.1億円 6.6億円 ターゲットに沿った獲得手法開発を継続
・ARPUは継続的に高水準が継続し、
(前年同期比 91%) (前年同期比 92%) コロナ前比約11%増
・フードロス防止商品を扱う新サービス
らでぃっしゅ
ぼーや
43.3億円 5.8億円 「ふぞろい らでぃっしゅ」のメディア露出が拡大
・ARPUは継続的に高水準が継続し、
(前年同期比 92%) (前年同期比 65%) コロナ前比約11%増
Purple
Carrot 28.4億円 5.4億円 ・コロナ影響による大幅な会員数増は落ち着きつつ
あるものの、増収増益を継続
(事業数値は、3カ月ずれて連結(1Qは1月~3月))
(1月~3月実績) (前年同期比 172%) (前年同期比 503%)
その他事業*
(子会社含む)
33.7億円 4.2億円 ・他社EC支援は、引き続き好調を維持
・SinS・保育園卸事業も取引先拡大し、
(前年同期比 174%) (前年同期比 156%)
順調に売上成長
※ 大地を守る会、その他事業のセグメント利益は 11
のれん償却影響を控除しており、短信のセグメント数値と異なります。
事業セグメント概要
売上高
279.1 億円
セグメント利益率
その他 セグメントコスト
事業 12.6%
セグメントコスト計
Purple セグメント利益率 セグメントコスト
Carrot 19.3% 236.3億円
らでぃっしゅ セグメント利益率
セグメントコスト
ぼーや 13.5%
大地を セグメント利益率 セグメントコスト
守る会 20.0%
セグメント利益計 全社固定費
42.8
のれん償却費など
億円 23.3億円
セグメント利益率 セグメントコスト 営業利益
Oisix 14.5%
19.5 億円
12
(補足説明)
収益認識基準等による計上方法の変更について
◆計上方法の主な変更スキーム
収益認識基準等の計上方法の変更により、
1 国内宅配(主にOisix)
売上・利益は額・率ともに大きな影響はなし。
商品原価率は見かけ上悪化するものの ✓ ポイント割引などの販促費の一部を売上と相殺
同条件での前年同期比では良化
◆計上方法変更による商品原価率の比較
計上方法変更により
同条件比で0.2%良化
見かけ上1.1%悪化 セグメント
売上高 商品原価 販管費
利益
51.0% 2 他社EC支援
50.8%
49.9% ✓ 相殺していた売上と費用をそれぞれ同額計上
✓ 費用は原価で計上
セグメント
2021.3 1Q 2021.3 1Q 2022.3 1Q 売上高 商品原価 販管費
利益
(前基準) (新基準) (新基準)
13
1-2. 事業セグメント別業績
14
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
15
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
16
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
会員数:春季の新規プロモーションが好調に推移し1Qで2.5万人増。
出荷キャパの逼迫により獲得を一時停止していた前年同期実績と比較して132%
ARPU :コロナにより一時的に上昇した前年と比較して減少したものの、当初計画を上回る水準で高止まり
会員数 ARPU※
333,850 人 333,850
12,891 円
(前年同期比 132%) (前年同期比 93%、2019/3同期比 116%)
308,899
2021/3
285,168
2020/3
274,929
2019/3
13,822
252,303
239,837 12,986 13,106 13,042
230,393
226,187
221,612
12,891 11,745
11,379
11,095
10,634
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 17
国内宅配 主要3ブランド
Oisix KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
Kit Oisixコースの会員数も1Qで1.6万人増。在宅ワークや外食控えなど、
おうちごはんの回数が増える生活変化は継続しており、変化に応じた価値提供が顧客の支持を受けている
Kit Oisixコース会員数 ※
◆Kit Oisixの特長
198,821
✓ 20分以内で主菜・副菜の2品が作れる
人
✓ 契約農家から集めた5種以上の野菜を使用
(前年同期比 141%) 198,821
181,930 ✓ 食材を使い切れるからフードロス削減
163,496
156,416
140,934
124,753128,320130,165
119,458
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
※2022/3期より、「ちゃんとOisixコース」をKit Oisixコース会員数から除外 18
※Oisix会員数の内数。Kit Oisixコースに加え、「サクっとOisixコース」会員を含む
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-Kit Oisixの価値提供領域の拡大 海外宅配 事業
その他 事業
Kit Oisixの価値提供領域を広げることで、食卓での使用シーンを増やすとともに、
情報発信の機会をつくり潜在的な顧客へのタッチポイントの創出をはかる
夕飯以外のメニュー拡充 時々ヴィーガンの食生活
朝に素早く食べられるスープKit 健康ニーズを捉えたPurple Carrot Kit
Kit Oisix提供価値
プレミアムな時短
+
お子さんへの食育きっかけ フードロス削減
・調理をした実感 親子で調理を楽しめるディズニーKit 飲食店向けロス野菜を使ったサラダKit
・多品目の野菜が摂れる
・マンネリしない豊富なメニュー
©Disney
19
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-物流キャパシティの増強 ①冷蔵拠点 海外宅配 事業
その他 事業
New ORD 海老名ステーションは、21年10月の稼働に向けて予定通り進捗。
太陽光パネルの設備、使用する電力の全面グリーン電力化など環境負荷の低減設備も導入
■冷蔵拠点の設備増強 冷蔵
(New ORD 海老名ステーション)
・8/5に竣工式を開催
現状
・10月稼働に向け順調に進捗
・2021年3月比2倍の冷蔵出荷キャパ確保
期待効果 ・New ORD 海老名ステーションへの
物流一元化による物流費1%の削減
投資額 約40億円
・グリーン電力
グリーン・
(再生可能エネルギー由来の電力)を利用
リスク対策
・自然災害に備えたBCP(事業継続計画)設備
20
国内宅配 主要3ブランド
Oisixトピックス 国内宅配 その他
-物流キャパシティの増強 ②冷凍拠点 海外宅配 事業
その他 事業
冷凍設備の増強のため、ORD厚木冷凍ステーションへの設備投資約40億円を決定。
2023年秋稼働を予定しており、出荷キャパシティは約3倍に拡張
■冷凍拠点の設備増強 冷凍
(ORD 厚木冷凍ステーション)
現状 2023年秋稼働に向けた投資を決定
・2021年3月比3倍の冷凍出荷キャパ確保
期待効果 ・自動化推進による物流費の削減
投資額 約40億円
▲ORD 厚木冷凍ステーションイメージ
・拠点設備による環境負荷低減のため
グリーン・
太陽光発電設備の設置等を検討予定
リスク対策
・水害リスクの低い高台立地に設営
21
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会 KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
会員数:新サービス「まるごはん」での新規獲得など、ターゲットに沿った獲得手法開発を引き続き進める
ARPU :シニア層においても、食品宅配需要は引き続き強く、当初計画を上回る水準で高止まり
会員数 ARPU※
45,196 人 23,025 円
(前年同期比 103%) (前年同期比 85%、2019/3同期比 111%)
44,878 44,998 45,307 45,196 2021/3
43,941 27,117
2020/3
2019/3
38,517 24,356
37,532 37,121 37,127 24,128
23,520
23,025
22,391
21,604
20,821
21,159
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3
1Q 2Q 3Q 4Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 22
国内宅配 主要3ブランド
らでぃっしゅぼーや KPI 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
会員数:新サービス 「ふぞろい らでぃっしゅ」のメディア露出が拡大しており1Qで2,500人増加
ARPU :新規会員が増加する中でも高い購買頻度を維持しており、当初計画を上回る水準で高止まり
会員数 ARPU※
65,320 人 20,188 円
(前年同期比 105%) (前年同期比 87%、2019/3同期比 111%)
2021/3
65,320
23,189 2020/3
62,515 61,822 62,751
61,009 61,518 2019/3
59,400 58,528
56,935
20,884 21,000
20,188 20,259
18,621
18,202
17,926 19,659
2020/3 2020/3 2020/3 2020/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 1Q 2Q 3Q 4Q
※ ARPU=Average Revenue Per User:一人当たり月単価 23
国内宅配 主要3ブランド
大地を守る会/らでぃっしゅぼーやトピックス 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
大地を守る会 :「まるごはん」の磨き上げにより新規会員獲得の武器化をねらう
らでぃっしゅぼーや :「ふぞろい らでぃっしゅ」でのフードロス削減など、エシカル消費を実践できる企画が好評
✔ 健康実感など、顧客ニーズに沿った献立と食材を ✔ 規格外の商品に特化した「ふぞろい らでぃっしゅ」は
セットにしてお届けするサービス 新商品を続々開発し月間約4千万円の売上
✔ 気軽に始められる3日コースの新設、 ✔ 過剰な選別を控えた商品を選ぶことで、
調理工程の見直しなど、続けやすいサービスに改良 畑・海でのフードロス削減への参加実感を提供
24
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
25
国内宅配 主要3ブランド
他社EC支援事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
前期に引き続き、定期会員数やARPUは順調に推移。
それぞれのお客さまニーズに沿った企画提案などの効果により、購買単価もコロナ前よりも高い水準を維持
ISETAN DOOR dミールキット
三越伊勢丹HDのEC宅配事業の支援事業。 NTTドコモの会員様向けに
ECサイト運営管理から物流・配送まで受託 ミールキットを中心とした定期宅配サービスを運営
✔ 1Qにおいても、コロナ感染再拡大の影響などもあり、 ✔ 1Qにおいても、コロナ感染再拡大の影響などもあり、
会員数・売り上げともに順調に伸長 会員数・売り上げともに順調に伸長
✔ 長引く外出自粛に対し、フランスや京都・北陸と ✔ 6月にサイトUI改修を実施し、
いった人気観光地の物産展を展開 ストレスのないお買い物体験を強化
26
国内宅配 主要3ブランド
とくし丸(子会社) 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
コロナを契機とした移動販売需要は継続しており、流通総額は前年同期比137%と高い成長率を維持。
稼働台数は、都市部での稼働需要の高まりもあり、1Qで93台と過去最高ペースでの増車
流通総額・稼働台数 提携スーパー
2022/3 1Q 流通総額 稼動車両台数 提携スーパー様
51.9 億円 833 台 142 社
(前年同期比 137%)
51.9
37.9
833台
24.1
17.8 555台
12.2
415台
314台
243台
2018/3 2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
1Q 1Q 1Q 1Q 1Q
27
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
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国内宅配 主要3ブランド
Purple Carrot(アメリカ) 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
米国で展開している100%ヴィーガン食のミールキット宅配ビジネス。2019/3 3Qより事業連結を開始。
連結直後よりヴィーガンレシピの知見を活かしたミールキットをOisix事業においても展開
・100%ヴィーガン食のみのミールキットを扱う
宅配サービス
・アメリカ本土48州を対象に毎週宅配する
サブスクリプションモデル
✔ ヴィーガン食×日本食の“ヘルスコンシャスフード”を
アジア・アメリカ双方へのグローバル展開
◆ヴィーガンとは
✔
動物性由来の食材を摂取しない
ライフスタイル。近年では地球環境を考え、
食のサブスクリプションモデルにおける経営ノウハウを
週に数日のみヴィーガン食を楽しむスタイルが 現地展開し、2021/3期に黒字転換
欧米を中心に広がっている
29
国内宅配 主要3ブランド
※Purple Carrotは12月決算であり、
Purple Carrot(アメリカ) 決算連結が当社と3カ月ずれているため、
2022/3 1Qは1月~3月の事業数値を連結しています
国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
Purple Carrot(アメリカ) は、足元では会員数の伸びは落ち着きつつあるものの増収増益を継続。
今期はReady to eatなど幅広いニーズに対応するためのアイテム強化を行う
①オペレーションエクセレンス
◆Pueple Carrot事業活動
②コロナ変化対応
①オペレーションエクセレンス
2019/3 2Q:株式取得 四半期利益 ORDの食材宅配の知見
2019/3 3Q:連結開始 黒字転換
売上高
$27mn 品質改善などに着手しクレーム率が低下
②コロナ変化対応
売上高
売上高 ORDの変化対応力
営業利益 $15mn
出荷体制の構築や獲得に早期着手し
売上が前年比約2倍に伸長
商品・サービスづくり
レンジ調理で完成するReady to eat
2019/3 2019/3 2019/3 2019/3 2021/3 2021/3 2021/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 商品の開発・販売
(1~3月) (4~6月) (7~9月) (10~12月) (1~3月) (4~6月) (7~9月) (10~12月) (1~3月)
30
国内宅配 主要3ブランド
香港・上海事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
香港:コロナによる会員数増は一段落。コロナでサービス認知度は高まったため、より美味しさ・鮮度にフォーカスした訴求を強化
上海:ローカライズしたKit Oisixの開発や、新規顧客の獲得チャネルの開拓を進める
Oisix香港 Oisix上海
2009年よりサービスを開始。 2017年より実験開始。
日本産商品を越境でお届けするモデル Oisix基準内の商品を現地調達・お届けするモデル
✔ 会員数増は一段落も、 ✔ コロナ影響により現地への渡航が出来ず、
購買頻度は1Qも高い水準を継続 事業開発のスピードに遅れ
✔ 人気の高くかつ希少な果物を頻度高く販売。 ✔ そのような環境下においても、
日本産の安全性だけではなく、 ローカライズしたKit Oisix製造・開発および
美味しさや鮮度の価値訴求を強化していく 獲得チャネル(ABCクッキングスタジオなど)の
開拓を進める
31
事業セグメント全体像
① 国内宅配事業(主要3ブランド)
Oisix
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
② 国内宅配事業(その他)
他社EC支援事業
とくし丸(子会社)
③ 海外宅配事業
Purple Carrot
香港事業、上海事業(Oisixブランド海外モデル)
④ その他事業
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国内宅配 主要3ブランド
Shop in Shop事業 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
ミールキット導入店舗での販売モデルを確立し横展開することで、
新規のスーパーマーケットでの導入も決定し取扱店舗数は1Qで40店舗純増
売上・取引店数
■ ミールキット販売店舗が順次拡大
2022/3 1Q 売上高 6月末取引店数
2.2 億円 224 店
2.2
1.8 1.9
1.8
224店 ✓ 4月以降3社(そうてつローゼン、東武ストア、原信)
でミールキット販売開始
152店
139店
120店 ✓ ミールキットをきっかけとしたリピート来店への期待から
スーパーマーケットへの需要拡大
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
1Q 1Q 1Q 1Q
33
国内宅配 主要3ブランド
保育園事業(すくすくOisix) 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
新年度のタイミングで取引園数を大幅に伸ばし取引園数は600園を突破。
保育園・ご家庭と連携し、子どもたちの食への興味を引き出す新たな食育プロジェクトをスタート予定
売上・取引園数
■保育園と家庭を結ぶ食育プロジェクト
2022/3 1Q 売上高 6月末取引園数
2.8 億円 601 園
2.8
2.4
▲食育テーマをお知らせして、夕食に食材を使うことで興味を引き出す仕掛け
402園
1.7 601園
✓ 保育園と家庭の食育をトータルで支援
380園 1.6 ※
290園
✓ Oisixのキッズ向けメニュー開発力と、
保育園の給食のノウハウを掛け合わせて、
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3
子どもが「食べること」に着目したサポートを実施
1Q 1Q 1Q 1Q
※2021/3期は、コロナによる保育園の休園によりイレギュラーな減収が発生 34
国内宅配 主要3ブランド
豊洲漁商産直市場(トヨイチ) 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
21年3月に当社連結した豊洲漁商産直市場と、短期間で続々と商品開発が進む。
今後も豊洲漁商産直市場の仕入力を活かした水産カテゴリ強化に継続的に取り組む
新商品の開発 フードロス防止
▲(左)大地事業で定番販売が決まったボイルホタテ。初回売上好調 ▲(左)主に飲食店に卸していた大粒の生食用ホタテを、家庭向け販売
(右上)マイナー魚アイナメ切身 (右下)まるごと食べられる黄金いわし (右上)高級魚のどぐろの炊き込みご飯 (右下)朝採れの生しらす
✓ 国内宅配事業各ブランドで商品開発が進み、 ✓ 大粒のほたてなど、主に飲食店に卸していた商品を
約4ヵ月で16品を開発 ご家庭で使いやすい規格にして販売
✓ 頒布会形式の企画も決まるなど、取り組みは加速 ✓ 年末商材として、産地の未利用魚も取り扱い予定
35
国内宅配 主要3ブランド
DEAN&DELUCA(関連会社) 国内宅配 その他
海外宅配 事業
その他 事業
関連会社のウェルカム社(DEAN&DELUCA、20%保有)は、コロナによる継続的な時短営業などの
影響を受けつつも、段階的な業績回復および助成金などもあり黒字転換。
直近の業績概況
✓ コロナ影響による人流減少の影響は
継続しているものの、段階的に業績回復
・・小売および飲食業を通じたライフスタイル事業
✓ オンライン販売は継続的に好調。
また百貨店での催事販売など新たなチャネルでの販売に注力 ◆主なブランド : DEAN&DELUCA(47店舗)
GEORGE’S (21店舗)
などを展開
今後の見通し
✓ コロナ影響について不透明な状況は続くものの、
継続的に業績改善を見込む
✓ 雇用調整助成金による収入の見通しを含め、
大幅な営業外損失の計上の可能性は低い
36
2. サステナブルリテール(持続可能型小売業)の推進
37
2-1. フードロスの撲滅
38
フードロス撲滅
-食のサブスクモデルとの関係性
食のサブスクリプションモデルを活用することにより、
“サステナブルリテール(持続可能型小売業)”を体現し、フードロスの撲滅を目指す
川上(畑) 川中(物流) 川下(食卓)
畑との連携による 食材が余らないサービス
フードロス削減 提供によるフードロス削減
需要コントロールによる
フードロス削減
サブスクモデル成長モデルの活用により、
フードロス撲滅を目指す
39
フードロス撲滅
-サプライチェーン全体での削減
「畑」 「物流」 「食卓」のそれぞれの領域でフードロス削減施策を推進することで、
当社が携わるサプライチェーン全体でのフードロス撲滅を目指す
川上(産地) 川中(物流) 川下(食卓)
需要予測がしやすく、コントロールも可能な “家庭で余らないサービス”の提供により
産地と直結し連携することで、
サブスクモデルにより 家庭のフードロス削減に寄与
産地(畑・工場)のフードロス削減に寄与
自社小売流通のフードロスを低減
必要な分の材料がセットされているKit Oisix使用で
食材廃棄量
規格外商品や
1/3に削減
物流過程の食材ロス率
フードロス削減商品等の
販売量 (4~7月) ※ 約
一般食品小売店
約 58t 約5~10%
約 0.2% 食卓のフードロス削減量 (4~7月)
※
(Kit Oisixでの規格外商品の活用分は含まない)
約 600t
※ 食べられるが消費されなかったり家庭で使い切れずに残ったりする食品を、商品化して活用した重量・廃棄を未然に防いだ重量をさす。
川上:提携先工場の商品製造・加工の過程で出る廃棄食材(他社商品製造過程での排出含む)、出荷規格外のため小売流通しない食材・需要過多による代品販売重量
川下:ミールキット「Kit Oisix」の利用で削減される食材廃棄量77g/食(2019年6月自社調べ)と、期間累計販売食数から換算した食材廃棄削減重量
フードロス撲滅
-直近の取組トピック
アップサイクル商品を扱う「Upcycle by Oisix」、規格外商品を扱う「ふぞろい らでぃっしゅ」など、
フードロス解決に特化した売り場を展開し、産地でのフードロス削減に貢献
Upcycle by Oisix ふぞろい らでぃっしゅ
従来捨てられていたものに付加価値をつけた 出荷規格に満たずに生産地で捨てられていた商品を
「アップサイクル商品」を販売 理由を伝え納得感のあるかたちで販売
▲冷凍野菜工場で残るブロッコリーの茎をチップスにして販売 ▲形はいびつだがうまみが強い鬼花トマト
✔ 7月に特設サイトをオープンし、 ✔ ふぞろいの野菜・水産品を中心に
わずか1ヵ月で約1.5tのフードロス防止に貢献 ※ 4月のローンチ以来約57tのフードロス防止に貢献 ※
✔ 3年以内に売上20億円超のマーケットを創出する ✔ 常設売り場では、月間約4千万円の売上
フードロス撲滅と事業成長を両立
※ 食べられるが消費されなかったり家庭で使い切れずに残ったりする食品を、商品化して活用した重量・廃棄を未然に防いだ重量をさす。
川上:提携先工場の商品製造・加工の過程で出る廃棄食材(他社商品製造過程での排出含む)、 41
出荷規格外のため小売流通しない食材・需要過多による代品販売重量
2-2. フードテックの活用
42
フードテックの活用
-食のサブスクモデルとの関係性
フードテックの積極的な事業活用・出資により食マーケットの活性化をはかり、
サプライチェーン全体でサステナビリティの実現をめざす
食マーケットの活性化
アセット、売場提供 新技術の活用機会
事業支援 /事業成長
フードテック スタートアップ
アグリテック ニューフード キッチン ヘルスケア
生 新技術・商品の開発 食
産 文
技 優良な生産者 サブスク会員 化
術 の
の 広
進 が
化 り
43
フードテックの活用
-グリーンカルチャー社との資本業務提携
植物肉の研究開発を行うグリーンカルチャー社との資本業務提携を決定。
フードテックを活用した植物肉を選べる機会を増やすことで、サステナブルな食文化の浸透を後押し
オイシックス・ラ・大地 グリーンカルチャー
・約44万人のサブスク会員 「健康と地球とずっと。」をテーマに掲げ、
サステナブルな未来を作るため、
・ヴィーガンメニューのPurple Carrot
・ニューフード売場「Oisix クラフトマーケット」 × 植物肉の開発・製造・販売を行う
・プラントベース食品開発のノウハウ
スタートアップ企業への ・おいしさに定評のある植物肉商品
・販売実験や事業支援 ・サステナブルな社会実現に向けた強い意識
・多様なLPとの連携機会
✓ 植物肉事業への参画によるフードテック領域の強化
✓ 健康意識、環境意識への需要の高まりへの対応
✓ 新商品の開発に着手しており、今秋に複数の加工品を販売予定
44
3. その他ESGトピックス
45
サステナビリティサイト開設
サステナビリティに関する取組みや情報開示に特化した専用サイトを開設。
国際的な開示基準であるGRIスタンダードに則り、今後も情報開示の拡充を図る
主な開示項目
環境
・当社のグリーン戦略概要
・フードロス削減施策
・GHG排出量実績 など
社会
・従業員データ、労働安全実績、人材育成
・地域社会との貢献・支援実績
・商品品質向上への取組 など
ガバナンス
・取締役会実績、コンプライアンス体制・実績
・リスクマネジメント体制 など
今後も積極的なサステナビリティ情報の開示、
▲サステナビリティサイトイメージ 取組の拡充を図る
https://www.oisixradaichi.co.jp/sustainability/
46
We Support
医療従事者向けの食品支援プラットフォーム「We Support」は、のべ64万食の食品を医療機関へ提供し、
総額約7億円の支援に貢献。
医療機関と食品サポート企業とを
つなぐプラットフォーム
支援先医療機関 サポート企業
機関数: 113機関 支援総額: 7億円
約
支援食数: 約64万食 参加企業: 125社
47
復職・働き方サポート
「復職式」や、「子育てコーチング」など、家庭と仕事との両立をサポートする取組を実施。
また、子育て層に限らず、様々な環境の社員の働きやすさの支援を推進
育休から復帰する社員への「復職式」 「子育てコーチング」講座
復職する社員へ会社からの期待と歓迎の気持ちを伝える式典。 家庭の子育てにも業務においても役に立つコミュニケーションスキルを
5年目となる今年は初めて男性社員も参加 学ぶ講座を初開催
48
役員新体制
6月の定時株主総会にて、新たに2名の役員を選任し、独立社外取締役、女性役員比率増加。
今後も取締役メンバーの多様性の拡充により、更なるガバナンス体制の強化や、迅速・適正な意思決定を促進
取締役:10名 監査役:3名
:女性役員
独 :独立社外取締役
うち社外取締役:5名
+
独 独 独
新任取締役 新任監査役
小脇 美里氏 乙部 智佳氏
49
APPENDIX・DATA SHEET
50
会社概要
会社名: オイシックス・ラ・大地株式会社(英名:Oisix ra daichi Inc.)
所在地: 東京都品川区
設立: 2000年6月
代表者: 代表取締役社長 高島 宏平
資本金: 3,993百万円(2021年3月末)
従業員数: 連結 915名 (2021年3月末)
51
関係会社概要
連結子会社
株式会社とくし丸 移動スーパー事業における提携スーパーの開拓、販売パートナーへのノウハウ提供
株式会社フルーツバスケット 果実・野菜等の農産物の加工・商品開発、販売
カラビナテクノロジー株式会社 ECサイトのプラットフォームシステム開発、運用、Webサイト制作
株式会社クレイジーキッチン ケータリングサービス事業、イベントプロデュース事業、空間演出事業
Oisix Hong Kong Co.,Ltd. 当社の香港現地業務の受託
上海愛宜食食品貿易有限公司 中国における食品宅配事業
Purple Carrot アメリカにおけるミールキットの宅配サービス
Oisix Inc 海外における投資事業
Future Food Fund株式会社 食分野のスタートアップ企業への投資事業
Future Food Fund
食分野のスタートアップ企業への投資組合
1号投資事業有限責任組合
豊洲漁商産直市場 主に外食産業向けの水産品の卸販売
主な関連会社
株式会社日本農業 農産物輸出事業
株式会社ウェルカム 小売及び飲食業を通したライフスタイル事業
52
連結従業員推移
915
860
735
680
421
210
192
163 179
2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
53
主な事業リスク
天候悪化による影響 食品の安全性による影響
当社グループの売上高の約3割を占めている青果物については、取引産地を日本全国各 当社グループいずれの主要ブランドにおいても、独自の取り扱い基準を設定し、青果物は可能な限り農
地に分散するとともに、主要品目については原則として複数産地から調達可能な状況とす 薬や化学肥料を使わず栽培した作物を、加工品は食品添加物を極力使用しない製品を取り扱ってお
ることにより、特定地域の天候悪化による収穫不能・品質劣化時も別産地から商品の供 ります。また、青果物については産地視察や残留農薬の検査を実施し、加工品等については外部の有
給ができる体制をとっております。しかしながら、予想以上に天候悪化が長期化・広域化し 識者や第三者機関等を活用した独自の検査体制を設け、さらには仕入先メーカーの衛生管理指導を
た場合、欠品や品質劣化等の問題の発生などにより、当社グループの事業及び業績に影 行うなど、客観的かつ合理的な品質・安全性の確保に努めております。
響を与える可能性があります。 しかしながら、当社グループの取り扱い商品について、生産者による農薬使用等に関する表示の偽装や
品質に関する虚偽の情報提供などが行われる可能性は否定できません。かかる事象が発生した場合、
行政機関からの指摘又は処分並びにお客様からのクレーム又は損害賠償等が生じ
る可能性があり、当社グループのブランドイメージの失墜や対外的信用力の低下等により、当社グループ
の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります
物流業務拠点の集中による影響 ヤマト運輸株式会社との取引関係の影響
当社では、自社運営による物流センターを構え、取り扱い商品の検品・保管・仕分・梱包と 当社グループのお客様への商品配送は、その大半をヤマト運輸株式会社によっております。
いった物流関連業務を集約しており、主にOisixブランドは神奈川県海老名市、大 当社グループとしては同社との良好な取引関係の維持に努めるとともに、代替的な配送業
地を守る会ブランドは千葉県習志野市の物流センターを通してお客様向けに出荷しており 者との関係構築にも努めておりますが、昨今の物流業界の状況に鑑み、同社グループから
ます。これら物流センターが自然災害又は火事などにより操業できなくなった場合、在庫の の大幅な配送料の値上げ要請や取引関係の縮小などがあった場合、当社グループの事業
損失や配送遅延、サービス一時停止などといった事態の発生により、当社グループの事業 及び業績に影響を与える可能性があります。
及び業績に影響を与える可能性があります。
54
国内宅配 主要3ブランド
当社の強み 国内宅配 その他
その他 事業
宅配3ブランドで蓄積したサブスクリプションモデルにおける強みを活かし、
アライアンスや他社マーケティング支援まで事業領域を拡大
消費者 オイシックス・ラ・大地の強み
「コト」を届ける
サブスクリプション
宅配
マーケティング
自社ブランド 他社アライアンス
収益構造を徹底管理する
サブスクリプション経営
仕入
生産者
生産者との
サブスクリプション
ネットワーク
55
国内宅配 主要3ブランド
3ブランドの届ける「コト」 国内宅配 その他
その他 事業
3ブランドそれぞれに、安心・安全な食品の流通を通して、お客さまの生活・価値観に沿った「コト」をお届け
子どもが小さい共働き世帯 家事も子育てもこだわる世帯 2人暮らしのシニア世帯
時短だけど誇らしい食事 料理を通じた楽しい暮らし 手軽な健康実感
生産者
56
国内宅配 主要3ブランド
サブスクリプション経営 国内宅配 その他
その他 事業
新規顧客の獲得コストの回収、1配送あたりの収支管理を徹底し
「持続的に利益を生むサブスクリプションモデル」を構築
CPA・LTV管理の徹底 ユニット収支管理の徹底
CPA回収期間を定め、 配送ユニットあたりの赤字割合を
その範囲内でCPAをコントロール 可視化し、構造的に削減
継続的な収益化
購
利益 買
CPA
回収期間 単
価
利益
LTV
0 黒字配送
時間
CPA
CPA:1人当たり獲得コスト 赤字配送
利益LTV:生涯利益
人数
57
国内宅配 主要3ブランド
サブスクリプションネットワーク 国内宅配 その他
その他 事業
全国約4,000軒の生産者と事前に取引条件を取り決めて調達を行う
サブスクリプション ネットワークにより、お互いがリスクを軽減し持続的に取引
一般的な農産品の流通 当社の取引
消費者 消費者
作況により
相場に関係なく
購入価格が大きく
安定価格で購入
変動
小売店 オイシックス・ラ・大地
予定供給量から
市場調達のため
販売プランを立てて
調達量や価格は
卸売市場 需要をコントロール
コントロール不可
しやすい
3~6ヶ月前に数量・価格
農協等 などを決め、購入を約束
生産者 作況により相場が 生産者 収入の見通しが
変動し収入の見通 明確になり、
しが不明瞭 投資判断も可能に
58
国内宅配 主要3ブランド
3ブランドのアセットの違い 国内宅配 その他
その他 事業
入会方法 WEB中心 WEB・訪問営業 WEB中心
WEB・紙カタログ・ WEB・紙カタログ・
注文方法 WEBのみ
TEL TEL
4箇所 4箇所 1箇所
物流拠点 (海老名・藤沢・ (札幌・板橋・ (習志野)
座間・狭山) 座間・東大阪)
ラスト ヤマト便 約99% 専用便 約95% 専用便 約80%
ワンマイル (物流拠点のある主要都市圏) (首都圏)
59
国内宅配 主要3ブランド
他社EC支援事業 国内宅配 その他
その他 事業
当社の強みであり、国内食品宅配事業で培ったサブスクリプションノウハウや
アセットを活用し、他社ECの支援事業を展開
60
国内宅配 主要3ブランド
とくし丸事業 国内宅配 その他
その他 事業
インターネットではアプローチが困難なシニア・買い物難民を中心とした80代以降のご高齢の方向けに、
移動販売スーパーを展開
事業モデル
とくし丸
本部機能
契約料 ブランド、ノウハウ、
ロイヤリティ 情報提供
地域スーパー
商品供給基地
13%
商品 +5円
商品粗利
30%
17%
販売パートナー 対面販売
お客様
オーナー経営者
+10円ルール
+5円
61
国内宅配 主要3ブランド
海外宅配事業サマリ 国内宅配 その他
その他 事業
香港・上海はOisixブランドを展開、アメリカは、2019年4月にヴィーガン向け
ミールキットを販売するPurple Carrot社を子会社化
アメリカのミールキットの市場規模
Oisix上海
✔ 2017年よりサービス開始。
中国人サブスクモデルの確立に $9
$2.5
向け、ニーズを確認 Billion
USD
Billion
USD
2017 2025
Purple Carrot事業(アメリカ)
Oisix香港
✔ 2009年よりサービスを開始。
×
日本産商品を越境でお届け
するモデルで展開
✔ ヴィーガン食×日本食の“ヘルスコンシャスフード”
をアジア・アメリカ双方へのグローバル展開
✔ 2020年3月期の第3四半期より業績連結開始
62
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業:Shop in Shop 国内宅配 その他
その他 事業
提携スーパーの青果売り場に各ブランドのコーナーを設置し、
各ブランドの基準をクリアした青果・加工品を販売
63
国内宅配 主要3ブランド
店舗外販事業: 国内宅配 その他
保育園卸(すくすくオイシックス) その他 事業
2015年よりサービスを開始。献立ベースで給食の食材を発注できるシステム。
「おまかせぼーや」を活用し、給食・食育の面から保育園の施設運営をサポート
保育園 オイシックス・ラ・大地
保育園向け受発注システム
「おまかせぼーや」
生産者
発注
仕入
◆厳しい基準をクリアした安全な青果・加工品を
安定的に調達
希望日
お届け
◆豊富なラインナップで追加の買出しが不要
◆専属管理栄養士による独自の献立が利用可能、
栄養相談も受付
◆簡単なWEBフォームにより発注作業が軽減
◆仕入先を統一することによる管理の簡便化
64
データシート:業績数値
業績数値
2020/3 2021/3 2020/3
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
売上高 16,265 32,552 52,425 71,040 23,132 47,567 74,790 100,061 27,911
営業利益 543 900 1,597 2,467 2,076 3,976 6,131 7,465 1,950
EBITDA 755 1,348 2,381 3,595 2,419 4,679 7,198 8,902 2,316
親会社株主に帰
属する 270 390 695 790 1,184 2,452 3,900 5,031 1,293
当期純利益
65
データシート:セグメント別業績
セグメント別業績
2020/3 2021/3 2022/3
(百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
売上高 8,308 16,524 26,522 35,829 11,265 23,047 37,036 49,863 14,145
Oisix
限界利益 933 1,868 3,261 4,801 2,367 4,335 7,012 8,984 2,057
売上高 2,587 5,137 7,936 10,541 3,636 7,094 10,761 13,978 3,314
大地を守る会
限界利益 457 885 1,397 1,889 724 1,368 2,160 2,751 663
売上高 3,770 7,459 11,410 14,980 4,721 9,083 13,653 17,704 4,331
らでぃっしゅ
ぼーや
限界利益 688 1,273 2,001 2,667 899 1,626 2,449 3,023 584
売上高 - - - - - - - - 2,842
Purple Carrot
限界利益 - - - - - - - - 549
売上高 1,663 3,529 6,383 9,497 3,601 8,522 13,600 18,922 3,373
その他事業*
限界利益 256 557 656 846 391 1,038 1,599 2,320 427
固定費、のれん・減価償却費など 1,792 3,683 5,719 7,736 2,305 4,391 7,089 9,655 2,329
*2022/3期から、その他事業からPurple Carrot事業を切り出して業績開示 66
データシート:重要KPI
業績数値
2020/3 2021/3 2022/3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
会員数
221,612 226,187 230,393 239,837 252,303 274,929 285,168 308,899 333,850
(人)
ARPU
11,095 10,634 11,379 11,745 13,822 12,986 13,106 13,042 12,891
(円)
Oisix
購買単価
5,884 5,840 6,055 6,166 6,748 6,201 6,315 6,215 6,098
(円)
購買頻度
1.89 1.82 1.88 1.90 2.05 2.09 2.08 2.10 2.11
(回)
会員数
38,517 37,532 37,121 37,127 43,941 44,878 44,998 45,307 45,196
(人)
ARPU
20,821 21,159 22,391 21,604 27,117 24,128 24,356 23,520 23,025
大地を (円)
守る会 購買単価
8,195 8,292 8,732 8,508 9,234 8,610 9,000 8,729 8,425
(円)
購買頻度
2.54 2.55 2.56 2.54 2.94 2.80 2.71 2.69 2.73
(回)
会員数
61,009 59,400 58,528 56,935 62,515 61,822 61,518 62,751 65,320
(人)
ARPU
らでぃっ 18,202 17,926 19,659 18,621 23,189 20,884 21,000 20,259 20,188
(円)
しゅ
購買単価
ぼーや 6,055 6,060 6,398 6,206 7,028 6,373 6,696 6,441 6,402
(円)
購買頻度
3.01 2.96 3.07 3.00 3.30 3.28 3.14 3.15 3.15
(回)
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免責事項
◆本資料は、会社内容をご理解いただくための資料であり、投資勧誘を目的とするものではありません。
◆本資料に記載された業績予想及び将来予測については、資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が
判断したものであり、正確性を保証するものではありません。
実際の業績等については、本資料における将来見通しと異なる場合がございます。
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